JP2002285191A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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JP2002285191A
JP2002285191A JP2001087248A JP2001087248A JP2002285191A JP 2002285191 A JP2002285191 A JP 2002285191A JP 2001087248 A JP2001087248 A JP 2001087248A JP 2001087248 A JP2001087248 A JP 2001087248A JP 2002285191 A JP2002285191 A JP 2002285191A
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ethylene oxide
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Masako Miyamae
雅子 宮前
Naoji Umezawa
直司 梅澤
Naoyoshi Sonoda
直由 園田
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】窒素含有アニオン性界面活性剤を主成分とし、
pH変化に対する粘度変化率が小さく、泡立ち及びすす
ぎ性能が良好な液体洗浄剤組成物、更に日光暴露や高温
保存等による液色変化が少なく、透明容器を使用できる
液体洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】A)一般式Iのポリオキシエチレンアルキ
ル(アルケニル)エーテルであって、0<n≦5であ
り、最も質量%の多いエチレンオキサイド付加モル数を
maxとしたとき式IIを満たす狭いナロー度を有す
るノニオン界面活性剤、B)窒素含有アニオン性界面活
性剤、C)両性界面活性剤、D)多価アルコールを含有
してなる液体洗浄剤組成物。 R−O−(CHCHO)H (I) (RはC10〜18のアルキル又はアルケニル基、nは
エチレンオキサイドの平均付加モル数である。) (Yiは付加モル数がiモルのポリオキシエチレンアル
キルエーテル又はポリオキシエチレンアルケニルエーテ
ルの質量%である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体洗浄剤組成物
に関し、より詳しくは、泡立ち及びすすぎ性能が良好で
あり、使用時に適切な粘度を示し、且つpH変化に対す
る粘度変化率が小さく、日光暴露等による液色変化の少
ない液体洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
泡立ちが良く、且つ低刺激性を有する界面活性剤とし
て、アミノ酸のアシル化物が注目されている。代表的な
アミノ酸系界面活性剤としては、N−アシルサルコシン
塩、N−アシルグルタミン酸、N−アシル−N−メチル
−β−アラニン塩などのN−アシルアミノ酸塩が挙げら
れる。
【0003】これらの中で、N−アシルグルタミン酸塩
等のN−アシル酸性アミノ酸塩については、脂肪酸エス
テル系非イオン界面活性剤及び有機カルボン酸(特公昭
52−31203号公報)、カチオン化セルロースポリ
マー(特開昭59−41397号公報)、脂肪酸ジエタ
ノールアミド(特開平3−11500号公報)などと併
用することにより、泡性能等を改善することが提案され
ている。
【0004】しかしながら、本発明者らが更に種々検討
を行なったところによると、pH5〜7の弱酸性では、
その泡性能及びクリーミー性の改善は未だ十分ではなか
った。また、製品粘度が増粘剤等によって容易に上がら
ず、製品が掌からこぼれ易い等の使用上の欠点を有して
いた。
【0005】一方、N−アシル−N−メチル−β−アラ
ニン塩等のN−アシル中性アミノ酸塩についても、アミ
ドベタイン型両性活性剤及び脂肪酸ジエタノールアミド
(特開平3−115495号公報)、N−アルキル−
N,N−ジメチル−α−ベタイン型両性界面活性剤及び
アルキロールアミド型ノニオン性界面活性剤(特開平4
−80298号公報)などとの併用により、泡性能を改
善することが提案されている。
【0006】ところで、N−アシル中性アミノ酸塩の水
溶液のpHは、1%水溶液にして7.0〜10.0の中
性〜アルカリ性であるが、毛髪の状態を良好に保つため
には、製品pHを弱酸性にすることが望ましい。また、
本発明者らの研究でも、pH5〜7の範囲で泡立ち、泡
のクリーミー性が良好となることが確認されている。こ
れらの界面活性剤の水溶剤のpHを有機酸等で弱酸性に
調整すると、N−アシル中性アミノ酸が生成し、水溶液
中で安定な液晶構造を形成するため、粘度が増加し、粘
度調整剤を少量添加することにより、最適な製品粘度を
得ることができる。
【0007】しかしながら、弱酸性領域(pH=5〜
7)におけるpH変化に対する粘度変化率は非常に大き
く、有機酸等によりpHを下げて行くと、粘度は徐々に
上昇し、泡立ちが最も良好となるpH値6付近でピーク
粘度を示した後、粘度は下降し、更にpHが下がると、
N−アシル中性アミノ酸の析出が起こる。従って、N−
アシル中性アミノ酸塩を弱酸性領域の毛髪洗浄剤中に使
用する場合、上記従来技術では、狭いpH領域での粘度
の大幅な変化が起こり、このような現象は、製品管理
上、好ましくなかった。
【0008】N−アシル中性アミノ酸塩については、両
性界面活性剤と多価アルコールの組合せにより、泡立
ち、すすぎ性能が良好であり、かつpH変化に対する粘
度変化の少ない洗浄剤組成物について特開平10−24
5323号公報で提案されているが、未だ改良の余地が
あった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、窒素含有アニオン性界面活性剤を主成分とし、pH
変化に対する粘度変化率が極めて小さく、且つ泡立ち及
びすすぎ性能が良好な液体洗浄剤組成物を提供すること
を目的とする。更に、本発明は、日光暴露や高温保存等
による液色変化を減少させて、これまで外観が損なわれ
るために使用が困難であった透明容器を使用することも
可能な液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記課題を達成するべく鋭意検討を重ねた
結果、後述する実施例に示すように、下記一般式(I)
で表され、且つ下記式(II)を満足する特定のノニオ
ン性界面活性剤と、窒素含有アニオン性界面活性剤、両
性界面活性剤、多価アルコールを配合することにより、
使用時に適切である粘度を示し、且つpH変化に対する
粘度変化率が小さく、泡立ち性及びすすぎ性能も良好と
なり、しかも日光暴露等による液色変化が少ない液体洗
浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成させ
るに至った。
【0011】 R−O−(CH2CH2O)nH …(I) (但し、上記式(I)中、Rは炭素数10〜18のアル
キル基又はアルケニル基を表し,nはエチレンオキサイ
ドの平均付加モル数である。) (a)エチレンオキサイドの平均付加モル数nが0<n
≦5であり、(b)最も質量%の多いエチレンオキサイ
ド付加モル数をnmaxとしたとき、
【0012】
【化2】 (但し、上記式(II)中、Yiは付加モル数がiモル
のポリオキシエチレンアルキルエーテル又はポリオキシ
エチレンアルケニルエーテルの質量%である。)
【0013】即ち、本発明は、(A)上記一般式(I)
で表され、且つ上記式(II)を満足するノニオン性界
面活性剤、(B)窒素含有アニオン性界面活性剤、
(C)両性界面活性剤、(D)多価アルコールを含有し
てなることを特徴とする液体洗浄剤組成物を提供する。
【0014】以下、本発明をより詳細に説明すると、本
発明の洗浄剤組成物は、(A)上記特定のノニオン性界
面活性剤に、(B)窒素含有アニオン性界面活性剤、
(C)両性界面活性剤、(D)多価アルコールを配合す
ることにより、pH変化に対する粘度変化率が極めて小
さく、且つ泡立ち及びすすぎ性能が良好で日光暴露等に
よる液色変化が少ない液体洗浄剤組成物を得ることがで
きるものである。
【0015】ここで、本発明に使用される上記(A)ノ
ニオン性界面活性剤は、一般式R−O−(CH2CH
2O)nH(I)で表されるポリオキシエチレン(PO
E)アルキルエーテル若しくはポリオキシエチレン(P
OE)アルケニルエーテルである。
【0016】上記式(I)において、Rは、炭素数10
〜18、好ましくは12〜18、より好ましくは14〜
18のアルキル基又はアルケニル基である。Rは、直鎖
であっても分岐鎖であってもよい。
【0017】本発明の(A)ノニオン性界面活性剤の場
合、上記式中のRが異なる2種以上のポリオキシエチレ
ン(POE)アルキルエーテル若しくはポリオキシエチ
レン(POE)アルケニルエーテルの混合物も使用する
ことができる。
【0018】ここで、一般にPOEアルキルエーテル若
しくはPOEアルケニルエーテルは、広いエチレンオキ
サイドの付加モル数分布をもつ混合物として得られ、例
えばエチレンオキサイドの付加モル数が小さな成分や付
加モル数が多すぎる成分を多量に含んでいるが、本発明
のノニオン性界面活性剤は、以下のように狭いエチレン
オキサイドの付加モル数分布を示すものである。
【0019】即ち、本発明のノニオン性界面活性剤は、
最も質量%の多いエチレンオキサイド付加体の付加モル
数をnmaxとしたとき、下記式(II)を満足するもの
である。
【0020】
【化3】 (但し、上記式(II)中、Yiは付加モル数がiモル
のポリオキシエチレンアルキルエーテル又はポリオキシ
エチレンアルケニルエーテルの質量%である。)
【0021】つまりnmax−2からnmax+2(nmax
2の場合、0〜nmax+2)の付加モル数を有するポリ
オキシエチレンアルキルエーテル又はポリオキシエチレ
ンアルケニルエーテルの全ポリオキシエチレンアルキル
エーテル又は全ポリオキシエチレンアルケニルエーテル
に対する質量割合(Yi)の合計量が55質量%以上、
好ましくは60質量%以上、特に好ましくは65質量%
以上である。上記Yiの合計量が全体の55質量%より
も少なくなると、満足する増粘効果が得られない。ま
た、上記n(平均付加モル数)は0より大きく5以下、
好ましくは1〜3、更に好ましくは1〜2である。nが
0或いは5より大きいと、十分な増粘効果が得られな
い。
【0022】上記ナロー度を表す式(II)を例を挙げ
てより具体的に説明すると、例えばエチレンオキサイド
付加数が3モルのものが最も多いとすると(nmax
3)、付加モル数1〜5のものが、全ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル中又は全ポリオキシエチレンアルケ
ニルエーテル中の55質量%以上を占めることを意味す
る。
【0023】本発明の上記式(I)及び上記式(II)
を満足する狭いエチレンオキサイド付加モル数分布を有
するポリオキシエチレンアルキルエーテル又はポリオキ
シエチレンアルケニルエーテルは、その製造方法が特に
制限されるものではなく、例えば、高級アルコールとエ
チレンオキサイドから常法により合成した反応生成物か
ら、蒸留などにより必要分子量範囲のものを分取するこ
とによって、本発明の上記特定のエチレンオキサイド付
加モル数分布を有するポリオキシエチレンアルキルエー
テル又はポリオキシエチレンアルケニルエーテルを得る
ことができる。
【0024】また、特開平1−164437号公報、特
開平8−268919号公報記載の方法を用いれば、狭
いエチレンオキサイド付加モル数分布を有するポリオキ
シエチレンアルキルエーテル又はポリオキシエチレンア
ルケニルエーテルを容易に得ることができる。
【0025】なお、本発明のノニオン性界面活性剤にお
けるエチレンオキサイド付加モル数分布は、例えば、カ
ラムにZOROBAX C8(デュポン社製)、移動相
にアセトニトリルと水との混合溶媒を用いた高速液体ク
ロマトグラフィー(HPLC)によって容易に測定する
ことができる。
【0026】本発明の液体洗浄剤組成物において、上記
(A)ノニオン性界面活性剤は、1種単独で使用しても
2種類以上を併用してもよい。
【0027】本発明の液体洗浄剤組成物における上記
(A)ノニオン性界面活性剤の配合量は、特に制限され
るものではなく、洗浄剤組成物の種類、用途、剤型など
によって適宜選定することができ、通常、組成物全体に
対して0.1〜10%(質量%、以下同様)、好ましく
は0.2〜5%、より好ましくは0.3〜3%であると
好適である。配合量が少なすぎると、所期の効果が得ら
れない場合があり、多すぎると、それ以上の配合の効果
が得られず不経済となったり、安定な剤型が得られなか
ったりする場合がある。
【0028】本発明に使用される上記(B)成分は、窒
素含有アニオン性界面活性剤である。本発明で用いる窒
素含有アニオン性界面活性剤は、その種類が特に限定さ
れるものではないが、例えば下記一般式(III)で表
されるものが好適である。
【0029】
【化4】
【0030】ここで、上記式(III)中、R1は、炭
素数7〜21、好ましくは9〜17、より好ましくは1
1〜15の直鎖あるいは分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化
水素基である。R2は、水素原子又は炭素数1〜3のア
ルキル基であり、Yは、水素原子又はカルボキシル基、
-は−COO-又は−S03 -、Xは水素原子、アルカリ
金属原子、カリ金属、アンモニウム基、炭素数1〜3の
アルキル置換アンモニウム基、炭素数1〜3のヒドロキ
シアルキル基を有するアルカノールアミン又は塩基性ア
ミノ酸の陽イオン残基を示す。また、mは0又は3以下
の整数を示す。
【0031】上記式(III)で示される化合物の具体
例としては、N−アシル−アルキルアミノ酸又はその塩
として、例えばN−ラウロイル−N−エチルグリシン、
N−ラウロイル−N−イソプロピルグリシン、N−ラウ
ロイルサルコシン、N−ミリストイルサルコシン、N−
パルミトイルサルコシン、N−ラウロイル−N−メチル
−β−アラニン、N−ラウロイル−N−エチル−β−ア
ラニン、N−ミリストイル−β−アラニン、N−パルミ
トイル−β−アラニン及びこれらの混合物、並びにこれ
らのモノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、
トリエタノールアミン塩、ナトリウム塩、カリウム塩、
マグネシウム塩などを挙げることができる。
【0032】N−メチル−N−アシルタウリン塩として
は、例えばN−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンナト
リウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンマグネ
シウム、C11〜C15脂肪酸メチルタウリンナトリウム、
11〜C15脂肪酸メチルタウリンマグネシウムなどを挙
げることができる。
【0033】N−アシルグルタミン酸又はその誘導体と
しては、例えばN−ラウロイルグルタミン酸、N−ミリ
ストイルグルタミン酸、N−パルミトイルグルタミン
酸、N−アシルグルタミン酸及びこれらのモノエタノー
ルアミン塩、ナトリウム塩、カリウム塩などを挙げるこ
とができる。
【0034】本発明の場合、これらの中でも特に好まし
くは、アミノ酸系界面活性剤、更に好ましくはN−アシ
ル−N−メチル−β−アラニンとその塩、N−アシルサ
ルコシンとその塩などが用いられる。
【0035】本発明の液体洗浄剤組成物において、上記
(B)窒素含有アニオン界面活性剤は、1種単独で使用
しても2種類以上を併用してもよい。
【0036】本発明の液体洗浄剤組成物における上記
(B)窒素含有アニオン界面活性剤の配合量は、特に制
限されるものではなく、洗浄剤組成物の種類、用途、剤
型などによって適宜選定することができ、通常、組成物
全体に対して0.1〜20%、好ましくは1〜15%、
より好ましくは2〜10%であると好適である。配合量
が少なすぎると、良好な泡性能が得られない場合があ
り、多すぎると、粘度が高くなりすぎたり、安定な剤型
を得られない場合がある。
【0037】本発明に使用される上記(C)成分は、両
性界面活性剤である。両性界面活性剤の種類に特に限定
はなく、具体例としては、例えば下記一般式(IV)〜
(IX)で示される化合物などが挙げられる。
【0038】
【化5】 (但し、上記式(IV)中、R3は炭素数7〜21の直
鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R
4及びR5は炭素数1〜4のアルキル基を示す。Qは炭素
数1〜3のアルキレン基又は炭素数2〜3のヒドロキシ
アルキレン基を示す。Z-は−COO-又は−SO3 -を示
すが、Z-が−COO-であるときにはQはアルキレン基
である。pは1〜5の整数、qは0又は1の整数を示
す。)
【0039】
【化6】 (但し、上記式(V)中、R6は炭素数9〜17のアル
キル基又はアルケニル基、R7は−CH2COOM1又は
−CH2CH2COOM2、R8は水素原子、−CH2CO
OM3又は−CH2CH2COOM4を示す。ここで、M1
〜M4は水溶性塩を形成するカチオンである。)
【0040】
【化7】 (但し、上記式(VI)中、R9は炭素数7〜19のア
ルキル基もしくはアルケニル基又は炭素数7〜15のア
ルキル基で置換されたアルキルフェニル基、R10及びR
11は水素原子、−CH2COOM1又は−CH2CH2CO
OM2を示す。但し、R10とR11とは同時に水素原子で
あることはなく、ここで、M1及びM2は水素原子、ナト
リウム原子、カリウム原子、アルカノールアミンの陽イ
オン残基又はアルカリ土類金属原子を示す。)
【0041】
【化8】 (但し、上記式(VII)中、R12は炭素数5〜19の
アルキル基又はアルケニル基、R13は炭素数1〜4のア
ルキレン基、R14は炭素数1〜4のアルキレン基又はO
H基で置換されたアルキレン基、M3及びM4はそれぞれ
水素原子、アルカリ金属原子又はアルカノールアミンか
ら誘導されるカチオンを示し、Gは任意のアニオンを示
す。)
【0042】
【化9】 (但し、上記式(VIII)中、R12,R13,M3,M4
は上記と同様の意味を示し、R15は炭素数1〜4のアル
キレン基、OH基で置換されたアルキレン基、Gは任意
のアニオンを示す。)
【0043】
【化10】 (但し、上記式(IX)中、R12,R13,M3,M4及び
Gは上記と同様の意味を示す。)
【0044】上記両性界面活性剤として、より具体的に
は、例えばN−デシルベタイン、セチルベタイン、ステ
アリルベタイン、ココベタイン、ココアミドプロピルベ
タイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ラウリン
酸アミドメチルベタイン、ミリスチン酸アミドメチルベ
タイン、パルミチン酸アミドメチルベタイン、ステアリ
ン酸アミドメチルベタイン、ココジメチルスルホプロピ
ルベタイン、ステアリルジメチルスルホプロピルベタイ
ン、ココアミノメチルスルホプロピルベタイン、ステア
リルアミノメチルジメチルスルホプロピルベタイン、ミ
リスチルアミノメチルジメチルスルホプロピルベタイ
ン、ラウリルアミノメチル−ビス−(2−ヒドロキシエ
チル)−スルホプロピルベタイン、N−ラウロイル−N
−(2−ヒドロキシエチル)−N−カルボキシメチルエ
チレンジアミン、N−ラウロイル−N−(2−ヒドロキ
シエチル)−N’,N’−ビス(カルボキシエチル)エ
チレンジアミン、N−ラウロイル−N’−カルボキシメ
チル−N’−カルボキシメトキシエチルエチレンジアミ
ン、N−ラウロイル−N’−カルボキシエチル−N’−
(2−ヒドロキシエチル)−エチレンジアミン、N−ラ
ウロイル−N’−カルボキシエトキシエチルエチレンジ
アミン、N−ラウロイル−N’−カルボキシエチル−
N’−カルボキシエトキシエチルエチレンジアミンなど
を挙げることができる。
【0045】本発明の液体洗浄剤組成物において、上記
(C)両性界面活性剤は、1種単独で使用しても2種類
以上を併用してもよい。
【0046】本発明の液体洗浄剤組成物における上記
(C)両性界面活性剤の配合量は、特に制限されるもの
ではなく、洗浄剤組成物の種類、用途、剤型などによっ
て適宜選定することができ、通常、組成物全体に対して
0.1〜20%、好ましくは1〜12%、より好ましく
は2〜10%であることが望ましい。配合量が少なすぎ
ると、良好な泡立ち性能が得られない場合があり、多す
ぎると、泡質が良好でなくなったり、安定な剤型を得ら
れない場合がある。
【0047】本発明に使用される上記(D)成分は、特
定の多価アルコールである。該多価アルコールとして
は、例えばプロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、グリセリン等を挙げることができ、これらは1種
単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することが
できる。
【0048】本発明の液体洗浄剤組成物における上記
(D)多価アルコールの配合量は、特に制限されるもの
ではなく、洗浄剤組成物の種類、用途、剤型などによっ
て適宜選定することができ、通常、組成物全体に対して
0.1〜10%、好ましくは0.2〜5%、より好まし
くは0.5〜3%であることが望ましい。配合量が少な
すぎると、所定の効果が得られない場合があり、多すぎ
ると、過剰な効果がでてかえって逆効果となる場合があ
る。
【0049】本発明の液体洗浄剤組成物は、上記(A)
〜(D)成分を必須成分とするものであり、これらの必
須成分を含有する液体洗浄剤組成物は、そのpHが特に
制限されるものではないが、特に泡立ちに優れる洗浄剤
組成物を得ることを考慮すれば、pH5〜7、特にpH
6付近の範囲に調整すると、好適である。pH5未満で
は、泡立ちが劣化する場合があり、また、上記(B)成
分の窒素含有アニオン界面活性剤の溶解性も劣り、結晶
が析出する場合がある。一方、pHが7を超えると泡立
ちが低下して好ましくない場合がある。
【0050】本発明の液体洗浄剤組成物の被洗浄対象
は、特に制限されるものではなく、例えば毛髪用洗浄剤
組成物、皮膚用洗浄剤組成物、衣類用洗浄剤組成物など
として調製することができる。本発明の液体洗浄剤組成
物には、上記必須成分の他に本発明の効果を損なわない
範囲で、従来の液体洗浄剤組成物に配合されている成分
を配合することができる。例えば本発明の液体洗浄剤組
成物を毛髪用洗浄剤組成物として調製するのであれば、
例えば上記(B)成分以外のアニオン性界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤、上記(A)成分以外のノニオン性
界面活性剤、増粘剤、油分、溶剤、防腐剤、フケ止め
剤、殺菌剤、酸化防止剤、トニック剤、着色剤、香料、
紫外線吸収剤、高分子化合物、シリコーン誘導体、減粘
剤、ハイドロトロープ、湿潤剤、pH調整剤、パール化
剤等を必要に応じて配合することができる。なお、これ
らの任意成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲
で常用量とすることができる。
【0051】本発明の液体洗浄剤組成物は、調製方法等
が特に制限されるものではなく、例えば各種液体洗浄剤
の常法に準じて調製することができる。本発明の液体洗
浄剤組成物は、上述したように被洗浄対象が特に制限さ
れるものではなく、例えば毛髪、皮膚、衣類等を各種洗
浄剤の常法により洗浄すると、洗浄時には適切な粘度を
有し、また、泡立ちも良く、すすぎ時には良好なすすぎ
性能を示す。
【0052】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例によって更
に具体的、且つ詳紬に説明するが、本発明は下記実施例
によって限定されない。なお、以下に示す%はいずれも
質量%である。また、実施例及び比較例の毛髪洗浄剤組
成物の評価は下記の方法で行った。
【0053】(1)粘度 試験試料の25℃における粘度を東京計器(株)製B型
粘度計を使用して測定した。なお、表中の粘度は、pH
6付近の組成物の粘度である。
【0054】(2)外観 試験試料調製後、50mlバイヤルビンに満注し、25
℃における外観を目視にて観察した。外観の判定基準は
以下の通りである。
【0055】<判定基準> 〇:無色透明 △:微白濁 ×:白濁
【0056】(3)泡立ち 調製した毛髪洗浄剤組成物の6%水溶液を25℃におい
て20ml、100mlのメスシリンダーに採取し、こ
れに人工汚垢として液状ラノリン0.2gを加えて10
秒間に20回振とうし、振とう終了時から1分後の泡容
積を測定した。泡容積の判定基準は以下の通りである。
○及び◎を合格とした。
【0057】<判定基準> ◎:65ml以上 ○:55〜64ml △:45〜54ml ×:45ml末満
【0058】(4)すすぎ時の感触 8名のパネラーの頭髪を左右に2分し、片方に調製した
毛髪洗浄剤組成物を、もう片方に下記組成の標準試料を
それぞれ3.0mlずつ塗布し、泡立てた後、温水です
すいだ。すすぎ時のきしみのなさについて、各パネラー
が下記評価基準に従って評価した。
【0059】 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10% ラウリン酸アミドプロピルベタイン 4% カチオン化セルロース 0.2%水 残部 合計 100%
【0060】<評価基準> +3点:標準試料に比較し、明らかに良い +2点:標準試料に比較し、かなリ良い +1点:標準試料に比較し、やや良い 0点:標準試料に比較し、同等 −1点:標準試料に比較し、やや悪い −2点:標準試料に比較し、かなり悪い −3点:標準試料に比較し、明らかに悪い
【0061】パネラー(n=8)の合計を算出し、以下
のように判定した。○及び◎を合格とした。
【0062】<判定基準> ◎:20点以上 ○:12〜19点 △:4〜11点 ×:3点以下
【0063】(5)使用性 試験試料調製後、代表として200mlポリエチレン容
器に充填し、試料を手にとってから毛髪に塗布、泡立て
るまでの使い勝手を下記評価基準に従って評価した。
【0064】<評価基準> ○:問題なく使用できる △:若干問題がある ×:問題がある
【0065】(6)過酷保存による外観変化試験 試験試料調製後、100ml透明容器に満注し、屋外暴
露、50℃及び−5℃に保存し、1ヶ月後に外観を目視
観察し、下記評価基準に従って外観変化を評価した。
【0066】<評価基準> ○:無色透明 △:やや変色あるいはやや不透明あるいはやや不均一 ×:変色あるいは不透明あるいは不均一
【0067】[実施例1〜12及び比較例1〜6]表1
及び表2の組成に従って実施例及び比較例の液体洗浄剤
組成物(毛髪洗浄剤組成物)を常法に準じて調製した。
これらの洗浄剤組成物について上記方法に従って評価を
行った。結果を表1及び表2に併記する。なお、表1及
び表2における各成分の配合量は質量%で表示した。ま
た、各組成物のpHはクエン酸又は水酸化ナトリウムに
より調整され、合計100%の残部は精製水よりなる。
表1下の付記のΣYiは、最も多いエチレンオキサイド
の付加モル数をnmaxとしたとき、nmax−2からnmax
+2の付加モル数を有するポリオキシエチレンアルキル
エーテルの合計量が全ポリオキシエチレンアルキルエー
テルに占める割合(質量%)である。
【0068】
【表1】 *1:ΣYi=76(質量%)、nmax=2 *2:ΣYi=80(質量%)、nmax=3 *3:ΣYi=85(質量%)、nmax=4 *4:ΣYi=92(質量%)、nmax=5 *5:ΣYi=88(質量%)、nmax=2
【0069】
【表2】
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、窒素含有アニオン性界
面活性剤を主成分とし、pH変化に対する粘度変化率が
極めて小さく、且つ泡立ち及びすすぎ性能が良好な液体
洗浄剤組成物が得られる。更に、本発明の液体洗浄剤組
成物は、日光暴露や高温保存等による液色変化が少ない
ため、これまで外観が損なわれるために使用が困難であ
った透明容器を使用することも可能である。従って、本
発明の液体洗浄剤組成物は、シャンプー、リンスインシ
ャンプー等の毛髪用洗浄剤、ボディーシャンプー、ハン
ドソープ、洗顔剤等の皮膚用洗浄剤、衣類用洗浄剤など
として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 園田 直由 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AA112 AA122 AC111 AC112 AC122 AC182 AC662 AC712 AC792 AD072 AD132 AD322 BB04 BB05 BB07 CC23 CC38 DD23 EE06 EE07 4H003 AB09 AB10 AB23 AC08 AC22 AD04 BA12 DA01 DA02 EB28 EB41 EB42 EB46 ED02 ED28 FA14 FA18 FA23 FA30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(I)で表されるノニ
    オン性界面活性剤であって、 R−O−(CH2CH2O)nH …(I) (但し、上記式(I)中、Rは炭素数10〜18のアル
    キル基又はアルケニル基を表し、nはエチレンオキサイ
    ドの平均付加モル数である。) (a)エチレンオキサイドの平均付加モル数nが0<n
    ≦5であり、(b)最も質量%の多いエチレンオキサイ
    ド付加モル数をnmaxとしたとき、下記式(II)を満
    足するノニオン性界面活性剤、 【化1】 (但し、Yiは付加モル数がiモルのポリオキシエチレ
    ンアルキルエーテル又はポリオキシエチレンアルケニル
    エーテルの質量%である。) (B)窒素含有アニオン性界面活性剤、(C)両性界面
    活性剤、(D)多価アルコールを含有してなることを特
    徴とする液体洗浄剤組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010518221A (ja) * 2007-02-08 2010-05-27 ハイ−ス イ 末粉抽出物を含有する洗浄剤組成物及びその製造方法
US11980679B2 (en) 2019-12-06 2024-05-14 The Procter & Gamble Company Sulfate free composition with enhanced deposition of scalp active
US11986543B2 (en) 2021-06-01 2024-05-21 The Procter & Gamble Company Rinse-off compositions with a surfactant system that is substantially free of sulfate-based surfactants
US11992540B2 (en) 2017-10-10 2024-05-28 The Procter & Gamble Company Sulfate free personal cleansing composition comprising low inorganic salt

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