JP2000265779A - シールド掘削工法及び3連分岐拡幅シールド掘削機 - Google Patents

シールド掘削工法及び3連分岐拡幅シールド掘削機

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JP2000265779A JP11070032A JP7003299A JP2000265779A JP 2000265779 A JP2000265779 A JP 2000265779A JP 11070032 A JP11070032 A JP 11070032A JP 7003299 A JP7003299 A JP 7003299A JP 2000265779 A JP2000265779 A JP 2000265779A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実質上掘り残しを生ずることなく、発進立坑
から、徐々に拡幅した本線・連結路一体区間を水平掘削
し、分岐位置に至ると、2本の本線独立区間を水平掘削
することのできるシールド掘削工法を提供する。。 【解決手段】 発進立坑(H)から、中央部の拡幅可能
で矩形掘削する矩形シールド(1A)及びその両側部の
円形掘削する円形シールド機(1B、1B)よりなる3
連分岐拡幅シールド掘削機(1)を、矩形シールド機
(1A)を徐々に拡幅(S)しながら発進させて本線・
連結路一体区間Tー1を水平掘削し、分岐位置(A)に
至ると、矩形シールド機(1A)を分離して、両側部の
円形シールド機(1B、1B)で2本の本線独立区間T
ー2を水平掘削するするシールド掘削工法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発進立坑からシー
ルド掘削機を発進させて、本線・連絡路一体区間のトン
ネルを掘削し、分岐点に至ると、2本の本線独立区間の
トンネルを掘削するシールド掘削工法及びその工法を実
施するシールド掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】発進立坑からシールド掘削機を発進させ
て、2本の本線独立区間のトンネルを分岐して掘削する
際には、発進立坑より分岐点に至る間を最大巾に合せて
本線・連絡路一体区間のトンネルを掘削する技術は知ら
れており、その際、従来工法による場合は、通常、親子
の3連円形シールド掘削機によっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
例えば地下高速道路やトンネル内の鉄道等で分岐部を作
る場合、別のシールド機を必要とした。本発明は、発進
立坑から、2本の本線独立区間のトンネルを掘削する分
岐点に至る徐々に拡幅した本線・連絡路一体区間のトン
ネルを、掘り残し部を実質上生じることなく掘削し得る
シールド掘削工法及びその工法を実施するシールド掘削
機を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のシールド掘削工
法によれば、発進立坑から、中央部の拡幅可能で矩形掘
削する第2の矩形シールド機とその両側部を掘削する第
1および第3のシールド機よりなる3連分岐拡幅シール
ド掘削機を用い、第2の矩形シールド機を徐々に拡幅し
ながら発進させて本線・連結路一体区間を掘削し、分岐
位置に至ると、第2の矩形シールド機を分離して、両側
部の第1および第3のシールド機で2本の本線独立区間
を掘削するようになっている。
【0005】また本発明によれば、分岐位置で分離した
第2の矩形シールド機により掘削方向に対して傾斜して
掘削して、分岐線を開削することもできる。
【0006】さらに本発明の3連分岐拡幅シールド掘削
機によれば、中央部の矩形掘削する第2の矩形シールド
機とその両側部を掘削する第1および第3のシールド機
よりなり、第2の矩形シールド機とその両側部の第1お
よび第3のシールド機とは分離可能であり、第2の矩形
シールド機は、拡幅可能で、その掘削羽根は進退して矩
形掘削するようになっている。
【0007】また本発明によれば、第2の矩形シールド
機は、矩形を呈するように配設された複数本の回転軸に
各々取り付けられた掘削羽根を備えている。
【0008】矩形シールドを組み合わすことで、拡幅が
でき、発進立坑から、2本の本線独立区間のトンネルを
掘削する分岐点に至る徐々に拡幅した本線・連絡路一体
区間のトンネルを、掘り残し部を実質上生じることなく
掘削することができる。また、分岐位置で分離した第2
の矩形シールドにより、道路トンネルのランプ施工が可
能である。
【0009】
【発明の実施の形態】図2乃至図5に、本発明に係るシ
ールド掘削工法を実施する3連分岐拡幅シールド掘削機
1を示し、そのシールド掘削機1は、中央部の矩形掘削
する矩形シールド機1Aと、その両側部に設けた円形掘
削する円形シールド機1B、1Bとから成るものであ
る。なお、図示の実施例では両側のシールド機は円形を
掘削するようになっているが、中央のシールド機と同様
に矩形シールド機を用いることができる。
【0010】シールド掘削機1の外殻2a、2b,2b
は、分離可能に連結させていて、3連分岐拡幅シールド
掘削機を構成している。
【0011】矩形シールド機1Aは、拡幅可能なもので
あり、図2は立坑発進時で、幅が最も狭い状態、図3は
分岐時で、拡幅して幅が最も広い状態を示す。
【0012】矩形シールド機1Aは、矩形を呈するよう
に配設された4本の回転軸に各々取り付けられた掘削羽
根3aを備えているものであり、各掘削羽根3aは、進
退可能なものであって、掘削羽根3aを進退させて矩形
に搾孔する。また、円形シールド機1B、1Bの掘削羽
根3bも進退可能としてもよい。
【0013】図5において、4は掘削土砂の搬送用のコ
ンベア、5は掘削孔を被覆するセグメント、6はシール
ド機の外殻2とセグメントの間に介装したテールシール
を示す。
【0014】図1は、前記の3連分岐拡幅シールド掘削
機1によりトンネルを掘削する態様を示し、トンネル
は、本線・連結路一体区間Tー1と、本線独立区間Tー
2とからなり、発進立坑Hから、中央部の矩形シールド
機1Aと両側部の円形シールド機1B、1Bを一体とし
てシールド掘削機1を発進させる。矩形シールド機1A
を徐々に拡幅Sして本線・連結路一体区間Tー1を掘削
する。
【0015】分岐位置Aに至ると、矩形シールド機1A
を分離して、両側部の円形シールド機1B、1Bで2本
の本線独立区間Tー2を掘削し、矢印で示す到着立坑に
至る。
【0016】分岐位置Aで分離した矩形シールド機1A
は、上方掘削Tー3して、矢印で示すランプ開削部に至
る。なお、矩形シールド機1Aによる下方掘削も可能で
ある。
【0017】矩形シールド機1Aによる矩形掘削は、そ
の掘削羽根3aの進退によるコーナー掘削で達成され
る。
【0018】掘削土砂は、コンベア4で搬出し、掘削孔
は従来工法にしたがい鋼殻等のセグメントで被覆する。
【0019】
【発明の効果】矩形シールド機を組み合わすことで、拡
幅ができ、発進立坑から、2本の本線独立区間のトンネ
ルを掘削する分岐点に至る徐々に拡幅した本線・連絡路
一体区間のトンネルを、掘り残し部を実質上生じること
なく掘削することがで、従来の円形シールドを3連組み
合わせたシールド機による場合に比べ、必要断面のみを
掘削することができ、コスト低減を図ることができる。
また、分岐点で分離した第1および第3のシールド機に
より、2本の本線独立区間のトンネルを掘削することが
できると共に、分離した第2の矩形シールド機により、
道路トンネルのランプ施工ができる。分岐して異なる方
向に掘削するので、連続掘削ができ、従来のように分岐
点前に立坑を作ってシールド機を設置する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】発進立坑より発進した3連分岐拡幅シールド掘
削機により本線・連絡路一体区間のトンネルとそれに続
く分岐した2の本線独立区間のトンネルを掘削する態様
を示す斜視図。
【図2】立坑発進時の3連分岐拡幅シールド掘削機の正
面図。
【図3】分岐時の3連分岐拡幅シールド掘削機の正面
図。
【図4】3連分岐拡幅シールド掘削機の平面図。
【図5】3連分岐拡幅シールド掘削機の側面図。
【符号の説明】
1・・・3連分岐拡幅シールド掘削機 1A・・・矩形シールド機 1B・・・円形シールド機 2a・・・外殻 2b・・・外殻 3a・・・進退可能な掘削羽根 3b・・・掘削羽根 4・・・土砂搬送コンベア 5・・・セグメント 6・・・テールシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平 野 昇 東京都港区元赤坂1丁目3番8号 鹿島建 設株式会社東京支店内 (72)発明者 石 丸 裕 東京都港区元赤坂1丁目3番8号 鹿島建 設株式会社東京支店内 Fターム(参考) 2D054 AA03 AA05 AB05 BA03 BA25 EA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発進立坑から、中央部の拡幅可能で矩形
    掘削する第2の矩形シールド機とその両側部を掘削する
    第1および第3のシールド機よりなる3連分岐拡幅シー
    ルド掘削機を用い、第2の矩形シールド機を徐々に拡幅
    しながら発進させて本線・連結路一体区間を掘削し、分
    岐位置に至ると、第2の矩形シールド機を分離して、両
    側部の第1および第3のシールド機で2本の本線独立区
    間を掘削することを特徴とするシールド掘削工法。
  2. 【請求項2】 分岐位置で分離した第2の矩形シールド
    機により掘削方向に対して傾斜して掘削して、分岐線を
    開削することを特徴とする請求項1に記載のシールド掘
    削工法。
  3. 【請求項3】 中央部の矩形掘削する第2の矩形シール
    ド機とその両側部を掘削する第1および第3のシールド
    機よりなり、第2の矩形シールド機とその両側部の第1
    および第3のシールド機とは分離可能であり、第2の矩
    形シールド機は、拡幅可能で、その掘削羽根は進退して
    矩形掘削するものであることを特徴とする3連分岐拡幅
    シールド掘削機。
  4. 【請求項4】 第2の矩形シールド機は、矩形を呈する
    ように配設された複数本の回転軸に各々取り付けられた
    掘削羽根を備えているものであることを特徴とする請求
    項3に記載の3連分岐拡幅シールド掘削機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001336387A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Kajima Corp 多連分岐シールド掘進機
JP2007277905A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Toda Constr Co Ltd トンネルの掘削方法、それを用いたトンネルの出入り口分岐・合流拡幅部の構築方法及びそれによって構築されたトンネルの出入り口分岐・合流拡幅部
CN108019216A (zh) * 2017-12-29 2018-05-11 上海市机械施工集团有限公司 一种新型矩形盾构机的布置形式

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