JPH0532529A - 水性液体洗浄剤組成物 - Google Patents
水性液体洗浄剤組成物Info
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- JPH0532529A JPH0532529A JP18753991A JP18753991A JPH0532529A JP H0532529 A JPH0532529 A JP H0532529A JP 18753991 A JP18753991 A JP 18753991A JP 18753991 A JP18753991 A JP 18753991A JP H0532529 A JPH0532529 A JP H0532529A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 皮膚にマイルドで、低温安定性に優れ、且つ
起泡力及び洗浄力の良好な液体洗浄剤の提供。 【構成】 N−(2−ヒドロキシアルキル)酸性アミノ
酸塩(I)と第3級アルキルアミンオキサイド(II)と
を、重量比が(I)/(II)=20/1〜1/1、総和
として(I)+(II)=0.1〜40重量%含有する水
性液体洗浄剤組成物。該組成物は、例えば、N−(2−
ヒドロキシドデシル)アスパラギン酸ナトリウム 15
重量部、N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド
5重量部、および水 残余を混合することにより調製さ
れる。 (式中、R1は炭素数8〜16のアルキル基であり、n
は1または2であり、M1及びM2はそれぞれ独立に水
素、ナトリウム、カリウム、アンモニウムまたはエタノ
ールアミンより誘導されるカチオンである)、 (式中、R2は炭素数10〜18のアルキル基またはア
ルケニル基であり、R3及びR4はそれぞれ独立に炭素
数1〜3のアルキル基である)。
起泡力及び洗浄力の良好な液体洗浄剤の提供。 【構成】 N−(2−ヒドロキシアルキル)酸性アミノ
酸塩(I)と第3級アルキルアミンオキサイド(II)と
を、重量比が(I)/(II)=20/1〜1/1、総和
として(I)+(II)=0.1〜40重量%含有する水
性液体洗浄剤組成物。該組成物は、例えば、N−(2−
ヒドロキシドデシル)アスパラギン酸ナトリウム 15
重量部、N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド
5重量部、および水 残余を混合することにより調製さ
れる。 (式中、R1は炭素数8〜16のアルキル基であり、n
は1または2であり、M1及びM2はそれぞれ独立に水
素、ナトリウム、カリウム、アンモニウムまたはエタノ
ールアミンより誘導されるカチオンである)、 (式中、R2は炭素数10〜18のアルキル基またはア
ルケニル基であり、R3及びR4はそれぞれ独立に炭素
数1〜3のアルキル基である)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な液体洗浄剤組成
物に関する。本発明の液体洗浄剤組成物は、皮膚にマイ
ルドで、かつ洗浄力、起泡力および保存安定性に優れて
いるので、シャンプー、ボディシャンプー、台所用洗浄
剤等として有用である。
物に関する。本発明の液体洗浄剤組成物は、皮膚にマイ
ルドで、かつ洗浄力、起泡力および保存安定性に優れて
いるので、シャンプー、ボディシャンプー、台所用洗浄
剤等として有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、シャンプー、ボディシャンプーや
台所用洗浄剤等の液体洗浄剤の基材としては、石鹸(長
鎖カルボン酸塩)、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル
硫酸塩が用いられてきた。しかし、石鹸は水溶液のpH
が10付近であり、また、アルキル硫酸塩およびアルキ
ルエーテル硫酸塩はpHが中性であるものの、皮膚の蛋
白質を変性させたり、急性の皮膚炎を引き起こす等の問
題があった。
台所用洗浄剤等の液体洗浄剤の基材としては、石鹸(長
鎖カルボン酸塩)、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル
硫酸塩が用いられてきた。しかし、石鹸は水溶液のpH
が10付近であり、また、アルキル硫酸塩およびアルキ
ルエーテル硫酸塩はpHが中性であるものの、皮膚の蛋
白質を変性させたり、急性の皮膚炎を引き起こす等の問
題があった。
【0003】近年、皮膚にマイルドな洗浄剤として、N
−アシルアミノ酸塩が用いられている。しかし、N−ア
シルアミノ酸塩は、起泡力や洗浄力がアルキル硫酸塩、
アルキルエーテル硫酸塩と比べてはるかに劣る。また、
常温付近における溶解度が著しく低いため、第3級アミ
ンオキサイドとの併用(特開昭48−33964号公
報)やベタインとの併用(特公昭50−23682号公
報)等が提案されているが、アルキルエーテル硫酸塩と
比較すると、その低温安定性は不十分である。
−アシルアミノ酸塩が用いられている。しかし、N−ア
シルアミノ酸塩は、起泡力や洗浄力がアルキル硫酸塩、
アルキルエーテル硫酸塩と比べてはるかに劣る。また、
常温付近における溶解度が著しく低いため、第3級アミ
ンオキサイドとの併用(特開昭48−33964号公
報)やベタインとの併用(特公昭50−23682号公
報)等が提案されているが、アルキルエーテル硫酸塩と
比較すると、その低温安定性は不十分である。
【0004】一方、N−(2−ヒドロキシアルキル)酸
性アミノ酸塩は、その製造方法が特開昭48−2241
7号公報に開示されており、その中に洗剤の活性成分と
して用いられる旨が記載されているが、N−(2−ヒド
ロキシアルキル)酸性アミノ酸塩の水溶液は、皮膚刺激
性および低温安定性は良好であるが、起泡力や洗浄力が
不十分であった。
性アミノ酸塩は、その製造方法が特開昭48−2241
7号公報に開示されており、その中に洗剤の活性成分と
して用いられる旨が記載されているが、N−(2−ヒド
ロキシアルキル)酸性アミノ酸塩の水溶液は、皮膚刺激
性および低温安定性は良好であるが、起泡力や洗浄力が
不十分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、皮膚
にマイルドで、低温安定性に優れ、かつ、起泡力及び洗
浄力の良好な液体洗浄剤を提供することである。
にマイルドで、低温安定性に優れ、かつ、起泡力及び洗
浄力の良好な液体洗浄剤を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(I)で示されるN−(2−ヒドロキシアルキル)酸性
アミノ酸塩と下記一般式(II)で示される第3級アルキ
ルアミンオキサイドとを、重量比が(I)/(II)=2
0/1〜1/1、総和として(I)+(II)=0.1〜
40重量%含有することを特徴とする水性液体洗浄剤組
成物である。
(I)で示されるN−(2−ヒドロキシアルキル)酸性
アミノ酸塩と下記一般式(II)で示される第3級アルキ
ルアミンオキサイドとを、重量比が(I)/(II)=2
0/1〜1/1、総和として(I)+(II)=0.1〜
40重量%含有することを特徴とする水性液体洗浄剤組
成物である。
【0007】
【化3】
【0008】(式中、R1は炭素数8〜16のアルキル
基であり、nは1または2であり、M1 及びM2 はそれ
ぞれ独立に水素、ナトリウム、カリウム、アンモニウム
またはエタノールアミンより誘導されるカチオンであ
る)、
基であり、nは1または2であり、M1 及びM2 はそれ
ぞれ独立に水素、ナトリウム、カリウム、アンモニウム
またはエタノールアミンより誘導されるカチオンであ
る)、
【0009】
【化4】
【0010】(式中、R2 は炭素数10〜18のアルキ
ル基またはアルケニル基であり、R3及びR4 はそれぞ
れ独立に炭素数1〜3のアルキル基である)。
ル基またはアルケニル基であり、R3及びR4 はそれぞ
れ独立に炭素数1〜3のアルキル基である)。
【0011】上記一般式(I)で示されるN−(2−ヒ
ドロキシアルキル)酸性アミノ酸塩は、そのジ塩が1,
2−エポキシアルカンと酸性アミノ酸のジアルカリ金属
塩とをアルコール/水混合溶媒中で加熱することによっ
て得られ、目的によって鉱酸または合目的的な塩基を用
いて中和当量を調整する。原料の酸性アミノ酸は、アス
パラギン酸またはグルタミン酸であり、光学活性体でも
ラセミ体でもよい。特に、低温水溶液安定性の点で、ア
スパラギン酸が好ましい。1,2−エポキシアルカン
は、炭素数10〜18であり、アルキル鎖は直鎖状でも
分岐鎖を有していてもよい。また、単一組成でもこれら
の任意の割合の混合物でもよい。
ドロキシアルキル)酸性アミノ酸塩は、そのジ塩が1,
2−エポキシアルカンと酸性アミノ酸のジアルカリ金属
塩とをアルコール/水混合溶媒中で加熱することによっ
て得られ、目的によって鉱酸または合目的的な塩基を用
いて中和当量を調整する。原料の酸性アミノ酸は、アス
パラギン酸またはグルタミン酸であり、光学活性体でも
ラセミ体でもよい。特に、低温水溶液安定性の点で、ア
スパラギン酸が好ましい。1,2−エポキシアルカン
は、炭素数10〜18であり、アルキル鎖は直鎖状でも
分岐鎖を有していてもよい。また、単一組成でもこれら
の任意の割合の混合物でもよい。
【0012】上記一般式(I)で示されるN−(2−ヒ
ドロキシアルキル)酸性アミノ酸の2−ヒドロキシアル
キル基の具体例としては、直鎖状または分岐鎖を有する
2−ヒドロキシデシル基、2−ヒドロキシウンデシル
基、2−ヒドロキシドデシル基、2−ヒドロキシトリデ
シル基、2−ヒドロキシテトラデシル基、2−ヒドロキ
シペンタデシル基、2−ヒドロキシヘキサデシル基、2
−ヒドロキシヘプタデシル基、2−ヒドロキシオクタデ
シル基等の、単一組成またはこれらを任意の割合で混合
した混合2−ヒドロキシアルキル基が挙げられる。
ドロキシアルキル)酸性アミノ酸の2−ヒドロキシアル
キル基の具体例としては、直鎖状または分岐鎖を有する
2−ヒドロキシデシル基、2−ヒドロキシウンデシル
基、2−ヒドロキシドデシル基、2−ヒドロキシトリデ
シル基、2−ヒドロキシテトラデシル基、2−ヒドロキ
シペンタデシル基、2−ヒドロキシヘキサデシル基、2
−ヒドロキシヘプタデシル基、2−ヒドロキシオクタデ
シル基等の、単一組成またはこれらを任意の割合で混合
した混合2−ヒドロキシアルキル基が挙げられる。
【0013】N−(2−ヒドロキシアルキル)酸性アミ
ノ酸の塩は、例えばナトリウム塩、カリウム塩、アンモ
ニウム塩、およびモノエタノールアミン塩、ジエタノー
ルアミン塩、トリエタノールアミン塩等のエタノールア
ミン塩である。N−(2−ヒドロキシアルキル)酸性ア
ミノ酸を中和するカチオンの当量は、第3級アルキルア
ミンオキサイドおよび添加剤との混合比率や、洗浄剤組
成物の目的とするpHによって適宜調整する。
ノ酸の塩は、例えばナトリウム塩、カリウム塩、アンモ
ニウム塩、およびモノエタノールアミン塩、ジエタノー
ルアミン塩、トリエタノールアミン塩等のエタノールア
ミン塩である。N−(2−ヒドロキシアルキル)酸性ア
ミノ酸を中和するカチオンの当量は、第3級アルキルア
ミンオキサイドおよび添加剤との混合比率や、洗浄剤組
成物の目的とするpHによって適宜調整する。
【0014】一般式(II)で示される第3級アミンオキ
サイドの置換基R2 は、炭素数10〜18のアルキル基
またはアルケニル基である。具体的には、直鎖状または
分岐鎖を有するデシル基、ウンデシル基、ドデシル基
(ラウリル基)、トリデシル基、テトラデシル基(ミリ
スチル基)、ペンタデシル基、ヘキサデシル基(セチル
基)、ヘプタデシル基、オクタデシル基;デシレン基、
ウンデシレン基、ドデシレン基、トリデシレン基、テト
ラデシレン基、ペンタデシレン基、ヘキサデシレン基、
ヘプタデシレン基、オクタデシレン基(オレイル基);
ココアルキル基などが挙げられる。
サイドの置換基R2 は、炭素数10〜18のアルキル基
またはアルケニル基である。具体的には、直鎖状または
分岐鎖を有するデシル基、ウンデシル基、ドデシル基
(ラウリル基)、トリデシル基、テトラデシル基(ミリ
スチル基)、ペンタデシル基、ヘキサデシル基(セチル
基)、ヘプタデシル基、オクタデシル基;デシレン基、
ウンデシレン基、ドデシレン基、トリデシレン基、テト
ラデシレン基、ペンタデシレン基、ヘキサデシレン基、
ヘプタデシレン基、オクタデシレン基(オレイル基);
ココアルキル基などが挙げられる。
【0015】一般式(II)で示される第3級アルキルア
ミンオキサイドの置換基R3 およびR4 はそれぞれ独立
に炭素数1〜3のアルキル基である。具体的には、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基である。
一般式(II)で示される第3級アミンオキサイドの具体
例としては、ラウリルジメチルアミンオキサイド、ラウ
リルジエチルアミンオキサイド、ラウリルジプロピルア
ミンオキサイド、ミリスチルジメチルアミンオキサイ
ド、ミリスチルジエチルアミンオキサイド、ミリスチル
ジプロピルアミンオキサイド、ミリスチルエチルプロピ
ルアミンオキサイド、セチルジメチルアミンオキサイ
ド、セチルジプロピルアミンオキサイド、セチルメチル
プロピルアミンオキサイド、オレイルジメチルアミンオ
キサイド、オレイルジエチルアミンオキサイド、ココア
ルキルジメチルアミンオキサイドなどが挙げられ、単一
組成でも、これらを任意の割合で混合したものでもよ
い。
ミンオキサイドの置換基R3 およびR4 はそれぞれ独立
に炭素数1〜3のアルキル基である。具体的には、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基である。
一般式(II)で示される第3級アミンオキサイドの具体
例としては、ラウリルジメチルアミンオキサイド、ラウ
リルジエチルアミンオキサイド、ラウリルジプロピルア
ミンオキサイド、ミリスチルジメチルアミンオキサイ
ド、ミリスチルジエチルアミンオキサイド、ミリスチル
ジプロピルアミンオキサイド、ミリスチルエチルプロピ
ルアミンオキサイド、セチルジメチルアミンオキサイ
ド、セチルジプロピルアミンオキサイド、セチルメチル
プロピルアミンオキサイド、オレイルジメチルアミンオ
キサイド、オレイルジエチルアミンオキサイド、ココア
ルキルジメチルアミンオキサイドなどが挙げられ、単一
組成でも、これらを任意の割合で混合したものでもよ
い。
【0016】本発明の水性液体洗浄剤組成物は、前記N
−(2−ヒドロキシ)アルキル酸性アミノ酸塩および第
3級アルキルアミンオキサイドとを、重量比で20/1
〜1/1、好ましくは10/1〜3/2、総和として
0.1〜40重量%、好ましくは1〜30重量%含有す
る。N−(2−ヒドロキシ)アルキル酸性アミノ酸塩の
割合が上記範囲より大きくなると、洗浄力や起泡力が低
下し、第3級アルキルアミンオキサイドの割合が上記範
囲より大きくなると、起泡力が低下し、また粘度および
pHが増加し、刺激性の問題も発生する。また、N−
(2−ヒドロキシ)アルキル酸性アミノ酸塩と第3級ア
ルキルアミンオキサイドとの総和が上記範囲より小さい
と、洗剤性能が劣り、上記範囲を越えると液体流動性を
失う。
−(2−ヒドロキシ)アルキル酸性アミノ酸塩および第
3級アルキルアミンオキサイドとを、重量比で20/1
〜1/1、好ましくは10/1〜3/2、総和として
0.1〜40重量%、好ましくは1〜30重量%含有す
る。N−(2−ヒドロキシ)アルキル酸性アミノ酸塩の
割合が上記範囲より大きくなると、洗浄力や起泡力が低
下し、第3級アルキルアミンオキサイドの割合が上記範
囲より大きくなると、起泡力が低下し、また粘度および
pHが増加し、刺激性の問題も発生する。また、N−
(2−ヒドロキシ)アルキル酸性アミノ酸塩と第3級ア
ルキルアミンオキサイドとの総和が上記範囲より小さい
と、洗剤性能が劣り、上記範囲を越えると液体流動性を
失う。
【0017】本発明の液体洗浄剤組成物においては、主
成分として前記のN−(2−ヒドロキシ)アルキル酸性
アミノ酸塩と第3級アルキルアミンオキサイドを使用す
るが、要求される製品の性状に応じて、水溶性、起泡
力、洗浄力を損なわない範囲で、補助剤として適宜、起
泡増進剤、粘度調節剤、可溶化剤、香料、顔料、(蛍
光)染料等を添加配合してもよい。補助剤の具体例とし
ては、高級脂肪酸アルカノールアミド類、アルキレンオ
キサイド縮合物等の非イオン界面活性剤、アルキルジメ
チルアミノ酢酸ベタイン、アルキルイミダゾリン、アル
キルアミドプロピルベタインなどの両性界面活性剤、グ
リセリン、プロピレングリコール、無機塩、無機または
有機ビルダー等が挙げられる。
成分として前記のN−(2−ヒドロキシ)アルキル酸性
アミノ酸塩と第3級アルキルアミンオキサイドを使用す
るが、要求される製品の性状に応じて、水溶性、起泡
力、洗浄力を損なわない範囲で、補助剤として適宜、起
泡増進剤、粘度調節剤、可溶化剤、香料、顔料、(蛍
光)染料等を添加配合してもよい。補助剤の具体例とし
ては、高級脂肪酸アルカノールアミド類、アルキレンオ
キサイド縮合物等の非イオン界面活性剤、アルキルジメ
チルアミノ酢酸ベタイン、アルキルイミダゾリン、アル
キルアミドプロピルベタインなどの両性界面活性剤、グ
リセリン、プロピレングリコール、無機塩、無機または
有機ビルダー等が挙げられる。
【0018】
【発明の効果】本発明の水性液体洗浄剤組成物は、皮膚
にマイルドであり、低温水溶性及び耐熱性に優れ、且つ
良好な洗浄力と起泡力を有することから、シャンプー、
ボディシャンプー、台所用洗浄剤として適している。
にマイルドであり、低温水溶性及び耐熱性に優れ、且つ
良好な洗浄力と起泡力を有することから、シャンプー、
ボディシャンプー、台所用洗浄剤として適している。
【0019】
【実施例】以下に、実施例により、本発明を更に具体的
に説明する。尚、実施例中の評価方法は以下の通りであ
る。 (蛋白質変性率)卵白アルブミンのpH7緩衝溶液に、
試料濃度が1重量%になるように試料を加えた場合の卵
白アルブミンの変性率を、水系高速クロマトグラフィー
を用い、220nmの吸収ピークによって、下式より算
出した。尚、卵白アルブミンと試料とを混合して20℃
で24時間インキュベートしてから測定を行った。 変性率(%)= [(HO −HS)÷HO]×100 HO :卵白アルブミン緩衝液の220nm吸収ピークの
高さ HS :卵白アルブミン緩衝液に試料を加えたときの22
0nm吸収ピークの高さ
に説明する。尚、実施例中の評価方法は以下の通りであ
る。 (蛋白質変性率)卵白アルブミンのpH7緩衝溶液に、
試料濃度が1重量%になるように試料を加えた場合の卵
白アルブミンの変性率を、水系高速クロマトグラフィー
を用い、220nmの吸収ピークによって、下式より算
出した。尚、卵白アルブミンと試料とを混合して20℃
で24時間インキュベートしてから測定を行った。 変性率(%)= [(HO −HS)÷HO]×100 HO :卵白アルブミン緩衝液の220nm吸収ピークの
高さ HS :卵白アルブミン緩衝液に試料を加えたときの22
0nm吸収ピークの高さ
【0020】(洗浄力)5cm×5cmのウールモスリ
ン布にラノリン7%およびスダンIII0.005%のク
ロロホルム溶液0.4mlを均一に塗布し乾燥させ、こ
の汚染布を3%の洗浄剤溶液40mlが入った約100
mlのガラス製シリンダー中に入れ、40℃の恒温槽中
で15分振とうし、汚染布を流水中でよく濯ぎ、乾燥さ
せ、反射率によって、下式により洗浄率を算出した。 洗浄率(%)=[(洗浄後の反射率−洗浄前の反射率)
÷(原布の反射率−洗浄前の反射率)]×100 また、評価の基準を次の様に設定した。 ○:洗浄率 80%以上 洗浄性良好 △:洗浄率 60%以上80%未満 洗浄性普通 ×:洗浄率 60%未満 洗浄性不良
ン布にラノリン7%およびスダンIII0.005%のク
ロロホルム溶液0.4mlを均一に塗布し乾燥させ、こ
の汚染布を3%の洗浄剤溶液40mlが入った約100
mlのガラス製シリンダー中に入れ、40℃の恒温槽中
で15分振とうし、汚染布を流水中でよく濯ぎ、乾燥さ
せ、反射率によって、下式により洗浄率を算出した。 洗浄率(%)=[(洗浄後の反射率−洗浄前の反射率)
÷(原布の反射率−洗浄前の反射率)]×100 また、評価の基準を次の様に設定した。 ○:洗浄率 80%以上 洗浄性良好 △:洗浄率 60%以上80%未満 洗浄性普通 ×:洗浄率 60%未満 洗浄性不良
【0021】(起泡力)洗浄剤組成物を蒸留水で200
倍に希釈した水溶液20ml、トリオレイン1gを共栓
付100mlメスシリンダーに入れ、共栓をして20回
激しく振とうする。振とう後、直ちに水平な場所に静置
し、泡の容量を読み取った。評価の基準を次の様に設定
した。 ○:泡量 70ml以上 泡立ち良好 △:泡量 50ml以上70ml未満 泡立ち普通 ×:泡量 50ml未満 泡立ち不良
倍に希釈した水溶液20ml、トリオレイン1gを共栓
付100mlメスシリンダーに入れ、共栓をして20回
激しく振とうする。振とう後、直ちに水平な場所に静置
し、泡の容量を読み取った。評価の基準を次の様に設定
した。 ○:泡量 70ml以上 泡立ち良好 △:泡量 50ml以上70ml未満 泡立ち普通 ×:泡量 50ml未満 泡立ち不良
【0022】(低温水溶液安定性)洗浄剤組成物を5℃
で10時間保存した後に外観を観察し、次の基準で判定
した。 ○:無色透明 ×:沈殿物あり
で10時間保存した後に外観を観察し、次の基準で判定
した。 ○:無色透明 ×:沈殿物あり
【0023】<実施例1>下記成分を混合して、水性液
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) N−(2−ヒドロキシドデシル) アスパラギン酸ナトリウム 15 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 5 水 残余
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) N−(2−ヒドロキシドデシル) アスパラギン酸ナトリウム 15 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 5 水 残余
【0024】<実施例2>下記成分を混合して、水性液
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) N−(2−ヒドロキシドデシル) アスパラギン酸ナトリウム 10 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 10 水 残余
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) N−(2−ヒドロキシドデシル) アスパラギン酸ナトリウム 10 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 10 水 残余
【0025】<実施例3>下記成分を混合して、水性液
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) N−(2−ヒドロキシドデシル) グルタミン酸ナトリウム 15 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 5 水 残余
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) N−(2−ヒドロキシドデシル) グルタミン酸ナトリウム 15 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 5 水 残余
【0026】<実施例4>下記成分を混合して、水性液
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) N−(2−ヒドロキシドデシル) グルタミン酸ナトリウム 10 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 10 水 残余
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) N−(2−ヒドロキシドデシル) グルタミン酸ナトリウム 10 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 10 水 残余
【0027】<比較例1>N−(2−ヒドロキシドデシ
ル)アスパラギン酸ナトリウムの20重量%水溶液につ
いて、実施例1と同様の評価をおこなった。その結果を
表1に示す。
ル)アスパラギン酸ナトリウムの20重量%水溶液につ
いて、実施例1と同様の評価をおこなった。その結果を
表1に示す。
【0028】<比較例2>N−(2−ヒドロキシドデシ
ル)グルタミン酸ナトリウムの20重量%水溶液につい
て、実施例1と同様の評価をおこなった。その結果を表
1に示す。
ル)グルタミン酸ナトリウムの20重量%水溶液につい
て、実施例1と同様の評価をおこなった。その結果を表
1に示す。
【0029】<比較例3>下記成分を混合して、水性液
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム 15 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 5 水 残余
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム 15 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 5 水 残余
【0030】<比較例4>下記成分を混合して、水性液
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム 10 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 10 水 残余
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム 10 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 10 水 残余
【0031】<比較例5>下記成分を混合して、水性液
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸 ナトリウム(エチレン平均付加モル数=3) 15 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 5 水 残余
体洗浄剤組成物を調製した。この組成物の評価結果を表
1に示す。 成 分 配合量(重量%) ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸 ナトリウム(エチレン平均付加モル数=3) 15 N,N−ジメチルドデシルアミンオキサイド 5 水 残余
【0032】
【表1】 表 1 皮膚刺激性 起泡力 洗浄力 低温水溶液安定性 実施例1 ○ ○ ○ ○ 実施例2 ○ ○ ○ ○ 実施例3 ○ ○ ○ ○ 実施例4 ○ ○ ○ ○ 比較例1 ○ △ △ ○ 比較例2 ○ △ △ ○ 比較例3 ○ × × × 比較例4 ○ × × × 比較例5 × ○ ○ ○
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】下記一般式(I)で示されるN−(2−ヒ
ドロキシアルキル)酸性アミノ酸塩と下記一般式(II)
で示される第3級アルキルアミンオキサイドとを、重量
比が(I)/(II)=20/1〜1/1、総和として
(I)+(II)=0.1〜40重量%含有することを特
徴とする水性液体洗浄剤組成物: 【化1】 (式中、R1は炭素数8〜16のアルキル基であり、n
は1または2であり、M1 及びM2 はそれぞれ独立に水
素、ナトリウム、カリウム、アンモニウムまたはエタノ
ールアミンより誘導されるカチオンである)、 【化2】 (式中、R2 は炭素数10〜18のアルキル基またはア
ルケニル基であり、R3及びR4 はそれぞれ独立に炭素
数1〜3のアルキル基である)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18753991A JPH0532529A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 水性液体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18753991A JPH0532529A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 水性液体洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0532529A true JPH0532529A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16207861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18753991A Pending JPH0532529A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 水性液体洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0532529A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0841842A (ja) * | 1994-08-02 | 1996-02-13 | Nitto:Kk | 組立式水路 |
EP0788832A1 (en) * | 1996-02-06 | 1997-08-13 | Ajinomoto Co., Inc. | Basic amino acid derivative for use as a surfactant, and toiletry or detergent composition containing the same |
EP0830856A1 (en) * | 1996-08-30 | 1998-03-25 | Ajinomoto Co., Ltd. | Hair care compositions comprising higher alcohols and basic aminoacid derivatives |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP18753991A patent/JPH0532529A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0841842A (ja) * | 1994-08-02 | 1996-02-13 | Nitto:Kk | 組立式水路 |
EP0788832A1 (en) * | 1996-02-06 | 1997-08-13 | Ajinomoto Co., Inc. | Basic amino acid derivative for use as a surfactant, and toiletry or detergent composition containing the same |
US5919748A (en) * | 1996-02-06 | 1999-07-06 | Ajinomoto Co., Inc. | Surfactant, and toiletry or detergent composition containing the same |
EP0830856A1 (en) * | 1996-08-30 | 1998-03-25 | Ajinomoto Co., Ltd. | Hair care compositions comprising higher alcohols and basic aminoacid derivatives |
US5968492A (en) * | 1996-08-30 | 1999-10-19 | Ajinomoto Co., Inc. | Hair care products |
KR100457991B1 (ko) * | 1996-08-30 | 2005-09-15 | 아지노모토 가부시키가이샤 | 모발보호제품용조성물 |
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