JPH0586834A - エンジンの消音装置 - Google Patents
エンジンの消音装置Info
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- JPH0586834A JPH0586834A JP27051991A JP27051991A JPH0586834A JP H0586834 A JPH0586834 A JP H0586834A JP 27051991 A JP27051991 A JP 27051991A JP 27051991 A JP27051991 A JP 27051991A JP H0586834 A JPH0586834 A JP H0586834A
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- Japan
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- engine
- passage
- exhaust pressure
- exhaust
- diaphragm
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N1/00—Silencing apparatus characterised by method of silencing
- F01N1/16—Silencing apparatus characterised by method of silencing by using movable parts
- F01N1/166—Silencing apparatus characterised by method of silencing by using movable parts for changing gas flow path through the silencer or for adjusting the dimensions of a chamber or a pipe
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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- F01N1/00—Silencing apparatus characterised by method of silencing
- F01N1/08—Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling
- F01N1/084—Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling the gases flowing through the silencer two or more times longitudinally in opposite directions, e.g. using parallel or concentric tubes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N2390/00—Arrangements for controlling or regulating exhaust apparatus
- F01N2390/06—Arrangements for controlling or regulating exhaust apparatus using pneumatic components only
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N2470/00—Structure or shape of gas passages, pipes or tubes
- F01N2470/14—Plurality of outlet tubes, e.g. in parallel or with different length
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機関停止時の水分凝着による排気伝達通路閉
塞防止および機関運転中の排気脈動によるビビリ音防
止。 【構成】 排気圧利用のダイヤフラム式アクチュエータ
４０にて切替弁３８を駆動し、流路可変消音器１０の流
路を切替えるタイプのエンジンの消音装置において、エ
ンジン排気圧をダイヤフラム式アクチュエータ４０に導
く排気圧伝達通路４８に、該通路４８の通路断面積を所
定温度以上で絞り前記所定温度未満で開く絞り手段５０
を設けた。機関運転中は高温となって絞り手段５０が通
路４８を絞り、排気脈動のアクチュエータ４０への伝達
を抑制し、ビビリ音が抑えられる。また、機関停止時に
は絞り手段５０が通路４８を開き、水分凝着を防止す
る。
塞防止および機関運転中の排気脈動によるビビリ音防
止。 【構成】 排気圧利用のダイヤフラム式アクチュエータ
４０にて切替弁３８を駆動し、流路可変消音器１０の流
路を切替えるタイプのエンジンの消音装置において、エ
ンジン排気圧をダイヤフラム式アクチュエータ４０に導
く排気圧伝達通路４８に、該通路４８の通路断面積を所
定温度以上で絞り前記所定温度未満で開く絞り手段５０
を設けた。機関運転中は高温となって絞り手段５０が通
路４８を絞り、排気脈動のアクチュエータ４０への伝達
を抑制し、ビビリ音が抑えられる。また、機関停止時に
は絞り手段５０が通路４８を開き、水分凝着を防止す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、流路可変消音器の流路
切替えを、エンジン排気圧利用のダイヤフラム式アクチ
ュエータで行うタイプのエンジンの消音装置に関する。
切替えを、エンジン排気圧利用のダイヤフラム式アクチ
ュエータで行うタイプのエンジンの消音装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、低速域でのこもり音低減と高速域
での背圧低減を目的として、複数の流路と切替弁を有し
切替弁によって流路が切替えられる可変消音器におい
て、切替弁の駆動をエンジン排気圧利用のダイヤフラム
式アクチュエータで行うようにしたエンジンの消音装置
が提案されている（たとえば、実開平３−３７２２１号
公報）。そこでは、ダイヤフラム式アクチュエータへの
エンジン排気圧力をマフラインレットパイプから取出
し、排気圧伝達通路にてダイヤフラム室に導くようにな
っている。
での背圧低減を目的として、複数の流路と切替弁を有し
切替弁によって流路が切替えられる可変消音器におい
て、切替弁の駆動をエンジン排気圧利用のダイヤフラム
式アクチュエータで行うようにしたエンジンの消音装置
が提案されている（たとえば、実開平３−３７２２１号
公報）。そこでは、ダイヤフラム式アクチュエータへの
エンジン排気圧力をマフラインレットパイプから取出
し、排気圧伝達通路にてダイヤフラム室に導くようにな
っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来提案装置
には、次の問題がある。ダイヤフラム室への排気脈動侵
入防止のため排気圧伝達通路の径を小にすると、機関停
止後、通路内に凝着水が溜まり通路を塞ぎ、これが寒冷
地では凍結してアクチュエータの作動を不全にする。逆
に、排気圧伝達通路の径を、凝着水による閉塞が心配な
い程度に大にすると、排気脈動がダイヤフラムに伝わっ
て切替弁が微振動し、ビビリ音が出る。
には、次の問題がある。ダイヤフラム室への排気脈動侵
入防止のため排気圧伝達通路の径を小にすると、機関停
止後、通路内に凝着水が溜まり通路を塞ぎ、これが寒冷
地では凍結してアクチュエータの作動を不全にする。逆
に、排気圧伝達通路の径を、凝着水による閉塞が心配な
い程度に大にすると、排気脈動がダイヤフラムに伝わっ
て切替弁が微振動し、ビビリ音が出る。
【０００４】本発明は、排気圧伝達通路を介して排気圧
力をダイヤフラム式アクチュエータに導き、該アクチュ
エータによって流路可変消音器の切替弁を切替えるよう
にしたエンジンの消音装置において、排気圧伝達通路の
凝着水による閉塞と、排気脈動によるビビリ音との両方
を防止することを目的とする。
力をダイヤフラム式アクチュエータに導き、該アクチュ
エータによって流路可変消音器の切替弁を切替えるよう
にしたエンジンの消音装置において、排気圧伝達通路の
凝着水による閉塞と、排気脈動によるビビリ音との両方
を防止することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、次の手段によって達成される。すなわち、内部に
複数の流路を有する消音器、前記複数の流路を切替可能
に前記消音器内に設けられた切替弁、前記切替弁に連結
されて前記切替弁を駆動するダイヤフラム式アクチュエ
ータ、および前記ダイヤフラム式アクチュエータとエン
ジン排気通路とを連通して排気圧を前記ダイヤフラム式
アクチュエータに伝達する排気圧伝達通路、を備えたエ
ンジンの消音装置であって、前記排気圧伝達通路に、前
記排気圧伝達通路の通路断面積を所定温度以上で絞り前
記所定温度未満で拡げる絞り手段を設けたことを特徴と
するエンジンの消音装置。
れば、次の手段によって達成される。すなわち、内部に
複数の流路を有する消音器、前記複数の流路を切替可能
に前記消音器内に設けられた切替弁、前記切替弁に連結
されて前記切替弁を駆動するダイヤフラム式アクチュエ
ータ、および前記ダイヤフラム式アクチュエータとエン
ジン排気通路とを連通して排気圧を前記ダイヤフラム式
アクチュエータに伝達する排気圧伝達通路、を備えたエ
ンジンの消音装置であって、前記排気圧伝達通路に、前
記排気圧伝達通路の通路断面積を所定温度以上で絞り前
記所定温度未満で拡げる絞り手段を設けたことを特徴と
するエンジンの消音装置。
【０００６】
【作用】本発明のエンジンの消音装置では、機関停止時
には、雰囲気が低温となって排気ガス中の水分が排気圧
伝達通路内に凝縮するが、その時には絞り手段が開いて
通路断面積が大となるので排気圧伝達通路が凝縮水によ
って閉塞されない。一方、雰囲気が高温となって、水分
の凝縮のおそれがなくなる機関運転時には、絞り手段が
絞られて通路断面積が絞られるので、排気脈動のダイヤ
フラムへの伝達が抑えられ、切替弁の振動によるビビリ
音も抑制される。
には、雰囲気が低温となって排気ガス中の水分が排気圧
伝達通路内に凝縮するが、その時には絞り手段が開いて
通路断面積が大となるので排気圧伝達通路が凝縮水によ
って閉塞されない。一方、雰囲気が高温となって、水分
の凝縮のおそれがなくなる機関運転時には、絞り手段が
絞られて通路断面積が絞られるので、排気脈動のダイヤ
フラムへの伝達が抑えられ、切替弁の振動によるビビリ
音も抑制される。
【０００７】
【実施例】図１−図４は本発明の一実施例を示してい
る。図１、図２に示すように、本発明実施例のエンジン
の消音装置は、切替弁３８によって流路が切替えられる
消音器１０、切替弁３８を駆動するためのダイヤフラム
式アクチュエータ４０、エンジン排気圧をダイヤフラム
式アクチュエータ４０に伝達する排気圧伝達通路４８、
排気圧伝達通路４８に設けられた絞り手段５０、を有す
る。
る。図１、図２に示すように、本発明実施例のエンジン
の消音装置は、切替弁３８によって流路が切替えられる
消音器１０、切替弁３８を駆動するためのダイヤフラム
式アクチュエータ４０、エンジン排気圧をダイヤフラム
式アクチュエータ４０に伝達する排気圧伝達通路４８、
排気圧伝達通路４８に設けられた絞り手段５０、を有す
る。
【０００８】消音器１０は、容器１２、容器１２にエン
ジンから排気を導入するインレットパイプ１４、容器１
２からの排気を外気に放出するアウトレットパイプ１６
を有する。
ジンから排気を導入するインレットパイプ１４、容器１
２からの排気を外気に放出するアウトレットパイプ１６
を有する。
【０００９】消音器１０は、内部に、絞られたり拡張さ
れたりする、互いに流れ抵抗の異なる複数の流路を有す
る。たとえば、容器１２は隔壁１８、２０によって、第
１、第２、第３の拡張室２２、２４、２６に区画されて
おり、インレットパイプ１４は第１の拡張室２２に開口
し、アウトレットパイプ１６は第３の拡張室２６に開口
している。第１、第２の拡張室２２、２４は細目のイン
ナパイプ２８で連通され、第２、第３の拡張室２４、２
６は細目のインナパイプ３０で連通されている。一方、
第１、第３の拡張室２２、２６は、第２の拡張室２４を
バイパスする太目のバイパスパイプ３２によって連通さ
れている。この構造によって、室２２、パイプ２８、室
２４、パイプ３０、室２６から成る第１の流路Ａと、室
２２、パイプ３２、室２６から成る第２の流路Ｂとが構
成され、これらの複数の流路は、バイパスパイプ３２に
設けた切替弁３８によって、第１の流路Ａのみを流れる
場合、第１、第２の流路Ａ、Ｂの両方を流れる場合に、
切替えられる。
れたりする、互いに流れ抵抗の異なる複数の流路を有す
る。たとえば、容器１２は隔壁１８、２０によって、第
１、第２、第３の拡張室２２、２４、２６に区画されて
おり、インレットパイプ１４は第１の拡張室２２に開口
し、アウトレットパイプ１６は第３の拡張室２６に開口
している。第１、第２の拡張室２２、２４は細目のイン
ナパイプ２８で連通され、第２、第３の拡張室２４、２
６は細目のインナパイプ３０で連通されている。一方、
第１、第３の拡張室２２、２６は、第２の拡張室２４を
バイパスする太目のバイパスパイプ３２によって連通さ
れている。この構造によって、室２２、パイプ２８、室
２４、パイプ３０、室２６から成る第１の流路Ａと、室
２２、パイプ３２、室２６から成る第２の流路Ｂとが構
成され、これらの複数の流路は、バイパスパイプ３２に
設けた切替弁３８によって、第１の流路Ａのみを流れる
場合、第１、第２の流路Ａ、Ｂの両方を流れる場合に、
切替えられる。
【００１０】切替弁３８の弁軸は容器１２に外に延びて
おり、それをダイヤフラム式アクチュエータ４０によっ
て操作することにより、切替弁３８の切替が行われる。
ダイヤフラム式アクチュエータ４０はエンジンの排気圧
を利用して作動される。より詳しくは、ダイヤフラム式
アクチュエータ４０は、ダイヤフラム４２と、ダイヤフ
ラム４２に連結されたロッド４４と、ダイヤフラム室４
６を有する。そしてロッド４４が切換弁３８の軸にリン
ク５２によって結合される。
おり、それをダイヤフラム式アクチュエータ４０によっ
て操作することにより、切替弁３８の切替が行われる。
ダイヤフラム式アクチュエータ４０はエンジンの排気圧
を利用して作動される。より詳しくは、ダイヤフラム式
アクチュエータ４０は、ダイヤフラム４２と、ダイヤフ
ラム４２に連結されたロッド４４と、ダイヤフラム室４
６を有する。そしてロッド４４が切換弁３８の軸にリン
ク５２によって結合される。
【００１１】インレットパイプ１４の容器１２への入口
には、インレットパイプ１４を囲むように圧力室３４が
形成されており、インレットパピプ１４には穴３６が穿
設されて圧力室３４にインレットパイプ１４内の排気圧
を導くようになっている。そして、この圧力室３４とダ
イヤフラム室４６とを排気圧伝達通路４８で連通するこ
とにより、排気圧がダイヤフラム室４６に導かれ、排気
圧を利用してダイヤフラム４０を駆動するようになって
いる。
には、インレットパイプ１４を囲むように圧力室３４が
形成されており、インレットパピプ１４には穴３６が穿
設されて圧力室３４にインレットパイプ１４内の排気圧
を導くようになっている。そして、この圧力室３４とダ
イヤフラム室４６とを排気圧伝達通路４８で連通するこ
とにより、排気圧がダイヤフラム室４６に導かれ、排気
圧を利用してダイヤフラム４０を駆動するようになって
いる。
【００１２】また、排気圧伝達通路４８は、図２に示す
ように、ダイヤフラム式アクチュエータ４０からインレ
ットパイプ１４に向かって下っており、内部に水が凝縮
しても自重で管内を流下して圧力室３４に逃せるように
なっている。また、排気圧伝達通路４８はエンジン停止
後に凝縮する水が管内で表面張力で膜となって管を閉塞
しないように、管径を約１０ｍｍ以上にされている。
ように、ダイヤフラム式アクチュエータ４０からインレ
ットパイプ１４に向かって下っており、内部に水が凝縮
しても自重で管内を流下して圧力室３４に逃せるように
なっている。また、排気圧伝達通路４８はエンジン停止
後に凝縮する水が管内で表面張力で膜となって管を閉塞
しないように、管径を約１０ｍｍ以上にされている。
【００１３】排気圧伝達通路４８には、図２−図４に示
すように、絞り手段５０が設けられる。絞り手段５０
は、絞り手段５０が所定温度以上になると排気圧伝達通
路４８の通路断面積を絞り、前記所定温度未満になると
排気圧伝達通路４８の通路断面積を開く手段から成る。
たとえば、絞り手段５０は、たとえば温度が１００度以
上になるとパイプの一端において、断面が図４の星形の
ようになり、温度が１００度より小になると断面が円形
となって開く、形状記憶合金のパイプから成る。このパ
イプは、前記星形と円形とをとる一端と反対側の端部
（この端部は温度の高低によらず円形）にて、排気圧伝
達通路４８の内部に固定されている。
すように、絞り手段５０が設けられる。絞り手段５０
は、絞り手段５０が所定温度以上になると排気圧伝達通
路４８の通路断面積を絞り、前記所定温度未満になると
排気圧伝達通路４８の通路断面積を開く手段から成る。
たとえば、絞り手段５０は、たとえば温度が１００度以
上になるとパイプの一端において、断面が図４の星形の
ようになり、温度が１００度より小になると断面が円形
となって開く、形状記憶合金のパイプから成る。このパ
イプは、前記星形と円形とをとる一端と反対側の端部
（この端部は温度の高低によらず円形）にて、排気圧伝
達通路４８の内部に固定されている。
【００１４】つぎに、作用を説明する。エンジン低速域
では、インレットパイプ１４内の圧力は高くないので、
ダイヤフラム式アクチュエータ４０内のダイヤフラム４
２は移動されず、切替弁３８はバイパスパイプ３２を閉
じたままの状態を保つ。したがって、排気は、消音器１
０内の流路Ａを流れ、流れのインナパイプによる絞りと
拡張室による拡張が繰り返されて消音され、アウトレッ
トパイプ１６から排出される。このようにして、低速域
での車室内こもり音が効果的に低減される。
では、インレットパイプ１４内の圧力は高くないので、
ダイヤフラム式アクチュエータ４０内のダイヤフラム４
２は移動されず、切替弁３８はバイパスパイプ３２を閉
じたままの状態を保つ。したがって、排気は、消音器１
０内の流路Ａを流れ、流れのインナパイプによる絞りと
拡張室による拡張が繰り返されて消音され、アウトレッ
トパイプ１６から排出される。このようにして、低速域
での車室内こもり音が効果的に低減される。
【００１５】エンジン高速域では、インレットパイプ１
４内の圧力が上昇しているので、ダイヤフラム式アクチ
ェエータ４０内のダイヤフラム４２が押されて移動さ
れ、切替弁３８が切替えられてバイパスパイプ３２を開
く。したがって、排気は流路Ａ、Ｂの両方を通って流
れ、流路Ｂの方が流れ抵抗が小さいので、主に流路Ｂを
流れる。このため、消音器流路抵抗が低下し、エンジン
背圧が低下して、エンジンの出力が向上される。このよ
うにして、高速域での出力維持がはかられる。
４内の圧力が上昇しているので、ダイヤフラム式アクチ
ェエータ４０内のダイヤフラム４２が押されて移動さ
れ、切替弁３８が切替えられてバイパスパイプ３２を開
く。したがって、排気は流路Ａ、Ｂの両方を通って流
れ、流路Ｂの方が流れ抵抗が小さいので、主に流路Ｂを
流れる。このため、消音器流路抵抗が低下し、エンジン
背圧が低下して、エンジンの出力が向上される。このよ
うにして、高速域での出力維持がはかられる。
【００１６】つぎに、凝縮水についての作用を説明す
る。機関を停止すると、排気系の温度が低下していき、
残存排気ガス中に含まれている、燃料の燃焼によって生
成された水蒸気が凝縮し、排気圧伝達通路４８の管内壁
に凝着し始める。しかし、この低温状態には、絞り手段
５０は開状態となっており、かつ排気圧伝達通路４８の
径も約１００ｍｍ以上のため、凝着した水が、表面張力
で膜を形成して排気圧伝達通路４８を閉塞するようなこ
とは生じない。
る。機関を停止すると、排気系の温度が低下していき、
残存排気ガス中に含まれている、燃料の燃焼によって生
成された水蒸気が凝縮し、排気圧伝達通路４８の管内壁
に凝着し始める。しかし、この低温状態には、絞り手段
５０は開状態となっており、かつ排気圧伝達通路４８の
径も約１００ｍｍ以上のため、凝着した水が、表面張力
で膜を形成して排気圧伝達通路４８を閉塞するようなこ
とは生じない。
【００１７】この場合、凝着した水は排気圧伝達通路４
８の傾斜にそってインレットパイプ１４側に流れ、消音
器１０内に出る。したがって、エンジン再始動時、排気
圧伝達通路４８内の水またはそれが氷った氷等による排
気圧伝達通路４８の通路閉塞によって、ダイヤフラム式
アクチュエータ４０の作動に支障が生じることはない。
８の傾斜にそってインレットパイプ１４側に流れ、消音
器１０内に出る。したがって、エンジン再始動時、排気
圧伝達通路４８内の水またはそれが氷った氷等による排
気圧伝達通路４８の通路閉塞によって、ダイヤフラム式
アクチュエータ４０の作動に支障が生じることはない。
【００１８】一方、機関運転中には、排気圧伝達通路４
８も高温（約１００°以上）となっており、絞り手段５
０が絞り状態にあるに拘らず、排気ガス中の水蒸気は凝
着しない。この時は絞り手段５０は絞り状態となってい
るので、排気脈動のダイヤフラム式アクチュエータ４０
への伝達が抑制され、ダイヤフラム４２の微振動、それ
による切替弁３８の微振動も抑えられ、ビビリ音が発生
しない。
８も高温（約１００°以上）となっており、絞り手段５
０が絞り状態にあるに拘らず、排気ガス中の水蒸気は凝
着しない。この時は絞り手段５０は絞り状態となってい
るので、排気脈動のダイヤフラム式アクチュエータ４０
への伝達が抑制され、ダイヤフラム４２の微振動、それ
による切替弁３８の微振動も抑えられ、ビビリ音が発生
しない。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、排気圧伝達通路に、排
気圧伝達通路を所定温度以上で絞り、前記所定温度未満
で開く絞り手段を設けたので、機関停止時の水分凝着に
よる排気圧伝達通路閉塞等の不都合が生じることもな
く、また機関運転中の排気脈動によるビビリ音の発生も
抑制される。
気圧伝達通路を所定温度以上で絞り、前記所定温度未満
で開く絞り手段を設けたので、機関停止時の水分凝着に
よる排気圧伝達通路閉塞等の不都合が生じることもな
く、また機関運転中の排気脈動によるビビリ音の発生も
抑制される。
【図１】本発明の一実施例に係るエンジンの消音装置の
系統図である。
系統図である。
【図２】図１の装置の正面図である。
【図３】図１の装置のうち絞り手段の側面図である。
【図４】図３の絞り手段の正面図である。
１０ 消音器 １４ インレットパイプ ３８ 切替弁 ４０ ダイヤフラム式アクチュエータ ４８ 排気圧伝達通路 ５０ 絞り手段
Claims (1)
- 【請求項１】 内部に複数の流路を有する消音器、 前記複数の流路を切替可能に前記消音器内に設けられた
切替弁、 前記切替弁に連結されて前記切替弁を駆動するダイヤフ
ラム式アクチュエータ、および前記ダイヤフラム式アク
チュエータとエンジン排気通路とを連通して排気圧を前
記ダイヤフラム式アクチュエータに伝達する排気圧伝達
通路、を備えたエンジンの消音装置であって、 前記排気圧伝達通路に、前記排気圧伝達通路の通路断面
積を所定温度以上で絞り前記所定温度未満で拡げる絞り
手段を設けたことを特徴とするエンジンの消音装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3270519A JP2946876B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | エンジンの消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3270519A JP2946876B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | エンジンの消音装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0586834A true JPH0586834A (ja) | 1993-04-06 |
| JP2946876B2 JP2946876B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=17487359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3270519A Expired - Lifetime JP2946876B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | エンジンの消音装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2946876B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0733784A3 (en) * | 1995-02-24 | 1997-02-05 | Calsonic Corp | Muffler controller usable in an internal combustion engine controllable exhaust system |
| DE19837097A1 (de) * | 1998-08-17 | 2000-02-24 | Porsche Ag | Abgasanlage einer Brennkraftmaschine |
| WO2004022932A1 (fr) * | 2002-09-08 | 2004-03-18 | Guobiao Zhang | Silencieux |
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