JPH10311483A - 止水パッキング - Google Patents

止水パッキング

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JPH10311483A
JPH10311483A JP9137560A JP13756097A JPH10311483A JP H10311483 A JPH10311483 A JP H10311483A JP 9137560 A JP9137560 A JP 9137560A JP 13756097 A JP13756097 A JP 13756097A JP H10311483 A JPH10311483 A JP H10311483A
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JP
Japan
Prior art keywords
packing
manhole
joint
pipe
watertight
Prior art date
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Pending
Application number
JP9137560A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanehisa Namikawa
兼久 南川
Shoji Momoi
昇治 桃井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOKUTO RUBBER KK
Original Assignee
KYOKUTO RUBBER KK
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Publication date
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下水道に使用するマンホールの継手と埋設配
管との接続部に、地盤の不同沈下や地震等の外力等によ
り生じた管路の芯ずれを起因として、発性する配管の損
傷を防止する。 【解決手段】 マンホールの下部に取り付けたゴム製可
撓管継手2の金属製筒状外套5の空隙部分6に、リング
状で内面に溝9と仕切り壁10を備えた弾性体からなる
パッキング8を挿入固定し、該溝内にセラミック管14
との接続に先だち水密部材13を充填し、該水密部材が
配管埋設後に水分を吸収し膨張する性質を利用した止水
パッキングにより芯ずれ時の接続配管に動きの自由度を
与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水道等に使用するマ
ンホールの下部に、コンクリートで巻きたて一体化した
接続用継手と埋設配管との接合に際して、接合部に使用
する止水パッキングに関する。
【0002】
【従来の技術】下水道工事において口径が約200mm
以上の長い配管を埋設する場合、予め分割して製作した
コンクリート製の部材を組立てる間接工法か現場で枠を
組みコンクリートを流し込む直接工法により、一定の間
隔でマンホールを構築し中継点として、後日の運用時の
点検や補修のために備えるが、その際に配管との接続用
継手をマンホールの下部にコンクリートで巻きたて一体
化しておくのが普通である。
【0003】この様なマンホールに接続する配管にはセ
ラミツク管が多く使用され、他方のマンホール側の受口
である接続用継手は金属製であることが多く、両者の接
続に際してセラミツク管側の端面と端周辺の円周面にパ
ッキングを挿入した後フランジを締め込み接続したが、
地盤が軟弱な場合には接続部に、より大きな自由度が求
められるために、接続用継手の直ぐ後に短管を挿入した
り、或いは接続用継手自体の両端部分を除く中間に長目
で耐久性と可撓性のあるゴムを挿入して、芯ずれに対応
可能な接続用継手として使用するようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マンホール側の受口で
ある接続用継手とセラミツク管との接続面の漏れ止め材
には、フランジ間に挿入して使用するガスケットではな
く、接続用継手とセラミツク管の相互の動きが可能なパ
ッキングが使用されるが、材質的に該パッキングが弾力
性に富むにしても平面と曲面の隙間に挿入した後に、通
常はボルト及びナット等の金具によりパッキングを締め
込み、該パッキングを内外に拡張して固定するので自由
度は可なり減少する。
【0005】この接続部分の自由度の減少は、配管の芯
ずれにより配管系に生ずる歪みに対して、配管が金属製
か樹脂製の場合は抵抗しうる強度を持ち合わせるが、配
管がセラミツク管の場合は僅かの芯ずれによる歪みにも
抵抗し難く接合部分に亀裂が生じ易いが、特に下水道用
の埋設配管では敷設当初は歪みが小さくても日が経つに
つれて、地盤の不同沈下や地震等の衝撃により芯ずれが
拡大し、特にマンホールの様な大形構築物と配管の様な
小形材との接合面には、芯ずれによる歪みが大きく影響
して、接合面を損傷し水密性を失い漏洩の問題を引き起
こす。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、マンホールの
様な大形構築物と配管の様な小形材との接合面におい
て、芯ずれによる歪みが大きく影響することのない接続
用継手の止水パッキングを提供することを目的とする。
【0007】本発明は、下水道用のマンホールと前後に
配管を設置する際に、該マンホールの下部に短管の一端
である金属部をコンクリートで巻きこみ固定し、弾力を
有し可撓性に富むゴム製の中間部を挟んだ他端に、前後
配管との接続時に使用するパッキングを挿入する空隙を
有する金属製筒状外套を備えた継手にあって、金属製筒
状外套の空隙部分の内壁に、該内壁に適宜な接着剤を塗
布した後に、幅のあるリング状の弾性体からなるパッキ
ングを挿入して外周面を接合固定し、予め、該弾性体の
内面の幅方向の表面に、少なくとも一個所の半径方向に
連続したリング状の溝を形成し、該溝両端を可撓性のあ
る仕切壁に形成して、セラミック等の破損し易い材質の
配管の接合に際して、該溝に水密部材を充填し接続する
パッキングと水密部材とで構成したことを特徴とする止
水パッキングである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、下水道用において使用
するマンホールと該マンホールの下部に、配管との接続
用に設置しコンクリートにより巻きたて固定した継手
と、該継手と接続するセラミック管との間に挿入し、配
管の芯ずれによる歪み力を吸収するための自由度を与え
る止水パッキングに関する。
【0009】本発明の止水パッキングは複数の材料で構
成し、一つは弾性体からなるパッキングで、幅のあるリ
ング状で内周面に傾斜した仕切壁を設け、該仕切り壁に
囲まれた内部の全周にわたる少なくとも一箇所のリング
状の溝を形成し、リング内径を嵌接するセラミック管の
外径より小さめとし、適宜な接着剤を塗布した継手のパ
ッキング収納用空隙内壁に挿入し固定するもので、材質
的に合成ゴムであればよいが耐候性・耐油性・耐薬品性
等に優れたクロロプレンゴムが好ましい。
【0010】他の一つは水密部材で、セラミック管を接
続用継手に挿入嵌接する直前に、エチレン−プロピレン
−ジエン三元共重合体(EPDM)系ポリマーを主成分
とする変成ゴム(水密部材)を、弾性体に備えたリング
内の溝に充填し、表1に示すように接続後に該変成ゴム
中の親水性成分が水分子を吸水または抱水して自己体積
を膨張する性質を有しており、また同部材は水分子が周
囲に無くなると徐々に浸出(放出)して収縮する性質も
兼ね備える。
【0011】
【表1】
【0012】この水密部材は、直接水に触れる事がなく
とも湿気を吸収して膨張する性質を備え、変成ゴムの膨
張テストでは吸水開始後から約30時間で略飽和に達
し、その際の体積が約400%に達し、拘束下の容積に
掛かる膨張圧は水頭圧で5m程度に相当し、この性質を
利用して埋設配管に水密部材を使用すると、地中の水分
によりパッキングの溝内で膨張して隙間を埋め加圧する
ので、下水道設備に於いて扱う流体は配管内では自然流
に近い低圧力であることから十分に止水効果を発揮す
る。
【作用】
【0013】本発明は、地盤の不同沈下や地震等により
配管の芯ずれが起き、継手とセラミック管との接続部分
に外力が作用しても、止水パッキングを構成するパッキ
ングと水密部材とが弾性変形を起こして該外力を吸収
し、セラミック管を損傷から保護する役割を果たす。
【0014】
【実施例】図1は、内径1200mm外形1700mm
のマンホール下部に、装着した口径300mmのセラミ
ック管の接続を目的とする継手の使用状態の断面図を、
図2は図1のパッキング8部分の拡大断面図を示し、継
手2は可撓性のある中間部4を挟むようにして、一端に
はマンホール1の構築時にコンクリートにより固定する
金属部3が、他端にはセラミック管14との接続時に使
用するパッキングを挿入する空隙6を有する金属製筒状
外套5で構成されている。
【0015】金属製筒状外套5の空隙部分6の内壁7
に、該内壁に適宜な接着剤を塗布した後に、幅のあるリ
ング状の弾性体からなるパッキング8を挿入して外周面
12を接合固定し、予め、該パッキングの内面の幅方向
の表面に、予め半径方向に連続したリング状の独立した
四個の溝9を形成して、該溝両端を可撓性のある仕切壁
10(最奥部のみ金属製筒状外套で代用)に形成し、セ
ラミック管14との接合に際して、前もって該溝に表1
に示す体積変化の特性を持つ水密部材13を充填して接
続する。
【0016】配管の接続部分に挿入した止水パッキング
は、配管を接続する際に仕切壁10の先端はセラミック
管14と共に動いてマンホール方向に傾斜し、限られた
容積の溝に充填した水密部材13が埋設後に地中の水分
を吸水または抱水し膨張する際の力は、該力が仕切壁1
0の先端11をセラミック管14に押しつける様に働
き、仕切壁10と水密部材13による止水は相乗的効果
を発揮した。
【0017】仕切り壁10を備えるパッキング8の材質
にクロロプレンゴムを使用し、予め型により成形した後
に継手2の金属製筒状外套5内に挿入固定したが、その
際に内径をややセラミック管14の外径よりも小さくし
ておき、水密部材13にはエチレン−プロピレン−ジエ
ン三元共重合体(EPDM)系ポリマーを主成分とする
変成ゴム(水密部材)を使用した。
【0018】ゴム製伸縮可撓管と本止水パッキングの併
用による効果は、マンホールの片側だけで、例えば継手
として使用する全長932mm口径300mmでのゴム
製伸縮可撓管では、水平方向への最大伸縮量を±30m
m、最大偏心量を200mmとすることが可能となり、
従来に較べて大幅に偏心量の改善ができたが、通常はマ
ンホールの円周上に少なくとも2個の継手を取付けるの
で、配管系に生ずる可なりの偏心量を吸収できたので、
使用するセラミック管の損傷を大幅に減らし、また急激
な地盤変動(耐震用)にも有効であることが確認でき
た。
【0019】
【発明の効果】本発明の止水パッキングの使用により下
記の効果を得た。 ゴム製伸縮可撓管と本止水パッキングの併用は、水平
方向への最大伸縮量と最大偏心量を従来に較べ大幅に増
加したので、配管系に許容される芯ずれが大きくなり施
工工事が楽になった。 ゴム製伸縮可撓管と本止水パッキングの併用は、使用
するセラミック管の損傷を大幅に減らし工事費の低減に
役立った。 ゴム製伸縮可撓管と本止水パッキングの併用は耐震用
として有効であることが確認できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 使用状態の止水パッキングの断面図である。
【図2】 パッキング単体の断面図である。
【符号の説明】
1 マンホール 2 継手 5 金属製筒状外套5 8 パッキング 9 溝 10 仕切壁 11 仕切壁先端 13 水密部材 14 セラミック管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水道用のマンホール(1)と前後に配
    管を設置する際に、該マンホールの下部に短管の一端で
    ある金属部(3)をコンクリートで巻きこみ固定し、弾
    力を有し可撓性に富むゴム製の中間部(4)を挟んだ他
    端に、前後配管との接続時に使用するパッキングを挿入
    する空隙(6)を有する金属製筒状外套(5)を備えた
    継手(2)にあって、 金属製筒状外套(5)の空隙(6)部分の内壁(7)
    に、該内壁に適宜な接着剤を塗布した後に、幅のあるリ
    ング状の弾性体からなるパッキング(8)を挿入して外
    周面(12)を接合固定し、予め、該弾性体の内面の幅
    方向の表面に、少なくとも一個所の半径方向に連続した
    リング状の溝(9)を形成し、該溝両端を可撓性のある
    仕切壁(10)に形成して、セラミック等の破損し易い
    材質の配管(14)の接合に際して、該溝に水密部材
    (13)を充填し接続するパッキングと水密部材とで構
    成したことを特徴とする止水パッキング。
  2. 【請求項2】 弾性体からなるパッキング(8)の材質
    が、クロロプレンゴムであることを特徴とする請求項1
    に記載の止水パッキング。
  3. 【請求項3】 水密部材(13)の主成分が、エチレン
    −プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)系ポリ
    マーとする変成ゴムであることを特徴とする請求項1に
    記載の止水パッキング。
JP9137560A 1997-05-12 1997-05-12 止水パッキング Pending JPH10311483A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115354697A (zh) * 2022-09-16 2022-11-18 深圳市公路养护有限公司 旧井盖更换为防沉降井盖的施工方法

Cited By (1)

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