JPH09298464A - サブレンジング型a/d変換器 - Google Patents

サブレンジング型a/d変換器

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JPH09298464A
JPH09298464A JP8112662A JP11266296A JPH09298464A JP H09298464 A JPH09298464 A JP H09298464A JP 8112662 A JP8112662 A JP 8112662A JP 11266296 A JP11266296 A JP 11266296A JP H09298464 A JPH09298464 A JP H09298464A
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正雄 伊藤
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    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/14Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィードバック線の電圧変動による差動増幅
器の入出力線及びトランジスタ素子への影響を低減させ
て、差動増幅器の動作精度の劣化を抑えて、A/D変換
の性能を向上させる。 【解決手段】 上位と下位の2段階に分けてA/D変換
を実行し、上位A/D変換の結果に応じて下位のA/D
変換を行うための制御信号を、A/D変換の判定を実行
するディジタル論理回路部から、それぞれ複数の差動増
幅器を備えた複数の電圧比較器内のフィードバック線を
介して、複数の参照電圧を発生する参照電圧発生回路の
スイッチ群の制御端子に帰還させるサブレンジング型A
/D変換器である。各差動増幅器は、差動増幅を実行す
る複数のトランジスタを備え、各差動増幅器において、
複数のトランジスタは、フィードバック線を軸として対
称的に配置された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上位と下位の2段
階に分けてアナログ/ディジタル変換(以下、A/D変
換という。)を実行するサブレンジング型(上位桁・下
位桁分離型)A/D変換器に関し、特に、上位A/D変
換結果に応じて下位のA/D変換を行うための、ディジ
タル論理回路部からアナログ回路部へフィードバック
(帰還)される制御信号の伝達手段に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ信号をディジタル信号に変換す
る変換器(以下、A/D変換器という。)において、サ
ブレンジング型A/D変換器は、上位と下位の2段階に
分けてA/D変換を行うものである。一般にこのタイプ
のA/D変換器では、上位のA/D変換結果に応じて下
位のA/D変換が行われるため、A/D変換結果を出力
するディジタル論理回路部からA/D変換を行うアナロ
グ回路部へ制御信号を伝達するためのフィードバック線
(又は帰還線)Li(図7乃至図9参照。)が必要であ
る。
【0003】図7は、分解能10ビットのサブレンジン
グ型A/D変換器の従来例を示した回路図である。図7
の参照電圧発生回路VREFは、縦続接続された32個
の抵抗R1乃至R32を備え、例えば1Vである電圧源
の電圧VRTと、例えば接地電位である電圧VRBの電圧差
を210等分、すなわち1024等分した参照電圧Vrf
1−1乃至Vrf1−31,…,Vrfi−1乃至Vr
fi−31,…,Vrf32−1乃至Vrf32−31
(以下、その符号を総称してVrfとする。)を発生す
るとともに、各抵抗Riの電圧VRB側の端子に上位比較
用参照電圧Vrci-1(以下、その符号を総称してVr
cとする。)を発生して、これらの参照電圧を電圧比較
器CMPiに出力する。
【0004】各電圧比較器CMPi(i=1,2,…,
31)はそれぞれ、アナログ入力信号の電圧レベルVi
nと参照電圧発生回路VREFで発生された参照電圧V
rfの電圧レベルとの比較を行い、
【数1】Vin≧Vrf のときハイレベル(以下、Hレベルという。)の比較結
果信号Siを判定回路JDGに出力する一方、
【数2】Vin<Vrf のときローレベル(以下、Lレベルという。)の比較結
果信号Siを判定回路JDGに出力する。
【0005】次いで、判定回路JDGは、A/D変換の
判定を実行するディジタル論理回路部であって、図4に
示すように、タイミング信号φFBの立ち下がり時に、
電圧比較器CMPiの比較結果信号Si(i=1,2,
…,31)に応じて制御信号Jj(j=1,2,…,3
2)を発生してエンコーダENC及びフィードバック信
号発生回路FBに出力する。ここで、比較結果信号Si
において、iを31から1に向かって変化したときに初
めて比較結果信号SiがHレベルとなるSiに対応する制
御信号Jj(i=j)のみをLレベルとされるが、これ
以外の制御信号JjはすべてHレベルとされる。当該制
御信号Jj(j=1,2,…,32)はエンコーダEN
Cに伝達され、エンコーダENCはこれに応答して5ビ
ットのディジタルコードデータを出力する。
【0006】一方、フィードバック信号発生回路FB
は、制御信号Jjに対してタイミング信号φFBに基づ
いたタイミング調整処理を実行し、すなわち、図4に示
すように、タイミング信号φFBの立ち上がり時に、制
御信号Jjと同一のレベルを有する出力信号Fj(j=
1,2,…,32)に変換してフィードバック線Lj
介してスイッチ群SWj(j=1,2,…,32)に切
り換え制御信号として出力する。この出力信号Fjは、
参照電圧発生回路VREFからスイッチ群SWj(j=
1,2,…,32)を介して電圧比較器CMPiに印加
される参照電圧Vrfを選択するために用いられる。
【0007】次いで、A/D変換器の動作を示す図4の
タイミングチャートを用いて、従来例のA/D変換器の
動作について説明する。図4において、オートゼロ期間
AZに、電圧比較器CMPi(i=1,2,…,31)
ではそれぞれ、図8の差動増幅器AMP1,AMP2を
最高利得の状態に設定するオートゼロ動作を行ってアナ
ログ入力電圧Vinをサンプリングする。次に、比較期
間CCに各電圧比較器CMPi(i=1,2,…,3
1)は、参照電圧発生回路VREFで発生された上位参
照電圧Vrci(i=1,2,…,31)とアナログ入
力電圧Vinとの比較(以下、上位比較という。)を行
う。判定回路JDGでは電圧比較器CMPi(i=1,
2,…,31)の上位比較の出力結果に基づいて、制御
信号Jj(j=1,2,…,32)を発生して出力す
る。
【0008】ここで、例えば、アナログ入力電圧Vin
が、
【数3】Vrck-1<Vin<Vrck の場合は、電圧比較器CMPm(m=1,2,…,k−
1)の比較結果信号SmがHレベルとなり一方、それ以
外の電圧比較器CMPn(n=k,k+1,…,31)
の比較結果信号SnがLレベルとなる。この比較結果信
号Sm,Snに応じて判定回路JDGは、制御信号Jk
みをHレベルからLレベルに変化させ、残りは全てHレ
ベルの状態が保持される。当該制御信号Jkはエンコー
ダENCに伝達されて上位5ビットのディジタルコード
の発生に用いられると同時に、フィードバック信号発生
回路FBでのタイミング調整により信号Fkに変換され
た後、フィードバック線Lkを介してスイッチ群SWk
伝達される。
【0009】そして比較期間FCの間、スイッチ群SW
kの31個のすべてのスイッチはLレベルとなった制御
信号Fkによってオン状態となって、上位比較用参照電
圧Vrck-1とVrckの間の電圧範囲に相当する下位比
較用参照電圧Vrfk-i(i=1,2,…,31)が電
圧比較器CMPi(i=1,2,…,31)に印加さ
れ、各電圧比較器CMPiは、アナログ入力電圧Vin
と下位比較用参照電圧Vrfk-iの比較(以下、下位比
較という。)を実行する。さらに、判定回路JDGは、
下位比較の結果に基づいて制御信号Jjを発生し、該制
御信号JjはエンコーダENCに伝達されて下位5ビッ
トのデジタルコードデータの発生に用いられる。
【0010】図8は、フィードバック線Li(i=1,
2,…,31)及びL32を含んだ従来例の電圧比較器C
MPi(i=1,2,…,31)の回路図である。図8
に示したように、電圧比較器CMPi(i=1,2,
…,31)は、図9及び図10に示す同一の構成を有す
る差動増幅器AMP1及びAMP2と、出力用差動増幅
器AMP3と、インバータINV11と、ラッチ回路L
T11と、複数の結合用キャパシタCcと、制御信号φ
1,φ2,φ3によってそれぞれそのオン/オフが制御
されるスイッチSc1,Sc2,Sc3とを備えて構成
される。また、図9は従来例の差動増幅器AMP1,A
MP2とフィードバック線Liとのレイアウト配置を示
した平面図であり、図10はその回路図である。
【0011】図8及び図9において、Cfは配線間浮遊
容量又は寄生容量を示し、図9において、ALは、MO
S電界効果トランジスタ10,13乃至16が形成され
る半導体基板10内の能動領域を示す。また、図9及び
図10において、10,13,14はNチャンネルMO
S電界効果トランジスタ(以下、NMOS電界効果トラ
ンジスタという。)であり、15,16はPチャンネル
MOS電界効果トランジスタ(以下、PMOS電界効果
トランジスタという。)である。図9の平面図におい
て、各MOS電界効果トランジスタ10,13乃至16
はそれぞれ、ゲート電極Gをソース電極Sとドレイン電
極Dとによって挟設形成することにより形成され、ここ
で、PMOS電界効果トランジスタ15,16はそのゲ
ート電極GをハッチングすることによりPMOS電界効
果トランジスタであることを示し、また、各MOS電界
効果トランジスタ10,13,14,15,16のソー
ス電極Sはハッチングすることによりソース電極Sであ
ることを示す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】次いで、本発明が解決
する問題点を示す。図8及び図9に示したように、従来
例のサブレンジング型A/D変換器においては、レイア
ウト上、フィードバック線Li(i=1,2,…,3
1)が電圧比較器CMPi(i=1,2,…,31)中
の差動増幅器ルAMP1の外側の近傍を通ってスイッチ
群SWi(i=1,2,…,31)へ配線されていた。
例えば、分解能10ビットのサブレンジング型A/D変
換器では、電圧比較器CMPi(i=1,2,…,3
1)で1/210(=1/1024)V(ボルト)のレベ
ルの電位差の大小比較を行う必要がある。このような微
小電圧差の比較を行っている電圧比較器CMPi(i=
1,2,…,31)中の差動増幅器AMP1,AMP2
の入出力配線Laの近傍に配置されたフィードバック線
i(i=1,2,…,31)で、HレベルからLレベ
ルへの数Vの電圧レベルの電圧変動が生じると、寄生容
量Cfを介してその電圧変動分が入出力配線Laに伝搬
され、正常な電圧レベルからずれてしまうことにより電
圧比較器CMPi(i=1,2,…,31)の精度が劣
化する、という問題点があった。
【0013】もう一つの問題点として、上位比較の際、
最も微小な電圧差の大小比較を行う電圧比較器CMPi
(i=1,2,…,31)の外側の近傍を通るフィード
バック線Li(i=1,2,…,31)を介して伝達さ
れる制御信号Fj(j=1,2,…,31)が、上位比
較結果によってHレベルからLレベルに変化するため、
フィードバック線の電位変動が電圧比較器に及ぼす影響
が大きく、精度劣化も大きい。
【0014】上記の問題点について、図7の回路図及び
図4のタイミングチャートを用いてより詳細に説明す
る。上位比較期間CCにおいて、31個の電圧比較器C
MPi(i=1,2,…,31)は上位比較を行い、そ
の出力である比較結果信号Siに基づいて判定回路JD
Gは制御信号Fj(j=1,2,…,32)を発生して
出力する。例えば、アナログ入力電圧Vinが、
【数4】Vin≒Vrck かつ、
【数5】Vrck-1<Vin≦Vrc の場合、すなわちアナログ入力電圧Vinは僅差で上位
比較用参照電圧Vrcより小さい場合、制御信号Fk
のみHレベルからLレベルに変化して、残りは全てHレ
ベルの状態が保持される。このとき、電圧比較器CMP
kでは、アナログ入力電圧Vinと上位比較用参照電圧
Vrckの微少な電圧差を比較している状態である。
【0015】図4のタイミングチャートに示したよう
に、電圧比較器CMPkが上位比較を行っている最中
に、判定回路JDGでは電圧比較器CMPi(i=1,
2,…,31)の出力である比較結果信号Siに基づい
て制御信号Jj(j=1,2,…,32)が発生され、
その中の制御信号JkがHレベルからLレベルに変化す
る。そして、フィードバック信号発生回路FBでタイミ
ング調整された制御信号FkもHレベルからLレベルに
変化して、フィードバック線Lkを介してスイッチ群S
kに伝達される。その際、電圧比較器CMPkでは微少
な電圧差の比較を行っているため、ノイズ等の影響によ
り電圧比較器CMPkの出力信号が不安定になる可能性
がある。
【0016】すなわち、
【数6】Vin<Vrck と判定した場合は電圧比較器CMPkの出力はLレベル
の比較結果信号Siとなるが、例えば、ノイズ等が配線
間寄生容量Cfを介して電圧比較器CMPk中の配線に
誘起して、
【数7】Vin>Vrck と判定するとHレベルの比較結果信号Siとなり得る。
このように、電圧比較器CMPkの出力がLレベルから
Hレベルに変化し、あるいは、HレベルからLレベルと
変化すると、それに応じて判定回路JDGから出力され
る制御信号JkもLレベルからHレベルに変化し、ある
いは、HレベルからLレベルへと変化する。それによっ
てフィードバック信号発生回路FBの出力信号FkもL
レベルからHレベルに変化し、あるいは、Hレベルから
Lレベルへと変化する。その結果、フィードバック線L
kの電圧レベルの変動によって電圧比較器CMPkの比較
差動がますます不安定となり精度が劣化する。また、フ
ィードバック線Liから各入出力配線に対する寄生容量
Cfが異なるために、差動増幅器の動作バランスが崩れ
て出力信号に誤差が生じる可能性がある。以上のような
電圧比較器の動作精度の劣化によりA/D変換器全体の
性能が劣化する。
【0017】本発明の目的は以上の問題点を解決し、ス
イッチ群SWiの切り換え制御を行う制御信号Fiを伝達
するフィードバック線Liの電圧変動による差動増幅器
AMP1,AMP2の入出力線及びトランジスタ素子へ
の影響を低減させて、差動増幅器AMP1,AMP2の
動作精度の劣化を抑えて、A/D変換の性能を向上させ
ることができるサブレンジング型A/D変換器を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係るサブレンジ
ング型A/D変換器によれば、上位と下位の2段階に分
けてA/D変換を実行し、上位A/D変換の結果に応じ
て下位のA/D変換を行うための制御信号を、A/D変
換の判定を実行するディジタル論理回路部から、それぞ
れ複数の差動増幅器を備えた複数の電圧比較器内のフィ
ードバック線を介して、複数の参照電圧を発生する参照
電圧発生回路のスイッチ群の制御端子に帰還させるサブ
レンジング型A/D変換器において、上記各差動増幅器
は、差動増幅を実行する複数のトランジスタを備え、上
記各差動増幅器において、上記複数のトランジスタは、
上記フィードバック線を軸として対称的に配置されたこ
とを特徴とする。
【0019】また、上記サブレンジング型A/D変換器
においては、好ましくは、上記各差動増幅器の1対の入
力信号配線は互いに上記フィードバック線を軸として対
称的に配置され、上記各差動増幅器の1対の出力信号配
線は互いに上記フィードバック線を軸として対称的に配
置されたことを特徴とする。
【0020】さらに、上記サブレンジング型A/D変換
器においては、好ましくは、上記ディジタル論理回路部
によって発生される制御信号は、信号の変化に対して所
定の第1の電圧振幅を有し、上記サブレンジング型A/
D変換器は、上記ディジタル論理回路部によって発生さ
れる制御信号を、信号の変化に対して上記第1の電圧振
幅よりも小さい所定の第2の電圧振幅を有するような制
御信号に変換しかつ反転して反転制御信号を発生して上
記フィードバック線を介して出力する第1のインバータ
回路と、上記第1のインバータ回路からフィードバック
線を介して出力される反転制御信号を、信号の変化に対
して上記第1の電圧振幅を有するような制御信号に変換
しかつ反転して制御信号を発生して上記参照電圧発生回
路のスイッチ群の制御端子に出力する第2のインバータ
回路とをさらに備えたことを特徴とする。
【0021】また、上記サブレンジング型A/D変換器
においては、好ましくは、上記第1のインバータ回路
は、上記ディジタル論理回路部によって発生される制御
信号を、信号の変化に対して上記第2の電圧振幅よりも
小さい所定の第3の電圧振幅を有しかつ上記第1の電圧
振幅の中心の電圧とは異なる上記第3の電圧振幅の中心
の電圧を有するような制御信号に変換しかつ反転して反
転制御信号を発生して上記フィードバック線を介して出
力し、上記サブレンジング型A/D変換器は、第1のタ
イミング信号が入力されたとき、上記フィードバック線
を、上記制御信号の信号変化の中心の電圧に近傍する所
定のプリチャージ電圧に、プリチャージするプリチャー
ジ電圧発生回路と、上記フィードバック線から出力され
る反転制御信号に対して容量結合し、上記反転制御信号
の交流成分のみを上記第2のインバータ回路に出力する
結合用キャパシタと、上記第1のタイミング信号が入力
されたとき、上記第2のインバータ回路の入力端子と出
力端子とを短絡して、上記第2のインバータ回路に入力
された反転制御信号を保持させる第1のスイッチ手段
と、第2のタイミング信号が入力されたとき、上記第1
のインバータ回路から出力される反転制御信号を上記フ
ィードバック線に出力する第2のスイッチ手段と、上記
第2のタイミング信号が入力されたとき、上記第2のイ
ンバータから出力される制御信号を上記参照電圧発生回
路のスイッチ群の制御端子に出力する第3のスイッチ手
段とを備え、上記フィードバック線を介して伝送される
上記反転制御信号は、上記プリチャージ電圧を中心とし
て、上記ディジタル論理回路部から出力される制御信号
に応じて上記第3の電圧振幅を有することを特徴とす
る。
【0022】さらに、上記サブレンジング型A/D変換
器においては、好ましくは、上記プリチャージ電圧発生
回路は、入力端子と出力端子とが短絡されて構成され、
上記プリチャージ電圧を発生して出力する第4のインバ
ータ回路と、上記第1のタイミング信号が入力されたと
き、上記第4のインバータ回路から出力されるプリチャ
ージ電圧を上記フィードバック線に出力する第4のスイ
ッチ手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】また、上記サブレンジング型A/D変換器
においては、好ましくは、上記第1のインバータ回路
は、正電源端子と負電源端子とを有し、NMOS電界効
果トランジスタとPMOS電界効果トランジスタとを備
えてなるインバータと、上記インバータの正電源端子と
電圧源との間に接続され、上記電圧源の電圧を、所定の
第1の降下電圧だけ電圧降下させて上記インバータの正
電源端子に供給する第1の抵抗素子と、上記インバータ
の負電源端子と接地との間に接続され、上記インバータ
の負電源端子の電圧を、接地電位に対して上記第1の降
下電圧と異なる所定の第2の降下電圧だけ電圧降下させ
る第2の抵抗素子とを備えたことを特徴とする。
【0024】さらに、上記サブレンジング型A/D変換
器においては、好ましくは、上記第1のインバータ回路
は、電圧源に接続された正電源端子と負電源端子とを有
し、NMOS電界効果トランジスタとPMOS電界効果
トランジスタとを備えてなるインバータと、上記インバ
ータの負電源端子と接地との間に接続され、上記インバ
ータの負電源端子の電圧を、接地電位に対して0を超え
る所定の第2の降下電圧だけ電圧降下させる第2の抵抗
素子とを備えたことを特徴とする。
【0025】さらにまた、上記サブレンジング型A/D
変換器においては、好ましくは、上記第1のインバータ
回路は、正電源端子と、接地された負電源端子とを有
し、NMOS電界効果トランジスタとPMOS電界効果
トランジスタとを備えてなるインバータと、上記インバ
ータの正電源端子と電圧源との間に接続され、上記電圧
源の電圧を、所定の第1の降下電圧だけ電圧降下させて
上記インバータの正電源端子に供給する第1の抵抗素子
とを備えたことを特徴とする。
【0026】さらにまた、上記サブレンジング型A/D
変換器においては、好ましくは、上記第1のインバータ
回路は、差動増幅器を備え、第1のタイミング信号が入
力されたとき、入力される制御信号に応じてソース・ド
レイン間電圧が上記制御信号の電圧振幅よりも小さい電
圧振幅の範囲内で変化するように構成されてなる1対の
第1と第2のMOS電界効果トランジスタと、上記第1
のMOS電界効果トランジスタのゲート電極と上記第2
のMOS電界効果トランジスタのドレイン電極との間、
及び上記第1のMOS電界効果トランジスタのドレイン
電極と上記第2のMOS電界効果トランジスタのゲート
電極との間に接続され、第2のタイミング信号が入力さ
れたとき、上記制御信号に応じた上記第1と第2のMO
S電界効果トランジスタのソース・ドレイン間電圧を上
記第1と第2のMOS電界効果トランジスタにラッチさ
せて、上記制御信号から反転されかつ上記制御信号の電
圧振幅よりも小さい電圧振幅を有する反転制御信号を出
力する1対のスイッチ手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施の形態について説明する。
【0028】実施の形態1 図1は、本発明に係る実施の形態1であり、従来例の差
動増幅器AMP1,AMP2に代わる差動増幅器AMP
1a,AMP2aのレイアウト構成を示す平面図であ
り、差動増幅器AMP1aとAMP2aとは同一の構成
及び形成形状を有する。図1に示す当該実施の形態1
は、図9の従来例と比較して、従来例の電流源用NMO
S電界効果トランジスタ10を2つの電流源用NMOS
電界効果トランジスタ11,12に分割配置して形成す
るとともに、差動増幅器AMP1a,AMP2aのレイ
アウト構成として、各MOS電界効果トランジスタ11
乃至16の配置をフィードバック線Liを軸にして対称
的に配置したことを特徴とする。
【0029】図1において、フィードバック線Liを軸
にして、電圧源用PMOS電界効果トランジスタ15と
16とが互いに対称の位置に形成されるとともに、NM
OS電界効果トランジスタ11,13とNMOS電界効
果トランジスタ12,14とが互いに対称の位置に形成
される。ここで、MOS電界効果トランジスタ11,1
3,15がフィードバック線Liの図上上側の半導体基
板10上に形成される一方、MOS電界効果トランジス
タ12,14,16がフィードバック線Liの図上下側
の半導体基板10上に形成される。ここで、NMOS電
界効果トランジスタ11,12は、NMOS電界効果ト
ランジスタ13,14に比較してフィードバック線Li
に近い内側の位置に形成される。なお、NMOS電界効
果トランジスタ13,14は入力信号検出用トランジス
タである。
【0030】また、第1の入力端子IN1に接続される
第1の入力信号配線LI1は、フィードバック線Li
PMOS電界効果トランジスタ15との間を通過してN
MOS電界効果トランジスタ13のゲート電極Gに接続
されるように形成される一方、第2の入力端子IN2に
接続される第2の入力信号配線LI2は、フィードバッ
ク線LiとPMOS電界効果トランジスタ16との間を
通過してNMOS電界効果トランジスタ14のゲート電
極Gに接続されるように形成される。一方、NMOS電
界効果トランジスタ13のドレイン電極Dと第1の出力
端子OUT1とを接続するための第1の出力信号配線L
O1と、NMOS電界効果トランジスタ12のドレイン
電極Dと第2の出力端子OUT2とを接続するための第
2の出力信号配線LO2とは、フィードバック線Li
軸にして、対称の位置に形成される。
【0031】さらに、例えば+5Vである電圧源V
DDは、PMOS電界効果トランジスタ15,16の各ソ
ース電極Sに接続される一方、例えば+2.1Vである
電圧源VBPは、PMOS電界効果トランジスタ15,1
6の各ゲート電極Gに接続される。PMOS電界効果ト
ランジスタ15のドレイン電極DはNMOS電界効果ト
ランジスタ13のドレイン電極Dに接続され、PMOS
電界効果トランジスタ16のドレイン電極DはNMOS
電界効果トランジスタ14のドレイン電極Dに接続され
る。ここで、PMOS電界効果トランジスタ15のドレ
イン電極DとNMOS電界効果トランジスタ13のドレ
イン電極Dとを接続するための第1の中間接続配線LM
1と、PMOS電界効果トランジスタ16のドレイン電
極DとNMOS電界効果トランジスタ14のドレイン電
極Dとを接続するための第2の中間接続配線LM2と
は、フィードバック線Liを軸にして、対称の位置に形
成される。
【0032】例えば+1.2Vである電圧源VBNはNM
OS電界効果トランジスタ11,12のゲート電極Gに
接続される。また、NMOS電界効果トランジスタ11
のドレイン電極Dと、NMOS電界効果トランジスタ1
3のソース電極Sと、NMOS電界効果トランジスタ1
2のドレイン電極Dと、NMOS電界効果トランジスタ
14のソース電極とが互いに接続される。そして、NM
OS電界効果トランジスタ11,12の各ソース電極S
はともに接地される。
【0033】以上説明したように、当該実施の形態1に
おいては、差動増幅器AMP1a,AMP2aの特徴は
レイアウト上の各トランジスタ11乃至16の配置にあ
り、NMOS電界効果トランジスタ11と12、NMO
S電界効果トランジスタ13と14、及びPMOS電界
効果トランジスタ15と16はフィードバック線Li
軸にして対称的に配置される。また、従来例の差動増幅
器AMP1,AMP2の電流源用トランジスタとして1
つだけNMOS電界効果トランジスタ10を用いていた
が、実施の形態1の差動増幅器AMP1,AMP2では
フィードバック線Liを軸にした対称性を保つために、
2つのNMOS電界効果トランジスタ11,12に分割
して配置している。これにより、フィードバック線Li
の電圧変動が差動増幅器AMP1a,AMP2aの2つ
の入力信号配線LI1,LI2及び各MOS電界効果ト
ランジスタ11乃至16に対して、従来例の図9で示し
た配線間寄生容量Cfを介して均等に影響を及ぼすた
め、差動増幅器の動作におけるバランスはとれ、出力信
号における誤差は打ち消されることになる。すなわち、
2つの入力の電圧差を比較する差動増幅器AMP1a,
AMP2aで上記ノイズ等の影響がキャンセルでき、電
圧比較器CMPiの動作精度の劣化を抑えることができ
る。
【0034】実施の形態2 図2は本発明に係る実施の形態2である、サブレンジン
グ型A/D変換器におけるフィードバック信号発生回路
FBからスイッチ群SWiまでに至る回路を示す回路図
である。当該実施の形態2は、判定回路JDGの出力回
路において、制御信号Fjの電圧変化の振幅を従来例に
比較して小さくして出力させることを特徴としている。
なお、図2乃至図6において、反転信号については、符
号に上線(バー)を付しているが、日本出願の明細書に
おいては、上線を表示することができないため、上線に
代えて、符号の前に/(スラッシュ)を付することにす
る。
【0035】フィードバック信号発生回路FBから出力
される出力信号Fiは、インバータ回路JOと、実施の
形態1の電圧比較器CMPi内のフォードバック線L
iと、インバータINV1を介してスイッチ群SWiの制
御端子に印加される。
【0036】上記インバータ回路JOにおいて、電圧源
DDは、(a)ゲート電極とドレイン電極が接続されて
電圧降下用抵抗素子RAとして動作するNMOS電界効
果トランジスタ21のドレイン電極及びソース電極と、
(b)PMOS電界効果トランジスタ22のソース電極
及びドレイン電極と、(c)NMOS電界効果トランジ
スタ23のドレイン電極及びソース電極と、(d)ゲー
ト電極とドレイン電極が接続されて電圧降下用抵抗素子
RBとして動作するPMOS電界効果トランジスタ24
のソース電極及びドレイン電極と、を介して接地され
る。PMOS電界効果トランジスタ22とNMOS電界
効果トランジスタ23とは公知のインバータとして動作
し、フィードバック信号発生回路FBの出力信号F
iは、PMOS電界効果トランジスタ22及びNMOS
電界効果トランジスタ23の各ゲート電極に印加される
一方、PMOS電界効果トランジスタ22及びNMOS
電界効果トランジスタ23の各ドレイン電極から反転さ
れたインバータ出力信号/F’iが出力される。ここ
で、電圧降下用抵抗素子RA,RBはそれぞれ電圧(1
/2)VDDだけ電圧降下させる。言い換えれば、抵抗素
子RAは、上記インバータの正電源端子と電圧源VDD
の間に接続され、上記電圧源の電圧を、所定の第1の降
下電圧だけ電圧降下させて上記インバータの正電源端子
に供給するものであり、抵抗素子RBは、上記インバー
タの負電源端子と接地との間に接続され、上記インバー
タの負電源端子の電圧を、接地電位に対して上記第1の
降下電圧と異なる所定の第2の降下電圧だけ電圧降下さ
せる。なお、抵抗素子RBは、接地電位を第2の降下電
圧と同じ電圧だけ上昇させて上記インバータの負電源端
子の電圧に引き上げる電圧上昇素子であるともいえる。
以下に示す電圧降下用抵抗素子の作用については、以下
同様である。
【0037】例えば、MOS電界効果トランジスタ2
2,23のみから構成される公知の従来例のインバータ
回路は、図11の入出力電圧特性を有し、入力電圧が0
からVDDまで変化するときに、出力電圧はVDDから0ま
で変化する。すなわち、出力信号の変化振幅VCHはVDD
である。一方、図2に図示されたインバータ回路JO
は、図12の入出力電圧特性を有し、入力電圧が0から
DDまで変化するときに、出力電圧は(3/4)VDD
ら(1/4)VDDまで変化する。すなわち、反転出力信
号/F’iの変化振幅VCHは(1/2)VDDであり、従
来例に比較して小さくなっている。
【0038】次いで、インバータ回路JOの反転出力信
号/F’iは、実施の形態1と同一の構成を有する電圧
比較器CMPiを介してインバータINV1に印加され
る。これに応答して、インバータINV1は、MOS電
界効果トランジスタ22,23のみから構成されて図1
1の入出力電圧特性を有する公知の従来例のインバータ
回路であって、変化振幅VCHが(1/2)VDDである入
力される反転出力信号/F’iを反転増幅することによ
り、変化振幅VCHがVDDでありかつフィードバック信号
発生回路FBの出力信号と等価な信号Fiに変換してス
イッチ群SWiの制御端子に出力する。従って、インバ
ータINV1は、出力信号Fの極性を合わせることと、
スイッチ群SWの切り換え制御に必要な変化振幅又は電
圧振幅VCHを得る目的で挿入される。
【0039】以上説明したように、本実施の形態2によ
れば、フィードバック線Liの電圧変動が小さくなり、
電圧比較器CMPi内の差動増幅器AMP1a,AMP
2a内の対をなす入力信号配線LI1,LI2、出力信
号配線LO1,LO2、各トランジスタ11乃至16に
及ぼす影響を大幅に低減できるため、電圧比較器CMP
iの動作精度の劣化を抑えることができる。
【0040】実施の形態3 図3は本発明に係る実施の形態3におけるフィードバッ
ク信号発生回路FBからスイッチ群SWiまでの回路を
示す回路図である。本実施の形態3は、(a)フィード
バック信号発生回路FBと、(b)フィードバック信号
発生回路FBの出力回路であり、図2のインバータ回路
JOとは異なる構成を有する図5(a)乃至(d)及び
図6のうちの1つに図示の変形例のインバータ回路(J
O−1乃至JO−5のうちの1つ)であるインバータ回
路JOaと、(c)スイッチ群SWiと、(d)実施の
形態1の特徴を持つフィードバック線Liと電圧比較器
CMPiと、(e)出力信号Fiの極性を合わせることと
スイッチ群SWiの切り換え制御に必要な電圧振幅を得
る目的で挿入されたインバータINV1と、(f)上記
インバータ回路JOaと同一の構成を有し、その入力と
出力を短絡させたインバータ回路JObを備えてなるプ
リチャージ電圧発生回路VPと、(g)フィードバック
線Fiから出力される反転出力信号/F’iに対して容量
結合し、上記反転出力信号/F’iの交流成分のみを出
力する結合用キャパシタCc1と、(h)図4のタイミ
ングチャートに示したタイミング信号φFBによってそ
のオン/オフが制御されるスイッチSS1乃至SS4と
を備えて構成される。
【0041】図3において、フィードバック信号発生回
路FBから出力される出力信号Fiはインバータ回路J
Oa及びタイミング信号φFBによって制御されるスイ
ッチSS1を介してフィードバック線Liに印加され
る。ここで、インバータ回路JOaは、例えば図5
(a)に図示されたインバータ回路JO−1であり、図
13のの入出力電圧特性を有する。
【0042】図5(a)のインバータ回路JO−1にお
いて、電圧源VDDは、(a)ゲート電極とドレイン電極
が接続されたNMOS電界効果トランジスタ31のドレ
イン電極及びソース電極と、(b)ゲート電極とドレイ
ン電極が接続されたNMOS電界効果トランジスタ32
のドレイン電極及びソース電極と、(c)PMOS電界
効果トランジスタ33のソース電極及びドレイン電極
と、(c)NMOS電界効果トランジスタ34のドレイ
ン電極及びソース電極と、(d)ゲート電極とドレイン
電極が接続されたPMOS電界効果トランジスタ35の
ソース電極及びドレイン電極と、を介して接地される。
2個のNMOS電界効果トランジスタ31,32は電圧
降下用抵抗素子RCとして動作し、PMOS電界効果ト
ランジスタ35は電圧降下用抵抗素子RDとして動作す
る。PMOS電界効果トランジスタ33とNMOS電界
効果トランジスタ34とは公知のインバータとして動作
する。ここで、当該インバータの正電源端子はPMOS
電界効果トランジスタ33のソース電極であり、当該イ
ンバータの負電源端子はNMOS電界効果トランジスタ
34のソース電極である。フィードバック信号発生回路
FBの出力信号Fiは、PMOS電界効果トランジスタ
33及びNMOS電界効果トランジスタ34の各ゲート
電極に印加される一方、PMOS電界効果トランジスタ
33及びNMOS電界効果トランジスタ34の各ドレイ
ン電極から反転されたインバータ出力信号/F’iが出
力される。ここで、電圧降下用抵抗素子RC,RDはそ
れぞれ電圧(2/5)VDD、電圧(1/5)VDDだけ電
圧降下させる。従って、インバータ回路JO−1の入出
力電圧特性は、図13のようになる。図13に示すよう
に、入力電圧が0からVDDまで変化するときに、出力電
圧は(3/5)VDDから(1/5)VDDまで変化させ、
すなわち、インバータ回路JO−1は、入力される出力
信号Fiを、電圧振幅VCHが(2/5)VDDである反転
出力信号/F’iに変換して出力する。ここで、インバ
ータ回路JO−1の電圧振幅VCHは、実施の形態2のイ
ンバータ回路JOの電圧振幅VCHに比較して小さく、ま
た、電圧振幅VCHの中心出力電圧は、(1/2)VDD
ら若干ずれて低い値となっている。
【0043】一方、プリチャージ電圧発生回路VPは、
上記インバータ回路JOaと同一の構成を有し、その入
力と出力を短絡させたインバータ回路JObを備えてな
り、所定のプリチャージ電圧VPCを発生して、タイミン
グ信号/φFBによって制御されるスイッチSS2を介
してフィードバック線Liに印加することにより、フィ
ードバック線Liが予めプリチャージ電圧VPCにプリチ
ャージされる。ここで、プリチャージ電圧VPCは、図1
3のインバータ回路JO−1の入出力電圧特性におい
て、入力端子と出力端子とを開放したときの回路特性
と、入力端子と出力端子とを短絡したときの回路特性と
の交点の電圧となり、図13の例においては、プリチャ
ージ電圧VPCは、(1/2)VDDよりも低い近傍値であ
る。
【0044】フィードバック線Liは実施の形態1と同
様に電圧比較器CMPi内に形成され、フィードバック
線Liの反転出力信号/F’iは、結合用キャパシタCc
1と、タイミング信号/φFBによって切り換え制御さ
れるスイッチSS3が入力端子と出力端子と間に接続さ
れたインバータINV11と、タイミング信号φFBに
よって切り換え制御されるスイッチSS4とを介してス
イッチ群SWiに印加される。ここで、スイッチSS1
及びSS4は、タイミング信号φFBがHレベルのとき
オンとされ、Lレベルのときオフとされる。また、スイ
ッチSS2及びSS3は、タイミング信号φFBの反転
信号であるタイミング信号/φFBがLレベルのときオ
ンとされ、Hレベルのときオフとされる。
【0045】以上のように構成された回路において、タ
イミング信号φFBがLレベルとき、スイッチSS2及
びSS3がオンとされて、フィードバック線Liが上記
プリチャージ電圧VPCにプルアップされ、インバータI
NV1の入力端子と出力端子とが短絡されて、フィード
バック線Liの電圧が概略(1/2)VDDに固定され
る。次いで、タイミング信号φFBがHレベルとされた
とき、フィードバック信号発生回路FBの出力信号Fの
信号レベルに応じて、フィードバック線Liの電圧は、
上記プリチャージ電圧VPCからインバータ回路JOaの
出力電圧に応じた電圧に変化し、反転出力信号/F’i
として電圧比較器CMPi内のフィードバック線Liを伝
搬した後、結合用キャパシタCc1を介してインバータ
INV1に印加され、このとき、反転されかつ増幅され
た信号FiがインバータINV1から出力される。さら
に、タイミング信号φFBがLレベルとされたとき、イ
ンバータINV1の入力端子と出力端子とが短絡され
て、上記信号Fiの信号レベルが固定され、当該信号Fi
がオンとされたスイッチSS4を介してスイッチ群SW
iの制御端子に入力される。
【0046】本実施の形態の1つの特徴は、判定回路J
DGの出力回路、すなわち、フィードバック信号発生回
路FBの出力回路であるインバータ回路JOaが、制御
信号Fiの電圧振幅を実施の形態2における電圧振幅に
比べてより小さくする回路構成を持つことである。ま
た、本実施の形態のもう1つの特徴は、出力回路である
インバータ回路JOaのHレベル信号とLレベル信号の
識別の基準となる電圧レベルと、インバータINV1の
Hレベル信号とLレベル信号の識別の基準となる電圧レ
ベルとの整合を取る目的で、プリチャージ電圧発生回路
VP、結合用キャパシタCc1、及びスイッチSS1乃
至SS4を設けたことである。以上のように構成するこ
とにより、フィードバック線Liの電圧変動の振幅(す
なわち、電圧振幅VCH)が従来例に比べて非常に小さく
なるため、電圧比較器CMPi内の差動増幅器AMP1
a,AMP2aに及ぼす影響が低減される。これによっ
て、電圧比較器CMPiの動作精度の劣化を抑える効果
が向上される。従って、フィードバック線Liの電圧変
動による差動増幅器AMP1a,AMP2aの入出力信
号配線及びトランジスタ素子への影響を低減させて、差
動増幅器AMP1a,AMP2aの動作精度の劣化を抑
えることにより、サブレンジグ型A/D変換器における
A/D変換精度の性能を大幅に向上できる。
【0047】変形例 図5は、図2及び図3におけるインバータ回路JOの変
形例を示す回路図であって、図5(b)はインバータ回
路の第2の例JO−2を示す回路図であり、図5(c)
はインバータ回路の第3の例JO−3を示す回路図であ
り、図5(d)はインバータ回路の第4の例JO−4を
示す回路図である。また、図6は、図2及び図3におけ
るインバータJOの変形例の第5の例JO−5を示す回
路図である。図3のインバータ回路JOa,JObを、
以下に詳細に説明するこれらの変形例のインバータ回路
JO−2乃至JO−5に置き換えてもよい。
【0048】図5(b)のインバータ回路JO−2にお
いて、電圧源VDDは、(a)ゲート電極とドレイン電極
が接続されたNMOS電界効果トランジスタ41のドレ
イン電極及びソース電極と、(b)PMOS電界効果ト
ランジスタ42のソース電極及びドレイン電極と、
(c)NMOS電界効果トランジスタ43のドレイン電
極及びソース電極と、(d)ゲート電極とドレイン電極
が接続されたPMOS電界効果トランジスタ44のソー
ス電極及びドレイン電極と、(e)ゲート電極とドレイ
ン電極が接続されたPMOS電界効果トランジスタ45
のソース電極及びドレイン電極と、を介して接地され
る。NMOS電界効果トランジスタ41は電圧降下用抵
抗素子REとして動作し、2個のPMOS電界効果トラ
ンジスタ44,45は電圧降下用抵抗素子RFとして動
作する。PMOS電界効果トランジスタ42とNMOS
電界効果トランジスタ43とは公知のインバータとして
動作し、フィードバック信号発生回路FBの出力信号F
iは、PMOS電界効果トランジスタ42及びNMOS
電界効果トランジスタ43の各ゲート電極に印加される
一方、PMOS電界効果トランジスタ42及びNMOS
電界効果トランジスタ43の各ドレイン電極から反転さ
れたインバータ出力信号/F’iが出力される。ここ
で、電圧降下用抵抗素子RE,RFはそれぞれ電圧(1
/5)VDD、電圧(2/5)VDDだけ電圧降下させる。
従って、インバータ回路JO−2の入出力電圧特性は、
ここでは図示していないが、入力電圧が0からVDDまで
変化するときに、出力電圧は(4/5)VDDから(2/
5)VDDまで変化させ、すなわち、インバータ回路JO
−2は、入力される出力信号Fiを、電圧振幅VCH
(2/5)VDDである反転出力信号/F’iに変換して
出力する。ここで、インバータ回路JO−2の電圧振幅
CHは、実施の形態2のインバータ回路JOの電圧振幅
CHに比較して小さく、また、電圧振幅VCHの中心出力
電圧は、(1/2)VDDから若干ずれて高い値となって
いる。
【0049】図5(c)のインバータ回路JO−3にお
いて、電圧源VDDは、(a)ゲート電極とドレイン電極
が接続されたNMOS電界効果トランジスタ51のドレ
イン電極及びソース電極と、(b)ゲート電極とドレイ
ン電極が接続されたNMOS電界効果トランジスタ52
のドレイン電極及びソース電極と、(c)ゲート電極と
ドレイン電極が接続されたNMOS電界効果トランジス
タ53のドレイン電極及びソース電極と、(d)PMO
S電界効果トランジスタ54のソース電極及びドレイン
電極と、(e)NMOS電界効果トランジスタ55のド
レイン電極及びソース電極と、を介して接地される。3
個のNMOS電界効果トランジスタ51,52,53は
電圧降下用抵抗素子RGとして動作する。PMOS電界
効果トランジスタ54とNMOS電界効果トランジスタ
55とは公知のインバータとして動作し、フィードバッ
ク信号発生回路FBの出力信号Fiは、PMOS電界効
果トランジスタ54及びNMOS電界効果トランジスタ
55の各ゲート電極に印加される一方、PMOS電界効
果トランジスタ54及びNMOS電界効果トランジスタ
55の各ドレイン電極から反転されたインバータ出力信
号/F’iが出力される。ここで、電圧降下用抵抗素子
RGは電圧(3/5)VDDだけ電圧降下させる。従っ
て、インバータ回路JO−3の入出力電圧特性は、ここ
では図示していないが、入力電圧が0からVDDまで変化
するときに、出力電圧は(2/5)VDDから0まで変化
させ、すなわち、インバータ回路JO−3は、入力され
る出力信号Fiを、電圧振幅VCHが(2/5)VDDであ
る反転出力信号/F’iに変換して出力する。ここで、
インバータ回路JO−3の電圧振幅VCHは、実施の形態
2のインバータ回路JOの電圧振幅VCHに比較して小さ
く、また、電圧振幅VCHの中心出力電圧は、(1/2)
DDからずれて低い値となっている。
【0050】図5(d)のインバータ回路JO−4にお
いて、電圧源VDDは、(a)PMOS電界効果トランジ
スタ61のソース電極及びドレイン電極と、(b)NM
OS電界効果トランジスタ62のドレイン電極及びソー
ス電極と、(c)ゲート電極とドレイン電極が接続され
たPMOS電界効果トランジスタ63のドレイン電極及
びソース電極と、(d)ゲート電極とドレイン電極が接
続されたPMOS電界効果トランジスタ64のドレイン
電極及びソース電極と、(e)ゲート電極とドレイン電
極が接続されたPMOS電界効果トランジスタ65のド
レイン電極及びソース電極と、を介して接地される。3
個のNMOS電界効果トランジスタ63,64,65は
電圧降下用抵抗素子RHとして動作する。PMOS電界
効果トランジスタ61とNMOS電界効果トランジスタ
62とは公知のインバータとして動作し、フィードバッ
ク信号発生回路FBの出力信号Fiは、PMOS電界効
果トランジスタ61及びNMOS電界効果トランジスタ
62の各ゲート電極に印加される一方、PMOS電界効
果トランジスタ61及びNMOS電界効果トランジスタ
62の各ドレイン電極から反転されたインバータ出力信
号/F’iが出力される。ここで、電圧降下用抵抗素子
RHは電圧(3/5)VDDだけ電圧降下させる。従っ
て、インバータ回路JO−4の入出力電圧特性は、ここ
では図示していないが、入力電圧が0からVDDまで変化
するときに、出力電圧はVDDから(3/5)VDDまで変
化させ、すなわち、インバータ回路JO−4は、入力さ
れる出力信号Fiを、電圧振幅VCHが(2/5)VDD
ある反転出力信号/F’iに変換して出力する。ここ
で、インバータ回路JO−4の電圧振幅VCHは、実施の
形態2のインバータ回路JOの電圧振幅VCHに比較して
小さく、また、電圧振幅VCHの中心出力電圧は、(1/
2)VDDからずれて高い値となっている。
【0051】図6のインバータ回路JO−5は、3個の
NMOS電界効果トランジスタ10,13,14と、2
個のPMOS電界効果トランジスタ15,16とを含む
図10の従来例の差動増幅器AMP1,AMP2を備え
て構成され、さらに以下の構成が差動増幅器AMP1,
AMP2と異なる。図6において、フィードバック信号
発生回路FBの出力信号Fiは、タイミング信号/φF
Bによって切り換え制御されるスイッチSS11を介し
てNMOS電界効果トランジスタ14のゲート電極に印
加される一方、出力信号Fiの反転出力信号/Fiは、タ
イミング信号/φFBによって切り換え制御されるスイ
ッチSS12を介してNMOS電界効果トランジスタ1
3のゲート電極に印加される。NMOS電界効果トラン
ジスタ13のゲート電極は、タイミング信号φFBによ
って切り換え制御されるスイッチSS13を介してPM
OS電界効果トランジスタ16のドレイン電極に接続さ
れる一方、NMOS電界効果トランジスタ14のゲート
電極は、タイミング信号φFBによって切り換え制御さ
れるスイッチSS14を介してPMOS電界効果トラン
ジスタ15のドレイン電極に接続される。そして、当該
インバータ回路JO−5によって変換されかつ反転され
た反転出力信号/F’iはPMOS電界効果トランジス
タ16のドレイン電極から出力される。なお、スイッチ
SS11及びSS12は、タイミング信号/φFBがL
レベルのときオンとされる一方、スイッチSS13及び
SS14は、タイミング信号φFBがHレベルのときオ
ンとされる。
【0052】以上のように構成されたインバータ回路J
O−5において、PMOS電界効果トランジスタ15,
16は電圧源VBPが接続されているので、オンとされて
ソース・ドレイン間にそのオン抵抗に対応する飽和電圧
の電圧降下Vdsnが生じる一方、NMOS電界効果トラ
ンジスタ10は電圧源VBNが接続されているので、オン
とされてソース・ドレイン間にそのオン抵抗に対応する
飽和電圧の電圧降下Vdsnが生じる。また、出力信号Fi
に応答してNMOS電界効果トランジスタ14がオンさ
れたときは、そのソース・ドレイン間にそのオン抵抗に
対応する飽和電圧の電圧降下Vdsnが生じるが、オフさ
れたときは、例えば無限大に近いオフ抵抗のままであ
る。一方、反転された反転出力信号/Fiに応答してN
MOS電界効果トランジスタ13がオンされたときは、
そのソース・ドレイン間にそのオン抵抗に対応する飽和
電圧の電圧降下Vdsnが生じるが、オフされたときは、
例えば無限大に近いオフ抵抗のままである。
【0053】当該インバータ回路JO−5において、タ
イミング信号/φFBがHレベルのときは、出力信号F
iはスイッチSS11を介してNMOS電界効果トラン
ジスタ14のゲート電極に印加されるとともに、反転さ
れた反転出力信号/FiはスイッチSS12を介してN
MOS電界効果トランジスタ13のゲート電極に印加さ
れる。そして、タイミング信号φFBがHレベルとされ
たとき、上記出力信号Fi,/FiはNMOS電界効果ト
ランジスタ13,14によって構成されたラッチ回路に
よってラッチされた後、出力信号Fiを反転した反転さ
れかつ変換された反転出力信号/F’iを発生して出力
する。当該インバータ回路JO−5の入出力電圧特性
は、図14のようになる。すなわち、入力電圧が0から
DDまで変化するときに、出力電圧は(VDD−Vdsn
から2・Vdsnまで変化させ、すなわち、インバータ回
路JO−4は、入力される出力信号Fiを、電圧振幅V
CHが(VDD−3・Vdsn)である反転出力信号/F’i
変換して出力する。ここで、インバータ回路JO−4の
電圧振幅VCHは、実施の形態2のインバータ回路JOの
電圧振幅VCHに比較して小さく、また、電圧振幅VCH
中心出力電圧は、(1/2)VDDからずれて高い値とな
っている。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るサブレ
ンジング型A/D変換器によれば、上位と下位の2段階
に分けてA/D変換を実行し、上位A/D変換の結果に
応じて下位のA/D変換を行うための制御信号を、A/
D変換の判定を実行するディジタル論理回路部から、そ
れぞれ複数の差動増幅器を備えた複数の電圧比較器内の
フィードバック線を介して、複数の参照電圧を発生する
参照電圧発生回路のスイッチ群の制御端子に帰還させる
サブレンジング型A/D変換器において、上記各差動増
幅器は、差動増幅を実行する複数のトランジスタを備
え、上記各差動増幅器において、上記複数のトランジス
タは、上記フィードバック線を軸として対称的に配置さ
れた。従って、スイッチ群の切り換え制御を行う制御信
号を伝達するフィードバック線の電圧変動による差動増
幅器の入出力線及びトランジスタ素子への影響を低減さ
せて、差動増幅器の動作精度の劣化を抑えて、A/D変
換の性能を向上させることができるサブレンジング型A
/D変換器を提供することができる。
【0055】また、上記サブレンジング型A/D変換器
においては、好ましくは、上記各差動増幅器の1対の入
力信号配線は互いに上記フィードバック線を軸として対
称的に配置され、上記各差動増幅器の1対の出力信号配
線は互いに上記フィードバック線を軸として対称的に配
置された。従って、フィードバック線の電圧変動が差動
増幅器の2つの入力信号配線及び電界効果トランジスタ
に対して、従来例の図9で示した配線間寄生容量Cfを
介して均等に影響を及ぼすため、差動増幅器の動作にお
けるバランスはとれ、出力信号における誤差は打ち消さ
れることになる。すなわち、2つの入力の電圧差を比較
する差動増幅器で上記ノイズ等の影響がキャンセルで
き、電圧比較器の動作精度の劣化を抑えることができ
る。
【0056】さらに、上記サブレンジング型A/D変換
器においては、好ましくは、上記ディジタル論理回路部
によって発生される制御信号は、信号の変化に対して所
定の第1の電圧振幅を有し、上記サブレンジング型A/
D変換器は、上記ディジタル論理回路部によって発生さ
れる制御信号を、信号の変化に対して上記第1の電圧振
幅よりも小さい所定の第2の電圧振幅を有するような制
御信号に変換しかつ反転して反転制御信号を発生して上
記フィードバック線を介して出力する第1のインバータ
回路と、上記第1のインバータ回路からフィードバック
線を介して出力される反転制御信号を、信号の変化に対
して上記第1の電圧振幅を有するような制御信号に変換
しかつ反転して制御信号を発生して上記参照電圧発生回
路のスイッチ群の制御端子に出力する第2のインバータ
回路とをさらに備えた。従って、フィードバック線の電
圧変動が差動増幅器の2つの入力信号配線及び各MOS
電界効果トランジスタに対して、従来例の図9で示した
配線間寄生容量Cfを介して均等に影響を及ぼすため、
差動増幅器の動作におけるバランスはとれ、出力信号に
おける誤差は打ち消されることになる。すなわち、2つ
の入力の電圧差を比較する差動増幅器で上記ノイズ等の
影響がキャンセルでき、電圧比較器の動作精度の劣化を
抑えることができる。また、回路を小型・軽量化するこ
とができる。
【0057】また、上記サブレンジング型A/D変換器
においては、好ましくは、上記第1のインバータ回路
は、上記ディジタル論理回路部によって発生される制御
信号を、信号の変化に対して上記第2の電圧振幅よりも
小さい所定の第3の電圧振幅を有しかつ上記第1の電圧
振幅の中心の電圧とは異なる上記第3の電圧振幅の中心
の電圧を有するような制御信号に変換しかつ反転して反
転制御信号を発生して上記フィードバック線を介して出
力し、上記サブレンジング型A/D変換器は、第1のタ
イミング信号が入力されたとき、上記フィードバック線
を、上記制御信号の信号変化の中心の電圧に近傍する所
定のプリチャージ電圧に、プリチャージするプリチャー
ジ電圧発生回路と、上記フィードバック線から出力され
る反転制御信号に対して容量結合し、上記反転制御信号
の交流成分のみを上記第2のインバータ回路に出力する
結合用キャパシタと、上記第1のタイミング信号が入力
されたとき、上記第2のインバータ回路の入力端子と出
力端子とを短絡して、上記第2のインバータ回路に入力
された反転制御信号を保持させる第1のスイッチ手段
と、第2のタイミング信号が入力されたとき、上記第1
のインバータ回路から出力される反転制御信号を上記フ
ィードバック線に出力する第2のスイッチ手段と、上記
第2のタイミング信号が入力されたとき、上記第2のイ
ンバータから出力される制御信号を上記参照電圧発生回
路のスイッチ群の制御端子に出力する第3のスイッチ手
段とを備え、上記フィードバック線を介して伝送される
上記反転制御信号は、上記プリチャージ電圧を中心とし
て、上記ディジタル論理回路部から出力される制御信号
に応じて上記第3の電圧振幅を有する。従って、フィー
ドバック線の電圧変動の振幅(すなわち、電圧振幅
CH)が従来例に比べて非常に小さくなるため、電圧比
較器内の差動増幅器に及ぼす影響が低減される。これに
よって、電圧比較器の動作精度の劣化を抑える効果が向
上される。従って、フィードバック線の電圧変動による
差動増幅器の入出力信号配線及びトランジスタ素子への
影響を低減させて、差動増幅器の動作精度の劣化を抑え
ることにより、サブレンジグ型A/D変換器におけるA
/D変換精度の性能を大幅に向上できる。
【0058】さらに、上記サブレンジング型A/D変換
器においては、好ましくは、上記プリチャージ電圧発生
回路は、入力端子と出力端子とが短絡されて構成され、
上記プリチャージ電圧を発生して出力する第4のインバ
ータ回路と、上記第1のタイミング信号が入力されたと
き、上記第4のインバータ回路から出力されるプリチャ
ージ電圧を上記フィードバック線に出力する第4のスイ
ッチ手段とを備えた。従って、フィードバック線の電圧
変動による差動増幅器の入出力信号配線及びトランジス
タ素子への影響を低減させて、差動増幅器の動作精度の
劣化を抑えることにより、サブレンジグ型A/D変換器
におけるA/D変換精度の性能を大幅に向上できる。ま
た、回路構成を簡単にし、小型・軽量化することができ
る。
【0059】また、上記サブレンジング型A/D変換器
においては、好ましくは、上記第1のインバータ回路
は、正電源端子と負電源端子とを有し、NMOS電界効
果トランジスタとPMOS電界効果トランジスタとを備
えてなるインバータと、上記インバータの正電源端子と
電圧源との間に接続され、上記電圧源の電圧を、所定の
第1の降下電圧だけ電圧降下させて上記インバータの正
電源端子に供給する第1の抵抗素子と、上記インバータ
の負電源端子と接地との間に接続され、上記インバータ
の負電源端子の電圧を、接地電位に対して上記第1の降
下電圧と異なる所定の第2の降下電圧だけ電圧降下させ
る第2の抵抗素子とを備えた。従って、フィードバック
線の電圧変動による差動増幅器の入出力信号配線及びト
ランジスタ素子への影響を低減させて、差動増幅器の動
作精度の劣化を抑えることにより、サブレンジグ型A/
D変換器におけるA/D変換精度の性能を大幅に向上で
きる。また、回路構成を簡単にし、小型・軽量化するこ
とができる。
【0060】さらに、上記サブレンジング型A/D変換
器においては、好ましくは、上記第1のインバータ回路
は、電圧源に接続された正電源端子と負電源端子とを有
し、NMOS電界効果トランジスタとPMOS電界効果
トランジスタとを備えてなるインバータと、上記インバ
ータの負電源端子と接地との間に接続され、上記インバ
ータの負電源端子の電圧を、接地電位に対して0を超え
る所定の第2の降下電圧だけ電圧降下させる第2の抵抗
素子とを備えた。従って、フィードバック線の電圧変動
による差動増幅器の入出力信号配線及びトランジスタ素
子への影響を低減させて、差動増幅器の動作精度の劣化
を抑えることにより、サブレンジグ型A/D変換器にお
けるA/D変換精度の性能を大幅に向上できる。また、
回路構成を簡単にし、小型・軽量化することができる。
【0061】さらにまた、上記サブレンジング型A/D
変換器においては、好ましくは、上記第1のインバータ
回路は、正電源端子と、接地された負電源端子とを有
し、NMOS電界効果トランジスタとPMOS電界効果
トランジスタとを備えてなるインバータと、上記インバ
ータの正電源端子と電圧源との間に接続され、上記電圧
源の電圧を、所定の第1の降下電圧だけ電圧降下させて
上記インバータの正電源端子に供給する第1の抵抗素子
とを備えた。従って、フィードバック線の電圧変動によ
る差動増幅器の入出力信号配線及びトランジスタ素子へ
の影響を低減させて、差動増幅器の動作精度の劣化を抑
えることにより、サブレンジグ型A/D変換器における
A/D変換精度の性能を大幅に向上できる。また、回路
構成を簡単にし、小型・軽量化することができる。
【0062】さらにまた、上記サブレンジング型A/D
変換器においては、好ましくは、上記第1のインバータ
回路は、差動増幅器を備え、第1のタイミング信号が入
力されたとき、入力される制御信号に応じてソース・ド
レイン間電圧が上記制御信号の電圧振幅よりも小さい電
圧振幅の範囲内で変化するように構成されてなる1対の
第1と第2のMOS電界効果トランジスタと、上記第1
のMOS電界効果トランジスタのゲート電極と上記第2
のMOS電界効果トランジスタのドレイン電極との間、
及び上記第1のMOS電界効果トランジスタのドレイン
電極と上記第2のMOS電界効果トランジスタのゲート
電極との間に接続され、第2のタイミング信号が入力さ
れたとき、上記制御信号に応じた上記第1と第2のMO
S電界効果トランジスタのソース・ドレイン間電圧を上
記第1と第2のMOS電界効果トランジスタにラッチさ
せて、上記制御信号から反転されかつ上記制御信号の電
圧振幅よりも小さい電圧振幅を有する反転制御信号を出
力する1対のスイッチ手段とを備えた。従って、フィー
ドバック線の電圧変動による差動増幅器の入出力信号配
線及びトランジスタ素子への影響を低減させて、差動増
幅器の動作精度の劣化を抑えることにより、サブレンジ
グ型A/D変換器におけるA/D変換精度の性能を大幅
に向上できる。また、回路構成を簡単にし、小型・軽量
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態1であるサブレンジン
グ型A/D変換器の差動増幅器のレイアウトを示す平面
図である。
【図2】 本発明に係る実施形態2であるサブレンジン
グ型A/D変換器におけるフィードバック信号発生回路
からスイッチ群SWiまでの回路を示す回路図である。
【図3】 本発明に係る実施形態3であるサブレンジン
グ型A/D変換器におけるフィードバック信号発生回路
からスイッチ群SWiまでの回路を示す回路図である。
【図4】 従来例及び実施形態におけるサブレンジング
型A/D変換器の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】 図2及び図3におけるインバータ回路JOの
変形例を示す回路図であって、(a)はインバータ回路
の第1の例JO−1を示す回路図であり、(b)はイン
バータ回路の第2の例JO−2を示す回路図であり、
(c)はインバータ回路の第3の例JO−3を示す回路
図であり、(d)はインバータ回路の第4の例JO−4
を示す回路図である。
【図6】 図2及び図3におけるインバータJOの変形
例の第5の例JO−5を示す回路図である。
【図7】 従来例のサブレンジング型A/D変換器の全
体の構成を示す回路図である。
【図8】 図7の電圧比較器CMPiの構成を示す回路
図である。
【図9】 図8の電圧比較器CMPi内の差動増幅器A
MP1,AMP2のレイアウトを示す平面図である。
【図10】 図9の差動増幅器AMP1,AMP2の回
路を示す回路図である。
【図11】 従来例のインバータ回路の入出力電圧特性
を示すグラフである。
【図12】 実施の形態2(図2)のインバータ回路J
Oの入出力電圧特性を示すグラフである。
【図13】 変形例の第1の例(図5(a))のインバ
ータ回路JO−1の入出力電圧特性を示すグラフであ
る。
【図14】 変形例の第5の例(図6)のインバータ回
路JO−5の入出力電圧特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 半導体基板、11,12,13,14,21,2
3,31,32,34,41,43,51,52,5
3,55,62,73,74 NMOS電界効果トラン
ジスタ、15,16,22,24,33,35,42,
44,45,54,61,63,64,65,70,7
5,76 PMOS電界効果トランジスタ、AL 能動
領域、AMP1,AMP2,AMP3,AMP1a,A
MP2a差動増幅器、Cc,Cc1 結合容量、Cf
寄生容量、CMPi 電圧比較器、ENC エンコー
ダ、FB フィードバック信号発生回路、INV1,I
NV11,INV12 インバータ、JDG 判定回
路、JO,JOa,JOb,JO−1乃至JO−5 イ
ンバータ回路、Li フィードバック線、LI1,LI
2 入力信号配線、LM1,LM2 中間接続配線、L
O1,LO2 出力信号配線、RA,RB,RC,R
D,RE,RF,RG,RH 電圧降下用抵抗素子、R
i 抵抗、Sc1,Sc2,Sc3,SS1,SS2,
SS3,SS4 スイッチ、SWi スイッチ群。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位と下位の2段階に分けてA/D変換
    を実行し、上位A/D変換の結果に応じて下位のA/D
    変換を行うための制御信号を、A/D変換の判定を実行
    するディジタル論理回路部から、それぞれ複数の差動増
    幅器を備えた複数の電圧比較器内のフィードバック線を
    介して、複数の参照電圧を発生する参照電圧発生回路の
    スイッチ群の制御端子に帰還させるサブレンジング型A
    /D変換器において、 上記各差動増幅器は、差動増幅を実行する複数のトラン
    ジスタを備え、 上記各差動増幅器において、上記複数のトランジスタ
    は、上記フィードバック線を軸として対称的に配置され
    たことを特徴とするサブレンジング型A/D変換器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサブレンジング型A/D
    変換器において、 上記各差動増幅器の1対の入力信号配線は互いに上記フ
    ィードバック線を軸として対称的に配置され、 上記各差動増幅器の1対の出力信号配線は互いに上記フ
    ィードバック線を軸として対称的に配置されたことを特
    徴とするサブレンジング型A/D変換器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のサブレンジング型
    A/D変換器において、 上記ディジタル論理回路部によって発生される制御信号
    は、信号の変化に対して所定の第1の電圧振幅を有し、 上記サブレンジング型A/D変換器は、 上記ディジタル論理回路部によって発生される制御信号
    を、信号の変化に対して上記第1の電圧振幅よりも小さ
    い所定の第2の電圧振幅を有するような制御信号に変換
    しかつ反転して反転制御信号を発生して上記フィードバ
    ック線を介して出力する第1のインバータ回路と、 上記第1のインバータ回路からフィードバック線を介し
    て出力される反転制御信号を、信号の変化に対して上記
    第1の電圧振幅を有するような制御信号に変換しかつ反
    転して制御信号を発生して上記参照電圧発生回路のスイ
    ッチ群の制御端子に出力する第2のインバータ回路とを
    さらに備えたことを特徴とするサブレンジング型A/D
    変換器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のサブレンジング型A/D
    変換器において、 上記第1のインバータ回路は、上記ディジタル論理回路
    部によって発生される制御信号を、信号の変化に対して
    上記第2の電圧振幅よりも小さい所定の第3の電圧振幅
    を有しかつ上記第1の電圧振幅の中心の電圧とは異なる
    上記第3の電圧振幅の中心の電圧を有するような制御信
    号に変換しかつ反転して反転制御信号を発生して上記フ
    ィードバック線を介して出力し、 上記サブレンジング型A/D変換器は、 第1のタイミング信号が入力されたとき、上記フィード
    バック線を、上記制御信号の信号変化の中心の電圧に近
    傍する所定のプリチャージ電圧に、プリチャージするプ
    リチャージ電圧発生回路と、 上記フィードバック線から出力される反転制御信号に対
    して容量結合し、上記反転制御信号の交流成分のみを上
    記第2のインバータ回路に出力する結合用キャパシタ
    と、 上記第1のタイミング信号が入力されたとき、上記第2
    のインバータ回路の入力端子と出力端子とを短絡して、
    上記第2のインバータ回路に入力された反転制御信号を
    保持させる第1のスイッチ手段と、 第2のタイミング信号が入力されたとき、上記第1のイ
    ンバータ回路から出力される反転制御信号を上記フィー
    ドバック線に出力する第2のスイッチ手段と、 上記第2のタイミング信号が入力されたとき、上記第2
    のインバータから出力される制御信号を上記参照電圧発
    生回路のスイッチ群の制御端子に出力する第3のスイッ
    チ手段とを備え、 上記フィードバック線を介して伝送される上記反転制御
    信号は、上記プリチャージ電圧を中心として、上記ディ
    ジタル論理回路部から出力される制御信号に応じて上記
    第3の電圧振幅を有することを特徴とするサブレンジン
    グ型A/D変換器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のサブレンジング型A/D
    変換器において、 上記プリチャージ電圧発生回路は、 入力端子と出力端子とが短絡されて構成され、上記プリ
    チャージ電圧を発生して出力する第4のインバータ回路
    と、 上記第1のタイミング信号が入力されたとき、上記第4
    のインバータ回路から出力されるプリチャージ電圧を上
    記フィードバック線に出力する第4のスイッチ手段とを
    備えたことを特徴とするサブレンジング型A/D変換
    器。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のサブレンジング型
    A/D変換器において、 上記第1のインバータ回路は、 正電源端子と負電源端子とを有し、NMOS電界効果ト
    ランジスタとPMOS電界効果トランジスタとを備えて
    なるインバータと、 上記インバータの正電源端子と電圧源との間に接続さ
    れ、上記電圧源の電圧を、所定の第1の降下電圧だけ電
    圧降下させて上記インバータの正電源端子に供給する第
    1の抵抗素子と、 上記インバータの負電源端子と接地との間に接続され、
    上記インバータの負電源端子の電圧を、接地電位に対し
    て上記第1の降下電圧と異なる所定の第2の降下電圧だ
    け電圧降下させる第2の抵抗素子とを備えたことを特徴
    とするサブレンジング型A/D変換器。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載のサブレンジング
    型A/D変換器において、 上記第1のインバータ回路は、 電圧源に接続された正電源端子と負電源端子とを有し、
    NMOS電界効果トランジスタとPMOS電界効果トラ
    ンジスタとを備えてなるインバータと、 上記インバータの負電源端子と接地との間に接続され、
    上記インバータの負電源端子の電圧を、接地電位に対し
    て0を超える所定の第2の降下電圧だけ電圧降下させる
    第2の抵抗素子とを備えたことを特徴とするサブレンジ
    ング型A/D変換器。
  8. 【請求項8】 請求項4又は5記載のサブレンジング型
    A/D変換器において、 上記第1のインバータ回路は、 正電源端子と、接地された負電源端子とを有し、NMO
    S電界効果トランジスタとPMOS電界効果トランジス
    タとを備えてなるインバータと、 上記インバータの正電源端子と電圧源との間に接続さ
    れ、上記電圧源の電圧を、所定の第1の降下電圧だけ電
    圧降下させて上記インバータの正電源端子に供給する第
    1の抵抗素子とを備えたことを特徴とするサブレンジン
    グ型A/D変換器。
  9. 【請求項9】 請求項4又は5記載のサブレンジング型
    A/D変換器において、 上記第1のインバータ回路は、差動増幅器を備え、 第1のタイミング信号が入力されたとき、入力される制
    御信号に応じてソース・ドレイン間電圧が上記制御信号
    の電圧振幅よりも小さい電圧振幅の範囲内で変化するよ
    うに構成されてなる1対の第1と第2のMOS電界効果
    トランジスタと、 上記第1のMOS電界効果トランジスタのゲート電極と
    上記第2のMOS電界効果トランジスタのドレイン電極
    との間、及び上記第1のMOS電界効果トランジスタの
    ドレイン電極と上記第2のMOS電界効果トランジスタ
    のゲート電極との間に接続され、第2のタイミング信号
    が入力されたとき、上記制御信号に応じた上記第1と第
    2のMOS電界効果トランジスタのソース・ドレイン間
    電圧を上記第1と第2のMOS電界効果トランジスタに
    ラッチさせて、上記制御信号から反転されかつ上記制御
    信号の電圧振幅よりも小さい電圧振幅を有する反転制御
    信号を出力する1対のスイッチ手段とを備えたことを特
    徴とするサブレンジング型A/D変換器。
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