JP2007191944A - 地中の抗土圧壁用中空エレメント - Google Patents

地中の抗土圧壁用中空エレメント Download PDF

Info

Publication number
JP2007191944A
JP2007191944A JP2006011958A JP2006011958A JP2007191944A JP 2007191944 A JP2007191944 A JP 2007191944A JP 2006011958 A JP2006011958 A JP 2006011958A JP 2006011958 A JP2006011958 A JP 2006011958A JP 2007191944 A JP2007191944 A JP 2007191944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow
plate
bar
tunnel
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006011958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4801453B2 (ja
Inventor
Naoaki Fujimoto
Tomohito Isozaki
Kaoru Matsuoka
Makoto Misawa
Taiji Morita
Katsuhiko Takakura
Kazuya Tokida
Shoichi Watabe
誠 三澤
和哉 常田
馨 松岡
泰司 森田
昭一 渡部
智史 磯崎
直昭 藤本
克彦 高倉
Original Assignee
Fujita Corp
Jfe Metal Products & Engineering Inc
Jfe建材株式会社
Taisei Corp
大成建設株式会社
株式会社フジタ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp, Jfe Metal Products & Engineering Inc, Jfe建材株式会社, Taisei Corp, 大成建設株式会社, 株式会社フジタ filed Critical Fujita Corp
Priority to JP2006011958A priority Critical patent/JP4801453B2/ja
Publication of JP2007191944A publication Critical patent/JP2007191944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4801453B2 publication Critical patent/JP4801453B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】隣接する中空エレメント同士の互いの傾斜や三次元的な配置誤差があっても、中空エレメント同士を確実にかつ容易に接続する。
【解決手段】中空エレメント本体1と、その開放部1a,1bの内側に位置してそれぞれ固定された端板2,3と、中空エレメント本体1内に配置され両端が端板2,3に挿通される第一棒材4と、隣接する中空エレメント本体1,1に跨って配置されると共に一端が一方の中空エレメント本体1内の端板2に挿通され、他端が他方の中空エレメント本体1内の端板3に挿通される第二棒材5と、前記第一棒材4及び第二棒材5の両端と端板2,3との間に介在されて適宜圧縮される弾性支持体6,7を備える。端板2,3は、第一棒材4及び第二棒材5の引張力を受ける耐荷板であると共に、施工過程でこの棒材4,5を保持するものである。第一棒材4の引張力と第二棒材5の引張力は、端板2,3に、弾性支持体6,7を介して釣り合うように作用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、地中に、例えば大断面のトンネル外殻等、鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリート構造による連続した抗土圧壁を構築するために、シールド工法又は推進工法により地中に複数列配置され互いに接続される中空エレメントに関する。

大断面のトンネルを施工する方法としては、従来から、地中にトンネルの外殻部となる鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリート構造の抗土圧壁を先行して構築し、その後、この外殻部に囲まれた領域を掘削する方法が知られている。この場合、大断面トンネルの外殻部を構築する方法としては、シールド工法又は推進工法によって、前記大断面トンネルを掘削すべき領域の外周部に沿って並んだ複数列の小断面の中空エレメント(セグメントあるいは推進管など)を配置し、互いに隣接する中空エレメント同士を接続してから、これら各中空エレメントに跨ってコンクリートを充填するといった方法が採用される。

この種の大断面トンネルの施工においては、地中に列状に配置された小断面の中空エレメントの配置形状や配置誤差によって、トンネルの外殻部の周方向に隣接する中空エレメント同士をまっすぐに接続することができない。すなわち、大断面トンネルの外殻部を円筒形あるいは楕円筒形とするような場合は、前記周方向に隣接する中空エレメント同士を互いに傾斜角度をもって接続する必要があり、また、小断面のシールド掘進機の掘進誤差に起因する中空エレメント同士の三次元的な配置誤差によっても、隣接する中空エレメントを互いに傾斜角度をもって接続する必要がある。

そして、このような接続を実現する方法としては、従来から、例えば特許文献1又は特許文献2に開示された技術がある。このうち、特許文献1は、隣接する中空エレメント同士を連結する長ボルトの両端に螺合されたナットの座金として、球面座金を用いることにより、中空エレメント(セグメント)同士の三次元的な配置誤差に対応してボルトの連結方向を調整可能としたものであり、特許文献2は、隣接する中空エレメント(鋼殻)の端板に設けられた挿通孔に、両端部が三次元的に移動可能に挿通されたネジ鉄筋と、その挿通側の端部に固定されて、ネジ鉄筋に作用する引張力を、コンクリートを介して端板に伝達する支圧板とを用いる方法である。
特開平9−296693号公報 特開2005−23523号公報

しかしながら、上記従来技術のうち、特許文献1に記載された方法では、球面同士でスライド可能に組み合わされる多数の球面座金が用いられ、その製作には特別な加工を必要としており、隣接する中空エレメント同士を連結する長ボルトの引張力を受ける端板の板厚を厚くする必要があるため、製作コストが高いものとなる問題がある。

また、特許文献2に記載された方法でも、端板の板厚を厚くする必要があるほか、コンクリートを充填する前に支圧板やフープ筋を支持しておくための固定手段が別途に必要である。そして、隣接する中空エレメント同士を連結するネジ鉄筋の引張力は端板に伝達されるようになっているが、トンネル外殻の強度上、前記引張力は、別途、中空エレメントの内部鋼材にも伝達させる必要がある。

本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであって、その技術的課題とするところは、特殊な部材を必要とせず、隣接する中空エレメント同士の互いの傾斜や三次元的な配置誤差があっても、確実にかつ容易に接続することのできる抗土圧壁用中空エレメントを提供することにある。

上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、本発明に係る地中の抗土圧壁用中空エレメントは、両端の開放部同士が互いに対接又は嵌合するように地中に隣接配置される中空エレメント本体と、この中空エレメント本体に前記開放部の内側に位置してそれぞれ固定された端板と、前記中空エレメント本体内に配置されると共に両端が前記端板に挿通される第一棒材と、互いに対接又は嵌合する前記開放部に双方の中空エレメント本体に跨って配置されると共に一端が一方の中空エレメント本体内の端板に挿通され、他端が他方の中空エレメント本体内の端板に挿通される第二棒材と、前記第一棒材及び第二棒材の両端と前記端板との間に介在されて適宜圧縮される弾性支持体とを備えるものである。

上記構成において、中空エレメント本体の両端開放部近傍に設けられた端板は、第一棒材及び第二棒材の引張力を受ける耐荷板であると共に、施工過程で前記第一棒材及び第二棒材を保持する手段として機能するものである。弾性支持体は、第一棒材及び第二棒材の両端と前記端板の間に弾性的に介在することによって、第一棒材の引張力と第二棒材の引張力は、端板に、両側から弾性支持体を介して釣り合うように作用する。また、このうち第二棒材の両端と前記端板の間に介在する弾性支持体は、隣接する中空エレメントの互いの傾斜や三次元的な配置誤差に応じて変形するクッションとして機能する。

本発明において好ましくは、弾性支持体が、第一棒材及び第二棒材の両端に取り付けられる支圧板と、両端が端板及び前記支圧板に取り付けられるスパイラル筋からなるものとすることができる。この場合、支圧板は、第一棒材及び第二棒材の引張力を、スパイラル筋で囲まれたコンクリートに伝達する作用を有する。また、他の好ましい構成においては、スパイラル筋が、複数の第一棒材又は複数の第二棒材に帯筋のように巻かれたものとしても良い。

本発明に係る地中の抗土圧壁用中空エレメントによれば、地中の抗土圧壁の施工過程で、互いに隣接して地中に配置された各中空エレメント本体の両端開放部近傍に設けられた端板に、その両側に配置した弾性支持体を介して、中空エレメント本体内に配置した第一棒材と、互いに隣接する中空エレメント本体間に配置した第二棒材が弾性的に支持されるため、各端板にその両側から作用する第一棒材及び第二棒材の引張力が互いに相殺されるので、端板の厚さを前記引張力に耐える目的で厚くする必要がなく、取り扱いも容易となる。しかも、前記弾性支持体は、隣接する中空エレメントの互いの傾斜や三次元的な配置誤差を吸収しつつ、第一棒材及び第二棒材を支持するものであるため、中空エレメント本体同士の接続作業が容易であり、ひいては抗土圧壁の施工効率を向上することができる。

また、弾性支持体が、第一棒材及び第二棒材の両端に取り付けられる支圧板と、両端が端板及び前記支圧板に取り付けられるスパイラル筋からなるものとすれば、この支圧板及びスパイラル筋からなる弾性支持体を予め端板に取り付けておくことができるため、作業効率を一層向上することができる。そしてこの場合、スパイラル筋が、複数の第一棒材又は複数の第二棒材に帯筋のように巻かれたものとすることによって、部品数を削減することができる。

以下、本発明に係る地中の抗土圧壁用中空エレメントを大断面トンネルの外殻部の施工用として適用した好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る地中の抗土圧壁用中空エレメントをトンネルの周方向に並んで配置した状態を、トンネルの延長方向と直交する平面で切断して示す断面図、図2は、図1の一部を拡大して示す断面図、図3は、未接続の抗土圧壁用中空エレメントを、トンネルの延長方向と直交する平面で切断して示す断面図である。

まず図1において、参照符号Gは地盤、E,E,Eは、地盤G中に図示の断面と直交する方向へ延びると共に、図示の断面において横長の楕円をなすように並んで配置された地中の抗土圧壁用中空エレメント(以下、中空エレメントと略称する)、Mは作業員である。

中空エレメントEは、図2及び図3に示されるように、トンネル延長方向と直交する断面形状(図示の断面形状)が長円の一端を凹ませた形状をなし両端に開放部1a,1bを有する中空エレメント本体1と、この中空エレメント本体1内に前記開放部1a,1bの内側に位置してそれぞれ固定された第一端板2及び第二端板3と、中空エレメント本体1内に配置されると共に両端が第一端板2及び第二端板3に挿通される複数の第一棒材4と、トンネルの周方向に隣接する中空エレメント本体1の、互いに嵌合された開放部1a,1bを貫通するように、双方の中空エレメント本体1,1に跨って配置されると共に一端が一方の中空エレメント本体1内の第一端板2に挿通され、他端が他方の中空エレメント本体1内の第二端板3に挿通される複数の第二棒材5と、前記第一棒材4の両端と前記各端板2,3との間に介在されて適宜圧縮される第一弾性支持体6と、第二棒材5の両端と前記各端板2,3との間に介在されて適宜圧縮される第二弾性支持体7とを備える。

詳しくは、中空エレメント本体1は鋼材からなるものであって、すなわち図3に示されるように、略U字形に延びると共に図示の断面と直交する方向(トンネル延長方向)に所定間隔で配置された肋状鉄骨11と、この肋状鉄骨11の対向端部11a,11b近傍の間を支持する柱状鉄骨12と、肋状鉄骨11及び柱状鉄骨12の外側を包むように貼り付けられた薄肉鋼板13と、トンネル延長方向に隣接する肋状鉄骨11同士を連結する鉄骨(不図示)からなる。すなわち、この中空エレメント本体1は、トンネル延長方向と直交する断面が、長円の片側の湾曲部をコ字型に凹ませた形状となっており、すなわち、肋状鉄骨11の対向端部11a,11b及び柱状鉄骨12と、この部分に貼られた薄肉鋼板13aによって、一端にコ字形の凹部10を有する形状となっている。

また、中空エレメント本体1の両端は、その凹部10に貼られた薄肉鋼板13aと、その反対側の、肋状鉄骨11の湾曲部11cに貼られた薄肉鋼板13bを除去することによって開放され、開放部1a,1bが形成されるようになっている。

第一端板2は、鋼板を略コ字形に屈曲させて製作したものであって、トンネル延長方向へ、例えば中空エレメント本体1の1リング分だけ延びており、第一棒材4を遊挿可能な複数の孔2a及び第二棒材5を遊挿可能な複数の孔2bが、所定間隔で開設されている。そしてこの第一端板2は、中空エレメント本体1の凹部10に形成される開放部1aの内側に位置して一対配置され、それぞれ図示の断面における両端が中空エレメント本体1の柱状鉄骨12に固定されている。

第二端板3は、平板状の鋼板からなるものであって、トンネル延長方向へ、例えば中空エレメント本体1の1リング分だけ延びており、第一棒材4を遊挿可能な複数の孔3a及び第二棒材5を遊挿可能な複数の孔3bが所定間隔で開設されている。そしてこの第二端板3は、中空エレメント本体1の凹部10と反対側に形成される開放部1bの内側に位置して一対配置され、それぞれ一端が中空エレメント本体1の肋状鉄骨11に固定されている。

トンネルの周方向に隣接する中空エレメント本体1,1同士が互いに傾斜角度をもって接続されることを考慮して、中空エレメント本体1の凹部10(柱状鉄骨12)は、中空エレメント本体1における両端円筒面の中心を通る直線L(図3参照)と垂直な面に対して傾斜しており、したがって前記凹部10の薄肉鋼板13aを除去することによって形成される開放部1aは、前記直線Lに対して適当に傾斜した方向を向いている。またこのため、柱状鉄骨12に略平行に固定された第一端板2も直線Lと垂直な面に対して傾斜しており、第二端板3は、第一端板2と略対称に傾斜している。

第一棒材4及び第二棒材5は、例えば鉄筋材からなるものであって、その両端には雄螺子部(図示省略)が形成されている。

第一弾性支持体6は、第一棒材4の両端に挿通されると共に、この第一棒材4の両端の雄螺子部と螺合するナット41を介して固定される支圧板61と、両端が第一端板2又は第二端板3と支圧板61に一体的に取り付けられるスパイラル筋(スパイラル状の割裂補強筋)62からなる。

第二弾性支持体7は、第二棒材5の両端に挿通されると共に、この第二棒材5の両端の雄螺子部と螺合するナット51を介して固定される支圧板71と、両端が第一端板2又は第二端板3と支圧板71に一体的に取り付けられるスパイラル筋(スパイラル状の割裂補強筋)72からなる。

したがって、第一棒材4と、その両端の第一弾性支持体6(支圧板61及びスパイラル筋62)は、一本ごと、または、複数本を一組として設置可能であり、第一弾性支持体6は、予め溶接等によって第一端板2又は第二端板3に取り付けておくことができる。また、第二棒材5と、その両端の第二弾性支持体7(支圧板71及びスパイラル筋72)も同様である。

なお、図1において、地盤G中に横長の楕円をなすように並んで配置された中空エレメントE,E,Eのうち、最上部に位置する中空エレメントEは、中空エレメント本体1の凹部10が、中空エレメント接続方向(トンネルの周方向)両側に設けられたものであり、最下部に位置する中空エレメントEは、中空エレメント本体1の凹部10が存在せず、すなわち肋状鉄骨11が長円状に連続した形状に形成されたものであり、その他の部分は、上述の中空エレメントEと同様の構造を備えている。

これらの中空エレメントE,E,Eは、公知のシールド工法又は推進工法によって地盤G中に施工されるものである。図4は、推進工法による地中への各中空エレメントの配置方法の一例を示す説明図である。

すなわち、図4に示される推進工法による中空エレメントEの施工においては、まず地盤Gに発進立坑Hが設けられ、この発進立坑Hの発進坑口Haから推進用ジャッキ101によって、掘進機102を地盤G中へ押し出し、掘進機102による水平方向への地中掘進を開始する。発進立坑Hでは、掘進機102が中空エレメントEの1個分の長さに相当する距離だけ地盤G中を掘進した時点で、後端に中空エレメントEを連結し、推進用ジャッキ101により発進坑口Haから押し出して行く。

掘進機102は、この推進用ジャッキ101によって、中空エレメントEを介して推進力を与えられる。そして、掘進機102が更に中空エレメントEの1個分の長さに相当する距離だけ地盤G中を掘進した時点で、前記中空エレメントEの後端に、次の(2個目の)中空エレメントEを連結し、推進用ジャッキ101により押し出して行く。なお、先行する既設の中空エレメントEと、その後方に継ぎ足される新設の中空エレメントE(E,E)は、互いに結合される。

そして、上述のようにして、掘進機102の掘進に伴って、中空エレメントEを順次連結して押し出して行くことにより、掘進機102が、不図示の到達立坑内に到達したら、掘進機102を中空エレメントEから取り外す。このようにして、地盤G内には、長手方向に互いに連結された複数の中空エレメントEからなる列状の構築物が形成されることになる。中空エレメントE,Eの施工も同様である。

なお、図1に示される例においては、まず上述のような推進工法(又はシールド工法)によってトンネル最上部の中空エレメントEを施工し、そこからトンネル周方向に隣接する中空エレメントEを順次施工し、最後にトンネル最下部の中空エレメントEを施工する。この場合、新設される中空エレメントE(又はE)は、肋状鉄骨11の湾曲部11c側の端部が、先行施工された中空エレメントE(又はE)の凹部10と嵌合されるようにする。このようにすれば、新設中空エレメントE(又はE)は、既設中空エレメントE(又はE)の凹部10にガイドされながら地中へ挿入されて行き、各中空エレメントE,E,Eは、地盤G中に、トンネルの延長方向と直交する断面において横長の楕円をなすように互いに連設配置することができる。

図4のような推進工法(又はシールド工法)による施工が終わった中空エレメントEには、図2に示されるように作業員Mが入り込み、凹部10に貼られた薄肉鋼板13a及びこの凹部10に嵌合した隣接中空エレメントEの湾曲部11cに貼られた薄肉鋼板13bを除去することによって開放部1a,1bを形成する。すなわち、トンネル周方向に隣接する中空エレメント本体1,1の内部空間は、この開放部1a,1bを通じて互いに連続した空間となる。またこのとき、中空エレメント1,1の接合部の両側地盤には止水用の固結材Sを注入することによって止水する。

次に、中空エレメント本体1内に複数の第一棒材4を配置して、その両端を、第一端板2及び第二端板3とこれに取り付けられた第一弾性支持体6(スパイラル筋62,支圧板61)に挿通してナット41で固定すると共に、第二棒材5を、互いに重合された開放部1a,1bを貫通するように中空エレメント本体1,1に跨って配置して、その両端を、第一端板2及び第二端板3とこれに取り付けられた第二弾性支持体7(スパイラル筋72,支圧板71)に挿通してナット51で固定する。

ここで、第一弾性支持体6と第二弾性支持体7は第一端板2及び第二端板3の各両側に取り付けられているので、第一棒材4及び第二棒材5の引張力による負荷が、第一弾性支持体6と第二弾性支持体7を介して第一端板2及び第二端板3に対して互いに反対側から作用する。このため、第一端板2及び第二端板3にその両側から作用する荷重が互いに相殺されることになり、第一弾性支持体6及び第二弾性支持体7のスパイラル筋62,72が互いに釣り合うように圧縮変形されるため、第一端板2及び第二端板3の肉厚を大きくするといった必要がない。

また、トンネルの周方向に隣接する中空エレメント本体1,1は、先に説明したように、互いに傾斜した状態で配置され、また、推進工法(又はシールド工法)による施工時の配置誤差もあるため、中空エレメント本体1内に取り付けられた第一棒材4と、中空エレメント本体1,1の開放部1a,1bを通って第一棒材4,4間に配置された第二棒材5も、互いに傾斜しており、このような互いの傾斜は、第一弾性支持体6におけるスパイラル筋62の変形によって容易に吸収される。

次に、図5は、接続した中空エレメントにコンクリートを充填してトンネルの外殻部を形成した状態を、トンネルの延長方向と直交する平面で切断して示す断面図、図6は、図5の一部を拡大して示す断面図である。

すなわち、すべての中空エレメントE,E,E(トンネルの全周)について、上述の第一棒材4及び第二棒材5の取付作業が終わったら、図5に示されるように、これらの中空エレメントE,E,E内にコンクリートCを充填する。中空エレメントE,E,Eの内部空間は、互いに重合した中空エレメント本体1の開放部1a,1bを通じて連続しているため、充填されたコンクリートCはトンネル周方向に行き渡り、水和反応によって経時的に硬化する。そしてこれに伴い、図6に示されるように、第一棒材4及び第二棒材5、第一弾性支持体6及び第二弾性支持体7等は、充填されたコンクリートCに埋設一体化されることになり、この状態において、第一弾性支持体6における支圧板61は、第一棒材4の引張力を、スパイラル筋62で囲まれたコンクリートに伝達する作用を奏し、第二弾性支持体7における支圧板71は、第二棒材5の引張力を、スパイラル筋72で囲まれたコンクリートに伝達する作用を奏する。

以上のような工程によって、鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリート構造による連続した抗土圧壁である図5のような大断面のトンネル外殻部Aを構築することができる。

図7は、上述のようにして施工された大断面のトンネル外殻部Aで囲まれた領域に、シールド工法などによって、複数の地下高速道路(例えば2〜3車線の本線トンネルTと1〜2車線のランプトンネルT)を施工した例を示すものである。

なお、上述の形態では、第一弾性支持体6及び第二弾性支持体7のスパイラル筋62,72が、各第一棒材4及び第二棒材5の外周に設けられているが、図8に示されるように、スパイラル筋62,72が、複数の第一棒材4又は複数の第二棒材5に帯筋のように巻かれたものとしても良い。この場合も、スパイラル筋62,72は、両端を支圧板61,71と端板2,3に予め溶接等によって取り付けておくことができる。

本発明に係る地中の抗土圧壁用中空エレメントをトンネルの周方向に並んで配置した状態を、トンネルの延長方向と直交する平面で切断して示す断面図である。 図1の一部を拡大して示す断面図である。 未接続状態の抗土圧壁用中空エレメントを、トンネルの延長方向と直交する平面で切断して示す断面図である。 地中への各中空エレメントの配置方法の一例を示す説明図である。 接続した中空エレメントにコンクリートを充填してトンネルの外殻部を形成した状態を、トンネルの延長方向と直交する平面で切断して示す断面図である。 図5の一部を拡大して示す断面図である。 トンネル内に地下高速道路を施工した状態を、トンネルの延長方向と直交する平面で切断して示す断面図である。 弾性支持体の形状変更例を示す説明図である。

符号の説明

1 中空エレメント本体
1a,1b 開放部
10 凹部
11 肋状鉄骨
11a,11b 対向端部
12 柱状鉄骨
13,13a,13b 薄肉鋼板
2 第一端板
3 第二端板
4 第一棒材
41,51 ナット
5 第二棒材
6 第一弾性支持体
61,71 支圧板
62,72 スパイラル筋
7 第二弾性支持体
A トンネル外殻部(抗土圧壁)
E,E,E 中空エレメント
G 地盤

Claims (3)

  1. 両端の開放部同士が互いに対接又は嵌合するように地中に隣接配置される中空エレメント本体と、この中空エレメント本体に前記開放部の内側に位置してそれぞれ固定された端板と、前記中空エレメント本体内に配置されると共に両端が前記端板に挿通される第一棒材と、互いに対接又は嵌合する前記開放部に双方の中空エレメント本体に跨って配置されると共に一端が一方の中空エレメント本体内の端板に挿通され、他端が他方の中空エレメント本体内の端板に挿通される第二棒材と、前記第一棒材及び第二棒材の両端と前記端板との間に介在されて適宜圧縮される弾性支持体とを備えることを特徴とする地中の抗土圧壁用中空エレメント。
  2. 弾性支持体が、第一棒材及び第二棒材の両端に取り付けられる支圧板と、両端が端板及び前記支圧板に取り付けられるスパイラル筋からなることを特徴とする請求項1に記載の地中の抗土圧壁用中空エレメント。
  3. スパイラル筋が、複数の第一棒材又は複数の第二棒材に帯筋のように巻かれたことを特徴とする請求項2に記載の地中の抗土圧壁用中空エレメント。
JP2006011958A 2006-01-20 2006-01-20 地中の抗土圧壁用中空エレメント Active JP4801453B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006011958A JP4801453B2 (ja) 2006-01-20 2006-01-20 地中の抗土圧壁用中空エレメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006011958A JP4801453B2 (ja) 2006-01-20 2006-01-20 地中の抗土圧壁用中空エレメント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007191944A true JP2007191944A (ja) 2007-08-02
JP4801453B2 JP4801453B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=38447858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006011958A Active JP4801453B2 (ja) 2006-01-20 2006-01-20 地中の抗土圧壁用中空エレメント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4801453B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5765490A (en) * 1980-10-06 1982-04-21 Masashi Ochiai Flexible waterproof joint of segment ring
JPH0193295U (ja) * 1987-12-11 1989-06-19
JPH06235298A (ja) * 1993-02-10 1994-08-23 Toda Constr Co Ltd セグメント
JPH09235983A (ja) * 1996-03-04 1997-09-09 Taisei Corp トンネルの接続工法
JPH09296693A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Kajima Corp セグメントの接合部構造
JPH10331595A (ja) * 1997-05-28 1998-12-15 Kajima Corp セグメントの接合部構造
JP2000104492A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Kajima Corp シールドトンネルの接続部の構造
JP2005023523A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Jfe Engineering Kk 鋼殻の接合部構造

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5765490A (en) * 1980-10-06 1982-04-21 Masashi Ochiai Flexible waterproof joint of segment ring
JPH0193295U (ja) * 1987-12-11 1989-06-19
JPH06235298A (ja) * 1993-02-10 1994-08-23 Toda Constr Co Ltd セグメント
JPH09235983A (ja) * 1996-03-04 1997-09-09 Taisei Corp トンネルの接続工法
JPH09296693A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Kajima Corp セグメントの接合部構造
JPH10331595A (ja) * 1997-05-28 1998-12-15 Kajima Corp セグメントの接合部構造
JP2000104492A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Kajima Corp シールドトンネルの接続部の構造
JP2005023523A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Jfe Engineering Kk 鋼殻の接合部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP4801453B2 (ja) 2011-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100385237B1 (ko) 고정장치를 구축하는 방법, 부재 및 철근
KR100952207B1 (ko) 프리캐스트 교각과 기초의 연결구조 및 연결시공방법
JP4183470B2 (ja) 地下構造物およびその構築工法
KR101518565B1 (ko) 강관삽입형 띠장 및 버팀보
JP2006104747A (ja) 脚柱の接合部構造および接合方法
US20150000227A1 (en) Splice sleeve with elliptical or compound curve cross section
KR100713787B1 (ko) 지하 구조물 조립체 및 이를 이용한 지하 구조물 축조 방법
JP2006322222A (ja) 大断面トンネルの構築方法
JP2005282174A (ja) 鋼管矢板継手、鋼管矢板の継手構造および鋼管矢板基礎
JP2003314197A (ja) 管渠の補修方法、及び管渠内補修部構造
JP4957894B2 (ja) 送電用鉄塔の補強方法
US10161090B2 (en) Method for launching/constructing bridge using assembly of precast bottom plate and concrete-filled steel tube truss girder
KR101897415B1 (ko) Cip벽체 형성장치 및 이를 이용한 시공방법
KR101223667B1 (ko) 프리캐스트 콘크리트 패널을 이용한 관개용수로 및 이 시공방법
US20070039283A1 (en) Prefabricated segmental concrete filled tube member, and fabrication structure and method using the same
KR101278687B1 (ko) 박스형 추진 강관 구조, 및 이를 이용한 지중구조물의 시공방법
JP4786485B2 (ja) 断面h形鋼材の補強構造および補強方法
KR101308575B1 (ko) 띠장-버팀보 일체형 세그먼트
KR101099885B1 (ko) 콘크리트 블록 조립체를 이용한 아치 구조물 및 이를 이용한 아치 구조물의 시공방법
JP6243147B2 (ja) 湾曲状プレキャスト部材相互の連結方法及びその連結構造
JP2004169474A (ja) トンネル切り広げ部の連結構造
JP4386804B2 (ja) 既設鉄塔の耐震補強構造
US9085977B2 (en) Rib for supporting and reinforcing an excavation
JP2015105513A (ja) 外殻シールドトンネルの施工方法
JP2009154400A (ja) 合成セグメント

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4801453

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250