JPH09165319A - 透明ゲルシャンプー組成物 - Google Patents

透明ゲルシャンプー組成物

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JPH09165319A
JPH09165319A JP32862095A JP32862095A JPH09165319A JP H09165319 A JPH09165319 A JP H09165319A JP 32862095 A JP32862095 A JP 32862095A JP 32862095 A JP32862095 A JP 32862095A JP H09165319 A JPH09165319 A JP H09165319A
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viscosity
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foam
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JP32862095A
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Hitoshi Harui
等 春井
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】起泡性に優れ、安定で透明なゲル状の粘度を示
し、粘度調整が不要な泡質に優れたシャンプー組成物を
提供する。 【解決手段】特定の成分(a)アルキル硫酸塩、成分
(b)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、成
分(c)アルカノールアミド型界面活性剤および成分
(d)アミノ酸系アニオン界面活性剤および/または両
性界面活性剤を特定の比率で含有するシャンプー組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、起泡性に優れ、安
定なゲル状の粘度を示し、かつ透明性に優れ、泡質に優
れたシャンプー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりシャンプーの粘度は、泡立て易
さ、ハンドリング性などの使用性の面から、一般に、1
2〜104センチポイズのものが最適とされてきた。し
かし、使用する界面活性剤の製造方法に起因する食塩の
含有量のバラツキなどにより、製造バッチ毎の粘度の管
理が必要となる。具体的には、使用する界面活性剤の種
類によっては界面活性剤中の食塩の含有量が多い場合
は、その配合製品の粘度は高くなり、逆に使用する界面
活性剤中の食塩の含有量が少ない場合は、その配合製品
の粘度は低くなる。通常、粘度の高い場合は、例えば、
グリセリンやプロピレングリコールなどの多価アルコー
ルを添加して粘度を下げる。また逆に、粘度の低い場合
は、例えば、食塩などの塩類を添加して粘度を上げる。
その為、製品の粘度調整に時間を要し、製造工程時間が
長くなる欠点があり、また、製造ロットによるバラツキ
が生じる欠点がある。したがって、製造面からは、10
2〜104センチポイズの粘度範囲のものが必ずしも最適
な粘度範囲ではなかった。また、安定な粘度を得る目的
で、例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
メチルセルロースなどのセルロース誘導体やカルボキシ
ビニルポリマーおよび合成ケイ酸ナトリウム・マグネシ
ウムなどの増粘剤などの粘度調整剤を配合する場合もあ
るが、十分な粘度を得るまで配合すると起泡性や透明性
が極端に悪くなるため、前記の粘度調整剤のみでは起泡
性、透明性の満足できる品質を確保することは困難であ
った。
【0003】また一方、製剤自体をゲル状にして安定な
粘度を得て粘度調整を簡素化する検討がなされてきた。
例えば、特公平2−12448号公報ではオレイン酸カ
リウムとポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナト
リウムおよびヤシ脂肪酸ジエタノールアミドを配合する
方法が開示されている。また、特開平4−120012
号公報ではアニオン界面活性剤と多価アルコールおよび
カルボキシビニルポリマーを配合する方法が開示されて
いる。前者の特公平2−12448号公報の場合では、
透明性には優れるもののオレイン酸カリウムの経時変化
による着色や異臭の問題があり、後者の特開平4−12
0012号公報の方法では、透明性は優れるもののカル
ボキシビニルポリマーの配合量が多いために起泡性が悪
く、実用上未だ満足の得られるものではなかった。した
がって、起泡性や透明性を損なわず、かつ製造の際の粘
度調整が不要で、安定な粘度が容易に得られるシャンプ
ー組成物の処方が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決し、起泡性に優れ、安定で透明なゲル状の粘度を示
し、粘度調整が不要で泡質の優れたシャンプー組成物を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討し、特定のアルキル硫酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、およ
びアミノ酸系アニオン界面活性剤および/または両性界
面活性剤を併用し、該混合物とアルカノールアミド型界
面活性剤を特定の比率で組み合わせることにより目的の
シャンプー組成物を得るに至り、本発明を完成した。す
なわち、本発明は、成分(a)として式(1) R1−OSO31 (1) (ただし、R1は炭素数8〜20のアルキル基またはア
ルケニル基、M1はアルカリ金属、アルカリ土類金属、
アンモニウム基あるいは塩基性アミノ酸またはアルカノ
ールアミンのカチオン性残基を示す。)で示されるアル
キル硫酸塩、成分(b)として式(2) R2−O(CH2CH2O)mSO32 (2) (ただし、R2は炭素数8〜20のアルキル基またはア
ルケニル基、M2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、
アンモニウム基あるいは塩基性アミノ酸またはアルカノ
ールアミンのカチオン性残基、mは1〜15の整数を示
す。)で示されるポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸塩、成分(c)として式(3) R3−CON(CH2CH2OH)2 (3) (ただし、R3は炭素数7〜19のアルキル基またはア
ルケニル基を示す。)で示されるアルカノールアミド型
界面活性剤および式(4) R4−CONH−CH2CH2OH (4) (ただし、R4は炭素数7〜19のアルキル基またはア
ルケニル基を示す。)で示されるアルカノールアミド型
界面活性剤の少なくとも1種以上、および成分(d)と
してアミノ酸系アニオン界面活性剤および両性界面活性
剤の少なくとも1種以上を含有し、成分(a)、
(b)、(c)および(d)の合計量が25〜55重量
%、かつ{(a)+(b)+(d)}/(c)の成分重
量比が2/1〜6/1であり、水が45〜75重量%で
あることを特徴とする透明ゲルシャンプー組成物であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いる式(1)のアルキ
ル硫酸塩としては、具体的には、例えば、ラウリル硫酸
ナトリウム塩、ラウリル硫酸カリウム塩、ラウリル硫酸
マグネシウム塩、ラウリル硫酸モノエタノールアミン
塩、ラウリル硫酸ジエタノールアミン塩、ラウリル硫酸
トリエタノールアミン塩、ミリスチル硫酸ナトリウム
塩、セチル硫酸ナトリウム塩、ステアリル硫酸ナトリウ
ム塩、オレイル硫酸ナトリウム塩などが挙げられる。式
(1)の配合量は1〜35重量%の範囲が好ましく、更
に好ましくは、5〜25重量%である。配合量が1重量
%より少ないと、起泡性が十分でなく、35重量%より
多いと水へのなじみが極端に悪くなり泡立てにくくなる
ので好ましくない。
【0007】式(2)のポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸塩としては、例えば、ポリオキシエチレン
(3モル)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩、ポリオ
キシエチレン(3モル)ラウリルエーテル硫酸アンモニ
ウム塩、ポリオキシエチレン(3モル)ラウリルエーテ
ル硫酸トリエタノールアミン塩、ポリオキシエチレン
(2モル)ミリスチルエーテル硫酸ナトリウム塩などが
挙げられる。式(2)の配合量は、1〜35重量%の範
囲が好ましく、更に好ましくは、5〜25重量%であ
る。1重量%より少ないと起泡性が十分でなく、35重
量%より多いと水へのなじみが極端に悪くなり泡立てに
くくなるので好ましくない。
【0008】式(3)および式(4)のアルカノールア
ミド型界面活性剤としては、例えばラウリン酸ジエタノ
ールアミド、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、ミリスチ
ン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールア
ミド、オレイン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノ
エタノールアミド、ヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、
ミリスチン酸モノエタノールアミド、ステアリン酸モノ
エタノールアミド、オレイン酸モノエタノールアミドな
どが挙げられる。式(3)および式(4)の配合量は、
6〜10重量%の範囲が好ましく、更に好ましくは、7
〜9重量%である。6重量%より少ないとゲル強度が不
十分で適度な粘度が得られなく、10重量%より多いと
逆にゲル強度が強くなりすぎて水へのなじみが悪くなり
泡立てにくくなるので好ましくない。
【0009】本発明で用いる(d)のアミノ酸系アニオ
ン界面活性剤および/または両性界面活性剤は、一般に
化粧品基剤として用いられるものが挙げられる。その中
のアミノ酸系アニオン界面活性剤としては、下記の式
(5)
【0010】
【化1】
【0011】(ただし、R5は、炭素数7〜19のアル
キル基またはアルケニル基、M3およびM4はアルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウム基または塩基性ア
ミノ酸またはアルカノールアミンのカチオン性残基また
は水素を示す。)で示されるN−アシルグルタミン酸型
界面活性剤、下記の式(6)
【0012】
【化2】
【0013】(ただし、R6は、炭素数7〜19のアル
キル基またはアルケニル基、R7は水素またはメチル
基、M5はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニ
ウム基または塩基性アミノ酸またはアルカノールアミン
のカチオン性残基を示し、nは1または2の整数を示
す。)で示されるN−アシル中性アミノ酸型界面活性
剤、下記の式(7)
【0014】
【化3】
【0015】(ただし、R8は、炭素数7〜19のアル
キル基またはアルケニル基、M6はアルカリ金属、アル
カリ土類金属、アンモニウム基または塩基性アミノ酸ま
たはアルカノールアミンのカチオン性残基を示し、pは
6により表される原子または基の価数に等しい整数を
示す。)で示されるN−アシルメチルタウリン型界面活
性剤、下記の式(8)
【0016】
【化4】
【0017】(ただし、R9は、炭素数7〜19のアル
キル基またはアルケニル基、M7およびM8はアルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウム基または塩基性ア
ミノ酸またはアルカノールアミンのカチオン性残基を示
し、qおよびrは同一でもまたは異なっていてもよく、
1〜3の整数を示す。)で示されるN−アルキルアミノ
酸型界面活性剤、下記の式(9)
【0018】
【化5】
【0019】{ただし、R10は、炭素数7〜19のアル
キル基またはアルケニル基、R11は、−CH2COOM
または−CH2CH2COOM(ただし、Mは水素アルカ
リ金属または有機アミンのカチオン性残基を示す)を示
す、}で示されるアミドアミン型界面活性剤ならびに下
記の式(10)
【0020】
【化6】
【0021】{ただし、R12は、炭素数7〜19のアル
キル基またはアルケニル基、R13は、−CH2COOM
または−CH2CH2COOM(ただし、Mは水素アルカ
リ金属または有機アミンのカチオン性残基を示す)を示
し、R14は、基−CH2COOMまたは−CH2CH2
OOM(ただし、Mは水素アルカリ金属または有機アミ
ンのカチオン性残基を示す)または水素原子を示す。}
で示されるアミドアミン型界面活性剤および下記の式
(11)
【0022】
【化7】
【0023】(ただし、R15は、炭素数7〜19のアル
キル基またはアルケニル基、sは、2〜4の整数を示
す。)で示されるアミドベタイン型両性界面活性剤が挙
げられる。成分(d)は、1〜12重量%の範囲が好ま
しく、更に好ましくは2〜7重量%である。配合量が1
重量%より少ないと起泡性が十分でなく、12重量%よ
り多いと水へのなじみが極端に悪くなり泡立てにくくな
るので好ましくない。
【0024】式(5)のN−アシルグルタミン酸型界面
活性剤としては、例えばN−ヤシ油脂肪酸アシル−L−
グルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L
−グルタミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L
−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ラウロイル
−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−
グルタミン酸カリウム、N−ステアロイル−L−グルタ
ミン酸ナトリウム、N−ステアロイル−L−グルタミン
酸カリウム、N−ステアロイル−L−グルタミン酸二ナ
トリウムなどが挙げられる。
【0025】式(6)のN−アシル中性アミノ酸型界面
活性剤としては、例えばラウロイルザルコシントリエタ
ノールアミン、ラウロイルザルコシンナトリウム、ラウ
ロイルザルコシンカリウム、ヤシ油脂肪酸ザルコシント
リエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸ザルコシンナトリウ
ム、ミリストイルザルコシンナトリウムなどのN−アシ
ルメチルグリシン型界面活性剤:N−ヤシ油脂肪酸アシ
ルグリシンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシ
ンカリウムなどのN−アシルグリシン型界面活性剤:N
−ラウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノー
ルアミン、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン
ナトリウムなどのN−アシルメチルアラニン型界面活性
剤:およびN−ラウロイル−β−アラニントリエタノー
ルアミン、N−ラウロイル−β−アラニンナトリウムな
どのN−アシルアラニン型界面活性剤などが挙げられ
る。
【0026】式(7)のN−アシルメチルタウリン型界
面活性剤としては、例えばN−ラウロイル−N−メチル
タウリンナトリウム、N−ラウロイル−N−メチルタウ
リンマグネシウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−メチ
ルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−
メチルタウリンマグネシウム、N−ミリストイル−N−
メチルタウリンナトリウム、N−ミリストイル−N−メ
チルタウリンマグネシウムなどが挙げられる。
【0027】式(8)のN−アルキルアミノ酸型界面活
性剤としては、例えばラウリルイミノジ酢酸ナトリウ
ム、ラウリルイミノジ酢酸カリウム、ミリスチルイミノ
ジ酢酸ナトリウム、ミリスチルイミノジ酢酸カリウム、
パルミチルイミノジ酢酸ナトリウム、パルミチルイミノ
ジ酢酸カリウム、ステアリルイミノジ酢酸ナトリウム、
ステアリルイミノジ酢酸カリウム、ラウリルイミノジプ
ロピオン酸ナトリウム、ラウリルイミノジプロピオン酸
カリウム、ミリスチルイミノジプロピオン酸ナトリウ
ム、ミリスチルイミノジプロピオン酸カリウム、パルミ
チルイミノジプロピオン酸ナトリウム、パルミチルイミ
ノジプロピオン酸カリウム、ステアリルイミノジプロピ
オン酸ナトリウムなどが挙げられる。
【0028】式(9)または式(10)のN−アミドア
ミン型界面活性剤としては、例えばN−ラウロイル−
N’−カルボキシメチル−N’−(2−ヒドロキシエチ
ル)エチレンジアミン、N−ココイル−N’−カルボキ
シメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジ
アミン、N−ミリストイル−N’−カルボキシメチル−
N’−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンなど
が挙げられる。またさらに、前記のN−アミドアミン型
界面活性剤などの塩が挙げられる。
【0029】式(11)のアミドベタイン型両性界面活
性剤としては、例えばラウリルアミドプロピルジメチル
アミノ酢酸ベタイン、ココアミドプロピルジメチルアミ
ノ酢酸ベタイン、パルミチルアミドプロピルジメチルア
ミノ酢酸ベタインなどが挙げられる。
【0030】本発明のシャンプー組成物の成分(a)、
(b)、(c)および(d)の配合量の合計は、全体の
25〜55重量%であり、好ましくは30〜50重量%
である。配合量が25重量%より少ないとゲル強度が不
十分であり適度な粘度が得られず、55重量%より多い
と処方中の水分量が少くなるためにゲル強度が強すぎて
水へのなじみが悪くなり泡立てにくくなったり、他の成
分が溶解しにくくなるので製造上好ましくない。また、
{(a)+(b)+(d)}/(c)の成分の重量比は
2/1〜6/1の範囲であり、好ましくは3/1〜5/
1の範囲である。
【0031】なお、本発明のシャンプー組成物には、上
記の必須成分の他に、シャンプーに常用されている成分
や添加剤を配合することも可能である。例えば、カチオ
ン性ポリマー、シリコーン誘導体、プロテイン誘導体、
高級アルコール、エステル油などのコンディショニング
成分、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの非イ
オン性界面活性剤、脂肪酸アミドエーテルサルフェート
などのアニオン界面活性剤、塩化ステアリルトリメチル
アンモニウムなどのカチオン界面活性剤、殺菌剤、pH
調整剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、動植物由来の抽出エキス、色素および香料などを含
むことができる。
【0032】
【発明の効果】本発明のシャンプー組成物によれば、ゲ
ル状の粘度を示し、透明性も良好で、起泡性もよく、泡
の持続性もよく、泡質もクリーミーで、経時安定性の優
れたシャンプーが得られる。
【0033】
【実施例】次に実施例により本発明を詳細に説明する。
なお、成分(a)〜(d)は、それぞれ表中および実施
例の配合組成でa〜dとして示した。 実施例1〜14および比較例1〜8 本発明の実施例1〜14および比較例1〜8に用いた配
合組成を表1〜5に示す。また、次の評価方法によりそ
れぞれ評価した結果を表1〜5に示した。
【0034】<評価方法> <粘度>:25℃における試料の粘度をB型粘度計を用
いて測定した。 <透明性>:試料を50mlスクリュー管に泡が混入し
ないように充填しその外観を観察した。次の2段階で評
価した。 ○:透明性良好 ×:透明性不良 <起泡性>試料濃度1重量%の水溶液を調整して、ロス
マイルス法により、25℃で起泡直後および5分後の泡
の高さを測定した。試料の起泡テスト直後の高さが25
0mm以上で、次の式により求められる泡の持続率が9
0%以上のものを泡立ちが良い洗浄剤と評価した。 泡の持続性(%)={(5分後の泡の高さ)/(試料の
起泡テスト直後の泡の高さ)}×100 <泡のクリーミー性>20名の女性をパネラーとして、
組成物3gで洗髪した時の泡のクリーミー性について以
下のように点数で評価して、平均値を求めた。平均値
1.5以上を泡のクリーミー性が良好であると評価し
た。 2点:泡がクリーミーであると感じた場合 1点:やや泡がクリーミーであると感じた場合 0点:泡がクリーミーでなく粗いと感じた場合 <経時安定性>試料を−5℃、25℃および45℃で1
カ月保存し、その外観を観察して、次の3段階で評価し
た。 ○:安定性良好 (透明または微濁状態で外観の変化な
し) △:安定性やや不良(やや濁り、または着色を生じる) ×:安定性不良 (分離が認められる、あるいは固化
するあるいは著しく着色する)
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】
【表5】
【0040】以上の結果より、実施例1〜14の本発明
の成分を用いたシャンプー組成物はいずれも泡立ち、泡
の安定性に優れ、泡がクリミーであり、かつゲル状シャ
ンプーとして適度な粘度を有し、透明性も良好であっ
た。一方、比較例1〜8の処方では、十分な粘度が得ら
れず、十分起泡性も得られていない。更に詳しく言えば
成分(a)が配合されていない比較例1では、ゲル状を
呈するに十分な粘度が得られず、十分な起泡性も得られ
ていない。成分(b)が配合されていない比較例2で
は、十分な粘度が得られず、経時安定性も悪い。成分
(c)が配合されていない比較例3では、十分な粘度が
得られず、起泡性、泡の持続性および泡のクリミー性が
悪く、また経時安定性も悪い。成分(d)が配合されて
いない比較例4では、十分な粘度が得られず、泡の持続
性、泡のクリミー性および経時安定性が悪い。成分
(a)+(b)+(c)+(d)の配合量が本発明の範
囲より少ない比較例8では、粘度が低くくなりすぎ起泡
性および泡のクリミー性が悪い。また、成分(a)+
(b)+(c)+(d)の配合量が本発明の範囲を越え
ている比較例5では、粘度が高くなりすぎ起泡性、泡の
持続性、泡のクリミー性および経時安定性が悪い。
{(a)+(b)+(d)}/(c)の成分重量比が本
発明の範囲より少ない比較例6では、粘度が低く、透明
性、起泡性、泡のクリミー性および経時安定性が悪い。
{(a)+(b)+(d)}/(c)の成分重量比が本
発明の範囲を越えている比較例7では、粘度が低く、透
明性、起泡性、泡のクリミー性および経時安定性が悪
い。
【0041】実施例15 次に示すシャンプー配合組成のものを調整し、前記の方
法と同様に評価した。その結果、該シャンプー組成物
は、ゲル状を呈するに十分な粘度を有し、透明性も良好
で、起泡性も十分で、泡の持続性もよく、泡はクリーミ
ーなものであり、経時安定性も優れていた。なお、液性
のpHは原液で測定した。 配合物の物性は次のとおり。 粘度(cps) : 360000 透明性 : ○ 起泡性 (mm) : 277 泡の持続性(%): 96 泡のクリーミー性: 1.6 経時安定性 : ○
【0042】実施例16 次に示すシャンプー配合組成のものを調整し、前記の方
法と同様に評価した。その結果、該シャンプー組成物
は、ゲル状を呈するに十分な粘度を有し、透明性も良好
で、起泡性も十分であり、泡の持続性もよく、泡はクリ
ーミーなものであり、経時安定性も優れていた。 配合物の物性は次のとおり。 粘度(cps) : 390000 透明性 : ○ 起泡性 (mm) : 282 泡の持続性(%): 95 泡のクリーミー性: 1.7 経時安定性 : ○
【0043】実施例17 次に示すシャンプー配合組成のものを調整し、前記の方
法と同様に評価した。その結果、該シャンプー組成物
は、ゲル状を呈するに十分な粘度を有し、透明性も良好
で、起泡性も十分で、泡の持続性もよく、泡はクリーミ
ーなものであり、経時安定性も優れていた。 配合物の物性は次のとおり。 粘度(cps) : 410000 透明性 : ○ 起泡性 (mm) : 262 泡の持続性(%): 93 泡のクリーミー性: 1.8 経時安定性 : ○
【0044】以上の表および実施例から本発明のシャン
プー組成物がゲル状を呈するに十分な粘度を有してお
り、透明性も良好で、起泡性も十分あり、泡の持続性も
よく、泡の性質はクリーミーであり経時安定性にも優れ
たものであることが分かる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成分(a)として式(1) R1−OSO31 (1) (ただし、R1は炭素数8〜20のアルキル基またはア
    ルケニル基、M1はアルカリ金属、アルカリ土類金属、
    アンモニウム基あるいは塩基性アミノ酸またはアルカノ
    ールアミンのカチオン性残基を示す。)で示されるアル
    キル硫酸塩、成分(b)として式(2) R2−O(CH2CH2O)mSO32 (2) (ただし、R2は炭素数8〜20のアルキル基またはア
    ルケニル基、M2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、
    アンモニウム基あるいは塩基性アミノ酸またはアルカノ
    ールアミンのカチオン性残基、mは1〜15の整数を示
    す。)で示されるポリオキシエチレンアルキルエーテル
    硫酸塩、成分(c)として式(3) R3−CON(CH2CH2OH)2 (3) (ただし、R3は炭素数7〜19のアルキル基またはア
    ルケニル基を示す。)で示されるアルカノールアミド型
    界面活性剤および式(4) R4−CONH−CH2CH2OH (4) (ただし、R4は炭素数7〜19のアルキル基またはア
    ルケニル基を示す。)で示されるアルカノールアミド型
    界面活性剤の少なくとも1種以上、および成分(d)と
    してアミノ酸系アニオン界面活性剤および両性界面活性
    剤の少なくとも1種以上を含有し、成分(a)、
    (b)、(c)および(d)の合計量が25〜55重量
    %、かつ{(a)+(b)+(d)}/(c)の成分重
    量比が2/1〜6/1であり、水が45〜75重量%で
    あることを特徴とする透明ゲルシャンプー組成物。
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