JP2750361B2 - 分離型シールド掘削機 - Google Patents
分離型シールド掘削機Info
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Description
ド機が反力体からそれぞれ発進可能な分離型シールド掘
削機に関するものである。
レートを有するシールド掘削機の前部に設けられたカッ
タ装置で地山を掘削しつつ、シールド掘削機内部で円筒
分割体たるセグメントを組み立て、さらに、このセグメ
ントの前端に反力を取ってシールド掘削機内部のシール
ドジャッキを伸長させることで、シールド掘削機全体を
前方に推進させ、これら工程を繰り返すことで地中にト
ンネルを形成する工法である。
ンプレートの外径に略等しい円形断面である。しかしな
がら、トンネル内部においては、地中駅や通風口等通常
の掘削断面に対して拡大した掘削断面が要求される場合
がある。この場合、シールド掘削機では定められた掘削
断面しか得られないため、地上から立坑を掘削して拡大
部分を築造したり、あるいは、トンネル形成後にこのト
ンネルを作業基地としてシールド機や掘削機を用いて拡
大部分を形成することが行われている。
工法等の補助工法が必要となり、工費が割高となる、と
いった課題を抱えていた。また、立坑掘削や補助工法の
施工による周辺への、特に埋設物への影響が無視できな
いため、施工場所等の制限があり、広範な施工条件での
適用が困難な状況にあった。
常の掘削断面に対して拡大した掘削断面を短期かつ安価
に施工でき、しかも周辺への影響を極力抑えて施工しう
る分離型シールド掘削機の提供を目的としている。
設けられていると共に自身を前方に推進させる推進装置
が設けられたシールド機を所定間隔をおいて複数機並設
し、これらシールド機の後方にそれらの断面輪郭をつな
ぐ形状に形成された反力体を設け、その反力体の前部に
は各シールド機内に挿入される挿入部を設けて、その挿
入部を各シールド機内に挿入することで反力体を各シー
ルド機に合体させた状態で設けるようにし、かつ、前記
反力体には、この反力体の輪郭で囲繞される地山のうち
前記シールド機のカッタ装置で掘削された残りの部分の
地山を掘削する掘削装置と、反力体自身を前方に推進さ
せる反力体推進装置とを設けた分離型シールド掘削機を
構成することで、前記課題を解決している。
する。
離型シールド掘削機を示す図である。これら図におい
て、符号1全体で表されるものが本実施例に係る分離型
シールド掘削機(以下、単に「掘削機」と称する)であ
り、この掘削機1は、その軸線を互いに平行にした状態
で所定間隔をおいて並設された2機のシールド機2、2
と、これらシールド機2、2の後方に設けられた反力体
3とから概略構成されている。
ルド機であり、円筒状のスキンプレート4前部に地山掘
削用のカッタ装置5が回動自在に設けられていると共
に、その後部内周面に推進用ジャッキ(推進装置)6、
6、…が周方向に間隔をおいて複数個設けられている。
この推進用ジャッキ6の作用端6aはシールド機2の後方
に向けられている。また、符号7は、スキンプレート4
後部に設けられ、円筒分割体たるセグメント(第1図な
いし第3図において図示略)をスキンプレート4内部で
組み立てるエレクタ装置である。なお、本実施例では、
各シールド機2の規模はほぼ同一とされ、かつ、そのカ
ッタ装置5、5も同一平面上に位置されるように設けら
れている。
ート4内に挿入可能な径の円筒状に形成され、前端が前
記推進用ジャッキ6の作用端6aに当接された挿入部3a、
3aと、これら挿入部3a、3a後方に連なって設けられ、各
シールド機2、2のスキンプレート4、4の外形輪郭を
つなげた形の繭形(第3図参照)に形成された本体部3b
とから概略構成されていて、その反力体3は、上記シー
ルド機2,2の後方に配置されて上記挿入部を3a,3aを各シ
ールド機2のスキンプレート4内に挿入した状態でそれ
らシールド機2,2と合体されている。
れる部分の地山から各シールド機2、2のカッタ装置5
で掘削された残りの部分を掘削する掘削装置8が、本体
部3bの前部中央に設けられている。この掘削装置8は、
前記挿入部3a、3aに連なって設けられ、本体部3bの輪郭
の延長をなすスキンプレート部8aと、このスキンプレー
ト部8a前部に回動自在に設けられ、シールド機2のカッ
タ装置5と同一平面上に位置されたカッタ部8bとから構
成されている。なお、本実施例では、シールド機2のカ
ッタ装置5の回転軸と掘削装置8のカッタ部8bの回転軸
との間隔は、カッタ装置5の半径の略2乗根倍とされて
いるので、カッタ部8bの半径はカッタ装置5の半径と略
一致する。
間隔をおいて複数の推進用ジャッキ(反力体推進装置)
9、9、…が設けられている。これら推進用ジャッキ9
の作用端9a、…は反力体3の後方に向けられている。な
お、符号10は、各シールド機2、2及び掘削装置8の後
方にそれぞれ設けられたセグメント11、11、…組立用の
エレクタ装置である。
削機1を用いたシールド工法について説明する。
削断面を有するトンネルを形成する場合には、第1図に
示すように、立坑等所定の発進箇所からシールド機2、
2及び反力体3が合体した状態での掘削機1を発進さ
せ、この掘削機1によりトンネルを形成する。すなわ
ち、シールド機2のカッタ装置5及び掘削装置8のカッ
タ部8bにより地山を掘削しつつ、反力体本体部3b内のエ
レクタ装置10、10、…でセグメント11、…を繭状に組み
立て、さらにこれら組み立てられたセグメント11、…の
前端に反力を取ることで、推進用ジャッキ9、…を伸長
させることで掘削機1全体を前方に推進させる。これら
の工程を繰り返すことで、地中にトンネルを形成するこ
とができる。
形成する場合には、その地点で掘削機1によるトンネル
形成を停止した後、第4図に示すように、各シールド機
2、2を反力体3前方から発進させ、これらシールド機
2、2によりトンネルを形成する。すなわち、周知の如
く、シールド機2のカッタ装置5により地山を掘削しつ
つ、スキンプレート4内のエレクタ装置7、7、…でセ
グメント12、…を円筒状に組み立て、さらにこれら組み
立てられたセグメント12、…の前端に反力を取ること
で、推進用ジャッキ6、…を伸長させることでシールド
機2全体を前方に推進させる。これらの工程を繰り返す
ことで、地中にトンネルを形成することができる。
を有するトンネルを形成することができる。ここで、こ
の実施例では、2機のシールド機2、2を所定間隔をお
いて並設すると共に、これらシールド機2、2の後方に
それらの断面輪郭をつなぐ形状の反力体3を配置し、こ
の反力体3に掘削装置8と推進用ジャッキ9、9、…を
設けたので、シールド機2、2のカッタ装置5、5及び
反力体3の掘削装置8と推進用ジャッキ9、……を用い
ることで、通常のシールド掘削機1によるトンネル形成
工程と全く同一の工程により拡大された掘削断面を有す
るトンネルを形成することができる。従って、前記従来
の如く、トンネル形成後に立坑を築造したり掘削機等を
搬入する必要もなく、しかも薬液注入等の補助工法が不
要であり、工期、工費の低減及び周辺への悪影響を殆ど
抑えた施工が可能である。
は、その細部が前記実施例に限定されず、種々の変形例
が可能である。
に地山掘削用のカッタ装置が設けられていると共に自身
を前方に推進させる推進装置が設けられたシールド機を
所定間隔をおいて複数機並設し、これらシールド機の後
方に、それらの断面輪郭をつなぐ形状に形成された反力
体を設けて、その反力体の前部に設けた挿入部を各シー
ルド機内に挿入することで各シールド機の推進装置の反
力を受けるようにし、かつ、この反力体に、その輪郭で
囲繞される地山のうち前記シールド機のカッタ装置で掘
削された残りの部分の地山を掘削する掘削装置と、反力
体自身を前方に推進させる反力体推進装置とを設けたよ
うな分離型シールド掘削機を構成したので、シールド機
のカッタ装置及び反力体の掘削装置と推進装置とを用い
ることで、通常のシールド掘削機によるトンネル形成工
程と全く同一の工程により拡大された掘削断面を有する
トンネルを形成することができる。従って、従来の如
く、トンネル形成後に立坑を築造したり掘削機等を搬入
する必要もなく、しかも薬液注入等の補助工法が不要で
あり、工期、工費の低減及び周辺への悪影響を殆ど抑え
た施工が可能である。
型シールド掘削機を示す図であって、第1図は縦断面
図、第2図は左側面図、第3図は第1図のIII−III′線
に沿う矢視断面図、第4図は同分離型シールド掘削機を
使用してトンネルを形成している状態を示す断面図であ
る。 1……分離型シールド掘削機、2……シールド機、3…
…反力体、3a……挿入部、4……スキンプレート、5…
…カッタ装置、6……推進用ジャッキ(推進装置)、8
……掘削装置、9……推進用ジャッキ(反力体推進装
置)。
Claims (1)
- 【請求項1】前部に地山掘削用のカッタ装置が設けられ
ていると共に自身を前方に推進させる推進装置が設けら
れたシールド機が所定間隔をおいて複数機並設され、 これらシールド機の後方にはそれらの断面輪郭をつなぐ
形状に形成された反力体が設けられ、 該反力体の前部には前記各シールド機内に挿入される挿
入部が設けられていて、該挿入部が前記各シールド機内
に挿入されることで前記反力体が前記各シールド機に合
体した状態で設けられ、 かつ、前記反力体には、この反力体の輪郭で囲繞される
地山のうち前記シールド機のカッタ装置で掘削された残
りの部分の地山を掘削する掘削装置と、反力体自身を前
方に推進させる反力体推進装置とが設けられていること
を特徴とする分離型シールド掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1106927A JP2750361B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 分離型シールド掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1106927A JP2750361B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 分離型シールド掘削機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02285197A JPH02285197A (ja) | 1990-11-22 |
JP2750361B2 true JP2750361B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=14446045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1106927A Expired - Fee Related JP2750361B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 分離型シールド掘削機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2750361B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0641718B2 (ja) * | 1989-03-02 | 1994-06-01 | 清水建設株式会社 | 分離型シールド掘削機 |
-
1989
- 1989-04-26 JP JP1106927A patent/JP2750361B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02285197A (ja) | 1990-11-22 |
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