JPH07310092A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPH07310092A
JPH07310092A JP10527494A JP10527494A JPH07310092A JP H07310092 A JPH07310092 A JP H07310092A JP 10527494 A JP10527494 A JP 10527494A JP 10527494 A JP10527494 A JP 10527494A JP H07310092 A JPH07310092 A JP H07310092A
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formula
carbon atoms
alkyl
group
surfactant
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JP10527494A
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Masaki Tosaka
正樹 登坂
Kazutoshi Ide
一敏 井出
Taeko Hayase
妙子 早瀬
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式(1)で表わされるアルキルグリ
コシド1〜50重量%、及び下記一般式(2)で表わさ
れるアミド型界面活性剤1〜25重量%を含有する洗浄
剤組成物。 【化1】R1(OR2)xGy (1) 〔R1 はC8〜C18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、
アルケニル基若しくはアルキルフェニル基、R2 はC2
〜C4のアルキレン基、GはC5〜C6の還元糖に由来
する残基、xはその平均値が0〜5となる数、yはその
平均値が1〜10となる数。〕 【化2】 〔式中、R3 はC7〜C19の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基等、R4 は水素原子又はC1〜C3のアルキル基を
示し、nは1〜20の数を示す。〕 【効果】 本発明の洗浄剤組成物は、特にトリグリセラ
イドを主成分とする油性汚れに対して高い洗浄性を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にトリグリセライド
を主成分とする油性汚れに対して高い洗浄性を有すると
共に、手肌の皮脂に対する脱脂性が抑制され、使用感に
優れた洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】人体に
対する安全性意識が益々高まってきている今日、衣料用
洗浄剤、台所用洗浄剤、住居用洗浄剤、毛髪用洗浄剤及
び身体用洗浄剤など人間の皮膚に触れる機会の多い洗浄
剤においては、皮膚に対する作用を温和にするために様
々な試みがなされており、例えば組成物のpHを5〜6
(弱酸性)に調整し、人間の皮膚のpHに近づけ、皮膚に
対してその作用が温和になるようにしたり、主洗浄基剤
にはできるだけ低刺激性のものを使用する等の方法がと
られている。このような低刺激性の洗浄基剤としては、
アミノ酸系の界面活性剤やアルキルリン酸系の界面活性
剤等(特公昭50−40125号、特公昭51−426
023号、特公昭55−9033号、特公昭58−27
319号公報等参照)が使用されている。しかし、これ
らの界面活性剤は、低刺激性ではあるものの、単独では
必ずしも十分な起泡力、洗浄力を発揮し得ない上、溶解
性が悪いなどの問題点を有している。また、台所用洗浄
剤においては、従来より、アルキルベンゼンスルホン酸
ナトリウムが、優れた洗浄性能を持つ基剤として広く知
られているが、皮膚に対する脱脂力が強く、手荒れが起
こりやすいという難点を有している。
【0003】そのため、最近では、皮膚に対してより刺
激性が低いアルキルエトキシ硫酸ナトリウムを主洗浄基
剤とした台所用洗浄剤が主流を占めるようになってお
り、更には第三級アミンオキサイドや高級脂肪酸ジエタ
ノールアミド等の補助界面活性剤を併用することにより
諸性能を向上させると同時に、皮膚に対する作用が、よ
りマイルド化された台所用洗浄剤が開発されている。し
かしながら、このように皮膚に対する作用が従来に比べ
て温和な各種洗剤が開発されてきてはいるものの、まだ
十分満足し得る水準に達してはいないのが現状である。
【0004】一方、糖誘導体界面活性剤であるアルキル
グリコシドは低刺激性の界面活性剤であり、しかも非イ
オン性界面活性剤であるにもかかわらず、それ自身安定
な泡を生成するだけでなく、他の陰イオン性界面活性剤
に対して泡安定剤として作用することが知られており、
近年注目されつつある。このアルキルグリコシドを含有
する洗浄剤組成物としては、例えばアルキルグリコシド
と陰イオン/両性界面活性剤を含有する起泡性界面活性
剤組成物(特開昭58−104625号公報)、アルキ
ルグリコシドと陰イオン/両性界面活性剤及びアミド/
アミンオキサイドを含有する起泡性界面活性剤組成物
(特開昭58−186429号公報)、アルキルグリコ
シドと両性界面活性剤を特定の比率で含有する洗浄剤組
成物が提案されている。しかしながら、これら洗浄剤組
成物の諸性能は、従来のポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルを主剤とする洗剤より優れてはいるものの、特に
洗浄時の起泡性や手荒れの面において未だ十分でないと
いう問題を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような実状において
本発明者らは、アルキルグリコシドの持つ特性を最大限
に引き出すべく鋭意研究した結果、特定のアルキルグリ
コシドと特定のアミド系界面活性剤を併用することで、
特にトリグリセライドを主成分とする油性汚れに対して
高い洗浄性を有しながら、手肌の皮脂に対する脱脂性を
抑制でき、使用感の極めて良好な洗浄剤が得られること
を見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、次の成分(a)及び
(b):次の一般式(1):
【0007】
【化4】R1(OR2)xGy (1)
【0008】〔式中、R1 は炭素数8〜18の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基、アルケニル基若しくはアルキルフ
ェニル基を示し、R2 は炭素数2〜4のアルキレン基を
示し、Gは炭素数5〜6の還元糖に由来する残基を示
し、xはその平均値が0〜5となる数を示し、yはその
平均値が1〜10となる数を示す。〕で表わされるアル
キルグリコシド 1〜50重量
%、(b)次の一般式(2):
【0009】
【化5】
【0010】〔式中、R3 は炭素数7〜19の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基を示し、R4
は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、nは
1〜20の数を示す。〕で表わされるアミド型界面活性
剤 1〜25重量%を含有する
洗浄剤組成物を提供するものである。
【0011】上記式(1)において、R1 は直鎖又は分
岐鎖状の炭素数8〜18のアルキル基、アルケニル基若
しくはアルキルフェニル基であるが、溶解性、起泡性及
び洗浄性の点で炭素数10〜14のものが好ましく、特
に直鎖の炭素数10〜14のアルキル基が好ましい。R
2 は炭素数2〜4のアルキレン基であるが、溶解性の点
で特に炭素数2のものが好ましい。Gは炭素数5〜6の
還元糖に由来する残基であり、具体的にはグルコース残
基などが挙げられる。また、xはその平均値が0〜5と
なる数であるが、特に0となる数であることが好まし
い。yはその平均値が1〜10となる数であるが、特に
1〜1.4となる数であることが好ましい。
【0012】ここで、上記式(1)におけるy(糖縮合
度)の測定法について説明する。yは下記式(5)にお
ける平均値であり、この化合物をNMRで測定すると、
水素は表1に示す4種類に帰属される。
【0013】
【化6】
【0014】〔式中、Rはアルキル部を示し、Ha はア
ノマー部分の水素、Hb は酸素つけ根部分の水素、Hc
は水酸基部分の水素を示す。〕
【0015】
【表1】
【0016】yを決定するには、NMRのチャートから
積分値を求め、アルキル部の水素数と他の部分、例えば
酸素つけ根部分の水素数の積分比により下記式(1)、
(2)に従って算出する。
【0017】
【数1】
【0018】次に、固体アルキルサッカライド、水溶液
アルキルサッカライドのNMR測定法について説明す
る。
【0019】(固体アルキルサッカライド) 1)固体アルキルサッカライドを約100mg採取し、重
クロロホルム(CDCl3、MERCK社製)を1.5ml、
TMS入り重クロロホルム(CDCl3+TMS、MERC
K社製)を0.5ml加え、溶解させる。 2)溶解したサンプルをNMR測定チューブに1/3程
入れ、重水(D2O)を1〜2滴加え、よく振る。 3)NMRの測定条件は、分子量:200〜1000、
試料濃度:5重量%、内部標準:TMS(D2O添加)、
希望測定核:H、分析区分:定量分析、チャート書き出
し全体:10ppm 、チャート書き出し部分:5〜0.5
ppm 、測定温度:50℃である。 4)NMRチャートからの糖縮合度を上記式(1)、
(2)に従って算出する。
【0020】(水溶液アルキルサッカライド) 1)水溶液アルキルサッカライドでは、固形分が100
mg程度になるようにサンプルを採取し、ホットプレート
上(約70〜80℃)で水を蒸発させる。水が蒸発した
ら、重水を約2ml加え、溶解し、再びホットプレート上
で蒸発させる。この重水による溶解、蒸発の操作を3回
行い、H2OをD2Oに置換する。 2)以下、固体アルキルサッカライドの場合と同様に操
作し、糖縮合度を算出する。
【0021】上記式(1)で表わされる成分(a)のア
ルキルグリコシドの含有量は、本発明の洗浄剤組成物中
に1〜50重量%(以下、単に%で示す)であるが、特
に5〜25%であることが好ましい。この含有量が1%
未満では洗浄力が不十分であり、また、50%を超える
と皮脂に対する脱脂性が増大するため好ましくない。ま
た、成分(a)は洗浄剤組成物において主成分であるこ
とが好ましいことから、後述する成分(b)と両性界面
活性剤〔成分(c)〕との配合比が重量比で〔(b)+
(c)〕/(a)=1/30〜1/2であることが好ま
しい。
【0022】上記式(2)において、R3 は炭素数7〜
19の直鎖又は分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル
基を示すが、組成物の溶液安定性の点で炭素数7〜13
のものが好ましく、特に直鎖の炭素数9〜13のアルキ
ル基が好ましい。R4 は水素原子又は炭素数1〜3のア
ルキル基であるが、水素原子又はメチル基が好ましい。
また、nは1〜20の数であるが、好ましくは1〜3、
特に好ましくは1である。
【0023】上記式(2)で表わされる成分(b)のア
ミド型界面活性剤の含有量は、本発明の洗浄剤組成物中
に1〜25%であるが、特に1〜10%であることが好
ましい。この含有量が1%未満では皮脂に対する脱脂性
を抑制する効果が不十分であり、また、25%を超える
と溶液安定性が著しく悪化するため好ましくない。
【0024】本発明の洗浄剤組成物は、更に成分(c)
として両性界面活性剤を配合することにより更に皮脂に
対する脱脂性の抑制効果が向上する。ここで、用いられ
る両性界面活性剤としては、下記式(3)又は(4)で
表わされるものが好ましい。中でも(式(3)において
R7=CH2CH(OH)CH2-、Z=SO3 -であるもの、式(4)におい
てR7=CH2、Z=CO2 -であるものが好ましい。
【0025】
【化7】
【0026】〔式中、R6 は炭素数1〜3のアルキレン
基又はCH2CH(OH)CH2を示し、ZはSO3 -又はCOO-を示し、
1 及びR3 は前記と同様の意味を示す。〕
【0027】両性界面活性剤の含有量は、皮脂に対する
脱脂性抑制効果及び使用感の点から本発明の洗浄剤組成
物中に0.5〜10%、特に1〜5%とすることが好ま
しい。
【0028】本発明の洗浄剤組成物は皮脂に対する脱脂
性が抑制され、手荒れが少ないと同時に使用感に優れる
という特長を有するものであるが、上記成分に更に陰イ
オン性界面活性剤を適量含有させることにより、使用時
の手の感触を更に向上させることができる。このような
効果発現に必要な陰イオン性界面活性剤の含有量は本発
明の洗浄剤組成物中0.5〜20%、特に1〜10%と
することが好ましい。
【0029】陰イオン性界面活性剤は特に限定されるも
のではないが、皮膚刺激性、起泡性、価格などの点で、
ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜5)アルキル
(炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖)エーテル硫酸エス
テル塩、α−オレフィン(炭素数8〜20)スルホン酸
塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、N−アシル(炭素数
8〜20)グルタミン酸塩、モノアルキル(炭素数8〜
20)リン酸塩、アルカン(炭素数8〜20)スルホン
酸塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜5)ア
ルキル(炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖)エーテル酢
酸塩等が好ましい。なお、陰イオン性界面活性剤の対イ
オンは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウ
ム、アルカノールアミンである。
【0030】本発明の洗浄剤組成物には、上記成分の他
に、必要に応じて公知の洗浄剤用の活性剤を洗浄力や起
泡力を向上させる目的で適宜添加することができる。こ
のような活性剤としては、例えばポリオキシエチレン
(平均付加モル数2〜20)アルキル(炭素数7〜18
の直鎖又は分岐鎖)エーテル、アルキル(炭素数7〜1
8の直鎖又は分岐鎖)グリセリルエーテル等の非イオン
性界面活性剤などが挙げられる。
【0031】また、洗浄剤組成物の分離安定性、洗浄性
能及び起泡性能を損なわない範囲で他の任意成分を添加
することができる。任意成分としては、例えばエチルア
ルコール等の低級脂肪族アルコール;トルエンスルホン
酸やキシレンスルホン酸のナトリウム塩やカリウム塩及
び尿素等の可溶化剤;粘土鉱物や水溶性高分子物質等の
粘度調整剤;方解石、珪石、リン酸カルシウム、ゼオラ
イト、ポリエチレン、ナイロン、ポリスチレン等の水不
溶性研磨剤;グリセリン、ソルビトール等の保湿剤;カ
チオン化セルロース等の感触向上剤;その他酵素、香
料、色素、防腐・防黴剤などを添加することができる。
本発明の洗浄剤組成物の形態は液状が好ましく、また、
この組成物原液のpHは4〜10、特にpH5〜8とするこ
とが好ましい。この洗浄剤組成物は台所用、住居用、シ
ャンプー、身体洗浄剤に好適に用いられるが、特に台所
用が好ましい。
【0032】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、特にトリグリ
セライドを主成分とする油性汚れに対して高い洗浄性を
有しながら、手肌の皮脂に対する脱脂性が抑制され、使
用感に優れた実用価値の高い洗浄剤組成物である。
【0033】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0034】実施例の説明に先立ち、成分(b)のアミ
ド型界面活性剤の合成例、及び各例において実施した評
価試験方法について説明する。
【0035】合成例1 〔N−メチル−N−(2,3−
ジヒドロキシプロピル)−カプリン酸アミドの合成〕 N−メチル−アミノ−2,3−プロパンジオール40g
(0.38mol)、カプリン酸エチル62.4g(0.
36mol)及び28%ナトリウムメチラート/メタノー
ル溶液0.36gを反応器に仕込み105℃に昇温し
た。30分間で徐々に減圧し30〜45mmHgで3時間熟
成を行った。放冷後、酢酸エチル500gに溶解し、1
0%食塩水200mlで5回洗浄した後、酢酸エチル層を
無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。ロータリーエバポレ
ーターで酢酸エチルを留去し、減圧下で乾燥して、無色
液状の下記式(6)で示す目的物72.4g(収率8
1.4%)を得た。ガスクロマトグラフィーの分析によ
り目的物の純度は93.8%であった。得られた目的物
の油脂分析値を表2に示す。
【0036】
【化8】
【0037】
【表2】
【0038】合成例2 〔N−(2,3−ジヒドロキシ
プロピル)−ラウリン酸アミドの合成〕 1−アミノ−2,3−プロパンジオール95.7g
(1.05mol)、ラウリン酸メチル214.3g
(1.0mol)、28%ナトリウムメチラート/メタノ
ール溶液4.3gを反応器に仕込み105℃に昇温し
た。30mmHgに減圧し5時間熟成した後、粗生成物26
7.9gを得た。反応率は92%であった。粗生成物を
アセトンにて再結晶し、白色粉末状の下記式(7)で示
す目的物240.0g(収率87.8%)を得た。ガス
クロマトグラフィーの分析により目的物の純度は98.
4%であった。得られた目的物の油脂分析値を表3に示
す。
【0039】
【化9】
【0040】
【表3】
【0041】合成例3 〔N−メチル−N−(2,3−
ジヒドロキシプロピル)−ラウリン酸アミドの合成〕 N−メチル−アミノ−2,3−プロパンジオール30.
2g(0.287mol)、ラウリン酸メチル55.9g
(0.261mol)、28%ナトリウムメチラート/メ
タノール溶液0.11gを反応器に仕込み105℃に昇
温した。200mmHgに減圧し、10時間熟成した。反応
終了物をジエチルエーテル500mlに溶解し、10%食
塩水200mlで5回水洗後、ジエチルエーテル層を無水
硫酸ナトリウムにて乾燥した。ジエチルエーテルを留去
後、ジエチルエーテルで再結晶して、白色粉末の下記式
(8)で示す目的物34.5g(収率46.0%)を得
た。ガスクロマトグラフィーの分析により目的物の純度
は99.2%であった。得られた目的物の油脂分析値を
表4に示す。
【0042】
【化10】
【0043】
【表4】
【0044】〔評価試験方法〕 (1)洗浄力試験:牛脂に指示薬としてスダンIII(赤
色色素)を0.1%添加し、この2.5gを磁製の皿
(直径25cm)に塗布する。これを、洗剤3gを水(硬
度3.5°DH)27gに溶解した溶液をしみ込ませた
スポンジを用いて液温20℃でこすり洗いし、牛脂が十
分に洗浄・除去できた皿の枚数をもって洗浄力を表わ
す。
【0045】(2)脱脂力試験:ポリエチレン製テスト
ピース(7.6×2.6cm)を6枚1組として、表5に
示す組成のモデル皮脂を1枚当たり約0.025g塗布
する。これをJIS K3370に記載されているリー
ナッツ改良洗浄力試験器を用いて、洗剤濃度5%、水
(硬度3.5°DH)、液温40℃で3分間洗浄し、洗
浄前後のテストピースの重量変化より脱脂率を求める。
【0046】
【表5】
【0047】(3)使用感試験:2lのビーカーに洗剤
水溶液(洗剤濃度5%、水の硬度3.5°DH、40
℃)1lを入れ、手首まで手を浸漬する。5分間浸漬
後、約40℃の流水で十分にすすぎ、乾いたタオルで手
を拭いた後の感触を下記の判断基準で採点する。
【0048】被験者10人を対象に上記の試験を行い、
得られた得点の総和で使用感を評価する。 +2:良い。 +1:やや良い。 0:どちらとも言えない。 −1:やや悪い。 −2:悪い。
【0049】実施例1〜4及び比較例1〜3 表6に示す洗浄剤組成物を調製し、上記の評価方法によ
って洗浄力、脱脂力、使用感の評価を行った。結果を併
せて表5に示す。
【0050】
【表6】
【0051】実施例5〜9及び比較例4〜6 表7に示す洗浄剤組成物を調製し、上記の評価方法によ
って洗浄力、脱脂力、使用感の評価を行った。結果を表
8に示す。
【0052】
【表7】
【0053】
【表8】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)及び(b): (a)次の一般式(1): 【化1】R1(OR2)xGy (1) 〔式中、R1 は炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル基、アルケニル基若しくはアルキルフェニル基を示
    し、R2 は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭
    素数5〜6の還元糖に由来する残基を示し、xはその平
    均値が0〜5となる数を示し、yはその平均値が1〜1
    0となる数を示す。〕で表わされるアルキルグリコシド
    1〜50重量%、 (b)次の一般式(2): 【化2】 〔式中、R3 は炭素数7〜19の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル基若しくはアルケニル基を示し、R4 は水素原子又
    は炭素数1〜3のアルキル基を示し、nは1〜20の数
    を示す。〕で表わされるアミド型界面活性剤
    1〜25重量%を含有する洗浄剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 成分(a)として、式(1)においてy
    がその平均値として1〜1.4となる数であるアルキル
    グリコシドを含有する請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 成分(b)として、式(2)においてR
    4 が水素又はメチル基であり、nが1であるアミド型界
    面活性剤を含有する請求項2記載の洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 更に成分(c)として両性界面活性剤を
    0.5〜10重量%含有する請求項1〜3のいずれかの
    項記載の洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 成分(c)が次の一般式(3)又は
    (4): 【化3】 〔式中、R6 は炭素数1〜3のアルキレン基又はCH2CH
    (OH)CH2を示し、ZはSO3 -又はCOO-を示し、R1 及びR
    3 は前記と同様の意味を示す。〕で表わされる両性界面
    活性剤である請求項4記載の洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 更に陰イオン性界面活性剤を0.5〜2
    0重量%含有する請求項1〜5のいずれかの項記載の洗
    浄剤組成物。
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