JPH09302197A - 耐塗装性熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法 - Google Patents
耐塗装性熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法Info
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- JPH09302197A JPH09302197A JP4611097A JP4611097A JPH09302197A JP H09302197 A JPH09302197 A JP H09302197A JP 4611097 A JP4611097 A JP 4611097A JP 4611097 A JP4611097 A JP 4611097A JP H09302197 A JPH09302197 A JP H09302197A
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Abstract
・オートバイ向け外装部品用樹脂材料として要求される
耐衝撃性、耐塗装性、溶融時の色調安定性および成形加
工性のバランスに優れた熱可塑性樹脂組成物を提供する
こと。 【解決手段】特定のシアン化ビニル含有率と組成分布を
有するシアン化ビニル系共重合体、ゴム含有グラフト共
重合体およびペンタエリスリトールテトラステアレート
を組合わせることを特徴とする耐塗装性熱可塑性樹脂組
成物。 【効果】耐衝撃性、耐塗装性、溶融時の色調安定性およ
び成形加工性のバランスに優れた効果を発揮する。
Description
性、溶融時の色調安定性および成形加工性のバランスに
優れた熱可塑性樹脂組成物に関するものである。
芳香族ビニル化合物をグラフト共重合してなる樹脂組成
物は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(AB
S樹脂)として知られており、機械的特性に優れまた良
好な成形加工性を有することから広範囲な分野において
利用されている。特に、自動車・オートバイ分野では、
軽量化によるメリットから、内装のみならず外装部品と
しても用いられており、この場合塗装されることが多
い。
含有率を増加させることにより、耐塗装性が向上するこ
とが知られており、これまでにABS樹脂中のアクリロ
ニトリルの割合を検討することによって塗装性を改良す
る方法がいくつか検討されている。たとえば、特開平6
−16896号公報ではゴム含有グラフト共重合体の中
のシアン化ビニル含有率とシアン化ビニル系共重合体中
のシアン化ビニル含有率の差および両共重合体の比を規
定する方法が提案されている。しかし、この方法は塗装
性および溶融時の色調安定性が十分ではなかった。
定のシアン化ビニル含有率を有するシアン化ビニル系共
重合体がゴム含有グラフト共重合体中のシアン化ビニル
含有率に対して特定範囲にある樹脂組成物を提案してい
る。しかし、溶融時の色調安定性が劣るという問題があ
る。
は、耐衝撃性、耐塗装性、溶融時の色調安定性および成
形加工性のバランスに優れた耐塗装性熱可塑性樹脂組成
物を提供することにある。本発明者らは、かかる目的を
達成するために鋭意検討した結果、特定のシアン化ビニ
ル含有率と組成分布を有するシアン化ビニル系共重合体
およびゴム含有グラフト共重合体を組合わせることによ
り耐衝撃性、耐塗装性、溶融時の色調安定性および成形
加工性のバランスに優れた樹脂組成物が得られることを
見出し、本発明に到達した。
ム質重合体(A)5〜40重量%、ゴム質重合体以外の
共重合体(B)95〜60重量%からなる樹脂組成物に
おいて、(1)共重合体(B)の平均シアン化ビニル含
有率が25〜35重量%、(2)共重合体(B)のシア
ン化ビニルの組成分布において、平均シアン化ビニル含
有率より2重量%以上高い組成を有する共重合体(B)
が共重合体(B)中の3〜20重量%存在することをと
もに満足することを特徴とする耐塗装性熱可塑性樹脂組
成物によって達成される。
共重合体(I)に用いるゴム質重合体(A)としては,
ジエン系ゴム、アクリル系ゴム、エチレン系ゴムなどで
あり、具体例としては、ポリブタジエン、ポリ(ブタジ
エン−スチレン)、ポリ(ブタジエン−アクリロニトリ
ル)、ポリイソプレン、ポリ(ブタジエン−アクリル酸
ブチル)、ポリ(ブタジエン−アクリル酸メチル)、ポ
リ(ブタジエン−メタクリル酸メチル)、ポリ(アクリ
ル酸ブチル−メタクリル酸メチル)、ポリ(ブタジエン
−アクリル酸エチル)、エチレン−プロピレンラバー、
エチレン−プロピレン−ジエンラバー、ポリ(エチレン
−イソブチレン)、ポリ(エチレン−アクリル酸メチ
ル)などが挙げられる。これらのゴム質重合体は、1種
または2種以上の混合物で使用される。これらのゴム質
重合体のうち、ポリブタジエン、ポリ(ブタジエン−ス
チレン)、ポリ(ブタジエン−アクリロニトリル)、エ
チレン−プロピレンラバーが耐衝撃性の点で特に好まし
く用いられる。
(I)、シアン化ビニル系共重合体(II)およびシアン
化ビニル系共重合体(III) に用いるシアン化ビニル系
単量体(a)の具体例としてはアクリロニトリルおよび
メタクリロニトリルなどが挙げられ、1種または2種以
上用いることができる。中でもアクリロニトリルが耐塗
装性の面で特に好ましい。
(I)、シアン化ビニル系共重合体(II)およびシアン
化ビニル系共重合体(III) に用いる芳香族ビニル系単
量体(b)の具体例としては、スチレン,α−メチルス
チレン,オルソメチルスチレン,パラメチルスチレン,
パラ−t−ブチルスチレンおよびハロゲン化スチレンな
どが挙げられ、1種または2種以上用いることができ
る。なかでもスチレン,α−メチルスチレンが成形加工
性の面で好ましく、さらにはスチレンが特に好ましい。
(I)に用いる共重合可能な他のビニル系単量体(c)
の具体例としては、アクリル酸,メタクリル酸などの不
飽和カルボン酸;アクリル酸メチル,メタクリル酸メチ
ル,アクリル酸ブチルなどの(メタ)アクリル酸エステ
ル類;アクリルアミド,メタクリルアミド,N−メチル
アクリルアミドなどの(メタ)アクリルアミド類および
マレイミド,N−メチルマレイミド,N−フェニルマレ
イミドなどのマレイミド類、無水マレイン酸、無水シト
ラコン酸、無水アコニット酸などの不飽和カルボン酸無
水物などを挙げることができ、なかでもメタクリル酸メ
チル、N−フェニルマレイミドが成形加工性の面で好ま
しい。
40重量%、ゴム質重合体以外の共重合体(B)は95
〜60%である必要がある。ゴム質重合体(A)が5重
量%未満では得られる耐塗装性熱可塑性樹脂組成物の耐
衝撃性が十分でなく、40重量%を越えると得られる耐
塗装性熱可塑性樹脂組成物の成形加工性が劣るため好ま
しくない。中でもゴム質重合体(A)10〜35重量
%、ゴム質重合体以外の共重合体(B)90〜65%が
耐衝撃性と成形加工性のバランスの点から好ましい。
ン化ビニル含有率は25〜35重量%である必要があ
る。平均シアン化ビニル含有率が25重量%未満では得
られる耐塗装性熱可塑性樹脂組成物の耐塗装性が十分で
なく、35重量%を越えると溶融時の色調安定性が劣る
ため好ましくない。中でも平均シアン化ビニル含有率は
28〜33重量%が耐塗装性と溶融時の色調安定性のバ
ランスの点から好ましい。
ビニルの組成分布において平均シアン化ビニル含有率よ
り2重量%以上高い組成を有する共重合体が共重合体
(B)中に3〜20重量%であることが必要である。3
重量%未満では得られる耐塗装性熱可塑性樹脂組成物の
耐塗装性が十分でなく、20重量%を越えると溶融時の
色調安定性が劣るため好ましくない。中でも5〜18重
量%が耐塗装性と溶融時の色調安定性のバランスの点か
ら好ましい。
(I)に用いられるゴム質重合体(A)の含有率は特に
制限はないが、10〜80重量%が耐衝撃性の点で好ま
しく、さらには40〜70重量%が好ましい。また、ゴ
ム含有グラフト共重合体(I)におけるシアン化ビニル
系単量体(a)の含有率は特に制限はないが、5〜50
重量%が成形加工性の点で好ましく、さらには10〜4
0重量%が好ましい。また、ゴム含有グラフト共重合体
(I)における芳香族ビニル系単量体(b)の含有率は
特に制限はないが、10〜80重量%が成形加工性の点
で好ましく、さらには20〜70重量%が好ましい。ま
た、ゴム含有グラフト共重合体(I)における共重合可
能な他のビニル系単量体(c)の含有率は特に制限はな
いが、5〜50重量%が成形加工性の点で好ましい。
の還元粘度は特に制限はないが、グラフト率は10〜8
0重量%が、グラフト成分の共重合体の還元粘度は、
0.2〜0.8dl/gが耐衝撃性の点で好ましい。
(II)は、シアン化ビニル系単量体(a)15〜35重
量%,芳香族ビニル系単量体(b)85〜65重量%で
ある。シアン化ビニル系単量体(a)が15重量%未満
であると、得られるシアン化ビニル系共重合体を用いた
耐塗装性熱可塑性樹脂組成物の耐塗装性が不十分であ
り、また35重量%を越えると、得られるシアン化ビニ
ル系共重合体を用いた耐塗装性熱可塑性樹脂組成物の成
形加工性および溶融時の色調安定性が共に著しく低下す
るため好ましくない。また、芳香族ビニル系単量体
(b)が65重量%未満であると、得られる耐塗装性熱
可塑性樹脂組成物の溶融時の色調安定性が著しく低下
し、85重量%を越えると得られる耐塗装性熱可塑性樹
脂組成物の耐塗装性が著しく低下するため好ましくな
い。特に、シアン化ビニル系単量体(a)20〜30重
量%、芳香族ビニル系単量体(b)80〜70重量%の
範囲のものが好ましい。
(III) は、シアン化ビニル系単量体(a)30〜50
重量%,芳香族ビニル系単量体(b)70〜50重量%
である。シアン化ビニル系単量体(a)が30重量%未
満であると、得られるシアン化ビニル系共重合体を用い
た耐塗装性熱可塑性樹脂組成物の耐塗装性が不十分であ
り、50重量%を越えると色調安定性が低下するため好
ましくない。特に、シアン化ビニル系単量体(a)33
〜45重量%、芳香族ビニル系単量体(b)67〜55
重量%の範囲のものが好ましい。
布において、平均シアン化ビニル含有率より2重量%以
上高い組成を有する共重合体が共重合体(B)中の3〜
20重量%であることが必須であるが、その具体的方法
として、組成分布において平均シアン化ビニル含有率よ
り2重量%以上高い組成を有する割合が2重量%以下で
あるシアン化ビニル系共重合体(II)を50〜90重量
部、平均シアン化ビニル含有率より2重量%以上高い組
成を有する割合が25〜40重量%であるシアン化ビニ
ル系共重合体(III) を5〜45重量部混合する方法が
ある。
ニル系共重合体のメチルエチルケトン溶液にシクロヘキ
サンを添加していき、分別沈殿したシアン化ビニル系共
重合体を乾燥し、重量を測定した後、赤外分光光度計に
よりシアン化ビニル含有率を求めた。。また、平均シア
ン化ビニル含有率は、分別しないで全体を赤外分光光度
計により求めた。
(I)の製造方法については、特に制限はなく、乳化重
合法、塊状重合法、溶液重合法ならびにそれらの組み合
わせによる重合法により製造することができる。中で
も、ゴムの粒子径およびグラフト率制御の点で乳化重合
法が特に好ましい。
(II)の重合方法としては、特に制限はないが、シアン
化ビニルの組成分布をシャープにするという点で、特に
塊状重合法、溶液重合法が好ましい。
(III) の重合方法としては、特に制限はないが、シア
ン化ビニルの組成分布をブロードにするという点で、水
系懸濁重合が好ましい。
土、硫酸バリウム、水酸化マグネシウム等の無機系懸濁
安定剤、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセル
ロース、ポリアクリルアミド、メタクリル酸メチル/ア
クリルアミド共重合体等の有機系懸濁安定剤などを用い
て、アゾ系開始剤、ハイドロキシパーオキサイド系開始
剤により重合することができる。
造方法については、特に制限はなく、配合の際にはリボ
ンブレンダー、V型ブレンダー、ヘンシェルミキサー等
を用いることができる。また、単軸押出機、2軸押出機
などの押出機、ババリーミキサー、混合ロール、加圧ニ
ーダー等を使用した混練処理を採用することができる。
連続塊状重合せしめるプロセス中の溶融状態であるシア
ン化ビニル系共重合体(II)に対して、ゴム含有グラフ
ト共重合体(I)および懸濁重合法により製造されたシ
アン化ビニル系共重合体(III) を連続的に添加して混
合することは色調をさらに良くするため好ましい。
I)の脱モノマ工程において残存モノマが10重量%以
下になったシアン化ビニル系共重合体(II)に、乳化重
合ラテックスから得られるスラリーまたは含水ケークを
予め脱水乾燥したゴム含有グラフト共重合体(I)およ
び懸濁重合により得られた乾燥されたビーズ状のシアン
化ビニル系共重合体(III)を単軸押出機もしくは2軸
押出機を用いて連続的にベント付き2軸押出機に供給
し、溶融混合すると同時に脱モノマすることにより耐塗
装性熱可塑性樹脂組成物を製造することが色調の点から
好ましい。
2、6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、4、
4´−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)などのフェノール系酸化防止剤、トリス
(ミックスド、モノおよびジフェニル)フォスファイ
ト、ジフェニルイソデシルフォスファイトなどのフォス
ファイト系酸化防止剤、ジラウリルチオジプロピオネー
ト、ジミリスチルチオジプロピオネート、ジアステリア
ルチオジプロピオネートなどの硫黄系酸化防止剤、2−
ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−(2
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ルなどのベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ビス
(2、2、6、6−テトラメチル)−4−ピペリジニル
などの光安定剤、ヒドロキシルアルキルアミン、スルホ
ン酸塩などの帯電防止剤、ペンタエリスリトールテトラ
ステアレート、エチレンビスステアリルアミド、金属石
鹸などの滑剤、およびテトラブロムビスフェノールA、
デカブロモフェノールオキサイド、TBAエポキシオリ
ゴマー、TBAポリカーボネートオリゴマー、三酸化ア
ンチモンなどの難燃剤・難燃助剤などの各種添加剤、着
色剤、ガラス繊維・カーボン繊維などの無機充填材など
を配合することも可能である。
アレートが塗装性において好ましく、0.1〜5重量部
が良い。0.1重量部未満では塗装性向上効果が十分で
なく、5重量部を越えると成形性が劣るため好ましくな
い。
衝撃性、耐塗装性、溶融時の色調安定性および成形加工
性のバランスに優れているため、射出成形、シート成
形、押し出し成形、ブロー成形、圧縮成形、真空成形
等、種々の成形加工用途に供され、それら加工品は塗
装、真空蒸着、メッキ等に好適である。
に適する塗料としてアクリル系塗料およびウレタン系塗
料がでるが、アクリル系塗料とは、アクリル酸およびそ
のエステル類、ならびにメタクリル酸およびそのエステ
ル類あるいはその他のビニル化合物との共重合樹脂を塗
膜形成主成分とする塗料のことである。また、ウレタン
系塗料とは、樹脂骨格中にウレタン結合を有するかある
いは塗膜を形成する過程でウレタン結合を生成する塗料
のことである。
以下に実施例および比較例を挙げて説明するが、これら
実施例は、本発明を限定するものではない。参考例、実
施例、比較例中の部は重量部、%は重量%を表わす。な
お、得られたゴム含有グラフト共重合体(I)、シアン
化ビニル系共重合体(II)、シアン化ビニル系共重合体
(III)、 共重合体(B)および耐塗装性熱可塑性樹脂
組成物の各物性値は、下記の試験方法により求めた。
(I)(重量M)にアセトンを加え、3時間還流し、こ
の溶液を40分間遠心分離後、不溶分を濾過しこの不溶
分を60℃で5時間真空乾燥、重量(N)を測定した。
次式によりグラフト率を求めた。ただし、式中Lはゴム
含有グラフト共重合体(I)中のゴム質重合体含有率
(%)である。
/100)/(M×L/100)。
定温度30℃、試料濃度0.4g/dlのメチルエチル
ケトン溶液より測定した。
レスにより40μm程度のフィルム状にし、赤外分光光
度計により求めた。
mlのメチルエチルケトンに溶解し、そこへシクロヘキサ
ンを添加していき、沈殿したシアン化ビニル系共重合体
を真空乾燥して重量を測定し、そのシアン化ビニル系共
重合体のシアン化ビニル含有率を赤外分光分析の吸光度
比より求めた。そして、累積重量%とシアン化ビニル含
有率をプロットし、平均シアン化ビニル含有率より2重
量%以上の割合(%)を求めた。
脂組成物を射出成形し、得られた成形品をASTM D
256にしたがって、1/2インチ ノッチ付きアイゾ
ット衝撃強度を測定した。
脂組成物を射出成形する際、230℃30分成形機内で
滞留後、得られた成形品をJISK7103に従い、日
本電色工業(株)製、測色色差計を用いて、黄変度(Y
I)を測定した。
射出成形し、得られた成形品にアクリル系塗料溶液(藤
倉化成(株)製の塗料アクリライン#66E/シンナー
アクリラインI型シンナー=50/50重量比)をスプ
レー塗装し、70℃にて30分乾燥した後の塗装面の表
面性を外観評価した。また、ウレタン系塗料の場合は、
日本ペイント株製ブラッシュホワイト(アンダーコー
ト:Pu Blush White Base 、ミドルコート:Pu Blush W
hite Coctail#1、トップコート:Pu Pearl Clear、硬
化剤:Polyuremightylac Hardenner、シンナー:Polyur
emightylac)を塗布し、70℃にて30分乾燥した後の
塗装面の塗膜密着性を評価した。
0℃荷重10kgのメルトフローレイトを測定した。
下に実施例および比較例を挙げて説明するが、本発明は
これら実施例に限定されるものではない。なお、ここで
特にことわりのない限り「%」は重量%、「部」は重量
部を表す。
部、ピロリン酸ナトリウム0.5部、硫酸第一鉄0.0
05部およびポリブタジエンラテックス(ゴム粒子径
0.3μm、ゲル含有率85%)50部(固形分換算)
を仕込み、撹拌しながら反応器内の温度を65℃に昇温
した。内温が65℃に達した時点を重合開始としてモノ
マ(スチレン35部、アクリロニトリル15部)および
t−ドデシルメルカプタン0.3部からなる混合物を5
時間かけて連続滴下した。同時に並行してクメンハイド
ロパーオキサイド0.25部、オレイン酸カリウム2.
5部および純水25部からなる水溶液を7時間かけて連
続滴下し、反応を完結させた。得られたグラフト共重合
体ラテックスを硫酸で凝固し、苛性ソーダで中和後、洗
浄後、濾過、乾燥してゴム含有グラフト共重合体(I)
を得た。このゴム含有グラフト共重合体(I)のゴム質
重合体含有率は50%、グラフト率は45%、樹脂成分
の還元粘度は0.68dl/gであった。
I)Aの製造) 表1に示した仕様を有する2槽と予熱機および脱モノマ
機からなる連続塊状重合装置を用い、アクリロニトリル
25部、スチレン75部およびn−オクチルメカプタン
0.15部からなる単量体混合物を135kg/時で第1
重合槽に連続的に供給し、連続塊状重合させた。第1重
合槽の重合率は、58〜61%の間であり、第2重合槽
出のポリマーの重合率は、90〜91%での間で制御し
て運転した。重合反応混合物は、単軸押出機型脱モノマ
機により未反応の単量体をベント口より減圧蒸発回収
し、脱モノマ機の先端から表3記載のシアン化ビニル系
共重合体(II)Aを得た。得られたシアン化ビニル系共
重合体(II)Aの平均シアン化ビニル含有率および平均
シアン化ビニル含有率より2重量%以上の割合(%)を
表3に示した。
I)Bの製造) 表2に示した仕様を有する1槽と予熱機および脱モノマ
機からなる連続塊状重合装置を用い、アクリロニトリル
25部、スチレン75部およびn−オクチルメカプタン
0.18部からなる単量体混合物を135kg/時の速度
で重合槽に連続的に供給し、連続塊状重合させた。重合
槽出のポリマーの重合率は、74〜76%での間で制御
し、重合反応混合物は、単軸押出機型予熱機で予熱され
た後、2軸押出機型脱モノマ機により未反応の単量体を
ベント口より減圧蒸発回収し、脱モノマ機の先端から表
3記載の組成のシアン化ビニル系共重合体(II)Bを得
た。得られたシアン化ビニル系共重合体(II)Bの平均
シアン化ビニル含有率および平均シアン化ビニル含有率
より2重量%以上の割合(%)を表3に示した。
I)Cの製造) 表2に示した仕様を有する1槽と予熱機および脱モノマ
機からなる連続塊状重合装置を用い、アクリロニトリル
28部、スチレン72部およびn−オクチルメカプタン
0.18部からなる単量体混合物を135kg/時の速度
で重合槽に連続的に供給し、連続塊状重合させた。重合
槽出のポリマーの重合率は、74〜76%での間で制御
し、重合反応混合物は、単軸押出機型予熱機で予熱され
た後、2軸押出機型脱モノマ機により未反応の単量体を
ベント口より減圧蒸発回収し、脱モノマ機の先端から表
3記載の組成のシアン化ビニル系共重合体(II)Cを得
た。得られたシアン化ビニル系共重合体(II)Cの平均
シアン化ビニル含有率および平均シアン化ビニル含有率
より2重量%以上の割合(%)を表3に示した。
I)aの製造) 容量が20Lで、バッフルおよびファウドラ型撹拌翼を
備えたステンレス製オートクレーブに、メタクリル酸メ
チル/アクリルアミド共重合体(特公昭45−2415
1号公報記載)0.05部をイオン交換水165部に溶
解した溶液を400rpmで撹拌し、系内を窒素ガスで
置換した。次にアクリロニトリル31部スチレン69
部、t−ドデシルメルカプタン0.3部および2.2´
−アゾビスイソブチロニトリル0.52部の混合溶液を
反応系を撹拌しながら添加し、60℃に昇温し、重合を
開始した。重合開始から100分までに65℃まで昇温
し、その後50分かけて100℃まで昇温して重合を完
結させた。以降は、通常の方法に従って、反応系の冷
却、ポリマの分離、洗浄、乾燥を行ない、シアン化ビニ
ル系共重合体(III)a を得た。得られたシアン化ビニ
ル系共重合体(III)aの平均シアン化ビニル含有率お
よび平均シアン化ビニル含有率より2重量%以上の割合
(%)を表3に示した。
I)b の製造) 参考例5中のアクリロニトリルを37部に、スチレンを
63部に変えた以外は、参考例5と同様に製造を行な
い、表3記載のシアン化ビニル系共重合体(III)bを
得た。
I)c の製造) 参考例5中のアクリロニトリルを20部に、スチレンを
80部に変えた以外は、参考例5と同様に製造を行な
い、表3記載のシアン化ビニル系共重合体(III)cを
得た。
I)d の製造) 参考例5中のアクリロニトリルを37部に、スチレンを
63部に変えた以外は、参考例5と同様に製造を行な
い、表3記載のシアン化ビニル系共重合体(III)dを
得た。
(I)、参考例2〜4により得られたシアン化ビニル系
共重合体(II)A〜C、参考例5〜6により得られたシ
アン化ビニル系共重合体(III)a〜bおよびペンタエ
リスリトールテトラステアレートを表4に示す配合割合
にてヘンシェルミキサーで混合後、40mmφ単押出機に
より溶融混練し、耐塗装性熱可塑性樹脂組成物を得た。
得られた耐塗装性熱可塑性樹脂組成物のゴム質重合体含
有率、共重合体(B)の平均シアン化ビニル含有率、共
重合体(B)の平均シアン化ビニル含有率より2重量%
以上の割合(%)、1/2インチ ノッチ付きアイゾッ
ト衝撃強度、黄変度(YI)、塗装性およびメルトフロ
ーレイトを測定し、表4に示した。
ン化ビニル系共重合体(II)Bを得た。その脱モノマ機
の先端から1/3長のバレル部にタンデムに接続した、
加熱装置を有する2軸押出機型フィーダーから、20kg
/時の速度で参考例1で製造したゴム含有グラフト共重
合体(I)パウダー、7kg/時の速度で参考例6で製造
したシアン化ビニル系共重合体(III)b および1kg/
時の速度でペンタエリスリトールテトラステアレート
を、73kg/時の速度のシアン化ビニル系共重合体(I
I)Bと脱モノマ機で溶融混練した後、さらに未反応モ
ノマをベント口より減圧蒸発回収しストランド状に吐出
させカッターにより耐塗装性熱可塑性樹脂組成物ペレッ
トを得た。得られた耐塗装性熱可塑性樹脂組成物のゴム
質重合体含有率、共重合体(B)の平均シアン化ビニル
含有率、共重合体(B)の平均シアン化ビニル含有率よ
り2重量%以上の割合(%)、1/2インチ ノッチ付
きアイゾット衝撃強度、黄変度(YI)、塗装性および
メルトフローレイトを測定し、表4に示した。
(I)、参考例2〜4により得られたシアン化ビニル系
共重合体(II)A〜C、参考例5〜8により得られたシ
アン化ビニル系共重合体(III)a〜d およびペンタエ
リスリトールテトラステアレートを表4に示す配合割合
にてヘンシェルミキサーで混合後、40mmφ押出機によ
り溶融混練し、耐塗装性熱可塑性樹脂組成物を得た。得
られた耐塗装性熱可塑性樹脂組成物のゴム質重合体含有
率、共重合体(B)の平均シアン化ビニル含有率、共重
合体(B)の平均シアン化ビニル含有率より2重量%以
上の割合(%)、1/2インチ ノッチ付きアイゾット
衝撃強度、黄変度(YI)、塗装性およびメルトフロー
レイトを測定し、表4に示した。
囲の耐塗装性熱可塑性樹脂組成物が耐衝撃性、耐塗装
性、溶融時の色調安定性および成形加工性のバランスに
優れていることが判る。
率、共重合体(B)の平均シアン化ビニル含有率および
共重合体(B)の平均シアン化ビニル含有率より2重量
%以上の割合(%)が本発明の規定する範囲外であるた
め、比較例1、4、7は塗装性が悪く、比較例6は衝撃
強度が低く、比較例2、3、5、8は黄変度が大きく色
調安定性が劣る。
装性熱可塑性樹脂組成物は、耐衝撃性、耐塗装性、溶融
時の色調安定性および成形加工性のバランスに優れてい
ることが判る。これは、特定のシアン化ビニル含有率と
組成分布を有するシアン化ビニル系共重合体、ゴム含有
グラフト共重合体および必要に応じてペンタエリスリト
ールテトラステアレートを組合わせることにより、初め
て実現されるものである。
は、特定のシアン化ビニル含有率と組成分布を有するシ
アン化ビニル系共重合体、ゴム含有グラフト共重合体お
よびペンタエリスリトールテトラステアレートを組合わ
せることが特徴であり、耐衝撃性、耐塗装性、溶融時の
色調安定性および成形加工性のバランスに優れている。
これらの特徴をいかして、種々の成形加工用途に供され
るが、特にアクリル系塗料およびウレタン系塗料用自動
車・オートバイ用外装部品用樹脂材料として好適であ
る。
Claims (11)
- 【請求項1】ゴム質重合体(A)5〜40重量%、ゴム
質重合体以外の共重合体(B)95〜60重量%からな
る樹脂組成物において、下記(1)および(2)をとも
に満足することを特徴とする耐塗装性熱可塑性樹脂組成
物。 (1)共重合体(B)の平均シアン化ビニル含有率が2
5〜35重量%。 (2)共重合体(B)のシアン化ビニルの組成分布にお
いて、平均シアン化ビニル含有率より2重量%以上高い
組成を有する共重合体が共重合体(B)中に3〜20重
量%存在すること。 - 【請求項2】ゴム含有グラフト共重合体(I)10〜5
0重量部、 シアン化ビニル系単量体(a)15〜30重量%、芳香
族ビニル系単量体(b)85〜70重量%からなり、か
つ平均シアン化ビニル含有率より2重量%以上高い組成
を有する共重合体が共重合体中2重量%以下であるシア
ン化ビニル系共重合体(II)50〜90重量部、 およびシアン化ビニル系単量体(a)30〜50重量
%、芳香族ビニル系単量体(b)70〜50重量%から
なり、かつ平均シアン化ビニル含有率より2重量%以上
高い組成を有する共重合体が共重合体中25重量%以上
40重量%以下であるシアン化ビニル系共重合体(II
I) 5〜45重量部からなることを特徴とする請求項1
記載の耐塗装性熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】ゴム含有グラフト共重合体(I)が、ゴム
質重合体(A)の存在下にシアン化ビニル系単量体
(a)、芳香族ビニル系単量体(b)およびこれらと共
重合可能な他の単量体(c)から選ばれた少なくとも1
種以上の単量体をグラフトしてなるゴム含有グラフト共
重合体であることを特徴とする請求項2記載の耐塗装性
熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】シアン化ビニル系共重合体(II)が連続塊
状重合法により製造されることを特徴とする請求項2記
載の耐塗装性熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項5】シアン化ビニル系共重合体(III) が懸濁
重合法により製造されることを特徴とする請求項2記載
の耐塗装性熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項6】共重合体(B)、シアン化ビニル系共重合
体(II)およびシアン化ビニル系共重合体(III) がス
チレンーアクリロニトリル共重合体であることを特徴と
する請求項1、2、4または5記載の耐塗装性熱可塑性
樹脂組成物。 - 【請求項7】請求項1の耐塗装性熱可塑性樹脂組成物1
00重量部に対してペンタエリスリトールテトラステア
レート0.1〜5重量部を添加したことを特徴とする塗
装性熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項8】アクリル系塗料およびウレタン系塗料に特
に適した、請求項1〜7記載の耐塗装性熱可塑性樹脂組
成物。 - 【請求項9】シアン化ビニル系単量体(a)15〜30
重量%,芳香族ビニル系単量体(b)85〜70重量%
からなりかつ平均シアン化ビニル含有率より2重量%以
上高い組成を有する共重合体が共重合体中2重量%以下
であるシアン化ビニル系共重合体(II)を連続塊状重合
せしめるプロセス中の溶融状態のシアン化ビニル系共重
合体(II)50〜90重量部に対して、 ゴム質重合体(A)の存在下にシアン化ビニル系単量体
(a)、芳香族ビニル系単量体(b)およびこれらと共
重合可能な他のビニル系単量体(c)から選ばれる少な
くとも1種以上の単量体をグラフトしてなるゴム含有グ
ラフト共重合体(I)10〜50重量部、およびシアン
化ビニル系単量体(a)30〜50重量%、芳香族ビニ
ル系単量体(b)70〜50重量%からなりかつ平均シ
アン化ビニル含有率より2重量%以上高い組成を有する
共重合体が共重合体中25重量%以上40重量%以下で
ある懸濁重合法により製造されたシアン化ビニル系共重
合体(III) 5〜45重量部を連続的に添加して混合す
ることを特徴とする耐塗装性熱可塑性樹脂組成物の製造
方法。 - 【請求項10】シアン化ビニル系共重合体(II)の連続
塊状重合の脱モノマー工程中もしくは脱モノマー工程以
降で残存モノマーが10重量%以下になったシアン化ビ
ニル系共重合体(II)に、ゴム含有グラフト共重合体
(I)およびシアン化ビニル系共重合体(III) を添加
することを特徴とする請求項9記載の耐塗装性熱可塑性
樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項11】ゴム含有グラフト共重合体(I)が乳化
重合ラテックスから得られるスラリーまたは含水ケーク
を予め脱水乾燥したものであることを特徴とする請求項
9または10記載の耐塗装性熱可塑性樹脂組成物の製造
方法。
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