JPH09303018A - 複数のidコードの登録方法及び車両用負荷の遠隔操作装置 - Google Patents

複数のidコードの登録方法及び車両用負荷の遠隔操作装置

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JPH09303018A
JPH09303018A JP12198196A JP12198196A JPH09303018A JP H09303018 A JPH09303018 A JP H09303018A JP 12198196 A JP12198196 A JP 12198196A JP 12198196 A JP12198196 A JP 12198196A JP H09303018 A JPH09303018 A JP H09303018A
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利夫 鈴木
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雅司 櫻井
Hiroyasu Sato
博保 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のスイッチを用いずに操作信号の組み合
わせによって登録モードの設定を可能にし、複数のID
コードの登録をセキュリティ性の高い方法により行う。 【解決手段】 電波キー1は、ロック,アンロックスイ
ッチ4,5の操作に応じて操作信号とIDコードを送信
する。制御回路8は、受信回路7を介して操作信号を受
信すると、IDコードを照合して一致したときにドアロ
ック機構10を駆動制御する。制御回路8は、電源投入
時に、登録プログラムを実行して所定の組み合わせで順
次ロック,アンロック操作信号を受信すると、その後受
信する操作信号のIDコードを新たなIDコードとして
EEPROM9のすべてのIDコードに代えて登録す
る。続けて登録処理を行うと、前回の1個のIDコード
を残して新たなIDコードを登録する。第三者により不
正に登録されてもすぐ認識でき、これを無効化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用負荷の操作
信号を受信すると、その操作信号に付加されているID
コードをあらかじめ登録されている複数のIDコードと
照合して一致するものがあるときに受信した操作信号に
対応する車両用負荷の駆動信号を出力するものを対象と
した複数のIDコードの登録方法およびその登録方法を
利用した車両用負荷の遠隔操作装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種のものとして、
例えば、自動車に設けられる電波キーがある。これは、
携帯型送信機の本体ケースにドアのロック,アンロック
に対応した押ボタンスイッチを設け、内部に配設した送
信手段により操作されたスイッチに対応する操作信号に
自己を特定するためにあらかじめ記憶されている登録I
Dコードを付加して電波信号として送信するようになっ
ている。
【0003】電波キーからの操作信号は自動車側に設け
た受信手段により受信するようになっており、その操作
信号に付加されたIDコードをあらかじめ登録されてい
るIDコードと照合して一致したときには、その操作信
号に対応する制御信号を出力してドアロック機構をロッ
ク動作あるいはアンロック動作させるようになってい
る。
【0004】このような受信手段には複数個のIDコー
ドを登録可能に構成されたものがあり、これによって、
IDコードの異なる複数の電波キーを用いる場合でも、
受信手段側でそれぞれの電波キーのIDコードをあらか
じめ登録設定しておくことにより、個々の電波キーに個
別に対応してロック動作あるいはアンロック動作などを
行うことができるようになる。また、このように異なる
IDコードを登録することにより、セキュリティ性の向
上も図れる。
【0005】ところで、受信手段側でのIDコードの登
録に際しては、従来では、所有者が所持している正規の
IGキーに基づいて行われることを要件とするために、
自動車に設けられたIGキースイッチの動作やドアの開
閉動作によりオンオフするドアカーテシスイッチの動作
などのスイッチ類の動作の組み合わせ操作によって登録
モードの設定を行うようにしたものが一般的であり、各
種スイッチ類からの信号を得るための構成を必要として
いた。
【0006】また、上述のような複数のIDコードを登
録するものでは、その登録方法において、個別に登録す
るものが一般的であるため、次のような不具合が生ずる
ことがある。すなわち、例えば、対象となる自動車のド
アのロックが解除されている状態で、第三者がIGキー
をもとにして異なるIDコードを不正に登録してしまう
と、例えば、複数個のIDコードのうちの1個が書き換
えられてしまうことになる。ところが、所有者が普段使
用しているIDコードがまだ登録されている場合には、
所有者が電波キーによって操作をした場合に、従前と同
様に動作させることができるため、所有者は第三者によ
ってIDコードが書き換えられていることを認識するこ
とができなくなる不具合がある。
【0007】本発明は、車両のスイッチ類の信号を用い
ないで登録モードの設定をすることができると共に、登
録方法において未使用の登録コードを排除できるように
した複数のIDコードの登録方法及び車両用負荷の遠隔
操作装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の複数のIDコー
ドの登録方法は、車両用負荷の操作信号を受信すると、
その操作信号に付加されているIDコードをあらかじめ
登録されている複数のIDコードと照合して一致するも
のがあるときに受信した操作信号に対応する車両用負荷
の駆動信号を出力するものを対象としており、特定条件
の下で前記車両用負荷の操作信号を所定の組み合わせで
連続して受信すると、前記IDコードについての登録モ
ードを設定し、その登録モードの設定状態では、所定時
間以内に続いて受信する操作信号があるときに、あらか
じめ登録されていた前記複数のIDコードのすべてに代
えて、そのとき受信した操作信号に付加されているID
コードを新たな複数のIDコードとして登録設定すると
ころに特徴を有する。
【0009】上記複数のIDコードの登録方法によれ
ば、特定条件の下で操作信号を所定の組み合わせで連続
して受信すると、それらに付加されているIDコードに
無関係に登録モードを設定するようになり、この場合
に、各種のスイッチ類の信号を要件としていないので簡
単な操作で設定することができ、しかも、操作信号の所
定の組み合わせを通常の車両用負荷の遠隔操作時には使
用しないような組み合わせに設定しておけば誤操作や第
三者に不用意に設定されることもない。
【0010】そして、登録モードが設定されると、その
後に受信する操作信号に付加されたIDコードを新たな
IDコードとして登録するが、このとき、それまで登録
されていたIDコードをすべて新たなIDコードに一括
して書き換えるので、以前に登録されたIDコードを無
効化することができる。
【0011】また、上記の複数のIDコードの登録方法
において、前記登録モードにおいて新たな複数のIDコ
ードを登録した後の所定時間以内に、新たに操作信号を
受信したときに、前記登録されているIDコードを1つ
残して他の登録されているIDコードをそのとき受信し
た操作信号に付加されているIDコードを新たなIDコ
ードとして登録設定することができる。
【0012】これにより、続けて複数のIDコードを登
録する場合でも、そのときの登録モードにおいて登録さ
れるIDコードを順次登録することができ、しかも、過
去に登録されたIDコードを無効化することができる。
【0013】そして、上述の場合におてい、登録モード
を設定するための特定条件を、電源が投入された後の一
定時間以内とすると良い。
【0014】また、本発明の車両用負荷の遠隔操作装置
は、操作スイッチが操作されると、対応する車両用負荷
に対する操作信号にあらかじめ登録されているIDコー
ドを付加して送信する送信手段と、この送信手段から前
記操作信号を受信する受信手段と、その操作信号に付加
された前記IDコードを記憶手段にあらかじめ登録記憶
されている複数のIDコードと照合していずれかと一致
するときにその操作信号に対応する車両用負荷を駆動す
るための駆動信号を出力する負荷制御手段とを備えた車
両用負荷の遠隔操作装置を対象とするものであり、特定
条件の下で前記送信手段から操作信号を所定組み合わせ
で連続して受信すると、IDコードの照合動作を行わず
に、前記IDコードについての登録モードを設定し、所
定時間以内に続いて受信する操作信号があるときに、前
記記憶手段の前記複数のIDコードのすべてに代えて、
そのとき受信した操作信号に付加されているIDコード
を新たな複数のIDコードとして登録設定することを特
徴とする登録制御手段を設けて構成したところに特徴を
有する。
【0015】上記構成によれば、特定条件の下で送信手
段から所定の組み合わせで連続して送信された操作信号
を受信手段が受信すると、登録制御手段は、IDコード
についての登録モードを設定し、その後、所定時間以内
に送信手段から操作信号を受信すると、記憶手段に登録
している複数のIDコードのすべてに代えて、そのとき
受信した操作信号に付加されているIDコードを新たな
複数のIDコードとして登録設定するようになり、これ
によって、以前に登録されたIDコードを無効化するこ
とができる。
【0016】また、上記構成において、前記登録制御手
段を、前記登録モードにおいて前記登録設定処理をした
後の所定時間以内に、新たに操作信号を受信すると、前
記記憶手段に登録されているIDコードを1つ残して他
の登録されているIDコードをそのとき受信した操作信
号に付加されているIDコードを新たなIDコードとし
て登録設定するように構成すると良い。
【0017】これにより、続けて複数のIDコードを登
録する場合でも、そのときの登録モードにおいて登録さ
れるIDコードを順次登録することができ、しかも、過
去に登録されたIDコードを無効化することができる。
【0018】そして、前記登録制御手段を、電源が投入
された後の一定時間以内を前記特定条件として設定する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車のキーレス
エントリーシステムに適用した場合の一実施例について
図面を参照しながら説明する。図1は、ブロック構成を
示すもので、送信手段としての電波キー1は、本体ケー
ス2の内部に送信回路3が設けられ、表面には操作スイ
ッチとして押圧操作可能なロックスイッチ4およびアン
ロックスイッチ5が設けられている。ロックスイッチ4
あるいはアンロックスイッチ5が押圧操作されると、送
信回路3は、操作されたスイッチ4,5に対応する操作
信号と自己にあらかじめ登録されたIDコードMaを付
加して操作信号を合成し、これを電波信号に変換して出
力するようになっている。
【0020】次に、自動車側において、アンテナ6およ
び受信回路7は受信手段としての機能を果たすもので、
アンテナ6を介して受信した操作信号およびIDコード
を制御回路8に出力する。制御回路8は、負荷制御手段
および登録制御手段の機能を兼ね備えたもので、マイク
ロコンピュータ,ROM,RAMなどから構成されてお
り、後述する登録プログラムがあらかじめ記憶されてい
る。
【0021】EEPROM9は、電気的に書き込みおよ
び消去ができると共に、電源オフ時にも記憶情報を保存
できるもので、例えば、3個のIDコードを登録可能と
なっており、そのための3つの登録アドレスMC1〜M
C3には、上述のIDコードMaを含めてIDコードM
b,IDコードMcが記憶されている。これは、他の電
波キーに登録されているIDコードMb,Mcに対応し
て登録されているもので、それぞれ異なるIDコードに
登録されているのである。
【0022】車両用負荷としてのドアロック機構10
は、ドアのロック動作およびアンロック動作を行うもの
で、制御回路8から駆動回路11を介してロック信号あ
るいはアンロック信号が与えられると、電気的にロック
動作あるいはアンロック動作を行うようにに構成されて
いる。
【0023】次に、本実施例の作用について図2ないし
図4も参照して説明する。この場合、まず、通常の状態
でのロックアンロックの遠隔操作について簡単に説明
し、その後に、IDコードの登録処理過程の内容につい
て説明する。
【0024】(1)ロック動作およびアンロック動作 まず、通常の状態では、使用者が電波キー1のロックス
イッチ4あるいはアンロックスイッチ5を操作すると、
送信回路3によりロック信号あるいはアンロック信号を
操作信号として生成し、これに登録されているIDコー
ドMaを付加して電波信号として出力する。
【0025】一方、自動車側においては、受信回路7が
その操作信号をアンテナ6を介して受信すると、制御回
路8は、その操作信号に付加されているIDコードMa
をEEPROM9内に登録記憶されている3個のIDコ
ードMa〜Mcを読出してこれらと照合し、登録されて
いるIDコードのMaと一致することが判定されると、
そのとき受信した操作信号がロック信号あるいはアンロ
ック信号のいずれかを判断してこれ対応したロック動作
信号あるいはアンロック動作信号を駆動回路11を介し
てドアロック機構10に与え、ロック動作あるいはアン
ロック動作を行わせる。
【0026】なお、上述の照合動作で、受信した操作信
号に付加されているIDコードが自動車側に登録されて
いるIDコードMa〜Mcのいずれとも一致しない場合
には、その操作信号を無効な信号として動作を終了す
る。これによって、自己に対応するIDコードを付加し
た操作信号を受信したときにのみドアロック機構10の
駆動制御を行うのである。
【0027】(2)IDコードの登録動作 次に、上述のような操作信号に付加されるIDコードを
識別するためにEEPROM9に登録する複数(3個)
のIDコードの登録動作について説明する。すなわち、
自動車側のEEPROM9に登録記憶されている3個の
IDコードMa〜Mcは、次のようにして再登録が可能
となっている。
【0028】まず、制御回路8は、電源が投入される
と、図2および図3に示す登録プログラムを自動的に開
始するようになっており、この登録プログラムが開始さ
れた後一定時間以内が特定条件として設定されている。
そして、この特定条件の下で、以下のようにして操作信
号が順次入力されると、登録動作を行うようになる。以
下、この登録プログラムのフローチャートにしたがって
動作内容について説明する。
【0029】制御回路8は、プログラムをスタートする
と、はじめに登録モード中であるか否かを判断し(ステ
ップS1)、まだ登録モードに入っていない状態である
から「NO」と判断して5秒タイマT1をスタートさせ
る(ステップS2)。そして、5秒タイマT1による計
時時間が5秒以上となる前(ステップS3)に任意の電
波キーからロック操作信号あるいはアンロック操作信号
を受信すると(ステップS4)、これによって登録モー
ドの設定状態になる(ステップS5)。
【0030】なお、本実施例では、この登録モードを6
段階の登録モード(a)〜(f)として設定しており、
このステップS5においては、最初の登録モード(a)
を設定する。また、5秒タイマT1の計時時間が5秒と
なっても操作信号を受信しない場合には登録動作がない
ものとみなし(ステップS4,S5)、この登録プログ
ラムでは登録エラーとしてその処理を行い(ステップS
6)、登録プログラムを終了する。
【0031】[1]登録モード(a) 制御回路8は、登録モード(a)を設定した(ステップ
S5)後、ステップS1に戻る。この場合には、登録モ
ード中であることから「YES」と判断してステップS
7に進み、ここでも登録モード(a)に設定されている
ことから「YES」と判断してステップS8に移行す
る。制御回路8は、10秒タイマT2をスタートさせ
(ステップS8)、その計時時間が10秒以上となる前
(ステップS9)に、前回つまりステップS4で操作信
号の受信を判断した操作信号と同じ操作信号(つまり、
ロック操作信号を受信している場合にはロック操作信号
を受信することを条件としている)を2回続けて受信し
たときに(ステップS10)、登録モード(b)を設定
するようになる(ステップS11)。
【0032】なお、制御回路8は、10秒タイマT2の
計時時間が10秒に達しても上述の操作信号を2回続け
て受信しない場合には(ステップS9)、前述と同じよ
うに、ステップS6に移行して登録エラー処理を行って
プログラムを終了させるようになる。
【0033】[2]登録モード(b) 制御回路8は、登録モード(b)を設定した(ステップ
S11)後、ステップS1に戻る。すると、今度は、制
御回路8は、このステップS1およびステップS7を経
てステップS12に進みここでも「YES」と判断して
ステップS13に移行するようになる。制御回路8は、
10秒タイマT3をスタートさせて(ステップS1
3)、この10秒タイマT3の計時時間が10秒に達す
る前(ステップS14)に、再び、ステップS10で受
信したときと同じ操作信号を2回連続して受信した場合
には(ステップS15)、登録モード(c)を設定する
ようになる(ステップS16)。
【0034】なお、前述同様に、制御回路8は、10秒
タイマT3の計時時間が10秒に達しても上述の操作信
号を2回続けて受信しない場合には(ステップS1
5)、ステップS6に移行して登録エラー処理を行って
プログラムを終了させる。
【0035】[3]登録モード(c) 次に、制御回路8は、ステップS1,S7,S12,S
17を経てステップS18に進むと、ここで、ロック制
御信号を駆動回路11に出力して(ステップS18)ド
アロック機構10にロック動作を行わせ、続いてアンロ
ック制御信号を出力して(ステップS19)ドアロック
機構10にアンロック動作を行わせるようになる。制御
回路8は、この後、登録モード(d)を設定して(ステ
ップS20)ステップS1に戻る。
【0036】この場合、ステップS18,S19におけ
る動作は、ここまでの操作手順が制御回路8側で認識さ
れていることを使用者に報知するためのもので、ロック
動作およびアンロック動作時の音によって使用者はこれ
を確認することができるようになる。
【0037】[4]登録モード(d) 続いて、制御回路8は、ステップS1,S7,S12,
S17およびS21を経てステップS22に移行する。
制御回路8は、ここで10秒タイマT4をスタートさせ
(ステップS22)、この10秒タイマT4の計時時間
が10秒に達する前(ステップS23)に、任意の操作
信号(ロック操作信号あるいはアンロック操作信号のい
ずれか)を受信した場合には(ステップS24)、登録
モード(e)を設定するようになる(ステップS2
5)。また、このとき受信した操作信号に付加されてい
るIDコードAは制御回路8内部のRAMに一旦記憶さ
れるようになる。この後、制御回路8は、ステップS1
に戻る。
【0038】なお、前述同様に、制御回路8は、10秒
タイマT4の計時時間が10秒に達してもいずれの操作
信号も受信しない場合には(ステップS24)、ステッ
プS26に移行し、この場合には、1回目の登録処理で
あるか2回目以降であるかを判断して「YES」の場合
にはステップS6に進んで登録エラー処理を行ってプロ
グラムを終了させ、「NO」の場合には後述するように
登録処理が終了したとしてそのままプログラムを終了す
る。
【0039】[5]登録モード(e) 次に、制御回路8は、ステップS1,S7,S12,S
17,S21およびステップS27を経てステップS2
8に移行する。制御回路8は、ここで10秒タイマT5
をスタートさせ(ステップS28)、この10秒タイマ
T5の計時時間が10秒に達する前(ステップS23)
に、上述のステップS24で受信した操作信号と逆の操
作信号(ステップS24で受信した操作信号がロック操
作信号ある場合にはアンロック操作信号)を受信した場
合には(ステップS30)、ステップS31に移行す
る。
【0040】このとき、制御回路8は、その操作信号に
付加されているIDコードAを内部のRAMに記憶し、
ステップS24で受信した操作信号のIDコードAと一
致している場合にこれを登録すべきIDコードAとして
認識し、EEPROM9に書換処理を行う(ステップS
31)ようになる。そして、この場合において、それま
で登録されたIDコードとしてEEPROM9に記憶さ
れている3個のIDコードMa〜Mc(図4(a)参
照)はすべて今受信したIDコードAに書き換えられる
(同図(b)参照)。したがって、EEPROM9の登
録アドレスMC1〜MC3には同一のIDコードAが登
録されたことになる。
【0041】そして、ステップS31を終了すると、制
御回路8は、ステップS32で登録モード(f)を設定
し(ステップS32)、この後、ステップS1に戻る。
なお、上述の場合において、制御回路8は、10秒タイ
マT5の計時時間が10秒に達しても逆の操作信号も受
信しない場合には(ステップS30)、ステップS6に
進んで登録エラー処理を行ってプログラムを終了させる
ようになる。
【0042】[6]登録モード(f) このようにして一連の登録動作を実施すると、制御回路
8は、再びステップS1,S7,S12,S17,S2
1,S27およびS33を経てステップS34に進み、
ここで、ロック制御信号を駆動回路11に出力して(ス
テップS34)ドアロック機構10にロック動作を行わ
せ、続いてアンロック制御信号を出力して(ステップS
35)ドアロック機構10にアンロック動作を行わせる
ようになる。続いて、制御回路8は、3回の登録処理が
行われたか否かを判断し(ステップS36)、今回が1
回目であるから、ここではステップS37に進んで2回
目移行の登録処理を行うべく、登録モード(d)を設定
してステップS1に戻るようになる。
【0043】この場合、ステップS34,S35におけ
る動作は、前述同様に、ここまでの操作手順によって1
回目の登録動作が終了したことを制御回路8側から報知
するためのもので、ロック動作およびアンロック動作時
の音によって使用者はこれを確認することができるよう
になる。
【0044】[7]繰り返し登録動作 さて、上述のようにして1回目の登録動作が終了する
と、この状態では、図4(b)に示すように、EEPR
OM9の3個のアドレスには全てIDコードAとなって
いる。そして、使用者が続いて異なるIDコードの電波
キーのIDコードを登録処理する場合には、前述した登
録モード(d)ないし登録モード(f)の操作を繰り返
し実行する。
【0045】この場合、2回目以降の登録処理において
は、ステップS31におけるIDコードの書換処理で、
1回目の登録処理でEEPROM9に書換処理を行った
3個の同一のIDコードAのうち、アドレスMC1に登
録したIDコードAをそのまま保持して、他のアドレス
MC2,MC3に登録したIDコードAについてこれら
を新たに受信した操作信号に付加されているIDコード
Bに書き換えるようになる(同図(c)参照)。
【0046】さらに、3回目の登録処理においては、2
回目の登録処理で書換処理を行った2個の同一のIDコ
ードBのうち、アドレスMC2に登録したIDコードB
をそのまま保持して、残りのアドレスMC3に登録した
IDコードBについてこれを新たに受信した操作信号に
付加されているIDコードCに書き換える(同図(d)
参照)。
【0047】なお、2回目あるいは3回目の登録処理を
行わない場合には、1回目あるいは2回目の登録処理が
終了した後に、使用者は何も操作せず放置することで終
了されたものと見なされる。つまり、制御回路8は、ス
テップS37を実行した後にステップS1,S7,S1
2,S17,S21,S22を経て、ステップS23,
S24を繰り返す状態となったときに、そのまま何も操
作信号が入力されない場合には、ステップS26に移行
し、ここでは1回目の登録処理は終了しているので「N
O」と判断してプログラムの終了となる。
【0048】このような本実施例によれば、登録モード
の設定を電源投入時に実施する登録プログラムにより、
ロック操作信号およびアンロック操作信号の所定の組み
合わせにしたがって順次受信したときに行うようにした
ので、IGキーやドアの開閉操作などを行うことなく登
録モードの設定を行うことができる。
【0049】また、本実施例によれば、登録モードにお
けるIDコードの書換処理では、1回目の書換処理で前
回までに登録されているIDコードをすべて新たに受信
したIDコードに書き換えるようにし、2回目移行の書
換処理では登録されたうちの1個のIDコードを残して
新たに受信したIDコードに書き換えていくようにした
ので、第三者に不正手段などにより登録される場合で
も、これをすべて無効にすることができ、逆に、不正に
登録されてしまった場合には、正規の使用者のIDコー
ドが照合で無効となることから、不正行為があったこと
を迅速に認識することができ、セキュリティ性の向上を
図ることができるようになる。
【0050】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、次のように変形または拡張できる。登録モ
ード(a)〜(f)のそれぞれが設定される毎に、ラン
プを点灯させたりホーンを鳴らすなどの報知動作を行わ
せても良い。車両用負荷はドアロック機構に限らず、エ
ンジンの始動および停止を行うエンジン始動装置や、ト
ランク,ボンネットなどの開閉を制御する装置、あるい
はエアコンの運転を制御する装置など車両に用いられる
負荷であれば適用できる。
【0051】また、同様にして操作信号は、ロック操作
信号,アンロック操作信号に限らず、始動操作信号,停
止操作信号などでも良いし、あるいはこれらを複合的に
含むものでも良い。登録モードを設定するための操作手
順は、他にも、種々の操作信号を用いたり、時間的制約
を種々の制限時間で設けたり、あるいは処理手続を種々
に変更設定することができる。なお、この場合におい
て、登録モードへの設定の手順では、通常の遠隔操作の
ための動作ではあまり用いない操作内容を設定すること
が好ましい。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の複数のIDコードの登録
方法によれば、車両に設けられた各種のスイッチを利用
しないでIDコードの登録モードの設定を行うことがで
きるようになり、また、登録モードにおける登録処理で
は、受信したIDコードを新たなIDコードとしてそれ
まで登録していたIDコードを一括して書き換えるの
で、第三者に不正に登録されたものを無効化することが
できると共に、第三者が不正に登録した場合に正規の使
用者によりIDコードが受け付けられなくなることによ
り、不正行為があったことを迅速に認識することができ
るようになる。
【0053】また、連続して書換処理を行うことによ
り、複数の異なる送信手段に登録されたIDコードのそ
れぞれを新たに登録するIDコードとして書き換えるこ
とができ、また、このような登録モードの設定を電源投
入時の所定時間以内を特定条件として設定することで行
うことができる。
【0054】請求項4ないし6記載の車両用負荷の遠隔
操作装置によれば、請求項1ないし3に記載した複数の
IDコードの登録方法を利用してIDコードの登録処理
を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略的なブロック構成
【図2】登録プログラム(その1)
【図3】登録プログラム(その2)
【図4】IDコードの登録状態を示す作用説明図
【符号の説明】
1は電波キー(送信手段)、3は送信回路、4はロック
スイッチ、5はアンロックスイッチ、6はアンテナ、7
は受信回路(受信手段)、8は制御回路(負荷制御手
段,登録制御手段)、9はEEPROM(記憶手段)、
10はドアロック機構(車両用負荷)、11は駆動回路
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 雅司 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 佐藤 博保 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用負荷の操作信号を受信すると、そ
    の操作信号に付加されているIDコードをあらかじめ登
    録されている複数のIDコードと照合して一致するもの
    があるときに受信した操作信号に対応する車両用負荷の
    駆動信号を出力するものにおいて、 特定条件の下で前記車両用負荷の操作信号を所定の組み
    合わせで連続して受信すると、前記IDコードについて
    の登録モードを設定し、 その登録モードの設定状態では、所定時間以内に続いて
    受信する操作信号があるときに、あらかじめ登録されて
    いた前記複数のIDコードのすべてに代えて、そのとき
    受信した操作信号に付加されているIDコードを新たな
    複数のIDコードとして登録設定することを特徴とする
    複数のIDコードの登録方法。
  2. 【請求項2】 前記登録モードにおいて新たな複数のI
    Dコードを登録した後の所定時間以内に、新たに操作信
    号を受信したときに、前記登録されているIDコードを
    1つ残して他の登録されているIDコードをそのとき受
    信した操作信号に付加されているIDコードを新たなI
    Dコードとして登録設定することを特徴とする請求項1
    記載の複数のIDコードの登録方法。
  3. 【請求項3】 前記登録モードを設定するための特定条
    件は、電源が投入された後の一定時間以内とすることを
    特徴とする請求項1または2記載の複数のIDコードの
    登録方法。
  4. 【請求項4】 操作スイッチが操作されると、対応する
    車両用負荷に対する操作信号にあらかじめ登録されてい
    るIDコードを付加して送信する送信手段と、この送信
    手段から前記操作信号を受信する受信手段と、その操作
    信号に付加された前記IDコードを記憶手段にあらかじ
    め登録記憶されている複数のIDコードと照合していず
    れかと一致するときにその操作信号に対応する車両用負
    荷を駆動するための駆動信号を出力する負荷制御手段と
    を備えた車両用負荷の遠隔操作装置において、 特定条件の下で前記送信手段から操作信号を所定組み合
    わせで連続して受信すると、前記IDコードについての
    登録モードを設定し、所定時間以内に続いて受信する操
    作信号があるときに、前記記憶手段の前記複数のIDコ
    ードのすべてに代えて、そのとき受信した操作信号に付
    加されているIDコードを新たな複数のIDコードとし
    て登録設定することを特徴とする登録制御手段を設けた
    ことを特徴とする車両用負荷の遠隔操作装置。
  5. 【請求項5】 前記登録制御手段は、前記登録モードに
    おいて前記登録設定処理をした後の所定時間以内に、新
    たに操作信号を受信すると、前記記憶手段に登録されて
    いるIDコードを1つ残して他の登録されているIDコ
    ードをそのとき受信した操作信号に付加されているID
    コードを新たなIDコードとして登録設定することを特
    徴とする請求項4記載の車両用負荷の遠隔操作装置。
  6. 【請求項6】 前記登録制御手段は、電源が投入された
    後の一定時間以内を前記特定条件として設定されている
    ことを特徴とする請求項4または5記載の車両用負荷の
    遠隔操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111028394A (zh) * 2019-12-24 2020-04-17 东风电子科技股份有限公司 实现多把汽车遥控钥匙操作的处理方法

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