JP4970186B2 - ゴキブリ用定着材 - Google Patents
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(2) 誘引毒餌剤を中央近傍に置いてなることを特徴とする上記(1)に記載のゴキブリ用定着材。
また、上記(2)の構成のゴキブリ駆除装置によれば、ゴキブリ駆除装置の、例えば入り口や周囲にゴキブリ用定着材を配置したので、ゴキブリ駆除装置の近辺を通行しようとしたゴキブリはゴキブリ用定着材の上を通行して、その習性により、粗面である表面に居続けようとし、そこからの移動が抑制される。即ち、ゴキブリはゴキブリ用定着材の上で移動を止めるので、ゴキブリ駆除装置に配されている誘引毒餌剤に誘引されて収容容器内に進入する確率が高くなるとともにこの誘引毒餌剤を喫食する確率が高くなる。或いは、ゴキブリ駆動装置に粘着部材を配した場合には、ゴキブリ駆除装置のケース内部に進入し、この粘着部材によって捕獲される確率が大きくなる。このため、表面が粗面であるゴキブリ用定着材を用いた安価で簡単な構造のゴキブリ駆除装置を用いることにより、捕獲・駆除効率を向上させて衛生を確保することができる。
そして、上記(3)の構成のゴキブリ駆除方法によれば、表面が粗面であってゴキブリが居続けるゴキブリ用定着材をゴキブリが通行する可能性がある場所に配置するので、ゴキブリはゴキブリ用定着材の上を通行する際に、その習性により、ゴキブリ用定着材の上に居続けようとし、そこからの移動が抑制される。このとき、ゴキブリ用定着材の近辺や上にゴキブリ駆除装置を配置しているので、ゴキブリがゴキブリ駆除装置の誘引毒餌剤に誘引されて、この誘引毒餌剤を喫食して死滅する確率が高くなる。或いは、ゴキブリ駆除装置の粘着部材によって捕獲される確率が大きくなる。これにより、安価で簡単な構造のゴキブリ用定着材を用いることにより、捕獲・駆除効率を向上させて衛生を確保することができる。
このため、表面が粗面であるだけの低コストで簡単な構造により、ゴキブリの捕獲・駆除効率を向上させて衛生を確保することができるゴキブリ用定着材、ゴキブリ駆除装置およびゴキブリ駆除方法を提供することができる。
なお、図1(A)は本発明のゴキブリ用定着材に係る実施形態を示す斜視図であり、(B)は拡大断面図であり、図2はゴキブリ用定着材の上にゴキブリ駆除装置を配置した状態を示す斜視図であり、図3は本発明にかかるゴキブリ用定着材を使用した場合と使用しない場合を比較する平面図であり、図4(A)および(B)は図3の実験の比較結果を示す表であり、図5は図3の実験の比較結果を示す表であり、図6(A)〜(C)はゴキブリ駆除装置の変形例を示す斜視図であり、図7はゴキブリ用定着材のうえにゴキブリの誘引毒餌剤を含んだ摂食物質を配置した状態を示す斜視図である。
なお、基材11としては、紙、布、不織布、樹脂、木材、金属、セラミック等を例示することができるが、薄いもの、軽いもの、或いはやわらかいものなどが取り扱い容易なので好適である。また、システムキッチンや給食設備等の一部の表面に直接粗面12を設けることもできる。
紙としてはサンドペーパ、木材としてはベニヤ板が好適である。
なお、ゴキブリ用定着材10の全体形状は、設置場所に合わせて切断して自由に調整できるものがよい。
ここでは、いずれのタイプにおいても同様の作用効果を有するので、以後、誘引毒餌剤13によりゴキブリを死滅させて駆除するゴキブリ駆除装置20を主に例示して説明することとし、特に異なる事項については、別途説明することとする。
例えば、タンパク質、炭水化物、脂質などの少なくとも1種からなるものが挙げられる。タンパク質としては、動物性タンパク質や植物性タンパク質があるが、どちらでも良い。動物性タンパク質の例としては、アクチン、アルブミン、カゼイン、フィブリン、フィブリノーゲン、ケラチン、グロブリン(α、β、γ)、ヘモグロビン、ミオシンなど、あるいはフィッシュソリュブル、イナゴ、バッタ、カマキリ、コオロギ、ハチ、アブラムシ、ゴキブリ、チョウ、ガ、ハエ、アカムシ、ミールワーム、魚のエサ(ミミズ、ゴカイなど)、内臓(レバーなど)、タマゴ、魚粉、サナギ、オキアミ、エビ、ミルク、チーズ、飼料用酵母、馬肉などから得られる固体(粉体など)および液状物、その他の生物体の粉やその抽出物、酵素分解物などが挙げられる。
害虫防除成分としては、ゴキブリに対して殺虫効果を有する成分であればよく、例えば、除虫菊エキス、天然ピレトリン、プラレトリン、イミプロトリン、フタルスリン、アレスリン、トランスフルトリン、ビフェントリン、レスメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、サイパーメスリン、エトフェンプロックス、シフルスリン、デルタメスリン、ビフェントリン、フェンバレレート、フェンプロパトリン、エムペンスリン、シラフルオフェン、メトフルトリン、プロフルトリン等のピレスロイド系化合物、フェニトロチオン、ダイアジノン、マラソン、ピリダフェンチオン、プロチオホス、ホキシム、クロルピリホス、ジクロルボス等の有機リン系化合物、カルバリル、プロポクスル、メソミル、チオジカルブ等のカーバメート系化合物、メトキサジアゾン等のオキサジアゾール系化合物、フィプロニル等のフェニルピラゾール系化合物、アミドフルメト等のスルホンアミド系化合物、ジノテフラン、イミダクロプリド等のネオニコチノイド系化合物、メトプレン、ハイドロプレン、ピリプロキシフェン等の昆虫成長制御化合物、クロルフェナピル等のピロール系化合物等、ロテノン、ディート、P−メンタン−3,8−ジオール、エチルーブチルアセチルアミノプロピオネート、ヒドロキシアニソール、ベンジルアルコール、ハッカ油、シトロネラ油、ユーカリ油、ゲラニウム油、蚊連草等の1種又は2種以上が挙げられる。
例えば、天然ゴム、合成ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリイソブチレン、ポリブテン、アタクチックポリプロピレンおよびその他の液状重合体、石油樹脂などの粘着付与樹脂などを単独あるいは適宜溶剤の存在下もしくは無溶剤で加熱によりあるいはラテックス、エマルジョン状態で混合して、塗布して用いることができる。特に、スチレン−ブタジエンブロックポリマー、及び/又はエチレン−酢酸ビニル共重合体などと粘着付与樹脂、可塑剤との組み合わせ、ポリイソブチレンと液状ポリブテンおよびアタクチックポリプロピレンの組み合わせなどは無溶剤系で加熱混合ができ、そのまま塗布できることなど、粘着特性ばかりか作業性の面からも好ましいものである。
これらの材料により粘着部材28に塗布される粘着剤の粘度は例えばJIS K−6833(1980)に準拠する測定方法により測定され130℃で2500〜3300Pの間の粘着物質であればよいが、特にこの範囲には限定されない。
このため、表面が粗面12であるだけの安価で簡単な構造のゴキブリ用定着材を用いることにより、捕獲効率を向上させることができ、衛生を確保することができる。
図6(A)〜(C)には、ゴキブリ駆除装置20の変形例が示されている。前述したゴキブリ駆除装置20では、筐体21にはざらざら表面の粗面12が設けられずに、筐体21をゴキブリ用定着材10の粗面12の上に配置している。
したがって、このゴキブリ駆除装置20Bでは、前述したゴキブリ駆除装置20のように、ゴキブリ用定着材10の上に置いて使用することができるが、ゴキブリ用定着材10を用いずに単独で使用することもできる。
したがって、このゴキブリ駆除装置20Bでは、前述したゴキブリ駆除装置20のように、ゴキブリ用定着材10の上に置いて使用することができるが、ゴキブリ用定着材10を用いずに単独で使用することもできる。
例えば、体の大きなゴキブリに対しては凹凸が大きなものを用い、体が小さなゴキブリに対しては凹凸が小さなものを用いるのが効果的である。さらに、凹凸の大きさを一定とせずに、種々の大きさを混在させることにより、種々の大きさのゴキブリに対応することもできる。
12、26,27 粗面
13 誘引毒餌剤
20 ゴキブリ駆除装置(ゴキブリ駆除手段)
25 入り口
28 粘着部材
Claims (2)
- 樹脂製基材の上面に10〜1000μmの細かな凹凸を形成し、または、基材上面に砂のような細かな粒状物質を貼り付けて10〜1000μmの細かな凹凸を形成して、ザラザラに粗くした表面粗さの粗面からなるゴキブリ用定着材であって、かつ、設置場所に合わせて自由に切断して全体形状を調整できるものであることを特徴とするゴキブリ用定着材。
- 誘引毒餌剤を中央近傍に置いてなることを特徴とする請求項1記載のゴキブリ用定着材。
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JP2007200801A JP4970186B2 (ja) | 2007-08-01 | 2007-08-01 | ゴキブリ用定着材 |
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JP4970186B2 true JP4970186B2 (ja) | 2012-07-04 |
Family
ID=40436564
Family Applications (1)
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JP2007200801A Active JP4970186B2 (ja) | 2007-08-01 | 2007-08-01 | ゴキブリ用定着材 |
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