JP7451868B2 - 害虫誘引剤 - Google Patents

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Description

本発明は、害虫誘引剤や害虫誘引方法に関する。
従来から、害虫誘引捕獲器として様々なものが知られており、例えば、ゴキブリや、ハエなどの小型飛翔害虫等を対象とした害虫誘引捕獲器は、一般家庭、飲食店、工場等において汎用されている。
また、ハチ誘引捕獲器としては、各種形状のものや、誘引剤に特徴のあるものが提案されている。具体的には、特許文献1には、カップ状の容器内部にハチを誘引するための誘引剤を収納し、容器上部にハチの侵入口を有する蓋を取り付けた捕獲器が記載されている。特許文献2には、一旦捕獲されたハチが捕獲器から脱出することを抑制するために、ハチ侵入口を捕獲器上部中心部に配置されたものが記載されている。さらに、特許文献3には、特定の糖分濃度であり、かつ防腐剤を含有しないハチ誘引液を使用することにより、腐敗による発酵臭を発生させて、捕獲効率を向上させることが記載されている。
害虫誘引捕獲器は、設置される環境下において、害虫誘引剤に細菌やカビが発生するなど誘引剤の劣化により、誘引効果が低下することがあった。中でも、ハチ誘引捕獲器は、夏場の屋外に設置されることにより、誘引剤に細菌やカビなどが繁殖してしまい、誘引剤の表面を覆う膜が形成され、誘引効果が低下することがあった。特に、腐敗による発酵臭を発生させて、捕獲効率を向上させるハチ誘引液では、この誘引液の表面を覆う膜の形成が、誘引力の大きな阻害要因の1つとなり問題となっていた。
特開2004-073144号公報 特開2014-103933号公報 特開2007-176853号公報
本発明は、害虫誘引剤の誘引効果の低下を防止することを目的としている。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、塩化ナトリウムが害虫誘引剤の劣化防止に効果を発揮することを見出した。特に、腐敗による発酵臭を発生させて、捕獲効率を向上させる害虫誘引液において、塩化ナトリウムは、発酵に影響を及ぼすことがほとんどなく、かつ、害虫誘引液の表面を覆う膜の形成を防止することを見出し、上記課題を解決するに至ったものである。
本発明は、具体的には次の事項を要旨とする。
1.塩化ナトリウムを含有する、害虫誘引剤。
2.塩化ナトリウムを含有する組成物を用いて、害虫を誘引する方法。
本発明の害虫誘引剤は、塩化ナトリウムにより、害虫誘引剤に細菌やカビが発生することを防止するため、害虫誘引剤が劣化することがなく、害虫誘引効果の低下を防止することができる。
特に、本発明における害虫誘引剤、中でも、腐敗による発酵臭を発生させて、捕獲効率を向上させる害虫誘引液は、塩化ナトリウムにより、害虫誘引液の表面を覆う膜の形成を防止することができる。しかも、塩化ナトリウムは発酵に影響を及ぼすことはほとんどない。すなわち、本発明における塩化ナトリウムは、従来の防腐剤とは異なり、誘引剤の発酵を妨げることなく、誘引液表面の膜の形成のみを防止するため、害虫誘引効果を継続的に得ることが出来るため、非常に有用である。
また、本発明の害虫誘引剤は、公知の殺虫剤と組み合わせることにより、誘引した害虫を確実に防除できる防除薬剤とすることができ、害虫に対する効率的な防除効果を、長期間にわたり継続的に得ることができ有用である。
以下、本発明の害虫誘引剤や害虫誘引方法について詳細に説明する。
本発明の害虫誘引剤や害虫誘引方法は、塩化ナトリウムを含有することを特徴とするものである。
<塩化ナトリウム>
本発明の害虫誘引剤に使用する塩化ナトリウムは、工業用または食用の何れであってもよい。
本発明における塩化ナトリウムは、例えば、本発明の害虫誘引剤をハチ誘引液として使用する場合において、ハチ誘引液の表面を覆う膜の形成を防止し、かつ、塩化ナトリウムは発酵にほとんど影響を及ぼさないという機能を発揮する。ハチ誘引液の表面を覆う膜は、酢酸菌などの細菌やカビにより生産される膜であり、塩化ナトリウムは、これらの細菌やカビの繁殖を抑制することにより、セルロースなどを含む膜の形成を防止するものと考えられる。一方、誘引剤の発酵に寄与するものとして酵母菌が知られており、塩化ナトリウムは、この酵母菌の繁殖は阻害しないことにより、ハチ誘引液の発酵にほとんど影響を及ぼさないものと考えられる。後述する実施例において詳細に説明するが、塩化ナトリウムは、酢酸菌の繁殖は抑制し酵母菌の繁殖は阻害しないことが確認された。
本発明における塩化ナトリウムは、この選択的な防腐機能により、従来の防腐剤とは大きく異なり、誘引剤の発酵は妨げず、誘引液表面の膜の形成のみ防止するため、害虫誘引効果を継続的に得られるという、格別顕著な効果を発揮するものである。
<害虫>
本発明における害虫は、ハチ、ハエ、コガネムシ、ガ、カミキリムシなどの飛翔害虫と、アリやゴキブリなどの匍匐害虫を意味する。中でも、本発明は飛翔害虫に対して好適であり、特に、ハチに対して最適である。
本発明の害虫誘引剤の対象となるハチは、スズメバチ科(Vespidae)に属するハチを主な対象とするものであるが、アリガタバチ類、クマバチ、ベッコウバチ、ジガバチ、ドロバチ等の膜翅目害虫に属するものも含まれる。中でも、スズメバチ科ハチとしては、スズメバチ亜科(Vespinae)およびアシナガバチ亜科(Polistinae)に属するハチが好適な対象として挙げることができる。
スズメバチ亜科に属するハチとしては、例えば、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、ヒメスズメバチ、チャイロスズメバチ、クロスズメバチ、シダクロスズメバチ、ヤドリスズメバチ、ツマアカスズメバチなどを挙げることができる。
また、アシナガバチ亜科に属するハチとしては、例えば、キアシナガバチ、セグロアシナガバチ、フタモンアシナガバチ、トガリフタモンアシナガバチ、ヤマトアシナガバチ、キボシアシナガバチ、コアシナガバチ、ヤエヤマアシナガバチ、ムモンホソアシナガバチ、ヒメホソアシナガバチなどを挙げることができる。
本発明の害虫誘引剤の対象となるハエは、コバエといわれるショウジョウバエ科(キイロショウジョウバエ、クロショウジョウバエ等)、ノミバエ科(オオキモンノミバエ、コシアキノミバエ等)、クロバネキノコバエ科、キノコバエ科、ケバエ科、ニセケバエ科、ショクガバエ科(ハナアブ科)、チーズバエ科、チョウバエ科、ツヤホソバエ科、トゲハネバエ科、ハネフリバエ科、ハマベバエ科、ハヤトビバエ科、ミギワバエ科等が好適に挙げられる。その他にも、比較的大型のハエであるイエバエ科(イエバエ、サシバエ等)、クロバエ科(ケブカクロバエ、キンバエ等)、ニクバエ科、フンバエ科等も挙げられる。
本発明の害虫誘引剤の対象となるコガネムシとしては、ドウガネブイブイ、セマダラコガネ、マメコガネ、ウスチャコガネ、チャイロコガネ、ヒメコガネ等が挙げられる。
本発明の害虫誘引剤の対象となるガとしては、ニカメイガ(ニカメイチュウ)、コブノメイガ、ノシメコクガ等のメイガ類、ハスモンヨトウ、アワヨトウ、ヨトウガ等のヨトウ類、モンシロチョウ等のシロチョウ類、コカクモンハマキ等のハマキガ類、シンクイガ類、ハモグリガ類、ホソガ類、キバガ類、ドクガ類、ウワバ類、カブラヤガ、タマナヤガ等のアグロティス属害虫、ヘリオティス属害虫、コナガ、イガ、コイガ等が挙げられる。
本発明の害虫誘引剤の対象となるカミキリムシとしては、ゴマダラカミキリ、シロスジカミキリ、ミヤマカミキリ、ルリカミキリ、リンゴカミキリ、キボシカミキリ、ブドウトラカミキリ、クビアカツヤカミキリ等が挙げられる。
本発明の害虫誘引剤の対象となるアリは、例えば、イエヒメアリ、ヒメアリ、キイロヒメアリ、クロヒメアリ、トビイロケアリ、コトビイロケアリ、ハヤシトビイロケアリ、キイロシリアゲアリ、トビイロシリアゲアリ、ハリブトシリアゲアリ、オオシワアリ、トビイロシワアリ、シワアリ、オオハリアリ、メクラハリアリ、トゲアリ、クロオオアリ、ムネアカオオアリ、サムライアリ、クロヤマアリ、アカヤマアリ、クロクサアリ、アメイロアリ、アミメアリ、ウメマツアリ、シワクシケアリ、エゾクシケアリ、オオズアリ、オオズアカアリ、アズマオオズアカアリ、アシナガアリ、クロナガアリ、ムネボソアリ、トフシアリ、ルリアリ、アルゼンチンアリ、ヒアリ、アカカミアリ等が挙げられる。
本発明の害虫誘引剤の対象となるゴキブリは、クロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリ、ヤマトゴキブリ、トビイロゴキブリ等が挙げられる。
<誘引成分>
本発明の害虫誘引剤は、公知の害虫誘引成分を配合することができる。公知の誘引成分としては、例えば、バルサミコ酢、リンゴ酢、米酢、玄米酢、粕酢、大豆酢、黒酢、ワインビネガー、すだち酢、赤酢、柿酢、麦芽酢、紫イモ酢、サトウキビ酢等の酢、乳酸製品(乳酸菌飲料等)、砂糖類、でんぷん糖類、はちみつ、糖蜜、果実、果実加工品、果汁、果汁飲料、果実酒、ビール、日本酒、焼酎、ウィスキー、ブランデー、ウォッカ、ラム、ジン、テキーラ、紹興酒、白酒、老酒等の酒類、酒粕、魚介類、魚介類加工品、魚介類抽出物、食肉、食肉加工品、食肉抽出物、香料等をベースとしたものであってもよい。上記害虫誘引成分の中でも、ハチを誘引する場合には、液体のものが好ましい。さらに、グリセリン等の脂肪族多価アルコール、ソルビトール等の糖アルコール、キサンタンガム等の増粘多糖類等の保湿成分を含ませれば、長期にわたり誘引成分の効能を発揮させることができる。
<殺虫剤>
本発明の害虫誘引剤は、公知の殺虫剤と組み合わせて使用することにより、誘引した害虫を確実に防除できる防除薬剤とすることができる。併用できる公知の殺虫剤としては、例えば、天然ピレトリン、アレスリン、レスメトリン、フラメトリン、プラレトリン、テラレスリン、フタルスリン、フェノトリン、ペルメトリン、シフェノトリン、サイパーメスリン、トランスフルトリン、メトフルトリン、プロフルトリン、イミプロトリン、エンペントリン、エトフェンプロックス、シラフルオフェン、メペルフルトリン、ジメフルトリン等のピレスロイド系化合物;プロポクスル、カルバリル等のカーバメイト系化合物;フェニトロチオン、ダイアジノン、テトラクロロビンホス、DDVP等の有機リン系化合物;メトキサジアゾン等のオキサジアゾール系化合物;フィプロニル等のフェニルピラゾール系化合物;アミドフルメト等のスルホンアミド系化合物;イミダクロプリド、ジノテフラン等のネオニコチノイド系化合物;ピリプロキシフェン、メトプレン、ハイドロプレン等の昆虫幼若ホルモン様化合物;スルフルラミド等の酸化的リン酸化脱共役剤;プレコセン等の抗幼若ホルモン様化合物;ノバルロン、ジフルベンズロン、エトキサゾール等のキチン合成阻害剤;ヒドラメチルノン等のアミジノヒドラゾン系化合物;フィトンチッド、ハッカ油、オレンジ油、桂皮油、丁子油等の殺虫精油類等の各種殺虫剤を挙げることができ、さらに、サイネピリン、ピペロニルブトキサイド等の共力剤も併用することができる。忌避性の少ない、昆虫幼若ホルモン様化合物、抗幼若ホルモン様化合物、キチン合成阻害剤等の昆虫成長制御剤も、好適に併用することができる。
本発明の害虫誘引剤を毒餌剤として用いる場合に配合する殺虫剤としては、害虫が嫌がる忌避性が少なく、かつ、遅効性の殺虫剤、例えば、ダイアジノン、テトラクロロビンホス、スルフルラミド、フィプロニル、ヒドラメチルノンが、本発明の害虫誘引剤に配合する殺虫剤として適している。
また、本発明の害虫誘引剤に配合する殺虫剤としては、水溶性が高いものが製剤上好ましい場合があり、たとえば20℃における水溶解度が1ppm以上のものが製剤上好ましい場合がある。このような水溶解度を有する殺虫剤としては、例えば、アセフェート、バミドチオン、メチダチオン(DMTP)、ダイアジノン、テトラクロロビンホス、フェノブカルブ(BPMC)、スルフルラミド、エチオフェンカルブ、カルタップ、チオシクラム、イミダクロプリド、チアクロプリド、シロマジン、ホスチアゼート、アセタミプリド、チアメトキサム、カルバリル(NAC)、クロチアニジン、ピメトロジン、フィプロニル、ジノテフラン等が挙げられる。
<界面活性剤>
本発明の害虫誘引剤は、界面活性剤を配合することができる。特に、本発明の害虫誘引剤と上記公知の殺虫剤とを組み合わせて使用する場合は、界面活性剤を配合することが好ましい。
使用できる界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤の何れでも特に制限なく使用することができるが、中でも、非イオン性界面活性剤または陰イオン性界面活性剤が好適である。
具体的には、例えば、非イオン性界面活性剤としては、糖エステル型、脂肪酸エステル型、植物油型、アルコール型、アルキルフェノール型、ポリオキシエチレン-ポリオキシプロピレンブロックポリマー型、アルキルアミン型、ビスフェノール型、多芳香環型のものが挙げられる。陰イオン性界面活性剤としては、カルボン酸型、スルホン酸型、硫酸エステル型、リン酸エステル型のものが挙げられる。陽イオン性界面活性剤としては、アンモニウム型、ベンザルコニウム型のものが挙げられる。両性界面活性剤としては、ベタイン型のものが挙げられる。
中でも好適な非イオン性界面活性剤としては、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアリールエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられ、好適な陰イオン性界面活性剤としては、スルホン酸塩等が挙げられる。
特に好適な非イオン性界面活性剤としては、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアリールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルが挙げられ、特に好適な陰イオン性界面活性剤としては、アルキルスルホ酢酸塩が挙げられる。
これらの界面活性剤は、単独もしくは2種以上を混合したもの何れも用いることができる。
<製剤>
本発明の害虫誘引剤は、塩化ナトリウム以外に上記の誘引成分のほか、必要に応じて、上記殺虫剤や一般的に製剤に添加される成分と共に製剤化したものと、製剤化したものを水で希釈したものが含まれる。中でも、製剤化したものが、コンパクトでありかつ保存安定性に優れるため、移送時や保管時において有利である。
本発明の害虫誘引剤は、本発明における必須成分である塩化ナトリウムが、その機能を十分に発揮する点において、液状のものとして使用することが好ましいため、水で希釈する場合には水で希釈しやすく、溶け残りが少ない点において液状製剤が好適である。
希釈に使用する水としては、精製水、水道水、イオン交換水、蒸留水、ろ過処理した水、滅菌処理した水、地下水、井戸水等が用いられる。
本発明の害虫誘引剤における塩化ナトリウムの含有量としては、実際に使用する誘引液全体に対して1重量%以上含有することが好ましく、2重量%以上含有することがより好ましい。この塩化ナトリウムの含有量が1重量%より少ない場合は、誘引液の表面に膜を形成することを防止できない場合がある。また、この含有量が10重量%を超えると、製剤化やその安定性に課題が出てくるため、含有量は10重量%以下であることが好ましい。
本発明の害虫誘引剤における塩化ナトリウムの含有量は、塩分濃度計等の測定機器を用いて測定することができる。たとえば、PAL-sio(アタゴ社製)等を用いることができる。
本発明の害虫誘引剤を製剤化する場合、必要に応じて、一般的に製剤に添加される成分を配合することができる。一般的に製剤に添加される成分の例としては、安定化剤、着色料、誤飲・誤食防止剤、液体担体等が挙げられる。安定化剤の例としては、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)やブチルヒドロキシアニソール(BHA)等の酸化防止剤、アスコルビン酸等が挙げられる。着色料としては、カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、紅花色素、フラボノイド色素、赤色2号、赤色3号、黄色4号、黄色5号、等が挙げられる。誤飲・誤食防止剤としては、安息香酸デナトニウム等が挙げられる。本発明の害虫誘引剤は、一般的に製剤時に使用される防腐剤、例えば、ソルビン酸、ソルビン酸塩、パラヒドロキシ安息香酸エステル類、チアベンダゾール等を含有しないことが好ましい。
製剤化の際に用いられる液体担体としては、例えばアルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール、エチレングリコール等)、エーテル類(ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸エチル等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、芳香族または脂肪族炭化水素類(キシレン、トルエン、アルキルナフタレン、フェニルキシリルエタン、ケロシン、軽油、ヘキサン、シクロヘキサン等)、ハロゲン化炭化水素類(クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタン等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、ヘテロ環系溶剤(スルホラン、γ-ブチロラクトン、N-メチル-2-ピロリドン、N-エチル-2-ピロリドン、N-オクチル-2-ピロリドン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン)、酸アミド類(N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド等)、炭酸アルキリデン類(炭酸プロピレン等)、植物油(大豆油、綿実油等)、植物精油(オレンジ油、ヒソップ油、レモン油等)、および水が挙げられる。
<毒餌剤について>
本発明の害虫誘引剤は、公知の殺虫剤と併用して毒餌剤として使用してもよい。例えば、この毒餌剤を含浸、付着または塗布した摂食基体を、害虫駆除を行う場所に設置すれば、害虫が摂食することで殺虫効果を得ることができる。この摂食基体の素材としては、スポンジ、脱脂綿、天然繊維、合成繊維の不織布、吸水性ポリマー等のポリマー、織布、紙、多孔体等が挙げられる。
この毒餌剤は、容器に収納して使用することが好ましく、収納する容器としては、本発明の害虫誘引剤を内部に収容できる形態であれば形状や大きさ等は制限されず、使用場所や使用方法に合った形態であればよい。この容器の材質としては、例えば、ガラス、金属、プラスチック等のほか、本発明の害虫誘引剤が容器から漏出することがない防水や撥水機能を有する特殊紙などの材質であれば特に制限されない。本発明の害虫毒餌剤を野外に設置する場合、雨水等が浸入し本発明における毒餌剤が希釈され、害虫駆除効果が低下することを防止するために、開口部に対し空間を有しつつ雨水等の浸入を防止する覆い部を備える態様が好ましい。本発明の害虫毒餌剤容器は、なるべく直射日光の当たらない、地面から1~3m辺りに吊るす、または容器の入り口がふさがらないような平坦な場所に置いて使用することが好ましい。
<害虫捕獲器について>
本発明の害虫誘引剤は、容器に収納して害虫捕獲器として使用してもよい。
収納する容器は、本発明の害虫誘引剤を内部に収容できる形態であれば形状や大きさ等は制限されず、捕獲する害虫に応じて使用場所や使用方法に合った形態であればよい。この容器の材質としては、例えば、ガラス、金属、プラスチック等のほか、本発明の害虫誘引剤が容器から漏出することがない防水や撥水機能を有する特殊紙などの材質であれば特に制限されない。
この害虫捕獲器をハチ捕獲器として使用する場合の容器の態様の1例として、容器の開口部を覆う蓋を有し、この蓋または容器の何れかにハチが侵入する開口部が形成されていると良い。この開口部は、ハチが容器内に容易に侵入できる大きさや形状であればよく、開口部の寸法(径、幅、長さ)は、20mm以上35mm以下に設定することが好ましく、25mm以上30mm以下に設定することがより好ましい。開口部が20mmより小さくなると、オオスズメバチ等の大型のハチが開口部から侵入し難く捕獲効率が低下する。また、開口部が35mmより大きくなると、ハチ以外の蝶、蛾、甲虫等が容器内に侵入してしまう。ハチが容器内に侵入しやすいように、複数の開口部を容器に形成することが良いが、その数は容器の大きさにもよるが2個以上5個以下の開口部を形成することが好ましい。また、容器内に侵入したハチが容易に容器外に脱出することを防止するために、開口部は漏斗状等の形状であることが好ましい。
容器は、ハチ捕獲数を目視できるように、透明又は半透明の窓相当部を設けたもの、もしくは透明または半透明の容器としてもよく、捕獲したハチを見えにくくして不快感を抑えることもできる。
ハチ捕獲器を野外に設置する場合、雨水等が浸入し本発明の害虫誘引剤が希釈され、ハチ捕獲効率が低下することを防止するために、開口部に対し空間を有しつつ雨水等の浸入を防止する覆い部を備える態様が好ましい。
本発明のハチ捕獲器は、なるべく直射日光の当たらない、地面から1~3m辺りに吊るす、または容器の入り口がふさがらないような平坦な場所に置いて使用することが好ましい。
以下、処方例および試験例等により、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの例に限定されるものではない。
なお、実施例において、特に明記しない限り、部は重量部を意味する。
<菌繁殖抑制に関する確認試験>
(1)試験検体の調製
公知の害虫誘引成分(酒、酢、糖など)を組み合わせて、害虫誘引剤原液を調製し、そこに塩化ナトリウムを2重量%、4重量%となるように添加したものを、それぞれ試験検体A、Bとした。また、塩化ナトリウムを加えなかったものを比較試験検体aとし、塩化ナトリウムの代わりに公知の防腐剤であるソルビン酸カリウムを2重量%添加したものを比較試験検体bとした。なお、試験検体A、Bの塩分濃度は、塩分濃度計PAL-sio(アタゴ社製)を用いて、それぞれ2重量%、4重量%であることを確認した。
(2)試験方法について
供試菌として、酵母菌(Candida albicans 、NBRC株:No.1594、前培養により菌数を増加させたもの)と、酢酸菌(食酢に自然発生したもの)を使用した。
試験検体A、B、比較試験検体a、bそれぞれ10mLに、供試菌それぞれ100μLを混合し、これを100μL取り、GPLP培地に塗沫し、2週間後に菌の発生を目視で確認した。試験検体A、Bを実施例1、2とし、比較試験検体a、bを比較例1、2とした。
試験結果を表1に示す。表中の「〇」は菌の発生が確認されなかったことを、「×」は菌の発生が確認されたことを表す。
なお、試験開始時の酵母菌、酢酸菌の菌数はともに10以上であり、試験開始時の菌数には問題がなかったことを確認している。
Figure 0007451868000001
表1の結果より、塩化ナトリウムを配合した実施例1、2は、酢酸菌の繁殖は抑制した一方で、酵母菌の繁殖に関しては抑制しないことが明らかとなった。これに対して、塩化ナトリウムを添加しない比較例1は、酵母菌と酢酸菌何れも菌が繁殖し、公知の防腐剤であるソルビン酸カリウムを添加した比較例2は、酢酸菌と酵母菌の繁殖を抑制することが確認された。
この結果から、本発明の塩化ナトリウムを含有する害虫誘引剤は、酢酸菌の繁殖を抑制することから、酢酸菌が生産するセルロースなどを含む膜の発生を防止することが、酵母菌の繁殖を抑制しないことから、発酵にほとんど影響を及ぼさないことが推測された。
<膜形成防止に関する確認試験>
(1)試験検体の調製
上記「菌繁殖抑制に関する確認試験」に使用した、試験検体Aと比較試験検体a、bの試験検体を使用した。
(2)試験方法
各検体130gを容器(ポリエチレン製、開口部直径65mm、高さ80mm)に入れ、開放状態で2週間、室温(25℃)下で放置した。2週間後の試験検体の液体全体やその液表面を観察し、液体全体の色や液表面に発生する膜の発生状況について、下記評価基準に従い評価した。試験検体Aを実施例3とし、比較試験検体a、bを比較例3、4とした。
[評価基準]
5:液体全体に変化なし
4:液体全体に変色がある
3:液表面の30%未満を膜が覆う
2:液表面の30%以上70%未満を膜が覆う
1:液表面の70%以上を膜が覆う
Figure 0007451868000002
表2の結果より、塩化ナトリウムを配合した実施例3では、試験検体の液体全体の変色と、液表面を覆う膜の発生が抑制された。一方で、塩化ナトリウムを添加しない比較例3は、試験検体液表面を覆う膜が発生し、その膜の厚みは約1mm程度であった。また、公知の防腐剤であるソルビン酸カリウムを添加した比較例4では、試験検体液表面の膜の発生が抑制された。
この結果は、上記「菌繁殖抑制に関する確認試験」における、酢酸菌の繁殖抑制結果と一致した。
<ハチ誘引効果の確認試験>
(1)試験検体の調製
上記「菌繁殖抑制に関する確認試験」に使用した、試験検体Aと比較試験検体a、bの試験検体を使用した。
(2)試験方法について
屋外(兵庫県赤穂市内)の雑木林の中に、上記試験検体A、比較試験検体a、bそれぞれ250mLを、市販されているハチ捕獲器の空容器(プラスチック製、開口部直径90mm、高さ120mm)に入れ、その容器を約3m離し、地上から概略2mの高さに設置し、スズメバチの累積捕獲数を4週間(2014年9月~10月)にわたり観測した。試験検体Aを実施例4とし、比較試験検体a、bを比較例5、6とした。
実施例4と比較例5、6におけるスズメバチ捕獲数の累計を、表3に示す。
Figure 0007451868000003
表3の結果より、塩化ナトリウムを配合した実施例4では、26頭と十分な数のスズメバチを捕獲することができた一方で、塩化ナトリウムを添加しない比較例5は、試験検体液表面に細菌やカビが生成するセルロースなどを含む膜が発生し、スズメバチを1頭も捕獲することができなかった。また、公知の防腐剤であるソルビン酸カリウムを添加した比較例6では3頭しかスズメバチを捕獲することができなかった。実施例4、比較例6ともに、試験検体液表面には膜の発生は確認されなかったものの、公知の防腐剤であるソルビン酸カリウムを添加した比較例6の誘引剤は、発酵臭はしなかった。すなわち、公知の防腐剤であるソルビン酸カリウムを添加した比較例6の誘引剤は、防腐剤の効果により発酵が進まず、十分な誘引効果が得られなかったため、捕獲数が少なくなったものと考えられる。
本発明の害虫誘引剤は、塩化ナトリウムにより、害虫誘引剤に細菌やカビが発生することを防止するため、害虫誘引剤が劣化することがなく、害虫誘引効果の低下を防止することができる。特に、本発明における害虫誘引剤、中でも、腐敗による発酵臭を発生させて、捕獲効率を向上させる害虫誘引液は、塩化ナトリウムにより、害虫誘引液の表面を覆う膜の形成を防止し、かつ発酵にほとんど影響を及ぼさない。すなわち、本発明における塩化ナトリウムは、従来の防腐剤とは異なり、誘引剤の発酵は妨げず、誘引剤表面の膜の形成のみ防止するため、害虫誘引効果を継続的に得ることができ非常に有用である。
また、本発明の害虫誘引剤は、公知の殺虫剤と組み合わせることにより、誘引した害虫を確実に防除できる防除薬剤とすることができ、害虫に対する効率的な防除効果を、長期間にわたり継続的に得ることができ有用である。

Claims (2)

  1. 塩化ナトリウムを害虫誘引剤全体に対して1重量%以上10重量%以下の範囲で含有する、害虫誘引剤(ただし、糖類化合物0.000001~90%、アミノ酸類化合物0.000001~50%、タンパク質類化合物0.000001~50%、ビタミン類化合物0.000001~30%、アルコール類化合物0.000001~60%、酸類化合物0.000001~50%、エステル類化合物0.000001~40%、エーテル類化合物0.000001~40%、アンモニア類化合物0.000001~50%、インドール類化合物0.000001~20%、防腐剤0.001~10%、植物汁液0.1~90%及び水1~90%からなる飛翔昆虫誘引剤は除くとともに、ホウ酸塩を含有するシロアリ捕獲餌剤を除く。)。
  2. 塩化ナトリウムを組成物全体に対して1重量%以上10重量%以下の範囲で含有する組成物(ただし、糖類化合物0.000001~90%、アミノ酸類化合物0.000001~50%、タンパク質類化合物0.000001~50%、ビタミン類化合物0.000001~30%、アルコール類化合物0.000001~60%、酸類化合物0.000001~50%、エステル類化合物0.000001~40%、エーテル類化合物0.000001~40%、アンモニア類化合物0.000001~50%、インドール類化合物0.000001~20%、防腐剤0.001~10%、植物汁液0.1~90%及び水1~90%からなる飛翔昆虫誘引剤は除くとともに、ホウ酸塩を含有するシロアリ捕獲餌剤を除く。)を用いて、害虫を誘引する方法。
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