JP2835852B2 - シールド掘進工法 - Google Patents

シールド掘進工法

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JP2835852B2
JP2835852B2 JP1180733A JP18073389A JP2835852B2 JP 2835852 B2 JP2835852 B2 JP 2835852B2 JP 1180733 A JP1180733 A JP 1180733A JP 18073389 A JP18073389 A JP 18073389A JP 2835852 B2 JP2835852 B2 JP 2835852B2
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敏美 伊野
研一 金子
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Taisei Corp
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はシールド掘進工法に関するものである。
〈従来の技術〉 地下鉄道トンネルの施工法として、開削工法による場
合とシールド掘進工法による場合がある。
近年、都市部の地下は過密化傾向にあり、地下鉄道の
新線建設は地下深部にならざるを得ない。
このような状況の基では、鉄道の駅部の施工もシール
ド掘進工法によるのが合理的といえる。
従来の地下鉄道トンネルの施工法としては、第8図に
示すように、シールド機によって間隔をおいて二本の本
線トンネルaを築造した後、次に本線トンネルaに形成
したスライド面b間を、ルーフシールドcをスライドさ
せて駅部の掘削を行うシールド掘進工法が採用されてい
た。
〈本発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来のシールド掘進工法には、次のような問
題点が存在する。
即ち、従来の方法では、本線トンネルaを構築した後
に、ルーフシールドcを本線トンネルaに沿ってスライ
ドさせ、駅部を掘削しなければならないため、トンネル
部と駅部とを同時に構築することができないため、長い
工期が必要となる。
また、既に構築した本線トンネルaと駅部とを連結す
るために、セグメント等の余分な材料が必要となり、不
経済である。
そこで、本線トンネルaと駅部とを同時に構築するた
めに、土圧式のDOT工法、泥水式のMF工法等の公知の方
法が提案されている。
しかし、これらの方法は、本線トンネルaと駅部とを
同時に構築することは可能であるが、その後、本線トン
ネルaをさらに延長構築するためには、別途のシールド
機を使用しなければならない。
従って、シールド機が多数必要なため、不経済であ
り、またシールド機の取り替え作業に手間を要し、施工
能率の低下を招くことになる。
〈本発明の目的〉 本発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、地下鉄道のトンネル部と駅部とを同時に構築
することができ、しかも同じシールド機をそのまま用い
て、トンネル部のみをさらに延長構築することができる
シールド掘進工法を提供することを目的とする。
〈本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について
説明する。
〈イ〉シールド機の構造(第1〜4図) 本発明のシールド機は、本線シールド機1と連結シー
ルド機2より構成される。
(a)本線シールド機 本線シールド機1は、掘削前面にカッター11を有し、
断面形状を円形または楕円形等に形成した公知のシール
ド機である。
この本線シールド機1を、第1、2図に示すように、
カッター11を同じ側に位置させて、所定の間隔をおいて
並列して配置する。
本線シールド機1間には、駅部を構築するために必要
な間隔を確保する。
(b)連結シールド機 次に、これらの本線シールド機1間を、連結シールド
機2によって連結する。
この連結シールド機2は、本線シールド機1間の間隙
部の形状に適合する断面形状に形成する。
例えば、第1図に示すように、三機の同径の円形シー
ルド機を各々ずらして重ね、中間のシールド機の両側の
重なり部分を切り欠いた形状等が考えられる。
そして、両側の本線シールド機1と連結シールド機2
間を、ボルト等で一体に連結する。
(c)連結シールド機のカッター 連結シールド機2の掘削前面には、カッター21が取り
付けてある。
このカッター21の形状は、駅部の構築完了後に、本線
シールド機1が分離掘進するのを妨げない形状であれば
よい。
本実施例は、上下二台のスポーク型カッター21を使用
した場合であり、このカッター21は、本線シールド機1
のカッター11よりやや前方に取り付けた場合である。
またカッター21の大きさは、上下がお互いに噛み合う
寸法でも、噛み合わない寸法でもよい。
前者の場合には、ギヤ等を用いてお互いにぶつかり合
わないように回転を制御する。
(d)テール部 以上のように一体化した三機のシールド機群は、第3
図に示すように、各シールド機テール部の外殻の重なり
部を切り欠いて、仕切りのない内部空間3を形成する。
本線シールド機テール部12と、連結シールド機テール
部22との連結は、第4図に示すように、ボルト4等で連
結する。
さらに、本線シールド機テール部12と、連結シールド
機テール部22との連結部の境目には、止水ゴム41等を埋
設する。
〈ロ〉本線トンネル及び駅部の同時構築 上記のように一体に構成したシールド機群を掘進させ
ることによって、第6図に示すような本線トンネル5と
駅部6とを同時に掘削する。
そして、掘進とともに、テール部の内周面には、第
5、6図に示すように、周方向に連続するトンネル部セ
グメント51及び駅部セグメント61を組み立てる。
このようにして、周面間を連結した並列するトンネル
を構築することができる。
なお、本線トンネル5と駅部6とのくびれ部は、柱状
のセグメントで受けてもよいし、仮の支柱で受けて後に
柱を構築してもよい。
〈ハ〉本線トンネルの分離延長構築 駅部6を所要の距離まで構築した後、本線シールド機
1と連結シールド機2を分離する。
このとき、自立しない軟弱地盤の場合は、駅部6の構
築終了地点に、事前に地盤改良を施しておく(地山によ
っては地盤改良を必要としない)。
次に、推進ジャッキを押しきった状態で、本線シール
ド機1の前記切り欠き部に、鋼製の曲板等を接合し、円
形または楕円形等の断面を有するテール部に復元する。
そして、本線シールド機テール部12の内周面に、トン
ネル部セグメント51を組み立てながら、この本線シール
ド機1を掘進させる。
駅部6のトンネル端部には、連結シールド機2の撤去
後に土留しておく。
このようにして、第5図に示すように、駅部6と分離
とした本線トンネル5を延長構築することができる。
〈その他の実施例〉 上記実施例は、連結シールド機2に上下二台のスポー
ク型カッター21を取り付けた場合であるが、第7図に示
すように、カッター23を一つだけ取り付けてもよい。
〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので、次のような効
果を期待することができる。
〈イ〉従来のルーフシールドを用いた工法は、本線トン
ネルと駅部とを同時に構築することができないため、長
い工期が必要となる。
それに対して本発明は、本線シールド機と連結シール
ドを一体化し、本線トンネルと駅部とを同時に構築する
ことができる。
そのため、工期の短縮を図ることができる。
〈ロ〉また、別途に構築した本線トンネルと駅部とを連
結するために、重なり部のセグメント等の余分な材料が
発生し、本線トンネルセグメントの撤去、補強の手間が
かかり、不経済である。
それに対して本発明は、各シールド機のテール部の内
周面に、周方向に連続するセグメントを組み立てるもの
である。
従って、本線トンネルと駅部との重なり部に、セグメ
ント等の余分な材料が発生せず、本線トンネルセグメン
トの撤去、補強作業がないため経済的である。
〈ハ〉駅部トンネルも密閉式シールド機によて掘削する
ことができるため、軟弱地盤中の施工においても、地盤
全体に地盤改良等の補助手段を使用しなくて済む。
従って、経済的であり、工期の短縮にもつながる。
〈ニ〉本線トンネル及び駅部を同時に施工できるため、
管理が容易で、駅部の空間を資材置き場や水替え等に有
効に利用できる。
〈ホ〉従来の土圧式のDOT工法、泥水式のMF工法等の公
知の方法は、本線トンネルと駅部とを同時に構築するこ
とは可能であるが、その後、本線トンネルをさらに延長
構築するためには、別途のシールド機を使用しなければ
ならない。
従って、シールド機が多数必要なため、不経済であ
り、またシールド機の取り替え作業に手間を要し、施工
能率の低下を招くことになる。
それに対して本発明は、本線トンネル及び駅部を所要
の距離まで構築した後、本線シールド機を連結シールド
機から分離させ、掘進させることができる。
そのため、同じシールド機によって、駅部と分離した
本線トンネルを延長構築することができ、経済的である
とともに、施工能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明のシールド機の一実施例の正面図 第2図:シールド機の平面図 第3、4図:テール部の説明図 第5図:施工方法の説明図 第6図:地下鉄道トンネルの完成図 第7図:その他の実施例の説明図 第8図:従来技術の説明図
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 9/08 E21D 9/06 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隔をおいて並列させたテール部の一部の
    みを切り欠いた本線シールド機の間を、 本線シールド機間の間隙部の形状に適合する形状のテー
    ル部の一部のみを切り欠いた連結シールド機によって連
    結して一体化し、 この一体化したシールド機群のテール部には、各シール
    ド機の外郭の重なり部を切り欠いて、仕切りのない内部
    空間を形成し、 このシールド機群を、テール部の内周面にセグメントを
    組み立てながら掘進させ、 周面間を連結した並列するトンネルを構築することを特
    徴とした、 シールド掘進工法。
  2. 【請求項2】間隔をおいて並列させたテール部の一部の
    みを切り欠いた本線シールド機の間を、 本線シールド機間の間隙部の形状に適合する形状のテー
    ル部の一部のみを切り欠いた連結シールド機によって連
    結し、 このシールド機群の少なくともテール部には、各シール
    ド機外郭の重なり部を切り欠いて、仕切りのない内部空
    間を形成し、 このシールド機群を、テール部の内周面にセグメントを
    組み立てながら掘進させ、 周面間を連結した並列するトンネルを構築した後、 本線シールド機と連結シールド機を分離し、 本線シールド機の前記切り欠き部を復元して、 この本線シールド機を、テール部の内周面にセグメント
    を組み立てながら掘進させて、トンネルを構築すること
    を特徴とした、 シールド掘進工法。
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