JP2571117B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JP2571117B2 JP2571117B2 JP1024807A JP2480789A JP2571117B2 JP 2571117 B2 JP2571117 B2 JP 2571117B2 JP 1024807 A JP1024807 A JP 1024807A JP 2480789 A JP2480789 A JP 2480789A JP 2571117 B2 JP2571117 B2 JP 2571117B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は洗浄剤組成物、更に詳細には皮膚及び毛髪へ
の刺激性、損傷性が著しく緩和され、且つ起泡力、洗浄
力も優れ、しかもすすぎ性や使用時の手の感触の良好な
洗浄剤組成物に関する。
の刺激性、損傷性が著しく緩和され、且つ起泡力、洗浄
力も優れ、しかもすすぎ性や使用時の手の感触の良好な
洗浄剤組成物に関する。
人体に対する安全性意識が益々高まつてきている今
日、衣料用洗浄剤、台所用洗浄剤、住居用洗浄剤、毛髪
用洗浄剤及び身体用洗浄剤などの人間の皮膚に触れる機
会の多い洗浄剤においては、皮膚に対する作用を温和に
するために様々な試みがなされており、例えば、組成物
のpHを5〜6(弱酸性)に調整し、人間の皮膚のpHに近
づけ、皮膚に対してその作用が温和になるようにした
り、主洗浄剤基剤にできるだけ低刺激性のものを使用す
る等の方法がとられている。斯かる低刺激性洗浄剤基剤
としては、アミノ酸系の界面活性剤やアルキルリン酸系
の界面活性剤等が使用されている(特公昭50−40125
号、特公昭51−426023号、特公昭55−9033号、特公昭58
−27319号)。しかし、これらの界面活性剤は、低刺激
性ではあるものの、単独では必ずしも充分な起泡力、洗
浄力を発揮しえない。溶解性が悪い等の欠点を有してい
る。また、台所用洗浄剤においては、従来よりアルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウムが、優れた洗浄性能をも
つ基剤として広く用いられているが、皮膚からの脱脂力
が強く、手荒れが起きやすいという難点を有している。
日、衣料用洗浄剤、台所用洗浄剤、住居用洗浄剤、毛髪
用洗浄剤及び身体用洗浄剤などの人間の皮膚に触れる機
会の多い洗浄剤においては、皮膚に対する作用を温和に
するために様々な試みがなされており、例えば、組成物
のpHを5〜6(弱酸性)に調整し、人間の皮膚のpHに近
づけ、皮膚に対してその作用が温和になるようにした
り、主洗浄剤基剤にできるだけ低刺激性のものを使用す
る等の方法がとられている。斯かる低刺激性洗浄剤基剤
としては、アミノ酸系の界面活性剤やアルキルリン酸系
の界面活性剤等が使用されている(特公昭50−40125
号、特公昭51−426023号、特公昭55−9033号、特公昭58
−27319号)。しかし、これらの界面活性剤は、低刺激
性ではあるものの、単独では必ずしも充分な起泡力、洗
浄力を発揮しえない。溶解性が悪い等の欠点を有してい
る。また、台所用洗浄剤においては、従来よりアルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウムが、優れた洗浄性能をも
つ基剤として広く用いられているが、皮膚からの脱脂力
が強く、手荒れが起きやすいという難点を有している。
その為、最近では、皮膚に対してより低刺激なアルキ
ルエトキシ硫酸ナトリウムを主洗浄基剤とした台所用洗
浄剤が主流を占めるようになつてきており、更には第三
級アミンオキサイドや高級脂肪酸ジエタノールアミド等
の補助界面活性剤を併用することにより諸性能を更に向
上させると同時に、皮膚に対する作用が、よりマイルド
化されてきた。
ルエトキシ硫酸ナトリウムを主洗浄基剤とした台所用洗
浄剤が主流を占めるようになつてきており、更には第三
級アミンオキサイドや高級脂肪酸ジエタノールアミド等
の補助界面活性剤を併用することにより諸性能を更に向
上させると同時に、皮膚に対する作用が、よりマイルド
化されてきた。
しかしながら、このように各種洗浄剤の皮膚に対する
作用が従来に比べ、温和になつてきてはいるものの、ま
だまだ充分満足しうる水準に達してはいないのが現状で
ある。
作用が従来に比べ、温和になつてきてはいるものの、ま
だまだ充分満足しうる水準に達してはいないのが現状で
ある。
一方、糖誘導体界面活性剤であるアルキルグリコシド
は低刺激性界面活性剤であり、しかも非イオン性界面活
性剤であるにも拘わらず、それ自身安定な泡を生成する
だけでなく、他の陰イオン性界面活性剤に対して泡安定
剤として作用することが知られており、近年注目されつ
つある。例えば、特開昭58−104625号公報にはアルキル
グリコシドと陰イオ性界面活性剤を含有する起泡性界面
活性剤組成物、特開昭62−74999号公報にはアルキルグ
リコシド、陰イオン性界面活性剤及び脂肪酸アルカノー
ルアミドを含有する低刺激性かつ発泡力、洗浄力の優れ
た食器手洗用液体洗剤組成物が記載されている。しかし
ながら、これら洗浄剤組成物の諸性能は従来のポリオキ
シエチレンアルキルエーテルを主剤とする洗剤より優れ
てはいるものの、未だ十分でなく、特に洗浄後のすすぎ
性、手の感触において劣つているという問題を有してい
る。
は低刺激性界面活性剤であり、しかも非イオン性界面活
性剤であるにも拘わらず、それ自身安定な泡を生成する
だけでなく、他の陰イオン性界面活性剤に対して泡安定
剤として作用することが知られており、近年注目されつ
つある。例えば、特開昭58−104625号公報にはアルキル
グリコシドと陰イオ性界面活性剤を含有する起泡性界面
活性剤組成物、特開昭62−74999号公報にはアルキルグ
リコシド、陰イオン性界面活性剤及び脂肪酸アルカノー
ルアミドを含有する低刺激性かつ発泡力、洗浄力の優れ
た食器手洗用液体洗剤組成物が記載されている。しかし
ながら、これら洗浄剤組成物の諸性能は従来のポリオキ
シエチレンアルキルエーテルを主剤とする洗剤より優れ
てはいるものの、未だ十分でなく、特に洗浄後のすすぎ
性、手の感触において劣つているという問題を有してい
る。
斯かる実状において、本発明者らは、アルキルグリコ
シドの持つ特性を最大限に引き出すべく鋭意研究した結
果、特定のジオール系化合物を併用すれば皮膚への刺激
性がさらに緩和されるとともに洗浄力、起泡力が増強さ
れ、しかもすすぎ性、手の感触も改良されることを見出
し、本発明を完成した。
シドの持つ特性を最大限に引き出すべく鋭意研究した結
果、特定のジオール系化合物を併用すれば皮膚への刺激
性がさらに緩和されるとともに洗浄力、起泡力が増強さ
れ、しかもすすぎ性、手の感触も改良されることを見出
し、本発明を完成した。
すなわち本発明は次の成分(a)及び(b) (a) アルキルグリコシド (b) 次の一般式(II) 〔式中、nは8〜20の整数を示す〕 で表わされるアルカン−1,2−ジオールを含有し、
(b)/(a)が重量比で1/600〜1/1の範囲であり、
(a)+(b)が1〜60重量%の範囲にあることを特徴
とする洗浄剤組成物を提供するものである。
(b)/(a)が重量比で1/600〜1/1の範囲であり、
(a)+(b)が1〜60重量%の範囲にあることを特徴
とする洗浄剤組成物を提供するものである。
本発明において、(a)成分のアルキルグリコシドは
主界面活性剤として用いられるものであり、下記の一般
式(I) R1(OR2)xGy (I) 〔式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアルキル
基、アルケニル基若しくはアルキルフエニル基を示し、
R2は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭素数5
〜6の還元糖に由来する残基であり、xはその平均値が
0〜5となる数を示し、yはその平均値が1〜10となる
数を示す〕 で表わされるものが好ましい。
主界面活性剤として用いられるものであり、下記の一般
式(I) R1(OR2)xGy (I) 〔式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアルキル
基、アルケニル基若しくはアルキルフエニル基を示し、
R2は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭素数5
〜6の還元糖に由来する残基であり、xはその平均値が
0〜5となる数を示し、yはその平均値が1〜10となる
数を示す〕 で表わされるものが好ましい。
上記式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアル
キル基、アルケニル基又はアルキルフエニル基である
が、溶解性、起泡性及び洗浄性の点で、特に炭素数10〜
14のものが好ましい。
キル基、アルケニル基又はアルキルフエニル基である
が、溶解性、起泡性及び洗浄性の点で、特に炭素数10〜
14のものが好ましい。
R2は炭素数2〜4のアルキレン基であるが、水への溶
解性の点で、特に炭素数2〜3のものが好ましい。
解性の点で、特に炭素数2〜3のものが好ましい。
Gは炭素数5〜6の還元糖に由来する残基であり、こ
れは原料として使用される単糖もしくは2糖以上の糖に
よつてその構造が決定される。このGの原料としては、
単糖ではグルコース、ガラクトース、キシロース、マン
ノース、リキソース、アラビノース及びこれらの混合物
等が挙げられ、2糖以上ではマルトース、キシロビオー
ス、イソマルトース、セロビオース、ゲンチビオース、
ラクトース、スクロース、ニゲロース、ツラノース、ラ
フイノース、ゲンチアノース、メレジトース及びこれら
の混合物等が挙げられる。これらのうち単糖類原料とし
ては、それらの入手性及び低コストの点でグルコース、
フルクトースが好ましく、2糖以上ではマルトース、ス
クロースが好ましい。
れは原料として使用される単糖もしくは2糖以上の糖に
よつてその構造が決定される。このGの原料としては、
単糖ではグルコース、ガラクトース、キシロース、マン
ノース、リキソース、アラビノース及びこれらの混合物
等が挙げられ、2糖以上ではマルトース、キシロビオー
ス、イソマルトース、セロビオース、ゲンチビオース、
ラクトース、スクロース、ニゲロース、ツラノース、ラ
フイノース、ゲンチアノース、メレジトース及びこれら
の混合物等が挙げられる。これらのうち単糖類原料とし
ては、それらの入手性及び低コストの点でグルコース、
フルクトースが好ましく、2糖以上ではマルトース、ス
クロースが好ましい。
xはその平均値が0〜5となる数を示すが、特に好ま
しい平均値は0〜2である。この値は(a)成分の水溶
性及び結晶性を調整する。すなわち、xが大きい値とな
る程水溶性が高くなり且つ結晶性も低くなるという傾向
を持つ。
しい平均値は0〜2である。この値は(a)成分の水溶
性及び結晶性を調整する。すなわち、xが大きい値とな
る程水溶性が高くなり且つ結晶性も低くなるという傾向
を持つ。
また、yはその平均値が1〜10となる数を示すが、特
に好ましい平均値は約1.0〜3.0である。これは増泡剤で
ある後述の(b)成分の含有量がより少量において十分
な増泡効果を得るために好ましい値である。
に好ましい平均値は約1.0〜3.0である。これは増泡剤で
ある後述の(b)成分の含有量がより少量において十分
な増泡効果を得るために好ましい値である。
更に、yはその平均が1より大きい場合、つまり2糖
以上の糖鎖を親水性基とする一般式(I)で示されるア
ルキルグリコシドを含有する場合、糖鎖の結合様式が1
−2、1−3、1−4、1−6結合、又はα−、β−ピ
ラノシド、又はフラノシド結合及びこれらの混合された
結合様式である任意の混合物を含むことが可能である。
尚、糖鎖長yはプロトンNMR法によつて測定することが
できる。
以上の糖鎖を親水性基とする一般式(I)で示されるア
ルキルグリコシドを含有する場合、糖鎖の結合様式が1
−2、1−3、1−4、1−6結合、又はα−、β−ピ
ラノシド、又はフラノシド結合及びこれらの混合された
結合様式である任意の混合物を含むことが可能である。
尚、糖鎖長yはプロトンNMR法によつて測定することが
できる。
(a)成分は本発明組成物中に1〜60重量%(以下単
に%で示す)、特に10〜40%配合されることが好まし
い。
に%で示す)、特に10〜40%配合されることが好まし
い。
本発明組成物における(b)成分のアルカン−1,2−
ジオールは一般式(II)で表わされるものであるが、特
にnが10〜18のものが好ましい。
ジオールは一般式(II)で表わされるものであるが、特
にnが10〜18のものが好ましい。
(b)成分は(a)成分であるアルキルグリコシドを
含有する洗浄剤組成物中に添加すると、皮膚への刺激性
が更に緩和されるとともに洗浄力、起泡力も増強され、
しかもすすぎ性、使用時の手の感触をも改良するという
作用を有する。
含有する洗浄剤組成物中に添加すると、皮膚への刺激性
が更に緩和されるとともに洗浄力、起泡力も増強され、
しかもすすぎ性、使用時の手の感触をも改良するという
作用を有する。
斯かる効果の現場の為には(b)成分は本発明組成物
中に0.1〜20%、特に1〜10%配合されることが好まし
い。
中に0.1〜20%、特に1〜10%配合されることが好まし
い。
また、本発明に使用する(a)成分と(b)成分との
比率は重量比で1/600〜1/1の範囲であり、好ましくは1/
300〜3/5、特に好ましくは1/100〜1/20の範囲である。
更に(a)+(b)は組成物に対して1〜60%の範囲に
ある。
比率は重量比で1/600〜1/1の範囲であり、好ましくは1/
300〜3/5、特に好ましくは1/100〜1/20の範囲である。
更に(a)+(b)は組成物に対して1〜60%の範囲に
ある。
本発明の洗浄剤組成物には、上記必須成分の他に、必
要に応じて公知の洗浄剤用の活性剤を洗浄力や起泡力を
向上させる目的で、適宜添加配合することができる。斯
かる活性剤としては、例えばポリオキシエチレン(平均
付加モル数4〜20)アルキル(C7〜C18の直鎖又は分
岐)エーテル、C3〜C22の高級脂肪酸のモノ又はジアル
カノール(C2〜C3)アミド、第三級アルキル(C8〜C18
の直鎖又は分岐)アミンオキサイド等の非イオン性界面
活性剤;α−オレフイン(C3〜C20)スルホン酸塩〔Na,
K,Mg,トリエタノールアミン(TEA),NH4〕、ポリオキシ
エチレン(平均付加モル数2〜8)アルキル(C8〜C18
の直鎖又は分岐)硫酸エステル塩〔Na,K,Mg,TEA,N
H4〕、α−スルホ脂肪酸エステル塩 R3:C8〜C18、R4:C1〜C4、 M:アルカリ金属)、N−アシル(C8〜C18)グルタミン
酸塩〔Na,K,TEA〕、モノアルキル(C8〜C18)リン酸塩
〔Na,K,TEA,アルギニン〕、直鎖アルキル(C10〜C18)
ベンゼンスルホン酸塩〔Na,K,Mg〕等のアニオン性活性
剤;アルキルベタイン、アルキルスルホベタインなどの
両性活性剤などが挙げられる。
要に応じて公知の洗浄剤用の活性剤を洗浄力や起泡力を
向上させる目的で、適宜添加配合することができる。斯
かる活性剤としては、例えばポリオキシエチレン(平均
付加モル数4〜20)アルキル(C7〜C18の直鎖又は分
岐)エーテル、C3〜C22の高級脂肪酸のモノ又はジアル
カノール(C2〜C3)アミド、第三級アルキル(C8〜C18
の直鎖又は分岐)アミンオキサイド等の非イオン性界面
活性剤;α−オレフイン(C3〜C20)スルホン酸塩〔Na,
K,Mg,トリエタノールアミン(TEA),NH4〕、ポリオキシ
エチレン(平均付加モル数2〜8)アルキル(C8〜C18
の直鎖又は分岐)硫酸エステル塩〔Na,K,Mg,TEA,N
H4〕、α−スルホ脂肪酸エステル塩 R3:C8〜C18、R4:C1〜C4、 M:アルカリ金属)、N−アシル(C8〜C18)グルタミン
酸塩〔Na,K,TEA〕、モノアルキル(C8〜C18)リン酸塩
〔Na,K,TEA,アルギニン〕、直鎖アルキル(C10〜C18)
ベンゼンスルホン酸塩〔Na,K,Mg〕等のアニオン性活性
剤;アルキルベタイン、アルキルスルホベタインなどの
両性活性剤などが挙げられる。
また、本発明の洗浄剤組成物には、組成物の分離安定
性、洗浄性能及び起泡性能を損なわない範囲で他の任意
成分、例えば、エチルアルコールのような低級脂肪族ア
ルコール、トルエンスルホン酸やキシレンスルホン酸の
ナトリウム塩やカリウム塩及び尿素などの可溶化剤、粘
土鉱物や水溶性高分子物質等の粘土調節剤、方解石、珪
石、リン酸カルシウム、ゼオライト、ポリエチレン、ナ
イロン、ポリスチレン等の水不溶性研磨剤、グリセリ
ン、ソルビトール等の保湿剤、カチオン化セルロース等
の感触向上剤、その他酵素、香料、色素、防腐・防カビ
剤等を添加することができる。
性、洗浄性能及び起泡性能を損なわない範囲で他の任意
成分、例えば、エチルアルコールのような低級脂肪族ア
ルコール、トルエンスルホン酸やキシレンスルホン酸の
ナトリウム塩やカリウム塩及び尿素などの可溶化剤、粘
土鉱物や水溶性高分子物質等の粘土調節剤、方解石、珪
石、リン酸カルシウム、ゼオライト、ポリエチレン、ナ
イロン、ポリスチレン等の水不溶性研磨剤、グリセリ
ン、ソルビトール等の保湿剤、カチオン化セルロース等
の感触向上剤、その他酵素、香料、色素、防腐・防カビ
剤等を添加することができる。
本発明の洗浄剤組成物の原液のpH範囲は4〜10が好ま
しく、特にpH5〜8が好ましい。
しく、特にpH5〜8が好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は優れた洗浄力と豊かな起泡力
を有し、皮膚及び毛髪に対する作用が温和で手荒れ性も
少なく、しかもすすぎ性及び使用時の手の感触にも優れ
た実用的価値の高いものである。
を有し、皮膚及び毛髪に対する作用が温和で手荒れ性も
少なく、しかもすすぎ性及び使用時の手の感触にも優れ
た実用的価値の高いものである。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<試験法及び評価基準> (1) 起泡力試験 汚れ成分として市販のバターを洗剤濃度0.5%の洗剤
溶液に0.1%添加した時の起泡力を測定する。測定法
は、直径5cmのガラス円筒にバターを添加した洗剤溶液4
0mlを入れ、10分間回転撹拌を行い、停止直後の泡高を
測定する。
溶液に0.1%添加した時の起泡力を測定する。測定法
は、直径5cmのガラス円筒にバターを添加した洗剤溶液4
0mlを入れ、10分間回転撹拌を行い、停止直後の泡高を
測定する。
(2) 洗浄力試験 牛脂に指示薬としてスダンIII(赤色色素)を0.1%添
加し、この2.5gの磁製の皿(直径25cm)に塗布したもの
を洗剤3g、水(用水;硬度3.5゜DHの水)27gをしみ込ま
せたスポンジを用いて20℃でこすり洗いし、もやは皿よ
り牛脂がきれいに取れなくなるまでの洗浄された皿の枚
数をもつて示す。
加し、この2.5gの磁製の皿(直径25cm)に塗布したもの
を洗剤3g、水(用水;硬度3.5゜DHの水)27gをしみ込ま
せたスポンジを用いて20℃でこすり洗いし、もやは皿よ
り牛脂がきれいに取れなくなるまでの洗浄された皿の枚
数をもつて示す。
(3) すすぎ性 直径30cm、高さ12cmのバツトに入れた濃度0.25%の試
料溶液3を10分間回転撹拌を行い、泡立てバツトの底
に取り付けたコツクを開いて液のみを排出させる。次に
水道水3を入れ、同様に10分間回転撹拌を行い排液さ
せる。この操作をバツド中に泡が全く認められなくなる
まで水道水を替えて繰返し行い、水道水の取替え回数で
評価する。
料溶液3を10分間回転撹拌を行い、泡立てバツトの底
に取り付けたコツクを開いて液のみを排出させる。次に
水道水3を入れ、同様に10分間回転撹拌を行い排液さ
せる。この操作をバツド中に泡が全く認められなくなる
まで水道水を替えて繰返し行い、水道水の取替え回数で
評価する。
(4) 使用時及び使用後の手の感触 2種類の洗剤A,Bを用意し、それぞれ2ビーカーに4
0℃、10%の洗剤溶液を調製する。洗剤A,Bの水溶液の感
触を下記の要領で官能試験により比較する。
0℃、10%の洗剤溶液を調製する。洗剤A,Bの水溶液の感
触を下記の要領で官能試験により比較する。
液の感触 洗剤A,Bの水溶液に、左右別々に手首まで浸漬する。
浸漬1分後の液の感触を、洗剤Aを基準に下記の評価点
で採点する。
浸漬1分後の液の感触を、洗剤Aを基準に下記の評価点
で採点する。
使用後の感触 十分にすすいだ後、乾いたタオルで手を拭いた後の手
の感触を、洗剤Aを基準に下記の評価点で採点する。
の感触を、洗剤Aを基準に下記の評価点で採点する。
被験者10人を対象に上記の試験を行い、各項目につい
て得られた得点の総和で、洗剤Bの使用感を評価する。
て得られた得点の総和で、洗剤Bの使用感を評価する。
(5) 手荒れ性試験 洗浄剤組成物5%の洗剤溶液を調製し、液温を30℃に
保ち、毎日20分間手を浸漬した後、よく水洗する。この
操作を3日間繰り返す。被験者5人の手の状態を4日後
に次の基準により目視判定し、平均点で示した。この時
の評価基準は以下の通りである。
保ち、毎日20分間手を浸漬した後、よく水洗する。この
操作を3日間繰り返す。被験者5人の手の状態を4日後
に次の基準により目視判定し、平均点で示した。この時
の評価基準は以下の通りである。
この試験においては平均点が4点以上であることが望
ましい。
ましい。
5点:手荒れが殆ど認められない 4点:手荒れがほんの僅かに認められる 3点:手荒れが若干認められる 2点:手荒れがかなり認められる 1点:手荒れが著しく認められる 実施例1 下記の表1に示す組成物を調製し、上記の評価方法に
よつて洗浄力、起泡力、すすぎ性、使用時及び使用後の
手の感触、手荒れ性について評価を行つた。結果を表1
に示す。
よつて洗浄力、起泡力、すすぎ性、使用時及び使用後の
手の感触、手荒れ性について評価を行つた。結果を表1
に示す。
尚、使用時及び使用後の手の感触の試験について用い
た比較洗剤は洗剤A(表1の8)であり、これと洗剤B
(表1の1〜7)について比較試験を行つた。
た比較洗剤は洗剤A(表1の8)であり、これと洗剤B
(表1の1〜7)について比較試験を行つた。
実施例2 衣料用液体洗浄剤: (%) アルキルグリコシド1) 20 ポリオキシエチレン(=7)ラウリルエーテル 20 アルカン−1,2−ジオール〔一般式(II),n=16〕 3 クエン酸ナトリウム 2 エタノール 3 香料,酵素,螢光染料 微量 水 残部 100 (pHは9.5に調整) 1)一般式(I) x=1,y=1.35 R1:C10〜C13 R2:C2 G:グルコース残基 実施例3 食器用洗浄剤: (%) アルキルグリコシド1) 20 ポリオキシエチレン(=3)ラウリルエーテルサルフ
エートナトリウム塩 5 アルカン−1,2−ジオール〔一般式(II),n=14〕 3 パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド 3 エタノール 5 香料,色素 微量 水 残部 100 (pHは7.0に調整) 1)一般式(I) x=0,y=1.3 R1:C9〜C12 G:グルコース残基 実施例4 シヤンプー(毛髪又は身体用): (%) アルキルグリコシド1) 15 モノラウリルリン酸トリエタノールアミン塩 10 アルカン−1,2−ジオール〔一般式(II),n=14〕 2 カチオン化セルロース(Polymer JR400,UCC社製) 0.2 エタノール 3 香料,色素 微量 水 残部 100 (pHは7.0に調整) 1)一般式(I) x=0,y=1.1 R1:C9〜C12 G:グルコース残基
エートナトリウム塩 5 アルカン−1,2−ジオール〔一般式(II),n=14〕 3 パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド 3 エタノール 5 香料,色素 微量 水 残部 100 (pHは7.0に調整) 1)一般式(I) x=0,y=1.3 R1:C9〜C12 G:グルコース残基 実施例4 シヤンプー(毛髪又は身体用): (%) アルキルグリコシド1) 15 モノラウリルリン酸トリエタノールアミン塩 10 アルカン−1,2−ジオール〔一般式(II),n=14〕 2 カチオン化セルロース(Polymer JR400,UCC社製) 0.2 エタノール 3 香料,色素 微量 水 残部 100 (pHは7.0に調整) 1)一般式(I) x=0,y=1.1 R1:C9〜C12 G:グルコース残基
Claims (2)
- 【請求項1】次の成分(a)及び(b) (a) アルキルグリコシド (b) 次の一般式(II) 〔式中、nは8〜20の整数を示す〕 で表わされるアルカン−1,2−ジオールを含有し、
(b)/(a)が重量比で1/600〜1/1の範囲であり、
(a)+(b)が1〜60重量%の範囲にあることを特徴
とする洗浄剤組成物。 - 【請求項2】(a)成分が次の一般式(I) R1(OR2)xGy (I) 〔式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアルキル
基、アルケニル基若しくはアルキルフエニル基を示し、
R2は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭素数5
〜6の還元糖に由来する残基であり、xはその平均値が
0〜5となる数を示し、yはその平均値が1〜10となる
数を示す〕 で表わされる請求項1記載の洗浄剤組成物。
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