JPH09289827A - コンバインの還元処理装置 - Google Patents

コンバインの還元処理装置

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JPH09289827A
JPH09289827A JP10502396A JP10502396A JPH09289827A JP H09289827 A JPH09289827 A JP H09289827A JP 10502396 A JP10502396 A JP 10502396A JP 10502396 A JP10502396 A JP 10502396A JP H09289827 A JPH09289827 A JP H09289827A
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JP
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returning
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handling cylinder
carrier
gutter
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Application number
JP10502396A
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English (en)
Inventor
Kenji Hamada
健二 浜田
Masami Nakamura
正美 中村
Junichi Shono
潤一 正野
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二番樋5に落下された二番物を、扱胴21に
還元させて再処理する扱胴還元状態と、扱胴21による
再処理を行うことなく、揺動選別体3の上方側に直接還
元させる揺動還元状態とを自由に選択できて、穀物の種
類などに応じて最適な脱穀処理を行うことができる還元
処理装置を提供する。 【解決手段】 二番樋5から二番物を還元する還元搬送
体9を、揺動選別体3上に還元する選別還元状態と、扱
胴21の上方側に還元する扱胴還元状態との何れか一方
を選択できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米や麦又は豆類な
どの穀物を刈取脱穀する主として汎用型コンバインに用
いる還元処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種コンバインは、扱胴をもつ
脱穀部と、該脱穀部で脱穀された処理物を選別する揺動
選別体と、該揺動選別体の下方側に設けられ、一番及び
二番オーガーを配設する一番及び二番樋と、この一番樋
に落下した一番物をグレンタンクに搬送する揚穀コンベ
アと、二番樋に落下した二番物を脱穀部に還元する還元
搬送体とを備えている。
【0003】そして、脱穀部により脱穀され、揺動選別
体で揺動選別されて一番樋に落下した一番物は、一番オ
ーガーと揚穀コンベアとによりグレンタンクに搬送して
貯溜させ、また、二番樋に落下された二番物は、二番オ
ーガーと還元搬送体とで脱穀部の扱胴に還元して再処理
を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の構成
によれば、コンバインで刈取脱穀される穀物が外表皮の
比較的硬い例えば米や麦などの場合には、二番樋に落下
された二番物を還元搬送体で扱胴に還元して再処理する
ことにより、外表皮を傷付けたりすることなく、一番物
の回収率を高めることができて好都合であるが、一方、
外表皮が軟らかい豆類等の場合に、扱胴に還元して再処
理を行うと、豆類の外表皮が傷付いたり汚れたりして商
品価値を損なったりする不都合を招くことになる。しか
も、穀物の種類などによっては二番物の発生量が異な
り、例えば米等の場合は多く、豆類等の場合は少なくな
るが、このような二番物の発生量が少ない豆類等の場合
にも、二番樋に落下された二番物の全てを還元搬送体で
扱胴に還元して再処理を行うようにすると、作業効率が
悪くなる不都合もある。
【0005】本発明の目的は、二番樋に落下された二番
物を、扱胴に還元させて再処理する扱胴還元状態と、扱
胴による再処理を行うことなく、揺動選別体の上方側に
直接還元させる揺動還元状態とを自由に選択できて、穀
物の種類などに応じて最適な脱穀処理を行うことができ
る還元処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、扱胴21をもつ脱穀部2
と、該脱穀部2で脱穀された処理物を選別する揺動選別
体3と、この揺動選別体3から二番樋5に落下した処理
物を還元する還元搬送体9とを備えたコンバインの還元
処理装置において、還元搬送体9が、揺動選別体3の上
に還元する選別還元状態と、扱胴21に対し上方側に還
元する扱胴還元状態との何れか一方を選択できるように
構成している。
【0007】請求項2記載の発明は、還元搬送体9が、
二番樋5に連通する搬送元部91と、該搬送元部91の
自由端部に回動自在に連結された還元口92aをもつ搬
送先部92とを備え、この搬送先部92の回動により、
選別還元状態と扱胴還元状態とに選択可能としている。
【0008】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の発明によれば、
コンバインで刈取脱穀される穀物が、例えば外表皮の比
較的硬い米や麦などの場合には、還元搬送体9を扱胴還
元状態として、二番樋5に落下された二番物を還元搬送
体9により扱胴21に還元して再処理を行うことによ
り、外表皮を傷付けることなく、一番物の回収率を高め
ることができる。また、外表皮が軟らかい豆類等の場合
には、還元搬送体9を選別還元状態に切換えて、扱胴2
1による再処理を行うことなく、揺動選別体3の上方側
に直接還元させることにより、豆類の外表皮を傷付けた
り汚したりして商品価値を損なったりする不都合を解消
できる。しかも、従来では、穀物の種類などによって二
番物の発生量が異なるにも拘らず、この二番物の全てを
二番樋5から扱胴21側に還元して再処理を行っていた
のに対し、二番物の発生量が多い場合は、還元搬送体9
を扱胴還元状態として扱胴21で再処理を行うことによ
り、二番物から一番物の回収率を高めることができ、一
方、二番物の発生量が少ない場合は、還元搬送体9を選
別還元状態に切換えて、扱胴21による再処理を省略す
ることにより、作業効率を高めることができる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、還元搬送体
9を搬送元部91と搬送先部92との2部材で形成し、
該搬送先部92を搬送元部91の自由端に回動自在に連
結して、この搬送元部91に対し搬送先部92を回動さ
せることにより、選別還元状態と扱胴還元状態とに選択
可能としているので、コンパクトな構成でもって所期の
目的を達成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の還元処理装置を
適用するに好適な実施形態として汎用型コンバインを示
しており、同コンバインは、機体10の下部両側に左右
一対のクローラ式走行装置11を設け、機体10の上部
側に後述する脱穀装置1を搭載すると共に、機体10の
前方側には昇降装置12を介して刈取装置13を上下昇
降可能に設けている。この刈取装置13は、プラットホ
ーム14と、該プラットホーム14内に回転可能に支持
された掻込オーガー15と、プラットホーム14内で掻
込オーガー15の前部側に配設された刈刃16と、プラ
ットホーム14の前方上部に上下動可能に支持された掻
込リール17とを備え、プラットホーム14と脱穀装置
1との間には、内部に搬送コンベア18aを備えたフィ
ーダハウス18を設けている。同図中、19は機体10
の前部側でフィーダハウス18の側部に設けた運転席で
ある。
【0011】前記脱穀装置1は、図2で明らかなよう
に、上部側に脱穀部2を設け、その内部に機体前後方向
に延びる扱胴21を配設している。この扱胴21は、そ
の前部側にフィーダハウス18から搬送される刈取穀稈
を脱穀部2内に取り込む2枚のインペラ21a,21a
と、該インペラ21aの1つに連続し、取り込まれた刈
取穀稈を後方側に移送しながら脱穀処理する螺旋スクリ
ュー21bとを備えた所謂スクリュー式とされており、
この扱胴21の下部側にはコーンケーブ22を配設して
いる。
【0012】また、前記脱穀部2の下方側には、扱胴2
1で脱穀された処理物を選別処理する揺動選別体3を配
設しており、この揺動選別体3は、グレンパン31と前
部チャフシーブ32及びグレンシーブ33をもつ前部選
別体34と、この前部選別体34に連結リンク35を介
して連結される後部チャフシーブ36をもつ後部選別体
37とを備え、これら前後選別体34,37は、後部選
別体37の後下部に設けたクランクアーム38と前部選
別体34の前下部に設けた揺動リンク39とを介して前
後揺動自在に支持している。
【0013】さらに、前記前部選別体34のほぼ中央下
方位置に、機体横方向に延びる一番樋4を、また、前記
後部選別体37の前方下方位置には、一番樋4と平行状
に延びる二番樋5をそれぞれ設けて、これら一番及び二
番樋4,5に一番オーガー6と二番オーガー7とを配設
すると共に、一番樋4の長さ方向一端側には、上下方向
に延び、上端側が脱穀装置1と並列状に搭載されたグレ
ンタンク80に臨む揚穀コンベア8を連通状に設ける一
方、二番樋5の長さ方向一端側には、扱胴21の前部側
に向かって傾斜状に延びる還元搬送体9を連通状に設け
ている。図中、40は前部選別体34の前方下部に設け
た選別ファンである。
【0014】以上の汎用型コンバインによる刈取脱穀作
業時には、植立穀稈が刈取装置13に備えた掻込リール
17で後方に掻込まれながら刈刃16で刈取られ、この
刈取穀稈が掻込オーガー15を介してフィーダハウス1
8内の搬送コンベア18aへと送られ、この搬送コンベ
ア18aを介して脱穀装置1側に搬送供給される。ま
た、脱穀装置1の内部では、刈取穀稈が脱穀部2に設け
た扱胴21の各インペラ21aで内部に取り込まれ、こ
の取り込まれた穀稈がスクリュー21bにより後方側に
移送されながら脱穀処理され、該スクリュー21bで脱
穀処理された処理物が、扱胴21の下部に配設したコー
ンケーブ22から、クランクアーム38及び揺動リンク
39を介して前後方向に揺動されている揺動選別体3の
前部及び後部選別体34,37上に落下され、選別ファ
ン40からの選別風により選別処理が行われる。さら
に、前部及び後部選別体34,37で選別されて一番樋
4上に落下された一番物は、一番オーガー6及び揚穀コ
ンベア8を介してグレンタンク80内の上部に搬送され
て貯溜され、また、二番樋5上に落下された二番物は、
二番オーガー7及び還元搬送体9を介して扱胴21の前
部側へと還元される。さらに、前部及び後部選別体3
4,37で選別処理された藁屑等は、スクリュー21b
で脱穀処理された排藁等の既処理物と共に外部に排出さ
れる。
【0015】そして、以上の還元搬送体9を、二番樋5
の連通部位から前方に向かって斜め上方に延び、筒体9
1aとその内部に配設されるスクリューコンベア91b
とを備えた長尺な搬送元部91と、該搬送元部91の上
端で且つ扱胴21の上方に横方向に配設する回動ケース
90aをもつ回動部90と、該回動部90を介して搬送
元部91の上端部に回動可能に連結され、先端側に還元
口92aをもつ筒体92bとその内部に配設されるスク
リューコンベア92cとを備えた短尺な搬送先部92と
で構成する。さらに、この搬送先部92は、回動部90
を中心に扱胴21に対し略平行となる水平姿勢に揺動位
置させ、その還元口92aを扱胴21の前方上部に位置
させて、該扱胴21で二番物を再処理する扱胴還元状態
(図2の仮想線状態)と、前記搬送先部92を回動部9
0を中心に垂直姿勢に揺動位置させ、その還元口92a
を扱胴21を回避させた状態でコーンケーブ22及び揺
動選別体3上に臨ませて、扱胴21による再処理を行う
ことなく、二番物を揺動選別体3上に直接還元する選別
還元状態(同図の実線状態)との何れか一方を手動操作
などで選択できるようにする。
【0016】実施形態の搬送先部92は、筒体92bの
基端部から直角状に屈曲する嵌合筒部をもち、この嵌合
筒部を前記回動ケース90a内に回動自在に挿嵌支持
し、回動ケース90aを介して筒体92b内と筒体91
a内とを連通させると共に、スクリューコンベア91b
のコンベア軸とスクリューコンベア92cのコンベア軸
とを、ユニバーサル軸あるいは複数個の斜歯などをもつ
連動手段を介して連動させるようにしている。
【0017】次に、以上の構成による作用について説明
する。先ず、汎用型コンバインで刈取脱穀される穀物
が、例えば外表皮の比較的硬い米や麦などの場合には、
還元搬送体9の搬送先部92を搬送元部91に対し回動
部90を中心に水平状に揺動させて扱胴還元状態(図2
の仮想線状態)に保持し、これら搬送元部91と搬送先
部92とで二番樋5上に落下された二番物を、搬送先部
92の還元口92aから扱胴21の前上部に還元して再
処理を行うのであって、斯くすることにより、外表皮が
傷付いたりすることなく、一番物の回収率を高めること
ができる。
【0018】一方、外表皮が軟らかい豆類等の場合に
は、搬送先部92を搬送元部91に対し回動部90を中
心に垂直状に揺動させて選別還元状態(同図の実線状
態)に切換保持し、搬送元部91と搬送先部92とで二
番樋5上に落下された二番物を、扱胴21を回避させた
状態で搬送先部92の還元口92aからコーンケーブ2
2を経て揺動選別体3上に直接還元させるのであって、
斯くすることにより、豆類の外表皮を傷付けたり汚した
りして商品価値を損なったりすることなく、良好な商品
を回収することができる。
【0019】しかも、穀物の種類などによっては、二番
物の発生量が異なり、特に米等の場合は多く、豆類等の
場合は少なくなるが、二番物の発生量が多い場合は、搬
送先部92を扱胴還元状態として扱胴21で再処理する
ことにより、二番物から一番物の回収率を高めることが
でき、また、二番物の発生量が少ない場合は、搬送先部
92を選別還元状態に切換えて、扱胴21での再処理を
省略することにより、作業効率を高めることもできる。
【0020】以上の実施形態では、還元搬送体9を搬送
元部91と搬送先部92との2部材で形成して、該搬送
先部92を搬送元部91に回動部90を介して回動可能
に連結し、この搬送元部91に対し搬送先部92を回動
させることにより、選別還元状態と扱胴還元状態とを選
択するようにしたが、本発明では、これら選別還元状態
と扱胴還元状態とに予め配設される2つの搬送先部を用
い、この各搬送先部を搬送元部にシャッタ等の弁体を介
してそれぞれ2又状に連通連結させ、各搬送先部をシャ
ッタ等の弁体で切換えることにより、選別還元状態と扱
胴還元状態とを選択するようにしてもよい。しかし、以
上の実施形態のように、還元搬送体9を搬送元部51と
該搬送元部51に対し揺動可能な搬送先部52との2部
材で形成するときには、部品点数を少なくでき、脱穀装
置1の内部構成を複雑化することなく、コンパクトな構
成でもって所期の目的を達成することができる。
【0021】また、同図の実施形態では、搬送先部92
を垂直状に揺動させて選別還元状態としたとき、そのス
クリューコンベア92bの先端羽根部92dが略水平状
となるように形成し、かつ、搬送先部92の先端側を概
略T形状となるように2又状に分岐させて、その両側に
還元口92a,92aを開口させている。このような構
成とするときには、搬送先部92を選別還元状態として
二番樋5上に落下された二番物を、扱胴21を回避させ
た状態で搬送先部92からコーンケーブ22を経て揺動
選別体3上に直接還元させるとき、二番物をスクリュー
コンベア92bの先端羽根部92dで拡散させながら、
搬送先部92の各還元口92aから揺動選別体3上に均
一に落下させることができて、該揺動選別体3による選
別処理効率を高めることができる。
【0022】図1の実施形態では、前記揺動選別体3
を、グレンパン31と前部チャフシーブ32及びグレン
シーブ33をもつ前部選別体34と、後部チャフシーブ
36をもつ後部選別体37とで構成したが、前記揺動選
別体3は、図3に示すように、グレンパン31及び前後
のチャフシーブ32,36を一体状に設けた上部選別体
3Aと、グレンシーブ33をもつ下部選別体3Bとを備
えた上下二段式として、この下部選別体3Bの後下部に
クランクアーム38を、かつ、上部選別体3Aの前下部
に揺動リンク39を設けると共に、上部選別体3Aと下
部選別体3Bとの間に、機体静止部材側に枢支軸41を
介して支持される連動リンク42を配設して、この連動
リンク42の上下両側を枢支ピン43,44を介して
上,下選別体3A,3Bに連結させるようにしてもよ
い。
【0023】以上の構成とするときには、前記クランク
アーム38で上部選別体3Aと下部選別体3Bとを前後
方向に揺動させるとき、これら各選別体3A,3Bが、
同図の実線及び点線矢印で示すように連動リンク42を
介して互いに逆方向に揺動されることになるので、各選
別体3A,3Bが揺動するときの上下揺動高さを低くし
ながら、揺動選別処理効率を高めることができる。
【0024】また、図4の実施形態では、前記扱胴21
の前部側に設けられる2枚のインペラ21a,21aの
うち、その1つをスクリュー21bに連続させ、かつ、
他のインペラ21aを、前記脱穀部2の内壁に取付ける
最初の送塵弁45とオーバーラップするように後方に延
長21bさせている。
【0025】このような構成とするときには、各インペ
ラ21aで塵埃等を送塵弁45の作用位置にまで確実に
送ることができ、この結果、各インペラ21aとスクリ
ュー21bとの境界部位で塵埃等が停滞したりして、イ
ンペラ21a及びスクリュー21bが摩耗したりするの
を防止して、長期にわたる確実な作用を発揮させること
ができる。
【0026】さらに、図5の実施形態では、グレンタン
ク80に対し機体10側のメンテナンス作業に便利なら
しめるため、グレンタンク80の一つの角部を、機体1
0に対し揺動可能に支持すると共に、揚穀コンベア8の
上端部には、グレンタンク80に設けた開口80aから
内部に一番物を投入する投口82を取付ける一方、この
投口82の外周囲に設ける環状の鍔部82aに、該鍔部
82aへの固定部83aとグレンタンク80に設けた開
口80aの周縁部に密着状に当接するリップ部83bと
を備えたウエザーストリップ83を取付けて、グレンタ
ンク80の閉鎖時に、その開口80aの周縁部にウエザ
ーストリップ83のリップ部83bを密着状に当接させ
ることにより、グレンタンク80の開口80aと投口8
2の鍔部82aとの間を確実にシールできるようにして
いる。つまり、通常の場合では、グレンタンク80の開
口80aと投口82との間をシールするため、該投口8
2の外周囲にスポンジシールを取付けており、このスポ
ンジシールは塵埃等に対する耐久性に乏しく、また、一
番物が衝突したりして剥離し易かったのに対し、以上の
ようなウエザーストリップ83を取付けるときには、容
易に剥離することはなく、しかも耐久性にも優れたもの
とできる。
【0027】また、同図の実施形態では、グレンタンク
80の内部で開口80a近くに、該グレンタンク80の
閉鎖時に、該コンベア8の投口82内に先端一部が突入
するバネ鋼から成る板部材84を取付けている。このよ
うな板部材84を取付けるときには、グレンタンク80
を閉鎖状態として、揚穀コンベア8のスクリュー81に
より投口82からグレンタンク80内へと一番物の搬送
貯溜を行うとき、この一番物を前記板部材84に衝突さ
せることができ、従って、一番物がグレンタンク80や
揚穀コンベア8の内壁に衝突して摩耗させたりするのを
前記板部材84で阻止することができる。
【0028】更に、図6の実施形態では、揚穀コンベア
8の上端に設ける投口82の開口端側に断面矩形状の有
底筒部85を一体に形成して、この筒部85の内側に
は、該筒部85よりも径大な環状鍔部86aをもつ矩形
状の有底枠体86を投口82の開口面と直交する方向に
出入自由に挿嵌支持し、この枠体86の両側壁部にねじ
孔を設けると共に、筒部85の両側には横方向に延びる
長孔87を形成し、これら長孔87から枠体86の前記
ねじ孔に固定ねじ88を螺締することにより、枠体86
を位置調節可能に固定するようになす一方、前記枠体8
6に設ける鍔部86aの外周囲には、前述したものと同
様なウエザーストリップ89を取付けている。
【0029】以上の構成とするときには、加工時や組付
け時の誤差などにより、グレンタンク80の開口と揚穀
コンベア8の投口82との間に隙間が発生していても、
固定ねじ88を弛緩した状態で、長孔87の範囲で投口
82に対し枠体86をグレンタンク80側に横移動させ
ながら、該枠体86に設けたウエザーストリップ89が
グレンタンク80の開口周りに密接するように調節する
ことにより、このグレンタンク80と揚穀コンベア8の
投口82との間に発生する隙間を確実になくすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の還元処理装置を適用するコンバインの
全体構造を示す側面図。
【図2】同還元処理装置の要部を示す縦断面図。
【図3】揺動選別体の別の実施形態を示す側面図。
【図4】扱胴の別の実施形態を示す側面図。
【図5】揚穀コンベアとグレンタンクとの連結部位を示
す平断面図。
【図6】同連結部位の他の実施形態を示す斜視図。
【符号の説明】
2……脱穀部 21…扱胴 3……揺動選別体 5……二番樋 9……還元搬送体 91…搬送元部 92…搬送先部 92a…還元口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴(21)をもつ脱穀部(2)と、該
    脱穀部(2)で脱穀された処理物を選別する揺動選別体
    (3)と、この揺動選別体(3)から二番樋(5)に落
    下した処理物を還元する還元搬送体(9)とを備えたコ
    ンバインの還元処理装置において、 還元搬送体(9)は、揺動選別体(3)の上に還元する
    選別還元状態と、扱胴(21)に対し上方側に還元する
    扱胴還元状態との何れか一方を選択できるようにしてい
    ることを特徴とするコンバインの還元処理装置。
  2. 【請求項2】 還元搬送体(9)は、二番樋(5)に連
    通する搬送元部(91)と、該搬送元部(91)の自由
    端部に回動自在に連結された還元口(92a)をもつ搬
    送先部(92)とを備え、この搬送先部(92)の回動
    により、選別還元状態と扱胴還元状態とに選択可能とし
    ている請求項1記載のコンバインの還元処理装置。
JP10502396A 1996-04-25 1996-04-25 コンバインの還元処理装置 Pending JPH09289827A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001231348A (ja) * 2000-02-22 2001-08-28 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 脱穀機における二番物還元処理装置

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JP2001231348A (ja) * 2000-02-22 2001-08-28 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 脱穀機における二番物還元処理装置

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