JP3508960B2 - 拡巾シールド機 - Google Patents

拡巾シールド機

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JP3508960B2
JP3508960B2 JP17603795A JP17603795A JP3508960B2 JP 3508960 B2 JP3508960 B2 JP 3508960B2 JP 17603795 A JP17603795 A JP 17603795A JP 17603795 A JP17603795 A JP 17603795A JP 3508960 B2 JP3508960 B2 JP 3508960B2
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墻 栄 治 岡
崎 敏 雄 高
田 実 米
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、土木工事のシール
ド工法を実施する場合に掘削断面を任意に拡大・縮小で
きる拡巾シールド機に関する。 【0002】 【従来の技術】シールド工法では、工費の低減化を考慮
すると、1台のシールド機で長距離掘削を行うのが有効
である。しかし、鉄道シールドや共同溝等では、途中に
駅や吸排気口、ケーブル分岐点、接続点等で拡巾部が必
要となる。すなわち、図17に示す地下鉄トンネルにお
いては、線路部Aに対し駅部Bは拡巾部となり、その駅
部Bには、大拡巾部B1と小拡巾部B2とが設けられて
いる。これに対し従来は、線路部Aはシールド工法によ
るが、駅部Bの大拡巾部B1は、発進立坑及び掘削立坑
により掘削し、小拡巾部B2は、開削工法により掘削し
ていた。 【0003】また、楕円形シールド機も開発されている
が、シールド幅を拡巾することができない。 【0004】したがって、1台のシールド機で駅部を含
めて一貫して掘削することは不可能である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、拡巾部も含
めて1台で一貫して掘削することができる拡巾シールド
機を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、掘削断
面を拡大・縮小できる拡巾シールド機において、第1カ
ッタディスク(10)と第2カッタディスク(20)と
が前後に並行するようにオーバラップして設けられ、そ
れらの両カッタディスク(10、20)のスキンプレー
ト(11、21)は平行部(11a、21a)がオーバ
ラップされており、それらの両平行部(11a、21
a)の端部にはそれぞれ一対の土砂シール(1、1)が
設けられ、平行部(11a、21a)の間に止水用充填
材を充填するプラグ(2)が設けられ、そして第2カッ
タディスク(20)の後方の上下部には前記平行部(1
1a、21a)に近接して第1ドラム状カッタ(12)
と第2ドラム状カッタ(22)とが前後に並行するよう
に設けられ、第1ドラム状カッタ(12)の長さは正面
から見て第1カッタディスク(10)の半径に略等し
く、第2ドラム状カッタ(12)の長さは正面から見て
第2カッタディスク(20)の半径に略等しく、第1カ
ッタディスク(10)の第1センタシャフト(13)と
第2カッタディスク(20)の第2センタシャフト(2
3)との軸間距離(L)を拡大する手段を備えている。 【0007】上記のように構成された拡巾シールド工法
においては、カッタディスクの軸間距離を拡げ、両カッ
タディスクの外周と両スキンプレートとで構成される部
分すなわち両カッタディスクの掘り残し部分を、ドラム
状カッタで掘削して拡巾部を形成する。 【0008】 【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
例を説明する。 【0009】図1ないし図4には、本発明を実施するシ
ールド機が示されている。このシールド機には、直径D
の第1カッタディスク10と第2カッタディスク20と
が、前後に並行するようにオーバラップして設けられて
いる。これら両ディスク10、20のスキンプレート1
1、21も図5に示すように、その平行部11a、21
aでオーバラップされている。そして、第2ディスク2
0の後方の上下部には、平行部21aに近接して第1ド
ラム状カッタ12と第2ドラム状カッタ22とが前後に
並行するように設けられている。 【0010】その第1ドラム状カッタ12は、第1カッ
タディスク10に対し正面から見て右半部半径と略等し
く、かつ、第1センタシャフト13に対し図示しない手
段で同一位置に固定されており、第2ドラム状カッタ2
2も第2カッタディスク20に対し左半部に同様に構成
されている。そして、第1、第2センタシャフト13、
23の軸間距離Lは、図示しない任意適宜の公知の手段
で拡大できるようになっている。なお、図2及び図7の
例において、距離Lは、0.4Dだけ拡巾できるように
なっている。図2の符号4はバルクヘッド、5は送泥
管、6は排泥管である。 【0011】図5において、両平行部11a及び21a
の端部には、それぞれ一対の土砂シール1が設けられて
いる。そして、これらのシール1、1の間及び平行部1
1a及び21aの間に、油脂等の止水用充填材を充填す
るプラグ2が設けられている。 【0012】次に作用について説明する。 【0013】図11において、駅部B、Bの間は、一方
の駅部Bの発進立坑による大拡巾部B1から発進し、他
方の到着立坑による大拡巾部B1まで掘削する。掘削に
際し、線路部Aは図3〜図5の状態でシールド工法によ
り掘削し、図6に示すようなトンネルT1を築造する。
なお、図中の符号7はセグメント、8は中柱である。そ
して、中間の駅部Cの拡巾部C1は、両カッタディスク
10、20の間を図7〜図9に示すように、距離Lを
0.4Dだけ拡巾して拡巾シールド工法で掘削し、図1
0に示すような拡巾トンネルT2を築造する。なお、図
中の符号7Aはセグメントである。そして、線路部Aと
拡巾部C1との間の移行部C2は、前記距離Lを、距離
L+0.4Dまで拡巾しながら、又は、距離L+0.4
Dから距離Lまで縮幅しながらシールド掘進し、テーパ
状トンネルT3を築造する。 【0014】また、図12は、図11の移行部C2のか
わりに、拡巾縮小部D2を設け、トンネルT1および拡
巾トンネルT2を築造する場合を示している。 【0015】図13は、スキンプレート11A、21A
のオーバラップ部の別の実施例を示し、拡巾用スキンプ
レート3を設け、他を実質的に図5と同様に構成した例
である。この実施例では、拡巾時に両スキンプレート1
1A、21Aは拡巾用スキンプレート3に対し、図14
に示すように、相互に外方(図14の左右方向)に向け
て移動する。 【0016】図15は本発明を実施するシールド機の別
の実施例を示し、中央のカッタディスク30に対し、4
個のカッタディスク30A〜30Dを4角状に配置し、
図3と同様なドラム状カッタ12、22を設けた例であ
る。この実施例では図16に示すように、4個のカッタ
ディスク30A〜30Dを矢印方向に移動させることに
より、縦・横両方向に拡巾することができる。 【0017】 【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、1台のシールド機で拡巾部も含めて一貫し
て掘削することができ、工期を短縮し工費を低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を実施するシールド機の一実施例を示す
斜視図。 【図2】図1のX−X矢視断面図。 【図3】図1の正面図。 【図4】図1の上面図。 【図5】図1のスキンプレートを示す正面断面図。 【図6】図1で築造されたトンネルの断面図。 【図7】拡巾時の図3に相当する図面。 【図8】拡巾時の図4に相当する図面。 【図9】拡巾時の図5に相当する図面。 【図10】拡巾トンネルを示す断面図。 【図11】本発明で築造された地下鉄トンネルを示す側
断面図。 【図12】本発明で築造された他のトンネルを示す側断
面図。 【図13】スキンプレートのオーバラップ部の別の実施
例を示す正面断面図。 【図14】図13の拡巾時を示す図面。 【図15】本発明を実施するシールド機の別の実施例を
示す正面図。 【図16】図15の拡巾時を示す図面。 【図17】従来方法を説明をする地下鉄トンネルの側断
面図。 【符号の説明】 A・・・線路部 B・・・駅部 B1・・・大拡巾部 B2・・・小拡巾部 C・・・駅部 C1・・・拡巾部 C2・・・移行部 D2・・・拡巾縮小部(立坑) L・・・軸間距離 T1・・・トンネル T2・・・拡巾トンネル T3・・・テーパ状トンネル 1・・・土砂シール 2・・・プラグ 3・・・拡巾用スキンプレート 4・・・バルクヘッド 5・・・送泥管 6・・・排泥管 7、7A・・・セグメント 8・・・中柱 10・・・第1カッタディスク 11、21・・・スキンプレート 11a、21a・・・スキンプレートの平行部 12、22・・・ドラム状カッタ 13、23・・・センタシャフト 20・・・第2カッタディスク 30、30A〜30D・・・カッタディスク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−210193(JP,A) 特開 平4−285291(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 掘削断面を拡大・縮小できる拡巾シール
    ド機において、第1カッタディスク(10)と第2カッ
    タディスク(20)とが前後に並行するようにオーバラ
    ップして設けられ、それらの両カッタディスク(10、
    20)のスキンプレート(11、21)は平行部(11
    a、21a)がオーバラップされており、それらの両平
    行部(11a、21a)の端部にはそれぞれ一対の土砂
    シール(1、1)が設けられ、平行部(11a、21
    a)の間に止水用充填材を充填するプラグ(2)が設け
    られ、そして第2カッタディスク(20)の後方の上下
    部には前記平行部(11a、21a)に近接して第1ド
    ラム状カッタ(12)と第2ドラム状カッタ(22)と
    が前後に並行するように設けられ、第1ドラム状カッタ
    (12)の長さは正面から見て第1カッタディスク(1
    0)の半径に略等しく、第2ドラム状カッタ(12)の
    長さは正面から見て第2カッタディスク(20)の半径
    に略等しく、第1カッタディスク(10)の第1センタ
    シャフト(13)と第2カッタディスク(20)の第2
    センタシャフト(23)との軸間距離(L)を拡大する
    手段を備えていることを特徴とする拡巾シールド機。
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