JP2004000031A - 脱穀機の選別装置 - Google Patents

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Hisayuki Satoji
里路 久幸
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】
未乾燥の穀稈、及び濡れた穀稈を脱穀作業のときに、発生した濡れた藁屑等は、揺動選別装置の各チャフシーブに付着し、各チャフシーブ間の隙間が狭くなり各チャフシーブが多量の藁屑等に押されると、変形することがあった。
【解決手段】
脱穀処理物を受けて移送しながら穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別する揺動選別装置に設けた開閉自在な各チャフシーブには、この各チャフシーブに付着した藁屑等を除去する左右方向へ往復移動自在な清掃手段を設けると共に、各チャフシーブを開閉調節しても、この各チャフシーブと、清掃手段との位置関係は変化しない構成である。各チャフシーブを装着した左・右側板と、清掃手段の左右両側の移動端部位置とは、所定隙間を設けた。清掃手段は、各チャフシーブへ上下方向に挟み込む構成に設けた。清掃手段は清掃用モータで左右往復移動させる構成である。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、脱穀処理物を受けて移送しながら穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別する揺動選別装置に設けた開閉自在な各チャフシーブには、この各チャフシーブに付着した藁屑等を除去する左右方向へ往復移動自在な清掃手段を設けた技術であり、脱穀機の選別装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
脱穀機を載置したコンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを走行させて、走行車台の前部に設けた刈取機で立毛穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送され、走行車台の上側へ載置した脱穀機のフィードチェンと、挟持杆とへ供給されて引継ぎされ、これらフィードチェンと、挟持杆とで挟持されて、脱穀機の脱穀室内を挟持移送中に脱穀される。
【0003】
前記脱穀室内で脱穀処理された脱穀処理物は、この脱穀室の下側に設けて、後方へ移送しながら揺動選別する揺動選別装置上へ落下供給され、この揺動選別装置の移送始端部から順次設けた山形状の移送棚から、左右方向で、前後方向に所定間隔を設けて、開閉自在に軸支した複数個の各チャフシーブ、及び各ストローラック上を移送中に穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別され、穀粒と、一部の藁屑とは、各チャフシーブから漏下して、下側に設けたグレンシーブへ供給され、このグレンシーブの網目から落下する。この落下中に揺動選別装置の前方下部に設けた送風機から発生する起風が送風され、この送風により、風選別され、選別済み穀粒は、脱穀機から穀粒貯留タンク内へ供給され、一時貯留される。又、各ストローラックの移送終端部まで移送された選別済み藁屑、及び稈切等は吸引ファンで吸引されて機外へ排出される。
【0004】
この脱穀作業のときに、多量の穀稈、及び倒伏のひどい穀稈を脱穀処理して、脱穀処理物内に多量の藁屑、及び稈切等が混入しているとき、又は未乾燥の穀稈、及び濡れた穀稈等を脱穀のときには、前記揺動選別装置の各チャフシーブを閉状態(倒した状態)に操作し、発生した藁屑、及び稈切等が、この各チャフシーブ間よりの漏下を減少させ、各ストローラックを経て吸引ファンで吸引されて、機外へ排出される。其の他のときには、各チャフシーブ6bは開状態(起立した状態)に操作して、脱穀、及び揺動選別作業を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
未乾燥の穀稈、及び濡れた穀稈を脱穀作業のときには、発生した濡れた藁屑等は、揺動選別装置の各チャフシーブに付着し、順次堆積して、各チャフシーブ間の隙間が狭くなり、選別した穀粒、及び一部の藁屑等の漏下が悪くなり、三番飛散粒が増加したり、又は二番還元量が増加することがあったり、更に各チャフシーブが多量の藁屑等に押されると、変形することがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、穀稈を脱穀する脱穀室4と、脱穀処理物を受けて揺動移送しながら揺動選別する揺動選別装置5等を設けた脱穀機において、該揺動選別装置5に設けて脱穀処理物の穀粒と、藁屑及び稈切等とに揺動選別する左右方向で、前後方向に所定間隔を有して開閉自在に軸支して設けた複数個の各チャフシーブ6bには、左右方向へ往復移動して該各チャフシーブ6bへ付着した藁屑等を除去する清掃手段8を設けたことを特徴とする脱穀機の選別装置としたものである。
【0007】
脱穀機を載置したコンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを走行させて、走行車台の前部に設けた刈取機で立毛穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送され、走行車台の上側へ載置した脱穀機のフィードチェンと、挟持杆とへ供給されて引継ぎされ、これらフィードチェンと、挟持杆とで挟持されて、脱穀機の脱穀室4内を挟持移送中に脱穀される。
【0008】
前記脱穀室4内で脱穀処理された脱穀処理物は、この脱穀室4の下側に設けて、後方へ移送しながら揺動選別する揺動選別装置5上へ落下供給され、この揺動選別装置5の移送始端部から順次設けた山形状の移送棚から、左右方向で、前後方向に所定間隔を設けて、開閉自在に軸支した複数個の各チャフシーブ6b、及びストローラック上を移送中に穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別され、穀粒と、一部の藁屑とは、各チャフシーブ6bから漏下して、下側に設けたグレンシーブへ供給され、このグレンシーブの網目から落下する。この落下中に揺動選別装置5の前方下部に設けた送風機から発生する起風が送風され、この送風により、風選別され、選別済み穀粒は、脱穀機から穀粒貯留タンク内へ供給され、一時貯留される。又、各ストローロックの移送終端部まで移送された選別済み藁屑、及び稈切等は吸引ファンで吸引されて機外へ排出される。
【0009】
この脱穀作業のときに、多量の穀稈、及び倒伏のひどい穀稈を脱穀処理して、脱穀処理物内に多量の藁屑、及び稈切等が混入しているとき、又は未乾燥の穀稈、及び濡れた穀稈等を脱穀のときには、前記揺動選別装置5の各チャフシーブ6bを閉状態(倒した状態)に操作し、発生した藁屑、及び稈切等が、この各チャフシーブ6b間よりの漏下を減少させ、各ストローラックを経て吸引ファンで吸引されて、機外へ排出される。其の他のときには、各チャフシーブ6bは開状態(起立した状態)に操作して、脱穀、及び揺動選別作業を行う。
【0010】
又、この脱穀作業のときには、前記揺動選別装置5の各チャフシーブ6bへ左右方向へ往復移動自在に設けた清掃手段8は、左右方向へ往復移動して、この各チャフシーブ6bへ付着した藁屑、及び塵埃等を除去しながら揺動選別作業が行われる。又はコンバインで刈取り作業を一時停止し、この停止時に清掃手段8を作動させて、各チャフシーブ6bへ付着した藁屑、及び塵埃等は除去される。
【0011】
請求項2に記載の発明においては、前記各チャフシーブ6bを開閉調節を行なったときでも、該各チャフシーブ6bと、清掃手段8との位置関係は変化しない状態に設けたことを特徴とする請求項1に記載の脱穀機の選別装置としたものである。
【0012】
脱穀作業中のときには、脱穀する穀稈の穀稈量、及び穀稈の条件等により、前記揺動選別装置5の各チャフシーブ6bの開閉状態を調節操作するが、この調節操作に連動して、この各チャフシーブ6bに設けた清掃手段8も同時に調節移動され、各チャフシーブ6bと、清掃手段8との関係位置は変動することなく調節移動制御され、この各チャフシーブ6bへ付着した藁屑、及び塵埃等は除去される。
【0013】
請求項3に記載の発明においては、前記清掃手段8の左右両側の移動端部位置と、各チャフシーブ6bを装着した揺動選別装置5の左・右側板5a,5bとは、所定隙間(S)を設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の脱穀機の選別装置としたものである。
【0014】
脱穀作業中のときには、前記揺動選別装置5の各チャフシーブ6bの左右方向へ往復移動自在に装着して設けた清掃手段8の移動端部位置と、揺動選別装置5の左右両側の左・右側板5a,5bとは、所定隙間(S)を設けていることにより、各チャフシーブ6bに付着した藁屑、及び塵埃等は、必要以上に圧縮されることなく、又、この隙間(S)より、穀粒、及び一部の藁屑等は、漏下しながら揺動選別作業が行われる。
【0015】
請求項4に記載の発明においては、前記清掃手段8は、各チャフシーブ6bに対して上下方向に挟み込む構成にして設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2、又は請求項3に記載の脱穀機の選別装置としたものである。
前記揺動選別装置5の各チャフシーブ6bへ左右方向へ往復移動自在に装着して設けた清掃手段8は、上下方向に挟み込む構成にして設けた。この清掃手段8は、各チャフシーブ6bを開操作、又は閉操作すると、この開閉操作に連動して、各チャフシーブ6bと同時に、開状態、又は閉状態となり、各チャフシーブ6bに付着した藁屑、及び塵埃等は除去される。
【0016】
請求項5に記載の発明においては、前記清掃手段8の左右方向に往復移動は、清掃用モータ9a等を設けて行うことを特徴とする請求項1、又は請求項2、又は請求項3、又は請求項4に記載の脱穀機の選別装置としたものである。
前記揺動選別装置5の各チャフシーブ6bには、左右方向へ往復移動自在に装着して設けた各清掃手段8は、清掃用モータ9a等により、往復移動されて、各チャフシーブ6bに付着した藁屑、及び塵埃等は除去される。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明においては、揺動選別装置5の各チャフシーブ6bには、この各チャフシーブ6bへ付着した藁屑等を除去する左右方向へ往復移動する清掃手段8を設けたことにより、各チャフシーブ6bへ付着した藁屑等により、この各チャフシーブ6b間の隙間が狭くなることがなくなり、選別済み穀粒の漏下が良好となり、三番飛散粒の増加を防止することができる。又、二番還元量の増加も防止できる。更にこの各チャフシーブ6bの変形を防止できる。
【0018】
請求項2に記載の発明においては、前記各チャフシーブ6bを開閉調節を行なっても、該各チャフシーブ6bと、清掃手段8との関係位置は、変化しないことにより、各チャフシーブ6bに付着した藁屑等は確実に除去することができると共に、除去効率の低下を防止することができる。
【0019】
請求項3に記載の発明においては、前記清掃手段8の左右両側の移送端部位置と、揺動選別装置5の左・右側板5a,5bとは、所定隙間(S)を設けたことにより、選別済みの藁屑等は、必要以上に圧縮されないことで、この藁屑の除去が容易であり、又、この所定隙間(S)より、穀粒、及び一部の藁屑等は漏下することにより、三番飛散粒の防止ができる。
【0020】
請求項4に記載の発明においては、前記清掃手段8は、各チャフシーブ6bへ上下方向に挟み込む状態に設けたことにより、このチャフシーブ6bを開操作、又は閉操作すると、この開閉操作に連動して、この各チャフシーブ6bと同時に、清掃手段8は、開閉状態になることにより、各チャフシーブ6bに付着した藁屑等は、確実に除去することができる。又、各チャフシーブ6bの変形、及びたわみを防止できる。
【0021】
請求項5に記載の発明においては、前記各チャフシーブ6bに設けた清掃手段8は、清掃用モータ9a等で左右方向へ往復移動させることにより、操作装置部等で遠隔操作により、藁屑等の除去ができることにより、操作性が向上する。又、操作が簡単である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の上側へ載置した脱穀機3内には、穀稈を脱穀する扱胴4aを回転自在に軸支内装した脱穀室4、及び脱穀された脱穀処理物の供給を受けて、後方へ移送しながら揺動選別する揺動選別装置5等を設け、この揺動選別装置5に左右方向で、前後方向に所定間隔で複数個のチャフシーブ6bを設け、この各チャフシーブ6bに付着する藁屑、及び塵埃等を除去する左右方向へ往復移動する清掃手段8を、各チャフシーブ6b部へ装着した構成である。この揺動選別装置5を主に図示して説明する。
【0023】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図5、及び図6で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ14aを張設した走行装置14を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機3を載置した構成である。走行車台2の前側の刈取機15で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機15で後方上部へ移送され、脱穀機3のフィードチェン16aと、挟持杆16bとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機3の右横側に配設した穀粒貯留タンク17内へ一時貯留される。
【0024】
前記走行車台2の前側には、図5、及び図6で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド18a、及び分草体18bと、立毛穀稈を引起す引起装置18cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置19の掻込装置19aと、掻込された穀稈を刈取りする刈刃装置18dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀機3のフィードチェン16aと、挟持杆16bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置19の根元・穂先移送装置19b,19c等からなる刈取機15を設けている。該刈取機15は、油圧駆動による伸縮シリンダ20により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【0025】
前記刈取機15の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆21aの上端部には、左右方向の支持パイプ杆21bを設け、この支持パイプ杆21bを走行車台2の上側面に設けた支持装置21cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ20の作動により、刈取機15は支持パイプ杆21bを回動中心として、上下に回動する構成である。
【0026】
前記刈取機15の穀稈掻込移送装置19によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機3へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ15aを設けた構成である。
前記脱穀機3側の前部には、図5、及び図6で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置22aと、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席22bとは、操作室ケース22eで形成した操作室22f内へ設け、この操縦席22bの下側で、走行車台2の上側面には、エンジン20aを載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク17を配設する。これら走行装置14と、刈取機15と、脱穀機3と、エンジン20a等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0027】
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース23内の伝動機構23aの伝動経路中には、その出力回転に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ23bを設けた構成である。
前記脱穀機3は、図1〜図4で示す如く左・右側板3a,3b、及び前・後側板3c,3dと、前・後中側板3e,3fで箱体に形成し、この脱穀機3の左側板3a側には、刈取機15で刈取りされ、この刈取機15で後方上部へ挟持移送される刈取り穀稈を引継ぎして、挟持移送するフィードチェン16aと、挟持杆16bとを設けた構成である。
【0028】
前記フィードチェン16aと、挟持杆16bとにより、脱穀機3の脱穀室4内を挟持移送中の刈取り穀稈は、この脱穀室4内の多種類で、多数本の扱歯4cを植設した扱胴4aを、前側板3cと、後中側板3fとにより、回転自在に軸支して設け、この扱胴4aの回転駆動により、脱穀する構成である。又、この扱胴4aの扱歯4cの回転外周下側には、脱穀した脱穀処理物が漏下する脱穀室網4bを張設した構成である。
【0029】
前記脱穀室4の右横側の上側には、上処理室24を設けると共に、この上処理室24の下側には、下処理室26を設けた構成である。
前記上処理室24は、脱穀室4の移送終端部の脱穀排出口25aから排出される未脱穀処理物である排塵物と、後述する二番還元筒35で揚送された二番物との供給を受けて、前方へ移送しながら再脱穀処理する複数個の上処理爪24bを外周部へ装着した上処理胴24aを回転自在に、上処理室24へ内装軸支した構成である。
【0030】
前記上処理胴24aの上処理爪24bの回転外周の下側には、上処理室網24cを張設し、この上処理室網24cから漏下する再脱穀排塵物は、下側の下処理室26内へ供給すると共に、上処理室網24cから漏下しなかった再脱穀排塵物は、上処理室24の移送終端部の上排出口25bより、下処理室26内へ排出される構成である。
【0031】
前記下処理室26内へ供給された再脱穀排塵物と、二番物とを受けて、後方へ移送しながら再脱穀処理する下螺旋プレート26bを外周部へ装着した下処理胴26aを回転自在に、下処理室26へ内装軸支した構成である。
前記下処理胴26aの下螺旋プレート26bの回転外周の下側には、下処理室網26cを張設し、この下処理室網26cから漏下する再脱穀二番物は、後述する揺動選別装置5へ落下供給すると共に、下処理室網26cから漏下しなかった藁屑、及び稈切等は、下処理室26の移送終端部の下排出口25cより、機外へ排出される構成である。上・下処理胴24a,24aは、上下に位置させて、軸支した構成である。
【0032】
前記脱穀室4の下側には、選別室27を設け、この選別室27内には、脱穀室網4b、及び下処理室網26cから漏下する脱穀処理物と、再脱穀二番物等の供給を受けて、穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動移送しながら揺動選別する揺動選別装置5を揺動自在に吊り下げ状態に設けた構成である。
【0033】
前記揺動選別装置5は、図1〜図3で示す如く左右両側の左・右側板5a,5b間には、前部より、順次供給を受けた脱穀処理物等を、移送始端部から後方の移送終端部へ向けて移送しながら、穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別する側面視山形状の移送棚6aを前後方向に所定長さに形成して設けている。この移送棚6aの後側である下手側には、左右方向で前後方向に所定間隔で開閉自在に板材等よりなる複数枚のチャフシーブ6bを軸支して設け、この各チャフシーブ6bの後側である下手側には、前後方向で左右方向に所定間隔を設けてストローラック6cを設けた構成である。
【0034】
前記各チャフシーブ6bの下側には、網材等よりなるグレンシーブ7aを張設した構成である。又、各ストローラック6cの下側には、前方下部へ傾斜する流下棚7bを設けた構成である。
前記揺動選別装置5の前方下部には、揺動カム装置28を設けると共に、後方下部には、ローラ装置30を設けた構成である。揺動カム装置28の揺動駆動クランク軸29の回転駆動により、この揺動カム装置28、及びローラ装置30等により、揺動選別装置5は揺動駆動する構成である。
【0035】
前記揺動選別装置5は、図1〜図3で示す如く移送棚6aから各チャフシーブ6b、各ストローラック6cを経て揺動移送中に、供給を受けた脱穀処理物等を穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別すると共に、各チャフシーブ6b間から漏下した漏下物をグレンシーブ7aで受け、更に穀粒と、藁屑、及び稈切等とに再揺動選別する構成である。
【0036】
前記揺動選別装置5の左・右側板5a,5b間で、移送始端部の移送棚6aの下手側には、図1〜図3で示す如く上端部を円形状(イ)に形成したチャフシーブ6bは、左右方向で前後方向に所定間隔で、複数個を回動自在に軸支して設け、このチャフシーブ6bの上端部の円形状(イ)部の左右両側には、コ字形状の支持軸10aの上部側を、左・右側板5a,5bへ貫通させて、回動自在に挿入すると共に、チャフシーブ6bの円形状(イ)へ挿入し、固着して軸支した構成である。又、支持軸10aの下部側は、左・右側板5a,5bの外側部に設けた支持板10bへ固着した構成である。この支持板10bの前後両側には、各支持具10cを設け、この各支持具10cを個別に左・右側板5a,5bへ装着して、回動自在に吊り下げ状態に支持した構成である。
【0037】
前記支持板10bの前端部には、支持ピン10dを固着して設け、この支持ピン10dと、正逆転する揺動モータ11のモータ軸11aに設けたアーム11bとには、ワイヤー11cを設けて接続した構成である。又、このワイヤー11cは、左側板5aに設けた支持板11dで軸支した構成である。揺動モータ11の正逆回転により、ワイヤー11c、及び支持板10b等を介して、各チャフシーブ6bを開閉作動し、この各チャフシーブ6bを起立状態、及び倒立状態に作動調節し、移送棚6aからこの各チャフシーブ6b上を移送される脱穀処理物は、この各チャフシーブ6b間からの漏下量を調節すると共に、各ストローラック6cへ引継ぎする移送速度を調節する構成である。
【0038】
前記揺動選別装置5の各チャフシーブ6bには、図1〜図3で示す如く左右方向へ往復移動する清掃手段8を設け、この清掃手段8の左右方向への往復移動により、各チャフシーブ6bへ付着した藁屑、及び塵埃等を除去する構成である。この清掃手段8は、モータ装置9と、前後スクレーパ12と、中スクレーパ13等よりなる構成である。この清掃手段8は、穀稈を収穫作業中、又はコンバイン1を停止操作して、停止中に作動させる構成である。
【0039】
前記揺動選別装置5の各チャフシーブ6bには、この各チャフシーブ6bへ付着する藁屑、及び塵埃等を除去する清掃手段8を設けたことにより、容易に藁屑、及び塵埃を容易に除去することができる。又、藁屑等が除去されることにより、各チャフシーブ6b間の隙間が狭くなることがなくなり、選別済み穀粒の漏下が良好となり、三番飛散粒の増加の防止と、二番還元量の増加の防止ができる。更に清掃手段8により、各チャフシーブ6bの変形を防止できる。
【0040】
前記揺動選別装置5の各チャフシーブ6bには、図1〜図3で示す如く清掃手段8を設けた構成である。この清掃手段8の前後スクレーパ12は、前後両端部の各チャフシーブ6bへ装着した構成である。この前後スクレーパ12は、上方へ突出する上突出部12aと、下部へ突出して、チャフシーブ6bへ挿入する挿入溝12cを設けた下突出部12bと、後部には、中スクレーパ13の前部へ突出する前突出部13aを挿入する挿入溝12eを設けた後突出部12dを設けた構成である。又、中スクレーパ13は、前後スクレーパ12,12間で、各チャフシーブ6bへ設け、この中スクレーパ13は、前部へ突出して、チャフシーブ6bへ挿入する挿入溝13bを設けた前突出部13aと、後部へ突出して、中スクレーパ13の前突出部13a、又は前後スクレーパ12の下突出部12bを挿入する挿入溝13dを設けた後突出部13cを設けた構成である。
【0041】
前記各前後スクレーパ12の下突出部12bの挿入溝12cと、各中スクレーパ13の前突出部13aの挿入溝13bとは、各チャフシーブ6bへ挿入して、各チャフシーブ6bの開閉操作による開閉作動に連動して、各前後スクレーパ12、及び各中スクレーパ13も同時に開閉作動する構成である。各チャフシーブ6bと、各前後スクレーパ12、及び各中スクレーパ13との関係位置は変化しない構成である。
【0042】
前記揺動選別装置5の前後両側に設けた各チャフシーブ6bへ個別に設けた清掃手段8の前後両側に設けた前後スクレーパ12,12間には、連結杆9dを設けて接続した構成であり、この連結杆9dと、各前後スクレーパ12とは、ピン9eで装着した構成である。
【0043】
前記揺動選別装置5の各チャフシーブ6bを開閉調節操作しても、この各チャフシーブ6bに付着した藁屑等を除去する清掃手段8の各前後スクレーパ12、及び各中スクレーパ13と、各チャフシーブ6bとの関係位置は変化しないことにより、各チャフシーブ6bに付着した藁屑等は、確実に除去することができる。又、除去効率の低下を防止することができる。
【0044】
前記揺動選別装置5の左側板5aの外側面には、図1で示す如くモータ装置9の正逆回転する清掃用モータ9aを装着して設け、この清掃用モータ9aの螺旋ネジを設けたモータ軸9bの軸端部は、右側板5bに設けた支持メタル9fで軸支すると共に、連結杆9dに設けた受けメタル9cへ螺旋挿入した構成である。清掃用モータ9aの正逆回転により、受メタル9c、連結杆9d等を介して、各前後スクレーパ12、及び各中スクレーパ13等が左右方向へ往復移動して、各チャフシーブ6bへ付着した藁屑等を除去する構成である。この清掃用モータ9aは、操作装置22aに設けた始動スイッチ22cの操作により、始動、及び停止制御する構成である。連結杆9dのモータ軸9b部には、へ字形状の長孔9hを設け、この長孔9hにより、連結杆9dは移動して、各チャフシーブ6bと同時に開閉する構成である。
【0045】
前記揺動選別装置5の清掃手段8の各前後スクレーパ12、及び各中スクレーパ13の左右往復移動は、清掃用モータ9aで行い、この清掃用モータ9aの始動、及び停止の操作は、操作装置22a部に設けた始動スイッチ22cより、遠隔操作で行うことができることにより、藁屑等の除去が容易であり、又、操作性が向上すると共に、操作が簡単である。
【0046】
前記清掃手段8の各前後スクレーパ12の下突出部12bの挿入溝12cと、各中スクレーパ13の前突出部13aの挿入溝13bとは、図1で示す如く各チャフシーブ6bへ上下方向に挟み込む状態に挿入した構成である。又、前後スクレーパ12の挿入溝12e、及び中スクレーパ13の挿入溝13d部には、中スクレーパ13の前突出部13a、及び前後スクレーパ12の下突出部12bが挿入され、各チャフシーブ6bの開閉操作により、挿入溝12e,13d部内を上下移動、及び前後移動する構成であり、各チャフシーブ6bの開閉操作に連動する構成である。
【0047】
前後清掃手段8の各前後スクレーパ12、及び各中スクレーパ13は、揺動選別装置5の各チャフシーブ6bへ上下方向に挟み込む状態に挿入して設けたことにより、各チャフシーブ6bを開閉操作すると、この開閉に連動して、この各チャフシーブ6bと同時に、各前後スクレーパ12、及び各中スクレーパ13も開閉状態になることにより、各チャフシーブ6bに付着した藁屑等は、確実に除去することができる。又、各チャフシーブ6bの変形、及びたわみを防止することができる。
【0048】
前後揺動選別装置5の左・右側板5a,5bの内側面と、清掃手段8の各前後スクレーパ12、及び各中スクレーパ13の外側面とは、図1で示す如く、これら各前後スクレーパ12、及び各中スクレーパ13が移動端部位置まで移動されたときには、所定隙間(S)を有する位置で、清掃手段8が停止すべく設けた構成している。
【0049】
前後揺動選別装置5の左・右側板5a,5bの内側面には、図1で示す如く各受板8bを設け、この各受板8bには、ON−OFFスイッチ方式の各ストロークエンドスイッチ8aを設け、この各ストロークエンドスイッチ8aが後側の前後スクレーパ12の外側面で押されて、ON状態になると、このON検出が操作装置22aへ内装した制御装置22dへ入力される構成であり、左側のストロークエンドスイッチ8aがONと検出されたときには、制御装置22dで清掃用モータ9aは、正回転始動制御され、清掃手段8は、右側へ向けて、移動制御される構成である。又、右側のストロークエンドスイッチ8aがONと検出されたときには、制御装置22dで清掃用モータ9aは、逆回転始動制御され、清掃手段8は、左側へ向けて、移動制御される構成である。
【0050】
前後清掃手段8の左右両側の移送端部位置と、各チャフシーブ6bを装着した揺動選別装置5の左・右側板5a,5bとは、所定隙間(S)を設けた構成としたことにより、選別済み藁屑等は、必要以上に圧縮されないことで、この藁屑の除去が容易であり、又、この所定隙間(S)より、穀粒、及び一部の藁屑等が漏下することにより、三番飛散粒を防止することができる。
【0051】
前記清掃手段8のモータ装置9のモータ軸9bの上側には、図3、及び図7で示す如く側面視山形状の軸カバー39を装着して設けた構成である。
これにより、モータ軸9b上へ落下する藁屑、及び塵埃等を防止して、このモータ軸9bへ藁屑等の堆積、及び巻き付きを防止できる。
【0052】
前記脱穀機3の左側板5aには、図8、及び図9で示す如く開口40aを設け、この開口部40aには、開閉自在に掃除窓40bを設けると共に、清掃手段8の連結杆9dの内側面には、把手具40cを設けて、この把手具40cを収穫作業者が把持して、手動により、清掃手段8を左右方向へ往復移動操作して、揺動選別装置5の各チャフシーブ6bへ付着した藁屑等を除去する構成とするもよく、本発明の場合は、フィードチェン16a部を外側へ回動自在な構成であり、回動して開状態になったフィードチェン16a部より、手を挿入して把手具40cを把持し、清掃する構成である。この藁屑除去作業のときは、コンバイン1は停止させて行う構成であると共に、左右往復移動用の清掃用モータ9aは設けていない構成である。
【0053】
これにより、前記フィードチェン16a部を外側へ開操作し、このフィードチェン16aが開口状態になった開口部より、収穫作業者が手を挿入して、把手具40cを把持し、清掃手段8を左右方向へ往復移動操作し、揺動選別装置5の各チャフシーブ6bへ付着した藁屑等を除去することができることにより、構成が簡単となり、コスト低減を図ることができる。
【0054】
前記コンバイン1の刈取機15には、図5で示す如くこの刈取機15の刈取り高さ検出する刈高センサ41を設け、この刈高センサ41の検出した刈取り高さは、操作装置22aへ内装して設けた制御装置22dへ入力される構成である。この入力された検出刈取り高さが、所定値以上であると、制御装置22dで判定されると、清掃用モータ9aは、制御装置22dで始動制御されて、清掃手段8が始動制御され、各前後スクレーパ12、及び各中スクレーパ13により、揺動選別装置5の各チャフシーブ6bへ付着した藁屑等を除去する構成である。
【0055】
これにより、前記清掃手段8の始動制御を自動化できる。又、操作性を向上させることができる。
前記清掃手段8の各前後スクレーパ12と、各中スクレーパ13等を始動、及び停止操作するモータ装置9の清掃用モータ9aの始動制御は、操作装置22aに設けた始動スイッチ22cの操作で行う構成であり、この始動スイッチ22cの入力により、制御装置22dで清掃用モータ9aの始動され、この始動に連動して、後述する一番受樋32の底部に設けた開閉自在な開閉底板42は、図8で示す如く開閉モータ42aが制御装置22dで始動制御され、この開閉モータ42aの始動と、開閉ロット42bを介して、開閉底板42は開状態に制御される構成である。
【0056】
前記清掃手段8の各前後スクレーパ12、及び各中スクレーパ13等によって揺動選別装置5の各チャフシーブ6bへ付着した藁屑等を除去される。この除去された藁屑等は、一番受樋32の開閉底板42が開状態になって、開口したこの一番受樋32のこの開口部から機外へ排出される構成である。
【0057】
これにより、清掃手段8の各前後スクレーパ12、及び中スクレーパ13により、除去された藁屑、及び泥等は、自動で機外へ排出されることにより、穀粒の選別性能の低下を防止することができる。又、穀粒が泥でよごれることを防止できる。
【0058】
前記揺動選別装置5には、図3、及び図7で示す如くこの揺動選別装置5の移送棚6aの上側には、移送される脱穀処理物の穀粒の水分を検出する水分センサ43aを設け、又、ストローラック6cの後側である下手側には、このストローラック6c部から排出される脱穀処理物内へ混入する穀粒の飛散穀粒量を検出する飛散センサ43bを設け、又、前後スクレーパ12には、チャフシーブ6bに付着した藁屑等の付着量を検出する付着センサ43cを設けた構成である。
【0059】
前記水分センサ43aの検出した水分値と、飛散センサ43bの検出した飛散穀粒量と、付着センサ43cが検出した藁屑等の付着量は、操作装置22aへ内装して設けた制御装置22dへ入力され、この各入力された入力値と、この制御装置22dへ設定して記憶させた設定値とは、この制御装置22dで比較され、比較結果が設定値より、入力された三種類の入力値の内のいずれか一種類でも、入力値が設定値以上であると判定されると、モータ装置9の清掃用モータ9aは、制御装置22dにより、始動制御されて、清掃手段8の各前後スクレーパ12、及び中スクレーパ13は左右方向へ往復移動制御され、揺動選別装置5の各チャフシーブ6へ付着した藁屑等が除去される構成である。
【0060】
これにより、前記清掃手段8の各前後スクレーパ12、各中スクレーパ13とは、必要な時に自動作動制御されることにより、自動化ができた。又、この自動化により、三番飛散粒の減少、及び二番還元量の減少を図ることができた。
前記揺動選別装置5の下側前部には、送風羽根31aを回転自在に内装した送風機31を設け、この送風機31の送風羽根31aから発生する起風を送風して、揺動選別装置5から落下する落下物の穀粒と、藁屑、塵埃、及び稈切等とに風選別する構成である。
【0061】
前記揺動選別装置5で揺動選別され、送風機31で風選別され、一番選別棚32bを流下して、一番受樋32内へ供給された選別済み穀粒は、一番受樋32内の一番螺旋32aで右横側へ移送され、一番揚穀筒33へ内装した一番揚穀螺旋33aで引継ぎ揚送され、一番投出筒33bから穀粒貯留タンク17内へ供給され、一時貯留される構成である。
【0062】
前記一番受樋32の後側には、二番螺旋34aを回転自在に軸支した二番受樋34を設け、この二番受樋34の前側上部と、一番選別棚32bの上方部とは接続して設けると共に、後側上端部は、揺動選別装置5の流下棚7b下端部の下側へ重合させた構成である。
【0063】
前記二番受樋34内へ供給された二番物は、二番受樋34内の二番螺旋34aで右横側へ移送され、二番還元筒35へ内装した二番還元螺旋35aで引継ぎ揚送され、二番投出筒35bから二番処理室26の移送始端内へ還元され、二番物を再脱穀処理する構成である。
【0064】
前記揺動選別装置5の移送終端部の上部には、この揺動選別装置5で揺動選別、及び送風機31で風選別した藁屑、塵埃、及び稈切等を吸引して後方部から機外へ排出する吸引ファン36,36を前後に設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク17内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク17の後側には、縦移送螺旋37aを内装した排出支持筒37を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒37の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋38aを伸縮自在に内装した排出オーガ38を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】揺動選別装置の一部破断した拡大側面斜視図
【図2】揺動選別装置のチャフシーブ部の作用拡大側面図
【図3】脱穀機の拡大側面断面図
【図4】脱穀機の正面断面図
【図5】コンバインの全体側面図
【図6】コンバインの全体平面図
【図7】他の実施例を示す図で、揺動選別装置の拡大平面図
【図8】他の実施例を示す図で、脱穀機の一部破断した拡大側断面図
【図9】他の実施例を示す図で、揺動選別装置の拡大平面図
【符号の説明】
4   脱穀室
5   揺動選別装置
5a  左側板
5b  右側板
6b  チャフシーブ
8   清掃手段
9a  清掃用モータ
S   所定隙間

Claims (5)

  1. 穀稈を脱穀する脱穀室4と、脱穀処理物を受けて揺動移送しながら揺動選別する揺動選別装置5等を設けた脱穀機において、該揺動選別装置5に設けて脱穀処理物の穀粒と、藁屑及び稈切等とに揺動選別する左右方向で、前後方向に所定間隔を有して開閉自在に軸支して設けた複数個の各チャフシーブ6bには、左右方向へ往復移動して該各チャフシーブ6bへ付着した藁屑等を除去する清掃手段8を設けたことを特徴とする脱穀機の選別装置。
  2. 前記各チャフシーブ6bを開閉調節を行なったときでも、該各チャフシーブ6bと、清掃手段8との位置関係は変化しない状態に設けたことを特徴とする請求項1に記載の脱穀機の選別装置。
  3. 前記清掃手段8の左右両側の移動端部位置と、各チャフシーブ6bを装着した揺動選別装置5の左・右側板5a,5bとは、所定隙間(S)を設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の脱穀機の選別装置。
  4. 前記清掃手段8は、各チャフシーブ6bに対して上下方向に挟み込む構成にして設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2、又は請求項3に記載の脱穀機の選別装置。
  5. 前記清掃手段8の左右方向に往復移動は、清掃用モータ9a等を設けて行うことを特徴とする請求項1、又は請求項2、又は請求項3、又は請求項4に記載の脱穀機の選別装置。
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