JPH09303035A - ドレーキップ窓 - Google Patents

ドレーキップ窓

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Publication number
JPH09303035A
JPH09303035A JP12468696A JP12468696A JPH09303035A JP H09303035 A JPH09303035 A JP H09303035A JP 12468696 A JP12468696 A JP 12468696A JP 12468696 A JP12468696 A JP 12468696A JP H09303035 A JPH09303035 A JP H09303035A
Authority
JP
Japan
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shoji
window
electric motor
frame
moving member
Prior art date
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Pending
Application number
JP12468696A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Sakano
正敬 阪野
Koichiro Hirata
浩一郎 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Hatsujo KK
Oiles Industry Co Ltd
Chuo Spring Co Ltd
Original Assignee
Chuo Hatsujo KK
Oiles Industry Co Ltd
Chuo Spring Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Chuo Hatsujo KK, Oiles Industry Co Ltd, Chuo Spring Co Ltd filed Critical Chuo Hatsujo KK
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Publication of JPH09303035A publication Critical patent/JPH09303035A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内倒し操作、内開き操作、ロック操作を容易
に行うことのできるドレーキップ窓1を提供する。 【解決手段】 ドレーキップ窓1は、建物に取り付けら
れる窓枠2と、窓ガラス4を保持する障子3とを備え
る。障子3の周囲を移動可能な移動部材5は、障子3に
取り付けられたモード切替手段15によって移動操作さ
れる。また、窓枠2の上枠2dには、障子3の上枠3d
を離したり、接近させたりする障子開閉手段17が設け
られている。内倒しスイッチ22が操作されると、モー
ド切替手段15によって移動手段5が移動して内倒し可
能になり、障子開閉手段17によって障子3が内倒しさ
れる。内開きスイッチ23が操作されると、モード切替
手段15によって移動手段5が移動して内開き可能にな
り、障子開閉手段17によって障子3が内開きされる。
ロックスイッチ24が操作されると、障子開閉手段17
によって障子3が閉じ、モード切替手段15によって移
動手段5が移動してロック状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の開口部に取
り付けられた窓枠に対し、障子の上側を内側に開く内倒
しと、前記障子の横側を内側に開く内開きとが可能なド
レーキップ窓に関し、特にその開閉技術に関する。
【0002】
【従来の技術】換気時には内倒し、ガラス清掃時には横
開きとするなど、2つの開口形式を有するドレーキップ
窓が知られている。ドレーキップ窓の基本構造は、障子
の周囲に移動可能な可撓性スチールベルト(移動手段の
一例)を配置したもので、このスチールベルトは、障子
に設けられたハンドル操作で手動操作され、内倒し、内
開き、あるいはロック位置に移動する。
【0003】ドレーキップ窓を、内倒しあるいは内開き
にする場合は、ハンドルを内倒し、あるいは内開き位置
まで回し、ハンドルを引くことで、内倒しあるいは内開
きになる。逆に、ドレーキップ窓を、内倒しあるいは内
開き状態から、窓を閉める場合は、ハンドルを押して窓
を閉め、ハンドルをロック位置まで回すと、窓が閉まっ
てロックされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ハンドルの操作は、障
子の周囲に移動可能な可撓性スチールベルト(移動手段
の一例)などを移動操作するものであるため、比較的大
きな力が要求される。このため、日常的な操作が不便で
あるとともに、女性や子供、老人などでは開閉操作が困
難となる場合がある。また、窓が大型化する傾向があ
り、窓が大型化すると、ガラス、障子からなる窓重量が
重くなり、窓の開閉にも比較的大きな力が要求され、日
常的な操作が不便で、女性や子供、老人などでは開閉操
作が困難となる場合がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、内倒し操作、内開き操作、ロック
操作を容易に行うことのできるドレーキップ窓の提供に
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のドレーキップ窓
は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕ドレーキップ窓は、建物の開口部に
取り付けられた窓枠に対し、障子の上側を内側に開く内
倒しと、前記障子の横側を内側に開く内開きとが可能で
ある。
【0007】そして、このドレーキップ窓は、 (a)前記障子の全周、あるいは前記障子の一部に沿っ
て移動可能に設けられた移動部材と、 (b)前記窓枠の下枠に設けられ、前記移動部材が第1
所定範囲内にある時に前記移動部材に設けられた下側回
動支持手段と嵌まり合い、前記障子を下枠側を中心に回
動可能に支持する下側回動具と、 (c)前記窓枠の一方の横枠に設けられ、前記移動部材
が第2所定範囲内にある時に前記移動部材に設けられた
横側回動支持手段と嵌まり合い、前記障子を横枠側を中
心に回動可能に支持する横側回動具と、 (d)前記窓枠に設けられ、前記移動部材が第3所定範
囲内にある時に前記移動部材に設けられたロック手段と
係合し、前記障子の回動を阻止するロック具と、 (e)前記移動部材を第1電動モータの作動によって、
前記第1、第2、あるいは第3所定範囲に駆動変移させ
るモード切替手段と、 (f)第2電動モータの作動によって、前記窓枠の上枠
と前記障子の上枠を、接近、あるいは離す方向に変移さ
せる障子開閉手段と、 (g)(g−1)内倒し指示が与えられると、前記第1
電動モータによって前記移動部材を第1所定範囲内に移
動させ、前記第2電動モータによって前記窓枠の上枠と
前記障子の上枠とを離させる内倒し制御手段、(g−
2)横開き指示が与えられると、前記第1電動モータに
よって前記移動部材を第2所定範囲内に移動させ、前記
第2電動モータによって前記窓枠の上枠と前記障子の上
枠を離させる横開き制御手段、(g−3)ロック指示が
与えられると、前記第2電動モータによって前記窓枠の
上枠と前記障子の上枠とを接近させ、前記第1電動モー
タによって前記移動部材を第3所定範囲内に移動させる
ロック制御手段、を備える制御ユニットとを備える。
【0008】〔請求項2の手段〕請求項1のドレーキッ
プ窓において、前記モード切替手段は、前記第1電動モ
ータの作動によって回転する棒状の第1ネジと、回転不
能に支持されるとともに、前記第1ネジにネジ込まれて
前記第1ネジの軸方向に沿って移動可能な第1ナット部
材とを備え、この第1ナット部材の移動によって、前記
移動部材が移動することを特徴とする。
【0009】〔請求項3の手段〕請求項1のドレーキッ
プ窓において、前記障子開閉手段は、前記第2電動モー
タの作動によって回転する棒状の第2ネジと、回転不能
に支持されるとともに、前記第2ネジにネジ込まれて前
記第2ネジの軸方向に沿って移動可能な第2ナット部材
と、この第2ナット部材と前記障子の上枠を連結する障
子用アームとを備え、前記第2ナット部材の移動によっ
て前記障子用アームの一端が、前記窓枠の上枠に沿って
移動することで前記障子が開閉することを特徴とする。
【0010】
【発明の作用および発明の効果】
〔請求項1の作用〕 (内倒し)制御ユニットに内倒し指示が与えられると、
第1電動モータによって移動部材を第1所定範囲内に移
動させ、次いで、第2電動モータによって窓枠の上枠
と、障子の上枠とを離させる。第1電動モータが移動部
材を第1所定範囲内に移動させることによって、移動部
材に設けられた下側回動支持手段と、窓枠の下枠に設け
られた下側回動具とが嵌まり合い、障子が下枠側を中心
に回動可能に支持される。第2電動モータが窓枠の上枠
と、障子の上枠とを離させることにより、障子が下枠側
を中心に回動し、窓枠に対して障子の上側が内側に開く
内倒しが実行される。
【0011】(内開き)制御ユニットに内開き指示が与
えられると、第1電動モータによって移動部材を第2所
定範囲内に移動させ、次いで、第2電動モータによって
窓枠の上枠と、障子の上枠とを離させる。第1電動モー
タが移動部材を第2所定範囲内に移動させることによっ
て、移動部材に設けられた横側回動支持手段と、窓枠の
横枠に設けられた横側回動具とが嵌まり合い、障子が横
枠側を中心に回動可能に支持される。第2電動モータが
窓枠の上枠と、障子の上枠とを離させることにより、障
子が横枠側を中心に回動し、窓枠に対して障子の横側が
内側に開く内開きが実行される。
【0012】(ロック)制御ユニットにロック指示が与
えられると、第2電動モータによって窓枠の上枠と、障
子の上枠とを接近させ、次いで、第1電動モータによっ
て移動部材を第3所定範囲内に移動させる。第2電動モ
ータが窓枠の上枠と、障子の上枠とを近づけることによ
り、障子が窓枠に接近し、ドレーキップ窓が閉まる。第
1電動モータが移動部材を第3所定範囲内に移動させる
ことによって、移動部材に設けられたロック手段と、窓
枠に設けられたロック具とが係合し、障子が窓枠にロッ
クされる。
【0013】〔請求項1の効果〕障子に移動可能に支持
される移動手段は、移動操作する際に比較的大きな力が
要求されるし、窓もガラスと障子による重量によって開
閉する際に比較的大きな力が要求されるが、制御ユニッ
トに「内倒し指示」、「内開き指示」、「ロック指示」
を与えるのみで、第1、第2電動モータの作動が作動し
て、移動手段の移動操作や、窓の開閉操作を為すため、
ドレーキップ窓の「内倒し操作」、「内開き操作」、
「ロック操作」に、大きな力を加える必要がなく、且つ
容易に行うことができる。
【0014】〔請求項2の作用および効果〕モード切替
手段は、第1電動モータ、第1ネジ、第1ナット部材を
備えたシンプルで大きな力を発生するギヤドモータであ
るため、モード切替手段にかかるコストを抑えるととも
に、高い信頼性を得ることができる。
【0015】〔請求項3の作用および効果〕障子開閉手
段は、第2電動モータ、第2ネジ、第2ナット部材を備
えたシンプルで大きな力を発生するギヤドモータと、こ
のギヤドモータによって駆動される障子用アームとで構
成されるため、障子開閉手段にかかるコストを抑えると
ともに、高い信頼性を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明のドレーキップ窓を
図に示す実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図4は本発明を採用した実
施例を示すもので、図1は窓の外側から見たドレーキッ
プ窓の概略図、図2はドレーキップ窓の内倒し状態を示
す斜視図、図3はドレーキップ窓の内開き状態を示す斜
視図、図4はドレーキップ窓のロック状態(閉鎖状態)
を示す斜視図である。
【0017】ドレーキップ窓1は、建物(例えば、住
宅、オフィス、店舗等)の壁の開口部分を開閉するもの
で、建物の開口部分に取り付けられる矩形枠状の窓枠2
と、この窓枠2に対し、上側を内側に開く内倒しと、横
側を内側に開く内開きとが可能な矩形枠状の障子3と、
この障子3内に気密に装着された窓ガラス4とを備え
る。
【0018】障子3は、外側の全周に沿って移動可能な
移動部材5を備える。この移動部材5は、例えば可撓性
のスチールベルトを複数積層して設けたもので、後述す
るモード切替手段によって障子3の周囲を移動し、第1
所定範囲(内倒しモード位置)、第2所定範囲(内開き
モード位置)、第3所定範囲(ロックモード位置)に設
定される。
【0019】窓枠2の下枠2aには、移動部材5が第1
所定範囲に設定された状態で、移動部材5に設けられた
下側回動支持手段6と嵌まり合い、障子3を下枠2a側
を中心に回動可能に支持する下側回動具7が設けられて
いる。なお、本実施例の下側回動支持手段6は棒状の回
動軸で、下側回動具7は回動軸を回動自在に支持する支
持金物である。
【0020】窓枠2の一方の横枠2bには、移動部材5
が第2所定範囲に設定された状態で、移動部材5に設け
られた横側回動支持手段8と嵌まり合い、障子3を横枠
2b側を中心に回動可能に支持する横側回動具9が設け
られている。なお、本実施例の横側回動支持手段8も棒
状の回動軸で、横側回動具9も回動軸を回動自在に支持
する支持金物である。
【0021】窓枠2の両側の横枠2b、2cには、移動
部材5が第3所定範囲に設定された状態で、移動部材5
に設けられたロック手段11と係合し、障子3の回動を
阻止するロック具12が設けられている。なお、本実施
例のロック手段11は棒状の掛金ピンで、ロック具12
は掛金ピンが進入した状態で障子3を施錠状態とし、掛
金ピンが外れた状態で障子3の回動を許すロック金物で
ある。
【0022】窓枠2の下隅(図1の右下隅)には、障子
3の下隅に固定された例えば球形シャーナル13を回動
自在に支持する自在回転軸受け14が設けられ、下側回
動支持手段6と下側回動具7とが嵌まり合う時に、障子
3を内倒し可能に支持し、横側回動支持手段8と横側回
動具9とが嵌まり合う時に、障子3を内開き可能に支持
する。
【0023】障子3には、移動部材5を第1、第2、あ
るいは第3所定範囲に移動させるモード切替手段15が
取り付けられている。このモード切替手段15は、後述
する制御ユニット21によって一方、および他方に回転
制御される第1電動モータ16と、この第1電動モータ
16の作動によって回転する棒状の第1ネジ(図示しな
い)と、障子3に対して回転しないように支持されると
ともに、第1ネジにネジ込まれて第1ネジの軸方向に沿
って移動可能な第1ナット部材(図示しない)とを備え
る。そして、第1電動モータ16が回転することによっ
て、第1ネジが回転して第1ナットが障子3に対して移
動し、この第1ナットの移動が移動部材5に伝えられて
移動部材5が移動する。
【0024】ドレーキップ窓1は、窓枠2の上枠2dと
障子3の上枠3dを、接近、あるいは離す方向に変移さ
せる障子開閉手段17を備える。この障子開閉手段17
は、窓枠2の上枠2d内に取り付けられたもので、後述
する制御ユニット21によって一方、および他方に回転
制御される第2電動モータ18と、この第2電動モータ
18の作動によって回転する棒状の第2ネジ(図示しな
い)と、障子3に対して回転しないように支持されると
ともに、第2ネジにネジ込まれて第2ネジの軸方向に沿
って移動可能な第2ナット部材(図示しない)と、この
第2ナット部材と障子3の上枠3dとを連結する障子用
アーム19とからなる。
【0025】障子用アーム19は、障子3の上枠3dと
第2ナットとを連結するロッドで、第2ネジが第2電動
モータ18によって回転することで第2ナット部材が移
動し、第2ナット部材が移動することによって障子用ア
ーム19の一端が窓枠2の上枠2dに沿って移動して障
子3を開閉する。
【0026】制御ユニット21は、モード切替手段15
の第1電動モータ16と、障子開閉手段17の第2電動
モータ18とを通電制御して、ドレーキップ窓1の「内
倒し」、「内開き」、「ロック」、「作動中止」を行う
もので、制御ユニット21を収容するスイッチボックス
の表面には、制御ユニット21に対して内倒し指示を与
える内倒しスイッチ22、内開き指示を与える内開きス
イッチ23、ロック指示を与えるロックスイッチ24、
ドレーキップ窓1の作動中に中止指示を与える停止スイ
ッチ25が設けられている。
【0027】制御ユニット21は、内倒しスイッチ22
が押圧操作されると(内倒し指示が与えられると)、第
1電動モータ16によって移動部材5を第1所定範囲に
移動させ、続いて第2電動モータ18によって窓枠2の
上枠2dと障子3の上枠3dとを離させる内倒し制御手
段(シーケンス回路によって構成される)が設けられて
いる。なお、モード切替手段15には移動部材5が第1
所定範囲に達したことを検出するリミットスイッチ(図
示しない)が設けられ、障子開閉手段17には障子3の
内倒し角度が所定範囲(例えば15°〜20°)に達し
たことを検出するリミットスイッチ(図示しない)が設
けられており、内倒し制御手段は、内倒しスイッチ22
が押圧操作されると、移動部材5が図1の右回りする方
向に第1電動モータ16を回転させ、リミットスイッチ
によって移動部材5が第1所定範囲に達したことを検出
すると第1電動モータ16を停止し、次に障子3が開く
方向に第2電動モータ18を回転させ、リミットスイッ
チによって障子3の内倒し角度が所定範囲に達したこと
を検出すると第2電動モータ18を停止させるものであ
る。
【0028】制御ユニット21は、内開きスイッチ23
が押圧操作されると(内開き指示が与えられると)、第
1電動モータ16によって移動部材5を第2所定範囲に
移動させ、続いて第2電動モータ18によって窓枠2の
上枠2dと障子3の上枠3dとを離させる内開き制御手
段(シーケンス回路によって構成される)が設けられて
いる。なお、モード切替手段15には移動部材5が第2
所定範囲に達したことを検出するリミットスイッチ(図
示しない)が設けられ、障子開閉手段17には障子3の
内開き角度が所定範囲(例えば90°)に達したことを
検出するリミットスイッチ(図示しない)が設けられて
おり、内開き制御手段は、内開きスイッチ23が押圧操
作されると、移動部材5が図1の左回りする方向に第1
電動モータ16を回転させ、リミットスイッチによって
移動部材5が第2所定範囲に達したことを検出すると第
1電動モータ16を停止し、次に障子3が開く方向に第
2電動モータ18を回転させ、リミットスイッチによっ
て障子3の内開き角度が所定範囲に達したことを検出す
ると第2電動モータ18を停止させるものである。
【0029】制御ユニット21は、ロックスイッチ24
が押圧操作されると(ロック指示が与えられると)、第
2電動モータ18によって窓枠2の上枠2dと障子3の
上枠3dとを接近させ、続いて第1電動モータ16によ
って移動部材5を第3所定範囲に移動させるロック制御
手段(シーケンス回路によって構成される)が設けられ
ている。なお、モード切替手段15には移動部材5が第
3所定範囲に達したことを検出するリミットスイッチ
(図示しない)が設けられ、障子開閉手段17には障子
3が閉まったことを検出するリミットスイッチ(図示し
ない)が設けられており、ロック制御手段は、ロックス
イッチ24が押圧操作されると、障子3が閉じる方向に
第2電動モータ18を回転させ、リミットスイッチによ
って障子3が閉まったことを検出すると第2電動モータ
18を停止させ、次に移動部材5のロック手段11が窓
枠2のロック具12に係合するように第1電動モータ1
6を回転させ、リミットスイッチによって移動部材5が
第3所定範囲に達したことを検出すると(移動部材5の
ロック手段11が窓枠2のロック具12に係合したこと
を検出すると)、第1電動モータ16を停止するもので
ある。
【0030】〔実施例の作動〕次に、本実施例の作動を
説明する。 (内倒し作動)内倒しスイッチ22がONされると、第1
電動モータ16によって移動部材5が第1所定範囲に移
動し、移動部材5の下側回動支持手段6と、窓枠2の下
枠2aの下側回動具7とが嵌まり合い、障子3が下枠2
a側を中心に回動可能に支持される。リミットスイッチ
によって内倒しが可能であることを検出すると、第1電
動モータ16を停止して、第2電動モータ18によって
窓枠2の上枠2dと、障子3の上枠3dとを離させる。
すると、障子3が下枠2a側を中心に回動し、窓枠2に
対して障子3の上側が内側に開く。そして、リミットス
イッチによって障子3の内倒し角度が所定範囲に達した
ことを検出すると、第2電動モータ18を停止して内倒
しの実行が完了する。
【0031】(内開き作動)内開きスイッチ23がONさ
れると、第1電動モータ16によって移動部材5が第2
所定範囲に移動し、移動部材5の横側回動支持手段8
と、窓枠2の下枠2aの横側回動具9とが嵌まり合い、
障子3が横枠2b側を中心に回動可能に支持される。リ
ミットスイッチによって内開きが可能であることを検出
すると、第1電動モータ16を停止して、第2電動モー
タ18によって窓枠2の上枠2dと、障子3の上枠3d
とを離させる。すると、障子3が横枠2b側を中心に回
動し、窓枠2に対して障子3の横側が内側に開く。そし
て、リミットスイッチによって障子3の内開き角度が所
定範囲に達したことを検出すると、第2電動モータ18
を停止して内開きの実行が完了する。
【0032】(ロック作動)ロックスイッチ24がONさ
れると、第2電動モータ18によって窓枠2の上枠2d
と、障子3の上枠3dとを接近させて障子3を閉める。
リミットスイッチによって障子3が閉まったことを検出
すると第2電動モータ18を停止して、第1電動モータ
16によって移動部材5のロック手段11と、窓枠2の
ロック具12とを係合させ、リミットスイッチによって
ロック手段11とロック具12との係合を検出すると、
第1電動モータ16を停止してロックの実行が完了す
る。
【0033】(作動中止作動)上記、内倒し作動中、内
開き作動中、ロック作動中に停止スイッチ25がONされ
ると、その時点で作動中の第1電動モータ16あるいは
第2電動モータ18が停止し、開閉途中の障子3がON時
点の位置で停止する。このように停止スイッチ25の操
作によって、作動途中のドレーキップ窓1を停止するこ
とができるため、途中開度の設定が可能になるととも
に、安全性をも確保することができる。
【0034】〔実施例の効果〕障子3の周囲で移動可能
に支持される移動手段は、移動操作する際に比較的大き
な力が要求されるし、窓も障子3とガラス4とによる重
量によって開閉する際に比較的大きな力が要求される
が、内倒しスイッチ22、内開きスイッチ23、ロック
スイッチ24を押圧操作するのみで、ドレーキップ窓1
の内倒し操作、内開き操作、ロック操作を行うことがで
きる。つまり、スイッチ操作のみでドレーキップ窓1の
内倒し、内開き、ロックが行われるため、従来に比較し
てドレーキップ窓1の操作が大変容易になる。
【0035】また、スイッチ操作のみでドレーキップ窓
1の内倒し、内開き、ロックが行われるため、ドレーキ
ップ窓1を遠隔操作することも可能になるとともに、ド
レーキップ窓1が多数設けられた場合であっても、容易
に操作することができる。さらに、モード切替手段15
および障子開閉手段17は、シンプルでかつ大きな力を
発生することのできるギヤドモータによって構成される
ため、モード切替手段15および障子開閉手段17にか
かるコストを抑えることができるとともに、高い信頼性
のドレーキップ窓1を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドレーキップ窓の概略図である。
【図2】ドレーキップ窓の内倒し状態を示す斜視図であ
る。
【図3】ドレーキップ窓の内開き状態を示す斜視図であ
る。
【図4】ドレーキップ窓のロック状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ドレーキップ窓 2 窓枠 2a 窓枠の下枠 2b 窓枠の一方の横枠 2d 窓枠の上枠 3 障子 3d 障子の上枠 5 移動部材 6 下側回動支持手段 7 下側回動具 8 横側回動支持手段 9 横側回動具 11 ロック手段 12 ロック具 15 モード切替手段 16 第1電動モータ 17 障子開閉手段 18 第2電動モータ 19 障子用アーム 21 制御ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の開口部に取り付けられた窓枠に対
    し、障子の上側を内側に開く内倒しと、前記障子の横側
    を内側に開く内開きとが可能なドレーキップ窓におい
    て、 (a)前記障子の全周、あるいは前記障子の一部に沿っ
    て移動可能に設けられた移動部材と、 (b)前記窓枠の下枠に設けられ、前記移動部材が第1
    所定範囲内にある時に前記移動部材に設けられた下側回
    動支持手段と嵌まり合い、前記障子を下枠側を中心に回
    動可能に支持する下側回動具と、 (c)前記窓枠の一方の横枠に設けられ、前記移動部材
    が第2所定範囲内にある時に前記移動部材に設けられた
    横側回動支持手段と嵌まり合い、前記障子を横枠側を中
    心に回動可能に支持する横側回動具と、 (d)前記窓枠に設けられ、前記移動部材が第3所定範
    囲内にある時に前記移動部材に設けられたロック手段と
    係合し、前記障子の回動を阻止するロック具と、 (e)前記移動部材を第1電動モータの作動によって、
    前記第1、第2、あるいは第3所定範囲に駆動変移させ
    るモード切替手段と、 (f)第2電動モータの作動によって、前記窓枠の上枠
    と前記障子の上枠を、接近、あるいは離す方向に変移さ
    せる障子開閉手段と、 (g)(g−1)内倒し指示が与えられると、前記第1
    電動モータによって前記移動部材を第1所定範囲内に移
    動させ、前記第2電動モータによって前記窓枠の上枠と
    前記障子の上枠とを離させる内倒し制御手段、(g−
    2)横開き指示が与えられると、前記第1電動モータに
    よって前記移動部材を第2所定範囲内に移動させ、前記
    第2電動モータによって前記窓枠の上枠と前記障子の上
    枠を離させる横開き制御手段、(g−3)ロック指示が
    与えられると、前記第2電動モータによって前記窓枠の
    上枠と前記障子の上枠とを接近させ、前記第1電動モー
    タによって前記移動部材を第3所定範囲内に移動させる
    ロック制御手段、を備える制御ユニットとを備えること
    を特徴とするドレーキップ窓。
  2. 【請求項2】請求項1のドレーキップ窓において、 前記モード切替手段は、前記第1電動モータの作動によ
    って回転する棒状の第1ネジと、回転不能に支持される
    とともに、前記第1ネジにネジ込まれて前記第1ネジの
    軸方向に沿って移動可能な第1ナット部材とを備え、こ
    の第1ナット部材の移動によって、前記移動部材が移動
    することを特徴とするドレーキップ窓。
  3. 【請求項3】請求項1のドレーキップ窓において、 前記障子開閉手段は、 前記第2電動モータの作動によって回転する棒状の第2
    ネジと、回転不能に支持されるとともに、前記第2ネジ
    にネジ込まれて前記第2ネジの軸方向に沿って移動可能
    な第2ナット部材と、この第2ナット部材と前記障子の
    上枠を連結する障子用アームとを備え、 前記第2ナット部材の移動によって前記障子用アームの
    一端が、前記窓枠の上枠に沿って移動することで前記障
    子が開閉することを特徴とするドレーキップ窓。
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Cited By (3)

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JP2020100957A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 Ykk Ap株式会社 建具

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