JPH09302382A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

Info

Publication number
JPH09302382A
JPH09302382A JP13946996A JP13946996A JPH09302382A JP H09302382 A JPH09302382 A JP H09302382A JP 13946996 A JP13946996 A JP 13946996A JP 13946996 A JP13946996 A JP 13946996A JP H09302382 A JPH09302382 A JP H09302382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
acid
formula
component
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13946996A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoko Yasumasu
知子 安増
Ryuichi Nakagawa
龍一 中川
Hiromi Nagashima
博美 永島
Takao Matsuo
隆雄 松尾
Takenobu Sakatani
武信 阪谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP13946996A priority Critical patent/JPH09302382A/ja
Publication of JPH09302382A publication Critical patent/JPH09302382A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マイルドで泡立ち性に優れ低温安定性の良好
な液体洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 A成分、B成分およびC成分を含む液体
洗浄剤組成物。 (A)成分:一般式Iのアミドカチオン系界面活性剤お
よびアミドアミン塩系界面活性剤から選ばれる1種以上 (R1はC7〜21のアルキル基またはアルケニル基、
2、R3及びR4はC1〜6のアルキル基またはヒドロ
キシアルキル基、nは2〜6の整数、Xはハロゲンまた
はメチル硫酸またはエチル硫酸を示す。) (B)成分:一般式IIIのアニオン性界面活性剤 R5(OC24)m OSO3M (III) (R5はC8〜22の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基ま
たはアルケニル基、mは0または1〜15の数、Mはア
ルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウムまたはア
ルカノールアミンを示す。) (C)成分:一般式IVのアルカノールアミド (R6はC7〜21の飽和または不飽和脂肪酸残基、p
は1〜12の数、qは0または1〜12の数を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、泡立ちが優れ、低
温安定性が良好で、マイルドな液体洗浄剤組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、台所用洗浄剤、皮膚用洗浄剤や毛
髪用洗浄剤などの液体洗浄剤としては、石鹸をはじめと
して、各種界面活性剤、例えばα−オレフィンスルホン
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸
塩、アルキルエーテル硫酸塩、等が知られている。これ
らの界面活性剤は、通常、洗浄力や泡立ち性に優れてい
るが、皮膚刺激性等のマイルド性に問題があった。ま
た、最近ではマイルドな界面活性剤として、N−アシル
アミノ酸塩、N−アシルメチルタウリン塩、スルホコハ
ク酸塩、エーテルカルボン酸塩等が使用されているが、
これらの界面活性剤は、泡立ち性能や、洗浄力が不十分
である。そこで、これらの界面活性剤を組み合わせた
り、アルキルアミンオキシドや、ベタイン型界面活性剤
や、イミダゾリン型界面活性剤、モノアルキルカチオ
ン、脂肪酸アミド等の補助成分を添加したものが用いら
れている。これらの液体洗浄剤は、洗浄性能や、泡立ち
性能、マイルド性に優れるが、低温下の使用・保存安定
性に劣るなどの欠点があったり、また、低温安定性に優
れたものは、泡立ち性や、洗浄性に欠けるなど、すべて
の機能を同時に満足するものはなかった。特にモノアル
キルカチオンは、他の界面活性剤のタンパク質変性を抑
制する効果に優れているが、組合わせた時の相溶性や、
低温安定性が悪く、濁りや沈殿を生じる等の欠点がある
ため、その機能を十分に発揮されないという問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の欠点を克服し、北海道等の寒冷地においても、洗浄機
能が十分に発現し、しかも、泡立ち性に優れると共に低
温安定性の良好で、マイルドな液体洗浄剤組成物を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決するために鋭意検討した結果、特定のアミドカチ
オン系界面活性剤及び/またはアミドアミン塩系界面活
性剤と特定のアニオン性界面活性剤とアルカノールアミ
ドを配合した洗浄剤が上記課題に対して有効であること
を知見し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発
明によれば、下記の(A)成分、(B)成分および
(C)成分を必須成分として含有することを特徴とする
液体洗浄剤組成物が提供される。 (A)成分:一般式(I)で表されるアミドカチオン系
界面活性剤および一般式(II)で表されるアミドアミン
塩系界面活性剤から選ばれる少なくとも1種
【化1】 (式中、R1は炭素数7〜21のアルキル基またはアル
ケニル基、R2、R3及びR4は炭素数1〜6のアルキル
基またはヒドロキシアルキル基、nは2〜6の整数、X
はハロゲン原子またはメチル硫酸またはエチル硫酸を示
す。)
【化2】 (式中、R1、R2、R3およびnは前記一般式(I)と
同じ、Yは無機酸または有機酸を示す。) (B)成分:一般式(III)で表されるアニオン性界面活
性剤
【化3】 R5(OC24)m OSO3M (III) (式中、R5は炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖ア
ルキル基またはアルケニル基、mは0または1〜15の
数、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウ
ムまたはアルカノールアミンを示す。) (C)成分:一般式(IV)で表されるアルカノールアミ
【化4】 (式中、R6は炭素数7〜21の飽和または不飽和脂肪
酸残基、pは1〜12の数、qは0または1〜12の数
を示す。)
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の(A)成分である前記一
般式(I)で表されるアミドカチオン系界面活性剤及び
/又は前記一般式(II)で示されるアミドアミン系界面
活性剤は、アニオン界面活性剤の蛋白質変性を抑制し、
マイルド性を向上させると共に泡立ちを高めるために用
いられる。かかる一般式(I)で示されるアミドカチオ
ン系界面活性剤において、式中のアシル基R1COは炭
素数8〜22好ましくは10〜18の脂肪酸残基であ
る。その具体例としては、たとえばカプリル酸、カプリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレ
イン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキン
酸、ベヘニン酸、ヤシ脂肪酸、牛脂脂肪酸などの脂肪酸
残基を挙げることができる。また、R2、R3及びR
4は、炭素数1〜6好ましくは1〜2のアルキル基また
はヒドロキシアルキル基である。その具体例としては、
メチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基などを挙げる
ことができる。
【0006】この一般式(I)で表されるアミドカチオ
ン系界面活性剤の代表的な例としては、ラウリン酸アミ
ドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、ミリス
チン酸アミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、パルミチン酸アミドプロピルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、オレイン酸アミドプロピルトリメチルア
ンモニウムクロライド、ステアリン酸アミドプロピルト
リメチルアンモニウムクロライド、ヤシ脂肪酸アミドプ
ロピルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、ラ
ウリン酸アミドエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ラウリン酸アミドエチルトリエチルアンモニウムク
ロライド、ステアリン酸アミドエチルトリエチルアンモ
ニウムエチルサルフェート、パーム脂肪酸アミドプロピ
ルトリメチルアンモニウムメチルサルフェートなどが挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
【0007】前記一般式(I)で表されるアミドカチオ
ン系界面活性剤は、それ自体公知物質であり、例えば、
脂肪酸またはそのアルキルエステルとジメチルアミノプ
ロピルアミン等のアミンを脱水または脱アルコール反応
させてアミドアミンを得、次いで水またはアルコール溶
媒系において通常のメチルクロライドまたはジメチルも
しくはジエチル硫酸で四級化する方法等によって合成さ
れる。
【0008】前記一般式(II)で表されるアミドアミン
塩系界面活性剤は、前述の一般式(I)で表されるアミ
ドカチオン系界面活性剤の中間原料であるアミドアミン
と無機酸、有機酸とからなる塩である。一般式(II)で
示されるアミドアミン系界面活性剤において、式中のア
シル基R1COは炭素数8〜22、好ましくは10〜1
8の脂肪酸残基である。その具体例としては一般式
(I)で示されたものと同様なものが挙げられる。また
2、R3及びR4は、炭素数1〜6好ましくは1〜2の
アルキル基またはヒドロキシアルキル基である。この具
体例としては、一般式(I)で示されたものと同様な基
が挙げられる。この一般式(II)で表されるアミドアミ
ン塩系界面活性剤の代表例としては、ラウリン酸アミド
プロピルジメチルアミン塩酸塩、ミリスチン酸アミドプ
ロピルジメチルアミン塩酸塩、パルミチン酸アミドプロ
ピルジメチルアミン塩酸塩、ステアリン酸アミドプロピ
ルジメチルアミン塩酸塩、ヤシ脂肪酸アミドエチルジエ
チルアミングルタミン酸塩、パーム脂肪酸アミドプロピ
ルジエチルアミン酢酸塩、牛脂脂肪酸アミドエチルジエ
チルアミングルタミン酸塩等があるが、これらに限定さ
れるものではない。また塩の種類の具体例としては、そ
の他硫酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、アスパラギン酸塩
等があるが、これらに限定されるものではない。
【0009】(A)成分の使用量は、洗浄剤組成物全量
に対して、好ましくは0.5〜10重量%、更に好まし
くは1〜8重量%である。(A)成分の使用量が0.5
重量%未満であると、マイルド性向上効果に乏しく、ま
た、10重量%を越えると、粘度が上昇し、液体洗浄剤
として用いるのが困難となる。
【0010】本発明の(B)成分である、前記一般式
(III)で表されるアニオン界面活性剤は、洗浄機能を
発揮させるために用いられる。かかる一般式(III)で
表されるアニオン界面活性剤において、R5は炭素数8
〜22、好ましくは10〜18の直鎖もしくは分岐鎖ア
ルキル基またはアルケニル基である。また、酸化エチレ
ンの付加モル数mは平均で1〜15であり、より好まし
くは2〜10である。Mはナトリウム塩、カリウム塩な
どのアルカリ金属塩、マグネシウム塩などのアルカリ土
類金属塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩や
トリエタノールアミン塩などのアルカノールアミン塩が
ある。より好ましくはアルカリ金属またはトリエタノー
ルアミンである。
【0011】一般式(III)で表されるアニオン性界面
活性剤の具体例としては、ラウリル硫酸エステルNa、
ヤシアルコール硫酸エステルNa、ミリスチル硫酸エス
テルNa、炭素数12〜13アルキル硫酸エステルN
a、ラウリルエーテル硫酸エステルNa(エチレンオキ
シド(EO)平均付加モル数=3、5、7、10または
12)、ミリスチルエーテル硫酸エステルK(EO平均
付加モル数は前述と同じ)、炭素数12〜13アルキル
エーテル硫酸エステルNa(EO平均付加モル数は前述
と同じ)、パーム油アルコールエーテル硫酸エステルト
リエタノールアミンなどがあるが、これらに限定される
ものではない。
【0012】一般式(III)で表されるアニオン性界面活
性剤は、アルキル硫酸エステル塩またはアルキルエーテ
ル硫酸エステル塩であり、通常の方法で製造されるもの
である。例えば、炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖
アルコールまたは該アルコールにアルカリ若しくはルイ
ス酸触媒存在下酸化エチレンを付加して得られたアルコ
ールエトキシレートを無水硫酸若しくはクロルスルホン
酸で硫酸化した後、中和して製造することができる。炭
素数8〜22の原料アルコールは、ヤシ油やパーム油な
どの天然油脂由来の直鎖アルコール、オレフィンからオ
キソ法で誘導された分岐鎖を含む合成アルコール、エチ
レンからチーグラー法で誘導された直鎖アルコールなど
がある。
【0013】(B)成分の使用量は、洗浄剤組成物全量
に対して、好ましくは1〜25重量%、更に好ましくは
2〜20重量%である。(B)成分の使用量が1重量%
未満であると、洗浄力が充分に発揮されず、また25重
量%を越えると、粘度が高くなり、液体洗浄剤として使
用することが困難となる。
【0014】本発明の(C)成分である、前記一般式
(IV)で表されるアルカノールアミドは泡立ちを向上さ
せるために用いられる。かかる一般式(IV)で示される
アルカノールアミドにおいて、式中のR6COは炭素数
8〜22、好ましくは12〜18の飽和または不飽和脂
肪酸残基である。その具体例としては、たとえば、カプ
リル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン
酸、ベヘニン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、パ
ーム油脂肪酸、牛脂脂肪酸の残基が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。pは1〜12の整数であ
り、より好ましくは1〜5である。qは0または1〜1
2の整数であり、より好ましくは0〜5である。一般式
(IV)で表されるアルカノールアミドの具体例として
は、ラウリン酸モノエタノールアミド、ラウリン酸ジエ
タノールアミド、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、ミリ
スチン酸ジエタノールアミド、ヤシ脂肪酸イソプロパノ
ールアミド、オレイン酸ジエタノールアミドなどがある
が、これらに限定されるものではない。これらのアルカ
ノールアミドは、通常の方法で製造されるが、例えばラ
ウリン酸またはそのアルキルエステルとアルカノールア
ミンとをアルカリ触媒の存在下縮合反応して製造するこ
とができる。
【0015】(C)成分の使用量は、洗浄剤組成物全量
に対して好ましくは1〜10重量%、更に好ましくは2
〜8重量%である。(C)成分の使用量が1重量%未満
であると、泡立ち向上効果が充分には期待できず、また
10重量%を越えると、粘度が高くなり、液体洗浄剤と
して使用するのが困難となる。
【0016】本発明は、前記(A)成分、(B)成分及
び(C)成分を必須成分としたことから、洗浄機能が充
分に発現すると共に泡立ち性に優れしかも低温安定性も
良好でマイルドな液体洗浄剤が得られるものである。
(A)成分と(B)成分を含有しても(C)成分を含ま
ないものは、泡立ち性に優れ、マイルドな洗浄剤が得ら
れるものの低温下の使用・保存安定性に欠け本発明のよ
うな洗浄剤を得ることができない。また、(B)成分及
び(C)成分を含有しても(A)成分を含まないものは
泡立ち性が悪くまたマイルド性の良好な洗浄剤が得られ
ない。さらに(B)成分及び(C)成分を含有しかつ
(A)成分の代わりに(A)成分と同様なカチオン界面
活性剤であるモノアルキルカチオン界面活性剤を含ませ
ても、泡立ち性に優れかつマイルドな洗浄剤は得られる
ものの低温下の使用・保存安定性に欠け、本発明のよう
に泡立ち性に優れマイルドでしかも低温下の使用・低温
安定性な液体洗浄剤とすることはできない。
【0017】本発明の液体洗浄剤組成物は、前記(A)
成分、(B)成分及び(C)成分を必須成分とするもの
であるが、他の公知の洗浄剤成分を配合することもでき
る。このような洗浄剤としては、たとえば、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ス
ルホコハク酸モノ(ジ)アルキル(アルケニル)エステ
ル塩、アルキルリン酸エステル塩、アミノ酸系界面活性
剤等のアニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、アルキルポリグルコシド、アルキルグルコ
シドエステル、アルキルグルカミド、アルカノールアミ
ド等の非イオン界面活性剤、アルキル酢酸ベタイン、ア
ミドプロピルベタイン、(ヒドロキシ)スルホベタイ
ン、イミダゾリン型などの両性活性剤等が挙げられる。
【0018】また、本発明の液体洗浄剤組成物には、本
発明の目的を損なわない範囲でこの種の洗浄剤に配合さ
れる補助成分を配合することもできる。このような補助
成分としては、たとえば、炭酸ナトリウム(カリウ
ム)、珪酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリアク
リル酸塩等のビルダー類、(ポリ)グリセリン、ソルビ
トール等の保湿剤、メチルセルロース、ポリオキシエチ
レングリコールジステアレート、エタノール、(ポリ)
エチレングリコール、(ポリ)プロピレングリコール等
の粘度調整剤、メチルパラベン、ブチルパラベン等の防
腐剤、グリチルリチン酸カリウム、酢酸トコフェロール
等の抗炎症剤、その他、酸化防止剤、紫外線吸収剤、金
属イオン封鎖剤、殺菌剤、水溶性高分子化合物、水溶性
無機塩、pH調製に用いられる有機および無機化合物、
パール光沢剤、色素、香料、などが挙げられる。
【0019】次に、本発明を実施例及び比較例により更
に詳細に説明する。 実施例1〜12、比較例1〜9 下記表1に示される組成の各種液体洗浄剤組成物を調製
し、その泡立ち性及び低温安定性を下記評価法により判
定した。その結果を表1に示す。
【0020】[泡立ち性]洗浄剤組成物の0.5%水溶
液20mlを100mlのエプトン管に取り、20回振
盪後の泡体積(ml)を測定した。数値が高いものほど
泡立ち性が良好であることを意味する。 [低温安定性]洗浄剤組成物を50mlの透明瓶に取
り、5℃に24時間保存し、その溶液の外観を観察し
た。 ○:透明 △:微濁 ×:白濁または分離 [マイルド性]ウシ血清アルブミンを用いて、洗浄剤組
成物0.15%溶液のCDスペクトルより蛋白質変性率
を求め、その大小によりマイルド性を評価した。 ○:蛋白質変性率10%未満 ×:蛋白質変性率10%以上
【0021】なお、表1における各記号は下記の化合物
を意味する。 A−1:ラウリン酸アミドプロピルトリメチルアンモニ
ウムクロライド A−2:ラウリン酸アミドエチルトリエチルアンモニウ
ムエチル硫酸 A−3:ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミン塩酸
塩 A−4:ラウリン酸アミドエチルジエチルアミングルタ
ミン酸塩 B−1:C1213アルコールエーテル硫酸エステルNa
[エチレンオキシド(EO)平均付加モル数;3] B−2:ラウリルエーテル硫酸エステルNa[EO平均
付加モル数;4] B−3:ラウリルエーテル硫酸エステルNa[EO平均
付加モル数;3] B−4:C1213アルコールエーテル硫酸エステルNa
[EO平均付加モル数;4] C−1:ラウリン酸ジエタノールアミド C−2:ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド D−1:ラウリルジメチルアミンオキシド D−2:ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド
【0022】
【表1−(1)】
【0023】
【表1−(2)】
【0024】表1の結果から、(A)成分、(B)成分
及び(C)成分を必須成分とする本発明の実施例1〜1
2の液体洗浄剤組成物は、泡立ち性が良好であると共に
低温安定性にも優れているが、上記(A)〜(C)成分
を1つでも欠く比較例1〜7のものは泡立ち性及び低温
安定性の両者を満足しないことが判る。
【0025】[応用例] [台所用洗浄剤] 重量% C12〜C13アルコールエトキシ酢酸Na 13.0 (EO平均付加モル数;4) ラウリルエーテル硫酸エステルNa 5.0 (EO平均付加モル数;5) ラウリン酸アミドエチルトリエチルアンモニウムクロライド 5.0 ラウリン酸モノエタノールアミドポリエトキシレート 3.0 (EO平均付加モル数;4) エタノール 4.0 香料 微量 イオン交換水 バランス [皮膚用洗浄剤] 重量% C12〜C13アルコールエーテル硫酸エステルNa 9.0 (EO平均付加モル数;3) ラウリル硫酸エステルNa 4.0 ヤシ油脂肪酸アミドエチルジエチルアミン塩酸塩 4.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 5.0 エタノール 2.5 香料 0.5 イオン交換水 バランス 上記台所用洗浄剤及び皮膚用洗浄剤は、いずれも、泡立
ち、低温安定性共良好であった。
【0026】
【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物は、マイルド
で泡立ち性能に優れると共に低温下における使用・保存
安定性に優れたものである。従って、本発明の液体洗浄
剤組成物は、たとえば北海道等の寒冷地においても泡立
ち性能が低下せず、洗浄機能が十分に発揮されると共に
泡立ち性能が低下せず、しかも、かつ使用・保存時にお
いても液分離を生じない安定なものでその商品価値の極
めて高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 17/08 C11D 17/08 (72)発明者 松尾 隆雄 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 阪谷 武信 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)成分、(B)成分および
    (C)成分を必須成分として含有することを特徴とする
    液体洗浄剤組成物。 (A)成分:一般式(I)で表されるアミドカチオン系
    界面活性剤および一般式(II)で表されるアミドアミン
    塩系界面活性剤から選ばれる少なくとも1種 【化1】 (式中、R1は炭素数7〜21のアルキル基またはアル
    ケニル基、R2、R3及びR4は炭素数1〜6のアルキル
    基またはヒドロキシアルキル基、nは2〜6の整数、X
    はハロゲン原子またはメチル硫酸またはエチル硫酸を示
    す。) 【化2】 (式中、R1、R2、R3およびnは前記一般式(I)と
    同じ、Yは無機酸または有機酸を示す。) (B)成分:一般式(III)で表されるアニオン性界面活
    性剤 【化3】 R5(OC24)m OSO3M (III) (式中、R5は炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖ア
    ルキル基またはアルケニル基、mは0または1〜15の
    数、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウ
    ムまたはアルカノールアミンを示す。) (C)成分:一般式(IV)で表されるアルカノールアミ
    ド 【化4】 (式中、R6は炭素数7〜21の飽和または不飽和脂肪
    酸残基、pは1〜12の数、qは0または1〜12の数
    を示す。)
JP13946996A 1996-05-09 1996-05-09 液体洗浄剤組成物 Pending JPH09302382A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13946996A JPH09302382A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 液体洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13946996A JPH09302382A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 液体洗浄剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09302382A true JPH09302382A (ja) 1997-11-25

Family

ID=15245973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13946996A Pending JPH09302382A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 液体洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09302382A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014091815A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Kao Corp 洗浄剤組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014091815A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Kao Corp 洗浄剤組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2807088B2 (ja) ライトデューティー液体皿洗い洗剤組成物
KR20060010736A (ko) 세정제 조성물
US5503779A (en) High foaming light duty liquid detergent
JP2004143072A (ja) 洗浄剤組成物
EP0387063B1 (en) Detergent compositions
US6423678B1 (en) Alcohol ethoxylate-peg ether of glycerin
JPH0580520B2 (ja)
JP4002622B2 (ja) 液体身体洗浄剤組成物
JP4715186B2 (ja) 界面活性剤用増粘剤および洗浄剤組成物
JP3266421B2 (ja) 低刺激性身体洗浄剤組成物
JPH0572957B2 (ja)
JPH09302382A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH093491A (ja) 液体洗浄剤組成物
JP2005146014A (ja) 低温安定性の改善されたアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物、及びこれを含有する洗浄剤組成物
JP2566633B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH09165319A (ja) 透明ゲルシャンプー組成物
JPH0572956B2 (ja)
JPH0631405B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH03115495A (ja) 液体洗浄剤組成物
JP2507546B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH08269489A (ja) 洗浄剤組成物
JPH101693A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH07197079A (ja) 洗浄剤組成物
JP2002226825A (ja) 1,3−プロパンジオール骨格を有する非イオン型化合物含有増粘剤、及びそれを含有する液体洗浄剤組成物
JP5123499B2 (ja) 界面活性剤混合物及び洗浄剤組成物