JPH0928831A - ソリッドゴルフボール - Google Patents
ソリッドゴルフボールInfo
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- JPH0928831A JPH0928831A JP7201756A JP20175695A JPH0928831A JP H0928831 A JPH0928831 A JP H0928831A JP 7201756 A JP7201756 A JP 7201756A JP 20175695 A JP20175695 A JP 20175695A JP H0928831 A JPH0928831 A JP H0928831A
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- JP
- Japan
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- core
- hardness
- cover
- golf ball
- solid golf
- Prior art date
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/36—Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/005—Cores
- A63B37/006—Physical properties
- A63B37/0062—Hardness
- A63B37/00621—Centre hardness
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
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- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/0023—Covers
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
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- A63B37/0023—Covers
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-
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- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
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-
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- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
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- A63B37/0072—Characteristics of the ball as a whole with a specified number of layers
- A63B37/0074—Two piece balls, i.e. cover and core
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 打球時のフィーリングおよびコントロール性
が良好で、かつ飛行性能および耐久性が優れたソリッド
ゴルフボールを提供する。 【構成】 コアとカバーを有するソリッドゴルフボール
において、コアの直径を３６．７ｍｍ以下、硬度をＪＩ
Ｓ−Ｃ硬度で５０〜８０にし、カバーの厚みを３〜５ｍ
ｍ、硬度をショアーＤ硬度で５０〜６０にする。上記コ
アは、硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度でコアの中心から表面まで
のいずれの箇所においてもコアの中心値に対して±５以
内であることが好ましい。
が良好で、かつ飛行性能および耐久性が優れたソリッド
ゴルフボールを提供する。 【構成】 コアとカバーを有するソリッドゴルフボール
において、コアの直径を３６．７ｍｍ以下、硬度をＪＩ
Ｓ−Ｃ硬度で５０〜８０にし、カバーの厚みを３〜５ｍ
ｍ、硬度をショアーＤ硬度で５０〜６０にする。上記コ
アは、硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度でコアの中心から表面まで
のいずれの箇所においてもコアの中心値に対して±５以
内であることが好ましい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コアとカバーを有
するソリッドゴルフボールに関し、さらに詳しくは、打
球時のフィーリングおよびコントロール性が良好で、か
つ飛行性能および耐久性が優れたソリッドゴルフボール
に関するものである。
するソリッドゴルフボールに関し、さらに詳しくは、打
球時のフィーリングおよびコントロール性が良好で、か
つ飛行性能および耐久性が優れたソリッドゴルフボール
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ツーピースソリッドゴルフボールは、飛
距離が大きく、かつ耐久性が優れていることから、特に
アマチュアゴルファーを中心に多くのゴルファーに使用
されている。
距離が大きく、かつ耐久性が優れていることから、特に
アマチュアゴルファーを中心に多くのゴルファーに使用
されている。
【０００３】しかしながら、ツーピースソリッドゴルフ
ボールは、糸巻きゴルフボールに比べて打球時のフィー
リング（感触）が硬くて悪く、また球離れが速いためコ
ントロール性が悪いという欠点がある。そのため、ツー
ピースソリッドゴルフボールは、フィーリングやコント
ロール性を重視するプロゴルファーや上級ゴルファーに
は敬遠されがちである。
ボールは、糸巻きゴルフボールに比べて打球時のフィー
リング（感触）が硬くて悪く、また球離れが速いためコ
ントロール性が悪いという欠点がある。そのため、ツー
ピースソリッドゴルフボールは、フィーリングやコント
ロール性を重視するプロゴルファーや上級ゴルファーに
は敬遠されがちである。
【０００４】そこで、ソリッドゴルフボールにおいて
も、糸巻きゴルフボールに近いフィーリングを得るた
め、いわゆるソフトタイプ（軟らかいタイプ）のツーピ
ースソリッドゴルフボールが提案されている。
も、糸巻きゴルフボールに近いフィーリングを得るた
め、いわゆるソフトタイプ（軟らかいタイプ）のツーピ
ースソリッドゴルフボールが提案されている。
【０００５】しかしながら、ソフトタイプのツーピース
ソリッドゴルフボールを得るには、軟らかいコアを使用
する必要があり、そのような軟らかいコアの使用によっ
て、ボールの反撥性能が低下して飛距離が低下すると共
に耐久性も低下して、ツーピースソリッドゴルフボール
の特徴である優れた飛行性能および耐久性が損なわれて
しまうという問題がある。
ソリッドゴルフボールを得るには、軟らかいコアを使用
する必要があり、そのような軟らかいコアの使用によっ
て、ボールの反撥性能が低下して飛距離が低下すると共
に耐久性も低下して、ツーピースソリッドゴルフボール
の特徴である優れた飛行性能および耐久性が損なわれて
しまうという問題がある。
【０００６】また、ゴルフボールのコントロール性は、
ドライバー（ウッド１番クラブ）ショットでは球離れが
遅くてコントロールしやすく、アプローチショットでは
良くスピンがかかることが理想と言える。しかし、コア
を軟らかくすると、スピン量が減少するため、コントロ
ール性が低下する場合もある。
ドライバー（ウッド１番クラブ）ショットでは球離れが
遅くてコントロールしやすく、アプローチショットでは
良くスピンがかかることが理想と言える。しかし、コア
を軟らかくすると、スピン量が減少するため、コントロ
ール性が低下する場合もある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のソリッドゴルフボールが持っていた問題点を解
決し、ソリッドゴルフボールの特徴である優れた飛行性
能と耐久性を低下させることなく、打球時のフィーリン
グおよびコントロール性を向上させたソリッドゴルフボ
ールを提供することを目的とする。
な従来のソリッドゴルフボールが持っていた問題点を解
決し、ソリッドゴルフボールの特徴である優れた飛行性
能と耐久性を低下させることなく、打球時のフィーリン
グおよびコントロール性を向上させたソリッドゴルフボ
ールを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究を重ねた結果、コアの直径、コ
アの硬度、カバーの厚みおよびカバーの硬度を特定範囲
に設定することにより、打球時のフィーリングとコント
ロール性を向上させるためにコアやカバーを比較的軟ら
かく形成しても、飛行性能を低下させることなく、打球
時のフィーリングとコントロール性を向上させ、かつ耐
久性についてもさらに向上させることができることを見
出し、それに基づいて本発明を完成するにいたった。
を達成するため鋭意研究を重ねた結果、コアの直径、コ
アの硬度、カバーの厚みおよびカバーの硬度を特定範囲
に設定することにより、打球時のフィーリングとコント
ロール性を向上させるためにコアやカバーを比較的軟ら
かく形成しても、飛行性能を低下させることなく、打球
時のフィーリングとコントロール性を向上させ、かつ耐
久性についてもさらに向上させることができることを見
出し、それに基づいて本発明を完成するにいたった。
【０００９】すなわち、本発明は、コアとカバーを有す
るソリッドゴルフボールであって、コアの直径が３６．
７ｍｍ以下で、硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度で５０〜８０であ
り、カバーの厚みが３〜５ｍｍで、硬度がショアーＤ硬
度で５０〜６０であることを特徴とするソリッドゴルフ
ボールである。
るソリッドゴルフボールであって、コアの直径が３６．
７ｍｍ以下で、硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度で５０〜８０であ
り、カバーの厚みが３〜５ｍｍで、硬度がショアーＤ硬
度で５０〜６０であることを特徴とするソリッドゴルフ
ボールである。
【００１０】そして、本発明をより好適に実施するに
は、コアの硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度でコアの中心から表面
までのいずれの箇所においてもコアの中心値に対して±
５以内になるようにすることが好ましい。
は、コアの硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度でコアの中心から表面
までのいずれの箇所においてもコアの中心値に対して±
５以内になるようにすることが好ましい。
【００１１】以下、本発明の構成とその役割などについ
て詳しく説明すると、本発明においては、コアの直径を
３６．７ｍｍ以下にする。これはコアの直径が３６．７
ｍｍより大きくなると、カバーが薄くなって従来のツー
ピースソリッドボールなどと性能の差が出にくくなるか
らである。ただし、コアの直径が小さくなりすぎると、
それに応じカバーが厚くなり、そのため、打球時のフィ
ーリングが硬くなって、フィーリングの充分な向上が得
られなくなるので、コアの直径としては３４．７〜３
６．７ｍｍであることが好ましい。
て詳しく説明すると、本発明においては、コアの直径を
３６．７ｍｍ以下にする。これはコアの直径が３６．７
ｍｍより大きくなると、カバーが薄くなって従来のツー
ピースソリッドボールなどと性能の差が出にくくなるか
らである。ただし、コアの直径が小さくなりすぎると、
それに応じカバーが厚くなり、そのため、打球時のフィ
ーリングが硬くなって、フィーリングの充分な向上が得
られなくなるので、コアの直径としては３４．７〜３
６．７ｍｍであることが好ましい。
【００１２】また、本発明において、コアの硬度はＪＩ
Ｓ−Ｃ硬度で５０〜８０であり、特に６０〜７５である
ことが好ましい。コアの硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度で５０よ
り低い場合は、コアが軟らかくなりすぎて、ボールの反
撥性能が低下し、その結果、ボールの飛距離が低下す
る。また、コアの硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度で８０より高く
なると、打球時のフィーリングが硬くなって悪くなる。
さらに、コアの硬度はＪＩＳ−Ｃ硬度でコアの中心から
表面までのいずれの箇所においてもコアの中心値に対し
て±５以内にあることが好ましい。つまり、このような
硬度差の少ないコアの方がより反撥性能の高いゴルフボ
ールが得られやすいからである。なお、ＪＩＳ−Ｃ硬度
とは、ＪＩＳ−Ｃ型硬度計で測定した硬度をいう。
Ｓ−Ｃ硬度で５０〜８０であり、特に６０〜７５である
ことが好ましい。コアの硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度で５０よ
り低い場合は、コアが軟らかくなりすぎて、ボールの反
撥性能が低下し、その結果、ボールの飛距離が低下す
る。また、コアの硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度で８０より高く
なると、打球時のフィーリングが硬くなって悪くなる。
さらに、コアの硬度はＪＩＳ−Ｃ硬度でコアの中心から
表面までのいずれの箇所においてもコアの中心値に対し
て±５以内にあることが好ましい。つまり、このような
硬度差の少ないコアの方がより反撥性能の高いゴルフボ
ールが得られやすいからである。なお、ＪＩＳ−Ｃ硬度
とは、ＪＩＳ−Ｃ型硬度計で測定した硬度をいう。
【００１３】上記コアはゴム組成物の加硫（架橋）成形
物からなるが、そのコア用ゴム組成物としては、ハイシ
スポリブタジエンなどの基材ゴム、アクリル酸亜鉛、メ
タクリル酸亜鉛などのα，β−不飽和カルボン酸の金属
塩、有機過酸化物、有機硫黄化合物および／または金属
含有有機硫黄化合物、充填剤などを含有するものが好適
に用いられる。
物からなるが、そのコア用ゴム組成物としては、ハイシ
スポリブタジエンなどの基材ゴム、アクリル酸亜鉛、メ
タクリル酸亜鉛などのα，β−不飽和カルボン酸の金属
塩、有機過酸化物、有機硫黄化合物および／または金属
含有有機硫黄化合物、充填剤などを含有するものが好適
に用いられる。
【００１４】上記コア用ゴム組成物の基材ゴムとして
は、上記例示のハイシスポリブタジエンが好適である
が、それ以外にも、たとえば上記ハイシスポリブタジエ
ンに天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエ
ンゴムなどをブレンド（混合）したものであってもよ
い。
は、上記例示のハイシスポリブタジエンが好適である
が、それ以外にも、たとえば上記ハイシスポリブタジエ
ンに天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエ
ンゴムなどをブレンド（混合）したものであってもよ
い。
【００１５】上記α，β−不飽和カルボン酸の金属塩は
ゴムを架橋する作用をするものであり、このα，β−不
飽和カルボン酸としては、たとえばアクリル酸、メタク
リル酸などのα，β−不飽和カルボン酸の亜鉛塩、マグ
ネシウム塩などが用いられる。そして、このコア用ゴム
組成物におけるα，β−不飽和カルボン酸の金属塩の配
合量としては特に限定されるものではないが、基材ゴム
１００重量部に対してα，β−不飽和カルボン酸の金属
塩が１５〜３０重量部であることが好ましい。
ゴムを架橋する作用をするものであり、このα，β−不
飽和カルボン酸としては、たとえばアクリル酸、メタク
リル酸などのα，β−不飽和カルボン酸の亜鉛塩、マグ
ネシウム塩などが用いられる。そして、このコア用ゴム
組成物におけるα，β−不飽和カルボン酸の金属塩の配
合量としては特に限定されるものではないが、基材ゴム
１００重量部に対してα，β−不飽和カルボン酸の金属
塩が１５〜３０重量部であることが好ましい。
【００１６】有機過酸化物はゴムを架橋する際の開始剤
として作用するものであり、この有機過酸化物として
は、たとえばジクミルパーオキサイド、１，１−ビス
（ｔ−ブチルパーオキシ）−３，３，５−トリメチルシ
クロヘキサン、２，５−ジメチル−２，５−ジ（ｔ−ブ
チルパーオキシヘキサン）、ジ−ｔ−ブチルパーオキサ
イドなどが用いられ、この有機過酸化物の配合量は特に
限定されるものではないが、基材ゴム１００重量部に対
して有機過酸化物が０．５〜３重量部であることが好ま
しい。
として作用するものであり、この有機過酸化物として
は、たとえばジクミルパーオキサイド、１，１−ビス
（ｔ−ブチルパーオキシ）−３，３，５−トリメチルシ
クロヘキサン、２，５−ジメチル−２，５−ジ（ｔ−ブ
チルパーオキシヘキサン）、ジ−ｔ−ブチルパーオキサ
イドなどが用いられ、この有機過酸化物の配合量は特に
限定されるものではないが、基材ゴム１００重量部に対
して有機過酸化物が０．５〜３重量部であることが好ま
しい。
【００１７】有機硫黄化合物や金属含有有機硫黄化合物
はゴムの素練りを促進し、コアが軟らかいところでの反
撥性能を高める作用をするが、この有機硫黄化合物とし
ては、たとえばジキシリルジスルフィド、ジフェニルジ
スルフィド、ペンタクロロチオフェノール、チオ安息香
酸、モルホリンジスルフィドなどが用いられ、また金属
含有有機硫黄化合物としては、たとえばチオフェノール
類、チオカルボン酸類などの亜鉛塩などが用いられ、こ
れら有機硫黄化合物と金属含有有機硫黄化合物はそれぞ
れ単独で用いることができるし、また両者を併用するこ
ともできる。これら有機硫黄化合物や金属含有有機硫黄
化合物の配合量は特に限定されるものではないが、それ
ぞれを単独で用いる場合、有機硫黄化合物は基材ゴム１
００重量部に対して０．３〜２．３重量部であることが
好ましく、金属含有有機硫黄化合物は基材ゴム１００重
量部に対して０．３〜２．３重量部であることが好まし
く、両者を併用する場合は、基材ゴム１００重量部に対
して両者の総量で０．３〜２．３重量部であることが好
ましい。
はゴムの素練りを促進し、コアが軟らかいところでの反
撥性能を高める作用をするが、この有機硫黄化合物とし
ては、たとえばジキシリルジスルフィド、ジフェニルジ
スルフィド、ペンタクロロチオフェノール、チオ安息香
酸、モルホリンジスルフィドなどが用いられ、また金属
含有有機硫黄化合物としては、たとえばチオフェノール
類、チオカルボン酸類などの亜鉛塩などが用いられ、こ
れら有機硫黄化合物と金属含有有機硫黄化合物はそれぞ
れ単独で用いることができるし、また両者を併用するこ
ともできる。これら有機硫黄化合物や金属含有有機硫黄
化合物の配合量は特に限定されるものではないが、それ
ぞれを単独で用いる場合、有機硫黄化合物は基材ゴム１
００重量部に対して０．３〜２．３重量部であることが
好ましく、金属含有有機硫黄化合物は基材ゴム１００重
量部に対して０．３〜２．３重量部であることが好まし
く、両者を併用する場合は、基材ゴム１００重量部に対
して両者の総量で０．３〜２．３重量部であることが好
ましい。
【００１８】充填剤としては、たとえば酸化亜鉛、硫酸
バリウム、炭酸カルシウムなどが用いられ、この充填剤
の配合量としては特に限定されるものではないが、基材
ゴム１００重量部に対して充填剤が２０〜４０重量部で
あることが好ましい。
バリウム、炭酸カルシウムなどが用いられ、この充填剤
の配合量としては特に限定されるものではないが、基材
ゴム１００重量部に対して充填剤が２０〜４０重量部で
あることが好ましい。
【００１９】コアは上記コア用ゴム組成物を球状に加硫
（架橋）成形することによって得られる。その加硫成形
にあたっては、たとえばプレス成形が採用され、このプ
レス成形による場合、上記コア用ゴム組成物を金型に充
填し、加圧下で通常１４０〜１８０℃で１０〜６０分間
加熱することによって行われる。また、この加硫成形時
の加熱は二段階以上に分けて行ってもよい。
（架橋）成形することによって得られる。その加硫成形
にあたっては、たとえばプレス成形が採用され、このプ
レス成形による場合、上記コア用ゴム組成物を金型に充
填し、加圧下で通常１４０〜１８０℃で１０〜６０分間
加熱することによって行われる。また、この加硫成形時
の加熱は二段階以上に分けて行ってもよい。
【００２０】また、本発明において、カバーの厚みは３
〜５ｍｍであり、好ましくは３〜４ｍｍである。カバー
が５ｍｍより厚くなると打球時のフィーリングが硬くな
って悪くなり、カバーが３ｍｍより薄くなると、これま
でのゴルフボールに対して特徴がなくなってしまう。
〜５ｍｍであり、好ましくは３〜４ｍｍである。カバー
が５ｍｍより厚くなると打球時のフィーリングが硬くな
って悪くなり、カバーが３ｍｍより薄くなると、これま
でのゴルフボールに対して特徴がなくなってしまう。
【００２１】そして、本発明において、カバーの硬度は
ショアーＤ硬度で５０〜６０であり、好ましくは５３〜
５７である。カバーの硬度がショアーＤ硬度で６０より
高くなると、打球時のフィーリングが硬くなって悪くな
り、またカバーの硬度がショアーＤ硬度で５０より低く
なると、ボールの反撥性能が低下して、飛距離などが低
下する。
ショアーＤ硬度で５０〜６０であり、好ましくは５３〜
５７である。カバーの硬度がショアーＤ硬度で６０より
高くなると、打球時のフィーリングが硬くなって悪くな
り、またカバーの硬度がショアーＤ硬度で５０より低く
なると、ボールの反撥性能が低下して、飛距離などが低
下する。
【００２２】カバーは、通常、アイオノマー樹脂を主材
とするカバー用組成物から形成される。上記アイオノマ
ー樹脂の具体例としては、その商品名で例示すると、た
とえば三井デュポンポリケミカル（株）から市販されて
いるアイオノマー樹脂として、ハイミラン１６０５（Ｎ
ａ）、ハイミラン１７０７（Ｎａ）、ハイミランＡＭ７
３１８（Ｎａ）、ハイミラン１７０６（Ｚｎ）、ハイミ
ラン１６５２（Ｚｎ）、ハイミラン１７０５（Ｚｎ）、
ハイミランＡＭ７３１５（Ｚｎ）、ハイミランＡＭ７３
１７（Ｚｎ）、ハイミランＡＭ７３１１（Ｍｇ）、ハイ
ミランＭＫ７３２０（Ｋ）や、三元共重合体系アイオノ
マー樹脂としてのハイミラン１８５６（Ｎａ）、ハイミ
ラン１８５５（Ｚｎ）、ハイミランＡＭ７３１６（Ｚ
ｎ）などが挙げられる。米国デュポン社から市販されて
いるアイオノマー樹脂としては、サーリン８９２０（Ｎ
ａ）、サーリン８９４０（Ｎａ）、サーリンＡＤ８５１
２（Ｎａ）、サーリン９９１０（Ｚｎ）、サーリンＡＤ
８５１１（Ｚｎ）、サーリン７９３０（Ｌｉ）、サーリ
ン７９４０（Ｌｉ）や三元共重合体系アイオノマー樹脂
としてのサーリンＡＤ８２６５（Ｎａ）、サーリンＡＤ
８２６９（Ｎａ）などが挙げられる。エクソン化学社か
ら市販されているアイオノマー樹脂としては、アイオテ
ック７０１０（Ｚｎ）、アイオテック８０００（Ｎａ）
などが挙げられる。なお、上記アイオノマー樹脂の商品
名の後の括弧内に記載したＮａ、Ｚｎ、Ｋ、Ｌｉ、Ｍｇ
などは、それらの中和金属イオン種を示している。
とするカバー用組成物から形成される。上記アイオノマ
ー樹脂の具体例としては、その商品名で例示すると、た
とえば三井デュポンポリケミカル（株）から市販されて
いるアイオノマー樹脂として、ハイミラン１６０５（Ｎ
ａ）、ハイミラン１７０７（Ｎａ）、ハイミランＡＭ７
３１８（Ｎａ）、ハイミラン１７０６（Ｚｎ）、ハイミ
ラン１６５２（Ｚｎ）、ハイミラン１７０５（Ｚｎ）、
ハイミランＡＭ７３１５（Ｚｎ）、ハイミランＡＭ７３
１７（Ｚｎ）、ハイミランＡＭ７３１１（Ｍｇ）、ハイ
ミランＭＫ７３２０（Ｋ）や、三元共重合体系アイオノ
マー樹脂としてのハイミラン１８５６（Ｎａ）、ハイミ
ラン１８５５（Ｚｎ）、ハイミランＡＭ７３１６（Ｚ
ｎ）などが挙げられる。米国デュポン社から市販されて
いるアイオノマー樹脂としては、サーリン８９２０（Ｎ
ａ）、サーリン８９４０（Ｎａ）、サーリンＡＤ８５１
２（Ｎａ）、サーリン９９１０（Ｚｎ）、サーリンＡＤ
８５１１（Ｚｎ）、サーリン７９３０（Ｌｉ）、サーリ
ン７９４０（Ｌｉ）や三元共重合体系アイオノマー樹脂
としてのサーリンＡＤ８２６５（Ｎａ）、サーリンＡＤ
８２６９（Ｎａ）などが挙げられる。エクソン化学社か
ら市販されているアイオノマー樹脂としては、アイオテ
ック７０１０（Ｚｎ）、アイオテック８０００（Ｎａ）
などが挙げられる。なお、上記アイオノマー樹脂の商品
名の後の括弧内に記載したＮａ、Ｚｎ、Ｋ、Ｌｉ、Ｍｇ
などは、それらの中和金属イオン種を示している。
【００２３】そして、カバー用組成物には、必要に応じ
て、たとえば酸化亜鉛、硫酸バリウムなどの無機充填剤
や着色のために二酸化チタンなどの添加剤を添加するこ
とができる。
て、たとえば酸化亜鉛、硫酸バリウムなどの無機充填剤
や着色のために二酸化チタンなどの添加剤を添加するこ
とができる。
【００２４】コアにカバーを被覆する方法は、特に限定
されるものではなく、通常の方法で行うことができる。
たとえば、カバー用組成物をあらかじめ半球殻状のハー
フシェルに成形し、それを２枚用いてコアを包み、１３
０〜１７０℃で１〜１０分間加圧成形するか、または上
記カバー用組成物を直接コア上に射出成形してコアを包
み込む方法が採用される。そして、カバー成形時、必要
に応じて、ボール表面にディンプルの形成が行われ、ま
た、カバー成形後、ペイント仕上げ、スタンプなども必
要に応じて施される。
されるものではなく、通常の方法で行うことができる。
たとえば、カバー用組成物をあらかじめ半球殻状のハー
フシェルに成形し、それを２枚用いてコアを包み、１３
０〜１７０℃で１〜１０分間加圧成形するか、または上
記カバー用組成物を直接コア上に射出成形してコアを包
み込む方法が採用される。そして、カバー成形時、必要
に応じて、ボール表面にディンプルの形成が行われ、ま
た、カバー成形後、ペイント仕上げ、スタンプなども必
要に応じて施される。
【００２５】つぎに、本発明のソリッドゴルフボールの
一例を図面を参照しつつ説明する。
一例を図面を参照しつつ説明する。
【００２６】図１は本発明のソリッドゴルフボールの一
例を模式的に示す断面図であり、この図１に示すソリッ
ドゴルフボールは、ゴム組成物の加硫成形物からなるコ
ア１とそれを被覆するカバー２とからなるツーピースソ
リッドゴルフボールである。コア１はソリッドコアと呼
ばれるものであり、前記のように、コア１の直径は３
６．７ｍｍ以下で、硬度はＪＩＳ−Ｃ硬度で５０〜８０
である。そして、カバー２は厚みが３〜５ｍｍであり、
硬度はショアーＤ硬度で５０〜６０である。図１中の２
ａはディンプルであり、このディンプル２ａは、必要に
応じ、あるいは所望とする特性が得られるように、適し
た個数、態様でカバー２に設けられるものであり、ま
た、このソリッドゴルフボールには、必要に応じ、ボー
ル表面にペイントやマーキングが施される。
例を模式的に示す断面図であり、この図１に示すソリッ
ドゴルフボールは、ゴム組成物の加硫成形物からなるコ
ア１とそれを被覆するカバー２とからなるツーピースソ
リッドゴルフボールである。コア１はソリッドコアと呼
ばれるものであり、前記のように、コア１の直径は３
６．７ｍｍ以下で、硬度はＪＩＳ−Ｃ硬度で５０〜８０
である。そして、カバー２は厚みが３〜５ｍｍであり、
硬度はショアーＤ硬度で５０〜６０である。図１中の２
ａはディンプルであり、このディンプル２ａは、必要に
応じ、あるいは所望とする特性が得られるように、適し
た個数、態様でカバー２に設けられるものであり、ま
た、このソリッドゴルフボールには、必要に応じ、ボー
ル表面にペイントやマーキングが施される。
【００２７】
【発明の実施の形態】つぎに、実施例を挙げて本発明を
より具体的に説明する。ただし、本発明はそれらの実施
例のみに限定されるものではない。
より具体的に説明する。ただし、本発明はそれらの実施
例のみに限定されるものではない。
【００２８】実施例１〜４および比較例１〜６ 表１に示す配合組成でコア用組成物Ａ〜Ｆを調製した。
表１中に記載の各成分の配合量は重量部である。
表１中に記載の各成分の配合量は重量部である。
【００２９】
【表１】
【００３０】※１：商品名、日本合成ゴム（株）製、ハ
イシスポリブタジエン ※２：ヨシノックス４２５（商品名）、吉富製薬（株）
製、 ※３：商品名、大内新興化学工業（株）製、モルホリン
ジスルフィド
イシスポリブタジエン ※２：ヨシノックス４２５（商品名）、吉富製薬（株）
製、 ※３：商品名、大内新興化学工業（株）製、モルホリン
ジスルフィド
【００３１】つぎに、表２に示す配合組成でカバー用組
成物Ｉ〜Ｖを調製した。
成物Ｉ〜Ｖを調製した。
【００３２】
【表２】
【００３３】※４：ハイミラン１６０５（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製のナトリウムイオン
中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹
脂、ＭＩ（メルトインデックス）＝２．８、曲げ剛性率
＝３１０ＭＰａ、ショアーＤ硬度＝６２ ※５：ハイミラン１６５２（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製の亜鉛イオン中和エ
チレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂、Ｍ
Ｉ＝５．０、曲げ剛性率＝１６０ＭＰａ、ショアーＤ硬
度＝５７ ※６：ハイミラン１７０５（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製の亜鉛イオン中和エ
チレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂、Ｍ
Ｉ＝５．５、曲げ剛性率＝２５０ＭＰａ、ショアーＤ硬
度＝６２ ※７：ハイミラン１７０６（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製の亜鉛イオン中和エ
チレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂、Ｍ
Ｉ＝０．８、曲げ剛性率＝２６０ＭＰａ、ショアーＤ硬
度＝６１
中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹
脂、ＭＩ（メルトインデックス）＝２．８、曲げ剛性率
＝３１０ＭＰａ、ショアーＤ硬度＝６２ ※５：ハイミラン１６５２（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製の亜鉛イオン中和エ
チレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂、Ｍ
Ｉ＝５．０、曲げ剛性率＝１６０ＭＰａ、ショアーＤ硬
度＝５７ ※６：ハイミラン１７０５（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製の亜鉛イオン中和エ
チレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂、Ｍ
Ｉ＝５．５、曲げ剛性率＝２５０ＭＰａ、ショアーＤ硬
度＝６２ ※７：ハイミラン１７０６（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製の亜鉛イオン中和エ
チレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂、Ｍ
Ｉ＝０．８、曲げ剛性率＝２６０ＭＰａ、ショアーＤ硬
度＝６１
【００３４】※８：ハイミラン１８５５（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製の亜鉛イオン中和エ
チレン−ブチルアクリレート−メタクリル酸三元共重合
体系アイオノマー樹脂、ＭＩ＝１．０、曲げ剛性率＝９
０ＭＰａ、ショアーＤ硬度＝５５ ※９：ハイミラン１８５６（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製のナトリウムイオン
中和タイプのエチレン−ブチルアクリレート−メタクリ
ル酸三元共重合体系アイオノマー樹脂、ＭＩ＝１．０、
曲げ剛性率＝７０ＭＰａ、ショアーＤ硬度＝５８ ※１０：ＥＶＡ ＶＲ（商品名）、三井デュポンポリケミカル（株）製の
エチレン−酢酸ビニル共重合体
チレン−ブチルアクリレート−メタクリル酸三元共重合
体系アイオノマー樹脂、ＭＩ＝１．０、曲げ剛性率＝９
０ＭＰａ、ショアーＤ硬度＝５５ ※９：ハイミラン１８５６（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製のナトリウムイオン
中和タイプのエチレン−ブチルアクリレート−メタクリ
ル酸三元共重合体系アイオノマー樹脂、ＭＩ＝１．０、
曲げ剛性率＝７０ＭＰａ、ショアーＤ硬度＝５８ ※１０：ＥＶＡ ＶＲ（商品名）、三井デュポンポリケミカル（株）製の
エチレン−酢酸ビニル共重合体
【００３５】つぎに、前記表１に記載のコア用ゴム組成
物を表３〜５に示す加硫条件で加硫してコアを作製し、
その硬度をＪＩＳ−Ｃ型硬度計で測定した。その結果を
それぞれ表３〜５に示す。なお、実施例１〜３および比
較例１〜６ではコア用ゴム組成物の加硫を温度を変えて
二段階で行ったので、表中にもそれらの温度と時間を二
段に分けて記載している。また、コア内部の硬度の測定
は、それぞれの位置でコアを切断し、その断面の硬度を
測定することによって行った。
物を表３〜５に示す加硫条件で加硫してコアを作製し、
その硬度をＪＩＳ−Ｃ型硬度計で測定した。その結果を
それぞれ表３〜５に示す。なお、実施例１〜３および比
較例１〜６ではコア用ゴム組成物の加硫を温度を変えて
二段階で行ったので、表中にもそれらの温度と時間を二
段に分けて記載している。また、コア内部の硬度の測定
は、それぞれの位置でコアを切断し、その断面の硬度を
測定することによって行った。
【００３６】また、上記のようにして作製したコアに前
記表２に記載のカバー用組成物Ｉ〜Ｖを表３〜５に示す
組み合せで被覆して、外径４２．７ｍｍのツーピースソ
リッドゴルフボールを作製した。上記カバーの被覆は射
出成形により行った。
記表２に記載のカバー用組成物Ｉ〜Ｖを表３〜５に示す
組み合せで被覆して、外径４２．７ｍｍのツーピースソ
リッドゴルフボールを作製した。上記カバーの被覆は射
出成形により行った。
【００３７】カバーの厚み、ショアーＤ硬度をそれぞれ
表３〜５に示す。なお、カバーのショアーＤ硬度はカバ
ー用組成物から約２ｍｍ厚のシートを熱プレス成形し、
それを２３℃で２週間保存後、ＡＳＴＭ Ｄ ２２４０
に準じて測定した。
表３〜５に示す。なお、カバーのショアーＤ硬度はカバ
ー用組成物から約２ｍｍ厚のシートを熱プレス成形し、
それを２３℃で２週間保存後、ＡＳＴＭ Ｄ ２２４０
に準じて測定した。
【００３８】
【表３】
【００３９】
【表４】
【００４０】
【表５】
【００４１】得られたゴルフボールについて、ウッド１
番クラブによるスピン量および飛距離、サンドウェッジ
によるスピン量、打球時のフィーリングおよび耐久性を
調べた。それらの測定ないし評価方法は次の通りであ
る。
番クラブによるスピン量および飛距離、サンドウェッジ
によるスピン量、打球時のフィーリングおよび耐久性を
調べた。それらの測定ないし評価方法は次の通りであ
る。
【００４２】ウッド１番クラブによるスピン量：ツルー
テンパー社製スイングロボットにウッド１番クラブを取
り付け、ボールをヘッドスピード４５ｍ／ｓで打撃し、
打撃されたボールを連続写真撮影することによって求め
る。
テンパー社製スイングロボットにウッド１番クラブを取
り付け、ボールをヘッドスピード４５ｍ／ｓで打撃し、
打撃されたボールを連続写真撮影することによって求め
る。
【００４３】ウッド１番クラブによる飛距離：ツルーテ
ンパー社製スイングロボットにウッド１番クラブを取り
付け、ボールをヘッドスピード４５ｍ／ｓで打撃し、落
下点までの距離を飛距離（キャリー）として測定する。
ンパー社製スイングロボットにウッド１番クラブを取り
付け、ボールをヘッドスピード４５ｍ／ｓで打撃し、落
下点までの距離を飛距離（キャリー）として測定する。
【００４４】サンドウェッジによるスピン量：ツルーテ
ンパー社製スイングロボットにサウンドウェッジを取り
付け、ボールをヘッドスピード１９．２ｍ／ｓで打撃
し、打撃されたボールを連続写真撮影することによって
求める。
ンパー社製スイングロボットにサウンドウェッジを取り
付け、ボールをヘッドスピード１９．２ｍ／ｓで打撃
し、打撃されたボールを連続写真撮影することによって
求める。
【００４５】打球時のフィーリング：トッププロ１０人
によりボールをウッド１番クラブで実打して評価する。
評価基準は次の通りである。評価結果を表中に表示する
際も同様の記号で表示しているが、その場合は評価にあ
たった１０人のうち８人以上が同じ評価を下したことを
示している。
によりボールをウッド１番クラブで実打して評価する。
評価基準は次の通りである。評価結果を表中に表示する
際も同様の記号で表示しているが、その場合は評価にあ
たった１０人のうち８人以上が同じ評価を下したことを
示している。
【００４６】評価基準： ◎ ： 非常に良い ○ ： 良い △ ： 普通 ×Ｈ ： 硬くて悪い ×Ｓ ： 軟らかすぎて悪い
【００４７】耐久性：ツルーテンパー社製スイングロボ
ットにウッド１番クラブを取り付け、ボールをヘッドス
ピード４５ｍ／ｓで打撃し、ボールが破壊するまでの打
撃回数により評価する。
ットにウッド１番クラブを取り付け、ボールをヘッドス
ピード４５ｍ／ｓで打撃し、ボールが破壊するまでの打
撃回数により評価する。
【００４８】評価基準： ◎ ： 非常に良い ○ ： 良い △ ： 普通 × ： 悪い
【００４９】上記評価結果をそれぞれ表６〜８に示す。
【００５０】
【表６】
【００５１】
【表７】
【００５２】
【表８】
【００５３】表６に示す実施例１〜４のボール物性と表
７〜８に示す比較例１〜６のボール物性の対比から明ら
かなように、実施例１〜４は打球時のフィーリングおよ
びコントロール性が良好で、かつ飛行性能および耐久性
が優れていた。すなわち、実施例１〜４は、飛距離が２
３２．５〜２３４．１ヤードと大きく、耐久性も優れて
おり、また打球時のフィーリングが良好で、かつサンド
ウェッジやウッド１番クラブでのスピン量が多く、コン
トロール性が良好であった。
７〜８に示す比較例１〜６のボール物性の対比から明ら
かなように、実施例１〜４は打球時のフィーリングおよ
びコントロール性が良好で、かつ飛行性能および耐久性
が優れていた。すなわち、実施例１〜４は、飛距離が２
３２．５〜２３４．１ヤードと大きく、耐久性も優れて
おり、また打球時のフィーリングが良好で、かつサンド
ウェッジやウッド１番クラブでのスピン量が多く、コン
トロール性が良好であった。
【００５４】このように、本発明の実施例１〜４は、打
球時のフィーリングとコントロール性を良くするため、
表３に示すように、コアを軟らかくし、かつカバーの硬
度を低くしているが、飛距離の低下がなく、打球時のフ
ィーリングおよびコントロール性が良好で、かつ飛行性
能が優れており、また耐久性も優れていた。
球時のフィーリングとコントロール性を良くするため、
表３に示すように、コアを軟らかくし、かつカバーの硬
度を低くしているが、飛距離の低下がなく、打球時のフ
ィーリングおよびコントロール性が良好で、かつ飛行性
能が優れており、また耐久性も優れていた。
【００５５】これに対し、比較例１はカバーの硬度が高
いためスピン量が少なく、したがってコントロール性が
悪く、比較例２はカバーの硬度が低すぎるために飛距離
が低下していた。
いためスピン量が少なく、したがってコントロール性が
悪く、比較例２はカバーの硬度が低すぎるために飛距離
が低下していた。
【００５６】また、比較例３はコアが硬いために、飛距
離は大きいものの、打球時のフィーリングが硬くて悪か
った。比較例４はコアが軟らかすぎるために、飛距離が
小さく、また打球時のフィーリングも軟らかすぎてかえ
って悪くなっていた。
離は大きいものの、打球時のフィーリングが硬くて悪か
った。比較例４はコアが軟らかすぎるために、飛距離が
小さく、また打球時のフィーリングも軟らかすぎてかえ
って悪くなっていた。
【００５７】比較例５はコアが小さく、カバーが厚すぎ
るため、打球時のフィーリングが硬くて悪かった。ま
た、比較例６はコアが大きく、カバーが薄すぎるため、
スピン量があまり大きくならず、コントロール性の充分
な向上が得られなかった。
るため、打球時のフィーリングが硬くて悪かった。ま
た、比較例６はコアが大きく、カバーが薄すぎるため、
スピン量があまり大きくならず、コントロール性の充分
な向上が得られなかった。
【００５８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、打球
時のフィーリングおよびコントロール性が良好で、かつ
飛行性能および耐久性が優れたソリッドゴルフボールを
提供することができた。
時のフィーリングおよびコントロール性が良好で、かつ
飛行性能および耐久性が優れたソリッドゴルフボールを
提供することができた。
【図１】本発明のソリッドゴルフボールの一例を模式的
に示す断面図である。
に示す断面図である。
１ コア ２ カバー
Claims (3)
- 【請求項１】 コアとカバーを有するソリッドゴルフボ
ールにおいて、上記コアの直径が３６．７ｍｍ以下で、
硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度で５０〜８０であり、上記カバー
の厚みが３〜５ｍｍで、硬度がショアーＤ硬度で５０〜
６０であることを特徴とするソリッドゴルフボール。 - 【請求項２】 上記コアが、基材ゴムと、不飽和カルボ
ン酸の金属塩と、有機過酸化物と、有機硫黄化合物およ
び／または金属含有有機硫黄化合物と、充填剤とを含有
するゴム組成物の加硫成形物からなる請求項１記載のソ
リッドゴルフボール。 - 【請求項３】 上記コアの硬度が、ＪＩＳ−Ｃ硬度でコ
アの中心値に対してコアの中心から表面までのいずれの
箇所においても±５以内である請求項１または請求項２
記載のソリッドゴルフボール。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7201756A JPH0928831A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | ソリッドゴルフボール |
| US08/679,308 US5816944A (en) | 1995-07-13 | 1996-07-12 | Solid golf ball |
| AU59481/96A AU701944B2 (en) | 1995-07-13 | 1996-07-12 | Solid golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7201756A JPH0928831A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | ソリッドゴルフボール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0928831A true JPH0928831A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16446424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7201756A Pending JPH0928831A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | ソリッドゴルフボール |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5816944A (ja) |
| JP (1) | JPH0928831A (ja) |
| AU (1) | AU701944B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6659887B2 (en) | 2000-06-28 | 2003-12-09 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
| JP2011005256A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Acushnet Co | 硬度が変化する特別領域を具備する単一層コアを有するゴルフボール |
Families Citing this family (73)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US6486261B1 (en) * | 1998-12-24 | 2002-11-26 | Acushnet Company | Thin-layer-covered golf ball with improved velocity |
| US6812317B2 (en) * | 1997-05-27 | 2004-11-02 | Acushnet Company | Wound golf ball having cast polyurethane cover |
| US6849006B2 (en) | 1997-05-27 | 2005-02-01 | Acushnet Company | Thin, thermoset, polyurethane-covered golf ball with a dual core |
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| US6465578B1 (en) | 1998-12-24 | 2002-10-15 | Acushnet Company | Low compression, resilient golf balls including an organosulfur catalyst and method for making same |
| US6913547B2 (en) | 1997-05-27 | 2005-07-05 | Acushnet Company | Thin-layer-covered multilayer golf ball |
| US7247676B2 (en) * | 1997-05-27 | 2007-07-24 | Acushnet Company | For golf balls with non-ionomer casing layer |
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| US6417278B1 (en) | 1998-03-26 | 2002-07-09 | Acushnet Company | Low compression, resilient golf balls including a cis-to-trans catalyst and method for making same |
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| JP4260293B2 (ja) * | 1998-09-18 | 2009-04-30 | Ｓｒｉスポーツ株式会社 | マルチピースゴルフボール |
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