JPH09301366A - 商品の輸送陳列ケース - Google Patents

商品の輸送陳列ケース

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JPH09301366A
JPH09301366A JP13970496A JP13970496A JPH09301366A JP H09301366 A JPH09301366 A JP H09301366A JP 13970496 A JP13970496 A JP 13970496A JP 13970496 A JP13970496 A JP 13970496A JP H09301366 A JPH09301366 A JP H09301366A
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Japan
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shelf
frame
shaped
rail
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JP13970496A
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Tadao Inoue
忠男 井上
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SETOUCHI KOGYO KK
Original Assignee
SETOUCHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】商品の輸送陳列ケースは、平面がコの字状のフ
レームの内側の両側面に、水平に設けられたレール1
5、17に対し、各々棚11が支持され、これらの棚は
前後方向中央の左右に形成された折り畳み線25に沿っ
て上方に向かって山形に折り畳まれる。この時、棚11
がレールに保持される構造は、棚に設けられた係止ピン
61、65、75と、レールに設けられたT字係止溝と
の係止により行われる。しかしT字係止溝にはT字によ
るガタつきがあったので、改善する。 【解決手段】棚11が折り畳まれた状態では、先端に形
成されたL字係止溝67に対し、レール15の係止ピン
65が係止するので、ガタつきを防止できる。また、棚
11が伸ばされた状態では、三角形の切り欠き63が、
係止ピン65に係止するので、伸ばされた状態での前後
方向のガタつきを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば食料品や
日用品などの商品を収納し、トラック輸送などで輸送
し、そのまま陳列することができるようにした商品の輸
送陳列ケースの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前記のような商品の輸送陳列ケースに
は、例えば出願人がすでに出願している実公昭55−9
2405号公報に記載されたものがある。すなわち、こ
の公報記載の商品の輸送陳列ケースは、全体の平面がコ
の字状をしたフレームの内側の両側面に、上下方向複数
段で、レールが水平に設けられている。このレールの上
で、それぞれ棚が支持される。棚は、前後方向中央の左
右に形成された折り畳み線に沿って、上方に向かって山
形に折り畳まれる構成となっている。フレームの下端に
はキャスターが設けられ移動自在となっている。
【0003】そして、図12に示すように、この棚10
1は、折り畳み線103の後ろ側に配置される後棚10
5と、前側に配置される前棚107とを有する。そし
て、後棚105の後端に設けられた後端係止ピン109
が、レール111の後端に設けられたT字係止溝113
に係止する。このT字係止溝113は、全体がさかさま
の略T字状を成し、T字の下端が上向きに開口し、後端
係止ピン109を受け入れるようになっている。また、
レール111には、前記T字係止溝113の前方にも同
様の第二のT字係止溝115が形成され、棚101が折
り畳まれた状態で、前棚107の先端に設けられた折畳
係止ピン117が係止し、折り畳まれた状態を保持でき
るようになっている。さらに、レール119の先端には
L字係止溝121が形成され、棚101が伸ばされた状
態で前棚107の先端に設けられた前記折畳係止ピン1
17が係止し、伸ばされた状態を保持できるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の商品の輸送陳列ケースの構造によれば、前記T字係
止溝113、115やL字係止溝121に係止したピン
109、117が前後方向に微少量移動することがで
き、これにより棚101は折り畳まれた状態、あるいは
伸ばされた状態で、それぞれガタつきを有することとな
る。この発明は、以上の問題点を解決するためになされ
たもので、ガタつきを防止することができる商品の輸送
陳列ケースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、全体の平面がコの字状のフレ
ームと、フレームの内側の両側面に上下方向複数段で水
平に設けられたレールと、レールの上で支持され前後方
向中央の左右に形成された折り畳み線に沿って上方に向
かって山形に折り畳まれる棚と、前記棚を構成し畳み線
の後側に配置される後棚と、折り畳み線の前側に配置さ
れる前棚と、を有し、
【0006】棚の後端を回動可能に支持するためレール
の後端に設けられた後端係止ピンと、この後端係止ピン
に係止するため後棚の後端に形成された略T字状のT字
係止溝と、折り畳まれた状態の棚を保持するため前記回
動支持手段よりも前方でレールに水平に設けられた折畳
係止ピンと、この折畳係止ピンに係止するため前棚の先
端の垂直面に形成され略L字状を有しL字の一端が前棚
の下端に開口しL字の他端が前棚の後方に向かうL字係
止溝と、を備えたことを特徴とする商品の輸送陳列ケー
スである。
【0007】また請求項2の発明は、伸ばされた状態の
棚を保持するため前記折畳係止ピンに係止できる位置で
後棚に形成された三角形の切り欠きと、を備えたことを
特徴とする請求項1記載の商品の輸送陳列ケースであ
る。また請求項3の発明は、伸ばされた状態の棚を保持
するためL字係止溝に係止できる位置でレールの先端に
形成され頭部を有する先端係止ピンと、を備えたことを
特徴とする請求項1記載の商品の輸送陳列ケースであ
る。
【0008】また請求項4の発明は、レールはL字状断
面の角部を側方下側に向けて配置されたことを特徴とす
る請求項1、2または3記載の商品の輸送陳列ケースで
ある。
【0009】また請求項5の発明は、前棚は、L字状断
面の曲率を有する角部を前方下側に向けた前枠と、前枠
に左右に溶接されL字状断面の角部を側方上側に向けた
左右の側枠と、前枠および左右の側枠の上に溶接される
棚板と、を有し、側枠のL字状の垂直辺は、前端の角部
が削除され斜辺部または凸状曲線部を形成することを特
徴とする請求項1、2、3または4記載の商品の輸送陳
列ケースである。
【0010】また請求項6の発明は、前棚は、前枠と、
前枠の左右に溶接される側枠と、前枠および左右の側枠
の上に溶接される棚板と、棚板よりも肉厚の大きな前枠
の上にガス溶接で溶接される柵部材と、を有することを
特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の商品の
輸送陳列ケースである。
【0011】また請求項7の発明は、棚板をメッシュ状
のものとすることを特徴とする請求項5、6記載の商品
の輸送陳列ケースである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
1乃至図11において説明する。図1の全体図に示すよ
うに、この実施形態に係る商品の輸送陳列ケース1のフ
レーム3は、全体の平面が略コの字状を有する。そし
て、図1および図2に示すように、フレーム3の一部を
構成するため、フレームの奥側には、奥部フレーム5が
配置される。この奥部フレーム5は平面が奥行きの狭い
コの字状をしており、コの字状の両端が手前を向いてい
る。そして、この奥部フレーム5のコの字の両端には、
一対の側部フレーム7が取り付けられている。この取り
付けはピンジョイント9で行われ、水平面内で、内側に
のみ回動可能な行動となっている。この回動により、フ
レーム3全体が小さく折り畳まれる。この時、後述する
各棚11も折り畳まれる。
【0013】フレーム3全体がコの字状に開かれた状態
で、フレーム3の内側の両側面にレール13が水平に設
けられている。これらのレール13は、上下方向に4段
設けられ、各レール13は後レール15と前レール17
とからなる。すなわち、奥部フレーム5の内側の両側面
に、後レール15が水平に設けられる。そして、この後
レール15に概略対応した位置で、側部フレーム7の内
側に前レール17が水平に設けられる。
【0014】棚11は後棚19と前棚21とからなる。
後棚19と前棚21は複数の蝶番23(図3)により、
棚11の前後方向中央の左右に形成された折り畳み線2
5に沿って、上方に向かい山形に折り畳まれる構成とな
っている。なお、図1中の上から1段目と2段目の棚1
1はすでに折り畳まれた状態になっている。また、3段
目と4段目の棚11は伸ばされた状態となっている。
【0015】フレーム3の下端にはキャスター27が設
けられ、商品の輸送陳列ケース1全体が走行可能となっ
ている。
【0016】以下、図3乃至図11において、棚11の
構造および動作を詳しく説明する。前棚21は、前枠2
9に対し左右に側枠31が溶接される。そして、前枠2
9と左右の側枠31の上に棚板33が溶接される。前枠
29はL字状断面を有し(図4図5)、L字の角部33
を前方下側に向けている。角部33は所定の曲率を有し
て丸みがつけられている。側枠31は、L字状断面の角
部35を側方上側に向けている。
【0017】このようにして配置した前枠29のL字の
水平辺37と側枠31のL字の水平辺39に対し(図
5)、板状の棚板41が溶接される。この棚板41に
は、多数の孔43が明けられ、メッシュ状の構成となっ
ている。また、棚板41の前方には左右方向に半円断面
の凸条45が形成され、収納した商品がずれるのを防止
している。棚板41の後端はL字状に屈曲され、この屈
曲部に蝶番23の一端が固定される。
【0018】前枠29と側枠31は、棚板41よりも肉
厚の大きな板材が使用され、前棚21全体の強度を向上
させている。そして、前枠29の上には、柵部材47が
ガス溶接される。前枠29の肉厚を大きなものとするこ
とで、電気スポット溶接ではなくガス溶接が採用でき、
その分溶接の強度を向上できる。柵部材47は、半円形
状の小柵49が左右方向に並んで配置され、これら小柵
49の上を連続するようにして、コの字状の外柵51が
溶接される。
【0019】後棚19は、左右の側枠53の上に棚板5
5が溶接される。溶接は、側枠53のL字状断面の水平
辺に対して行われる。棚板55は前記前棚21の棚板4
1とほぼ同様の構成を有するが、凸状57は後方に設け
られる。そして棚板55の前端は、前記棚板41の後端
と同様に、L字状に屈曲され、この屈曲部に前記蝶番2
3の他端が固定される。
【0020】さて、後棚19の側枠53のL字状断面の
垂直辺には、後端においてT字係止溝59が形成され
る。このT字係止溝59は、略T字状を成し、T字の下
端が外に向かって開口する。T字の縦辺部分が多少後方
に向かって傾斜し、後述する後端係止ピン61との組み
立て時の係止を容易とし、したがって組み立てを容易に
できる。また、後棚19の側枠53の垂直辺は、略中央
部分に三角形の切り欠き63を有する。この三角形は後
述する折畳係止ピン65に係止するためのものである。
側枠53の垂直辺の前方は、テーパ形状66になってい
て、折り畳まれた状態で前棚21に接触しにくく、した
がって小さく折り畳まれ得る形状になっている。
【0021】前棚21の側枠31のL字状断面の垂直辺
には、先端に、L字係止溝67が形成される。このL字
係止溝67は、略L字状を有し、L字の一端が側枠31
の下端に開口する。L字の他端は、棚11が伸ばされた
状態で前棚21の後方に向かう。側枠31の垂直辺の後
方は、テーパ形状68になっていて、折り畳まれた状態
で後棚19に接触しにくく、したがって小さく折り畳ま
れ得る形状になっている。前枠31の先端の下の角部
は、切り取られ斜辺部70が形成される。もっとも、斜
辺部70のかわりに、大きな曲率を有する丸みの付いた
角部としても良い。
【0022】後レール15は図9に詳しく示すように、
前方の部分のみがL字状断面を有し、このL字状断面の
角部69を外側下方に向けている。これによりL字状断
面の水平辺71が、折り畳んだ状態の前棚21の先端を
受ける位置に配置され(図1図11)、棚11の落下を
防止する。この後レール15には、前記T字係止溝59
に係止する後端係止ピン61が設けられる。また、前記
L字係止溝67に係止する折畳係止ピン65が設けられ
る。
【0023】前レールは図10に詳しく示すように、L
字状断面を有し、このL字状断面の角部70を外側下方
に向けている。これによりL字状断面の水平辺72が、
伸ばした状態の棚11を受ける位置に配置され(図1図
11)、棚11の落下を防止する。また、L字の垂直辺
には、軽量化のための丸穴73が開けられると共に、先
端に先端係止ピン75が設けられる。この先端係止ピン
75は、水平方向内側に位置し、円盤状の頭部77を有
する。この頭部77に対し、伸びた棚11のL字係止溝
67が引っ掛かる。 (動作)
【0024】次に図11を中心に、棚の折り畳み動作な
どについて説明する。図1に示す下の2つの段の棚11
のように、伸ばされた状態の棚11を折り畳む際には、
図11においてまず柵部材47を手で掴み、先端係止ピ
ン75からL字係止溝67を外し、これにより前棚21
を自由にした状態で、折り畳み線25に沿って上方に向
かって山形となるように折り畳み動作を行う。
【0025】この折り畳み動作において、後棚19の後
端のT字係止溝59は後端係止ピン61から外れないの
で、棚11全体はレール13(図1)に沿って後方へ移
動する。この時、前棚21の先端はレール13の上をス
ライドする。このスライドにおいて、前棚21の前枠3
1の先端に形成された斜辺部70の働きで、スライドが
円滑に行われる。
【0026】更にスライドを続けると、前棚21の先端
は前レール17から、一段低い位置に配置された後レー
ル15へ乗り移る。そして、前棚21の先端に形成され
たL字係止溝67が、折畳係止ピン61にぶつかるよう
にして係止する(図11中央のA〜Bへの軌跡)。そし
て更に、前棚21の自重で押し下げが成されると、折畳
係止ピン61はL字係止溝67のL字の他端(図11中
で上方を向いている)に係止する(図11の中央のB〜
C)。この状態で折畳係止ピン61は、L字係止溝67
のL字の他端に捕らえられた状態となり、前後方向のガ
タつきが抑えられる。
【0027】また、前記スライドに伴い、後棚19は図
中左へ移動し(図11右のA〜Bへの軌跡)、後端係止
ピン61はT字係止溝59のT字の図中左端に移動す
る。そして、折り畳み動作に伴う後棚19の回動(図1
1右のB〜Cへの軌跡)により、後端係止ピン61は、
横向きになったT字係止溝59のT字の図中左端にとら
えられた状態となり、同様に左右方向のガタつきが防止
される。このようにして棚11は折り畳まれた状態での
ガタつきが防止される。
【0028】次に折り畳まれた状態の棚11を伸ばす際
の動作について説明する。まず、作業員は手を伸ばし、
折り畳まれた前棚21の柵部材47を手で掴む。そし
て、若干持ち上げる動作を行い(図11の中央C〜Bへ
の軌跡)、折畳係止ピン65がL字係止溝67の角部に
位置させると同時に、折畳係止ピン65からL字係止溝
67が外れるよう手前に引けば、前棚21は蝶番23を
中心に回動し(図11の中央B〜Aへの軌跡)、後棚1
9は後端係止ピン61を中心に回動し(図11右のC〜
Bへの軌跡)、棚11は前方へ移動する。
【0029】この前方への移動により棚11が十分に伸
びた状態で、後棚19の側枠53に形成された三角形の
切り欠き63が、折畳係止ピン65に係止する。この折
畳係止ピン65は切り欠き63の三角形の頂部に位置す
ることとなり、棚11全体の前後方向の位置決めが成さ
れる(図11右のB〜Aへの軌跡)。この位置決めによ
り、棚11は所定の前後方向位置におさまると共に、前
後方向のガタつきは防止される。
【0030】また、棚11が伸ばされた状態では、L字
係止溝67は先端係止ピン75に係止するが、この先端
係止ピン75の頭部にL字係止溝67が引っ掛かること
で、フレーム3(図1)全体を左右に広げようとする力
に対抗できる。これによりフレーム3の左右のガタつき
を防止できる。
【0031】(実施形態の主な効果)商品の輸送陳列ケ
ース1(図1)は、移動させ、走行させ、あるいは輸送
する際に、全体に大きな振動が生じやすく、この振動に
伴い棚11とフレーム3との間のガタつきが生じやすい
ものであったが、以上のようにして、種々の状態でのガ
タつき防止できることから、移動や輸送の際のガタつき
を無くすことができる。 また、図10に示すように先
端係止ピン75は、前レール17のL字状断面のL字の
水平辺72(図10)に対し、水平辺の先端よりも外に
は突出しておらず(図10(C))、このように突出す
る部分がないことから、フレーム3を折り畳む際などに
フレーム3の他の部位と衝突することなどによって折り
曲がるなどの損傷が生じことがない。したがって、先端
係止ピン75に関係する故障が少ない。
【0032】また、前棚21の前枠29の角部33を、
所定の曲率を有する丸みをつけ前方下側に向けること
で、この前方下側の部分に手を引っ掛けてひっかき傷を
作ったりすることなどを防止できる。すなわち、従来は
この前棚21の部分に製造時のバリ(例えば金属バリや
溶接バリ)などが発生し、この下の棚11に収納された
商品を取り出す際にバリに手を引っ掛けてひっかき傷を
作ったりすることなどがあったが、この実施形態ではそ
のような事故を防止できる。
【0033】また、棚11は係止ピン61、65、75
と係止溝59、67を互いに係止することで、フレーム
3に対して容易に組み付けることが可能である。このた
め、仮にこの組み付けをボルトナットなどで行う場合に
比べ、はるかに組み付け作業性が良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2、
3、4、5、6、または7の発明によれば、棚が折り畳
まれた状態で前棚の後方は上向きになるが、この時L字
係止溝のL字の他端も上向きになり、この上向きになっ
た他端に係止した折畳係止ピンとの前後方向とのガタつ
きは押さえられることとなる。
【0035】また、請求項2の発明によれば、更に、棚
が伸ばされた状態で、折畳係止ピンに対し後棚に形成さ
れた三角形の切り欠きが係止するので、この三角形の働
きで前後方向の位置決めが成され、T字係止溝に伴うガ
タつきが防止される。
【0036】また、請求項3の発明によれば、更に、棚
が伸ばされた状態で、L字係止溝が先端係止ピンの頭部
に引っ掛かり、フレームを左右に広げようとする力に対
抗できる。これにより左右のガタつきを防止できる。
【0037】また、請求項4の発明によれば、更に、レ
ールのL字状断面の内側に向かう水平辺が、棚を受け、
棚が落下することを防止する。
【0038】また、請求項5の発明によれば、更に、側
枠に形成される斜辺部または凸状曲線部が、レールとの
摩擦を小さくし、棚を折り畳んだり伸ばしたりする時の
動作を円滑なものにできる。
【0039】また、請求項6の発明によれば、更に、前
枠の肉厚を棚板よりも大きなものとすることで、前棚の
強度を向上し、前棚への柵部材のガス溶接を可能とし、
強固な溶接ができる。
【0040】また、請求項7の発明によれば、更に、棚
板をメッシュ状のものとすることで、食料品を商品の輸
送陳列ケースに収納し冷蔵庫へ保管する場合に、冷気が
メッシュ状の棚板を通りやすく、食品に冷気が行き渡り
やすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る商品の輸送陳列ケ
ースの全体斜視図である。
【図2】図1のフレームを示すもので、(A)は背面
図、(B)は側面図である。
【図3】図1の折り畳んだ状態の棚の1つを示す斜視図
である。
【図4】図3の棚を伸ばした状態で示す側面図である。
【図5】図4の棚の要部を示す拡大するもので、(A)
は正面図、(B)は側面図である。
【図6】図4の棚の一部を構成する側枠を示すもので、
(A)は前棚の側枠を示す図、(B)は後棚の側枠を示
す図である。
【図7】図3の棚の後棚の棚板を示すもので、(A)は
平面図、(B)は側面図である。
【図8】図3の棚の前棚の棚板を示すもので、(A)は
平面図、(B)は側面図である。
【図9】図1または図2の後レールを示すもので、
(A)は側面図、(B)は正面図である。
【図10】図1または図2の前レールを示すもので、
(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は底面図であ
る。
【図11】この実施形態における棚の折り畳み動作など
を説明する説明図である。
【図12】従来の商品の輸送陳列ケースに用いられる棚
を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 フレーム 5 奥部フレーム 7 側部フレーム 11 棚 15 後レール 17 前レール 19 後棚 21 前棚 29 前枠 31、53 側枠 41、55 棚板 47 柵部材 59 T字係止溝 61 後端係止ピ
ン 63 切り欠き 65 折畳係止ピ
ン 67 L字係止溝 75 先端係止ピ
ン 77 頭部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体の平面がコの字状のフレームと、フ
    レームの内側の両側面に上下方向複数段で水平に設けら
    れたレールと、レールの上で支持され前後方向中央の左
    右に形成された折り畳み線に沿って上方に向かって山形
    に折り畳まれる棚と、前記棚を構成し畳み線の後側に配
    置される後棚と、折り畳み線の前側に配置される前棚
    と、を有し、 棚の後端を回動可能に支持するためレールの後端に設け
    られた後端係止ピンと、この後端係止ピンに係止するた
    め後棚の後端に形成された略T字状のT字係止溝と、折
    り畳まれた状態の棚を保持するため前記回動支持手段よ
    りも前方でレールに水平に設けられた折畳係止ピンと、
    この折畳係止ピンに係止するため前棚の先端の垂直面に
    形成され略L字状を有しL字の一端が前棚の下端に開口
    しL字の他端が前棚の後方に向かうL字係止溝と、を備
    えたことを特徴とする商品の輸送陳列ケース。
  2. 【請求項2】 伸ばされた状態の棚を保持するため前記
    折畳係止ピンに係止できる位置で後棚に形成された三角
    形の切り欠きと、を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の商品の輸送陳列ケース。
  3. 【請求項3】 伸ばされた状態の棚を保持するためL字
    係止溝に係止できる位置でレールの先端に形成され頭部
    を有する先端係止ピンと、を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の商品の輸送陳列ケース。
  4. 【請求項4】 レールはL字状断面の角部を側方下側に
    向けて配置されたことを特徴とする請求項1、2または
    3記載の商品の輸送陳列ケース。
  5. 【請求項5】 前棚は、L字状断面の曲率を有する角部
    を前方下側に向けた前枠と、前枠に左右に溶接されL字
    状断面の角部を側方上側に向けた左右の側枠と、前枠お
    よび左右の側枠の上に溶接される棚板と、を有し、側枠
    のL字状の垂直辺は、前端の角部が削除され斜辺部また
    は凸状曲線部を形成することを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の商品の輸送陳列ケース。
  6. 【請求項6】 前棚は、前枠と、前枠の左右に溶接され
    る側枠と、前枠および左右の側枠の上に溶接される棚板
    と、棚板よりも肉厚の大きな前枠の上にガス溶接で溶接
    される柵部材と、を有することを特徴とする請求項1、
    2、3、4または5記載の商品の輸送陳列ケース。
  7. 【請求項7】 棚板をメッシュ状のものとすることを特
    徴とする請求項5、6記載の商品の輸送陳列ケース。
JP13970496A 1996-05-10 1996-05-10 商品の輸送陳列ケース Pending JPH09301366A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111605863A (zh) * 2019-04-24 2020-09-01 住华科技股份有限公司 光学膜运送盒
JP2022064885A (ja) * 2020-03-17 2022-04-26 共和機械株式会社 鶏卵容器輸送台車の棚開放装置および鶏卵パック自動載置システム

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