JPH09296693A - セグメントの接合部構造 - Google Patents
セグメントの接合部構造Info
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- JPH09296693A JPH09296693A JP8109297A JP10929796A JPH09296693A JP H09296693 A JPH09296693 A JP H09296693A JP 8109297 A JP8109297 A JP 8109297A JP 10929796 A JP10929796 A JP 10929796A JP H09296693 A JPH09296693 A JP H09296693A
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Abstract
おけるセグメントどうしの三次元的な相対誤差を吸収し
てセグメントどうしを確実にかつ容易に接合できること
を可能にしたセグメントの接合部構造を提供する。 【解決手段】 大断面トンネルの周方向に隣接する鋼製
セグメント1の端部間に設置してあって、両端部が前記
鋼製セグメント1の端部に形成された接合孔3にそれぞ
れ挿通してある長ボルト2aと、前記長ボルト2aの端部に
順に取り付けてあって、前記長ボルト2aの端部を前記鋼
製セグメント1に対して任意の方向に回転できるように
してある受け座金2bおよび当接座金2cと、前記長ボルト
2aの端部に螺合してあって、前記長ボルト2aの端部を前
記鋼製セグメント1にそれぞれ固定する固定ナット2dと
を備えて構成する。また、受け座金2bと当接座金2cとを
互いに当接させ、かつ前記受け座金2aに凹曲面部2eを形
成し、当接座金2cに前記凹曲面部2e内を自由にスライド
する凸曲面部2fを形成する。
Description
面シールドトンネルを近接して施工し、この小断面シー
ルドトンネル間を接合して一体化し、その内側を掘削す
ることにより大断面トンネルを構築する際に、セグメン
トどうしを接合するセグメントの接合部構造に関する。
効率良く、かつ経済的に構築する方法として、例えば図
6および図7に示すように、複数の小断面シールドトン
ネルaを近接して構築し、この小断面シールドトンネル
aどうしを互いに接合した後に、この複数の小断面シー
ルドトンネルaによって構成される大断面のトンネルA
内を在来工法によって掘削することにより、大断面トン
ネルを構築する方法を開発した。
周を鋼製セグメントで覆工する場合、小断面シールドト
ンネルa,a 間の接合部イ(図7参照)において、大断面
トンネルの周方向に隣接する鋼製セグメントの主桁どう
しを連結することにより、鋼製セグメントを大断面トン
ネルAの構造部材(特に引っ張り抵抗材)として有効に
機能させることができる。このため、鋼製セグメントを
大断面トンネルの構造部材として有効に機能させるため
には、小断面シールドトンネルa,a 間の接合部における
鋼製セグメントどうしの接合を確実に行う必要がある。
ドトンネルa,a 間の接合部におけるセグメントどうしの
接合部には、小断面シールドトンネルaの掘進時にシー
ルド機がトンネル軸方向(X方向)、トンネル軸直角方
向(Y方向)およびトンネル鉛直方向(Z方向)に移動
することにより生ずる誤差と、シールド機がトンネル軸
方向、トンネル軸直角方向およびトンネル鉛直方向を軸
にそれぞれ回転移動(ローリング、ピッチング、ヨーイ
ング)することにより生じる誤差とが組み合わさって三
次元的な相対誤差が発生する(図8(a) 〜(g) 参照)。
添接板を使用した摩擦接合などの接合方法は、施工的に
困難であったり、要求品質を充分満足できないなどの課
題があった。
なされたもので、特に小断面シールドトンネル間の接合
部におけるセグメントどうしの三次元的な相対誤差を吸
収してセグメントどうしを確実にかつ容易に接合できる
ことを可能にしたセグメントの接合部構造を提供するこ
とを目的とする。
トの接合部構造は、トンネルの周方向に隣接するセグメ
ントの端部間に設置してあって、両端部が前記セグメン
トの端部に形成された接合孔にそれぞれ挿通してある長
ボルトと、前記長ボルトの端部に順に取り付けてあっ
て、前記長ボルトの端部を前記セグメントに対して任意
の方向に回転できるようにしてある受け座金および当接
座金と、前記長ボルトの端部に螺合してあって、前記長
ボルトの端部を前記セグメントにそれぞれ固定する固定
ナットとを備えて構成されている。
させ、かつ前記受け座金又は当接座金の一方に凹曲面部
を形成し、他方に前記凹曲面部内を自由にスライドする
凸曲面部が形成されている。
一形態を示し、図において、符号1は小断面シールドト
ンネルaの軸方向および円周方向に互いに接合しながら
それぞれ設置してあって、小断面シールドトンネルaの
内周をそれぞれ覆工する鋼製セグメント、2は小断面シ
ールドトンネルaどうしの接合部における、大断面トン
ネルAの周方向に隣接する鋼製セグメント1,1 間の接合
部に取り付けてあって、大断面トンネルAの周方向に隣
接する鋼製セグメント1どうしを接合するセグメント接
合金具である。
ルaの周方向に平行に延在してある複数本の主桁1aと、
この主桁1a,1a 間に架け渡してあって、主桁1aどうしを
連結する複数本の横桁1bと、この主桁1aと横桁1bとで格
子状に構成された骨組の外側に取り付けてある面板1c
と、前記骨組の円周方向の両端部およびトンネル軸方向
の両側部にそれぞれ取り付けてある妻板1dおよび側板1f
とを有して構成されている。主桁1aおよび横桁1bはいず
れもH形鋼やI形鋼などの形鋼から形成され、面板1c、
妻板1dおよび側板1eはいずれも鋼板から形成されてい
る。
トンネルa,a 間の接合部における、大断面トンネルAの
周方向に隣接する鋼製セグメント1,1 の端部間に架け渡
してあって、端部が鋼製セグメント1の周方向の端部に
位置する横桁1bに形成された接合孔3にそれぞれ挿通し
てある長ボルト2aと、この長ボルト2aの両端部にそれぞ
れ順に取り付けてあって、かつ互いに協働して長ボルト
2aの端部を横桁1bに対して任意の方向に自由に回転でき
るようにしている受け座金2bおよび当接座金2cと、長ボ
ルト2aの両端部に当接座金2cの後から螺合してあって、
長ボルト2aの端部を横桁1bに固定している固定ナット2d
とを有して構成されている。
曲面状の凹曲面部2eが形成されている。一方、当接座金
2cの受け座金2bとの当接部には凹曲面部2e内を自由にス
ライドできるように凸曲面部2fが形成されている。
ける鋼製セグメント1,1 どうしが、セグメント接合金具
2によってこのように接合されていることにより、小断
面シールドトンネルa,a 間の接合部における鋼製セグメ
ント1どうしの三次元的な相対誤差を容易に吸収できて
鋼製セグメント1どうしを容易に接合することができ
る。
ルドトンネル間の接合部における鋼製セグメントどうし
の接合部構造について説明したが、単にトンネルの内周
を覆工するセグメントどうしの接合部にも適用できるこ
とはいうまでもなく、またコンクリート製セグメントど
うしの接合部にも適用できることもいうまでもなく、さ
らに、矩形状シールドトンネルおよび円形状シールドト
ンネルを構築するいずれのセグメントどうしの接合部に
適用できることもいうまでもない。
は、以上説明した構成からなり、セグメントの端部間に
設置してあって、両端部が前記セグメントの端部に形成
された接合孔にそれぞれ挿通してある長ボルトと、前記
長ボルトの端部に順に取り付けてあって、前記長ボルト
の端部を前記セグメントに対して任意の方向に回転でき
るようにしてある受け座金および当接座金と、前記長ボ
ルトの端部に螺合してあって、前記長ボルトの端部を前
記セグメントにそれぞれ固定する固定ナットとを備えて
構成されているので、特に小断面シールドトンネル間の
接合部におけるセグメントどうしの三次元的な相対誤差
を容易に吸収できてセグメントどうしを確実かつ容易に
接合できる効果がある。
させ、かつ前記受け座金又は当接座金の一方に、凹曲面
部を形成し、他方に前記凹曲面部内を自由にスライドす
る凸曲面部を形成することにより、前記長ボルトの端部
を前記セグメントに対して任意の方向に回転できるよう
にしてあるので、簡単な構造でありながら小断面シール
ドトンネル間の接合部におけるセグメントどうしの三次
元的な相対誤差を確実に吸収できる効果がある。
どうしの接合部の構造を示す平面図である。
線、B−B線断面図、(c) と(d)は、セグメント接合金
具の動作を示すセグメント接合部の拡大断面図である。
断面図である。
断面図である。
ある。
…鋼製セグメント、1a…主桁、1b…横桁、1c…面板、1d
…妻板、1f…側板、2…セグメント接合金具、2a…長ボ
ルト、2b…受け座金、2c…当接座金、2d…接合ナット、
2e…凹曲面部、2f…凸曲面部、3…接合孔。
Claims (2)
- 【請求項1】 トンネルの周方向に隣接するセグメント
どうしを接合するセグメントの接合部構造において、前
記セグメントの端部間に設置してあって、両端部が前記
セグメントの端部に形成された接合孔にそれぞれ挿通し
てある長ボルトと、前記長ボルトの端部に順に取り付け
てあって、前記長ボルトの端部を前記セグメントに対し
て任意の方向に回転できるようにしてある受け座金およ
び当接座金と、前記長ボルトの端部に螺合してあって、
前記長ボルトの端部を前記セグメントにそれぞれ固定す
る固定ナットとを備えてなることを特徴とするセグメン
トの接合部構造。 - 【請求項2】 受け座金と当接座金とを互いに当接さ
せ、かつ前記受け座金又は当接座金の一方に凹曲面部を
形成し、他方に前記凹曲面部内を自由にスライドする凸
曲面部を形成してなることを特徴とする請求項第1項記
載のセグメントの接合部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8109297A JP2988370B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | セグメントの接合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8109297A JP2988370B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | セグメントの接合部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09296693A true JPH09296693A (ja) | 1997-11-18 |
JP2988370B2 JP2988370B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=14506618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8109297A Expired - Fee Related JP2988370B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | セグメントの接合部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988370B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007191944A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Fujita Corp | 地中の抗土圧壁用中空エレメント |
JP2021046770A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-03-25 | 川崎重工業株式会社 | シールド掘進機のローリング角度調整方法及びシールド掘進機 |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP8109297A patent/JP2988370B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007191944A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Fujita Corp | 地中の抗土圧壁用中空エレメント |
JP2021046770A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-03-25 | 川崎重工業株式会社 | シールド掘進機のローリング角度調整方法及びシールド掘進機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2988370B2 (ja) | 1999-12-13 |
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