JP2005058155A - 脱穀機の揺動選別装置 - Google Patents

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久幸 里路
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Abstract

【課題】
選別装置の第二選別部のストローラック上を揺動移送中の脱穀処理物を、容易に揺動選別できないことがあり、二番還元量が増加したり、又、三番飛散粒が増加することがあった。
【解決手段】
脱穀処理物を受けて、揺動選別する選別装置9の第一選別部10から第二選別部11の復数個のストローラック11aで引継ぎ移送する。このストローラック11aは、前後方向の略中間部をラック支持軸11bを回動支点(イ)として、上下回動自在に軸支して設け、二番物が二番処理室6への還元量により、ストローラック11aの傾斜角度を変更する構成である。又、ストローラック11aは、前・後ストローラック13a,13bに二分割して、前・後ラック支持軸13c,13dを回動中心(ロ),(ハ)として、上下回動自在に軸支して設け、二番物が二番処理室6への還元量により、前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度を変更する構成である。
【選択図】
図1。

Description

脱穀処理物を受けて、揺動移送しながら揺動選別する選別装置の第一選別部から第二選別部のストローラックで引継ぎ揺動移送する復数個のこのストローラックは、前後方向の略中間部をラック支持軸で軸支して設けた技術であり、脱穀機の揺動選別装置として利用できる。
脱穀機の脱穀室内を挟持移送中の穀稈は、この脱穀室内で脱穀され、脱穀された脱穀処理物は、脱穀室から漏下して、揺動選別装置上へ供給されて、揺動移送しながら揺動選別される。
前記揺動選別装置は、特に、実開昭61−60637号公報の如くこの揺動選別装置上へ漏下供給された脱穀処理物は、移送始端部の移送棚から、第一選別部の復数個の上下に、傾斜角度変更可能なフィン上を経て、第二選別部の上下に回動可能なラック板上を揺動移送中に、穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別される。
前記揺動選別装置上へ漏下供給される脱穀処理物の供給量に応じて、例えば、少量のときには、第一選別部のフィンの目合調節が、小目合に調節が行われる。又、この目合調節が小目合の調節に連動して、第二調節部のラック板は、回動軸を回動中心として、傾斜角度が大きく変更されて、脱穀処理物が穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別される。又、供給量が多量のときには、上記とは逆の調節が行われて、脱穀処理物が揺動選別される。
実開昭61−60637号公報
揺動選別装置の移送終端部側の第二選別部のラック板で脱穀処理物を穀粒と、藁屑、及び稈切等とに確実に分離できないことがあったり、この揺動選別装置上へ漏下供給される供給量に対する対応が十分にできないことがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、脱穀済みの脱穀処理物の供給を受けて揺動移送しながら揺動選別する選別装置9の第一選別部10と、更に、これを引継ぎして揺動移送しながら揺動選別する第二選別部11には、左右方向に所定間隔で、所定長さの復数個のストローラック11a等とを設けた脱穀機において、前記第二選別部11の各ストローラック11aは、前後方向の略中間部をラック支持軸11bで軸支して設けたことを特徴とする脱穀機の揺動選別装置としたものである。
脱穀機3の脱穀室4内を挟持移送中の穀稈は、この脱穀室4内で脱穀され、脱穀された脱穀処理物は、脱穀室4から漏下して、選別装置9上へ供給されて、揺動移送しながら揺動選別される。
前記選別装置9上へ漏下供給された脱穀処理物は、移送始端部の移送棚から第一選別部10を経て、第二選別部11の左右方向に所定間隔で、所定長さの復数個のストローラック11aの前後方向略中間部をラック支持軸11bで軸支して設けた。この各ストローラック11aで引継ぎされて、この各ストローラック11a上を揺動移送中に、穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別される。
請求項2に記載の発明においては、前記各ストローラック11aは、ラック支持軸11bを回動支点(イ)として、上下回動すべく設けたことを特徴とする請求項1に記載の脱穀機の揺動選別装置としたものである。
前記選別装置9上へ漏下供給された脱穀処理物は、移送始端部の移送棚から第一選別部10を経て、第二選別部11の各ストローラック11aをラック支持軸11bを回動支点(イ)として上下に回動自在に設けた。この各ストローラック11aで引継ぎされて、この各ストローラック11a上を揺動移送中に、穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別される。又、この各ストローラック11aは、供給される脱穀処理物の供給量により、ラック支持軸11bを回動支点(イ)として、所定の傾斜角度に調節される。
請求項3に記載の発明においては、穀稈を脱穀する脱穀機3の脱穀室4の横側後部には、排塵物を再脱穀処理する排塵処理室5を設けると共に、横側前部には、二番物を再脱穀処理する二番処理室6を設けた構成において、該二番処理室6へ還元供給される二番物が多量であると検出に基づいて、選別装置9の移送終端部側(A)へ移送される脱穀処理物の流れが良好になる角度に各ストローラック11aを調節すべく設けると共に、二番処理室6へ還元供給される二番物が少量であると検出に基づいて、選別装置9の移送終端部側(A)へ移送される脱穀処理物の流れが悪くなる角度に各ストローラック11aを調節すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の脱穀機の揺動選別装置としたものである。
穀稈を脱穀する脱穀機3の脱穀室4の横側後部には、排塵物の供給を受けて、再脱穀処理する排塵処理室5と、横側前部には、二番物の供給を受けて、再脱穀処理する二番処理室6を設け、この二番処理室6内へ還元供給される供給量が多量であると検出されると、この検出に基づいて、選別装置9の第二選別部11の各ストローラック11aは、ラック支持軸11bの回動により、選別装置9の移送終端部側(A)へ流れる。脱穀処理物の流れが良好になるように、各ストローラック11aの傾斜角度が緩くなる角度になるように、調節制御されて、脱穀処理物は揺動移送中に、揺動選別される。
又、前記二番処理室6内へ還元供給される供給量が少量であると検出されると、この検出に基づいて、選別装置9の第二選別部11の各ストローラック11aは、ラック支持軸11bの回動により、選別装置9の移送終端部側(A)へ流れる。脱穀処理物の流れが悪くなるように、各ストローラック11aの傾斜角度が急な角度になるように、調節制御されて、脱穀処理物は揺動移送中に、揺動選別される。
請求項4に記載の発明においては、前記ストローラック11aは、前ストローラック13aと、後ストローラック13bとに分割して、該前ストローラック13aは、前ラック支持軸13cで軸支すると共に、後ストローラック13bは、後ラック支持軸13dで軸支して設けたことを特徴とする請求項1に記載の脱穀機の揺動選別装置としたものである。
前記選別装置9上へ漏下供給された脱穀処理物は、移送始端部の移送棚から第一選別部10を経て、第二選別部11の左右方向に所定間隔で、所定長さの復数個のストローラック11aは、前ストローラック13aと、後ストローラック13bとに二分割されて、前ストローラック13aは、前ラック支持軸13cで支持され、後ストローラック13bは、後ラック支持軸13dで支持して設けた。これら各前・後ストローラック13a,13bで引継ぎされて、これら各前後ストローラック13a,13b上を揺動移送中に、穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別される。
請求項5に記載の発明においては、前記各前・後ストローラック13a,13bは、個別に前・後ラック支持軸13c,13dを回動支点(ロ),(ハ)として、独立して上下回動自在に設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項4に記載の脱穀機の揺動選別装置としたものである。
前記選別装置9上へ漏下供給された脱穀処理物は、移送始端部の移送棚から第一選別部10を経て、第二選別部11の各前ストローラック13aを前ラック支持軸13cを回動支点(ロ)として、上下回動自在に設けている。又、各後ストローラック13bを後ラック支持軸13dを回動支点(ハ)として、独立して上下回動自在に設けている。これら各前・後ストローラック13a,13bで引継ぎされて、これら各前・後ストローラック13a,13b上を揺動移送中に、穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別される。又、これら各前・後ストローラック13a,13bは、供給される脱穀処理物の供給量により、前・後ラック支持軸13c,13dを回動支点(ロ),(ハ)として、所定の傾斜角度に調節される。
請求項6に記載の発明においては、前記二番処理室6へ還元供給される二番物が多量であると検出に基づいて、選別装置9の移送終端部側(A)へ移送される脱穀処理物の流れが良好になる角度に各前・後ストローラック13a,13bを調節すべく設けると共に、二番処理室6へ還元供給される二番物が少量であると検出に基づいて、選別装置9の移送終端部側(A)へ移送される脱穀処理物の流れが悪くなる角度に各前・後ストローラック13a,13bを調節すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項4、又は請求項5に記載の脱穀機の揺動選別装置としたものである。
前記二番処理室6内へ還元供給される供給量が多量であると検出されると、この検出に基づいて、選別装置9の第二選別部11の前ストローラック13aは、前ラック支持軸13cの回動により、又、後ストローラック13bは、後ラック支持軸13dの回動により、選別装置9の移送終端部側(A)へ流れる。脱穀処理物の流れが良好になるように、各前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度が緩くなる角度になるように、調節制御されて、脱穀処理物は揺動移送中に、揺動選別される。
又、二番処理室6内へ還元供給される供給量が少量であると検出されると、この検出に基づいて、選別装置9の第二選別部11の前ストローラック13aは、前ラック支持軸13cの回動により、又、後ストローラック13bは、後ラック支持軸13dの回動により、選別装置9の移送終端部側(A)へ流れる。脱穀処理物の流れが悪くなるように、各前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度が急な角度になるように、調節制御されて、脱穀処理物は揺動移送中に、揺動選別される。
請求項1に記載の発明においては、脱穀処理物の供給を受けて揺動移送しながら揺動選別する選別装置9の第一選別部10と、第二選別部11とを設けた。この第二選別部11の各ストローラック11aは、前後方向の略中間部にラック支持軸11bを設けて支持させたことにより、脱穀処理物の分離作用が向上する。又、三番飛散粒の減少を図ることができる。
請求項2に記載の発明においては、前記第二選別部11の各ストローラック11aは、ラック支持軸11bを回動支点(イ)として、上下に回動すべく設け、選別装置9上へ供給される脱穀処理物の供給量により、上下回動できることにより、供給量に対応した調節ができる。又、この調節により、三番飛散粒の減少を図ることができる。
請求項3に記載の発明においては、二番物が還元供給されて、再脱穀処理される前記二番処理室6内へ還元供給される供給量が多量のときには、各ストローラック11aの傾斜角度が、緩い傾斜角度に調節されて、脱穀処理物が選別装置9の移送終端部側(A)への流れが良好になる。又、供給量が少量のときには、各ストローラック11aの傾斜角度が、急傾斜角度に調節されて、流れが悪くなることにより、フィードバック制御において、脱穀処理物の処理精度の向上を図ることができる。
請求項4に記載の発明においては、前記第二選別部11のストローラック11aを前・後ストローラック13a,13bとに分割して、前・後ラック支持軸13c,13dで支持させて設けたことにより、脱穀処理物の分離作用が更に向上する。又、三番飛散粒の減少を図ることができる。
請求項5に記載の発明においては、前記各前・後ストローラック13a,13bは、個別に前・後ラック支持軸13c,13dを回動支点(ロ),(ハ)として、独立して上下回動すべく設けたことにより、選別装置9上へ供給される脱穀処理物の供給量により、個別に上下回動できることにより、供給量に対応した調節ができる。又、この調節により、三番飛散粒の減少を図ることができる。
請求項6に記載の発明においては、二番物が還元供給されて、再脱穀処理される二番処理室6内へ還元供給される供給量が多量のときには、ストローラック11aを二分割した前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度が緩い傾斜角度に、前・後ラック支持軸13c,13dで個別に調節されて、脱穀処理物は、選別装置9の移送終端部側(A)への流れが良好になる。又、少量のときには、前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度が、急傾斜角度に前・後ラック支持軸13c,13dで個別に調節されて、脱穀処理物は、選別装置9の移送終端部側(A)への流れが悪くなる。これらにより、フィードバック制御において、脱穀処理物の処理精度の向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の上側へ載置した脱穀機3について説明する。コンバイン1の走行装置20の上側に設けた走行車台2の前方部に設けた刈取機21で刈取られた穀稈は、この刈取機21で後方上部へ移送され、脱穀機3のフィードチェン3aと、挟持杆3bとで引継ぎされ、脱穀機3の脱穀室4内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済みの脱穀処理物を、揺動移送しながら、揺動選別する、選別装置9へ供給され、移送始端部の移送棚9aから第一選別部10、第二選別部11へと順次揺動移送されて、揺動選別される構成である。脱穀機3の揺動選別方式の選別装置9を主に図示して説明する。
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図10で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ20aを張設した走行装置20を配設し、走行車台2の上側の左側には、脱穀機3を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機21で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機21で後方上部へ移送され、脱穀機3のフィードチェン3aと、挟持杆3bとで引継ぎされて、後方上部へ挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機3の右横側に配設した穀粒貯留タンク19内へ一時貯留される。
前記走行車台2の前方部には、図10で示す如く刈取機21を設け、この刈取機21は、前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド22a、及び各分草体22bと、立毛穀稈を引起す各引起装置22cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置23の各掻込装置23aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置22dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機3のフィードチェン3aと、挟持杆3bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置23の根元・穂先移送装置24a,24b等からなる刈取機21を設けている。該刈取機21は、油圧駆動による伸縮シリンダ25により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
前記刈取機21の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆26aの上端部には、左右方向の支持パイプ杆26bを設け、この支持パイプ杆26bを走行車台2の上側面に設けた支持装置26cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ25の作動により、刈取機21は支持パイプ杆26bを回動中心として、上下に回動する構成である。
前記刈取機3の穀稈掻込移送装置23によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機3へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ21aを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク19側の前部には、図10で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置27aと、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席27bとは、操作室ケース27cで形成した操作室27d内へ設け、この操縦席27bの下側で、走行車台2の上側面には、エンジン28を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク19を配設する。これら走行装置20と、刈取機21と、脱穀機3と、エンジン28等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース29内の伝動機構29aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ29bを設けた構成である。
前記走行車台2の前方部の刈取機21で刈取りされて、上部へ移送された穀稈を引継ぎ脱穀する脱穀機3は、走行車台2の左側へ載置すると共に、右側には、穀粒貯留タンク19を載置して設け、該脱穀機3で脱穀した脱穀済みで、選別済み穀粒を、揚穀装置16で揚送して穀粒貯留タンク19内へ供給して、一時貯留する構成である。
前記脱穀機3は、図1、図7、及び図8で示す如く箱形状の箱体に形成して、上方左側部には、刈取機21で上部へ移送された穀稈を引継ぎ移送するフィードチェン3aと、挟持杆3bとを設けた構成である。これらフィードチェン3aと、挟持杆3bとにより、挟持された穀稈は、脱穀機3の上部に設けた脱穀室4内を挟持移送中に、この脱穀室4内の多種類で、多数本の扱歯4bを植設して、回転自在に扱胴軸4dで軸支した扱胴4aのこの各扱歯4bにより、脱穀する構成である。又、この扱胴4aの各扱歯4bの回転外周下側部には、脱穀処理物が漏下する脱穀室網4cを張設した構成である。
前記脱穀室4の下側には、図1、及び図7で示す如く選別室7を設け、この選別室7内には、脱穀室4を形成する脱穀室網4cから漏下する脱穀処理物、及び後述する排塵処理室5と、二番処理室6から、漏下する再脱穀処理物の供給を受けて、揺動移送しながら、揺動選別する揺動選別方式の選別装置9を、吊り下げ状態に設けた構成である。
前記脱穀室4の移送終端部には、図1、及び図7で示す如くこの脱穀室4内で未脱穀処理の排塵物を、排塵処理室5内へ排出供給する扱室排出口4eを設けた構成である。
前記排塵処理室5内には、脱穀室4より、排出供給された排塵物を再脱穀処理する排塵胴5aを回転自在に排塵軸5bを軸支した構成である。排塵胴5aの外周部には、螺旋プレート5cと、各処理爪5dと、各排出爪5eとを設けた構成である。又、この排塵胴5aのプレート5c、及び各爪5d,5eの回転外周下側には、再脱穀処理物が漏下する漏下具5fを張設すると共に、排塵処理室5の移送終端部には、再脱穀処理した主として、藁屑等が排出される排塵排出口5hを設けた構成である。
前記排塵処理室5の前側には、図1、及び図7で示す如く二番処理室6を設け、この二番処理室6内には、未脱穀処理の二番物の供給を受けて、再脱穀処理する二番胴6aを排塵軸5bの前方部側へ回転自在に軸支した構成である。二番胴6aの外周部には、各処理爪6bと、各排出爪6cとを設けた構成である。又、この二番胴6aの回転外周下側には、再脱穀処理物が漏下する二番室網6dを張設した構成である。二番処理室6の移送終端部には、二番室網6dから漏下しなかった再脱穀処理物を排出する二番排出口6eを設けた構成である。
前記脱穀室3の下側の選別室7には、脱穀室4の脱穀室網4cから漏下する脱穀処理物と、漏下具5fから漏下する再脱穀処理物、及び排塵排出口5hから排出される再脱穀処理物と、二番室網6dから漏下する再脱穀処理物、及び二番排出口6eから排出される再脱穀処理物との供給を受けて、揺動移送しながら、揺動選別する揺動選別方式の選別装置9を設けた構成である。
揺動移送選別方式の選別装置9は、図1〜図7で示す如く移送始端部より、順次複数個の山形状に形成した移送棚9aと、前後方向に所定間隔で開閉自在で漏下量が調節可能で、板材よりなる復数個のチャフシーブ10aよりなる第一選別部10と、左右方向に所定間隔で鋸刃形状の板材よりなるストローラック11aの前後方向略中間部をラック支持軸11bで軸支してなる第二選別部11とを設けると共に、各チャフシーブ10aの下方部には、網材等よりなるグレンシーブ12aを設け、又、各ストローラック11aの下方部には、前方下部へ傾斜する流下棚12bを設けた構成である。
前記選別装置9には、図7で示す如くこの選別装置9を揺動回動する前部に、揺動カム装置12cを設けると共に、後部に、ローラ装置12dを設けた構成である。
前記選別装置9の第一選別部10と、第二選別部11の左右方向に所定間隔で、所定長さの複数個のストローラック11aは、前後方向の略中間部をラック支持軸11bで軸支して設けたことにより、脱穀処理物の分離作用が向上する。又、分離作用の向上により、三番飛散粒の減少を図ることができる。
前記選別装置9の各ストローラック11aは、図2で示す如くラック支持軸11bを回動支点(イ)として、上下回動すべく設けた構成である。これにより、選別装置9上へ供給される脱穀処理物を分離させる構成である。上下回動は、手動回動操作、又は、モータ(図示せず)等により、自動回動する構成とするもよい。
前記だ第二選別部11の各ストローラック11aは、ラック支持軸11bを回動支点(イ)として、上下に回動すべく設け、選別装置9上へ供給される脱穀処理物の供給量により、上下回動できることにより、供給量に対応した調節ができる。又、この調節により、三番飛散粒の減少を図ることができる。
前記二番処理室6内の移送始端部には、後述する二番還元揚送装置17により、二番処理室6内へ還元される二番物の還元量を検出する還元量センサ6fを、図1、及び図7で示す如く設けた構成である。
前記二番処理室6内へ還元供給される二番物の還元量が、還元量センサ6fで検出され、操作装置27aへ内装した制御装置27eのCPU27fへ入力され、この入力された二番物の還元量が、CPU27fへ設定して記憶させた所定還元量以上で、多量であると判定されると、この判定に基づいて、選別装置9の移送終端部側(A)へ移送される脱穀処理物の流れが良好になるような角度に、各ストローラック11aの傾斜角度が緩い角度へ制御すべく、ラック支持軸11bを回動させるモータ11cが回転駆動され、このモータ11cの回転駆動により、このモータ11cのモータ軸11dへ設けたアーム11eと、ラック支持軸11bに設けた軸アーム11fとの間を接続させて設けたワイヤー11h等を介して、ラック支持軸11bが回動され、このラック支持軸11bへ軸支した各ストローラック11aの傾斜角度が、緩い角度に回動制御され、この各ストローラック11a上を移送される脱穀処理物は、移送終端部側(A)へ早く移送されて、流れが良好になる状態へ制御される構成である。
又、前記還元量センサ6fで検出された二番物の還元量が、CPU27fへ入力され、この入力された二番物の還元量が、CPU27fへ設定して記憶させた所定還元量以下で、少量であると判定されると、この判定に基づいて、選別装置9の移送終端部側(A)へ移送される脱穀処理物の流れが悪くなるような角度に、各ストローラック11aの傾斜角度が急傾斜角度へ制御すべく、モータ11cが回動駆動されて、ラック支持軸11bが回動され、このラック支持軸11bへ軸支した各ストローラック11aの傾斜角度が、急傾斜角度に回動制御され、この各ストローラック11a上を移送される脱穀処理物は、移送終端部側(A)へ遅く移送されて、流れが悪くなる状態へ制御される構成である。
二番物が還元供給されて、再脱穀処理される前記二番処理室6内へ還元供給される供給量が多量のときには、各ストローラック11aの傾斜角度が、緩い傾斜角度に調節されて、脱穀処理物が選別装置9の移送終端部側(A)への流れが良好になる。又、供給量が少量のときには、各ストローラック11aの傾斜角度が、急傾斜角度に調節されて、脱穀処理物が選別装置9の移送終端部側(A)への流れが悪くなる。これらにより、フィードバック制御において、脱穀処理物の処理精度の向上を図ることができる。
前記選別装置9の第二選別部11の各ストローラック11aは、図3〜図6で示す如く前後方向に略中間部より二分割して、前ストローラック13aと、後ストローラック13bとに成形した構成である。これら各前ストローラック13aの前後方向の略中央部には、前ラック支持軸13cを設けて軸支すると共に、各後ストローラック13bの前後方向の略中央部には、後ラック支持軸13dを設けて軸支した構成である。
前記第二選別部11のストローラック11aを、前後方向の略中央部より二分割して、前・後ストローラック13a,13bを設け、これに各前・後ストローラック13a,13bの前後方向の略中央部は、個別に前・後ラック支持軸13c,13dを軸支して設けたことにより、これら前・後ストローラック13a,13b上を移送される脱穀処理物の分離作用が更に向上する。又、分離が確実に行われることにより、更に三番飛散粒の減少を図ることができる。
前記第二選別部11の前・後ストローラック13a,13bは、図3〜図6で示す如く個別に前・後ラック支持軸13c,13dを回動支点(ロ),(ハ)として、独立して上下回動自在に設けた構成である。前・後ストローラック13a,13bを、図3、及び図4で示す如く同時に急傾斜、又は、緩い角度にすることができる。更に、図5、及び図6で示す如く別々の傾斜角度にも調節できる構成である。
前記前・後ストローラック13a,13bは、個別に前・後ラック支持軸13c,13dを回動支点(ロ),(ハ)として、独立して上下回動すべく設けたことにより、選別装置9上へ供給される脱穀処理物の供給量により、個別に上下回動できることにより、供給量に対応した調節ができる。又、この調節により、三番飛散粒の減少を図ることができる。
前記二番処理室6回へ還元される二番物の還元量は、この二番処理室6内の移送始端部に設けた還元量センサ6fで検出する構成である。
前記二番処理室6内へ還元供給される二番物の還元量が、還元量センサ6fで検出され、制御装置27eのCPU27fへ入力され、この入力された二番物の還元量が、CPU27fへ設定記憶させた所定還元量以上で、多量であると判定されると、この判定に基づいて、選別装置9の移送終端部側(A)へ移送される脱穀処理物の流れが良好になる角度に、各前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度が緩い角度へ制御すべく前・後ラック支持軸13c,13dを回動させる前・後モータ13e,13fが回転駆動され、この前・後モータ13e,13fの回転駆動により、この前・後モータ13e,13fへ設けた前・後アーム13h,13jと、前・後ラック支持軸13c,13dに設けた前・後軸アーム13m,13nとの間を接続させて設けた前・後ワイヤー13p,13qを介して、前・後ラック支持軸13c,13dが回動され、この前・後ラック支持軸13c,13dへ軸支した各前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度が、緩い角度に回動制御され、この各前・後ストローラック13a,13b上を移送される脱穀処理物は、移送終端部側(A)へ早く移送されて、流れが良好になる状態へ制御される構成である。
又、前記還元量センサ6fで検出された二番物が、CPU27fへ入力され、この入力された二番物の還元量が、CPU27fへ設定して記憶させた所定還元量以下で、少量であると判定されると、この判定に基づいて、選別装置9の移送終端部側(A)へ移送される脱穀処理物の流れが悪くなるような角度に、各前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度が急傾斜角度に制御すべく、前・後モータ13e,13fが回転駆動されて、前・後ラック支持軸13c,13dへ軸支した各前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度が、急傾斜角度に回動制御され、これら前・後ストローラック13a,13b上を移送される脱穀処理物は、移送終端部側(A)へ遅く移送されて、流れが悪くなる状態へ制御される構成である。
二番物が還元供給されて、再脱穀処理される前記二番処理室6内へ還元供給される供給量が多量のときには、前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度が、緩い傾斜角度に調節されて、脱穀処理物が選別装置9の移送終端部側(A)への流れが良好になる。
又、供給量が少量のときには、前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度が、急傾斜角度に調節されて、脱穀処理物が選別装置9の移送終端部側(A)への流れが悪くなる。これらにより、フィードバック制御において、脱穀処理物の処理精度の向上を図ることができる。
図3〜図6で示す構成の選別装置9の第二選別部11の各ストローラック11aを前・後ストローラック13a,13bに二分割すると共に、これに各前・後ストローラック13a,13bは、前・後ラック支持軸13c,13dで上下回動自在に軸支した構成において、穀稈を収穫作業時に、条終端部において、コーナー旋回時には、図10で示す如く通常は走行車速を、操作装置27aに設けた主変速レバー27hを操作して、低車速に変更すると、車速センサ29bにより、低車速が検出され、この変更された低車速に連動して、前・後モータ13e,13fが回転駆動され、前・後ラック支持軸13c,13dが回動制御されて、前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度が緩い傾斜角度に変更制御され、選別装置9の移送終端部側(A)より、後述する二番選別室14内へ落下する二番物を多量に制御する構成である。
又、前記車速センサ29bで走行車速が増速制御されて、高車速を検出すると、この検出に連動されて、前・後モータ13e,13fが回転駆動され、前・後ストローラック13a,13bにより、この前・後ストローラック13a,13b上を移送されて、後述する吸引ファン18で吸引されて機外へ排出される排塵物(特に主として排出される藁屑、及び稈切)の流れが容易になるように、前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度を緩い傾斜角度に変更制御する構成である。
後述する一番選別装置14の一番受樋14a内を一番移送螺旋14bで移送される穀粒量を検出する穀粒センサ14cを図1、図7、及び図9で示す如く設け、この穀粒センサ14cの穀粒の検出量と、吸引ファン18で吸引排出する排出藁屑量を検出する排藁センサ18aを設け、この排藁センサ18aが検出する排藁量との検出結果により、前・後ストローラック13a,13bの傾斜角度を緩い傾斜角度、又は急傾斜角度に前・後モータ13e,13fを回転制御して、変更制御する構成である。
これらにより、前記脱穀機3の脱穀精度の向上、及び能率の向上を図ることができる。
前記選別装置9の第二選別部11のストローラック11aを、二分割して設けた前・後ストローラック13a,13bとを、上下回動自在に軸支した前・後ラック支持軸13c,13dへ軸支した前・後アーム13m,13nと、モータ30のモータ軸30aへ軸支した軸アーム30bとは、図11で示す如くワイヤー30cを設けて接続させた構成である。このワイヤー30cのインナーワイヤー30eの一方側の端部は、前アーム13mと接続させると共に、アウターワイヤー30dの一方側の端部は、後アーム13nと接続させた構成である。前アーム13mには、スプリング9bを設けた構成である。
これにより、一個の前記モータ30の回転駆動により、前・後ストローラック13a,13bを同時に上下回動することができる。又、構成が簡単となり、コスト低減を図ることができる。
前記選別装置9の第二選別部11の各ストローラック11aを上下回動自在に軸支したラック支持軸11bの軸端部へ軸支して設けたアーム11eには、図12、及び図13で示す如くスプリング31bを設けると共に、この各ストローラック11a上を移送される脱穀処理物が、通常の移送量状態の時に、各ストローラック11aの傾斜角度を所定の急傾斜角度に保持する支持ピン31aを設け、この支持ピン31aでアーム11eを受けて、各ストローラック11aを所定の急傾斜角度に保持させて、流れを悪くした構成である。
又、前記各ストローラック11a上を移送される脱穀処理物が、多量になると、スプリング31bが伸びて、各ストローラック11aの傾斜角度が緩い傾斜角度になり、移送される脱穀処理物は、選別装置9の移送終端部側(A)へ早く移送される構成である。
これにより、前記選別装置9の各ストローラック11a上を移送される脱穀処理物の移送量により、この各ストローラック11aは、スプリング31bにより、自動で上下回動されることにより、藁屑の機外への排出が早くなると共に、良好になる。これにより、二番還元量の減少、及び選別性能の向上を図ることができる。
前記選別装置9の第一選別部11の各ストローラック11aを軸支したラック支持軸11bに設けたアーム11eには、図12〜図14で示す如く挿入孔31cを設け、後述する二番選別装置15部等をメンテナンスを行うときには、支持ピン31aを抜き取り、各ストローラック11aを上方へ手動回動操作した後に、この支持ピン31aをアーム11eの挿入孔31cへ挿入して、各ストローラック11aを、上方へ回動状態で固定する。その後に、選別装置9の移送終端部側(A)部より、二番選別装置15部等のメンテナンスを行う構成である。
これにより、前記支持ピン31aの差し換えにより、二番選別装置15部のメンテナンスが容易である。又、簡単な構成で各ストローラック11aの回動、及び支持ができる。
前記選別装置9の下側前部には、送風機8を設け、この送風機8から発生する起風を送風して、選別装置9から落下する落下物を穀粒と、藁屑、塵埃、及び稈切等とに風選別する構成である。
前記選別装置9で揺動選別され、送風機8で風選別された穀粒は、一番選別装置14の一番選別棚14d上で再度選別されて、一番移送受樋14a内へ供給され、この一番移送受樋14aへ軸支内装した一番移送螺旋14bにより、いずれか一方側、例えば、右外側へ設けた揚穀装置16内へ移送供給されて、この揚穀装置16へ回転自在に軸支内装した一番揚穀螺旋16aで引継ぎされて、上方へ揚送され、穀粒貯留タンク19内へ供給されて、一時貯留される構成である。
前記一番選別装置14の後側には、図1、及び図7で示す如く選別装置9等より、落下する二番物を受ける二番選別装置15の二番移送受樋15aを設けた構成である。この二番移送受樋15a内には、二番移送螺旋15bを回転自在に軸支した構成である。この二番移送螺旋15bにより、いずれか一方側、例えば、右外側へ設けた二番還元揚送装置17内へ移送供給されて、この二番還元揚送装置17内へ回転自在に軸支内装した二番還元螺旋17aで、二番物を再脱穀処理する二番処理室6内へ揚送還元する構成である。
前記選別装置9の移送終端部の上側には、図1、及び図7で示す如く吸引ファン18を設けた構成である。この吸引ファン18により、選別装置9上で揺動移送中に選別された藁屑、塵埃、及び稈切等を吸引して、機外へ排出する構成である。
前記穀粒貯留タンク19内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク19の後側には、図10で示す如く縦移送螺旋32aを内装した排出支持筒32を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒32の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋33aを伸縮自在に内装した排出オーガ33を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
脱穀機の一部の拡大側面図 揺動選別装置の一部の拡大側面斜視図 揺動選別装置の前・後ストローラックの緩い傾斜角時の拡大側面斜視図 揺動選別装置の前・後ストローラックの急傾斜角時の拡大側面斜視図 揺動選別装置の前・後ストローラックの急傾斜角時と、緩い傾斜角時の拡大 側面斜視図 揺動選別装置の前・後ストローラックの緩い傾斜角時と、急傾斜角時の拡大 側面斜視図 脱穀機の全体拡大側面図 脱穀機の全体拡大平面図 ブロック図 コンバインの左側部の全体側面図 他の実施例を示す図で、揺動選別装置の一部の拡大側面斜視図 他の実施例を示す図で、揺動選別装置のストローラックの緩い傾斜角時の 拡大側面斜視図 他の実施例を示す図で、揺動選別装置のストローラックの急傾斜角時の拡 大側面斜視図 他の実施例を示す図で、揺動選別装置のストローラックのメンテナンス時 の拡大側面斜視図
符号の説明
3 脱穀機
4 脱穀室
5 排塵処理室
6 二番処理室
9 選別装置
10 第一選別部
11 第二選別部
11a ストローラック
11b ラック支持軸
13a 前ストローラック
13b 後ストローラック
13c 前ラック支持軸
13d 後ラック支持軸
イ 回動中心
ロ 回動中心
ハ 回動中心
A 移送終端部側

Claims (6)

  1. 脱穀済みの脱穀処理物の供給を受けて揺動移送しながら揺動選別する選別装置9の第一選別部10と、更に、これを引継ぎして揺動移送しながら揺動選別する第二選別部11には、左右方向に所定間隔で、所定長さの復数個のストローラック11a等とを設けた脱穀機において、前記第二選別部11の各ストローラック11aは、前後方向の略中間部をラック支持軸11bで軸支して設けたことを特徴とする脱穀機の揺動選別装置。
  2. 前記各ストローラック11aは、ラック支持軸11bを回動支点(イ)として、上下回動すべく設けたことを特徴とする請求項1に記載の脱穀機の揺動選別装置。
  3. 穀稈を脱穀する脱穀機3の脱穀室4の横側後部には、排塵物を再脱穀処理する排塵処理室5を設けると共に、横側前部には、二番物を再脱穀処理する二番処理室6を設けた構成において、該二番処理室6へ還元供給される二番物が多量であると検出に基づいて、選別装置9の移送終端部側(A)へ移送される脱穀処理物の流れが良好になる角度に各ストローラック11aを調節すべく設けると共に、二番処理室6へ還元供給される二番物が少量であると検出に基づいて、選別装置9の移送終端部側(A)へ移送される脱穀処理物の流れが悪くなる角度に各ストローラック11aを調節すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の脱穀機の揺動選別装置。
  4. 前記ストローラック11aは、前ストローラック13aと、後ストローラック13bとに分割して、該前ストローラック13aは、前ラック支持軸13cで軸支すると共に、後ストローラック13bは、後ラック支持軸13dで軸支して設けたことを特徴とする請求項1に記載の脱穀機の揺動選別装置。
  5. 前記各前・後ストローラック13a,13bは、個別に前・後ラック支持軸13c,13dを回動支点(ロ),(ハ)として、独立して上下回動自在に設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項4に記載の脱穀機の揺動選別装置。
  6. 前記二番処理室6へ還元供給される二番物が多量であると検出に基づいて、選別装置9の移送終端部側(A)へ移送される脱穀処理物の流れが良好になる角度に各前・後ストローラック13a,13bを調節すべく設けると共に、二番処理室6へ還元供給される二番物が少量であると検出に基づいて、選別装置9の移送終端部側(A)へ移送される脱穀処理物の流れが悪くなる角度に各前・後ストローラック13a,13bを調節すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項4、又は請求項5に記載の脱穀機の揺動選別装置。
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