JP2023067856A - 害虫防除容器 - Google Patents

害虫防除容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2023067856A
JP2023067856A JP2022174060A JP2022174060A JP2023067856A JP 2023067856 A JP2023067856 A JP 2023067856A JP 2022174060 A JP2022174060 A JP 2022174060A JP 2022174060 A JP2022174060 A JP 2022174060A JP 2023067856 A JP2023067856 A JP 2023067856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyoxyethylene
component
fatty acid
container
pest control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022174060A
Other languages
English (en)
Inventor
和輝 前田
Kazuteru Maeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Earth Chemical Co Ltd filed Critical Earth Chemical Co Ltd
Publication of JP2023067856A publication Critical patent/JP2023067856A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

【課題】内容物の漏出のない害虫防除容器を提供すること。【解決手段】格納容器とシール部材からなる蓋とを有し、下記成分(A)と下記成分(B)を含有する液状組成物を格納する害虫防除容器。成分(A):害虫防除剤成分(B):ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン多価アルコールエステル脂肪酸、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリンラウリン酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンジオレートから選択される1種以上【選択図】なし

Description

本発明は、害虫防除容器に関する。詳しくは、格納容器に特定の溶剤及び/又は界面活性剤からなる成分(B)を格納することを特徴とする害虫防除容器に関する。
ハエ類や蚊類等の飛翔害虫や、ゴキブリやハチ類等の害虫の駆除方法としては、ピレスロイド系、有機リン系、カーバメイト系等の殺虫成分の液剤又はエアゾール剤等を直接害虫に対して噴霧して駆除する方法が、広く一般的に利用されている。しかし、これらの駆除方法は、噴霧された殺虫成分を使用者が吸い込む懸念がある。
また、これらのエアゾール剤等を噴霧する駆除方法では、害虫各個体に十分量の殺虫成分を付着させることが出来ずに、殺虫効果が得られないばかりでなく、例えば、ゴキブリ等が物陰に隠れて逃げてしまうほか、ハチ類は興奮状態となり発散した警戒フェロモンにより、多くの興奮したハチを呼び寄せてしまうという問題もあった。
このような状況から、液剤又はエアゾール剤以外の駆除方法として、設置するだけで、より安全に害虫を駆除することができる、害虫を捕捉するトラップ(捕獲)剤や毒餌剤に期待が寄せられている。
害虫を捕捉するトラップ(捕獲)剤や毒餌剤の1つとして、内部に液状の誘引/殺虫液を有する容器を用いる捕獲器(例えば、特許文献1~3等)や毒餌剤(例えば、特許文献4、5等)が知られている。これらの捕獲器や毒餌剤は、設置が簡便であり、害虫捕獲率や防除率も高く効率的に害虫を駆除することが出来るため、広く利用され、様々な種類の害虫駆除に適した多くの捕獲器や毒餌剤が提案され市販もされている。
これら捕獲器や毒餌剤の市販品の多くは、容器内に液状の誘引/殺虫液が入った状態で販売され、使用時に容器内の液体漏出防止シールを剥がして使用する仕様となっているが、使用前に容器内の液体が漏出してしまう事例が発生し、問題となっていた。
特開2017-051154号公報 特開2014-103933号公報 特開2007-174964号公報 特開2012-077050号公報 特開2013-173721号公報
本発明は、内容物の漏出のない害虫防除容器の提供を目的としている。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の溶剤及び/又は界面活性剤からなる成分(B)を採用することにより、格納容器に圧着された液体漏出防止シールが剥がれることが無く、内容物の漏出が無い害虫防除容器とし得ることを見出し、上記課題を解決するに至ったものである。
本発明は、具体的には次の事項を要旨とする。
1.格納容器とシール部材からなる蓋とを有し、下記成分(A)と下記成分(B)を含有する液状組成物を格納する害虫防除容器。
成分(A):害虫防除剤
成分(B):ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン多価アルコールエステル脂肪酸、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリンラウリン酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンジオレートから選択される1種以上
本発明の害虫防除容器は、特定の溶剤及び/又は界面活性剤からなる成分(B)を含有する液状組成物を格納していることにより、格納容器に圧着されたシール部材の圧着部に影響を及ぼすことが無く、使用する前に格納容器から液状組成物が漏出することがないという、優れた効果を発揮するものである。
また、本発明の害虫防除容器は、成分(A)としてフィプロニルを含有する場合は、成分(B)との併用により、フィプロニルの溶解性を高めることができ、害虫に対する高い駆除効果を発揮することができ、有用である。
本発明の害虫防除容器の1つの態様において、シール部材からなる蓋を有さない開口部を有する格納容器を示す斜視図(1)、シール部材からなる蓋全体が格納容器の開口部に圧着されている(使用前の)状態を示す斜視図(2)及び、格納容器の開口部に圧着されたシール部材からなる蓋の一部を該開口部から剥がした状態を示す斜視図(3)である。 図1とは異なる、格納容器上部(笠様)と格納容器下部(筒状)からなる格納容器を有する本発明の害虫防除容器の態様において、シール部材からなる蓋を有さない開口部を有する格納容器を示す斜視図(1)、シール部材からなる蓋全体が格納容器の開口部に圧着されている(使用前の)状態を示す斜視図(2)及び、格納容器の開口部に圧着されたシール部材からなる蓋の一部を該開口部から剥がした状態を示す斜視図(3)である。
以下、本発明の害虫防除容器について詳細に説明する。
本発明における害虫防除容器とは、害虫を捕獲する目的の害虫捕獲器だけでなく、毒餌剤を巣に持ち帰らせることを目的とする毒餌剤を格納した容器を含むものである。
本発明の害虫防除容器は、成分(A)害虫防除剤を含有する液状組成物を格納するものである。
<成分(A)>
成分(A)害虫防除剤としては、殺虫剤、防虫剤、忌避剤等が挙げられる。
殺虫剤としては、例えば、天然ピレトリン、ピレトリン、アレスリン、フタルスリン、レスメトリン、フラメトリン、ペルメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、プラレトリン、ビフェントリン、トランスフルトリン、メトフルトリン、プロフルトリン、イミプロトリン、エムペントリン、エトフェンプロックス、シラフルオフェン等のピレスロイド系殺虫剤;プロポクスル、カルバリル等のカーバメイト系殺虫剤;フェニトロチオン、DDVP等の有機リン系殺虫剤;メトキサジアゾン等のオキサジアゾール系殺虫剤;フィプロニル等のフェニルピラゾール系殺虫剤;イミダクロプリド、ジノテフラン等のネオニコチノイド系殺虫剤;アミドフルメト等のスルホンアミド系殺虫剤;クロルフェナピル等のピロール系化合物;メトプレン、ハイドロプレン等の昆虫幼若ホルモン様化合物;プレコセン等の抗幼若ホルモン様化合物;エクダイソン等の脱皮ホルモン様化合物;クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、ヘキサフルムロン、ブプロフェジン等のキチン合成阻害剤、フィトンチッド、薄荷油、オレンジ油、桂皮油、丁子油等の精油類;イソボルニルチオシアノアセテート(IBTA)、イソボルニルチオシアノエチルエーテル(IBTE)、四級アンモニウム塩、サリチル酸ベンジル等の1種又は2種以上が挙げられる。さらに、サイネピリン、ピペロニルブトキサイド等の共力剤も併用することができる。
中でもフェニルピラゾール系殺虫剤、ピレスロイド系殺虫剤、カーバメイト系殺虫剤、オキサジアゾール系殺虫剤、ネオニコチノイド系殺虫剤及びスルホンアミド系殺虫剤が好ましく、フィプロニル、フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、メトキサジアゾン、プロポクスル、アミドフルメト、エトフェンプロックス、ジノテフランが好ましく、特に、フィプロニルが好ましい。
防虫剤、忌避剤としては、例えば、ディート、ジ-n-ブチルサクシネート、ヒドロキシアニソール、ロテノン、エチル-ブチルアセチルアミノプロピオネート、イカリジン(ピカリジン)、3-(N-n-ブチル-N-アセチル)アミノプロピオン酸エチルエステル(IR3535)等の1種又は2種以上が挙げられる。
本発明の成分(A)は、目的とする防除対象である害虫の種類に合わせて適宜選択すればよい。
また、捕獲目的ではないミツバチなどの益虫を保護する目的で、益虫が忌避する成分を配合してもよい。
本発明の成分(A)は、害虫防除容器に格納する液状組成物中に0.0001重量%以上10重量%以下の範囲で含有することが好ましく、0.001重量%以上5重量%以下の範囲で含有することがより好ましい。
本発明における成分(A)として好適なフィプロニルは、一般名であり、その化学名は5-アミノ-1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-(トリフルオロメチルスルホニル)-1H-ピラゾール-3-カルボニトリルである、下記化学構造を有する化合物である。
Figure 2023067856000001

フィプロニルは、神経伝達物質とされるγ-アミノ酪酸による神経伝達を阻害することで殺虫活性を示す化合物とされている。効果の発現が遅効性であるため、喫食してから帰巣した後に致死するまでの時間差を利用して、ゴキブリ用毒餌剤やハチ用毒餌剤の殺虫成分として利用されている化合物でもある。
また、成分(A)としてフィプロニルを採用し、さらに殺虫剤を併用する場合には、水溶性が高いものが製剤上好ましい場合がある。例えば、アセフェート、バミドチオン、メチダチオン(DMTP)、フェノブカルブ(BPMC)、エチオフェンカルブ、カルタップ、チオシクラム、イミダクロプリド、チアクロプリド、シロマジン、ホスチアゼート、アセタミプリド、チアメトキサム、カルバリル(NAC)、クロチアニジン、ピメトロジン、ジノテフラン等が挙げられる。これらの中でも、例えば、ジノテフラン(20℃における水溶解度:約54000ppm)、チアメトキサム(20℃における水溶解度:約4100ppm)、イミダクロプリド(20℃における水溶解度:約510ppm)、フェノブカルブ(BPMC、20℃における水溶解度:約610ppm)等の20℃における水溶解度が500ppm以上のものが、フィプロニルと組み合わせる殺虫剤として製剤上適している。
本発明の害虫防除容器は、特定の溶剤及び/又は界面活性剤からなる成分(B)を含有する液状組成物を格納するものである。
<成分(B)>
本発明における成分(B)は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン多価アルコールエステル脂肪酸、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリンラウリン酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンジオレートから選択される1種以上である。
この成分(B)は、本発明における、格納容器に圧着されたシール部材の圧着部に影響を与えることが無いため、使用前の格納容器から液状組成物が漏出する等の問題を引き起こす心配がない。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、オキシエチレン(EO)基を5以上20以下の範囲で含有し、炭素数8以上20以下のアルキル基であるものが好ましい。
ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルとしては、オキシエチレン(EO)基を5以上20以下の範囲で含有するものが好ましい。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルとしては、オキシエチレン(EO)基を1以上10以下の範囲、オキシプロピレン(PO)基を10以上50以下の範囲で含有するものが好ましい。
ポリオキシエチレン多価アルコールエステル脂肪酸としては、オキシエチレン(EO)基を5以上20以下の範囲で含有し、多価アルコール部分がソルビタン又はグリセリン構造であり、炭素数8以上20以下の脂肪酸の構造を有するものが好ましい。
ポリオキシエチレン脂肪酸エステルとしては、オキシエチレン(EO)基を5以上20以下の範囲で含有し、炭素数8以上20以下の脂肪酸の構造を有するものが好ましい。
ソルビタン脂肪酸エステルとしては、ソルビタンと炭素数8以上20以下の脂肪酸とのエステル構造を有するものが好ましい。
ポリグリセリンラウリン酸エステルとしては、グリセリンを5以上20以下の範囲で含有するものが好ましい。
ポリオキシエチレンヒマシ油としては、オキシエチレン(EO)基を10以上50以下の範囲で含有するものが好ましい。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、オキシエチレン(EO)基を10以上100以下の範囲で含有するものが好ましい。
脂肪酸アルカノールアミドとしては、炭素数8以上20以下の飽和及び/又は不飽和脂肪酸の構造を有し、炭素数1以上6以下のアルカノールの構造を1つ(モノ)又は2つ(ジ)有するものが好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルアミンとしては、オキシエチレン(EO)基を5以上20以下の範囲で含有し、炭素数8以上20以下のアルキル基を有するものが好ましい。
ポリオキシエチレンジオレートとしては、オキシエチレン(EO)基を5以上20以下の範囲で含有するものが好ましい。
さらに、本発明における成分(B)は、成分(A)としてフィプロニルを採用した場合に、フィプロニルの溶解性を向上させ得る成分である。
フィプロニルは、少量で高活性が得られる物質であり、安定した効果を得るためには製剤中で均一に分散させることが好ましいが、フィプロニルの水溶解度は3.78×10μg/L(20℃、pH6.6)と、水に非常に溶けにくい化合物であるため、安定した液状組成物とするためには、溶剤や界面活性剤が必要である。本発明における成分(B)は、成分(A)としてフィプロニルを採用した場合に、安定した液状組成物を形成し得る成分である。
本発明の成分(B)は、本発明における液状組成物中に0.005重量%以上50重量%以下の範囲で含有することが好ましく、中でも、0.01重量%以上30重量%以下の範囲がより好ましく、0.05重量%以上10重量%以下の範囲がさらに好ましく、0.1重量%以上5重量%以下の範囲が特に好ましい。
本発明の害虫防除容器は、成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物を格納する格納容器とシール部材からなる蓋とを有するものである。
<格納容器と蓋>
本発明における格納容器は、本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物を格納する容器である。
この液状組成物を内部に収容できる形態であれば、格納容器の形状や大きさ等は制限されず、使用場所や使用方法に合った形態であればよい。具体的には、例えば、図1中の(1)に示す開口部を有する格納容器や、図2中の(1)に示す笠様の格納容器上部と、液状組成物を格納するための筒状の格納容器下部からなる格納容器などが挙げられる。図2中の(1)に示す格納容器は、本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物を漏出させないように、格納容器上部と格納容器下部を接合させる態様が好ましい。
この格納容器の材質としては、例えば、ガラス、金属、プラスチック等のほか、本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物が格納容器から漏出することがない防水や撥水機能を有する特殊紙などの材質であれば特に制限されないが、本発明のシール部材との接着性を考慮すれば、プラスチック素材であることが好ましく、ポリプロピレン(PP)製、ポリエチレン(PE)製であることがより好ましい。
本発明における格納容器は、この開口部を覆う蓋を有するものであり、当該蓋がシール部材からなるものである。当該蓋は、その全体がシール部材により形成されている態様、蓋の一部分がシール部材により形成されている態様、何れでも良い。
本発明における格納容器とシール部材からなる蓋は、例えば、筒状の格納容器の場合は、筒状壁面を形成する壁面の厚み幅部と、シール部材からなる蓋が、熱や圧力等により接着される。本発明における格納容器とシール部材からなる蓋が接着する幅(接着幅)は、0.1mm以上7mm以下の範囲が好ましく、1mm以上5mm以下の範囲がより好ましい。この接着幅が0.1mm未満であると、シール部材からなる蓋が、格納容器から必要以上に剥がれやすくなる場合があるし、7mmより広いと必要時に剥がすことが難しくなる場合がある。
本発明の害虫防除容器は、格納容器又は蓋の何れかに害虫が侵入する開口部が形成されていると良い。害虫が容器内に侵入しやすいように、複数の開口部を形成することが良く、その数は格納容器の大きさにもよるが2個以上5個以下の開口部を形成することが好ましい。この場合は、開口部の数に応じてシール部材からなる蓋を有する態様が好ましい。
また、本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物を毒餌剤とする場合には、格納容器内に侵入した害虫が、本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物からなる毒餌剤を喫食したのち、容易に格納容器の外に出られる形状のほか、格納容器内の本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物からなる毒餌剤を、格納容器内部から外部に貫通した吸液芯等により、格納容器の外部において害虫に喫食させる形状であることが好ましい。
さらに、本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物は、スポンジ、脱脂綿、天然繊維、合成繊維の不織布、吸水性ポリマー等のポリマー、織布、紙、多孔体等の担持体に含浸、付着または塗布して、格納容器に収納して使用する態様が好ましい。
本発明の格納容器は、害虫を目視できるように、透明又は半透明の窓相当部を設けたもの、若しくは透明又は半透明の容器としてもよい。
<シール部材>
本発明のシール部材は、格納容器内の本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物が漏出することを防止するものである。格納容器内部から見て、ヒートシール層、バリア層の順に積層された多層構造の積層体フィルムであることが好ましい。
ヒートシール層は、積層体フィルムの最下層になり、格納容器と接する層である。また、格納容器を密封状態とする際に、熱や圧力等によって充分に接着することができる接着性が必要である。
ヒートシール層は、このような要件を満たす材質を選択すればよく、単層構造であっても多層構造であってもよい。ヒートシール層としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDP)等のポリエチレン(PE)、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)等のポリプロピレン(PP)、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、アイオノマー(IO)、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン-アクリル酸共重合体(EAA)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の樹脂を用いることができる。中でも、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)が好ましい。
バリア層は、格納容器内の本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物が揮散することを防ぐための層であり、単層構造であっても多層構造であってもよい。バリア層としては、例えば、アルミニウム(AL)層、ポリアクリロニトリル(PAN)層、シリカ蒸着PET層、アルミニウム蒸着PET層、アルミナ蒸着PET層、シリカ・アルミナ蒸着PET層、シリカ蒸着CPP層、アルミニウム蒸着CPP層、アルミナ蒸着CPP層、シリカ・アルミナ蒸着CPP層、シリカ蒸着OPP層、アルミニウム蒸着OPP層、アルミナ蒸着OPP層、シリカ・アルミナ蒸着OPP層、シリカ蒸着LDPE層、アルミニウム蒸着LDPE層、アルミナ蒸着LDPE層、シリカ・アルミナ蒸着LDPE層等が挙げられる。中でも、バリア層は、遮断性に優れたアルミニウム層などの金属層を有していることが好ましい。
さらに、バリア層には、必要に応じて保護層を設けてもよい。該保護層は、積層体フィルムの最外層(最上層)に設けられ、前記バリア層を保護することができる。また、復元性を有する樹脂等を用いれば、破断後の破断部分が復元しやすくなる。保護層は、単層構造であっても多層構造であっても良い。保護層としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)、ナイロン等の樹脂を用いることができる。中でも、ポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。
本発明のシール部材全体の厚さは、10~200μmとするのが好ましく、40~110μmがより好ましい。厚さが10μmより薄いと破れやすくなるため好ましくなく、200μmより厚いと、本発明の害虫防除容器を使用する際に剥がすことが難しくなる。なお、本発明のシール部材は、6層以下とすることが好ましい。
本発明の害虫防除容器を使用する防除対象の害虫は、特に限定されないが、害虫を捕獲する目的の害虫捕獲器や、毒餌剤を巣に持ち帰らせることを目的とする毒餌剤による防除に適した害虫であることが好ましい。本発明における防除害虫としては、例えば、ハチ、蚊、ハエ、ガ、カメムシ、ゴキブリ、アリ、クモ、ダンゴムシ、ダニ、シラミ、ムカデ、ケムシ、ヤスデ、アブ、ブユ、チョウバエ、シロアリ、ユスリカ、ヨコバイ、キクイムシ、ゴミムシ、ハサミムシ、シミ、カミキリムシ、カツオブシムシ、チャタテムシ、イガ、コイガ等が挙げられる。中でも、本発明の害虫防除容器は、ハチ防除に適したものである。
本発明の害虫防除容器が優れた防除効果を発揮するハチは、スズメバチ科(Vespidae)に属するハチを主な対象とするものであるが、アリガタバチ類、クマバチ、ベッコウバチ、ジガバチ、ドロバチ等の膜翅目害虫に属するものが挙げられる。中でも、スズメバチ科ハチとしては、スズメバチ亜科(Vespinae)及びアシナガバチ亜科(Polistinae)に属するハチを挙げることができる。
スズメバチ亜科に属するハチとしては、例えば、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、ヒメスズメバチ、チャイロスズメバチ、クロスズメバチ、シダクロスズメバチ、ヤドリスズメバチ、ツマアカスズメバチなどを挙げることができる。
また、アシナガバチ亜科に属するハチとしては、例えば、キアシナガバチ、セグロアシナガバチ、フタモンアシナガバチ、トガリフタモンアシナガバチ、ヤマトアシナガバチ、キボシアシナガバチ、コアシナガバチ、ヤエヤマアシナガバチ、ムモンホソアシナガバチ、ヒメホソアシナガバチなどを挙げることができる。
<その他の成分>
本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物は、その他の成分として誘引成分を併用することが好ましい。
害虫を誘引する公知成分としては、例えば、乳酸製品(乳酸菌飲料等)、砂糖類、でんぷん糖類、ハチミツ、糖蜜、廃糖蜜、果実、果実加工品、果汁、果汁飲料、バルサミコ酢、リンゴ酢、米酢、玄米酢、粕酢、大豆酢、黒酢、ワインビネガー、すだち酢、赤酢、柿酢、麦芽酢、紫イモ酢、サトウキビ酢等の酢、果実酒、ビール、日本酒、焼酎、ウィスキー、ブランデー、ウォッカ、ラム、ジン、テキーラ、紹興酒、白酒、老酒等の酒類、酒粕、魚介類、魚介類加工品、魚介類抽出物、食肉、食肉加工品、食肉抽出物、香料等をベースとしたものであってもよい。上記誘引成分の中でも、特に液体のものが好ましい。さらに、グリセリン等の脂肪族多価アルコール、ソルビトール等の糖アルコール、キサンタンガム等の増粘多糖類等の保湿成分を含ませれば、長期にわたり誘引成分の効能を発揮させることができる。
<製剤>
本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物は、製剤化したものを水で希釈したものが好ましい。中でも、液状製剤は水で希釈しやすく、溶け残りが少ない点において好適である。希釈に使用する水としては、精製水、水道水、イオン交換水、蒸留水、ろ過処理した水、滅菌処理した水、地下水、井戸水等が用いられる。
本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物は、製剤化に際して、本発明の効果を妨げない範囲で成分(B)以外の溶剤や界面活性剤を使用することができる。
界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤の何れでも特に制限なく使用することができるが、中でも、非イオン性界面活性剤又は陰イオン性界面活性剤が好適である。
具体的には、例えば、非イオン性界面活性剤としては、糖エステル型、脂肪酸エステル型、植物油型、アルコール型、アルキルフェノール型、ポリオキシエチレン-ポリオキシプロピレンブロックポリマー型、アルキルアミン型、ビスフェノール型、多芳香環型のものが挙げられる。陰イオン性界面活性剤としては、カルボン酸型、スルホン酸型、硫酸エステル型、リン酸エステル型のものが挙げられる。陽イオン性界面活性剤としては、アンモニウム型、ベンザルコニウム型のものが挙げられる。両性界面活性剤としては、ベタイン型のものが挙げられる。
溶剤としては、例えば、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール、エチレングリコール等)、エーテル類(ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸エチル等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、芳香族又は脂肪族炭化水素類(キシレン、トルエン、アルキルナフタレン、フェニルキシリルエタン、ケロシン、軽油、ヘキサン、シクロヘキサン等)、ハロゲン化炭化水素類(クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタン等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、ヘテロ環系溶剤(スルホラン、γ-ブチロラクトン、N-エチル-2-ピロリドン、N-オクチル-2-ピロリドン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン)、酸アミド類(N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド等)、炭酸アルキリデン類(炭酸プロピレン等)、植物油(大豆油、綿実油等)、植物精油(オレンジ油、ヒソップ油、レモン油等)、及び水が挙げられる。
成分(B)以外の溶剤や界面活性剤は、単独もしくは2種以上を混合したもの何れも用いることができる。
本発明の成分(A)と成分(B)を含有する液状組成物は、一般的に製剤に添加される成分を、本発明の効果を妨げない範囲で含有させて製剤化することができる。一般的に製剤に添加される成分の例としては、安定化剤、防腐剤、着色料、誤飲・誤食防止剤、液体担体等が挙げられる。安定化剤の例としては、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)やブチルヒドロキシアニソール(BHA)等の酸化防止剤、アスコルビン酸等が挙げられる。防腐剤の例としては、塩化ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸塩、パラヒドロキシ安息香酸エステル類、チアベンダゾール等が挙げられる。着色料としては、カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、紅花色素、フラボノイド色素、赤色2号、赤色3号、黄色4号、黄色5号等が挙げられる。誤飲・誤食防止剤としては、安息香酸デナトニウム等が挙げられる。
以下、試験検体調製例及び試験例等により、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの例に限定されるものではない。
なお、実施例において、特に明記しない限り、部は重量部を意味する。
<成分(B)の適性確認試験-1>
(1)溶剤又は界面活性剤の準備
溶剤又は界面活性剤として、下記のものを使用した。
(b1)ポリオキシエチレンアルキルエーテル
ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル(エマルゲン108:花王株式会社製)(b1-1)
ポリオキシエチレン(13)セチルエーテル(エマルゲン220:花王株式会社製)(b1-2)
ポリオキシエチレン(12)ステアリルエーテル(エマルゲン320P:花王株式会社製)(b1-3)
(b2)ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル
ポリオキシエチレン(10)オクチルフェニルエーテル(ブラウノンNK-810:青木油脂工業株式会社製)(b2-1)
ポリオキシエチレン(9)ドデシルフェニルエーテル(ブラウノンDP-9:青木油脂工業株式会社製)(b’2-1)
ポリオキシエチレントリベンジルフェニルエーテル(エマルゲンB-66:花王株式会社製)(b’2-2)
(b3)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル
ポリオキシエチレン(5)ポリオキシプロピレン(30)グリコール(ペポールB-181:東邦化学工業株式会社製)(b3-1)
(b4)ポリオキシエチレン多価アルコールエステル脂肪酸
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート(Tween20)(b4-1)
ポリオキシエチレン(80)ソルビタンモノオレート(Tween80)(b4-2)
ポリオキシエチレン(7)グリセリルモノヤシ油脂肪酸(ブラウノンRGL-7YC:青木油脂工業株式会社製)(b4-3)
(b5)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル
ポリオキシエチレン(9.1)モノラウレート(ブラウノンL-400:青木油脂工業株式会社製)(b5-1)
ポリオキシエチレン(6.4)モノステアレート(ブラウノンS-300A:青木油脂工業株式会社製)(b5-2)
(b6)ポリグリセリンラウリン酸エステル
ポリグリセリン(10)モノラウリン酸エステル(DECAGLYN1-L:日光ケミカルズ株式会社製)(b6-1)
ポリグリセリンミリスチン酸エステル(サンソフトA-14E-C:太陽化学株式会社製)(b’6-2)
ポリグリセリンオレイン酸エステル(サンソフトA-17E-C:太陽化学株式会社製)(b’6-3)
(b7)ポリオキシエチレンヒマシ油
ポリオキシエチレン(25)ヒマシ油(ブラウノンBR-425:青木油脂工業株式会社製)(b7-1)
(b8)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油(HCO-60:日光ケミカルズ株式会社製)(b8-1)
(b9)脂肪酸アルカノールアミド
ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド(パイオニンD-951-P:竹本油脂株式会社製)(b9-1)
(b10)ポリオキシエチレンアルキルアミン
ポリオキシエチレン(10)ラウリルアミン(ブラウノンL-210:青木油脂工業株式会社製)(b10-1)
ポリオキシエチレン(15)牛脂アミン(ブラウノンS-215:青木油脂工業株式会社製)(b10-2)
ポリオキシエチレン(15)牛脂プロピレンジアミン(ブラウノンDT-15:青木油脂工業株式会社製)(b10-3)
(b11)ポリオキシエチレンジオレート
ポリオキシエチレン(14)ジオレート(ニューカルゲンD-2506-D:竹本油脂株式会社製)(b11-1)
(b12)ソルビタン脂肪酸エステル
ソルビタンモノラウレート(ニューカルゲンD931:竹本油脂株式会社製)(b12-1)
(b’13)アミンオキサイド
ラウリルジメチル第3級アミンオキサイド(Barlox12:Lonza製)(b’13-1)
ミリスチルジメチル第3級アミンオキサイド(Barlox14:Lonza製)(b’13-2)
(2)試験検体の調製
フィプロニル0.01重量%、上記(1)の溶剤又は界面活性剤1重量%、粉糖15重量%及び水により全量を100重量%として、試験検体を調製した。
上記(1)の溶剤又は界面活性剤として、(b’6-2)、(b’6-3)、(b12-1)、(b’13-1)、(b’13-2)を用いる場合は、さらに0.42重量%の乳酸エチルを加えて、試験検体を調製した。
(3)試験方法
下記格納容器1に、試験検体50gを充填し、格納容器の開口部に下記シール部材1のヒートシール層が接するように載置し、熱圧着(圧力:2Kgf、温度:165℃、時間:2秒)を行った。
シールされた格納容器1を、天地を逆にした倒立状態で50℃において静置し、12時間後の格納容器からの液漏れを目視で確認した。試験は2回実施した。
液漏れが確認されなかった場合を「〇」、液漏れが確認された場合を「×」として、2回実施した試験結果を下記表1にまとめて示す。
格納容器1:ポリプロピレン製の円柱形容器(直径90mm、高さ100mm、接着幅3.1mm)
シール部材1:ヒートシール層(CPP)50μm、バリア層(アルミニウム)9μm、保護層(PET)12μmの積層体フィルム
Figure 2023067856000002
表1に示したとおり、本発明の成分(A)であるフィプロニルと、本発明の成分(B)を含有する液状組成物は、当該液状組成物を格納する格納容器に圧着されたシール部材の圧着部に影響を及ぼすことが無く、当該液状組成物が漏出しないことが確認された。
また、本発明の成分(B)は、本発明の成分(A)であるフィプロニルの溶解性を高めることも確認された。
一方、本発明の成分(B)以外の溶剤又は界面活性剤と、成分(A)であるフィプロニルとを含有する液状組成物は、当該液状組成物を格納する格納容器に圧着されたシール部材の圧着部に影響を及ぼし、当該液状組成物が漏出することが確認された。
以上の結果より、本発明の害虫防除容器は、特定の溶剤及び/又は界面活性剤からなる成分(B)を含有する液状組成物を格納することにより、格納容器に圧着されたシール部材に影響を及ぼすことが無く、使用する前に格納容器から液状組成物が漏出することがないという、優れた効果を発揮することが明らかとなった。
<成分(B)の適性確認試験-2>
(1)溶剤又は界面活性剤の準備
溶剤又は界面活性剤として、上記「成分(B)の適性確認試験-1」で使用した(b1-1)、(b4-2)、(b5-1)、(b8-1)、(b10-2)、(b11-1)を使用した。
(2)試験検体の調製
上記「成分(B)の適性確認試験-1」と同じように、試験検体を調製した。
(3)試験方法
下記格納容器2に、試験検体4gを充填し、格納容器2の開口部に下記シール部材2のヒートシール層が接するように載置し、熱圧着(圧力:1Kgf、温度:120℃、時間
:1秒)を行った。
シールされた格納容器2を、天地を逆にした倒立状態で50℃において静置し、12時間後の格納容器からの液漏れを目視で確認した。試験は2回実施した。
液漏れが確認されなかった場合を「〇」、液漏れが確認された場合を「×」として、2回実施した試験結果を下記表2にまとめて示す。
格納容器2:ポリエチレン製の円柱形容器(直径30mm、高さ10mm、接着幅1.3mm)
シール部材2:ヒートシール層(PE)40μm、バリア層(アルミニウム)9μm、保護層(PET)12μmの積層体フィルム
Figure 2023067856000003
表2に示したとおり、格納容器をポリプロピレン製からポリエチレン製に変更し、シール部材のヒートシール層をポリプロピレンフィルムからポリエチレンフィルムに変更しても、上記「成分(B)の適性確認試験-1」と同様に、本発明の成分(A)であるフィプロニルと、本発明の成分(B)を含有する液状組成物は、当該液状組成物を格納する格納容器に圧着されたシール部材の圧着部に影響を及ぼすことが無く、当該液状組成物が漏出しないことが確認された。

Claims (1)

  1. 格納容器とシール部材からなる蓋とを有し、下記成分(A)と下記成分(B)を含有する液状組成物を格納する害虫防除容器。
    成分(A):害虫防除剤
    成分(B):ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン多価アルコールエステル脂肪酸、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリンラウリン酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンジオレートから選択される1種以上

JP2022174060A 2021-11-01 2022-10-31 害虫防除容器 Pending JP2023067856A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021178704 2021-11-01
JP2021178704 2021-11-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023067856A true JP2023067856A (ja) 2023-05-16

Family

ID=86325834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022174060A Pending JP2023067856A (ja) 2021-11-01 2022-10-31 害虫防除容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023067856A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0810820B1 (en) Production of compositions containing aggregation pheromones
JP7451868B2 (ja) 害虫誘引剤
JP2023111979A (ja) ハチ捕獲剤
JP2023067856A (ja) 害虫防除容器
JP6888178B1 (ja) ハチ用毒餌剤
JP5586488B2 (ja) 飛翔害虫捕獲具用担体及びこれを用いた飛翔害虫捕獲具
JP7110026B2 (ja) 巣から逃散させる害虫駆除方法および害虫駆除剤
JP6879735B2 (ja) 飛翔害虫捕獲器
JP7145244B2 (ja) ハチの巣への毒餌剤の運搬を促進させる方法
CN1245647A (zh) 诱杀害虫的杀虫剂
WO2021039756A1 (ja) 肉食系ハチ誘引剤
JP2004073144A (ja) 害虫誘引捕獲器
JP2022026862A (ja) ツマアカスズメバチ誘引剤
JP5773656B2 (ja) 飛翔害虫捕獲具
JP6912638B2 (ja) ハチ用スリップ剤
JP5972123B2 (ja) 水性誘引殺虫組成物、殺虫用具、並びに、殺虫方法
JP2021078518A (ja) 飛翔害虫捕獲器
CN101124910B (zh) 通过加热熏蒸来控制害虫
CN101124909B (zh) 通过加热熏蒸来控制害虫
JP2022095285A (ja) 容器
EP0518821A2 (en) Bait station
WO2020170843A1 (ja) 肉食系ハチ駆除剤
Khan Mitteilungen aus der Biologischen Bundesanstalt
JPH11343202A (ja) 殺虫製剤保存用積層包装材およびこれを利用した殺虫製剤保存方法
JP2011101613A (ja) 飛翔害虫捕獲具