JPH09295799A - 作業車における操作レバーの安全装置 - Google Patents

作業車における操作レバーの安全装置

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JPH09295799A
JPH09295799A JP10911396A JP10911396A JPH09295799A JP H09295799 A JPH09295799 A JP H09295799A JP 10911396 A JP10911396 A JP 10911396A JP 10911396 A JP10911396 A JP 10911396A JP H09295799 A JPH09295799 A JP H09295799A
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JP
Japan
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sensor
operating lever
work vehicle
lever
operation lever
Prior art date
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Pending
Application number
JP10911396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Satake
宏之 佐竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偶然に操作レバーが傾倒したとしても不意に被
制御体が作動することなく、作業車において安全性の高
い操作レバーを提供する。 【解決手段】操作レバー10により操作可能な被制御体
が搭載された作業車において、前記操作レバー10の把
持部11には、センサ13が埋設され、該センサ13か
らの検出信号に基づいて操作レバー10による被制御体
の操作が可能に構成されている。前記センサ13は、接
触センサであり、該接触センサが操作レバー10の把持
部11に形成された溝12内に没入配置されている。前
記センサは、テープスイッチであり、該テープスイッチ
が操作レバーの把持部に巻回配置されるとともに、周囲
がカバー体で被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車における操
作レバーの安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、高所作業車においては、ブーム
の旋回、起伏、伸縮や、作業台の首振りなどが作業台等
に設けられた操作レバーの操作によって行われている。
【0003】この操作は、操作レバーを単に所定の方向
に傾倒させることによって行われているため、操作の意
思がないにもかかわらず、作業者の体の一部や工具等が
操作レバーに触れただけでもブームなどが作動してしま
い、思わぬ事故に成り兼ねない。
【0004】そのため、従来においては、実開昭61−
83700号公報記載のものなどに見られるように、作
業台の底部に安全スイッチを解除するペダルを設け、こ
のペダルを踏んで安全スイッチを解除しないと操作レバ
ーによる操作ができないようにした安全装置が提供され
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような安全装置では、作業者は、操作レバーとペダ
ルとを手と足とで操作する必要があり、操作性が悪いと
いう問題があった。
【0006】また、作業台の底部にペダルを配置するた
め、ペダルの分だけ足もとの自由度が小さくなるととも
に、ペダルに足を引っ掛ける恐れもあり、作業性が悪い
という問題があった。
【0007】さらに、電気工事用の作業車の作業台は、
絶縁のためFRP製であり、これに前記ペダル取付用の
穴や電線を貫通させるための穴を形成することは禁止さ
れており、加工が難しい。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
作業車における操作レバーの安全装置は、操作レバーに
より操作可能な被制御体が搭載された作業車において、
前記操作レバーの把持部には、センサが埋設され、該セ
ンサからの検出信号に基づいて操作レバーによる被制御
体の操作が可能に構成されたものである。
【0009】本発明の請求項2記載の作業車における操
作レバーの安全装置は、前記センサは、静電容量式の接
触センサであり、該接触センサが操作レバーの把持部に
形成された溝内に没入配置されたものである。
【0010】本発明の請求項3記載の作業車における操
作レバーの安全装置は、前記センサは、感圧センサまた
は触知感応センサであり、該センサが操作レバーの把持
部に巻回配置されるとともに、周囲がカバー体で被覆さ
れたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、本実施の形態では、作業車
として高所作業車を例に採って説明する。
【0012】図1は、高所作業車の全体構成を示してい
る。
【0013】図1において、1は、車体2上に搭載され
た旋回ポストであって、該旋回ポスト1の上部に作業台
5を備えたブーム3が起伏自在に設けられている。
【0014】旋回ポスト1は、図示しない旋回モータに
よって水平旋回自在に設けられている。
【0015】前記ブーム3は、多段伸縮式であって、内
蔵された図示しない伸縮シリンダによって伸縮自在に、
且つブーム3と前記旋回ポスト1との間に配設された起
伏シリンダ4によって起伏自在に構成されている。
【0016】前記作業台5は、前記ブーム3の先端に設
けられており、ブーム3の先端に対して水平方向に首振
り自在に構成されている。
【0017】また、この作業台5は、図示しない水平シ
リンダによりブーム3の起伏に対して常時水平状態を保
持するように構成されている。
【0018】6は、前記作業台5に設けられた操作装置
である。操作装置6は、図2に示すように、2本の操作
レバー10、10を備えている。これら操作レバー1
0、10は、その把持部を左右方向もしくは前後方向に
傾倒させることで、前記ブーム3の起伏、伸縮や、旋回
ポスト1の旋回に伴うブーム3の旋回、作業台5の首振
り操作を行うように構成されている。
【0019】詳しくは、一方の操作レバー10を前方に
倒すことでブーム3が縮退し、手前に倒すことでブーム
が伸長する。また、一方の操作レバー10を右側に倒す
ことで作業台5が右側に首振り動作し、左側に倒すこと
で作業台5が左側に首振り動作する。
【0020】さらに、他方の操作レバー10を前方に倒
すことでブーム3が上方に起立し、手前に倒すことでブ
ーム3が下方に伏倒する。また、他方の操作レバー10
を右側に倒すことでブーム3が右側に旋回し、左側に倒
すことでブーム3が左側に旋回する。
【0021】上述のように操作された各操作レバー10
は、図3に示すように、その把持部11の外周面に溝1
2が形成されており、該溝12の底部にタッチセンサ1
3が配設されている。
【0022】タッチセンサ13は、このタッチセンサ1
3に作業者が触れることによる静電容量の変化をとらえ
るもので、作業者が前述したブーム等の操作を行うため
に操作レバー10を握った際に、作業者の手がタッチセ
ンサ13に触れることによって検出する。そして、この
タッチセンサ13が検出した場合のみ操作レバー10に
よる各操作が可能なように回路が構成されている。
【0023】従って、溝12の幅及び深さは、作業者が
操作する意思をもって操作レバー10の把持部11を把
持した場合のみ作業者の手がタッチセンサ13に触れる
ように設定されている。
【0024】なお、図1における符号7は高所作業に必
要な工具が収容された工具箱、8は高所作業時に車体2
を支持するアウトリガーである。
【0025】また、図2における符号20は、操作装置
6に備えられた緊急停止スイッチ、21はエンジン始
動、停止等の各スイッチ、22は操作装置6の上面を開
閉する開閉蓋である。
【0026】よって、ブーム3の起伏、旋回等の操作
は、図4に示すように、作業者が操作の意思をもって操
作レバー10の把持部11を把持することによって、作
業者の手の柔らかい部分が溝12内に入り、タッチセン
サ13に触れた状態であるときのみに可能である。従っ
て、作業者の体の一部が偶然に操作レバー10に触れて
この操作レバー10が傾倒しただけではブーム3の起
伏、旋回等が行われることはなく、安全である。
【0027】図5は、操作レバーの他の構成を示してい
る。
【0028】この操作レバー10の把持部11は、上部
11aが小径の段状に形成されており、この上部11a
の周面に触知感応センサ15(本実施の形態ではテープ
スイッチ)が巻回されている。
【0029】テープスイッチ15は、該テープスイッチ
15に所定の外力が加わると電極が接触して導通するも
ので、作業者が操作レバー10を所定の力で握った際
に、作業者の手によりテープスイッチ15が加圧される
ことによって検出する。そして、前述したタッチセンサ
と同様に、このテープスイッチ15が検出した場合のみ
操作レバー10による各操作が可能なように回路が構成
されている。
【0030】従って、ブーム3の起伏、旋回等の操作
は、作業者が操作の意思をもって操作レバー10の把持
部11を把持した時にのみに可能であり、作業者の体の
一部が偶然に操作レバー10に触れてこの操作レバー1
0が傾倒しただけではブーム3の起伏、旋回等が行われ
ることはなく、安全である。
【0031】また、このようにテープスイッチ15が配
置された把持部11の周面は、ゴム製の防水カバー(カ
バー体)16で被覆されている。
【0032】図5における符号17は、把持部11内を
挿通して配線されたテープスイッチ15の電線である。
【0033】なお、本実施の形態では、ブーム等の被制
御体を搭載した高所作業車について説明したが、被制御
体はこれに限らず、操作レバーにより操作されるもので
あればよく、また作業車も高所作業車に限るものでな
い。
【0034】また、触知感応センサは、テープスイッチ
の他に、ラインスイッチでもよく、さらには加圧導電ゴ
ムを利用した感圧センサであってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、作
業者が操作の意思をもって操作レバーの把持部を把持し
たときに、これをセンサが検出し、このときのみ被制御
体の操作が可能になるため、作業者の体の一部が偶然に
操作レバーに触れ、操作レバーが傾倒したとしても不意
に被制御体が作動することなく、作業車において安全性
の高い操作レバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高所作業車の全体構成を示す斜視図である。
【図2】操作装置を示す斜視図である。
【図3】操作レバーを示す側面図である。
【図4】操作レバーの把持部を示す拡大図である。
【図5】操作レバーの他の構成を示す一部破断側面図で
ある。
【符号の説明】
10 操作レバー 11 把持部 13 タッチセンサ(接触センサ) 15 テープスイッチ(触知感応センサ) 16 防水カバー(カバー体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーにより操作可能な被制御体が
    搭載された作業車において、 前記操作レバーの把持部には、センサが埋設され、該セ
    ンサからの検出信号に基づいて操作レバーによる被制御
    体の操作が可能に構成されたことを特徴とする作業車に
    おける操作レバーの安全装置。
  2. 【請求項2】 前記センサは、静電容量式の接触センサ
    であり、該接触センサが操作レバーの把持部に形成され
    た溝内に没入配置された請求項1記載の作業車における
    操作レバーの安全装置。
  3. 【請求項3】 前記センサは、感圧センサまたは触知感
    応センサであり、該センサが操作レバーの把持部に巻回
    配置されるとともに、周囲がカバー体で被覆された請求
    項1記載の作業車における操作レバーの安全装置。
JP10911396A 1996-04-30 1996-04-30 作業車における操作レバーの安全装置 Pending JPH09295799A (ja)

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