JPH09287124A - 可撓性ボックスカルバート - Google Patents
可撓性ボックスカルバートInfo
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- JPH09287124A JPH09287124A JP8101026A JP10102696A JPH09287124A JP H09287124 A JPH09287124 A JP H09287124A JP 8101026 A JP8101026 A JP 8101026A JP 10102696 A JP10102696 A JP 10102696A JP H09287124 A JPH09287124 A JP H09287124A
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- steel plate
- box culvert
- unit box
- outer peripheral
- culverts
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
撓性止水部材の引張破壊を防止する。 【解決手段】 2個の単位ボックスカルバートの接合端
面を伸縮可能な可撓性止水部材で接続するとともに、接
続部の外周面に帯状鋼板(カラー)を周回させて1個の
ボックスカルバートとする可撓性ボックスカルバートに
おいて、帯状鋼板としてZ形に屈曲したZ形鋼板を使用
し、該Z形鋼板の内側部を一方の単位ボックスカルバー
トの端部外周面に固定し、該Z形鋼板の外側部と他方の
単位ボックスカルバートの端部外周面との間隙を止水性
弾性体で封鎖する。
Description
して水路、地下道あるいは共同溝などとして地中に敷設
されるボックスカルバートの中間に設置して各ボックス
カルバートの相対変位を吸収するための可撓性ボックス
カルバートに関するものである。
れるボックスカルバートの継手部は地盤の不同沈下など
による相対変位に追従自在な構造とする必要があり、こ
れを解決するため、本出願人は、2個の単位ボックスカ
ルバートの接合端面を伸縮可能な可撓性止水部材で接続
し、その接続部の外周面に帯状鋼板(カラー)を周回さ
せて1個のボックスカルバートとした構造の可撓性ボッ
クスカルバートを特開昭63−110327号、特開平
2−164949号などで提案している。
カルバートにおいては、帯状鋼板としてフラットな鋼板
を使用し、この鋼板により両単位ボックスカルバートの
接合端面の鉛直方向や管路に直交する水平方向の相対変
位を抑制し、可撓性止水部材を保護している。
対変位が余り大きくなく、可撓性止水部材の変形により
単位ボックスカルバート間の相対変位を吸収することが
できる間は非常に有効である。
は短時間ではあるが衝撃的な強大な力が加わり、鉛直方
向や管路に直交する水平方向にも設計値以上の大きな相
対変位を生ずることが予想される。かかる大きな相対変
位が生ずると、上記の可撓性ボックスカルバートでは、
帯状鋼板は多少変形するだけでは抵抗し得なくなり、つ
いには脱落し、相対変位は直接可撓性止水部材に影響し
て可撓性止水部材は相対変位を吸収することができなく
なって破損し、ボックスカルバートとしての機能が損な
われることになる。
で、両単位ボックスカルバートの接続部の外周面に周回
して設ける帯状鋼板として段差を持つZ形鋼板を使用
し、Z形鋼板の外側部と単位ボックスカルバートの端部
外周面との間隙を止水性弾性体で封鎖することにより、
単位ボックスカルバート間の相対変位、特に鉛直方向や
管路に直交する水平方向の相対変位を良好に吸収して、
帯状鋼板の変形や脱落を起こすことなく、可撓性止水部
材に悪影響を及ぼすことのない可撓性ボックスカルバー
トを提案するものである。
ボックスカルバートの接合端面を伸縮可能な可撓性止水
部材で接続するとともに、接続部の外周面に帯状鋼板
(カラー)を周回させて1個のボックスカルバートとす
る可撓性ボックスカルバートにおいて、帯状鋼板として
Z形に屈曲したZ形鋼板を使用し、該Z形鋼板の内側部
を一方の単位ボックスカルバートの端部外周面に固定
し、該Z形鋼板の外側部と他方の単位ボックスカルバー
トの端部外周面との間隙を止水性弾性体で封鎖してなる
ことを特徴とする可撓性ボックスカルバート。」であ
る。
段差を持たせたZ形鋼板を使用し、Z形鋼板の内側部を
一方の単位ボックスカルバートの端部外周面に固定し、
外側部と他方の単位ボックスカルバートの端部外周面と
の間隙を止水性弾性体で封鎖して、両単位ボックスカル
バート間の相対変位をある程度許容して接合してある点
である。実際に生起する相対変位が設計時の許容の範囲
であれば、Z形鋼板は変形や脱落することはなく、可撓
性止水部材は相対変位により悪影響を受けることはな
い。
ては、屈曲鋼板の設置により鉛直方向や管路に直交する
水平方向の相対変位は良好に吸収されるが、管路方向の
相対変位は殆どが可撓性止水部材により吸収されるの
で、管路方向の相対変位が大きくなると可撓性止水部材
に悪影響を与え、破損することが懸念される。
ための連結材を挿通するために穿孔されている挿通孔お
よび連結作業用切欠き部を利用して、両単位ボックスカ
ルバートを連結材で連結し、両単位ボックスカルバート
の相対変位(主として管路方向の)を一定限度までは許
容するが、それ以上の相対変位は許容しない構造を併せ
て採用するのが好ましい。
明の実施の形態について説明する。
の1例を示し(a)は立面図、(b)は(a)のB−B
断面図である。
で連結する方式を併用した場合の例を示し、(a)、
(b)ともに挿通孔に沿った縦断面図である。
る。
単位ボックスカルバート1aと1bの接合端面に跨がっ
て伸縮可能な可撓性止水部材5を埋設して両単位ボック
スカルバート1aと1bとを接続した形となっており、
各単位ボックスカルバート1aと1bの四隅部の軸方向
中間部に接合作業用切欠き部4が設けられている。そし
て、切欠き部4から軸方向に沿って本体(一般)ボック
スカルバートとの連結のための連結材(通常PC鋼棒)
を挿通するための挿通孔3が穿孔されている。
続部の外周面には四周面全体にわたってZ形帯状鋼板2
が取付けられている。このZ形帯状鋼板2はその内側部
2aを単位ボックスカルバート1aの端部外周面に埋設
されている鋼板やナットを利用して溶接あるいはボルト
緊結により固定してあるが、外側部2bは単位ボックス
カルバート1bの端部外周面を覆うだけで単位ボックス
カルバート1bには固定されておらず、その儘では、Z
形帯状鋼板2の外側部2bと単位ボックスカルバート1
bの外周面との間に間隙を生ずることとなるので、この
間隙に止水性弾性体8を取付け間隙を封鎖するととも
に、Z形帯状鋼板2の外側部2bを単位ボックスカルバ
ート1bで弾性的に支持している。止水性弾性体8の間
隙への取付けは、Z形帯状鋼板2の単位ボックスカルバ
ート1aへの固定後、間隙へ止水性弾性体8を圧縮しな
がら押し込む方法、液状体を間隙へ注入して間隙内で硬
化させ間隙内で止水性弾性体8を生成する方法、止水性
弾性体8を予め単位ボックスカルバート1bの端部外周
面に貼着しておき、この止水性弾性体8を圧縮しながら
Z形帯状鋼板2の内側部2aを単位ボックスカルバート
1aの端部外周面に固定する方法など、間隙の大きさに
対応した最適の方法で行われる。
バート1a、1bの何れにも挿通孔3および切欠き部4
を設けた例を示したが、この挿通孔3は、その側に隣接
して敷設する本体(一般)ボックスカルバートとの接合
をPC鋼棒によって行う際に使用するものであるので、
隣接して敷設する本体ボックスカルバートがない場合や
ある場合でも接合を鋼棒によって行なわない場合などに
は不要となることがある。
スカルバートを連結材で連結する方式を併用した場合の
例を説明する。
単位ボックスカルバート1aと1bの接合端面に跨がっ
て伸縮可能な可撓性止水部材5を埋設して両単位ボック
スカルバート1aと1bとを接続した形となっており、
接続部の外周面全体にわたってZ形帯状鋼板2が取付け
られ、Z形帯状鋼板2の外側部2bと単位ボックスカル
バート1bの外周面との間隙が止水性弾性体8で封鎖さ
れている点は図1の場合と同じである。
1aと1bの四隅部には軸方向に挿通孔3が貫通して穿
孔され、挿通孔3の中間部に切欠き部4が設けられてい
る。
スカルバート相互の接合側は両単位ボックスカルバート
1a,1bを連結材で連結して可撓ボックスカルバート
1を組み立てるために利用され、反対側は本体ボックス
カルバートとの連結材による連結に利用される。
バート1a,1bを相互に連結する挿通孔3は直線状で
相互に連通している。2つの切欠き部4,4間に鋼棒7
を挿通し、その一端を単位ボックスカルバート1b側の
切欠き部4に固定し、他端は単位ボックスカルバート1
a側の切欠き部4にある程度の遊びを持って収納してお
き、その他端を筒状カバー6で覆い、それぞれの切欠き
部4にモルタルを充填する。かかる構成とすることによ
り、単位ボックスカルバート1aと1bとは遊びの範囲
内で相対変位することは許容されるが、遊びの範囲を超
えて相対変位を起こすことは鋼棒7の連結により抑止さ
れる。従って、Z形帯状鋼板2の止水性弾性体8による
弾性的支持とあいまって、過大な相対変位は抑止され、
可撓性止水部材5は良好に保護される。
バート1a,1bを相互に連結する挿通孔3を直線状で
はなく接合端面側に向かって拡がっている円錐台形に形
成するとともに、連結材としてPC鋼線を使用した例で
ある。この場合は、2つの切欠き部4,4間にPC鋼線
9を挿通し、その両端をそれぞれの切欠き部4にある程
度の遊びを持って配設しておき、その両端を収納管10
で覆い、切欠き部4にモルタルを充填する。かかる構成
とすることにより、図2(a)の場合と同様に単位ボッ
クスカルバート1aと1bとは遊びの範囲内で相対変位
することは許容されるが、遊びの範囲を超えて相対変位
を起こすことは鋼線9の連結により抑止される。従っ
て、Z形帯状鋼板2の止水性弾性体8による弾性的支持
とあいまって、過大な相対変位は抑止され、可撓性止水
部材5は良好に保護される。
た水平方向の相対変位を所定の範囲に制御するものであ
るが、図2(b)の場合は、管路に沿った水平方向のみ
でなく、それに直交する水平方向や鉛直方向などのあら
ゆる方向の相対変位を所定の範囲に制御するものであ
る。
1a、1bの挿通孔3が単位ボックスカルバート1a、
1bを貫通している例を示したが、単位ボックスカルバ
ート1aと1bとの接合に関与しない側、即ち、本体ボ
ックスカルバート側の挿通孔3は、図1の場合と同様に
本体ボックスカルバートとの接合をPC鋼棒によって行
うためのものであるので、隣接して敷設する本体ボック
スカルバートがない場合やある場合でも接合を鋼棒によ
って行なわない場合などには不要となる。
れる両単位ボックスカルバートの接続部はZ形鋼板を使
用して止水性弾性体を介して両単位ボックスカルバート
間の相対変位をある程度許容して弾性的に接合してある
から、相対変位が多少大きくてもZ形鋼板は変形や脱落
することはなく、可撓性止水部材は相対変位により悪影
響を受けることはなく、良好に保護される。
定範囲の相対変位を許容しながら、連結材で連結する方
式を併用することにより、全体としての相対変位を制御
された低い範囲に抑えることが可能となり、一層効果が
向上する。
し、(a)は立面図、(b)は(a)のB−B断面図で
ある。
方式を併用した場合の例を示し(a)、(b)ともに挿
通孔に沿った縦断面図である。
ボックスカルバート、2……Z形帯状鋼板、2a……Z
形帯状鋼板内側部、2b……Z形帯状鋼板外側部、3…
…挿通孔、4……切欠き部、5……可撓性止水部材、6
……筒状カバー、7……鋼棒、8……止水性弾性体、9
……PC鋼線、10……収納管。
Claims (1)
- 【請求項1】 2個の単位ボックスカルバートの接合端
面を伸縮可能な可撓性止水部材で接続するとともに、接
続部の外周面に帯状鋼板(カラー)を周回させて1個の
ボックスカルバートとする可撓性ボックスカルバートに
おいて、帯状鋼板としてZ形に屈曲したZ形鋼板を使用
し、該Z形鋼板の内側部を一方の単位ボックスカルバー
トの端部外周面に固定し、該Z形鋼板の外側部と他方の
単位ボックスカルバートの端部外周面との間隙を止水性
弾性体で封鎖してなることを特徴とする可撓性ボックス
カルバート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10102696A JP3669763B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 可撓性ボックスカルバート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10102696A JP3669763B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 可撓性ボックスカルバート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09287124A true JPH09287124A (ja) | 1997-11-04 |
JP3669763B2 JP3669763B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
ID=14289689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10102696A Expired - Fee Related JP3669763B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 可撓性ボックスカルバート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3669763B2 (ja) |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP10102696A patent/JP3669763B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3669763B2 (ja) | 2005-07-13 |
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