JPH09290926A - 袋物貨物搬出装置 - Google Patents

袋物貨物搬出装置

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JPH09290926A
JPH09290926A JP10738796A JP10738796A JPH09290926A JP H09290926 A JPH09290926 A JP H09290926A JP 10738796 A JP10738796 A JP 10738796A JP 10738796 A JP10738796 A JP 10738796A JP H09290926 A JPH09290926 A JP H09290926A
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JP
Japan
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conveyor
cargo
bag
bag cargo
slide machine
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Application number
JP10738796A
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English (en)
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Tadahiko Takatsuka
忠彦 高塚
Toshiaki Takechi
利明 武地
Hiroshi Manabe
廣 真鍋
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られたスペース内に積まれた袋物貨物を搬
出する作業は非常に煩雑で効率が悪く、また、その搬出
作業には操作員の熟練を要する。 【解決手段】 袋物貨物に差し込む爪部材1と、この爪
部材1を前後方向に移動させるスライド機Sと、このス
ライド機Sを左右方向に移動させる横行機Uとを有する
ピッキング装置Pを設け、このピッキング装置Pの下部
に横移動コンベヤWを設け、この横移動コンベヤWと前
記ピッキング装置Pとを上下方向に移動させる昇降機2
を設けて貨物取出し装置Rを構成し、この貨物取出し装
置Rと同一方向に昇降させる昇降シリンダ3を有する側
部搬出コンベヤXを設け、自走式台車Tの側部に側部搬
出コンベヤXを設けるとともに前部に貨物取出し装置R
を設け、これらによる直交座標の個々に独立した動作を
組合せることによって機械的に袋物貨物Vを搬出して作
業の省力化とともに効率化を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、コン
テナや貨物車両等の限られたスペース内に積まれた袋物
貨物を搬出するための袋物貨物搬出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、コーヒー豆や米等の粒状物を
輸送する方法として、これらを袋に詰め込んで袋物貨物
としコンテナや貨物車両等に複数段,複数列で積み込ん
で輸送している。以下、コンテナに積み込んだ袋物貨物
を例に説明する。
【0003】この袋物貨物をコンテナの内部から搬出す
る作業は、通常、コンテナ内にコンベヤの先端を設置
し、積み上げられた袋物貨物を人力によって取り崩して
コンベヤ上に載せることにより外部まで搬出することと
なる。しかし、この作業は、1袋が60〜80kgにもな
る重量物を限られたスペース内で人力に頼って行うこと
となるため、袋物貨物を取り崩してコンベヤ上に載せる
には多大な労力と時間を必要とする。しかも、周囲が囲
まれたスペース内での作業であるため塵埃が充満して作
業環境も悪い。
【0004】また、袋物貨物は箱物のように常に定まっ
た形状ではないため、積み込む時に整列した状態で複数
段,複数列に積み込まれるとは限らず、積み込まれた状
態に応じて適宜取り崩して搬出しなければならないとい
う問題もある。
【0005】このような袋物貨物をコンテナ内から搬出
するための従来技術として、特開平5−105235号
公報記載の貨物搬出設備があり、この貨物搬出設備で
は、コンテナ内の袋物貨物に取出しアームの先端に設け
た袋アタッチメントの爪を差し込み、この取出しアーム
の昇降,前後進,左右方向への旋回、および上下方向へ
の揺動によって取出しコンベヤ上へ載せて搬出し、袋物
貨物の搬出作業を機械化して省力化しようとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記貨
物搬出設備では、袋物貨物を搬出するための取出しアー
ムが、ほぼ中央部に支点を有する極座標の動作によって
袋物貨物を搬出する構成であるため、操作員の位置は左
右のどちらかとなるので、複数段,複数列に積み込まれ
た各袋物貨物に袋アタッチメントの爪を差し込む場合に
は、操作員から斜め方向に袋アタッチメントを移動させ
ることとなる。
【0007】このことは、コンテナの幅および高さ方向
に複数段,複数列積まれた袋物貨物を順に搬出しようと
すると、毎回、取出しアームを昇降させたり、前後進あ
るいは左右方向への旋回、および上下方向への揺動を目
測で調節しながら所定位置に袋アタッチメントを移動さ
せなければならないので制御が難しく、コンテナ内に数
百個も積まれた各袋物貨物毎に上記操作を行って袋アタ
ッチメントで搬出する作業は非常に煩雑で効率が悪くな
る。そのため、この貨物搬出設備で袋物貨物を搬出する
ためには操作員の熟練を要することとなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために、この出願に係る発明は、コンテナや貨物車
両等の限られたスペース内に積まれた袋物貨物を、直交
座標の動作を組合せたピッキング装置と横移動コンベヤ
と昇降機とからなる貨物取出し装置と側部搬出コンベヤ
とを設けた自走式台車によって機械的に搬出している。
これにより、限られたスペース内から効率的に袋物貨物
を機械で搬出することができるので、作業の省力化とと
もに効率化を実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この出願に係る発明は、袋物貨物
に差し込む爪部材と、該爪部材を前後方向に移動させる
スライド機と、該スライド機を左右方向に移動させる横
行機とを有するピッキング装置を設け、該ピッキング装
置の下部に所定間隔を開けて横移動コンベヤを設け、該
横移動コンベヤと前記ピッキング装置とを上下方向に移
動させる昇降機を設けて貨物取出し装置を構成し、該貨
物取出し装置と同一方向に昇降させる昇降手段を有する
側部搬出コンベヤを設け、自走式台車の側部に該側部搬
出コンベヤを設けるとともに前部に前記貨物取出し装置
を設けている。
【0010】この袋物貨物搬出装置によれば、自走式台
車の前部に設けられたピッキング装置の爪部材で積まれ
た袋物貨物を引っ掛けてスライド機で取り出し、側部搬
出コンベヤ上に落とすとこの側部搬出コンベヤによって
自走式台車の後部へと搬出され、横移動コンベヤ上に落
とすとこの横移動コンベヤによって側部搬出コンベヤ上
へと移送されてこの側部搬出コンベヤによって自走式台
車の後部へと搬出される。この袋物貨物の搬出は、爪部
材の前後方向への移動とこの爪部材を含むスライド機の
左右方向への移動と、これらを含むピッキング装置の上
下方向への移動と、横移動コンベヤによる横方向への移
送と側部搬出コンベヤによる後方向への移送とを組合せ
た直交座標の動作による搬出方法となっている。また、
各直交方向の動作は個々に独立して動作するため、爪部
材は常に袋物貨物の引出しを行えばよいので、効率的な
袋物貨物搬出作業が行える。また、貨物取出し装置の昇
降と同一方向に側部搬出コンベヤを昇降させる昇降手段
とは、貨物取出し装置の昇降と機械的に連動させた手段
や電気的に連動させた手段、あるいは操作員による連動
制御を意味し、具体的には、シリンダのような手段によ
って達成することができる。
【0011】上記スライド機の基部に、該スライド機先
端側を上方へ揺動可能に支持する揺動機構を設ければ、
スライド機の先端に上向きの力が作用してもスライド機
基部の損傷を防止することができる。
【0012】また、スライド機の基部に、該スライド機
先端側の下向き重量を軽減させる重力バランス手段を設
ければ、スライド機の爪部材で袋物貨物を引っ掛けた時
のスライド機自重による下向き重量を軽減することがで
きる。
【0013】さらに、スライド機の先端に、該スライド
機と袋物貨物との間を所定距離に保ってスライド機の下
降を停止させるセンサーを設ければ、スライド機を袋物
貨物と所定距離離れた位置で自動停止させることができ
る。
【0014】また、横移動コンベヤに掛止部材を設け、
該掛止部材によって横移動コンベヤをピッキング装置に
掛止し、該ピッキング装置に横移動コンベヤを上下方向
に案内するガイド機構を設ければ、横移動コンベヤが最
下部に位置した状態でピッキング装置を更に下方へ移動
させて袋物貨物に爪部材を引っ掛けることができるの
で、最下部に置かれた袋物貨物も効率的に搬出すること
ができる。
【0015】さらに、側部搬出コンベヤの後端を支持し
て該側部搬出コンベヤの先端側を揺動可能に構成すれ
ば、この側部搬出コンベヤは後端を支点として揺動する
ので、この側部搬出コンベヤから後方の設備を調整する
ことなく複数段,複数列に積まれた袋物貨物を順次搬出
することができる。
【0016】また、ピッキング装置と自走式台車との間
にコンベヤ支持部材を設け、該コンベヤ支持部材の所定
位置に側部搬出コンベヤを支持して昇降手段を構成すれ
ば、ピッキング装置を昇降させるとコンベヤ支持部材も
連動して昇降するので、側部搬出コンベヤを昇降させる
シリンダ等の手段を特に設けることなくピッキング装置
を昇降させる昇降力によって側部搬出コンベヤを昇降さ
せることができる。
【0017】そして、自走式台車の運転席を袋物貨物搬
出装置の幅方向ほぼ中央に配置することにより、幅方向
の袋物貨物との距離感を大きく変化させることなく効率
的に取り出すことができる。
【0018】また、自走式台車の運転席に袋物貨物を取
り出す操作レバーを設け、該操作レバーの取出操作によ
りスライド機の爪部材が袋物貨物を少し持ち上げながら
取り出すようにすれば、操作レバーの操作のみで袋物貨
物を持ち上げながら半自動的に取り出すことができる。
【0019】
【実施例】以下、この出願に係る発明の実施例の一例を
図面に基づいて説明する。なお、以下の説明でもコンテ
ナNに積み込まれた袋物貨物を例に説明する。図1はこ
の出願に係る発明の第1実施例を示す側面図であり、図
2は同平面図で、図3は同正面図、図4は図1のA−A
線断面図である。
【0020】これらの図で袋物貨物搬出装置の全体を説
明すると、各袋物貨物Vに差し込む爪部材1を先端に有
し、この爪部材1を前後方向に移動させるスライド機S
が設けられており、このスライド機Sは横行機Uによっ
て左右方向に移動できるように構成されている。また、
自走式台車Tにはこの横行機Uと前記スライド機Sとを
上下方向に移動させる昇降機2が設けられており、これ
らによって積み上げられた袋物貨物Vを取り出すピッキ
ング装置Pが構成されている。
【0021】このピッキング装置Pの下部には、ピッキ
ング装置Pの昇降と同一方向に昇降させる横移動コンベ
ヤWが設けられており、上記ピッキング装置Pとこの横
移動コンベヤWとによって貨物取出し装置Rが構成され
ている。また、横移動コンベヤWの排出側には、貨物取
出し装置Rの昇降と同一方向に昇降させる側部搬出コン
ベヤXが設けられており、この側部搬出コンベヤXの昇
降手段たる昇降シリンダ3が自走式台車Tに設けられて
いる。この昇降シリンダ3は、下端3aが側部搬出コン
ベヤXに連結され上端3bが自走式台車Tの前フレーム
Ta上端に連結されている。そして、自走式台車Tの側
部にこの側部搬出コンベヤXが設けられ、前部に上記貨
物取出し装置Rが設けられて袋物貨物搬出装置M1 が構
成されている。この袋物貨物搬出装置M1 は、コンテナ
N内に積まれた全ての袋物貨物Vが搬出できるように、
コンテナNの上下方向および左右方向のほぼ端部位置ま
で爪部材1を移動させることができる。以下に、各構成
を詳細に説明する。
【0022】まず、ピッキング装置Pを図5(a) の側面
図と、同図(b) の同平面図と、図6の図5(b) に示すB
矢視に基づいて説明する。
【0023】上記ピッキング装置Pの先端に設けられた
爪部材1は、スライド部材4に設けられた支持軸5によ
って回動自在に設けられており、スライド部材4に後端
が回動自在に連結されたシリンダ6によってこの爪部材
1のボス部1aを回動させるように構成されている。従
って、シリンダ6を伸長させることにより爪部材1が下
方へ回動して上記した袋物貨物Vを引っ掛けることがで
きる。このスライド部材4の内側にはガイド部材4aが
設けられており、このガイド部材4aがアーム部材7の
両側部に設けられたレール7aに沿って前後方向にスラ
イド可能に構成されている。このスライドは、アーム部
材7に設けられたロッドレスシリンダ9でスライド部材
4に設けられたプレート部材8をスライドさせることに
より、図の二点鎖線で示す位置まで後退させることがで
きる。9aはロッドレスシリンダ9のエアー供給口であ
る。
【0024】また、アーム部材7の基部は、ベース板1
0に設けたブラケット10aの回動軸10bによって軸
支されており、このブラケット10aの上部にリンク部
材11を回動自在に連結し、このリンク部材11の先端
に形成した長孔11aにアーム部材7の上部所定位置に
設けた軸7bを係止することによって、長孔11aの先
端でアーム部材7をほぼ水平状態に保っている。従っ
て、アーム部材7の先端側に上向きの力が作用した場合
には、二点鎖線で示すように軸7bが長孔11a内をス
ライドしてアーム部材を上方に跳ね上げることができ
る。このような揺動機構J(跳ね上げ機構)でアーム部
材7を支持した場合、例えば操作員のミス等によってア
ーム部材7の先端を貨物V等の上部に当接する位置まで
下げてしまってアーム部材7先端に上向きの力が作用し
たとしても、リンク部材11の長孔11aの範囲内でア
ーム部材7の先端側を上方へ逃がすことができるので基
部に無理な力が作用することはないので、アーム部材7
の先端に上向きの力が作用しても基部を損傷することが
ない。
【0025】一方、上記ベース板10の背面にはリニア
ガイド10cが設けられており、このリニアガイド10
cによってスライド機S全体が以下に詳述する横行機U
のレール12に沿って左右方向に横行することができ
る。なお、ベース板10の上部に三角状のチェーンホル
ダ10dが設けられており、このホルダ10dに連結さ
れたチェーン13によってスライド機Sが横行駆動され
る。
【0026】この横行機Uを図7(a) の平面図と、同図
(b) の背面図、および図8(a) の図7(b) に示すC矢
視、および同図(b) の同D矢視に基づいて説明する。
【0027】図示するように、上記スライド機Sに設け
られたリニアガイド10cが横行するレール12を前面
に有する横フレーム14が設けられ、この横フレーム1
4の後部に上記チェーンホルダ10dを左右方向に移動
させる無端状のチェーン13が設けられている。このチ
ェーン13は両端に設けられたスプロケット15間に掛
けられ、駆動機16によって駆動されている。15aは
チェーン長さ調節機構である。
【0028】また、この横フレーム14の所定位置から
後方へ2本の縦フレーム17が設けられており、この縦
フレーム17が自走式台車Tの昇降機2に固定されて貨
物取出し装置R全体を昇降させている。この縦フレーム
17の側部所定位置にはリニアガイド17aが設けられ
ており、このリニアガイド17aに沿って以下に詳述す
る横移動コンベヤWの支持フレーム18(二点鎖線で示
す)に設けられたレール18aが上下方向に昇降可能に
構成されている。このリニアガイド17aとレール18
aとによってガイド機構Kが構成されている。そして、
上記した爪部材1を先端に有するスライド機Sとこの横
行機Uとによってピッキング装置Pが構成されている。
また、横移動コンベヤWの支持フレーム18の上端には
掛止部材19が設けられており、この掛止部材19によ
って横移動コンベヤWがピッキング装置Pに掛止されて
いる。
【0029】この横移動コンベヤWを図9(a) の平面図
と、同図(b) のE−E断面図に基づいて説明すると、図
示するように、上記支持フレーム18の下端にコンベヤ
フレーム20が設けられ、このコンベヤフレーム20の
両端に設けられたスプロケット21間にチェーン22が
掛けられ、駆動機23によって駆動されている。この実
施例では横移動コンベヤWをスラットコンベヤによって
構成している。
【0030】そして、この横移動コンベヤWの支持フレ
ーム18の上端に設けられた掛止部材19は、上述した
図7(b) にも示すように、リニアガイド17aにガイド
される支持フレーム18を所定間隔を開けて支持するも
のであり、この位置は上述した爪部材1で取り出す袋物
貨物Vをある程度落下させることができる上下方向の所
定間隔、すなわち袋物貨物Vの厚みよりも広く、爪部材
1から横移動コンベヤW上に袋物貨物Vが落下しても横
移動コンベヤWに大きな衝撃を与えることがない程度の
間隔となるような高さに調節される。
【0031】このように横移動コンベヤWをピッキング
装置Pに掛止することによって吊り下げた状態で支持し
ているので、横移動コンベヤWのキャスタ24がコンテ
ナNの下面に着いた状態ででも、昇降機2を下げると縦
フレーム17の上下動可能範囲内でピッキング装置Pを
更に下げることができる。
【0032】この横移動コンベヤWの排出側に設けられ
た側部搬出コンベヤXは、上述した図1および図2に示
すように、袋物貨物Vを自走式台車Tの後部までへ搬送
することができる長さで形成されており、この側部搬出
コンベヤXは中央よりも前部を所定角度屈曲させた略V
字状に形成されて、先端がコンテナNのほぼ下面に位置
した状態で屈曲部よりも前部がほぼ水平となるように形
成されている。そして、この実施例では自走式台車Tの
前フレームTa上端に軸支された昇降シリンダ3の下端
3aをリンク部材25によって側部搬出コンベヤXと連
結することによってほぼ中央部が支持され、自走式台車
Tのほぼ中央部と後部から延設された保持フレーム26
によって側部搬出コンベヤXの後端が軸支されている。
また、リンク部材25は、自走式台車Tから延設したフ
レームTdに設けられたレール25aとガイド25bと
からなるガイド機構Qに案内されて上下方向にのみ移動
する。従って、上記昇降シリンダ3を伸縮させることに
よって側部搬出コンベヤXの後端を支点にして前部を昇
降させることができる。この昇降は貨物取出し装置Rの
昇降方向と同一方向に昇降させられ、操作員の操作や昇
降機の移動量との連動による電気的な同期等によって昇
降させられる。
【0033】なお、27は側部搬出コンベヤXの駆動機
であり、この駆動機27を駆動することによって屈曲し
た側部搬出コンベヤX全体が駆動されている。また、2
8は側部搬出コンベヤXを支持するためのキャスタであ
る。この側部搬出コンベヤXもスラットコンベヤ(ベル
トコンベヤでも可)によって構成されている。この側部
搬出コンベヤXの後方には通常のベルトコンベヤ29
(スラットコンベヤでも可)が設けられており、このコ
ンベヤ29によって袋物貨物VがコンテナNの外部所定
位置まで搬送される。
【0034】そして、上述した構成の貨物取出し装置R
を前部に設け、側部搬出コンベヤXを側部に設けた自走
式台車Tは、四隅に車輪Tcを有した台車であり、運転
席Tbがほぼ中央部に設けられ、図示しない駆動装置に
よって自走可能なように構成されている。運転席Tbの
前部には、ハンドルTeとピッキング装置Pの操作レバ
ーTfと昇降機2の昇降レバーTgとが設けられてい
る。なお、この自走式台車Tとしては、例えば一般的な
フォークリフトの爪を取り外した構成と同等でもよく、
前部に昇降機構を有して自走できる構成であればよいの
で袋物貨物搬出装置M1 全体としてコンパクトにするこ
とができる。
【0035】以上のように構成された袋物貨物搬出装置
1 により、コンテナN内に複数段,複数列で積まれた
袋物貨物Vを搬出する手順を以下に説明する。なお、以
下の説明では便宜上整列した状態で積んだ袋物貨物Vを
搬出する場合を説明する。
【0036】図1および図2に示すように、ピッキング
装置Pの先端に設けた爪部材1を上方に回動させた状態
で、スライド機Sの先端が袋物貨物Vに当接しないよう
に昇降機2によってスライド機Sをほぼ上端に位置させ
た状態で自走式台車Tの自走機能によってコンテナN内
の所定位置まで進み、横行機Uによってスライド機Sを
幅方向に移動させて搬出しようとする袋物貨物V(左右
方向の端部位置の袋物貨物Vからが好ましい)の上部に
位置させ、昇降機2によってスライド機Sの高さを袋物
貨物V上の所定位置に調節する。そして、スライド機S
の先端に設けた爪部材1をシリンダ6を伸長させること
によって下方へ回動させて袋物貨物Vに引っ掛ける。
【0037】この状態からスライド機Sのロッドレスシ
リンダ9によってスライド部材4とともに後退させて二
点鎖線の位置まで移動させて袋物貨物Vを取り出し、シ
リンダ6を縮ませることによって爪部材1を上方へ回動
させて引っ掛けている袋物貨物Vを下方へ落とす。
【0038】この場合、コンテナNの幅方向の搬出位置
によって袋物貨物Vを落とす位置を異ならせ、図2にお
いて上側に位置すれば側部搬出コンベヤX上へ直接落と
し、下側に位置すれば横移動コンベヤW上へと落とせば
スライド機Sの横行距離を最も小さくした効率的な作業
を行うことができる。この側部搬出コンベヤX上へ直接
落とした袋物貨物VはコンテナNの後方へと搬出され、
横移動コンベヤW上へ落とした袋物貨物Vは横方向へ搬
送されて側部搬出コンベヤX上へ落ちて側部搬出コンベ
ヤXで後方へと搬出される。
【0039】従って、貨物取出し装置Rによる袋物貨物
Vの搬出は、爪部材1で引っ掛けた袋物貨物Vを後方へ
取り出して側部搬出コンベヤX又は横移動コンベヤW上
へ落とせばその後の搬送はこれらのコンベヤによって行
われため、袋物貨物Vを落としたピッキング装置Pは横
移動させて次の袋物貨物Vを引っ掛けに行けばよいの
で、これらピッキング装置P,横移動コンベヤW,側部
搬出コンベヤXによる前後,左右,上下方向の直交座標
の動作によって効率的な袋物貨物Vの搬出を行うことが
できる。
【0040】しかも、自走式台車Tの運転席Tbがコン
テナNの幅方向ほぼ中央に配置されているため、幅方向
の袋物貨物Vを取り出す時の感覚(距離感)に大きな変
化がないので操作員の熟練度が低くても効率的に搬出す
ることができる。
【0041】そして、最上段の袋物貨物Vを搬出し終え
ると、昇降機2によって貨物取出し装置R全体を下げる
とともに昇降シリンダ3によって側部搬出コンベヤXを
所定量下げて、上記搬出操作と同様に爪部材1で袋物貨
物Vを引っ掛けて幅方向に順次袋物貨物Vを取り出す作
業を繰り返す。この時、側部搬出コンベヤXの昇降を貨
物取出し装置Rの昇降と同期させて行うことにより、操
作が容易で袋物貨物Vの落下による衝撃力が小さくなり
貨物の損傷を防ぐことができる。
【0042】このようにして最上段から袋物貨物Vを順
次搬出して最下段の袋物貨物Vを搬出する場合、昇降機
2を下げると横移動コンベヤWのキャスタ24が接地す
るが、この状態から更に昇降機2を下げるとピッキング
装置Pの縦フレーム17に沿って横移動コンベヤWの支
持フレーム18を上方へスライドさせることができるた
め、ピッキング装置Pのスライド機S先端に設けた爪部
材1を袋物貨物Vを引っ掛けることができる所定位置ま
で下げてシリンダ6で爪部材1を下方に回動させて袋物
貨物Vを引っ掛ける。
【0043】その後、ピッキング装置Pを上昇させるこ
とにより袋物貨物Vの下面を横移動コンベヤWの上面よ
りも上方まで持ち上げ、スライド部材4を後方へスライ
ドさせることによって袋物貨物Vを横移動コンベヤW上
まで搬送し、爪部材1を上方へ回動させることによって
横移動コンベヤW上に袋物貨物Vを落とすことができ
る。この横移動コンベヤW上に落とされた袋物貨物Vは
上述した搬送と同様に側部搬出コンベヤX上へと移送さ
れてコンテナNの後方へと搬出される。また、側部搬出
コンベヤXは中央よりも前部が横移動コンベヤWのほぼ
後端付近で屈曲するように形成されているため、この側
部搬出コンベヤX上へ最下段の袋物貨物Vを直接載せる
場合にはほぼ水平の平坦な部分へ載せることとなるた
め、複雑な操作を必要とすることがない。
【0044】そして、コンテナNの後方まで搬出された
袋物貨物Vは、図1に示すようにベルトコンベヤ29上
へ移送されて所定の搬出場所まで搬送される。
【0045】このようにこの出願に係る発明によれば、
ピッキング装置Pで袋物貨物Vを取り出してコンベヤ上
へ載せれば自走式台車Tの後部へと搬出されるので、一
人の操作員で袋物貨物Vの搬出作業を容易に行うことが
可能となり、作業の省力化や効率化を実現することがで
きる。また、この実施例では運転席Tbが袋物貨物搬出
装置M1 のほぼ中央に配置されているので、左右端等の
幅方向の距離感を大きく変化させることなく袋物貨物V
を効率的に取り出すことができる。
【0046】なお、上記説明では袋物貨物Vが整列した
状態で積まれた場合を説明したが、上述したように袋物
貨物Vは必ずしも整列した状態とは限らず、乱雑に段積
みされている場合がある。しかし、この場合でもこの出
願に係る発明によればスライド機Sの前後調整等のみで
簡単に袋物貨物Vを1個毎に取り出すことができるた
め、効率の良い袋物貨物搬出作業を機械的に行うことが
できる。また、この出願に係る発明によれば直交座標の
組合せによる動作のため自動化も容易に可能である。
【0047】ところで、上記第1実施例における袋物貨
物搬出装置M1 では、貨物取出し装置Rの昇降に連動し
て昇降シリンダ3を伸縮させることによって横移動コン
ベヤWから搬送される袋物貨物Vが側部搬出コンベヤX
上へ落ちるような高さを保っている。しかし、自走式台
車Tの昇降機2にリフト能力が十分にある場合には、図
10(a),(b) の要部側面図と同要部正面図に示す第2実
施例の袋物貨物搬出装置M2 のように、コンベヤ支持部
材たるチェーン30の一端をピッキング装置Pの横フレ
ーム14側に連結し、もう一端を自走式台車Tから延設
したフレームTdに設けたサポート部材31に連結し、
このチェーン30の所定位置、すなわち中間部にてリン
ク部材25を介して側部搬出コンベヤXを支持するよう
にしてもよい。32はチェーンの弛み防止用スプリング
である。このようにチェーン30を設けて側部搬出コン
ベヤXを支持することにより、ピッキング装置Pを上下
動させればピッキング装置P側の端部も上下動するの
で、固定側との間で支持された側部搬出コンベヤXを連
動して上下動させることができる。
【0048】また、このようなコンベヤ支持部材を用い
れば、移動側を昇降させると側部搬出コンベヤXをその
半分の移動量で昇降させることができるので、両者の位
置関係を決定すれば常にその位置関係を保った状態で昇
降させることができる。
【0049】なお、この実施例ではコンベヤ支持部材に
チェーン30を用いているが、このコンベヤ支持部材
は、他にベルト等であってもよく、特に限定されるもの
ではない。また、他の構成は上述した第1実施例と同一
でよい。
【0050】一方、上述した第1実施例の袋物貨物搬出
装置M1 では、スライド機Sの高さを袋物貨物V上の所
定位置に調節したり、袋物貨物Vに爪部材1を引っ掛け
て取り出す操作を操作員が目測で判断しながら操作する
こととなる。そこで、図11に示す袋物貨物搬出装置の
側面図、図12に示す同装置の平面図、および図13
(a),(b) に示す同袋物貨物搬出装置のピッキング装置要
部平面図と側面図に示す第3実施例では、これら捜査員
による目測での判断を軽減して袋物貨物Vの取り出し操
作を半自動的に行えるようにしている。なお、上述した
第1実施例と同一の構成には同一符号を付して説明は省
略する。
【0051】この第3実施例では、スライド機Sの先端
にセンサー33が設けられており、このセンサー33に
よってスライド機Sを下降させた時にスライド機Sと袋
物貨物Vとの間を所定距離に保った状態でスライド機S
を停止させるようにしている。このようにセンサー33
を設けることにより、スライド機Sを袋物貨物Vに当接
させることなく所定位置で停止させることができる。こ
のセンサー33としては所定距離を検出できるものであ
ればよく、リミットスイッチ等が用いられる。この所定
距離は、爪部材1で袋物貨物Vを引っ掛けるのに適した
距離である。
【0052】また、この第3実施例では、スライド機S
の基部であるアーム部材7の基部に設けられたリンク部
材11と並列に重力バランス手段たる引張りコイルばね
34が設けられており、この引張りコイルばね34でア
ーム部材7の上部所定位置に設けられた軸7bをブラケ
ット10aの回動軸10b側へ引っ張った状態でスライ
ド機Sをほぼ水平に保つことにより、アーム部材7の先
端側、つまりスライド機Sの先端側に作用する下向き重
量を軽減させている。この重力バランス手段としては、
スライド機Sの先端側に作用する下向き重量を軽減させ
ることができるものであればよく、取付け位置や構成は
特に限定されない。
【0053】さらに、この第3実施例では、自走式台車
Tの運転席Tbに設けられた袋物貨物Vを取り出す操作
レバーTfに、この操作レバーTfの取出操作によりス
ライド機Sの爪部材1が袋物貨物Vを少し持ち上げなが
ら取り出すような機能を持たせている。
【0054】なお、この実施例では、横移動コンベヤW
の前端にガイド板35が設けられており、このガイド板
35は、最下段の袋物貨物Vを半自動的に搬出する時に
横移動コンベヤW上へ袋物貨物Vを載せる時のガイドと
なる。
【0055】以上のように構成された第3実施例の袋物
貨物搬出装置M3 によれば、以下のように作用して袋物
貨物Vの取り出し操作を半自動的に行い捜査員による目
測での判断を軽減している。
【0056】すなわち、上述した第1実施例と同様に搬
出しようとする袋物貨物Vの上部にスライド機Sを位置
させ、昇降機2によってスライド機Sを下降させればセ
ンサー33が袋物貨物Vとの距離を検知して所定距離で
スライド機Sを自動的に停止させることができる。
【0057】そして、爪部材1を下方へ回動させれば袋
物貨物Vとの距離が袋物貨物Vを引っ掛けるのに適した
所定距離となっているので、確実に袋物貨物Vを引っ掛
けることができる。この状態で操作レバーTfを取出操
作すれば、スライド機Sの爪部材1が袋物貨物Vを少し
持ち上げながら取り出すので、下部に積まれた袋物貨物
Vとの摩擦を軽減して容易に取り出すことができる。こ
の時、操作レバーTfの取出操作のみで袋物貨物Vを半
自動的に取り出すことができ、しかも、引張りコイルば
ね34によってスライド機Sの先端側に作用する下向き
重量を軽減しているので、スライド機Sの自重による袋
物貨物Vへの押し付け力を軽減することができる。
【0058】また、最下段の袋物貨物Vを搬出する時に
は、操作レバーTfの取出操作によってスライド機Sの
爪部材1が少し持ち上げながら取り出した袋物貨物Vを
ガイド板35に沿ってガイドしながら横移動コンベヤW
上へと搬送するので、横移動コンベヤW上で爪部材1を
上方へ回動させて袋物貨物Vを落とせば側部搬出コンベ
ヤXへと移送されてコンテナNの後方へと搬出される。
【0059】従って、この第3実施例の袋物貨物搬出装
置M3 によれば、袋物貨物Vの取り出しを操作レバーT
fの操作のみの半自動とすることができ、操作員の目測
による判断を軽減することができる。
【0060】なお、この第3実施例における各構成と上
述した第1,第2実施例における構成とを組合せてもよ
く、これら各構成の組合せは使用するスペースの大きさ
や袋物貨物Vの種類等に応じて適宜設定すればよい。
【0061】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うに構成しているので、以下に記載するような効果を奏
する。
【0062】請求項1〜9に係る袋物貨物搬出装置によ
れば、自走式台車の前部に設けられたピッキング装置で
袋物貨物を取り出して側部搬出コンベヤ又は横移動コン
ベヤ上に落とすことにより、この側部搬出コンベヤ又は
横移動コンベヤによって自走式台車の後部へと搬出され
るため、ピッキング装置と側部搬出コンベヤおよび横移
動コンベヤによる個々独立した直交座標の単純な動作の
組合せによって効率的な袋物貨物の搬出作業を行うこと
が可能となる。
【0063】特に、請求項2に係る袋物貨物搬出装置に
よれば、スライド機の先端に上向きの力が作用してもス
ライド機基部を損傷させることなく作業がてきるので、
袋物貨物と爪部材との距離調節時等にスライド機が袋物
貨物に当接することを気にすることなく効率的に作業を
進めることができる。
【0064】特に、請求項3に係る袋物貨物搬出装置に
よれば、重力バランス手段でスライド機先端側の下向き
重量を軽減させるので、スライド機の爪部材で袋物貨物
を引っ掛ける時のスライド機自重による下向き重量を軽
減して袋物貨物への押し付け力を軽減することが可能と
なる。
【0065】特に、請求項4に係る袋物貨物搬出装置に
よれば、センサーがスライド機と袋物貨物との間を所定
距離に保ってスライド機の下降を停止させるので、スラ
イド機を袋物貨物に当接させることなく所定位置で停止
させることができる。
【0066】特に、請求項5に係る袋物貨物搬出装置に
よれば、ガイド機構に沿ってピッキング装置を上下動さ
せながら最下部に位置する袋物貨物を効率的に搬出する
ことができる。
【0067】特に、請求項6に係る袋物貨物搬出装置に
よれば、袋物貨物の上下方向の位置に応じて貨物取出し
装置を昇降させても常に側部搬出コンベヤから後方へ搬
出させる高さを一定に保ことができるので、側部搬出コ
ンベヤ後方の設備を調整することなく袋物貨物の搬出作
業を迅速に行うことが可能となる。
【0068】特に、請求項7に係る袋物貨物搬出装置に
よれば、ピッキング装置を昇降させることにより、この
昇降に連動してコンベヤ支持部材で側部搬出コンベヤを
昇降させることができるため、側部搬出コンベヤ用の昇
降手段を別に設けることなく側部搬出コンベヤを昇降さ
せて装置の簡略化を実現できる。
【0069】特に、請求項8に係る袋物貨物搬出装置に
よれば、袋物貨物搬出装置の幅方向のほぼ中央に配置し
た運転席から幅方向で大きく距離感を変えることなく袋
物貨物を容易に取り出すことができる。
【0070】特に、請求項9に係る袋物貨物搬出装置に
よれば、操作レバーの取出操作のみでスライド機の爪部
材が袋物貨物を少し持ち上げながら取り出すので、袋物
貨物の取り出し作業を半自動的に行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る発明の第1実施例を示す袋物貨
物搬出装置の側面図である。
【図2】この出願に係る発明の第1実施例を示す袋物貨
物搬出装置の平面図である。
【図3】この出願に係る発明の第1実施例を示す袋物貨
物搬出装置の正面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図1に示す袋物貨物搬出装置のピッキング装置
を示す図面であり、(a) は平面図、(b) は側面図であ
る。
【図6】図5(b) に示すB矢視図である。
【図7】図1に示す袋物貨物搬出装置の横行機を示す図
面であり、(a) は平面図、(b)は背面図である。
【図8】図9に示す断面図であり、(a) はC−C断面
図、(b) はD−D断面図である。
【図9】図1に示す袋物貨物搬出装置の横移動コンベヤ
を示す図面であり、(a) は平面図、(b) はE−E断面図
である。
【図10】この出願に係る発明の第2実施例を示す袋物
貨物搬出装置の図面であり、(a)は要部側面図、(b) は
要部正面図である。
【図11】この出願に係る発明の第3実施例を示す袋物
貨物搬出装置の側面図である。
【図12】この出願に係る発明の第1実施例を示す袋物
貨物搬出装置の平面図である。
【図13】図11に示す袋物貨物搬出装置のピッキング
装置要部を示す図面であり、(a)は平面図、(b) は側面
図である。
【符号の説明】
1…爪部材 2…昇降機 3…昇降シリンダ 4…スライド部材 5…支持軸 6…シリンダ 7…アーム部材 8…プレート部材 9…ロッドレスシリンダ 10…ベース板 11…リンク部材 12…レール 13…チェーン 14…横フレーム 15…スプロケット 16…駆動機 17…縦フレーム 18…支持フレーム 19…係止部材 20…コンベヤフレーム 21…スプロケット 22…チェーン 23…駆動機 24…キャスタ 25…リンク部材 26…保持フレーム 27…駆動機 28…キャスタ 29…ベルトコンベヤ 30…チェーン 31…サポート部材 32…弛み防止用スプリング 33…センサー 34…引張りコイルばね 35…ガイド板 M1,M2,M3 …袋物貨物搬出装置 P…ピッキング装置 S…スライド機 J…揺動機構 U…横行機 W…横移動コンベヤ K…ガイド機構 R…貨物取出し装置 X…側部搬出コンベヤ Q…ガイド機構 T…自走式台車 Ta…前フレーム Tb…運転席 Tc…車輪 Td…フレーム Te…ハンドル Tf…操作レバー Tg…昇降レバー V…袋物貨物

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋物貨物に差し込む爪部材と、該爪部材
    を前後方向に移動させるスライド機と、該スライド機を
    左右方向に移動させる横行機とを有するピッキング装置
    を設け、該ピッキング装置の下部に所定間隔を開けて横
    移動コンベヤを設け、該横移動コンベヤと前記ピッキン
    グ装置とを上下方向に移動させる昇降機を設けて貨物取
    出し装置を構成し、該貨物取出し装置と同一方向に昇降
    させる昇降手段を有する側部搬出コンベヤを設け、自走
    式台車の側部に該側部搬出コンベヤを設けるとともに前
    部に前記貨物取出し装置を設けたことを特徴とする袋物
    貨物搬出装置。
  2. 【請求項2】 スライド機の基部に、該スライド機先端
    側を上方へ揺動可能に支持する揺動機構を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の袋物貨物搬出装置。
  3. 【請求項3】 スライド機の基部に、該スライド機先端
    側の下向き重量を軽減させる重力バランス手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の袋物貨物
    搬出装置。
  4. 【請求項4】 スライド機の先端に、該スライド機と袋
    物貨物との間を所定距離に保ってスライド機の下降を停
    止させるセンサーを設けたことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の袋物貨物搬出装置。
  5. 【請求項5】 横移動コンベヤに掛止部材を設け、該掛
    止部材によって横移動コンベヤをピッキング装置に掛止
    し、該ピッキング装置に横移動コンベヤを上下方向に案
    内するガイド機構を設けたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の袋物貨物搬出装置。
  6. 【請求項6】 側部搬出コンベヤの後端を支持して該側
    部搬出コンベヤの先端側を揺動可能に構成したことを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の袋物貨物
    搬出装置。
  7. 【請求項7】 ピッキング装置と自走式台車との間にコ
    ンベヤ支持部材を設け、該コンベヤ支持部材の所定位置
    に側部搬出コンベヤを支持して昇降手段を構成したこと
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の袋物
    貨物搬出装置。
  8. 【請求項8】 自走式台車の運転席に袋物貨物を取り出
    す操作レバーを設け、該操作レバーの取出操作によりス
    ライド機の爪部材が袋物貨物を少し持ち上げながら取り
    出すようにしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の袋物貨物搬出装置。
  9. 【請求項9】 自走式台車の運転席を袋物貨物搬出装置
    の幅方向ほぼ中央に配置したことを特徴とする請求項1
    〜8のいずれか1項に記載の袋物貨物搬出装置。
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