JPH09291784A - シ−ルドマシン及びシ−ルド工法 - Google Patents
シ−ルドマシン及びシ−ルド工法Info
- Publication number
- JPH09291784A JPH09291784A JP12779496A JP12779496A JPH09291784A JP H09291784 A JPH09291784 A JP H09291784A JP 12779496 A JP12779496 A JP 12779496A JP 12779496 A JP12779496 A JP 12779496A JP H09291784 A JPH09291784 A JP H09291784A
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- Japan
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- shield
- main
- machine
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地上からの工事を極力少なくして、交通渋滞
や付近住民への迷惑を緩和すると共に、営業線直下のよ
うな場所でも施工が可能なシ−ルドマシン及びシ−ルド
工法を提供することを課題とする。 【解決手段】 上記課題を解決するための手段として、
本発明は、複数のシ−ルドトンネルを並列させて同時に
施工するための複数連結型のメインシ−ルドマシンと、
前記メインシ−ルドマシンのスキンプレ−ト外面の略V
字状の括れ部に装着可能な装着用シ−ルドマシンとより
なり、前記装着用シ−ルドマシンのスキンプレ−トは、
円弧部と、フ−ド部及びテ−ル部を持たない略V字部と
で構成し、前記メインシ−ルドマシンのフ−ドプレ−ト
及びテ−ルプレ−トのうち、前記装着用シ−ルドマシン
と重合する部分を撤去可能に構成したことを特徴とす
る、シ−ルドマシンと、そのシ−ルドマシンを用いたシ
−ルド工法を提供する。
や付近住民への迷惑を緩和すると共に、営業線直下のよ
うな場所でも施工が可能なシ−ルドマシン及びシ−ルド
工法を提供することを課題とする。 【解決手段】 上記課題を解決するための手段として、
本発明は、複数のシ−ルドトンネルを並列させて同時に
施工するための複数連結型のメインシ−ルドマシンと、
前記メインシ−ルドマシンのスキンプレ−ト外面の略V
字状の括れ部に装着可能な装着用シ−ルドマシンとより
なり、前記装着用シ−ルドマシンのスキンプレ−トは、
円弧部と、フ−ド部及びテ−ル部を持たない略V字部と
で構成し、前記メインシ−ルドマシンのフ−ドプレ−ト
及びテ−ルプレ−トのうち、前記装着用シ−ルドマシン
と重合する部分を撤去可能に構成したことを特徴とす
る、シ−ルドマシンと、そのシ−ルドマシンを用いたシ
−ルド工法を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下鉄の駅部シ−
ルドトンネルの構築に適したシ−ルドマシン及びシ−ル
ド工法に関するものである。
ルドトンネルの構築に適したシ−ルドマシン及びシ−ル
ド工法に関するものである。
【0002】
【課題を解決するための手段】従来、地下鉄の駅部は、
掘削面積が広いため、連続地中壁工法等によって山留を
し、内部を掘削して構築されていた(開削工法)。その
ため、次のような問題点が存在する。
掘削面積が広いため、連続地中壁工法等によって山留を
し、内部を掘削して構築されていた(開削工法)。その
ため、次のような問題点が存在する。
【0003】<イ>駅部の面積が広いため、覆工板等に
より地上部を塞いだとしても、舗装のように平坦ではな
いため、交通渋滞の原因となる。
より地上部を塞いだとしても、舗装のように平坦ではな
いため、交通渋滞の原因となる。
【0004】<ロ>杭打ちや山留壁の施工期間が長いた
め、長期間に亘って道路を占有し、交通渋滞だけでな
く、付近住民への騒音や振動等の影響も長期間に及ぶこ
とになる。
め、長期間に亘って道路を占有し、交通渋滞だけでな
く、付近住民への騒音や振動等の影響も長期間に及ぶこ
とになる。
【0005】<ハ>駅部の面積が広く、施工が広範囲に
及ぶため、工事で迷惑をかける民家や商店も多くなる。
及ぶため、工事で迷惑をかける民家や商店も多くなる。
【0006】<ニ>事情によっては(例えば営業線直
下)、地上からの施工が困難な場合もある。
下)、地上からの施工が困難な場合もある。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、地上からの工事を極力少なく
して、交通渋滞や付近住民への迷惑を緩和すると共に、
営業線直下のような場所でも施工が可能なシ−ルドマシ
ン及びシ−ルド工法を提供することを目的とする。
るためになされたもので、地上からの工事を極力少なく
して、交通渋滞や付近住民への迷惑を緩和すると共に、
営業線直下のような場所でも施工が可能なシ−ルドマシ
ン及びシ−ルド工法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、請求項1として、複数のシ−
ルドトンネルを並列させて同時に施工するための複数連
結型のメインシ−ルドマシンと、前記メインシ−ルドマ
シンのスキンプレ−ト外面の略V字状の括れ部に装着可
能な装着用シ−ルドマシンとよりなり、前記装着用シ−
ルドマシンのスキンプレ−トは、円弧部と、フ−ド部及
びテ−ル部を持たない略V字部とで構成し、前記メイン
シ−ルドマシンのフ−ドプレ−ト及びテ−ルプレ−トの
うち、前記装着用シ−ルドマシンと重合する部分を撤去
可能に構成したことを特徴とする、シ−ルドマシンを提
供する。
の手段として、本発明は、請求項1として、複数のシ−
ルドトンネルを並列させて同時に施工するための複数連
結型のメインシ−ルドマシンと、前記メインシ−ルドマ
シンのスキンプレ−ト外面の略V字状の括れ部に装着可
能な装着用シ−ルドマシンとよりなり、前記装着用シ−
ルドマシンのスキンプレ−トは、円弧部と、フ−ド部及
びテ−ル部を持たない略V字部とで構成し、前記メイン
シ−ルドマシンのフ−ドプレ−ト及びテ−ルプレ−トの
うち、前記装着用シ−ルドマシンと重合する部分を撤去
可能に構成したことを特徴とする、シ−ルドマシンを提
供する。
【0009】また、請求項2は、上記請求項1に記載の
シ−ルドマシンを使用するシ−ルド工法であって、前記
メインシ−ルドマシンのスキンプレ−トの括れ部に、前
記装着用シ−ルドマシンのスキンプレ−トの略V字部を
接合し、前記メインシ−ルドマシンのフ−ドプレ−ト及
びテ−ルプレ−トのうち、前記装着用シ−ルドマシンと
重合する部分を撤去して組み立てた複合型シ−ルドマシ
ンを、前記メインシ−ルドマシンが水平線に対して45
度傾斜する姿勢で掘進させ、前記メインシ−ルドマシン
により地下線路用のシ−ルドトンネルを構築すると共
に、前記装着用シ−ルドマシンにより地下ホ−ム用のシ
−ルドトンネルを構築することを特徴とした、シ−ルド
工法である。
シ−ルドマシンを使用するシ−ルド工法であって、前記
メインシ−ルドマシンのスキンプレ−トの括れ部に、前
記装着用シ−ルドマシンのスキンプレ−トの略V字部を
接合し、前記メインシ−ルドマシンのフ−ドプレ−ト及
びテ−ルプレ−トのうち、前記装着用シ−ルドマシンと
重合する部分を撤去して組み立てた複合型シ−ルドマシ
ンを、前記メインシ−ルドマシンが水平線に対して45
度傾斜する姿勢で掘進させ、前記メインシ−ルドマシン
により地下線路用のシ−ルドトンネルを構築すると共
に、前記装着用シ−ルドマシンにより地下ホ−ム用のシ
−ルドトンネルを構築することを特徴とした、シ−ルド
工法である。
【0010】また、請求項3は、上記請求項1に記載の
シ−ルドマシンを使用するシ−ルド工法であって、前記
メインシ−ルドマシンのみを掘進させて地下線路用のシ
−ルドトンネルを構築して立坑に到達させ、立坑内にお
いて、前記メインシ−ルドマシンのスキンプレ−トの括
れ部に、前記装着用シ−ルドマシンのスキンプレ−トの
略V字部を接合し、前記メインシ−ルドマシンのフ−ド
プレ−ト及びテ−ルプレ−トのうち、前記装着用シ−ル
ドマシンと重合する部分を撤去して複合型シ−ルドマシ
ンを組み立て、前記複合型シ−ルドマシンは、前記メイ
ンシ−ルドマシンが水平線に対して45度傾斜する姿勢
で次の立坑まで掘進させ、立坑間に、前記メインシ−ル
ドマシンによる地下線路用のシ−ルドトンネルを構築す
ると共に、前記装着用シ−ルドマシンにより地下ホ−ム
用のシ−ルドトンネルを構築することを特徴とした、シ
−ルド工法である。
シ−ルドマシンを使用するシ−ルド工法であって、前記
メインシ−ルドマシンのみを掘進させて地下線路用のシ
−ルドトンネルを構築して立坑に到達させ、立坑内にお
いて、前記メインシ−ルドマシンのスキンプレ−トの括
れ部に、前記装着用シ−ルドマシンのスキンプレ−トの
略V字部を接合し、前記メインシ−ルドマシンのフ−ド
プレ−ト及びテ−ルプレ−トのうち、前記装着用シ−ル
ドマシンと重合する部分を撤去して複合型シ−ルドマシ
ンを組み立て、前記複合型シ−ルドマシンは、前記メイ
ンシ−ルドマシンが水平線に対して45度傾斜する姿勢
で次の立坑まで掘進させ、立坑間に、前記メインシ−ル
ドマシンによる地下線路用のシ−ルドトンネルを構築す
ると共に、前記装着用シ−ルドマシンにより地下ホ−ム
用のシ−ルドトンネルを構築することを特徴とした、シ
−ルド工法である。
【0011】さらに、請求項4は、上記請求項3に記載
のシ−ルド工法において、前記複合型シ−ルドマシンに
より、立坑間に前記地下線路用シ−ルドトンネル及び地
下ホ−ム用シ−ルドトンネルを構築した後、到達した立
坑内において、前記メインシ−ルドマシンから前記装着
用シ−ルドマシンを撤去すると共に、前記メインシ−ル
ドマシンのフ−ドプレ−ト及びテ−ルプレ−トの撤去部
分を復旧し、再度メインシ−ルドマシンのみを掘進させ
て地下線路用のシ−ルドトンネルを構築することを特徴
とした、シ−ルド工法である。
のシ−ルド工法において、前記複合型シ−ルドマシンに
より、立坑間に前記地下線路用シ−ルドトンネル及び地
下ホ−ム用シ−ルドトンネルを構築した後、到達した立
坑内において、前記メインシ−ルドマシンから前記装着
用シ−ルドマシンを撤去すると共に、前記メインシ−ル
ドマシンのフ−ドプレ−ト及びテ−ルプレ−トの撤去部
分を復旧し、再度メインシ−ルドマシンのみを掘進させ
て地下線路用のシ−ルドトンネルを構築することを特徴
とした、シ−ルド工法である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施の形態について説明する。 <イ>シ−ルドマシン 本発明のシ−ルドマシンは、図2に示すように、メイン
シ−ルドマシン110 と装着用シ−ルドマシン120 とより
なる複合型シ−ルドマシン100 である。
明の一実施の形態について説明する。 <イ>シ−ルドマシン 本発明のシ−ルドマシンは、図2に示すように、メイン
シ−ルドマシン110 と装着用シ−ルドマシン120 とより
なる複合型シ−ルドマシン100 である。
【0013】(1)メインシ−ルドマシン メインシ−ルドマシン110 は、複数のシ−ルドトンネル
を並列させて同時に施工するための複数連結型である。
通常のDOTシ−ルドマシン等を用いる。本実施の形態
では2連型の場合について説明するが、施工によって
は、3連型以上の場合もある。
を並列させて同時に施工するための複数連結型である。
通常のDOTシ−ルドマシン等を用いる。本実施の形態
では2連型の場合について説明するが、施工によって
は、3連型以上の場合もある。
【0014】また、メインシ−ルドマシン110 のスキン
プレ−トの略V字状の括れ部111 のうち、装着用シ−ル
ドマシン120 と重合するフ−ド部及びテ−ル部は、撤去
及び復旧可能に構成する。なお、シ−ルドジャッキや排
土装置等の掘削に必要な機械類を装備する。
プレ−トの略V字状の括れ部111 のうち、装着用シ−ル
ドマシン120 と重合するフ−ド部及びテ−ル部は、撤去
及び復旧可能に構成する。なお、シ−ルドジャッキや排
土装置等の掘削に必要な機械類を装備する。
【0015】(2)装着用シ−ルドマシン 装着用シ−ルドマシン120 は、図3、4に示すように、
円弧部121 aと、メインシ−ルドマシン110 の括れ部11
1 に装着可能な略V字部121 bとよりなる。従って隔壁
122 は銀杏の葉のような形状となる。また、スキンプレ
−ト121 のフ−ド部121 cとテ−ル部121 dのうち、略
V字部121 bの部分は開放しておく。
円弧部121 aと、メインシ−ルドマシン110 の括れ部11
1 に装着可能な略V字部121 bとよりなる。従って隔壁
122 は銀杏の葉のような形状となる。また、スキンプレ
−ト121 のフ−ド部121 cとテ−ル部121 dのうち、略
V字部121 bの部分は開放しておく。
【0016】このように構成した装着用シ−ルドマシン
120 を、その略V字部121 bを、メインシ−ルドマシン
110 の両側の括れ部111 の外面に重合させてそれぞれ装
着する。装着用シ−ルドマシン120 のカッタ123 と、メ
インシ−ルドマシン110 のカッタ112 は、通常の円形掘
削用のもの等を使用する。そして、装着用シ−ルドマシ
ン120 のカッタ123 は後方にずらして配置する。また、
両カッタ123 、112 が干渉しない場合、又はインバ−タ
等で制御する場合は両カッタ123 、112 を同一平面上に
配置してもよい。
120 を、その略V字部121 bを、メインシ−ルドマシン
110 の両側の括れ部111 の外面に重合させてそれぞれ装
着する。装着用シ−ルドマシン120 のカッタ123 と、メ
インシ−ルドマシン110 のカッタ112 は、通常の円形掘
削用のもの等を使用する。そして、装着用シ−ルドマシ
ン120 のカッタ123 は後方にずらして配置する。また、
両カッタ123 、112 が干渉しない場合、又はインバ−タ
等で制御する場合は両カッタ123 、112 を同一平面上に
配置してもよい。
【0017】<ロ>施工方法 (1)線路部のみのシ−ルドトンネルの施工 装着用シ−ルドマシン120 を装着しないメインシ−ルド
マシン110 のみで掘進し、図5に示すように、線路部の
みの2連形のシ−ルドトンネル200 を施工する。立坑30
0 に接近したらメインシ−ルドマシン110 の姿勢を徐々
にひねり、立坑200 に到達した時点で水平線に対して4
5度傾くようにする。
マシン110 のみで掘進し、図5に示すように、線路部の
みの2連形のシ−ルドトンネル200 を施工する。立坑30
0 に接近したらメインシ−ルドマシン110 の姿勢を徐々
にひねり、立坑200 に到達した時点で水平線に対して4
5度傾くようにする。
【0018】(2)複合型シ−ルドマシンの組み立て 立坑内において、メインシ−ルドマシン110 の括れ部11
1 に、装着用シ−ルドマシン120 の略V字部121 bを接
合し、メインシ−ルドマシン110 のフ−ドプレ−ト及び
テ−ルプレ−トのうち、装着用シ−ルドマシン120 と重
合する部分を撤去して、複合型シ−ルドマシン100 を完
成させる。
1 に、装着用シ−ルドマシン120 の略V字部121 bを接
合し、メインシ−ルドマシン110 のフ−ドプレ−ト及び
テ−ルプレ−トのうち、装着用シ−ルドマシン120 と重
合する部分を撤去して、複合型シ−ルドマシン100 を完
成させる。
【0019】メインシ−ルドマシン110 のフ−ドプレ−
トを開放することによって、装着用シ−ルドマシン120
のカッタ123 で掘削した土砂は、メインシ−ルドマシン
110の排土手段により後方に運ぶことができる。また、
テ−ルプレ−トを開放することによって、メインシ−ル
ドマシン110 と装着用シ−ルドマシン120 のテ−ル部に
連続してセグメントを組み立てることができる。
トを開放することによって、装着用シ−ルドマシン120
のカッタ123 で掘削した土砂は、メインシ−ルドマシン
110の排土手段により後方に運ぶことができる。また、
テ−ルプレ−トを開放することによって、メインシ−ル
ドマシン110 と装着用シ−ルドマシン120 のテ−ル部に
連続してセグメントを組み立てることができる。
【0020】(3)駅部シ−ルドトンネルの施工 複合型シ−ルドマシン100 は、立坑300 から立坑400 に
向けて、メインシ−ルドマシン110 が水平線に対して4
5度傾斜した姿勢で掘進させ、立坑300 、400間に、駅
部シ−ルドトンネル500 を構築する。
向けて、メインシ−ルドマシン110 が水平線に対して4
5度傾斜した姿勢で掘進させ、立坑300 、400間に、駅
部シ−ルドトンネル500 を構築する。
【0021】駅部シ−ルドトンネル500 は、図1に示す
ように、メインシ−ルドマシン110により構築される上
り線路510 及び下り線路520 と、装着用シ−ルドマシン
120により構築される上りホ−ム511 及び下りホ−ム521
とより構成される。
ように、メインシ−ルドマシン110により構築される上
り線路510 及び下り線路520 と、装着用シ−ルドマシン
120により構築される上りホ−ム511 及び下りホ−ム521
とより構成される。
【0022】(4)線路部のみのシ−ルドトンネルの再
施工 駅部シ−ルドトンネル500 を構築した後、立坑400 内に
おいて、装着用シ−ルドマシン120 を撤去すると共に、
メインシ−ルドマシン110 のフ−ドプレ−ト及びテ−ル
プレ−トの撤去部分を復旧する。そして、再度メインシ
−ルドマシン110 のみを掘進させて、線路部のみのシ−
ルドトンネルを構築する。立坑400 から発進したら、姿
勢が水平になるように徐々に逆ひねりして掘進する。ま
た、斜めのままでも構わないし、垂直になるまでひねっ
てもよい。なお、本発明のシ−ルドマシン及びシ−ルド
工法は、地下鉄駅部以外の施工にも用いることができ
る。
施工 駅部シ−ルドトンネル500 を構築した後、立坑400 内に
おいて、装着用シ−ルドマシン120 を撤去すると共に、
メインシ−ルドマシン110 のフ−ドプレ−ト及びテ−ル
プレ−トの撤去部分を復旧する。そして、再度メインシ
−ルドマシン110 のみを掘進させて、線路部のみのシ−
ルドトンネルを構築する。立坑400 から発進したら、姿
勢が水平になるように徐々に逆ひねりして掘進する。ま
た、斜めのままでも構わないし、垂直になるまでひねっ
てもよい。なお、本発明のシ−ルドマシン及びシ−ルド
工法は、地下鉄駅部以外の施工にも用いることができ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるため、
次のような効果を得ることができる。 <イ>地上からの工事が極力減少するため、交通渋滞や
付近住民への迷惑を緩和することができると共に、営業
線直下のような場所でも施工が可能となる。
次のような効果を得ることができる。 <イ>地上からの工事が極力減少するため、交通渋滞や
付近住民への迷惑を緩和することができると共に、営業
線直下のような場所でも施工が可能となる。
【0024】<ロ>地下における駅部シ−ルドトンネル
の占有幅が、線路部のみのシ−ルドトンネルよりも小さ
くなる。
の占有幅が、線路部のみのシ−ルドトンネルよりも小さ
くなる。
【0025】<ハ>駅部全体を開削で行う従来の開削工
法よりもコストが安くなる場合がある。
法よりもコストが安くなる場合がある。
【0026】<ニ>複合型シ−ルドマシンを45度傾斜
させて施工した駅部は、線路とホ−ムとの大きさや位置
などのバランスが良い。
させて施工した駅部は、線路とホ−ムとの大きさや位置
などのバランスが良い。
【0027】<ホ>上りホ−ムと下りホ−ムが分離して
いるため、火災等の災害時に片側を避難場所に利用でき
る。
いるため、火災等の災害時に片側を避難場所に利用でき
る。
【図1】 駅部シ−ルドトンネルの施工例の説明図
【図2】 本発明の複合型シ−ルドマシンの説明図
【図3】 本発明の装着用シ−ルドマシンの正面図
【図4】 本発明の装着用シ−ルドマシンの側面断面図
【図5】 地下鉄路線の施工例の説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 功 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のシ−ルドトンネルを並列させて同
時に施工するための複数連結型のメインシ−ルドマシン
と、 前記メインシ−ルドマシンのスキンプレ−ト外面の略V
字状の括れ部に装着可能な装着用シ−ルドマシンとより
なり、 前記装着用シ−ルドマシンのスキンプレ−トは、円弧部
と、フ−ド部及びテ−ル部を持たない略V字部とで構成
し、 前記メインシ−ルドマシンのフ−ドプレ−ト及びテ−ル
プレ−トのうち、前記装着用シ−ルドマシンと重合する
部分を撤去可能に構成したことを特徴とする、 シ−ルドマシン。 - 【請求項2】 請求項1に記載のシ−ルドマシンを使用
するシ−ルド工法であって、 前記メインシ−ルドマシンのスキンプレ−トの括れ部
に、前記装着用シ−ルドマシンのスキンプレ−トの略V
字部を接合し、 前記メインシ−ルドマシンのフ−ドプレ−ト及びテ−ル
プレ−トのうち、前記装着用シ−ルドマシンと重合する
部分を撤去して組み立てた複合型シ−ルドマシンを、 前記メインシ−ルドマシンが水平線に対して45度傾斜
する姿勢で掘進させ、 前記メインシ−ルドマシンにより地下線路用のシ−ルド
トンネルを構築すると共に、 前記装着用シ−ルドマシンにより地下ホ−ム用のシ−ル
ドトンネルを構築することを特徴とした、 シ−ルド工法。 - 【請求項3】 請求項1に記載のシ−ルドマシンを使用
するシ−ルド工法であって、 前記メインシ−ルドマシンのみを掘進させて地下線路用
のシ−ルドトンネルを構築して立坑に到達させ、 立坑内において、前記メインシ−ルドマシンのスキンプ
レ−トの括れ部に、前記装着用シ−ルドマシンのスキン
プレ−トの略V字部を接合し、 前記メインシ−ルドマシンのフ−ドプレ−ト及びテ−ル
プレ−トのうち、前記装着用シ−ルドマシンと重合する
部分を撤去して複合型シ−ルドマシンを組み立て、 前記複合型シ−ルドマシンは、前記メインシ−ルドマシ
ンが水平線に対して45度傾斜する姿勢で次の立坑まで
掘進させ、 立坑間に、前記メインシ−ルドマシンによる地下線路用
のシ−ルドトンネルを構築すると共に、 前記装着用シ−ルドマシンにより地下ホ−ム用のシ−ル
ドトンネルを構築することを特徴とした、 シ−ルド工法。 - 【請求項4】 請求項3に記載のシ−ルド工法におい
て、 前記複合型シ−ルドマシンにより、立坑間に前記地下線
路用シ−ルドトンネル及び地下ホ−ム用シ−ルドトンネ
ルを構築した後、 到達した立坑内において、前記メインシ−ルドマシンか
ら前記装着用シ−ルドマシンを撤去すると共に、 前記メインシ−ルドマシンのフ−ドプレ−ト及びテ−ル
プレ−トの撤去部分を復旧し、 再度メインシ−ルドマシンのみを掘進させて地下線路用
のシ−ルドトンネルを構築することを特徴とした、 シ−ルド工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12779496A JPH09291784A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | シ−ルドマシン及びシ−ルド工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12779496A JPH09291784A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | シ−ルドマシン及びシ−ルド工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09291784A true JPH09291784A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14968847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12779496A Pending JPH09291784A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | シ−ルドマシン及びシ−ルド工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09291784A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111878109A (zh) * | 2020-07-08 | 2020-11-03 | 深圳市综合交通设计研究院有限公司 | 一种双层与单层盾构隧道间的转换结构及其施工方法 |
-
1996
- 1996-04-24 JP JP12779496A patent/JPH09291784A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111878109A (zh) * | 2020-07-08 | 2020-11-03 | 深圳市综合交通设计研究院有限公司 | 一种双层与单层盾构隧道间的转换结构及其施工方法 |
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