JPH09293977A - 電子機器用外筐体 - Google Patents

電子機器用外筐体

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Publication number
JPH09293977A
JPH09293977A JP10242496A JP10242496A JPH09293977A JP H09293977 A JPH09293977 A JP H09293977A JP 10242496 A JP10242496 A JP 10242496A JP 10242496 A JP10242496 A JP 10242496A JP H09293977 A JPH09293977 A JP H09293977A
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JP
Japan
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lock member
support shaft
mounting groove
rotation support
groove portions
Prior art date
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Withdrawn
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JP10242496A
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English (en)
Inventor
Maki Aoki
真樹 青木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池室蓋をロックする回動部材の取付けを容
易にし、かつ、使用中の脱落が確実に防止されるように
する。 【解決手段】 ロック用回動部材3の両側部に回動支軸
として断面半円形の突起4を設ける。筐体本体9には、
突起4の断面形状である半円の半径に相当する幅の溝1
4を設ける。この溝14の終端部分を、突起4の断面形
状である半円の直径に相当する幅に拡げておく。突起4
は、回動部材3が電池室蓋2を開放する角度位置である
ときには溝14に容易に挿入可能であり、回動部材3が
電池室蓋2をロックする位置に回動されると(図中矢印
C)、溝14より抜けなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機や携帯
用の音響装置の如き種々の電子機器を構成するための電
子機器用外筐体に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機や携帯用の音響装置の
如き種々の電子機器が提案されている。これら電子機器
は、電子機器用外筐体を有して構成されている。
【0003】上記電子機器用外筐体には、上記電子機器
を構成する電子回路部や種々の機構部が内蔵されるとと
もに、これら電子回路部及び機構部に電源を供給するた
めの電池が内蔵される。
【0004】この電池は、充電不可能な一次電池や充電
可能な二次電池であるが、いずれにしても、起電力の消
耗や経年変化による特性の劣化により、交換可能として
おく必要がある。そのため、上記電子機器用外筐体に
は、開閉操作が可能な電池室が設けられている。上記電
池は、この電池室内に収納される。
【0005】上記電池室は、図24に示すように、上記
電子機器用外筐体の筐体本体部内に設けられ上記電池1
07が収納可能な空間であって該筐体本体部の外方側に
開放された電池収納部108と、この電池収納部108
を閉蓋する蓋部材である電池室蓋102とを有して構成
される。上記電池107は、上記電池収納部108内に
収納された状態で、上記電子機器用外筐体内の電子回路
部及び各機構部に対して電源供給を行うことができる。
【0006】上記筐体本体部は、フロントキャビネット
(前面パネル部)109とリアキャビネット(後面パネ
ル部)101とが突き合わせ形成されて構成されてい
る。上記リアキャビネット101には、上記電池収納部
108に対応した開口部が設けられている。上記電池室
蓋102は、図24及び図25に示すように、上記リア
キャビネット101に設けられた開口部に対応した形状
及び大きさを有して構成され、この開口部に嵌合される
ことによりこの開口部を閉蓋し得るように構成されてい
る。
【0007】そして、この電子機器用外筐体には、上記
電池室蓋102を閉蓋状態に掛止(ロック)するための
ロック部材103が設けられている。このロック部材1
03は、図26乃至図30に示すように、合成樹脂の如
き適度の剛性と弾性とを有する材料により、略々平板状
の形状を有して形成され、後方側の両側部分に突設され
た一対の回動支軸突起104,104を有している。こ
れら回動支軸突起104,104は、円柱状に形成さ
れ、互いに同軸状となされている。そして、このロック
部材103の前端側部分には、鈎状のロック爪105と
なされている。また、このロック部材103の後端部の
中央部分には、欠損部115が設けられている。
【0008】このロック部材103は、上記リアキャビ
ネット101の上記開口部の近傍に設けられた一対の係
合凹部113,113内に、後端側部分を進入させてい
る。これら係合凹部113,113内には、上記各回動
支軸突起104,104に対応する係合孔114,11
4が設けられている。このロック部材103は、上記各
回動支軸突起104,104を上記各係合孔114,1
14に嵌入させることにより、上記リアキャビネット1
01に対して、図25中矢印aで示すように、該各回動
支軸突起104,104の軸回りに回動可能に支持され
ている。
【0009】上記電池室蓋102は、後端部分に、上記
リアキャビネット101の上記開口部の縁部に設けられ
た掛合孔111,111に嵌入掛合する掛合突片11
0,110を有している。そして、この電池室蓋102
は、前端側部分に、上記ロック部材103のロック爪1
05が掛合するロック溝106を有している。
【0010】上記電池室蓋102は、図24及び図25
に示すように、上記各掛合突片110,110を上記各
掛合孔111,111に対応させて嵌合させつつ、上記
開口部を閉蓋し、上記ロック部材103が上記回動支軸
突起104,104回りに該電池室蓋102側に回動操
作されて上記ロック爪105が上記ロック溝106に掛
合されることにより、該開口部を閉蓋した状態に掛止
(ロック)される。
【0011】上記電池107は、上記電池収納部108
内に収納され、上記開口部が上記電池室蓋102により
閉蓋されこの電池室蓋102が上記ロック部材103に
より閉蓋状態に掛止されることにより、該電池収納部1
08内に収納された状態に保持される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な電子機器用外筐体においては、上記ロック部材103
の各回動支軸突起104,104を上記各係合孔11
4,114に対して嵌合させるとき、このロック部材1
03の該回動支軸突起104,104が設けられた後端
側の両側側部分を上記欠損部115側に弾性変形させた
状態(撓ませた状態)で、このロック部材103の後端
側部分を上記係合凹部113,113内に進入させるこ
ととなる。
【0013】したがって、上記ロック部材103を上記
リアキャビネット101に取付ける作業は、困難、か
つ、煩雑である。このような、上記ロック部材103の
上記リアキャビネット101への取付け作業を容易化す
るには、該ロック部材103を容易に弾性変形できる材
料により形成するか、該ロック部材103の幅を上記各
係合孔114,114間の幅よりも充分に狭くしておく
必要がある。
【0014】ところが、上記ロック部材103を容易に
弾性変形できる材料により形成したり、該ロック部材1
03の幅を上記各係合孔114,114間の幅よりも充
分に狭くしておくと、上記電池収納部108に上記電池
107を収納し上記電池室蓋102を閉蓋した状態にお
いて、この電子機器用外筐体に対して、例えばこの電子
機器用外筐体を落下させること等による衝撃が加わった
ときには、該電池107に生じる慣性力により、該ロッ
ク部材103の弾性変形により上記各回動支軸突起10
4,104が該各係合孔114,114より容易に脱落
してしまうこととなる。
【0015】すなわち、上記電子機器用外筐体において
は、上記ロック部材103の上記筐体本体部に対する取
付け作業の容易さと、落下等が生じたときの該ロック部
材103の該筐体本体部よりの外れ難さとを両立させる
ために、該ロック部材103の各部の大きさ及び上記各
係合孔114,114の位置及び大きさについて、厳し
い寸法精度が必要となっており、該ロック部材103及
び該筐体本体部の製造が困難となっている。
【0016】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、少なくとも一部が筐体本体部に
対して接離可能となされた蓋部材を該筐体本体部に対し
て掛止させるロック部材の該筐体本体部への取付けが容
易化され、また、該ロック部材及び該筐体本体部につい
て要求される寸法精度が緩和されながらも、該ロック部
材が該蓋部材を該筐体本体部に対して掛止しているとき
には、該ロック部材の該筐体本体部よりの脱落が確実に
防止された電子機器用外筐体の提供という課題を解決し
ようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る電子機器用外筐体は、筐体本体部と、
この筐体本体部に対して少なくとも一部を接離可能とし
ている蓋部材と、両側部に一対の回動支軸突起を有しこ
れら回動支軸突起の断面形状が長径方向と短径方向とを
有する形状となされたロック部材と、該回動支軸突起の
断面形状における短径方向の径に相当する幅を有し終端
側部分が該回動支軸突起の断面形状における長径方向の
径に相当する幅に拡幅されて互いに対向されて該筐体本
体部に設けられた一対のロック部材取付け溝部とを備
え、上記ロック部材は、上記各回動支軸突起をこれら回
動支軸突起の断面形状における短径方向を上記各ロック
部材取付け溝部の幅方向としてこれらロック部材取付け
溝部内に挿入させ、該各回動支軸突起が該各ロック部材
取付け溝部の終端側部分に到達したときに、該各回動支
軸突起回りに回動操作されることにより該各回動支軸突
起の断面形状における長径方向を該各ロック部材取付け
溝部の幅方向とし、上記蓋部材を上記筐体本体部に対し
て掛止させることとなされたものである。
【0018】また、本発明は、上記電子機器用外筐体に
おいて、上記回動支軸突起の先端部に抜け止め突起を突
設するとともに、上記ロック部材取付け溝部の終端側部
分においてこのロック部材取付け溝部内に該記抜け止め
突起が嵌入係合する抜け止め凹部を設けたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0020】本発明に係る電子機器用外筐体は、合成樹
脂材料や金属等により形成され、電子回路部や種々の機
構部を内蔵することにより、携帯電話機や携帯用の音響
装置の如き種々の電子機器を構成するものである。この
電子機器用外筐体の外面部には、上記電子機器を構成す
る種々の操作スイッチや、表示デバイスが配設される。
【0021】この電子機器用外筐体は、図1に示すよう
に、上記電子回路部及び機構部に電源を供給するための
電池7が内蔵される。
【0022】この電池7は、充電不可能な一次電池や充
電可能な二次電池であるが、起電力の消耗や経年変化に
よる特性の劣化が生じたときのために、交換可能となさ
れている。すなわち、この電子機器用外筐体には、開閉
操作が可能な電池室が設けられている。上記電池7は、
この電池室内に収納される。
【0023】上記電池室は、図1に示すように、上記電
子機器用外筐体の筐体本体部内に設けられ上記電池7が
収納可能な空間であって該筐体本体部の外方側に開放さ
れた電池収納部8と、この電池収納部8を閉蓋する蓋部
材である電池室蓋2とを有して構成される。上記電池室
蓋2は、上記リアキャビネット1に対して、接離可能と
なされている。上記電池7は、上記電池収納部8内に収
納された状態で、上記電子機器用外筐体内の電子回路部
及び各機構部に対して電源供給を行うことができる。
【0024】上記筐体本体部は、フロントキャビネット
(前面パネル部)9とリアキャビネット(後面パネル
部)1とが突き合わせ形成されて構成されている。上記
リアキャビネット1には、上記電池収納部8に対応した
開口部が設けられている。上記電池室蓋2は、図1及び
図2に示すように、上記リアキャビネット1に設けられ
た開口部に対応した形状及び大きさを有して構成され、
この開口部に嵌合されることによりこの開口部を閉蓋し
得るように構成されている。
【0025】上記電池室蓋2は、後端部分に、上記リア
キャビネット1の上記開口部の縁部に設けられた掛合孔
11,11に嵌入掛合する掛合突片10,10を有して
いる。そして、この電池室蓋2は、前端側部分に、ロッ
ク溝6を有している。
【0026】そして、この電子機器用外筐体には、上記
電池室蓋2を閉蓋状態に掛止(ロック)するためのロッ
ク部材3が設けられている。このロック部材3は、図4
乃至図9に示すように、合成樹脂の如き適度の剛性を有
する材料により、略々平板状の形状を有して形成され、
後方側の両側部分に突設された一対の回動支軸突起4,
4を有している。
【0027】これら回動支軸突起4,4は、互いに同軸
状となされ、断面形状が長径方向と短径方向とを有する
形状に形成されている。長径方向と短径方向とを有する
形状としては、半円形、楕円形、長円形、長方形、正方
形、三角形等が挙げられる。すなわち、上記各回動支軸
突起4,4は、半円柱、楕円柱、長円柱、四角柱、三角
柱として形成されている。
【0028】上記ロック部材3の前端側部分には、鈎状
のロック爪5となされている。また、このロック部材3
の後端部の中央部分には、欠損部15が設けられてい
る。
【0029】このロック部材3は、上記リアキャビネッ
ト1の上記開口部の近傍に設けられた一対の係合凹部1
3,13内に、後端側部分を進入させている。これら係
合凹部13,13内には、上記各回動支軸突起4,4に
対応する一対のロック部材取付け溝部14,14が設け
られている。これらロック部材取付け溝部14,14
は、互いに対向された状態で、上記リアキャビネット1
に設けられている。
【0030】これらロック部材取付け溝部14,14
は、図3に示すように、始端部を上記リアキャビネット
1の後面側に向けて開放させている。また、これらロッ
ク部材取付け溝部14,14は、上記回動支軸突起4,
4の断面形状における短径方向の径に相当する幅を有し
ている。すなわち、上記各ロック部材取付け溝部14,
14の幅は、上記回動支軸突起4,4の断面形状が半円
である場合には、この半円の半径に相当する幅となされ
ている。
【0031】そして、これらロック部材取付け溝部1
4,14の終端側部分は、上記各回動支軸突起4,4の
断面形状における長径方向の径に相当する幅に拡幅され
た鈎状部16,16となされている。すなわち、上記各
鈎状部16,16の幅は、上記回動支軸突起4,4の断
面形状が半円である場合には、この半円の直径に相当す
る幅となされている。
【0032】上記ロック部材3は、図10において矢印
Bで示すように、上記各回動支軸突起4,4をこれら回
動支軸突起4,4の断面形状における短径方向を上記各
ロック部材取付け溝部14,14の幅方向としてこれら
ロック部材取付け溝部14,14内に挿入させる。
【0033】そして、上記ロック部材3は、図11に示
すように、上記各回動支軸突起4,4が上記各ロック部
材取付け溝部14,14の終端側部分に到達し、上記開
口部が上記電池室蓋2により閉蓋されたときに、図12
において矢印Cで示すように、該各回動支軸突起4,4
回りに回動操作されることにより、該各回動支軸突起
4,4の断面形状における長径方向を該各ロック部材取
付け溝部14,14の幅方向とする。
【0034】すなわち、上記ロック部材3は、上記各回
動支軸突起4,4を上記各ロック部材取付け溝部14,
14の終端側部分に位置させているとき、上記リアキャ
ビネット1に対して、図2中矢印Aで示すように、該各
回動支軸突起4,4回りに回動可能に支持されている。
【0035】上記ロック部材3は、上記各回動支軸突起
4,4の断面形状における長径方向を上記各ロック部材
取付け溝部14,14の幅方向としたとき、該各回動支
軸突起4,4の断面形状における長径方向を上記鈎状部
16,16に掛合させるとともに、上記ロック爪5を上
記ロック溝6に掛合させることにより、上記電池室蓋2
を上記リアキャビネット1に対して掛止(ロック)させ
る。
【0036】すなわち、上記電池室蓋2は、図1及び図
2に示すように、上記各掛合突片10,10を上記各掛
合孔11,11に対応させて嵌合させつつ、上記開口部
を閉蓋し、上記ロック部材3が上記回動支軸突起4,4
回りに該電池室蓋2側に回動操作されて上記ロック爪5
が上記ロック溝6に掛合されることにより、該開口部を
閉蓋した状態に掛止される。
【0037】このとき、上記電池7は、上記電池収納部
8内に収納され、上記開口部が上記電池室蓋2により閉
蓋されこの電池室蓋2が上記ロック部材3により閉蓋状
態に掛止されることにより、該電池収納部8内に収納さ
れた状態に保持される。
【0038】この電子機器用外筐体においては、上記ロ
ック部材3の各回動支軸突起4,4を上記各ロック部材
取付け溝部14,14に対して嵌合させるとき、このロ
ック部材3を弾性変形させる(撓ませる)必要がないの
で、該ロック部材3を容易に弾性変形できる材料により
形成したり、または、該ロック部材3の幅を上記各ロッ
ク部材取付け溝部14,14間の幅よりも充分に狭くし
ておくことをしなくとも、このロック部材3を上記リア
キャビネット1に対して容易に取付けることができる。
【0039】また、この電子機器用外筐体においては、
上記電池収納部8に上記電池7を収納し上記電池室蓋2
を閉蓋した状態において、この電子機器用外筐体に対し
て、例えばこの電子機器用外筐体を落下させること等に
よる衝撃が加わったときに、図12中矢印Fで示すよう
に、該電池7に慣性力が生じても、上記ロック部材3の
上記各回動支軸突起4,4が上記各ロック部材取付け溝
部14,14より脱落する虞れがない。
【0040】すなわち、この電子機器用外筐体において
は、上記ロック部材3の各部の大きさ及び上記各ロック
部材取付け溝部14,14の位置及び大きさについて、
厳しい寸法精度を要求せずとも、該ロック部材3の上記
リアキャビネット1に対する取付け作業の容易さと、落
下等が生じたときの該ロック部材3の該リアキャビネッ
ト1よりの外れ難さとが両立されており、該ロック部材
3及び該リアキャビネット1の製造が容易化されてい
る。
【0041】なお、上記各ロック部材取付け溝部14,
14の終端部側に拡径部である上記鈎状部16,16を
形成することは、上記リアキャビネット1を射出成型手
段による一体成形により形成する場合には、いわゆるア
ンダーカットとなってしまう。ここで、上記リアキャビ
ネット1は、図13に示すように、上記各ロック部材取
付け溝部14,14の延長線上に肉逃げ部17を設ける
ことにより、容易に、射出成型手段による一体成形によ
り形成することができる。
【0042】また、上記リアキャビネット1において
は、上記各回動支軸突起4,4の断面形状における短径
方向が上記各ロック部材取付け溝部14,14の幅方向
となっているときに、該各回動支軸突起4,4が該各ロ
ック部材取付け溝部14,14内を移動することにより
上記ロック部材3が該リアキャビネット1より脱落する
ことを防止するために、図14に示すように、該各ロッ
ク部材取付け溝部14,14の始端部分を閉塞部材18
により閉塞することとしてもよい。この閉塞部材18
は、上記各ロック部材取付け溝部14,14に対して、
図14中矢印Dで示すように、これらロック部材取付け
溝部14,14の始端側より嵌入される。
【0043】そして、上記ロック部材3においては、図
15及び図16に示すように、上記欠損部15を設けな
いこととしてもよい。この場合には、上記リアキャビネ
ット1における上記係合凹部13は、図17に示すよう
に、両側側部分に上記各ロック部材取付け溝部14,1
4が形成された状態で、一連のものとして形成される。
この係合凹部13の幅は、上記ロック部材3の幅に略々
等しくなされる。
【0044】そして、この電子機器用外筐体において
は、図18乃至図23に示すように、上記ロック部材3
の各回動支軸突起4,4の先端部にそれぞれ抜け止め突
起19,19を突設するとともに、上記各ロック部材取
付け溝部14,14内に該各抜け止め突起19,19が
嵌入係合するための抜け止め凹部を設けることとしても
よい。これら抜け止め凹部は、上記各ロック部材取付け
溝部14,14の終端側部分において該ロック部材取付
け溝部14,14内に設けられる。
【0045】この場合には、上記各抜け止め突起19,
19の上記各抜け止め凹部への嵌入係合により、上記各
回動支軸突起4,4の断面形状における短径方向が上記
各ロック部材取付け溝部14,14の幅方向となってい
るときにも、該各回動支軸突起4,4が該各ロック部材
取付け溝部14,14内を移動することによる上記ロッ
ク部材3の上記リアキャビネット1よりの脱落が防止さ
れる。
【0046】上記抜け止め突起19,19は、上記電池
収納部8に上記電池7が収納され上記電池室蓋2が閉蓋
されこの電池室蓋2を上記ロック部材3が掛止した状態
においては、この電子機器用外筐体に対して衝撃が加わ
ったときに該電池7に生ずる慣性力が加えられることが
ないので、上記各抜け止め凹部に対する嵌入は浅いもの
でよい。したがって、上記各抜け止め突起19,19を
上記各抜け止め凹部に対して嵌入させるときに上記ロッ
ク部材3に必要とされる弾性変形はごく僅かでよく、こ
のロック部材3の上記リアキャビネット1に対する取付
け作業が困難となされることがない。
【0047】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る電子機器用
外筐体においては、ロック部材は、両側部に有する一対
の回動支軸突起をこれら回動支軸突起の断面形状におけ
る短径方向を筐体本体部に設けられた一対のロック部材
取付け溝部の幅方向としてこれらロック部材取付け溝部
内に挿入させ、該各回動支軸突起が該各ロック部材取付
け溝部の拡幅された終端側部分に到達したときに該各回
動支軸突起回りに回動操作されることにより、該各回動
支軸突起の断面形状における長径方向を該各ロック部材
取付け溝部の幅方向とし蓋部材を該筐体本体部に対して
掛止させる。
【0048】したがって、上記ロック部材は、上記各ロ
ック部材取付け溝部に対する取付けが容易でありなが
ら、回動操作されて上記蓋部材を上記筐体本体部に対し
て掛止させたときには、上記各回動支軸突起が該各ロッ
ク部材取付け溝部より抜け出すことがない。
【0049】すなわち、本発明は、少なくとも一部が筐
体本体部に対して接離可能となされた蓋部材を該筐体本
体部に対して掛止させるロック部材の該筐体本体部への
取付けが容易化され、また、該ロック部材及び該筐体本
体部について要求される寸法精度が緩和されながらも、
該ロック部材が該蓋部材を該筐体本体部に対して掛止し
ているときには、該ロック部材の該筐体本体部よりの脱
落が確実に防止された電子機器用外筐体を提供すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器用外筐体の構成を示す分
解斜視図である。
【図2】上記電子機器用外筐体の構成を示す斜視図であ
る。
【図3】上記電子機器用外筐体の要部の構成を示す要部
拡大斜視図である。
【図4】上記電子機器用外筐体のロック部材の構成を示
す後方側より臨んだ斜視図である。
【図5】上記電子機器用外筐体のロック部材の構成を示
す前方側より臨んだ斜視図である。
【図6】上記電子機器用外筐体のロック部材の構成を示
す正面図である。
【図7】上記電子機器用外筐体のロック部材の構成を示
す平面図である。
【図8】上記電子機器用外筐体のロック部材の構成を示
す背面図である。
【図9】上記電子機器用外筐体のロック部材の構成を示
す側面図である。
【図10】上記電子機器用外筐体においてロック部材を
取付けている状態を示す要部縦断面図である。
【図11】上記電子機器用外筐体において電池室蓋を取
付けた状態を示す要部縦断面図である。
【図12】上記電子機器用外筐体においてロック部材に
より電池室蓋をロックしている状態を示す要部縦断面図
である。
【図13】本発明に係る電子機器用外筐体であって、筐
体本体部に肉抜き部を設けたものの構成を示す要部縦断
面図である。
【図14】本発明に係る電子機器用外筐体であって、ロ
ック部材の抜け止め部材を取り付けたものの構成を示す
要部縦断面図である。
【図15】本発明に係る電子機器用外筐体のロック部材
の他の構成を示す後方側より臨んだ斜視図である。
【図16】上記電子機器用外筐体のロック部材の他の構
成を示す平面図である。
【図17】上記図15及び図16に示したロック部材を
用いる場合の本発明に係る電子機器用外筐体の要部の構
成を示す要部拡大斜視図である。
【図18】本発明に係る電子機器用外筐体のロック部材
であって、抜け止め突起を設けたものの構成を示す後方
側より臨んだ斜視図である。
【図19】上記電子機器用外筐体のロック部材であっ
て、抜け止め突起を設けたものの構成を示す前方側より
臨んだ斜視図である。
【図20】上記電子機器用外筐体のロック部材であっ
て、抜け止め突起を設けたものの構成を示す正面図であ
る。
【図21】上記電子機器用外筐体のロック部材であっ
て、抜け止め突起を設けたものの構成を示す平面図であ
る。
【図22】上記電子機器用外筐体のロック部材であっ
て、抜け止め突起を設けたものの構成を示す背面図であ
る。
【図23】上記電子機器用外筐体のロック部材であっ
て、抜け止め突起を設けたものの構成を示す側面図であ
る。
【図24】従来の電子機器用外筐体の構成を示す分解斜
視図である。
【図25】上記従来の電子機器用外筐体の構成を示す斜
視図である。
【図26】上記従来の電子機器用外筐体のロック部材の
構成を示す正面図である。
【図27】上記従来の電子機器用外筐体のロック部材の
構成を示す平面図である。
【図28】上記従来の電子機器用外筐体のロック部材の
構成を示す背面図である。
【図29】上記従来の電子機器用外筐体のロック部材の
構成を示す側面図である。
【図30】上記従来の電子機器用外筐体のロック部材の
構成を示す後方側より臨んだ斜視図である。
【符号の説明】
1 フロントキャビネット、2 電池室蓋、3 ロック
部材、4 回動支軸突起、5 ロック爪、6 ロック
溝、7 電池、8 電池収納部、9 リアキャビネッ
ト、14 ロック部材取付け溝部、16 ロック部材掛
止鈎部、19 抜け止め突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体本体部と、 上記筐体本体部に対して少なくとも一部を接離可能とし
    ている蓋部材と、 両側部に一対の回動支軸突起を有し、これら回動支軸突
    起の断面形状が長径方向と短径方向とを有する形状とな
    されたロック部材と、 上記回動支軸突起の断面形状における短径方向の径に相
    当する幅を有し終端側部分が該回動支軸突起の断面形状
    における長径方向の径に相当する幅に拡幅されて、互い
    に対向されて上記筐体本体部に設けられた一対のロック
    部材取付け溝部とを備え、 上記ロック部材は、上記各回動支軸突起をこれら回動支
    軸突起の断面形状における短径方向を上記各ロック部材
    取付け溝部の幅方向としてこれらロック部材取付け溝部
    内に挿入させ、該各回動支軸突起が該各ロック部材取付
    け溝部の終端側部分に到達したときに、該各回動支軸突
    起回りに回動操作されることにより該各回動支軸突起の
    断面形状における長径方向を該各ロック部材取付け溝部
    の幅方向とし、上記蓋部材を上記筐体本体部に対して掛
    止させることとなされた電子機器用外筐体。
  2. 【請求項2】 回動支軸突起の先端部に突設された抜け
    止め突起と、 ロック部材取付け溝部の終端側部分においてこのロック
    部材取付け溝部内に設けられ、上記抜け止め突起が嵌入
    係合する抜け止め凹部とを備えた請求項1記載の電子機
    器用外筐体。
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