JPH10110187A

JPH10110187A - 洗浄剤組成物

Info

Publication number: JPH10110187A
Application number: JP28744296A
Authority: JP
Inventors: Hotaka Asano; ほたか浅野; Naoyuki Egawa; 直行江川; Tomomichi Okano; 知道岡野; Masami Fujiwara; 正美藤原
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1996-10-09
Filing date: 1996-10-09
Publication date: 1998-04-28

Abstract

(57)【要約】【課題】人体に対する刺激が極めて少なく、かつ生分
解性、洗浄力、起泡性に優れた洗浄剤組成物を提供す
る。【解決手段】下記（ａ）〜（ｃ）成分を含有すること
を特徴とする洗浄剤組成物。（ａ）アルキルエーテルカルボン酸またはその塩、
（ｂ）糖エステル系非イオン性界面活性剤、（ｃ）マグ
ネシウム塩、カルシウム塩の中から選ばれる、少なくと
も１種のアルカリ土類金属塩

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、極めて洗浄力が強
く、環境および人体に対する安全性も非常に優れた洗浄
剤組成物に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、油性汚垢に対して強い洗浄力が要
求される、台所用、食器用洗浄剤には、直鎖アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩（ＬＡＳ）やアルキルエトキシサル
フェート塩（ＡＥＳ）等のアニオン性界面活性剤が好ま
しく、広く使用されてきた。しかし、近年、人体に対す
る刺激を極力低減させることの必要性が高まってから
は、ＬＡＳの利用は極端に減り、アニオン性界面活性剤
の中で比較的マイルドな部類に属するＡＥＳを主剤と
し、さらにアルキルアミンオキシド（ＡＸ）やベタイン
類などのマイルド化剤を配合した界面活性組成物として
使用されるようになった。ところが、最近では環境に対
する安全性も、これまでに増して重要視されるようにな
ってきた。

【０００３】ところで、アルキルエーテルカルボン酸
は、酸化性元素を含まないＣ、Ｈ、Ｏの３種の元素のみ
から構成されるアニオン性界面活性剤であり、人体に対
する刺激も極めて小さく、生分解性も良好な界面活性剤
であることから、近年多くの注目を集めている。しか
し、この界面活性剤は、ＡＥＳやＡＸ等と比較すると、
洗浄力が劣るという問題があった。また、泡のクリーミ
ー感が十分満足できるものではなかった。

【０００４】この実用上重大な問題を解決するために多
くの研究者たちが検討を重ねており、これまでにもアル
キルエーテルカルボン酸のオキシエチレン鎖の分布を狭
くするなどの、構造規定を加えることにより、洗浄力を
改善する方法（米国特許第４，０９８，８１８号、特公
平７−９４６７４号等）や、アルカリ性において、少量
のカルシウムイオン、マグネシウムイオンを含有させ、
沈殿を押さえるために、キレート剤を配合させ、油性汚
垢に対する洗浄力を向上させる方法（特表平６−５０２
８８４号）や、また、中性においてアルキルエーテルカ
ルボン酸に対して１当量以下の少量のカルシウム、マグ
ネシウムイオン、更に特定の石けんを含有させて洗浄
力、気泡性を向上させる方法（特表平８−５０３７３２
号）、更には、アルキルエーテルカルボン酸に対して糖
エステル系非イオン性界面活性剤を配合し、洗浄力、気
泡性を向上させ、しかも皮膚刺激性を低減させる方法
（特開平５−２５５６９４号）等が提案されている。

【０００５】しかしながら、アルキルエーテルカルボン
酸のオキシエチレン鎖の分布を規定する方法では、若干
の洗浄力の改善は認められるものの、そのレベルはＡＥ
Ｓ及びＡＸを配合した既存の界面活性剤組成物の洗浄力
レベルには遥かに及ばないため、その技術だけでは実用
には供せなかった。また、組成物を弱アルカリ性にし
て、特定のキレート剤などを配合する方法では、既存の
界面活性剤組成物の洗浄力に近いレベルまで、アルキル
エーテルカルボン酸の洗浄力を向上させることが可能で
あるが、アルカリ性であるため、直接皮膚に接触する機
会の多い、台所用、食器用洗浄剤や皮膚、毛髪用洗浄剤
としては使用することは困難であった。更にまた、中性
において特定の石けんを配合させる方法は洗浄力におい
て満足しうるものではなく、また糖エステル系非イオン
性界面剤を配合させる方法も、若干の洗浄力の改善はみ
られるものの、既存の界面活性剤組成物の洗浄力レベル
には及ばないという点で十分な効果が得られていない。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、人体に対す
る刺激が極めて少なく、かつ生分解性も良好な界面活性
剤でアルキルエーテルカルボン酸またはその塩を含有
し、しかも洗浄力の極めて強く、気泡性の優れた洗浄剤
組成物を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、アルキルエーテルカ
ルボン酸またはその塩と、糖エステル系非イオン性界面
活性剤と、マグネシウム、カルシウムの中から選ばれる
少なくとも１種以上のアルカリ土類金属塩との特定の３
成分を含有させることにより、酸化性元素の含有がなく
人体及び環境に対する安全性が著しく高く、しかも、既
存のＡＥＳやＡＸ等により構成される界面活性剤組成物
と同等もしくはそれ以上のレベルの高洗浄力とクリーミ
ーな泡性能を有する優れた洗浄剤組成物が得られること
を見出し、本発明を完成するに至った。

【０００８】すなわち、本発明によれば、下記の（ａ）
成分、（ｂ）成分及び（ｃ）成分を含有することを特徴
とする洗浄剤組成物が提供される。（ａ）アルキルエーテルカルボン酸またはその塩、
（ｂ）糖エステル系非イオン性界面活性剤、（ｃ）マグ
ネシウム、カルシウムの中から選ばれる、少なくとも１
種のアルカリ土類金属塩

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明のアルキルエーテルカルボ
ン酸またはその塩は、その構造や製造方法により特に限
定されるものではないが、下記一般式（１）で表される
エーテルカルボン酸またはその塩が特に好ましい。

【化１】Ｃ_nＨ_2m+1Ｏ（ＣＨ₂ＣＨ₂Ｏ）_nＣＨ₂ＣＯＯＭ（１）（式中、アルキル基疎水鎖の炭素数ｍは、好ましくは１
０〜１８であり、さらに好ましくは１１〜１５である。
好ましいアルキル基としての具体例は、デシル基、ウン
デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル
基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基
等が挙げられる。また、アルキル鎖長は単一でも、混合
されていても良く、混合物の場合は平均値ｍが１０〜１
８の範囲にあれば好ましい。この好ましいアルキル鎖長
の範囲を外れると、洗浄力が低下することがある。

【００１０】オキシエチレン基数ｎは、好ましくは２〜
８である。ｎは単一であっても、分布を持った混合物で
あっても良く、混合物の場合には平均値ｎが２〜８の範
囲にあれば好ましい。さらにｎが０または１のものの含
有量が５重量％以下であると特に好ましい。ｎが０また
は１のアルキルエーテルカルボン酸がこれより多いと、
本発明のマグネシウムまたはカルシウムを混合しても、
相互作用による洗浄力の向上が生じにくい。一方、ｎが
８より大きいと、高洗浄力を得るために配合すべきマグ
ネシウムまたはカルシウムの量が著しく多くなり、好ま
しくない。また、オキシエチレン鎖長の分布はできるだ
けせまい方が好ましく、理想的には単一であることが好
ましいが、実用的には平均値ｎ±２であるものの含有量
が４０重量％以上、特に好ましくは８０重量％以上であ
れば、極めて顕著な洗浄効果が認められる。

【００１１】また、Ｍは水素原子、アルカリ金属、置換
または未置換のアンモニウムの中から選ばれる、少なく
とも１種の１価のカチオンであることが好ましく、具体
的にはナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウ
ム、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモ
ニウム、トリエタノールアンモニウムなどが好ましい例
として挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。ただし、これらの中でもナトリウム、カリウムは特
に好ましい。

【００１２】このような本発明のアルキルエーテルカル
ボン酸またはその塩は、アルコールエトキシレートにハ
ロゲン化酢酸またはその塩を作用させて製造する方法
（特開平3-47147号）や、アルコールエトキシレートを
酸化する方法（米国特許第4348509号）などの公知の方
法で得ることができるものであり、その製造方法は何ら
限定されるものではない。また、オキシエチレン鎖の分
布を好ましく設定するために、公知の方法で蒸留などの
精製を行うことも好ましいし、マグネサイトなどの特定
の触媒を用いて、オキシエチレン鎖長の分布を調整した
アルコールエトキシレートを原料にしてアルキルエーテ
ルカルボン酸を製造することも特に好ましい。

【００１３】また、本発明で用いられる糖エステル系非
イオン性界面活性剤は、炭素数６〜１８のアルキル鎖を
疎水基とし、３つ以上のヒドロキシル基を含むポリオー
ルを親水基として有し、これらがエステル結合で連結さ
れた、糖エステル系非イオン性界面活性剤であれば特に
好ましい。この場合、疎水基のアルキル鎖長は、６〜１
８であることが好ましいが、８〜１２であるとさらに好
ましい。また、これらは単一であっても分布があっても
良く、分布がある場合は平均鎖長が前記範囲内にあれば
好ましい。具体的に好ましいアルキル鎖の例としては、
ヘキシル基、ヘプチル基、２−エチルヘキシル基、オク
チル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキ
サデシル基などが挙げられる。

【００１４】一方、エステル結合によりアルキル鎖と連
結される親水基としては、３つ以上のヒドロキシル基を
含む糖系ポリオールが好ましく、具体的にはポリまたは
オリゴグリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、マンニットなどの鎖状ポリオール残基や、ソルビタ
ン、グルコース、メチルグルコース、エチルグルコー
ス、プロピルグルコース、置換または未置換のマンノー
ス、フルクトース、ガラクトース、ソルボース、タガト
ース、プシコース、キシロース、アラビノース、リボー
ス、リキソース、ペンツロースなどの環状単糖類残基、
しょ糖、乳糖、麦芽糖、トレハロース、セルビオース、
イソマルトース、ゲンチオピオース、ゲンチアノース、
ラフィノース、スタキオース、マルトトリオース、マル
トテトラオース、マルトペンタオース、ポリグルコース
などのオリゴ糖または多糖類残基などが好ましく挙げら
れるが、これらに限定されるわけではない。これらの親
水基も単一であっても、混合物であっても良い。なかで
も、親水基がソルビタン、グルコース、メチルグルコー
ス、エチルグルコース、ポリグルコース、マンノース、
メチルマンノース、エチルマンノース、フルクトース、
しょ糖、ソルビトール、ペンタエリスリトール、ポリグ
リセリンである場合は特に好ましい。

【００１５】糖エステル系非イオン性界面活性剤として
は、具体的には、メチルグルコシドアルキルエステル、
エチルグルコシドアルキルエステル、メチルマンノシド
アルキルエステル、エチルマンノシドアルキルエステ
ル、フルクトースアルキルエステル、ソルビトールアル
キルエステル、などが好ましく用いることができる。

【００１６】また、本発明の洗浄剤組成物には、２種類
の界面活性剤成分のほかに、マグネシウム塩、カルシウ
ム塩の中から選ばれる少なくとも１種のアルカリ土類金
属塩も必須成分として含有される。アルカリ土類金属塩
の種類は、特に限定されるものではなく、塩化マグネシ
ウム、塩化カルシウム、硫酸マグネシウムなど、水に対
する溶解度を持ち、水系でアルカリ土類金属イオンを放
出する能力を有するものであれば、いずれの塩でも好ま
しく使用することができる。また、特殊なケースとして
は、アルキルエーテルカルボン酸を部分的に、水酸化マ
グネシウムや水酸化カルシウムなどのアルカリ性の塩で
中和したものも好ましく使用することが可能である。

【００１７】アルカリ土類金属イオン量は、アルカリ土
類金属イオン／アルキルエーテルカルボン酸またはその
塩のモル比が０．１以上好ましくは２以上であることが
好ましい。それ以下の比では十分な高洗浄力が得られな
い。

【００１８】本発明の洗浄剤組成物は、前記成分のほか
に特に制約を受けるものではないが、人体に接触する機
会が多い用途に供する場合は、ｐＨ７未満が好ましく、
さらに好ましくはｐＨ５〜７、最適な範囲としてはｐＨ
６〜７である。組成物がアルカリ性の場合には、皮膚に
接触した場合にぬるつきを感じたり、極端な場合には刺
激が生じる場合がある上、マグネシウムイオンやカルシ
ウムイオンが水に対する溶解度が非常に小さい水酸化物
となって析出する恐れもある。一方、あまり酸性が強す
ぎても、肌への刺激が生じる。

【００１９】かくして得られた本発明の、アルキルエー
テルカルボン酸またはその塩と、糖エステル系非イオン
性界面活性剤と、マグネシウム塩、カルシウム塩の中か
ら選ばれる少なくとも１種のアルカリ土類金属塩とを、
必須成分として含有する、洗浄剤組成物は、ＳやＮなど
の酸化性元素を含有しないため、人体及び環境に対する
安全性が究極的に高く、しかも、洗浄力も従来のＡＥＳ
およびＡＸを配合して得られる洗浄剤などと同等もしく
はそれ以上に高いものであり、台所用、食器用洗浄剤の
ほか、衣類用ライト洗剤、シャンプー、ボディーシャン
プー、硬質表面用洗浄剤、家庭用多目的洗浄剤、工業用
洗浄剤などとして、好ましく使用することが可能であ
る。

【００２０】また、本発明の洗浄剤組成物は、その目的
及び効果を損なわない範囲で、他の界面活性剤と好まし
く併用することができる。組み合わせて使用するのに好
ましい界面活性剤の例としては、アルキル硫酸エステル
塩、アルキルエトキシ硫酸エステル塩、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、α−オ
レフィンスルホン酸塩、アルキルリン酸もしくはアルキ
ルエトキシリン酸エステル塩、脂肪酸塩などのアニオン
性界面活性剤、アルコールエトキシレート、高級アルカ
ノールアミド、アルキルアミンオキシド等の非イオン性
界面活性剤や、アルキルグリセリルエーテル、アルキル
グルコシド、アルキルポリグルコシド等の糖エーテル系
非イオン性界面活性剤、アルキルメチルグルカミド等の
糖アミド系非イオン性界面活性剤、イミダゾリン、スル
ホベタイン、カルボキシベタイン等の両性界面活性剤、
アルキルトリメチルアンモニウムクロライドなどのカチ
オン性界面活性剤などが挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。

【００２１】さらにまた、該組成物には必要に応じて界
面活性剤以外にも各種配合剤を配合することができる。
すなわち、本発明の目的及び効果を損なわない範囲で、
一般に洗浄剤に配合されることが多い、酵素、漂白剤成
分、漂白活性化剤、無機塩、粘度調製剤、ハイドロトロ
ープ剤、防腐剤、殺菌剤、抗菌剤、酸化防止剤、保湿
剤、紫外線吸収剤、色素、香料などを好ましく配合する
ことが可能である。

【００２２】

【実施例】次に、本発明を実施例と比較例によって更に
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例で何ら限
定されるものではない。

【００２３】〔実施例１〜５、比較例１〜８〕下記表１
に示した洗浄剤組成物（ｐＨ６．８）を調製し、下記の
方法に準じて洗浄力の評価と、マイルド性の指標として
蛋白変性率の測定を行った。結果は表１に示した。

【００２４】〈洗浄力試験方法〉初期重量を秤量したポ
リプロピレンカップに、オイルレッドを含んだ人工油脂
汚垢を付着させ、１日おいた後、洗浄前のカップの重量
を測定した。このカップに界面活性剤水溶液１８０ｍｌ
（活性剤濃度：０．０５ｗｔ％）を入れ、回転羽を用い
て５分間攪拌洗浄後、溶液を廃棄したカップを風乾し、
秤量したときの重量から付着していた油の除去率を下式
（II）により算出すると共に、洗浄後のカップを目視で
観察し、以下のように洗浄力を評価した。この除去率が
高いほど、洗浄力が高いといえる。

【数１】

【００２５】〈蛋白変性〉５０ｍＭのリン酸緩衝液（ｐ
Ｈ７．０）に１００ｐｐｍの牛血清アルブミンを加え、
これに試料を加えて水溶液中の界面活性剤濃度を全部で
１０００ｐｐｍとした。この水溶液を室温で３時間放置
後、２２０ｎｍの円偏光二色性スペクトルを日本分光社
製のＪＡＳＣＯＪ−７２０で測定した。そして、界面
活性剤が含まれていない場合のデータ（ブランクテス
ト）よリ減少した量（％）を変性率として測定した。変
性率が少ないほどタンパク質に対する作用が小さく、マ
イルドであるといえる。

【００２６】〈泡の触感〉表１の組成の洗剤を3ｇスポ
ンジに取り、１０回軽く握って、泡の質を目視により、
判定した。きめ細かい泡を５点、きめの粗い泡を１点と
し、５段階評価を行った。

【００２７】

【表１−（１）】

【００２８】

【表１−（２）】 *1:ト゛テ゛シルエトキシ(p=3) カルホ゛キシレートNa塩 *2:テトラテ゛シルエトキシ(p=3)カルホ゛キシレートNa塩 *3:ト゛テ゛シルエトキシ(p=3) サルフェートNa塩 *4:メチルク゛ルコシト゛テ゛シルエステル *5:エチルク゛ルコシト゛オクチルエステル (p=3) *7:ト゛テ゛シルアミンオキシト゛

【００２９】

【発明の効果】以上のように、本発明のアルキルエーテ
ルカルボン酸またはその塩と、糖エステル系非イオン性
界面活性剤と、マグネシウム、カルシウムの中から選ば
れる少なくとも１種以上のアルカリ土類金属塩とを、必
須成分として含有することを特徴とする洗浄剤組成物
は、環境及び人体に対する安全性が極めて高い上、著し
く高い洗浄力を有するものであり、各種洗浄剤に極めて
有用である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者藤原正美東京都墨田区本所一丁目３番７号ライオン株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】下記の（ａ）成分、（ｂ）成分及び
（ｃ）成分を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。（ａ）アルキルエーテルカルボン酸またはその塩、（ｂ）糖エステル系非イオン性界面活性剤、（ｃ）マグネシウム塩、カルシウム塩の中から選ばれ
る、少なくとも１種のアルカリ土類金属塩