JPH09303131A - エンジンの消音装置 - Google Patents

エンジンの消音装置

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Publication number
JPH09303131A
JPH09303131A JP11795196A JP11795196A JPH09303131A JP H09303131 A JPH09303131 A JP H09303131A JP 11795196 A JP11795196 A JP 11795196A JP 11795196 A JP11795196 A JP 11795196A JP H09303131 A JPH09303131 A JP H09303131A
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JP
Japan
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chamber
pipe
space
closed
rotation range
Prior art date
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Pending
Application number
JP11795196A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Natori
芳彦 名取
Hiroshi Inami
浩史 稲見
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置内部に流路可変機構を備えたエンジンの
消音装置に関し、低回転数域と高回転数域とにおける消
音作用の切換えに、加速時または減速時に生じる慣性力
を利用して切換容易にした、簡素で、低コストな装置に
することを課題とする。 【解決手段】 常用回転域で共鳴室とした空間を高速回
転域では拡張室として使用する流路可変型の消音装置に
おいて、複数の隔壁により仕切られた複数の空間に分割
された装置内部に、前後両端に位置する空間の少なくと
も1つに連通し、後端には自重および減速により生じる
慣性力で閉じるとともにパイプ内圧力および加速により
生じる慣性力で開く遮断弁を開閉自在に設けたインナパ
イプを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装置内部に流路可変
機構を備えたエンジンの消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車では、エンジンの排気音を低減さ
せるために排気管の出口部に消音装置を設けている。近
年、自動車の消音装置では、設定した回転数を境にして
常用回転域と高回転域とに分け、その高回転域で背圧を
さげることができるように切換弁を備えた型式が開発さ
れている。例えば、特開平5−86834号公報には、
切換弁の操作用として空圧アクチュエータを設け、高回
転域のときに切換弁を開いて流路抵抗を低減できるよう
にし、常用回転域で車室内こもり音を低減させるととも
に、高回転域では消音器流路抵抗を低減させて背圧を低
下させ、エンジン出力を向上させることができるように
した消音装置が記載されている。
【0003】この切換弁操作用の空圧アクチュエータを
設けた消音装置では、図7および8に示すように、消音
装置1の内部を隔壁1a,1bによって3つの室2,
3,4に分け、1本のインレットパイプ5を前側から室
4,3を貫通させて出口端を室2に位置させ、2本のア
ウトレットパイプ6,6を後側から室2,3を貫通させ
て入口端を室4に位置させるように配置し、室2と室3
との間には通気孔7を設け、室3と室4との間には通気
孔8を設けて、排気が室2から室3へ、また室3から室
4へ自由に通過できるようにし、そして、室2から室4
までの間には室3を貫通するもう1本の通気管9を配設
して高回転域の動作時における通気路を拡大させるよう
にするとともに室2から室3を通らずに室4へ直接送出
してアウトレットパイプ6,6から排気されるようにし
ている。
【0004】通気管9の出口にはエンジンの通常回転域
の場合に閉じ、高回転域の場合に開くように動作する切
換弁10を設け、この切換弁10にはインレットパイプ
5から抽気した排気の圧力と室4の室内圧との差圧によ
って駆動するダイヤフラム式アクチュエータ11を接続
し、高回転域の場合にロッド12を伸長させて切換弁1
0を開くように動作させる。
【0005】ダイヤフラム式アクチュエータ11への操
作圧の導入は、インレットパイプ5に穿設した抽気口5
aの外周に消音装置内流路13を巻回するように設け、
その消音装置内流路13からダイヤフラム式アクチュエ
ータ11へ排気圧伝達通路14を配管して導入できるよ
うにしており、この排気圧伝達通路14の途中には、温
度により膨張、収縮する材料によって形成させた絞り手
段15を介装して、排気脈動を抑制してビビリ音を抑え
るようにしている。
【0006】このような従来の技術においては、ダイヤ
フラム式アクチュエータ11を設けて装置内圧力の高ま
りに応じて切換弁10を動作させるため、常用回転域と
高回転域との消音作用および背圧の切換えに必要とする
構造が複雑となり、その切換には時間遅れが生じるとと
もに排気抵抗が高くなるという問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における前記問題点を解消するためのものであり、その
ための課題は、低回転数域と高回転数域とにおける消音
作用の切換えに、加速時または減速時に生じる慣性力を
利用して切換容易にした、簡素で、低コストなエンジン
の消音装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
に係るエンジンの消音装置は、常用回転域で共鳴室とし
た空間を高速回転域では拡張室として使用する流路可変
型の消音装置において、複数の隔壁により仕切られた複
数の空間に分割された装置内部に、前後両端に位置する
空間の少なくとも1つに連通し、後端には自重および減
速により生じる慣性力で閉じるとともにパイプ内圧力お
よび加速により生じる慣性力で開く遮断弁を開閉自在に
設けたインナパイプを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項2に係るエンジンの消音装置は、常
用回転域で共鳴室とした空間を高速回転域では拡張室と
して使用する流路可変型の消音装置において、装置内部
を複数の隔壁により仕切られた複数の空間に分割し、前
後両端に位置する各空間を連通させるインナパイプを挿
通し、前後両端に位置する空間の1つ内側に位置する空
間にそれぞれ対面側からインレットパイプとアウトレッ
トパイプとを挿通し、前記インレットパイプには中間に
位置する空間に排気させる小孔を穿設するとともに後端
を密閉し、前記アウトレットパイプには中間に位置する
空間に吸気させる小孔を穿設するとともに前端を密閉
し、前記インナパイプの後端には自重により閉じるとと
もにインナパイプ内圧および加速により生じる慣性力で
開く遮断弁を開閉自在に設けたことを特徴とする。
【0010】請求項3に係るエンジンの消音装置は、常
用回転域で共鳴室とした空間を高速回転域では拡張室と
して使用する流路可変型の消音装置において、装置内部
を複数の隔壁により仕切られて前後方向へ並んだ4つの
空間に分割し、前後端に位置する各空間から1つ間にお
いた次の空間に連通させるインナパイプを各別にそれぞ
れ挿通し、前後両端に位置する空間の1つ内側に位置す
る空間にそれぞれ対面側からインレットパイプとアウト
レットパイプとを挿通し、前記インレットパイプには貫
通する空間に排気させる小孔を穿設するとともに後端を
密閉し、前記アウトレットパイプには貫通する空間から
吸気させる小孔を穿設し、前記各インナパイプの後端に
は自重により閉じるとともにインナパイプ内圧および加
速により生じる慣性力で開く遮断弁を開閉自在に設けた
ことを特徴とする。
【0011】請求項4に係るエンジンの消音装置は、常
用回転域で共鳴室とした空間を高速回転域では拡張室と
して使用する流路可変型の消音装置において、装置内部
を複数の隔壁により仕切られて前後方向へ並んだ4つの
空間に分割し、前後端に位置する各空間から1つ間にお
いた次の空間に連通させるインナパイプを各別にそれぞ
れ挿通し、前後両端に位置する空間の1つ内側に位置す
る空間にそれぞれ対面側からインレットパイプとアウト
レットパイプとを挿通し、前記インレットパイプには貫
通する空間に排気させる小孔を穿設するとともに後端に
は自重により閉じるとともにインナパイプ内圧により開
く遮断弁を開閉自在に設け、前記アウトレットパイプに
は貫通する空間から吸気させる小孔を穿設するとともに
前端を密閉し、前記後端に位置する空間に連通させたイ
ンナパイプにはその後端に自重により閉じるとともにイ
ンナパイプ内圧および加速により生じる慣性力で開く遮
断弁を開閉自在に設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明における以下の実施の形態
では、装置内部を4室(4空間)に分けた場合について
説明する。ただし、この実施の形態は、特に指定のない
限り、本発明を限定させるものではない。
【0013】〔第1実施例〕 (構成)図1は消音装置の第1実施例における平面断面
図である。消音装置20はアウタケース21とフロント
エンドプレート22、リアエンドプレート23とによっ
て正面断面が略楕円形の中空柱状体に形成され、その中
は前後方向に並んだ略垂直な3枚のバッフルプレート
(隔壁)24,25,26によって、それぞれ目的に応
じた適当な大きさを有する、前後方向に順に並べられた
4つの空間(前端から順に第1室27,第2室28,第
3室29,第4室30)を形成する。そして、バッフル
プレート25には、第2室28と第3室29とを連通さ
せる孔25aを穿設する。
【0014】インレットパイプ31は、フロントエンド
プレート22から後端の空間(第4室30)の1つ内側
(前側)に位置する空間(第3室29)まで貫通させて
配管する。このインレットパイプ31には、第1室27
および第2室28に位置する箇所に、例えば6mm程度
の小孔を多数個穿設して排気流出孔31a,31bをそ
れぞれ設け、そして、第3室29に挿入した後端の開口
には栓31cをして密閉する。
【0015】アウトレットパイプ32は、リアエンドプ
レート23から前端の空間(第1室27)の1つ内側
(後側)に位置する空間(第2室28)まで貫通させて
配管する。このアウトレットパイプ32には、第2室2
8に挿入された端部先端の開口に栓32aをして密閉
し、第3室29および第4室30に位置する箇所に、例
えば4mm程度の小孔を多数個穿設して排気流入孔32
b,32cをそれぞれ設ける。
【0016】インナパイプ33は、第1室27と第4室
30とを連通させるように、第2室28および第3室2
9を貫通して配管し、そして、インナパイプ33の開口
は第1室27の前端と第4室30の後端のみとして、貫
通させた第2室28および第3室29の位置には小孔等
の排気流入孔または排気流出孔を設けず、パイプ途中か
らの流出または流入がないようにする。また、このイン
ナパイプ33の第4室30側の後端(出口端)には遮断
弁34を取り付ける。
【0017】遮断弁34は、図2乃至図4に示すよう
に、側面から見て上端には回動自在に軸支する軸41を
回動支点として、下端側をインナパイプ出口に近接・離
間する方向に回動させるように取り付ける。遮断弁34
を取り付けるインナパイプ33の出口部には、下端が上
端よりも排出側に突出するように(傾斜角α1 =約20
度で)斜めにカットした傾斜出口42aとバッフルプレ
ート26に溶接させるための前側の先端に形成させたフ
ランジ42bとを有する短いパイプ材42を、傾斜出口
42aが斜め上方へ向くように外嵌し、その嵌合部を気
密にする。パイプ材42の傾斜出口上端部には溝型材の
一端をパイプ外形に合わせてカットした遮断弁取付ブラ
ケット43を立設して溶接する。
【0018】遮断弁34は弁体35を円盤状に形成し、
その弁体35の一部を切り取り、切り取られた端面の両
端から外方へ突出するアーム35a,35aを立設させ
て溶接し、パイプ材42との当接面側には、グラスウー
ルあるいはワイヤーメッシュ等を積層した耐熱性のある
緩衝材を所定形状に成形したパッド44を当接箇所に貼
着し、消音と密閉とを兼ねた当接面を形成する。
【0019】弁体35の上端に設けたアーム35a,3
5aの上端部を、遮断弁取付ブラケット43の両側部に
形成させた突出し部43aに、軸41により回動自在に
軸支する。弁体35を軸支する軸41の向きは、インナ
パイプ33の軸に直交する面に平行な水平軸と同じ向き
にし、その軸周りに弁体35を回動させることにより、
弁体35の動作方向を、パイプ材42の傾斜出口に近接
・離間するように取り付ける。
【0020】遮断弁34の弁体35を傾斜出口42aに
近接・離間するように取り付けたことにより、弁体35
は傾斜出口42aに当接し、その角度でその自重の傾斜
に対するパイプ材方向の分力だけ閉じる力を出口端に作
用させ、そして、エンジン回転数が高回転数領域で運転
されると、インナパイプ33の内圧Piが第4室30の
圧力Poより高く、かつ、自重による閉じる力に抗して
弁体35を開く力を与える圧力に達して、弁体35は軸
41を支点として排気方向へ最大45度程度まで回動
し、遮断弁34に特別な操作用の制御手段を設けること
なく開閉機能を備えることができるようになる。
【0021】(第1実施例の作用効果)このように構成
した第1実施例においては、常用回転域で、エンジンか
ら排出された排気ガスは、インレットパイプ31を通
り、排気流出孔31aから第1室27側へ流出させ、排
気流出孔31bから第2室28側へ流出させる。排気流
出口31bを介して第2室28へ流入した排気ガスは、
バッフルプレート25の孔25aを介して第3室29へ
流入し、アウトレットパイプ32に設けられた排気流入
口32bを介してアウトレットパイプ32内に流入し、
それからアウトレットパイプ32の出口から外部へ流出
する。
【0022】このとき、インレットパイプ31の流出口
31aを介して第1室27へ流入した排気ガスは、第1
室27を共鳴室として作用させて圧力波を流出口31a
からインレットパイプ31内へ逆送し、インレットパイ
プ31内の音響振動を減衰させて、第2室28および第
3室29を介してアウトレットパイプ32に流入する排
気ガスの脈動を平滑化させて、外部への流出音を低減さ
せる。
【0023】これに対して高速回転域では、エンジンか
ら排出された排気ガスが、インレットパイプ31を通
り、排気流出孔31aから第1室27側へ流出させると
ともに排気流出口31bを介して第2室28へ流出させ
る。そして、第1室27へ流入した排気ガスはインナパ
イプ33に流入し、遮断弁34の弁体重量に抗して弁体
35を押し上げ、軸41を支点として(傾斜角α2=約
45度の位置まで)回動させ、インナパイプ33の出口
を開く。このとき、低回転から高回転へ変更すると車体
が加速されるため、インナパイプ33の前進に対して遮
断弁34の弁体下部が慣性力によって相対的に後退し、
インナパイプ33内の圧力Piと第4室30内の圧力P
oとがより小さい差圧の状態から開弁動作するようにな
る。
【0024】遮断弁34が開状態になると、第1室27
へ流入した排気ガスはインナパイプ33を介して第4室
30に流出し、さらにアウトレットパイプ32の排気流
入口32cからアウトレットパイプ32内に流入し、第
3室から排気流入口32bを介してアウトレットパイプ
32内に流入する排気ガスと干渉しつつ出口から外部へ
流出する。
【0025】こうして遮断弁34を開状態にすると、排
気ガスの流出を妨げる背圧を下げて流路抵抗を減少さ
せ、排気効率を高めてエンジン動力性能を向上させると
ともに、第1室27および第4室30を空洞室とする空
洞形消音装置としての作用に変更し、さらに加速時の慣
性力を利用して遮断弁34の弁体35を開動作させるこ
とができるとともに減速時にも慣性力を利用してすばや
く遮断弁34を閉じさせて共鳴形消音装置に戻し、アウ
トレットパイプ32に流入する排気ガスとの干渉作用お
よび排気音低減作用を高める。
【0026】従って、この実施の形態では、常用回転域
で運転している場合には遮断弁34によってインナパイ
プ33の出口が閉鎖され、高速回転域では排気ガスの圧
力および弁体35の慣性力によって遮断弁34の弁体重
量に抗してインナパイプ33の出口が開放されるため、
その回転域が変化することによって消音作用を変化させ
て、速度条件に応じた消音効果を発揮させることができ
るとともに動力性能を効果的に引き出すことができ、構
造が簡単で安価な消音装置を実現できる。遮断弁34が
慣性力を利用してより軽快に開閉動作することによっ
て、共鳴形と空洞形とを利用できる消音装置を形成でき
るため、その特性に合わせた消音効果を発揮させること
ができ、運転状況の変化に応じた消音装置を提供するこ
とができる。アウトレットパイプ32へ流入するインレ
ットパイプ31またはインナパイプ33からの排気ガス
の流れが、上流から下流へ流れる排気方向と一致するた
め、逆流方向へ流れるように設計された消音装置に比較
して排気抵抗が少なくなり、排気系の効率を向上させる
ことができる。
【0027】〔第2実施例〕 (構成)図5に消音装置の第2実施例における平面断面
図を示す。ここでは第1実施例と同じものについては同
じ符号を付す。消音装置20は外形および内部の分割数
は第1実施例と同じとする。すなわち、3枚のバッフル
プレート(隔壁)24,25,26によって、それぞれ
目的に応じた適当な大きさを有する3つの空間(前端か
ら順に第1室27,第2室28,第3室29,第4室3
0)を形成する。インレットパイプ31とアウトレット
パイプ32も第1実施例と同様に構成する。ただし、ア
ウトレットパイプ32の前端の開口部には栓32aをせ
ず、開口させたままにしておく。
【0028】インナパイプは、第1室27と第3室29
とを連通させるように第2室28を貫通して配管する第
1インナパイプ33aと、第2室28と第4室30とを
連通させるように第3室29を貫通して配管する第2イ
ンナパイプ33bとに分割して配管する。そして、イン
ナパイプ33aの開口は第1室27の前端と第3室29
の後端のみとし、貫通させた第2室28の位置には小孔
等の排気流入孔または排気流出孔等を設けず、パイプ途
中からの流出または流入をさせないようにする。インナ
パイプ33bの開口は第2室28の前端と第4室30の
後端のみとし、貫通させた第3室29の位置には小孔等
の排気流入孔または排気流出孔等を設けず、パイプ途中
からの流出または流入をさせないようにする。また、各
インナパイプ33a,33bの後端(出口端)には遮断
弁34を取り付ける。各遮断弁34は、第1実施例と同
様に構成する。
【0029】(第2実施例の作用効果)このように構成
した第2実施例においては、常用回転域ではエンジンか
ら排出された排気ガスは、インレットパイプ31を通
り、排気流出孔31aから第1室27側へ流出させ、排
気流出孔31bから第2室28側へ流出させる。排気流
出口31bを介して第2室28へ流入した排気ガスは、
アウトレットパイプ32の前端開口部からアウトレット
パイプ32内に流入し、それからアウトレットパイプ3
2の出口から外部へ流出する。
【0030】このとき、インレットパイプ31の流出口
31aを介して第1室27へ流入した排気ガスは、第1
室27を共鳴室として作用させて圧力波を流出口31a
からインレットパイプ31内へ逆送し、インレットパイ
プ31内の音響振動を減衰させて、第2室28を介して
アウトレットパイプ32に流入する排気ガスの脈動を平
滑化させて、外部への流出音を低減させる。
【0031】これに対して高速回転域では、エンジンか
ら排出された排気ガスが、インレットパイプ31を通
り、排気流出孔31aから第1室27側へ流出させると
ともに排気流出口31bを介して第2室28へ流出させ
る。第1室27へ流入した排気ガスはインナパイプ33
aに流入し、遮断弁34の弁体重量に抗して弁体35を
押し上げ、軸41を支点として(傾斜角α2 =約45度
の位置まで)回動させてインナパイプ33aの出口を開
き、同時に、低回転から高回転に変更して加速すると、
インナパイプ33aの前進に対して遮断弁34の弁体下
部が慣性力によって相対的に後退し、インナパイプ33
a内の圧力Piと第3室29内の圧力Poとがより小さ
い差圧の状態から開弁動作するようになる。
【0032】同様に、第2室28へ流入した排気ガス
も、インナパイプ33bに流入してインナパイプ33b
の出口に設けた遮断弁34を開くとともに、低回転から
高回転に変更することによる慣性力によって相対的に遮
断弁34の弁体下部が後退し、インナパイプ33b内の
圧力Piと第3室29内の圧力Poとがより小さい差圧
の状態から開弁動作するようになる。
【0033】各遮断弁34が開状態になると、第1室2
7へ流入した排気ガスがインナパイプ33aを介して第
3室29に流出し、一方、第2室28へ流入した排気ガ
スがインナパイプ33bを介して第4室30に流出し、
そして第3室29から排気流入口32bを介してアウト
レットパイプ32内に流入し、一方、第4室30から排
気流入口32cを介してアウトレットパイプ32内に流
入して、アウトレットパイプ32内において第2室28
から前端の開口部を介して流入する排気ガスとそれぞれ
干渉しつつ出口から外部へ流出する。
【0034】こうして各遮断弁34を開状態にすると、
インナパイプ33a,33bを2本にしたことによっ
て、流路面積が大きくなり、排気ガスの流出を妨げる背
圧を下げ、流路抵抗を減少させて、排気効率を高め、エ
ンジン動力性能を向上させるとともに、第1室27およ
び第4室30を空洞室とする空洞形消音装置としての作
用に変更し、さらに加速時の慣性力を利用して遮断弁3
4の弁体35を開動作させることができるとともに減速
時にも慣性力を利用してすばやく遮断弁34を閉じさせ
て共鳴形消音装置に戻し、アウトレットパイプ32に流
入する排気ガスとの干渉作用および排気音低減作用を変
更する。
【0035】これにより、第2実施例では、常用回転域
で運転している場合には、各遮断弁34によってインナ
パイプ33a,33bの出口が閉鎖されて共鳴形消音装
置として機能し、高速回転域では排気ガスの圧力および
弁体35の慣性力によって各遮断弁34,34の弁体重
量に抗してインナパイプ33a,33bの出口が開放さ
れるため空洞形消音装置として機能して、その回転域が
変化することによって消音作用を変化させて、速度条件
に応じた消音効果を発揮させることができるとともに動
力性能を効果的に引き出すことができる。
【0036】〔第3実施例〕 (構成)図6に消音装置の第3実施例における平面断面
図を示す。ここでは第1,2実施例と同じものについて
は同じ符号を付す。消音装置20は外形および内部の分
割数は第1,2実施例と同じとする。すなわち、3枚の
バッフルプレート(隔壁)24,25,26によって、
それぞれ目的に応じた適当な大きさを有する3つの空間
(前端から順に第1室27,第2室28,第3室29,
第4室30)を形成する。インレットパイプ31とアウ
トレットパイプ32も第1,2実施例と同様に構成す
る。ただし、インレットパイプ31は後端(出口端)に
遮断弁34を取り付け、アウトレットパイプ32は前端
の開口部に栓32aをして密閉する。
【0037】インナパイプは、第1室27と第3室29
とを連通させるように第2室28を貫通して配管する第
1インナパイプ33aと、第2室28と第4室30とを
連通させるように第3室29を貫通して配管する第2イ
ンナパイプ33bとに分割して配管する。そして、イン
ナパイプ33aの開口は第1室27の前端と第3室29
の後端のみとする。インナパイプ33bの開口は第2室
28の前端と第4室30の後端のみとし、また、インナ
パイプ33bの後端(出口端)には遮断弁34を取り付
ける。インレットパイプ31とインナパイプ33bの各
遮断弁34は、第1,2実施例と同様に構成する。
【0038】(第3実施例の作用効果)このように構成
した第2実施例においては、常用回転域ではエンジンか
ら排出された排気ガスは、インレットパイプ31を通
り、排気流出孔31aから第1室27側へ流出させ、排
気流出孔31bから第2室28側へ流出させる。排気流
出口31aを介して第1室27へ流入した排気ガスは、
インナパイプ33aを通過して第3室29へ流入し、そ
れから排気流入孔からアウトレットパイプ32内に流入
し、アウトレットパイプ32の出口から外部へ流出す
る。
【0039】このとき、インレットパイプ31の流出口
31bを介して第2室28へ流入した排気ガスは、第2
室28を共鳴室として作用させて圧力波を流出口31b
からインレットパイプ31内へ逆送し、インレットパイ
プ31内の音響振動を減衰させて、第3室29を介して
アウトレットパイプ32に流入する排気ガスの脈動を平
滑化させて、外部への流出音を低減させる。
【0040】これに対して高速回転域では、エンジンか
ら排出された排気ガスが、インレットパイプ31を通
り、排気流出孔31aから第1室27側へ流出させると
ともに排気流出口31bを介して第2室28へ流出させ
る。第1室27へ流入した排気ガスがインナパイプ33
aを介して、第3室29へ流入し、この第3室29を介
してアウトレットパイプ32から流出する際、インレッ
トパイプ31の後端に設けた遮断弁34の弁体重量に抗
して弁体35を押し上げ、軸41を支点として(傾斜角
α2 =約45度の位置まで)回動させてインレットパイ
プ31の出口を開き、同時に、低回転から高回転に変更
して加速すると、インレットパイプ31の前進に対して
遮断弁34の弁体下部が慣性力によって相対的に後退
し、インレットパイプ31内の圧力Piと第3室29内
の圧力Poとがより小さい差圧の状態から開弁動作する
ようになる。
【0041】同様に、第2室28へ流入した排気ガス
も、インナパイプ33bに流入してインナパイプ33b
の出口に設けた遮断弁34を開くとともに、低回転から
高回転に変更することによる慣性力によって相対的に遮
断弁34の弁体下部が後退し、インナパイプ33b内の
圧力Piと第3室29内の圧力Poとがより小さい差圧
の状態から開弁動作するようになる。
【0042】各遮断弁34が開状態になると、排気ガス
がインレットパイプ31の後端から第3室29へ流入
し、第3室29から排気流入孔32bを介してアウトレ
ットパイプ32内に流入し、一方、第2室28へ流入し
た排気ガスがインナパイプ33bを介して第4室30に
流出し、第4室30から排気流入口32cを介してアウ
トレットパイプ32内に流入して、アウトレットパイプ
32内においてそれぞれ干渉しつつ出口から外部へ流出
する。
【0043】こうして各遮断弁34を開状態にすると、
インレットパイプ31の後端から第3室29へ流出させ
るとともにインナパイプ33a,33bを2本にしたこ
とによって、流路面積が大きくなり、排気ガスの流出を
妨げる背圧を下げ、流路抵抗を減少させて、排気効率を
高め、エンジン動力性能を向上させるとともに、第2室
28および第4室30を空洞室とする空洞形消音装置と
しての作用に変更し、さらに加速時の慣性力を利用して
遮断弁34の弁体35を開動作させることができるとと
もに減速時にも慣性力を利用してすばやく遮断弁34を
閉じさせて共鳴形消音装置に戻し、アウトレットパイプ
32に流入する排気ガスとの干渉作用および排気音低減
作用を変更する。
【0044】これにより、第3実施例では、常用回転域
で運転している場合には、各遮断弁34によってインレ
ットパイプ31およびインナパイプ33bの出口が閉鎖
されて共鳴形消音装置として機能し、高速回転域では排
気ガスの圧力および弁体35の慣性力によって各遮断弁
34,34の弁体重量に抗してインレットパイプ31お
よびインナパイプ33bの出口が開放されるため空洞形
消音装置として機能して、その回転域が変化することに
よって消音作用を変化させて、速度条件に応じた消音効
果を発揮させることができるとともに動力性能を効果的
に引き出すことができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明における請求項1に
係るエンジンの消音装置では、常用回転域では共鳴室と
して作用する空間を高速回転域で拡張室に変えるととも
に流路面積を大きくして、背圧および排気音を低減さ
せ、通常回転域と高速回転域との両方の領域で効果的に
消音させることができるとともに動力性能を効果的に引
き出すことができ、また、排気ガスの流れ方向が車体の
前から後への順方向となって逆方向の流れを生じないた
め排気抵抗を低減させることができ、自重および慣性力
で開閉する遮断弁を加速、減速に対応して開閉できるた
め通常回転域と高速回転域との切換がより軽快にでき、
しかも構成を簡素化できて、製造を容易とした、低価格
な消音装置を実現することができる。
【0046】また、請求項2に係るエンジンの消音装置
では、自重および慣性力で開閉する遮断弁を加速、減速
に対応して開閉できるようにするとともに排気流路を前
側の空間から後側の空間へと順方向に流れるように形成
したことにより、特別な開閉制御手段を付加することな
く、通常回転域と高速回転域とで排気流路を軽快に切り
換えることができ、切換後の排気抵抗を少なくして通常
回転域と高速回転域との両回転域における動力性能を効
果的に発揮させることができるとともに消音効果を適切
に高めることができる。
【0047】また、請求項3に係るエンジンの消音装置
では、前側に形成させた空間から後側に形成させた空間
へ順方向に排気ガスが流れるように形成する排気流路を
複数のインナパイプにより形成させて、特別な開閉制御
手段を付加することなく、通常回転域と高速回転域とで
排気流路を軽快に切り換えることができ、高速回転域に
おける背圧を効果的に低減させて排気抵抗を減少させる
ことができ、消音効果を適切に高めることができる。
【0048】また、請求項4に係るエンジンの消音装置
では、排気の流れに対応させて形成する排気流路をイン
レットパイプの後端とインナパイプの一方とに遮断弁を
設けて切り換えることにしたため、高速回転域における
排気流路面積を大きくでき、排気抵抗を低減させて、高
速回転域における動力性能を効果的に発揮させることが
できるとともに消音効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による消音装置の第1実施例を示す平面
断面説明図である。
【図2】第1実施例における遮断弁を示す縦断面説明図
である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】第1実施例における遮断弁を示す正面図であ
る。
【図5】本発明による消音装置の第2実施例を示す平面
断面説明図である。
【図6】本発明による消音装置の第3実施例を示す平面
断面説明図である。
【図7】従来における消音装置を示す平面断面説明図で
ある。
【図8】従来の消音装置における切換弁のアクチュエー
タを示す正面説明図である。
【符号の説明】
20 消音装置 21 アウタケース 22 フロントエンドプレート 23 リアエンドプレート 24,25,26 バッフルプレート(隔壁) 27 第1室(空間) 28 第2室(空間) 29 第3室(空間) 30 第4室(空間) 31 インレットパイプ 31a,31b 排気流出孔(小孔) 31c 栓 32 アウトレットパイプ 32a 栓 32b,32c 排気流入孔(小孔) 33,33a,33b インナパイプ 34 遮断弁 35a アーム 41 軸 42 短いパイプ材 43 遮断弁取付ブラケット 44 パッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常用回転域で共鳴室とした空間を高速回転
    域では拡張室として使用する流路可変型の消音装置にお
    いて、複数の隔壁により仕切られた複数の空間に分割さ
    れた装置内部に、前後両端に位置する空間の少なくとも
    1つに連通し、後端には自重および減速により生じる慣
    性力で閉じるとともにパイプ内圧力および加速により生
    じる慣性力で開く遮断弁を開閉自在に設けたインナパイ
    プを備えたことを特徴とするエンジンの消音装置。
  2. 【請求項2】常用回転域で共鳴室とした空間を高速回転
    域では拡張室として使用する流路可変型の消音装置にお
    いて、装置内部を複数の隔壁により仕切られた複数の空
    間に分割し、前後両端に位置する各空間を連通させるイ
    ンナパイプを挿通し、前後両端に位置する空間の1つ内
    側に位置する空間にそれぞれ対面側からインレットパイ
    プとアウトレットパイプとを挿通し、前記インレットパ
    イプには中間に位置する空間に排気させる小孔を穿設す
    るとともに後端を密閉し、前記アウトレットパイプには
    中間に位置する空間に吸気させる小孔を穿設するととも
    に前端を密閉し、前記インナパイプの後端には自重によ
    り閉じるとともにインナパイプ内圧および加速により生
    じる慣性力で開く遮断弁を開閉自在に設けたことを特徴
    とするエンジンの消音装置。
  3. 【請求項3】常用回転域で共鳴室とした空間を高速回転
    域では拡張室として使用する流路可変型の消音装置にお
    いて、装置内部を複数の隔壁により仕切られて前後方向
    へ並んだ4つの空間に分割し、前後端に位置する各空間
    から1つ間においた次の空間に連通させるインナパイプ
    を各別にそれぞれ挿通し、前後両端に位置する空間の1
    つ内側に位置する空間にそれぞれ対面側からインレット
    パイプとアウトレットパイプとを挿通し、前記インレッ
    トパイプには貫通する空間に排気させる小孔を穿設する
    とともに後端を密閉し、前記アウトレットパイプには貫
    通する空間から吸気させる小孔を穿設し、前記各インナ
    パイプの後端には自重により閉じるとともにインナパイ
    プ内圧および加速により生じる慣性力で開く遮断弁を開
    閉自在に設けたことを特徴とするエンジンの消音装置。
  4. 【請求項4】常用回転域で共鳴室とした空間を高速回転
    域では拡張室として使用する流路可変型の消音装置にお
    いて、装置内部を複数の隔壁により仕切られて前後方向
    へ並んだ4つの空間に分割し、前後端に位置する各空間
    から1つ間においた次の空間に連通させるインナパイプ
    を各別にそれぞれ挿通し、前後両端に位置する空間の1
    つ内側に位置する空間にそれぞれ対面側からインレット
    パイプとアウトレットパイプとを挿通し、前記インレッ
    トパイプには貫通する空間に排気させる小孔を穿設する
    とともに後端には自重により閉じるとともにインナパイ
    プ内圧により開く遮断弁を開閉自在に設け、前記アウト
    レットパイプには貫通する空間から吸気させる小孔を穿
    設するとともに前端を密閉し、前記後端に位置する空間
    に連通させたインナパイプにはその後端に自重により閉
    じるとともにインナパイプ内圧および加速により生じる
    慣性力で開く遮断弁を開閉自在に設けたことを特徴とす
    るエンジンの消音装置。
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