JP2695448B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物Info
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- JP2695448B2 JP2695448B2 JP63242955A JP24295588A JP2695448B2 JP 2695448 B2 JP2695448 B2 JP 2695448B2 JP 63242955 A JP63242955 A JP 63242955A JP 24295588 A JP24295588 A JP 24295588A JP 2695448 B2 JP2695448 B2 JP 2695448B2
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- Japan
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- detergent composition
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- liquid detergent
- carbon atoms
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な洗浄剤組成物に関する。さらに詳しく
は、手肌にマイルドで優れた洗浄力、起泡力を有するシ
ャンプー、ボデイシャンプー、洗顔用、食器洗浄用の液
体洗浄剤組成物に関する。
は、手肌にマイルドで優れた洗浄力、起泡力を有するシ
ャンプー、ボデイシャンプー、洗顔用、食器洗浄用の液
体洗浄剤組成物に関する。
従来、たとえばシャンプーに配合されるアニオン界面
活性剤としてアルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アル
コール硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、高級
脂肪酸塩などの陰イオン界面活性剤が広汎に使用されて
いるが、これらの界面活性剤を含有する洗浄剤は、手肌
に対するマイルド性の点で不十分である。一方、アミノ
酸の一種であるグルタミン酸をアシル化して得られるN
−アシルグルタミン酸塩は、皮膚に対して温和であるば
かりでなく皮膚病の原因となる有害微生物の繁殖を抑制
する効果を有するので、近時シャンプーやボデイーシャ
ンプーに配合される傾向にある。
活性剤としてアルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アル
コール硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、高級
脂肪酸塩などの陰イオン界面活性剤が広汎に使用されて
いるが、これらの界面活性剤を含有する洗浄剤は、手肌
に対するマイルド性の点で不十分である。一方、アミノ
酸の一種であるグルタミン酸をアシル化して得られるN
−アシルグルタミン酸塩は、皮膚に対して温和であるば
かりでなく皮膚病の原因となる有害微生物の繁殖を抑制
する効果を有するので、近時シャンプーやボデイーシャ
ンプーに配合される傾向にある。
而し、N−アシルグルタミン酸塩は、このもの単独の
水溶液では、油汚垢の著るしく多い汚物、例えばポマー
ドの付着した髪の洗浄などに対しては洗浄力、起泡力が
不足している。
水溶液では、油汚垢の著るしく多い汚物、例えばポマー
ドの付着した髪の洗浄などに対しては洗浄力、起泡力が
不足している。
このためN−アシルグルタミン酸塩をアルキルベタイ
ンやイミダゾリン系の界面活性剤と併用する事により手
肌に対するマイルド性を損なわずに洗浄力、起泡力を改
善する方法が特公昭50−23682号公報及び特公昭51−426
03号公報に開示されているが、洗浄力、起泡力の点で未
だ不十分である。
ンやイミダゾリン系の界面活性剤と併用する事により手
肌に対するマイルド性を損なわずに洗浄力、起泡力を改
善する方法が特公昭50−23682号公報及び特公昭51−426
03号公報に開示されているが、洗浄力、起泡力の点で未
だ不十分である。
本発明は、手肌に対するマイルド性を損なうことなく
起泡力、洗浄力、定温安定性に優れた液体洗浄剤組成物
を提供せんとするものである。
起泡力、洗浄力、定温安定性に優れた液体洗浄剤組成物
を提供せんとするものである。
本発明は、N−アシルアスパラギン酸塩とイミダゾリ
ン系両性界面活性剤とを特定量含有してなる液体洗浄剤
組成物を提供するものである。
ン系両性界面活性剤とを特定量含有してなる液体洗浄剤
組成物を提供するものである。
本発明において用いられるN−アシルアスパラギン酸
塩は、次の一般式(1)で示される化合物である。
塩は、次の一般式(1)で示される化合物である。
(式中、Rは7ないし21の炭素原子を有するアルキル基
またはアルケニル基、M1およびM2は水素またはNa、K、
NH4もしくはアルカノールアミンから誘導されるカチオ
ンである。) N−アシルアスパラギン酸塩は、L−体またはD−体
または両者の混合物からなり、適当なものとして、例え
ば、N−ラウロイルアスパラギン酸、N−ミリストイル
アスパラギン酸、N−パルミトイルアスパラギン酸、N
−ステアロイルアスパラギン酸、N−パルミトイルアス
パラギン酸、N−ステアロイルアスパラギン酸、N−オ
レオイルアスパラギン酸およびN−ココイルアスパラギ
ン酸またはそれらの酸のナトリウム、カリウム、モノエ
タノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウムまた
はトリエタノールアンモニウム塩などが挙げられる。
またはアルケニル基、M1およびM2は水素またはNa、K、
NH4もしくはアルカノールアミンから誘導されるカチオ
ンである。) N−アシルアスパラギン酸塩は、L−体またはD−体
または両者の混合物からなり、適当なものとして、例え
ば、N−ラウロイルアスパラギン酸、N−ミリストイル
アスパラギン酸、N−パルミトイルアスパラギン酸、N
−ステアロイルアスパラギン酸、N−パルミトイルアス
パラギン酸、N−ステアロイルアスパラギン酸、N−オ
レオイルアスパラギン酸およびN−ココイルアスパラギ
ン酸またはそれらの酸のナトリウム、カリウム、モノエ
タノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウムまた
はトリエタノールアンモニウム塩などが挙げられる。
本発明において用いられるもう一つの成分であるイミ
ダゾリン系両性界面活性剤は次の一般式(2)で示され
る化合物である。
ダゾリン系両性界面活性剤は次の一般式(2)で示され
る化合物である。
(式中、R1は炭素数4ないし18のアルキル基またはアル
ケニル基、R2は炭素数1ないし4のアルキレン基、R3は
炭素数1ないし4のアルキレン基またはOH基で置換され
たアルキレン基、M3はH、Na、K、NH4もしくはアルカ
ノールアミンから誘導されるカチオンである。) このような化合物としては、例えば下式 で示されるものが挙げられる。尚、これらの化合物は、
それぞれ、次式 で表わすこともできる。
ケニル基、R2は炭素数1ないし4のアルキレン基、R3は
炭素数1ないし4のアルキレン基またはOH基で置換され
たアルキレン基、M3はH、Na、K、NH4もしくはアルカ
ノールアミンから誘導されるカチオンである。) このような化合物としては、例えば下式 で示されるものが挙げられる。尚、これらの化合物は、
それぞれ、次式 で表わすこともできる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、N−アシルアスパラギ
ン酸塩とイミダゾリン系界面活性剤の配合比が重量比で
5:15〜15:5の範囲であり、かつN−アシルアスパラギン
酸塩及びイミダゾリン系界面活性剤の合計量が液体洗浄
剤組成物中20重量%以下である。
ン酸塩とイミダゾリン系界面活性剤の配合比が重量比で
5:15〜15:5の範囲であり、かつN−アシルアスパラギン
酸塩及びイミダゾリン系界面活性剤の合計量が液体洗浄
剤組成物中20重量%以下である。
本発明の洗浄剤組成物においては、前記の各成分の他
に、通常液体洗浄剤組成物に配合される公知の配合成
分、例えば本発明の効果を損なわない量の両性界面活性
剤、非イオン性界面活性剤、さらにグリセリンやプロピ
レングリコール、無機塩などの粘度調整剤、可溶化剤、
香料、螢光染料、無機または有機のピルダーを含むこと
ができる。
に、通常液体洗浄剤組成物に配合される公知の配合成
分、例えば本発明の効果を損なわない量の両性界面活性
剤、非イオン性界面活性剤、さらにグリセリンやプロピ
レングリコール、無機塩などの粘度調整剤、可溶化剤、
香料、螢光染料、無機または有機のピルダーを含むこと
ができる。
〔発明の効果〕 本発明の液体洗浄剤組成物は、皮膚にマイルドでかつ
油汚垢の著るしい汚物に対してすぐれた洗浄力および起
泡力を有するものである。
油汚垢の著るしい汚物に対してすぐれた洗浄力および起
泡力を有するものである。
次に実施例によつて本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
実施例 N−ラウロイルL−アスパラギン酸ナトリウムと前記
式(2)−(a)で示されるイミダゾリン系界面活性剤
を下表1に示す重量百分率で含有する液体洗浄剤組成物
を調整し、その起泡力、洗浄力及びマイルド性を評価し
た。
式(2)−(a)で示されるイミダゾリン系界面活性剤
を下表1に示す重量百分率で含有する液体洗浄剤組成物
を調整し、その起泡力、洗浄力及びマイルド性を評価し
た。
比較例1 N−ラウロイルL−アスパラギン酸ナトリウムと前記
式(2)−(a)で示されるイミダゾリン系界面活性剤
をそれぞれ実施例と同様にして比較評価し、その結果を
下表1に示した。
式(2)−(a)で示されるイミダゾリン系界面活性剤
をそれぞれ実施例と同様にして比較評価し、その結果を
下表1に示した。
比較例2 N−ラウロイルL−グルタミン酸ナトリウムと前記式
(2)−(a)で示されるイミダゾリン系界面活性剤を
含有する液体洗浄剤組成物の各特性を実施例と同様にし
て比較評価し、その結果を下表1に示した。
(2)−(a)で示されるイミダゾリン系界面活性剤を
含有する液体洗浄剤組成物の各特性を実施例と同様にし
て比較評価し、その結果を下表1に示した。
尚、各特性の評価は次に示す試験法に従つて行なつ
た。
た。
(1)起泡力 液体洗浄剤組成物を蒸留水で200倍に希釈した水溶液
を20ml、油成分としてトリオレイン1gを共栓付100mlメ
スシリンダーに入れ、共栓をして20回激しく上下に振と
うする。振とう後、直ちに水平な場所に静置し、泡の容
量を目盛りから読み取りこれを起泡力とする。
を20ml、油成分としてトリオレイン1gを共栓付100mlメ
スシリンダーに入れ、共栓をして20回激しく上下に振と
うする。振とう後、直ちに水平な場所に静置し、泡の容
量を目盛りから読み取りこれを起泡力とする。
(2)洗浄力 スライドグラスをモデル汚垢(下表)に1〜2秒浸透
し、汚垢を付着させ風乾後リーナツツ改良洗浄力試験器
を用いて試験する。試験溶液としては、液体洗浄剤組成
物は200倍(界面活性剤として0.1重量%含有)に蒸留水
で希釈した溶液を用いて、25℃で3分間、250rpmで洗浄
し、25℃で1分間すすぐ。すすいだ後、スライドグラス
を風乾して残存油量を測定し、下式から洗浄効率を算出
する。
し、汚垢を付着させ風乾後リーナツツ改良洗浄力試験器
を用いて試験する。試験溶液としては、液体洗浄剤組成
物は200倍(界面活性剤として0.1重量%含有)に蒸留水
で希釈した溶液を用いて、25℃で3分間、250rpmで洗浄
し、25℃で1分間すすぐ。すすいだ後、スライドグラス
を風乾して残存油量を測定し、下式から洗浄効率を算出
する。
Ws:洗浄前の油汚垢付着量 Ww:洗浄後の油汚垢付着量 表、モデル汚垢組成 (3)マイルド性 水系高速クロマトグラフイーを利用して卵白アルブミ
ンのpH7緩衝溶液に洗剤組成物濃度が1重量%になるよ
うに試料を加えた場合のアルブミンの変性率を、220nm
の吸収ピークを用いて下式より算出する。
ンのpH7緩衝溶液に洗剤組成物濃度が1重量%になるよ
うに試料を加えた場合のアルブミンの変性率を、220nm
の吸収ピークを用いて下式より算出する。
Ho;卵白アルブミンの220nm吸収ピークの高さ Hs;卵白アルブミン緩衝液に試料を加えたときの220nm吸
収ピークの高さ マイルド性の判定は下表の基準に拠つた。
収ピークの高さ マイルド性の判定は下表の基準に拠つた。
Claims (1)
- 【請求項1】下記一般式(1)で表されるN−アシルア
スパラギン酸塩と下記一般式(2)で表されるイミダゾ
リン系界面活性剤とを含有してなる液体洗浄剤組成物で
あって、前記(1)及び(2)で表される化合物の重量
比が5:15〜15:5の範囲であり、かつ(1)及び(2)の
合計量が20重量%以下である液体洗浄剤組成物。 (式中、Rは7ないし21の炭素原子を有するアルキル基
またはアルケニル基、M1およびM2は水素またはNa、K、
NH4もしくはアルカノールアミンから誘導されるカチオ
ンである。) (式中、R1は炭素数4ないし18のアルキル基またはアル
ケニル基、R2は炭素数1ないし4のアルキレン基、R3は
炭素数1ないし4のアルキレン基またはOH基で置換され
たアルキレン基、M3はH、Na、K、NH4もしくはアルカ
ノールアミンから誘導されるカチオンである。)
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63242955A JP2695448B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 液体洗浄剤組成物 |
US07/390,211 US5000877A (en) | 1988-08-12 | 1989-08-07 | Aqueous liquid detergent containing an N-acylaspartate and a betaine or imidazoline surfactant |
DE89114830T DE68910617T2 (de) | 1988-08-12 | 1989-08-10 | Flüssiges Reinigungsmittel. |
EP89114830A EP0356784B1 (en) | 1988-08-12 | 1989-08-10 | Liquid detergent composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63242955A JP2695448B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 液体洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0291198A JPH0291198A (ja) | 1990-03-30 |
JP2695448B2 true JP2695448B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=17096712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63242955A Expired - Fee Related JP2695448B2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-09-28 | 液体洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2695448B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0423896A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-28 | Kanebo Ltd | 低刺激性洗浄剤組成物 |
JP2005350645A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-12-22 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 洗浄剤組成物 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59230099A (ja) * | 1983-06-13 | 1984-12-24 | 味の素株式会社 | 透明ゲル状洗浄剤組成物 |
-
1988
- 1988-09-28 JP JP63242955A patent/JP2695448B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0291198A (ja) | 1990-03-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070912 Year of fee payment: 10 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912 Year of fee payment: 11 |
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