JPH09291251A - コーティング用組成物 - Google Patents

コーティング用組成物

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Publication number
JPH09291251A
JPH09291251A JP10514396A JP10514396A JPH09291251A JP H09291251 A JPH09291251 A JP H09291251A JP 10514396 A JP10514396 A JP 10514396A JP 10514396 A JP10514396 A JP 10514396A JP H09291251 A JPH09291251 A JP H09291251A
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JP
Japan
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coating composition
group
component
partial
ethylene
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Application number
JP10514396A
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English (en)
Inventor
Kazuo Hachiman
一雄 八幡
Toru Hanada
亨 花田
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09291251A publication Critical patent/JPH09291251A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明でガスバリアー性に優れ、密着性、耐熱
性、耐薬品性、耐水性、可撓性に優れた塗膜を形成する
ためのコーテイング用組成物を提供すること 【解決手段】 下記成分A〜Dからなり、A/(B+C)(重
量) =99/1〜1/99とする。 A.エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH) B.3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2-
(3,4- エポキシシクロヘキシル) エチルトリメトキシシ
ラン等のエポキシ基を有するアルコキシシランの(部
分)加水分解物、その(部分)縮合物、これらの混合
物、 C.3-アミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノ基
及び/又はイミノ基を有するアルコキシシランの(部
分) 加水分解物、(部分)縮合物、これらの混合物 D.溶剤(但し、EVOH可溶性溶剤を50%以上)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーティング用組
成物に関し、さらに詳細には、透明でガスバリアー性に
優れた塗膜を形成し、密着性、耐熱性、耐薬品性、耐水
性、耐久性、可撓性に優れたプラスチックフィルム等の
成形品を提供するためのコーティング用組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチック成形品、例えば透明
導電性フィルム等の高機能化の面から、ガスバリア性、
密着性、耐熱性、耐薬品性、耐水性、耐久性、可撓性な
どに優れ、透明な塗膜を形成させることのできるコーテ
ィング用組成物が求められている。
【0003】このような要求を満たすコーティング用組
成物として、ポリビニルアルコールに微粒子状シリカを
配合した酸性の水性組成物(米国特許3,773,77
6号)やポリビニルアルコールとシリカのコンプレック
スを主成分とする硬化性コーティング用組成物(米国特
許4,016,129号)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記米
国特許3,773,776号および4,016,129
号明細書に記載された透明塗膜を形成するコーティング
用組成物は、耐薬品性、耐久性が不十分である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかるコーテ
ィング用組成物の欠点を改良すべく鋭意研究の結果、下
記の組成からなるコーティング用組成物から前記要求を
満たす塗膜が得られることを見出し、本発明に到達し
た。
【0006】即ち、本発明は、下記成分A〜Dからな
り、成分Aと成分B及び成分Cとの重量比A/(B+
C)が99/1〜1/99の範囲にあることを特徴とす
るコーティング用組成物である。 成分A.エチレンービニルアルコール共重合体 成分B.下記一般式(1)
【0007】
【化3】 (式中、R1 は炭素数1〜4のアルキレン基、R2 およ
びR3 は炭素数1〜4のアルキル基、Xはグリシドキシ
基またはエポキシシクロヘキシシル基であり、nは1ま
たは0である)で示されるエポキシ基を有するアルコキ
シシランの(部分)加水分解物、その(部分)縮合物ま
たはこれらの混合物、 成分C.下記一般式(2)
【0008】
【化4】 (ここにR4 は炭素数1〜4のアルキレン基、R5 およ
びR6 は炭素数1〜4のアルキル基、Yは水素原子また
はアミノアルキル基であり、mは1または0である)で
示されるアミノ基及び/またはイミノ基を有するアルコ
キシシランの(部分)加水分解物、その(部分)縮合物
またはこれらの混合物 成分D.エチレンービニルアルコール共重合体可溶性溶
剤を全溶剤量中、50重量%以上含有する溶剤 次に、本発明の組成物を各成分別に詳述する。本発明に
おいて、成分Aのエチレンービニルアルコール共重合体
としては、公知の市販のものを挙げることができる。エ
チレンの共重合比率は、10モル%以上50モル%以下
が好ましい。エチレン共重合比が50モル%を超えると
塗膜としたときに、十分満足できるガスバリアー性が得
られない。一方10モル%未満では高湿度下におけるガ
スバリアー性が不十分である。
【0009】成分Bは下記一般式(1)
【0010】
【化5】
【0011】で示されるエポキシ基を有するアルコキシ
シランの(部分)加水分解物、その(部分)縮合物また
はこれらの混合物である。式中、R1 は炭素数1〜4の
アルキレン基、R2 およびR3 は炭素数1〜4のアルキ
ル基、Xはグリシドキシ基またはエポキシシクロヘキシ
シル基であり、nは1または0である。
【0012】かかるエポキシ基を有するアルコキシシラ
ンとしては、例えばグリシドキシメチルトリメトキシシ
ラン、グリシドキシメチルトリエトキシシラン、グリシ
ドキシメチルトリプロポキシシラン、グリシドキシメチ
ルトリブトキシシラン、2−グリシドキシエチルトリメ
トキシシラン、2−グリシドキシエチルトリエトキシシ
ラン、2−グリシドキシエチルトリプロポキシシラン、
2−グリシドキシエチルトリブトキシシラン、1−グリ
シドキシエチルトリメトキシシラン、1−グリシドキシ
エチルトリエトキシシラン、1−グリシドキシエチルト
リプロポキシシラン、1−グリシドキシエチルトリブト
キシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、
3−グリシドキシプロピルトリプロポキシシラン、3−
グリシドキシプロピルトリブトキシシラン、2−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、2−グリシドキシ
プロピルトリエトキシシラン、2−グリシドキシプロピ
ルトリプロポキシシラン、2−グリシドキシプロピルト
リブトキシシラン、1−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、1−グリシドキシプロピルトリエトキシシ
ラン、1−グリシドキシプロピルトリプロポキシシラ
ン、1−グリシドキシプロピルトリブトキシシラン、
(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルトリメトキ
シシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチル
トリエトキシシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)メチルトリプロポキシシラン、(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)メチルトリブトキシシラン、2−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリプロポキシシラン、2−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリブトキシシラ
ン、3−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピル
トリメトキシシラン、3−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)プロピルトリエトキシシラン、3−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)プロピルトリプロポキシシラ
ン、3−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピル
トリブトキシシラン、4−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)ブチルトリメトキシシラン、4−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)ブチルトリエトキシシラン、4
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)ブチルトリプロ
ポキシシラン、4−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)ブチルトリブトキシシラン、ジエトキシ−3−グリ
シドキシプロピルメチルシラン等が挙げられる。
【0013】特に好ましいエポキシ基を有するアルコキ
シシランは、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル
トリメトキシシランである。本発明のコーテイング用組
成物はこれらの化合物の単独又は2種以上を併せて調製
されることができる。
【0014】成分Cは下記一般式(2)
【0015】
【化6】
【0016】で示されるアミノ基及び/またはイミノ基
を有するアルコキシシランの(部分)加水分解物、その
(部分)縮合物またはこれらの混合物である。式中、R
4 は炭素数1〜4のアルキレン基、R5 およびR6 は炭
素数1〜4のアルキル基、Yは水素原子またはアミノア
ルキル基であり、mは1または0である。
【0017】かかるアミノ基及び/またはイミノ基を有
するアルコキシシランとしては、例えばアミノメチルト
リエトキシシラン、2−アミノエチルトリメトキシシラ
ン、2−アミノエチルトリエトキシシラン、2−アミノ
エチルトリプロポキシシラン、2−アミノエチルトリブ
トキシシラン、1−アミノエチルトリメトキシシラン、
1−アミノエチルトリエトキシシラン、3−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエト
キシシラン、3−アミノプロピルトリプロポキシシラ
ン、3−アミノプロピルトリブトキシシラン、2−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、2−アミノプロピルト
リエトキシシラン、2−アミノプロピルトリプロポキシ
シラン、2−アミノプロピルトリブトキシシラン、1−
アミノプロピルトリメトキシシラン、1−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、1−アミノプロピルトリプロポ
キシシラン、1− ミノプロピルトリブトキシシラン、
N−アミノメチルアミノメチルトリメトキシシラン、N
−アミノメチルアミノメチルトリプロポキシシラン、N
−アミノメチル−2−アミノエチルトリメトキシシラ
ン、N−アミノメチル−2−アミノエチルトリエトキシ
シラン、N−アミノメチル−2−アミノエチルトリプロ
ポキシシラン、N−アミノメチル−3−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−アミノメチル−3−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、N−アミノメチル−3−ア
ミノプロピルトリプロポキシシラン、N−アミノメチル
−2−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−アミノ
メチル−2−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−
アミノメチル−2−アミノプロピルトリプロポキシシラ
ン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチ
ル)−2−アミノエチルトリメトキシシラン、N−(2
−アミノエチル)−2−アミノエチルトリエトキシシラ
ン、N−(2−アミノエチル)−2−アミノエチルトリ
プロポキシシラン、N−(2−アミノエチル)−1−ア
ミノエチルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチ
ル)−1−アミノエチルトリエトキシシラン、N−(2
−アミノエチル)−1−アミノエチルトリプロポキシシ
ラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル
トリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−
アミノプロピルトリプロポキシシラン、N−(3−アミ
ノプロピル)−2−アミノエチルトリメトキシシラン、
N−(3−アミノプロピル)−2−アミノエチルトリエ
トキシシラン、N−(3−アミノプロピル)−2−アミ
ノエチルトリプロポキシシラン、N−メチル−3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエ
トキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、3−ジエチレントリ
アミンプロピルトリエトキシシラン、3−[2−(2−
アミノエチルアミノエチルアミノ)プロピル]トリメト
キシシラン、トリメトキシシリルプロピルジエチレント
リアミン等が挙げられる。
【0018】特に好ましいアミノ基及び/またはイミノ
基を有するアルコキシシランは3−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロ
ピルメチルジメトキシシランである。本発明のコーテイ
ング用組成物はこれらの化合物の単独又は2種以上から
調製することができる。
【0019】前記アルコキシシランの(部分)加水分解
物及びその(部分)縮合物は、該アルコキシシランの一
部または全部が加水分解したもの、該加水分解物の一部
又は全部が縮合反応した縮合物、及び該縮合物と加水分
解していない原料のアルコキシシランとが縮合したもの
であり、これらはいわゆるゾルゲル反応させることによ
り得られるものである。
【0020】本発明のコーテイング用組成物の調製に際
しては、該アルコキシシランをそのまま添加することも
できるし、あらかじめ加水分解を行った後、該アルコキ
シシランの(部分)加水分解物及びその(部分)縮合物
を添加して調製することも可能である。
【0021】また加水分解に際しては通常の方法、例え
ば塩酸等の無機酸、酢酸等の有機酸またはカセイソーダ
のようなアルカリによって、あるいは水のみを用いて加
水分解する方法を利用することができる。また、加水分
解を均一に行う目的でアルコキシシランと後記するアル
コキシシラン可溶性溶剤を混合した後、加水分解を行う
ことも可能である。目的に応じて、加水分解に際しては
冷却または加熱することも可能である。また、加水分解
後、反応で生成したアルコール等を加熱及び/または減
圧下に適当量除去して使用することも可能であるし、そ
の後に適当な溶媒を添加することも可能である。
【0022】本発明のコーティング用組成物は、成分B
及び成分Cの二種のアルコキシシランの(部分)加水分
解物等を併用することにより、塗膜の耐薬品性、基板と
の密着性、耐久性の向上に寄与する。
【0023】上記成分Dは、エチレンービニルアルコー
ル共重合体可溶性溶剤を全溶剤量中、50重量%以上含
有する溶剤である。ここで、エチレンービニルアルコー
ル共重合体可溶性溶剤としては、水とプロパノールの混
合溶媒が挙げられる。水とプロパノールの混合比率は水
/プロパノール(重量比)3/7から7/3が好まし
い。また、併用可能な溶媒として、エチレンービニルア
ルコール共重合体可溶性溶剤と均一に混合可能であれば
良く、アルコール系、セロソルブ系、ケトン系、アミド
系等が挙げられる。これらの併用可能な溶媒の中で、特
にブタノール等のアルコール系、1ーメトキシー2ープ
ロパノール等のセロソルブ系、シクロヘキサノン等のケ
トン系溶媒は、本発明のコーテイング用組成物で形成さ
れる塗膜の平滑性を良好にするため好適に用いられる。
これら併用可能な溶剤は、1種のみならず、2種以上混
合して用いることも可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明のコーテイング用組成物に
おいて、成分A〜Dは各々次のような割合である。即
ち、成分Aと成分Bおよび成分Cの重量比A/(B+
C)が99/1〜1/99の範囲である。ここで成分B
は、下記一般式(4)
【0025】
【化7】 で示される化合物に換算した重量基準、成分Cは下記一
般式(5)
【0026】
【化8】
【0027】で示される化合物に換算した重量基準であ
る。A/(B+C)が99/1を超える、すなわちA成
分が過多になると、密着性に劣る傾向となり、逆に1/
99未満、すなわちA成分が過少ではガスバリアー性が
低下する傾向となる。A/(B+C)の、より好ましい
範囲は9/1〜1/9である。
【0028】また、B成分とC成分との配合比率は、得
られる塗膜の性能に影響し、(エポキシ基)/(アミノ
基とイミノ基の総和)がモル当量換算で2/1から1/
4のときに密着性、耐熱性、耐薬品性、耐水性、耐久性
に優れる塗膜が得られる。BまたはCのどちらかの成分
が他方に対して過剰になり、上記範囲からはずれるにと
もない得られる塗膜の性能が低下する。
【0029】成分Cは、成分Bの加水分解物の縮合触媒
であり、同時にエポキシ基と反応するため、成分Bの加
水分解物に成分Cを加えると反応が急速におこり、コー
ティング液がゲル化しやすくなる。そのため成分Cにカ
ルボン酸を加えて弱酸性の有機酸塩として調製に用いる
ことによりポットライフを調整することが好ましい。こ
こでカルボン酸としては、例として蟻酸、酢酸、プロピ
オン酸、酪酸等が挙げられるが、その酸性度、揮発性か
らみて酢酸が最も好ましい。
【0030】また、カルボン酸の添加量はC成分のアミ
ノ基およびイミノ基の総和1モルあたり0.1〜10モ
ル量の範囲、好ましくは0.5〜5.0モルの範囲であ
り、この量が0.1モル未満では、調製されるコーティ
ング用組成物のポットライフ調製効果が小さくなる。一
方10モル量を超えるとコーティング用組成物の硬化が
不十分となる。
【0031】さらに成分Dは、成分A、B、およびCの
合計固形分量100重量部に対し、200重量部以上、
99900重量部以下の範囲が好ましい。200重量部
未満では組成物の保存安定性が悪化し、一方99900
重量部を超えると組成物自体の保存安定性は良好である
が、組成物中の固形分が少なくなり、コーティングに供
して得られる塗膜の膜厚が制限される。
【0032】また、本発明のコーテイング用組成物には
必要に応じて硬化触媒を添加することも可能である。硬
化触媒としては例えば、アルミニウムアセチルアセトナ
ート、アルミニウムエチルアセトアセテートビスアセチ
ルアセトナート、アルミニウムビスアセトアセテートア
セチルアセトナート、アルミニウムジ−n−ブトキシド
モノエチルアセトアセテート、アルミニウムジ−i−プ
ロポキシドモノメチルアセトアセテート等のアルミニウ
ムキレート化合物;酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、ギ
酸カリウム等のカルボン酸のアルカリ金属塩;ジメチル
アミンアセテート、エタノールアセトエート、ジメチル
アニリンホルメート等のアミンカルボキシレート;水酸
化ベンジルトリメチルアンモニウム、酢酸テトラメチル
アンモニウム、酢酸ベンジルトリメチルアンモニウムの
ような第四級アンモニウム塩;オクタン酸スズのような
金属カルボン酸塩;及びトリエチルアミン、トリエタノ
ールアミン、ピリジンのようなアミン;1,8−ジアザ
ビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセンが挙げられ
る。これらの化合物は単独で又は2種以上を併せて用い
ることができる。
【0033】また、表面平滑性を改良する目的で各種界
面活性剤、例えば、シリコーン系化合物、フッ素系界面
活性剤、有機界面活性剤などを添加することができる。
さらに、本発明の組成物と相容性のよい各種エポキシ樹
脂、メラミン樹脂、アミド樹脂、コロイダルシリカ等を
添加しても良い。このような成分A、B、CおよびD以
外の添加成分は本発明のガスバリアー性コーティング用
組成物から形成される塗膜に対して、耐熱性、耐候性、
耐水性、耐久性、密着性、あるいは耐薬品性など、本発
明のコーテイング用組成物が適用される用途に応じて種
々の実用特性を改良しうるものである。
【0034】また、本発明の組成物には染料、顔料等を
添加して着色せしめることも可能である。
【0035】本発明のコーティング用組成物の調製方法
は特に限定しないが、AをDに加熱溶解させ、室温まで
冷却してB、Cを加えて調製する方法が好ましい。具体
的には、AをDに加熱溶解させ、室温まで冷却して酢酸
を加えた後、B、そしてCを加える方法である。また、
AをDに加熱溶解させて冷却した液(A溶液)を作って
おき、B及びCに水とプロパノールと酢酸を加え加水分
解した液をA溶液に加える方法によってもよい。また、
必要に応じてコーティング用組成物の各調製段階におい
て加熱してもよく、必要に応じて、コーティング用組成
物を調製後、適当な温度で適当な時間放置して熟成させ
てから塗布してもよい。
【0036】本発明のコーティング用組成物の塗布方法
としては、対象物である基材の表面にディップコート、
スプレーコート、フローコート、ロールコート、バーコ
ート、スピンコート等通常使われている塗布方法が用い
られ、該成形体の形状等により適宜選択することができ
る。塗布された成形体は、通常常温から該基材の熱変形
温度以下の温度下で溶媒を蒸発させ、及び熱硬化させ
る。この過程で残留するシラノールが縮合し、透明でガ
スバリアー性が良好で、密着性、耐熱性、耐薬品性、耐
水性、耐久性、可撓性に優れた塗膜が提供される。
【0037】本発明のコーティング用組成物が塗布され
る基材としては、ガスバリアー性、耐薬品性等の向上を
目的とするものであれば特に限定されず、例えばプラス
チック、金属、セラミックス、木材等のいずれであって
も良い。なかでも、かかる機能性の劣るプラスチック成
型品、特にプラスチックフィルムに好ましく適用され
る。
【0038】本発明のコーテイング用組成物の塗膜は、
特に、ポリエステル、ポリカーボネートならびに金属酸
化物薄膜が設けられた基材の表面に良好に密着する。
【0039】
【実施例】以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。なお、実施例中、部および%は、特に断らない
限り重量基準である。
【0040】また、実施例中における各特性の測定は、
下記のとおりに行った。 ガスバリアー性:酸素バリアー性を30℃、50%RH
雰囲気下で酸素透過度測定装置(モダンコントロールズ
社(MODERN CONTROLS INC.)製
OX−TRAN 2/20型)を用いて測定した。
【0041】密着性:ナイフで試験片表面に縦、横1mm
間隔で切れ目を入れ、100個の碁盤目を形成する。そ
の上にセロファンテープ(ニチバン(株)製商品名セロ
テープ)を張付けた後、表面から90度の方向に一気に
引っ張り剥離し、表面に残った目の数で接着性を評価し
た。従って、100/100は完全接着、0/100は
完全剥離を意味する(JIS K5400に準拠)。
【0042】耐熱性:電気炉で130℃にて4時間保
持し、自然放冷後の塗膜の状態を観察した。 耐熱性:電気炉で90℃にて250時間保持し、自然
放冷後の塗膜の状態を観察した。 耐薬品性:25℃の3.5%NaOH水溶液に10分
間浸漬し、流水にて十分洗浄を行った後、乾燥させ、外
観を目視して観察した。 耐薬品性:25℃の5.0%HCl水溶液に10分間
浸漬し、流水にて十分洗浄を行った後、乾燥させ、外観
を目視して観察した。
【0043】耐久性:恒温恒湿炉で60℃、90%RH
にて100時間保持し、自然放冷後の塗膜の外観変化の
有無を観測した。
【0044】可撓性:10mmφのロットに塗工膜を設
けたフィルムを巻き付け、クラック発生等の外観変化の
有無を観測した。
【0045】〔実施例1〕コーティング用組成物を以下
のように調整した。エチレンービニルアルコール共重合
体(クラレ(株)製EVOH−F(エチレン共重合比3
2モル%)、成分A)100部を、水720部、n−プ
ロパノール1080部、n−ブタノール100部の混合
溶媒(成分D)に加熱溶解させ、均一溶液を得た。この
溶液にレベリング剤として東レダウコーニング社製SH
30PAを0.1部、酢酸62.4部加えた後、2ー
(3,4ーエポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン(エポキシ基を有するアルコシキシラン、表
中、成分B)85.6部を加え10分間攪拌した。更に
この溶液に3ーアミノプロピルトリメトキシシラン(ア
ミノ基を有するアルコキシシラン、表中、成分C)6
2.4部を加えて3時間攪拌し、コーティング用組成物
を得た。コーティング用組成物の組成は、A/(B+
C)=1/1,(エポキシ基)/(アミノ基とイミノ基
の総和)=1/1(モル比)である。
【0046】このコーティング用組成物を、マイヤーバ
ーを用いて、厚さ80μmのポリカーボネートフィルム
(帝人(株)製パンライト(登録商標)フィルム:品種
OK)の片面にコーティングし、130℃、3分間熱処
理を行い、透明な積層フィルムを得た。
【0047】この積層フィルムの各種評価を行った結
果、表1記載のとおり、いずれの評価結果も良好であっ
た。
【0048】〔実施例2〜4〕コーティング用組成物の
調製方法は実施例1と同様に行い、コーティング用組成
物の組成比を変えて調製し、実施例1と同じポリカーボ
ネートフィルムの片面にコーティングを行い、130
℃、3分間熱処理を行った。
【0049】実施例2では、A/(B+C)=2/1,
実施例3では、A/(B+C)=1/2、実施例4で
は、A/(B+C)=1/3である。実施例2〜4にお
いて、(エポキシ基)/(アミノ基とイミノ基の総和)
=1/1(モル比)である。
【0050】得られた積層フィルムについて各種評価を
行った。結果を表1に示す。いずれの例においても、評
価結果は良好であった。
【0051】〔実施例5〕コーティング用組成物の調整
方法は実施例1と同様に行い、コーティング用組成物に
おいて、エポキシ基を有するアルコキシシランを3ーグ
リシドキシプロピルトリメトキシシランに変えて調製
し、ポリカーボネートフィルムの片面にコーティングを
行い、130℃、3分間熱処理を行った。コーテイング
用組成物の組成において、A/(B+C)=1/1、
(エポキシ基)/(アミノ基とイミノ基の総和)=1/
1(モル比)である。この積層フィルムの各種評価を行
った結果、表1記載のとおり、いずれの評価結果も良好
であった。
【0052】〔実施例6〕実施例1のコーティング用組
成物を、厚さ12μmのポリエステルフィルムの片面に
コーティングし130℃、3分間熱処理を行った。得ら
れた積層フィルムを各種評価した結果、塗膜はポリエス
テルとも接着性が良好であり、表1記載のとおり、その
他の評価も良好であった。
【0053】〔実施例7〕実施例1のポリカーボネート
フィルムに、蒸着法によって厚さ20nmのケイ素酸化
物被膜を積層し、更にケイ素酸化物被膜上に、実施例1
で調製されたコーティング用組成物をコーティングし、
130℃、3分間熱処理を行った。得られた積層フィル
ムは、表1に示すとおり、ケイ素酸化物被膜との接着性
も良好で、非常に高いガスバリアー性を持っていた。
【0054】
【表1】
【0055】〔比較例1〜4〕実施例1のポリカーボネ
ートフィルムを用いて、コーテイング用組成物の組成比
を変えて調製し、コーティングを行い、130℃、3分
間熱処理を行った。各種評価結果を表2に示す。
【0056】比較例1は、アルコキシシランを添加しな
い例であり、A/(B+C)=1/0である。ガスバリ
ア性は高いものの、密着性が劣っていた。比較例2は、
アミノ基を有するアルコキシシランを添加しない例であ
り、A/(B+C)=2/1、(エポキシ基)/(アミ
ノ基とイミノ基の総和)=1/0(モル比)である。耐
アルカリ性(耐薬品性)、密着性が劣っていた。
【0057】比較例3は、エポキシ基を有するアルコキ
シシランを添加しない例であり、A/(B+C)=2/
1、(エポキシ基)/(アミノ基とイミノ基の総和)=
0/1(モル比)である。塗膜外観、耐アルカリ性(耐
薬品性)が劣っていた。比較例4は、エチレンービニ
ルアルコール共重合体を添加しない例であり、A/(B
+C)=0/1、(エポキシ基)/(アミノ基とイミノ
基の総和)=1/1(モル比)である。ガスバリアー
性、耐久性に劣っていた。
【0058】〔比較例5〕実施例1のポリカーボネート
フィルムのみの評価結果を示す。
【0059】〔比較例6〕実施例6のポリエステルフィ
ルムのみの評価結果を示す。
【0060】〔比較例7〕実施例7で使用した、ケイ素
酸化物被膜が積層されたポリカーボネートフィルムのみ
の評価結果を示す。
【0061】
【表2】
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、ガスバリアー性、密着
性、耐熱性、耐薬品性、耐水性、耐久性、可撓性に優れ
た透明な塗膜を形成するコーティング用組成物を提供す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 183/06 PMU C09D 183/06 PMU 183/08 PMT 183/08 PMT

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分A,B,C,およびDからな
    り、成分Aと成分Bおよび成分Cの重量比A/(B+
    C)が99/1〜1/99の範囲にあるコーティング用
    組成物。 A.エチレンービニルアルコール共重合体 B.下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜4のアルキレン基、R2 およ
    びR3 は炭素数1〜4のアルキル基、Xはグリシドキシ
    基またはエポキシシクロヘキシシル基であり、nは1ま
    たは0である)で示されるエポキシ基を有するアルコキ
    シシランの(部分)加水分解物、その(部分)縮合物ま
    たはこれらの混合物 C.下記一般式(2) 【化2】 (式中、R4 は炭素数1〜4のアルキレン基、R5 およ
    びR6 は炭素数1〜4のアルキル基、Yは水素原子また
    はアミノアルキル基であり、mは1または0である)で
    示されるアミノ基及び/またはイミノ基を有するアルコ
    キシシランの(部分)加水分解物、その(部分)縮合物
    またはこれらの混合物 D.エチレンービニルアルコール可溶性溶剤を全溶剤量
    中、50重量%以上含有する溶剤
  2. 【請求項2】 (エポキシ基)/(アミノ基とイミノ基
    の総和)がモル当量換算で2/1から1/4の範囲にあ
    る請求項1記載のコーティング用組成物。
  3. 【請求項3】 成分A.エチレンービニルアルコール共
    重合体においてエチレンの共重合比が、10モル%以上
    50モル%以下である請求項1または2記載のコーティ
    ング用組成物。
  4. 【請求項4】 カルボン酸を加え、弱酸性とした請求項
    1〜3のいずれか1項記載のコーティング用組成物。
  5. 【請求項5】 カルボン酸の含有量が、成分Cのアミノ
    基およびイミノ基の総和1モル当たり0.1以上10モ
    ル以下である請求項4記載のコーティング用組成物。
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