JP2507546B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物Info
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- JP2507546B2 JP2507546B2 JP20151388A JP20151388A JP2507546B2 JP 2507546 B2 JP2507546 B2 JP 2507546B2 JP 20151388 A JP20151388 A JP 20151388A JP 20151388 A JP20151388 A JP 20151388A JP 2507546 B2 JP2507546 B2 JP 2507546B2
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- liquid detergent
- carbon atoms
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な洗浄剤組成物に関する。更に詳細に
は、皮膚に対して温和な作用を有し、しかも優れた洗浄
力、起泡力を有する液体洗浄剤組成物に関するものであ
る。
は、皮膚に対して温和な作用を有し、しかも優れた洗浄
力、起泡力を有する液体洗浄剤組成物に関するものであ
る。
従来、台所用食器洗浄剤、シャンプー、ボディーシャ
ンプーの主成分は、アルキル硫酸エステル塩又はアルキ
ルエーテル硫酸塩であった。ところが、これらは皮膚刺
激性があり、また臭気の点でも皮膚洗浄剤の基剤として
は不満足であった。そこで近年Ｎ−アシルグルタミン酸
塩を配合した皮膚に温和な洗浄剤組成物が洗顔用固形石
けん、あるいは頭髪用シャンプー、又はボティーシャン
プーに使用される傾向にある。
ンプーの主成分は、アルキル硫酸エステル塩又はアルキ
ルエーテル硫酸塩であった。ところが、これらは皮膚刺
激性があり、また臭気の点でも皮膚洗浄剤の基剤として
は不満足であった。そこで近年Ｎ−アシルグルタミン酸
塩を配合した皮膚に温和な洗浄剤組成物が洗顔用固形石
けん、あるいは頭髪用シャンプー、又はボティーシャン
プーに使用される傾向にある。
一般にＮ−アシルアミノ酸は皮膚に対して温和である
ばかりでなく、皮膚病の原因となる有害な微生物の繁殖
を抑制する働きがあり、感染性の皮膚炎の予防には効果
があるとされている。
ばかりでなく、皮膚病の原因となる有害な微生物の繁殖
を抑制する働きがあり、感染性の皮膚炎の予防には効果
があるとされている。
Ｎ−アシルグルタミン酸塩は皮膚に直接接触する界面
活性剤として優れた性能は有するものの油汚垢存在時に
於ける起泡力・洗浄力がアルキルエーテル硫酸塩やアル
キル硫酸塩に比較してはるかに劣り、更に単一組成では
常温（20〜30℃）付近に於ける溶解度が著しく低い為、
第３級アミンオキサイドとの併用（特開昭48−33964号
公報）やベタインとの併用（特公昭50−23682号公報）
等が提案されている。しかるに、従来からシャンプーの
主剤として多く使用されているアルキルエーテル硫酸塩
に比較すると、油汚垢存在時の起泡力や洗浄力が未だ不
十分である。
活性剤として優れた性能は有するものの油汚垢存在時に
於ける起泡力・洗浄力がアルキルエーテル硫酸塩やアル
キル硫酸塩に比較してはるかに劣り、更に単一組成では
常温（20〜30℃）付近に於ける溶解度が著しく低い為、
第３級アミンオキサイドとの併用（特開昭48−33964号
公報）やベタインとの併用（特公昭50−23682号公報）
等が提案されている。しかるに、従来からシャンプーの
主剤として多く使用されているアルキルエーテル硫酸塩
に比較すると、油汚垢存在時の起泡力や洗浄力が未だ不
十分である。
本発明者らは、前記問題点を解決するために種種検討
の結果、Ｎ−アシルアスパラギン酸塩とベタインとを併
用することにより、その目的を達成することができた。
の結果、Ｎ−アシルアスパラギン酸塩とベタインとを併
用することにより、その目的を達成することができた。
即ち、本発明は、下記一般式（１）で表わされるＮ−
アシルアスパラギン酸塩と下記一般式（２）で表わされ
るアルキルベタインとを含有してなる液体洗浄剤組成物
を提供するものである。
アシルアスパラギン酸塩と下記一般式（２）で表わされ
るアルキルベタインとを含有してなる液体洗浄剤組成物
を提供するものである。
（式中、Ｒは炭素数７ないし21のアルキル基またはアル
ケニル基、M1およびM2は水素またはNa、Ｋ、NH4もしく
はアルカノールアミンから誘導されるカチオンであ
る。） （式中、R1は炭素数10ないし18のアルキル基又は、アル
ケニル基、R2およびR3は炭素数１ないし３のアルキル基
である。） 本発明の洗浄剤組成物において用いられる式（１）で
表わされるＮ−アシルアスパラギン酸塩は、Ｎ−アシル
−Ｌ−アスパラギン酸塩またはＮ−アシル−Ｄ−アスパ
ラギン酸塩または両者の混合物であり、例えばアスパラ
ギン酸と炭素数８ないし22の脂肪酸ハライドとを塩基性
触媒の存在下に反応させることにより製造される。
ケニル基、M1およびM2は水素またはNa、Ｋ、NH4もしく
はアルカノールアミンから誘導されるカチオンであ
る。） （式中、R1は炭素数10ないし18のアルキル基又は、アル
ケニル基、R2およびR3は炭素数１ないし３のアルキル基
である。） 本発明の洗浄剤組成物において用いられる式（１）で
表わされるＮ−アシルアスパラギン酸塩は、Ｎ−アシル
−Ｌ−アスパラギン酸塩またはＮ−アシル−Ｄ−アスパ
ラギン酸塩または両者の混合物であり、例えばアスパラ
ギン酸と炭素数８ないし22の脂肪酸ハライドとを塩基性
触媒の存在下に反応させることにより製造される。
具体的には、Ｎ−ラウロイルアスパラギン酸、Ｎ−ミ
リストイルアスパラギン酸、Ｎ−パルミトイルアスパラ
ギン酸、Ｎ−ステアロイルアスパラギン酸、Ｎ−オレオ
イルアスパラギン酸、およびＮ−ココイルアスパラギン
酸、またはそれらの酸のナトリウム、カリウム、アンモ
ニウム、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールア
ンモニウムまたはトリエタノールアンモニウム塩などが
挙げられる。
リストイルアスパラギン酸、Ｎ−パルミトイルアスパラ
ギン酸、Ｎ−ステアロイルアスパラギン酸、Ｎ−オレオ
イルアスパラギン酸、およびＮ−ココイルアスパラギン
酸、またはそれらの酸のナトリウム、カリウム、アンモ
ニウム、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールア
ンモニウムまたはトリエタノールアンモニウム塩などが
挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物において用いられるもう一つの
成分であるアルキルベタインは前記一般式（２）で表わ
される化合物である。具体的には、例えば、ジメチルラ
ウリルベタイン、ジメチルミリスチルベタイン、ジメチ
ルステアリルベタイン、ジメチルオレイルベタイン、メ
チルエチルラウリルベタイン、メチルｎプロピルラウリ
ルベタインなどが挙げられる。
成分であるアルキルベタインは前記一般式（２）で表わ
される化合物である。具体的には、例えば、ジメチルラ
ウリルベタイン、ジメチルミリスチルベタイン、ジメチ
ルステアリルベタイン、ジメチルオレイルベタイン、メ
チルエチルラウリルベタイン、メチルｎプロピルラウリ
ルベタインなどが挙げられる。
Ｎ−アシルアスパラギン酸塩とアルキルベタインの配
合比が1:5から5:1の範囲において、特にすぐれた性能を
示すが、両者がわずかでも併用されていると相乗効果が
認められる。
合比が1:5から5:1の範囲において、特にすぐれた性能を
示すが、両者がわずかでも併用されていると相乗効果が
認められる。
本発明の洗浄剤組成物は、皮膚に対してマイルドであ
りかつ油汚垢存在時にも優れた起泡力を有し、著しい油
汚れに対しても優れた洗浄力を有するものである。
りかつ油汚垢存在時にも優れた起泡力を有し、著しい油
汚れに対しても優れた洗浄力を有するものである。
本発明の洗浄剤組成物は、任意に通常の補助剤、希釈
剤、増量剤、ビルダー等、例えばハイドロトロープ、香
料、染料、蛍光染料、無機または有機のビルダーを含む
ことができる。
剤、増量剤、ビルダー等、例えばハイドロトロープ、香
料、染料、蛍光染料、無機または有機のビルダーを含む
ことができる。
次に本発明を実施例をもって説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
れらの実施例に限定されるものではない。
第１表に示す洗浄剤組成物について洗浄力および起泡
力の各評価を行い、結果を第１に示した。但し、表中組
成物の各成分の配合量を示す数字の単位はすべて重量百
分率である。
力の各評価を行い、結果を第１に示した。但し、表中組
成物の各成分の配合量を示す数字の単位はすべて重量百
分率である。
尚、各特性の評価は、次に示す評価法に従って行っ
た。
た。
（１） 起泡力 液体洗浄剤組成物を蒸留水で200倍に希釈した水溶液2
0ml、油成分としてトリオレイン1gを共栓付き100mlメス
シリンダーに入れ、共栓をして激しく上下に20回振とう
し、直ちに共栓を外して水平な場所にメスシリンダーを
静置し、泡の容量を目盛りから読みとり、これを起泡力
とする。
0ml、油成分としてトリオレイン1gを共栓付き100mlメス
シリンダーに入れ、共栓をして激しく上下に20回振とう
し、直ちに共栓を外して水平な場所にメスシリンダーを
静置し、泡の容量を目盛りから読みとり、これを起泡力
とする。
（２） 洗浄力評価 スライドグラスを油脂クロロホルム溶液（牛脂と大豆
油の等量混合物20g、モノオレイン0.25g、オイルレッド
0.1gをクロロホルム60mlに溶解する）に１〜２秒間浸漬
し、油脂成分を付着させ、風乾後リーナッツ改良洗浄力
試験器を用いて、200倍に希釈した洗浄剤組成物水溶液
で、３分間、30℃にて洗浄し油脂成分の除去率を下式か
ら算出して洗浄力（％）とする。
油の等量混合物20g、モノオレイン0.25g、オイルレッド
0.1gをクロロホルム60mlに溶解する）に１〜２秒間浸漬
し、油脂成分を付着させ、風乾後リーナッツ改良洗浄力
試験器を用いて、200倍に希釈した洗浄剤組成物水溶液
で、３分間、30℃にて洗浄し油脂成分の除去率を下式か
ら算出して洗浄力（％）とする。
WS;洗浄前の油脂成分付着量（ｇ） WW;洗浄後の油脂成分付着量（ｇ）
Claims (1)
- 【請求項１】下記一般式（１）で表わされるＮ−アシル
アスパラギン酸塩と下記一般式（２）で表わされるアル
キルベタインとを含有してなる液体洗浄剤組成物。 （式中、Ｒは炭素数７ないし21のアルキル基またはアル
ケニル基、M1ないしM2は水素またはNa、Ｋ、NH4もしく
はアルカノールアミンから誘導されるカチオンであ
る。） （式中、R1は炭素数10ないし18のアルキル基又はアルケ
ニル基、R2およびR3は炭素数１ないし３のアルキル基で
ある。）
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20151388A JP2507546B2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 液体洗浄剤組成物 |
| US07/390,211 US5000877A (en) | 1988-08-12 | 1989-08-07 | Aqueous liquid detergent containing an N-acylaspartate and a betaine or imidazoline surfactant |
| DE89114830T DE68910617T2 (de) | 1988-08-12 | 1989-08-10 | Flüssiges Reinigungsmittel. |
| EP89114830A EP0356784B1 (en) | 1988-08-12 | 1989-08-10 | Liquid detergent composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20151388A JP2507546B2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 液体洗浄剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0251597A JPH0251597A (ja) | 1990-02-21 |
| JP2507546B2 true JP2507546B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=16442290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20151388A Expired - Fee Related JP2507546B2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 液体洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2507546B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0423896A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-28 | Kanebo Ltd | 低刺激性洗浄剤組成物 |
| JP5968692B2 (ja) * | 2012-06-22 | 2016-08-10 | 花王株式会社 | 液体洗浄剤組成物 |
-
1988
- 1988-08-12 JP JP20151388A patent/JP2507546B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0251597A (ja) | 1990-02-21 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |