JPH092905A - 害虫誘引剤および害虫防除用毒餌剤 - Google Patents

害虫誘引剤および害虫防除用毒餌剤

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JPH092905A
JPH092905A JP7150641A JP15064195A JPH092905A JP H092905 A JPH092905 A JP H092905A JP 7150641 A JP7150641 A JP 7150641A JP 15064195 A JP15064195 A JP 15064195A JP H092905 A JPH092905 A JP H092905A
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bait
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pest attractant
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JP7150641A
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Fukuyasu Okuda
福泰 奥田
Mayumi Kobayashi
真弓 小林
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Earth Corp
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Earth Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の食餌剤よりも害虫に食餌を食べるにい
たらせる効果に優れた害虫誘引剤および害虫防除用毒餌
剤を提供すること。 【構成】 食餌剤の据置き部以外の表面に、害虫が喫食
開始するのを容易化する多数の突起を有する変形箇所を
設けた据置き型害虫誘引剤。好ましくは、据置き型食餌
剤の喫食開始容易化変形箇所の表面形状が、粗面、凸面
あるいは多数の突起を有する面である害虫誘引剤。前記
害虫誘引剤に害虫防除成分を配合した害虫防除用毒餌
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は害虫の誘引性に優れた害
虫誘引剤および害虫防除用毒餌剤に関する。特に本発明
は害虫が喫食を開始し易い害虫誘引剤および害虫防除用
毒餌剤に関する。
【0002】
【従来技術】従来、ゴキブリ等の害虫の駆除のために
は、害虫が出る場所に害虫が好んで食べる食物(食餌あ
るいは摂食物質ともいう)中に害虫防除成分を含ませた
もの(以下「害虫防除用毒餌剤」という)を置き、害虫
に食べさせて害虫を死滅させるとか、あるいは入口に害
虫を捕獲できる構造等を備えたトラップの内部に害虫が
好んで食べる食物(摂食物質に害虫誘引物質を加えたも
ので「害虫誘引剤」とよばれているもの)を置き、害虫
をトラップ内に誘引して捕獲するなどの手段が取られて
いる。また、シエルター内に害虫誘引剤を置き害虫を誘
引し、粘着テープなどで害虫を捕獲又は駆除することが
行われている。このような場合、前記害虫誘引剤や害虫
防除用毒餌剤はトラップやシエルター内に配置し易いよ
うに一般には据置き型のものが使用されている。
【0003】従来より害虫の誘引・防除を目的とした誘
引剤や防除用毒餌剤においては、害虫を誘引剤や防除用
毒餌剤などの食餌剤に集まりやすくするために種々の誘
引物質が用いられ、これらの誘引物質は前記食餌剤の成
分に配合、練合、塗布させる。これら摂食物質と害虫誘
引物質は必要ならばその他保存剤などを加えて、周知の
結着剤などを使用して、顆粒状、細粒状、粉状、あるい
はペースト状等に製剤し、害虫誘引剤や害虫防除用毒餌
剤として使用されている。しかしながら、これら誘引剤
や防除用毒餌剤に種々の誘引物質を添加して害虫を食餌
に集まり易くしても、食餌剤の物理的な性質、すなわ
ち、硬さ柔らかさ、大きさ、及び表面の状態によっては
害虫は食餌を食べないし、あるいは運搬しない。例え
ば、毛虫や蚕は植物の葉を食べる時、葉の縁から喫食を
開始するし、蟻は運搬に適した大きさの粒子から運搬し
はじめるなどである。このような挙動は、害虫の口や顎
の構造に関係するものであり、従って害虫の誘引・防除
を目的とした食餌剤はその害虫の口や顎の構造を研究し
て食べ易い形状とすることが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、特にトラ
ップやシエルター内に配置する害虫誘引剤および害虫防
除用毒餌剤について、害虫に食餌を食べるにいたらせる
効果を高めるための種々の方策を検討したところ、食餌
成分とか、誘引物質や食餌の硬さ柔らかさだけでは充分
大きな害虫誘引活性が得られるものでなく、食餌剤の表
面の状態が重要な作用を有することを見出し、本発明に
達した。本発明の課題は、従来にもまして害虫に食餌を
食べるにいたらせる効果に優れた害虫誘引剤および害虫
防除用毒餌剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の前記課題は、下
記の本発明の害虫誘引剤および害虫防除用毒餌剤によっ
て達成される。すなわち、 (1)食餌剤の表面に、害虫が喫食開始するのを容易化
する多数の変形箇所を設けたことを特徴とする害虫誘引
剤。 (2)前記食餌剤の喫食開始するのを容易化する変形箇
所の表面形状が、粗面、凸面あるいは多数の突起を有す
る面であることを特徴とする前記(1)記載の害虫誘引
剤。 (3)前記食餌剤の主成分がタンパク質、炭水化物、脂
質のうち少なくとも1種を含有するものであることを特
徴とする前記(1)または(2)記載の害虫誘引剤。 (4)前記(1)、(2)または(3)記載の害虫誘引
剤に害虫防除成分を配合したことをことを特徴とする害
虫防除用毒餌剤。 (5)前記(1)、(2)または(3)記載の害虫誘引
剤を容器に収納したことを特徴とする容器入り害虫誘引
剤。 (6)前記(4)記載の害虫防除用毒餌剤を容器に収納
したことを特徴とする容器入り害虫防除用毒餌剤。
【0006】本発明の害虫誘引剤および害虫防除用毒餌
剤(以下食餌剤と略記することもある。)に多数の変形
箇所を設ける「表面」は、食餌剤の表面のうち、トラッ
プやシエルターの底板や床と食餌剤が接触している部分
や壁掛けタイプでは壁と接触する部分のような害虫が接
触できない部分を除いた表面部分だけで充分であるが、
食餌剤の表面全体であっても良い。本発明において、食
餌剤の表面に設ける変形部分は、食餌の表面のすべての
部分であっても、その一部分であっても良い。本発明に
おいて、食餌剤の大きさは、使用するトラップやシエル
ターの大きさに依存するが、通常は、例えば食餌剤が円
形である場合その直径は0.5〜10cm位であり、ま
た例えば食餌剤が正方形である時はその一辺が0.5〜
10cm位である。この他の形であってもその大きさが
通常どれ位のものか類推することができる。
【0007】従来の害虫誘引剤や防除用毒餌剤は、円
形の型の中に原料を入れ、キネで圧縮プレスする打錠
法、流動性のある食餌剤の生地を円筒状のノズルより
押し出し、容器に収める方法、厚さ0.5〜2cm程
度である広い面積の食餌剤の生地から前記した程度の直
径をもつ円形に打ち抜いて成形する方法が普通であっ
た。しかしながら、平滑な表面をもった食餌剤では害虫
が喫食するのに適当ではなかった。本発明においては、
たとえば図1〜図4に示すように、(a)前記扁平円筒
形であるが食餌剤の基材がいわゆる”いわおこし”のよ
うに小粒の顆粒を相互に接着してつくられており、従っ
て表面が粗面を形成しているもの、(b)前記広い面積
の食餌剤からその正面図が”菊の花”の輪郭状の形であ
る扁平筒形に打ち抜いたもの(2例)、(c)ウェーブ
絞り状に絞り出して成形し、表面が”ヒダ”状をしたも
の、(d)粘土細工のように、棒状の生地を螺旋巻きに
して成形したバラ絞りと名づけた、表面が”円弧状の凸
部”状をしたものなどが挙げられるが、既に前記したよ
うに害虫が喫食し始める際に食べ易い形と大きさの凸部
(例えば多数の突起を有する部分など)を形成している
表面を有することが望ましく、そのような表面を有する
食餌剤であれば特に食餌剤の形は限定されない。なお、
前記した諸種の形状の本発明の食餌剤と喫食性の効果を
比較する食餌剤としては、図5に示す(e)表面が平滑
な扁平円筒形の食餌剤を用いる。
【0008】本発明の害虫誘引剤や防除用毒餌剤は、そ
れを構成する成分を害虫誘引剤について説明すれば、そ
れぞれ後述する蛋白質、炭水化物、脂質の食餌成分の
他、誘引物質、増量剤、酸化防止剤、保存剤、誤食防止
剤などの成分を、要すれば結合剤と混練して補強し、成
形し易くし、後述するように例えば円盤状に、あるいは
ウェーブ絞り状に絞り出して成形する。この場合、害虫
誘引剤は前記食餌成分、誘引物質、増量剤、酸化防止
剤、保存剤、結合剤、着色剤、誤食防止剤などの成分を
全部含んでいる必要はなく、例えば蛋白質という一食餌
成分のみからなるものであっても良い。また、防除用毒
餌剤は、前記害虫誘引剤の構成成分に害虫防除成分を配
合したものである。
【0009】本発明の食餌の生地の製造方法及び食餌剤
の製剤方法を害虫誘引剤について説明する。本発明の害
虫誘引剤の基材は、基材の原料を所望の配合割合にそっ
て混合、練合し、さらに造粒あるいは成形される。例え
ば、顆粒の基材を造粒する場合は、炭水化物、タンパク
質、脂質、誘引物質、増量剤、酸化防止剤、保存剤、誤
食防止剤および害虫に対する誘引性を増強する香料を混
合した後に水を添加して練合した。その後バスケット式
造粒機にて造粒し、乾燥することで基材を調製できる。
しかして、これを本発明の害虫誘引剤とするには、顆粒
状基材を例えば適当な結合剤を用いて連結し、平板状の
生地に成形し、この平板状の生地から、例えば前記”菊
の花”の輪郭状の形に打ち抜いて所望の害虫誘引剤に製
剤する。この場合、該害虫誘引剤の側面は凹凸を有し、
表面は粗面である。
【0010】別の本発明の害虫誘引剤の基材は、基材の
原料を所望の配合割合に調合し、それらを混合・練合わ
せ、練合わされた基材をヒダが付けられたノズルから押
出し、側面にヒダが付いた山形(前記ウエーブ絞り状と
した型)に成形し、乾燥して所望の害虫誘引剤に製剤す
る。製剤された害虫誘引剤の大きさは、例えば、床に置
くときは床と接する部分、また壁に掛けるときは壁接す
る部分を底面と名ずけると、底面の直径が5mmから1
00mm、高さ(底面とウエーブ絞り状とした頂点まで
の高さ)は5mmから50mmであり、その側面にはヒ
ダが付いた山形が好ましい。本発明の害虫防除用毒餌剤
を製剤する手段としては、本発明の害虫誘引剤に油性ま
たは水性溶媒に溶解した害虫防除成分を前記害虫誘引剤
の基材の表面にスプレーすることで表面に付着させる方
法や前記害虫防除成分を前記害虫誘引剤の基材と混合・
練合わせる方法などがある。
【0011】本発明の害虫誘引剤及び害虫防除用毒餌剤
において、害虫誘引成分やその他の増量剤、酸化防止
剤、保存剤、誤食防止剤などの成分を配合させるための
食餌成分としては、害虫の摂食物質であるものが用いら
れる。該摂食物質としては、従来から知られているよう
に、タンパク質、炭水化物、脂質などの少なくとも1種
からなるものである。タンパク質としては、動物性タン
パク質や植物性タンパク質があるが、どちらでも良い。
動物性タンパク質の例としては、アクチン、アルブミ
ン、カゼイン、フィブリン、フィブリノーゲン、ケラチ
ン、グロブリン(α、β、γ)、ヘモグロビン、ミオシ
ンなど、あるいはフィッシュソリュブル、イナゴ、バッ
タ、カマキリ、コオロギ、ハチ、アブラムシ、ゴキブ
リ、チョウ、ガ、ハエ、アカムシ、ミールワーム、魚の
エサ(ミミズ、ゴカイなど)、内蔵(レバーなど)、タ
マゴ、魚粉、サナギ、オキアミ、エビ、ミルク、チー
ズ、飼料用酵母、馬肉などから得られる固体(粉体な
ど)および液状物、その他の生物体の粉やその抽出物、
酵素分解物などが挙げられる。
【0012】また、植物性タンパク質としては、エデス
チン、ゼイン、グリアジン、アラチン、ツェイン、グル
テンなど、あるいはジャガイモ、サツマイモ、トウモロ
コシなどのデンプン粉、小麦粉、米粉、フスマ、大豆、
綿実、菜種、ゴマ、粟、ヒエ、タマネギ、バナナなど、
そして落花生、カボチャ種、ソラマメなどから得られる
固体(粉体など)および液状物がある。またこれらの植
物性タンパク質の加工物、すなわち米ぬか、酒粕、ゴマ
油粕、オカラ、ビールなど、さらに穀類の脱脂粕を酸分
解後中和した組成物などが挙げられる。
【0013】また炭水化物としては、例えば果汁、ハチ
ミツ、廃糖蜜、砂糖きび、パラチノース、トレハロー
ス、ソホロース、ツラノース、ラミナリビオース、ニゲ
エロース、セルビオース、キシロビオース、ロイクロー
ス、ゲンチオビオース、メルビオース、ルチノース、プ
リムベロース、ビシアノース、ロビノース、N−アセチ
ルグルコサミン、ガラクツロン酸、マンノース、キシロ
ース、アラビノース、グルクロン酸、グルコサミン、シ
ョ糖、ブドウ糖、果糖、乳糖、黒砂糖、赤砂糖、三温
糖、グラニュウ糖、麦芽糖、アラビノース、ガラクトー
ス、ソルビトール、グリセリンなどが挙げられる。
【0014】また脂質としては、植物性油や動物性油が
ある。植物性油としては例えば、木ロウ、ヤシ油、カカ
オ油、コーン油、ヌカ油、ナタネ油、ゴマ油などの植物
油、ヒマシ油、オリーブ油、落花生油などの不乾性油、
アマニ油、キリ油、麻実油、エノ油などの乾性油があげ
られる。また、動物性油としては例えば、哺乳類油であ
る体脂、バター脂、脚脂、そして鳥類、爬虫類、両生
類、昆虫などから得られる油、鯨油、イルカ油、イワシ
油、ニシン油、タラ肝油、サメ肝油、イカ油、ハマグリ
油、卵油および酵母または細菌などが生産する油脂、例
えば米コウジや麦コウジ等の醗酵物などがあげられる。
前記タンパク質、炭水化物及び脂質は、単一の物質に存
在することはあまりなく共存することが多いので、実際
上は前記の例示した各物質に一緒に含まれていることが
多く、1つの物質をこれらの成分の混在する材料として
使用することがある。また、タンパク質、炭水化物及び
脂質の混合割合が特定の範囲にあるものが害虫に対して
その誘引作用が大きいことが多い。
【0015】害虫を誘引する物質としては天然物質、例
えば昆虫または昆虫由来の生体物質、好ましくは膜翅目
及び半翅目昆虫の各発育段階の生体物質が適している。
生体物質の場合には、その乾燥物、冷凍乾燥物、破砕物
そして抽出物を固形、粉末、液状などの形態で利用する
ことができる。この物質は特に害虫について高嗜好性で
あって、害虫の誘引性に優れている。さらに、前記の誘
引物質を組成するに適したタンパク質の一例を上げて説
明すると、そのアミノ酸組成中に、1.0〜1.5重量
%のトリプトファンを必要とし、主成分として9重量%
以上のグルタミン酸及びアスパラ酸を含み、5重量%以
上のレクチン、プロリン、グリシン、リジン、バリン、
アラニン、チロシン、アルギン、イソレクチン及びその
他のアミノ酸成分の少なくとも1種以上よりなるもので
ある。
【0016】また、前記天然物質と併用できる害虫誘引
物質としては、例えば脂肪酸のメチルまたはエチルエス
テル、飽和または不飽和アルコール、非還元性デンプン
加水分解物、シクロヘキシル基を持つカルボン酸エステ
ル、芳香性を持つ脂肪酸ケトン、アルコール、アルデヒ
ド、ラクトン、エステル、アロエまたはユーカリ植物お
よびその抽出物、炭素数7ないし9のケトン、バニリ
ン、エチルバニリン、イソバニリン、ピペロナール、ピ
ペロナールアセトン、2,6−ノナジエーテルなど、ま
た例えば道しるべフェロモンとして知られるもの、すな
わち、(3S,4R,6E,10Z)−3,4,7,1
1−テトラメチル−トリデカ−6,10−ジエナール、
(Z)−9−ヘキサデセナール、2,5−ジメチルピラ
ジン、3−メチル−2,5−ジメチルピラジン、Z,E
−α−フラネセン、E,E−α−フラネセンなどが挙げ
られる。
【0017】増量剤としては、例えばホワイトカーボ
ン、珪藻土、結晶セルロース、クレー、カオリン、タル
ク、ベントナイト、ゼオライト、セピオライト、アタパ
ルジャイトなどが挙げられ、その使用量は0から10重
量%である。さらに必要に応じ、酸化防止剤、保存剤、
誤食防止剤そして害虫に対する誘引性を増強する香料な
どを添加してもよい。酸化防止剤としては、例えばエリ
ソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、ジブチルヒド
ロキシトルエン、dl−α−トコフェロール、ノルジヒ
ドログアヤレチック酸、メチルヒドロキシアニソール、
没食子酸プロピル、グアヤク酸、1−システイン塩酸塩
などが挙げられ、保存剤としては、例えば安息香酸、安
息香酸ナトリウム、安息香酸フェニル、安息香酸ベンジ
ル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ベンジル、サリチ
ル酸ジフェニル、サリチル酸、ソルビン酸、ソルビン酸
カリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パ
ラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソ
プロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息
香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、プロピオン
酸カルシウム、プロピオン酸ナトリウムなどが挙げられ
る。結合剤としては、アラビアゴム、アラビアガム末、
カルボキシメチルセルロース、結晶セルロース、ゼラチ
ン、デキストリン、ヒドロキシプロピルスターチ、ポリ
オキシエチレンポリビニルアルコール、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、シリコン樹脂、メタアクリル酸
コポリマー等の高分子化合物が挙げられ、この他グリセ
リン、ワセリン、パラフィン類、ポリエチレングリコー
ル(400、1500、4000、6000)、ヒマシ
油、ダイズ油等の低分子化合物も使用できる。ここで、
グリセリンやヒマシ油、ダイズ油等の液状物は他の結合
剤と混合して使用することが望ましい。また、ヒマシ
油、ダイズ油等は誘引物質として兼用することもでき
る。吸収剤としては、ホワイトカーボン、軽質ケイ酸、
α−デンプン等が挙げられる。
【0018】また、誤食防止剤としては、例えば安息香
酸デナトニウム、セチル化ショ糖、ショ糖、トウガラシ
末、アラマンスアルミニウムレーキ、エリスロシン、エ
リスロシンアルミニウムレーキ、ニューコクシン、フロ
キシン、ローズベンガル、アシドレッド、タートラン
ジ、タートランジンアルミニウムレーキ、サンセットイ
エローFCF、インジゴカルミン、β−カロチン、銅ク
ロロフィルなどが挙げられる。香料としては、例えばチ
ーズ香料、バター香料、ピーナッツ香料、ピーチ香料、
ストロベリー香料、ミルク香料などが挙げられる。
【0019】着色剤としては、例えば昭和41年8月3
1日付厚生省例第30号の別表第1、2および3に記載
されているものあるいは、長期間色調が安定であるもの
が挙げられる。安定な色素としてはクロロフィル、リボ
フラビン、アンナット、カンタキサンチン、クロシン、
コチニール、ベニバナ、パプリカ色素、アントラキノン
などの食品添加物として認められている天然色素が挙げ
られる。前記酸化防止剤、保存剤、誤食防止剤、着色剤
および害虫に対する誘引性を増強する香料の使用量は、
食餌成分の0から1.0重量%である。
【0020】本発明において害虫防除成分としては、従
来からの害虫防除成分、すなわち殺虫剤、または該殺虫
剤とその共力剤の少なくとも一種以上を、対象害虫が摂
食によりその致死量以上が体内に摂取される量を配合す
ればなんら制限されない。そして、該殺虫剤としては、
ピレスロイド系殺虫剤、有機リン系殺虫剤、カーバメイ
ト系殺虫剤、その他の殺虫剤および共力剤などが挙げら
れる。また、それらの具体例としては、
【0021】(1)ピレスロイド系殺虫剤 アレスリン、ピナミンフォルテ、バイオアレスリン、エ
キスリン、フタルスリン、d−T80−フタルスリン、
レスメトリン、ペルメトリン、フェノトリン、フェンバ
レレート、フェンプロパトリン、エンペントリン、フェ
ンフルスリン、M−108C、エトック、ベンフルスリ
ン、テフルスリン、サイフェノトリン、テラレスリン、
エトフェンプロックスなど。 (2)有機リン系薬剤 DDVP、フェニトロチオン、ダイアジノン、マラチオ
ン、アセフェートなど。 (3)カーバメイト系薬剤 バイゴン、セビン、オンコル、オリオン、インセガー、
アクテリクなど。 (4)昆虫成長調節剤 メトプレン、ハイドロプレン、ピリプロキシフェン、フ
ェノキシカルブなど。 (5)キチン合成阻害型昆虫成長調節剤 ジフルベンズロン、トリフルムロン、テフルベンズロ
ン、クロルフルアズロン、フルフェノクスロン、ヘキサ
フルロン、シロマジンなど。 (6)その他の殺虫剤 メトキサジアゾン、ヒドラメチルノン、アドマイヤー、
アバメクチン、ホウ酸、スルフルラミド、S1866
(ピラゾール系化合物)などが挙げられる。また、前記
殺虫剤および共力剤の異性体や誘導体も害虫防除成分と
して使用できる。しかしてまた、これらに限定されるも
のではない。
【0022】また、例えば社会性をもつ害虫であるアリ
類を例に本発明において害虫防除成分の好ましい例を挙
げると、働きアリが巣以外の場所で餌を口にくわえた
り、あるいは体内に蓄え、巣に戻ってから該餌を幼虫な
どに分け与える作業を行うことが知られている。この場
合は巣全体の過半数以上に該害虫防除用毒餌剤が蓄積性
のある害虫防除効果あるいは生育阻害を起こすような効
果を与える害虫防除成分が好ましい。一方、ゴキブリな
どでは単に摂食することで死亡、産卵抑制あるいは変態
異常を引き起こすものであればよい。薬剤のなかでより
好ましいものは、遅効性に優れた成分であって、少量の
摂食によって致死効果が得られるように処方された濃度
(通常の使用量の100希釈された量)にしたものを用
いるのが好ましい場合もある。本発明の害虫防除用毒餌
剤において、構成組成物中の食餌成分量に対する害虫防
除成分の添加割合は、0.001〜50wt%の範囲と
することができる。
【0023】本発明において、前記害虫誘引剤や害虫防
除毒餌剤を食餌剤に成形する方法は、既に前記したよう
に広い面積の食餌剤の生地から前記した程度の直径をも
つ円筒形に打ち抜くか、円筒の側面にヒダをもつよう
に、例えば前記(b)に示したように、上面が”菊の
花”の輪郭状の形である扁平筒形に打ち抜いて成形する
方法(本発明ではこの成形方法をウェーブカットと呼
ぶ。)などである。またその他、ヒダをもつ押出し筒に
食餌成分を混練したものを装填し、該押出し筒から例え
ば前記(c)に示したようにウェーブ絞り状に絞り出し
て成形する方法(本発明ではこの成形方法をウェーブ絞
りと呼ぶ。)かあるいは前記(d)に示したように粘土
細工のように、棒状の生地を螺旋巻きにして成形し、本
発明でバラ絞りと名づけた方法で成形する方法などが挙
げられる。しかしながら、前記成形方法は具体的例を示
したに過ぎず、本発明は前記した成形方法によって制限
されるものではない。
【0024】
【作用】本発明において、前記害虫誘引剤や害虫防除毒
餌剤を用いることにより、 該食餌剤は表面が粗面をなし、その粗面をなす突起が
喫食する害虫の口の大きさに良く適合するために害虫が
容易に食餌剤に対し喫食を開始する。 該食餌剤には表面にヒダがあり、そのヒダをなす突起
が喫食する害虫の口の大きさに良く適合するために害虫
が容易に食餌剤に対し喫食を開始する。などの表面の粗
面、凸部や突起の作用にによって、様々な害虫に対し
て、従来見られなかった有効な作用が発揮される。
【0025】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
る。ただし、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0026】実施例1〜3、比較例1 (1) 供試昆虫 1)チャバネゴキブリ 〔成虫〕 (2) 供試食餌 第1表の処方1に示した食餌生地から以下の製剤方法に
より成形した各害虫防除毒餌剤を供試食餌とする。 i)実施例1の食餌:前記(b)に記載の「食餌生地か
ら正面図が”菊の花”の輪郭状の形である扁平筒形に打
ち抜いた」もの。 ii) 実施例2の食餌:前記(c)に記載の「ヒダをもつ
押出し筒から食餌生地をウェーブ絞り状に絞り出して成
形し、」表面が”ヒダ”状をしたもの。 iii) 実施例3の食餌:前記(d)に記載の「押出し筒
から食餌生地を棒状の生地を螺旋巻きにして成形し、前
記バラ絞りと名づけた方法で成形し、」表面が”ヒダ”
状をしたもの。 iv) 比較例1の食餌:前記(e)に記載の「食餌生地か
ら正面図が円形である扁平円筒形に打ち抜いた」もの。
【0027】
【表1】
【0028】(3) 試験方法 飼育容器内に前記i)〜iv) に記載の供試食餌を置き、チ
ャバネゴキブリの成虫を多数匹放し5分間までに供試食
餌に集まるチャバネゴキブリの数を調べた。 (4) 試験結果 上記の試験方法によって得られた試験結果を第2表に示
す。
【0029】
【表2】
【0030】第2表より、本発明の害虫防除毒餌剤のほ
うが従来の害虫防除毒餌剤よりも誘引効果が強い。 実施例4〜6、比較例2 (1) 供試昆虫 1)チャバネゴキブリ〔成虫〕 (2) 供試食餌 第1表の処方2に示した食餌生地を用いた他、前記実施
例1〜3、比較例1と同じである。 (3) 試験方法 前記実施例1〜3、比較例1と同じである。 (4) 試験結果 前記実施例1〜3、比較例1と同程度の効果であった。
【0031】実施例7、比較例3 (1) 供試昆虫 1)トビイロケアリ〔成虫〕 (2) 供試食餌 第3表の処方に示した食餌生地から以下の製剤方法によ
り成形した各害虫防除毒餌剤を供試食餌とする。 v )実施例7の食餌:第3表の処方に示した食餌生地を
加熱溶解し、冷却し、ゲルを形成させ、該ゲルを開口1
mmのメッシュで裏ごしし、ゲルの細粒を作った。この
ゲルの細粒の5gをとり、円盤状の型に入れて成型し、
図6(a)のような表面に凹凸のある毒餌剤を作った。 vi) 比較例3の食餌:第3表の処方に示した食餌生地を
加熱溶解し、その5gをとり、表面が平滑な円盤状の型
に入れて成型し、図6(b)のような表面の平滑な毒餌
剤を作った。
【0032】
【表3】
【0033】(3) 試験方法 飼育容器内に前記v)、vi) に記載の供試食餌をアリ(ト
ビイロケアリ)の隊列の右側にv)の供試食餌、左側にv
i) の供試食餌を置き、その喫食・持ち帰り量を1時間
後の毒餌剤の重量で評価した。 ここで重量減少割合は、 〔(当初重量−1時間後の重量)/当初重量〕×100
(%) である。上記の結果より、供試食餌v)とvi) とに対する
アリの集合度は同程度であったが供試食餌v)の方が重量
減少割合が大きく喫食し易いことが明らかである。
【0034】
【発明の効果】本発明の害虫誘引剤及び害虫防除毒餌剤
は、これら食餌剤の据置き部以外の表面に、害虫が喫食
開始するのを容易化する多数の突起を有する変形箇所を
設けることにより、同じ食餌剤の成分からなる従来の食
餌剤に比べて優れた誘引あるいは防除効果を発揮するこ
とができる。これら本発明の食餌剤は食餌剤の成分は従
来の食餌剤と同じで、製剤にあたってその成形方法のみ
が異なるのであるから、ほとんど同じ製造コストで製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】扁平円筒形に打ち抜いた本発明の害虫誘引剤の
1例を示す正面図(A)及び側面図(B)である。
【図2】”菊の花”の輪郭状の形である扁平筒形に打ち
抜いた本発明の害虫誘引剤の2例を示す正面図(Aと
C))及びそれらの側面図(BとD)である。
【図3】ウェーブ絞り状に絞り出して成形した本発明の
害虫誘引剤の1例を示す正面図(A)及び側面図(B)
である。
【図4】バラ絞りと名づけた方法で成形した本発明の害
虫誘引剤の1例を示す正面図(A)及び側面図(B)で
ある。
【図5】扁平円筒形に打ち抜いた従来の害虫誘引剤の典
型例を示す正面図(A)及び側面図(B)である。
【図6】(A)は、扁平円筒形に打ち抜いた本発明の害
虫誘引剤の別の1例を示す斜視図、(B)は、扁平円筒
形に打ち抜いた従来の害虫誘引剤の典型例を示す斜視図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 65/00 A01N 65/00 F Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食餌剤の表面に、害虫が喫食開始するの
    を容易化する多数の変形箇所を設けたことを特徴とする
    害虫誘引剤。
  2. 【請求項2】 前記食餌剤の喫食開始するのを容易化す
    る変形箇所の表面形状が、粗面、凸面あるいは多数の突
    起を有する面であることを特徴とする請求項1記載の害
    虫誘引剤。
  3. 【請求項3】 前記食餌剤の主成分がタンパク質、炭水
    化物、脂質のうち少なくとも1種を含有するものである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の害虫誘
    引剤。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の害虫誘引剤に
    害虫防除成分を配合したことをことを特徴とする害虫防
    除用毒餌剤。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の害虫誘引剤を
    容器に収納したことを特徴とする容器入り害虫誘引剤。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の害虫防除用毒餌剤を容器
    に収納したことを特徴とする容器入り害虫防除用毒餌
    剤。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007529557A (ja) * 2004-03-19 2007-10-25 ダウ アグロサイエンシィズ エルエルシー 殺虫剤組成物
GB2444333A (en) * 2006-12-02 2008-06-04 Shabir Iqbal Khan Bio-degradable cockroach eradicator paste
JP2014185084A (ja) * 2013-03-21 2014-10-02 Lion Corp 害虫駆除用のベイト剤
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JP2019156811A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 アース製薬株式会社 害虫用毒餌剤
CN115669688A (zh) * 2023-01-05 2023-02-03 青岛市房屋使用安全服务中心(青岛市白蚁防治研究所) 一种白蚁饵剂

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