JPH035759Y2 - - Google Patents

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JPH035759Y2
JPH035759Y2 JP9299886U JP9299886U JPH035759Y2 JP H035759 Y2 JPH035759 Y2 JP H035759Y2 JP 9299886 U JP9299886 U JP 9299886U JP 9299886 U JP9299886 U JP 9299886U JP H035759 Y2 JPH035759 Y2 JP H035759Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は上水道、工業用水、農業用水その他
の給排水に用いられる地中管の接合部の漏水防止
構造に関するものである。
(従来技術) 地下に埋設される地中管は、所定長さに形成さ
れたコンクリート製の管であり、この管の施工に
あたつては、複数の管を直列に並べ、かつ管の接
合部から内部の水が漏れたり、管の外部の地下水
が流入したりするのを防止するため、従来は管の
接合部の内周面に、第8図、第9図に示すような
円筒状の止水バンド30が取り付けられていた。
この止水バンド30はゴム製であり、その縦断面
は、第10図に示すように、本体部31の両端外
周面には台形溝32を有する止水環32,32が
形成されており、又、各止水環32,32より中
央部よりには、止水環32より高さの低い外側円
環33,33が一対形成されている。そして、本
体部31の内周面には、外側円環33,33より
さらに中央よりに外側円環33と略同じ高さの内
側円環34,34が一対形成されている。
そして、この止水バンド30を地中管1,1A
の接合部に取り付けるには、止水バンド30の両
外側円環33,33の間に、半円弧状をしたゴム
製の補助プレート35を一対嵌挿した後、止水バ
ンド30を両地中管1,1A内に挿入して止水バ
ンド30の中央部が接合部付近に位置するように
する。ついで、止水バンド30の両端内周面に固
定バンド8を取り付ける。ここで、この固定バン
ド8は円弧状の下部金属バンド9と、この下部金
属バンド9と略同形でかつこのバンド9の上部両
側にバンド結合金具12,12により取り付けら
れる左右の上部金属バンド10及び11とからな
つている。この固定バンド8は止水バンド30に
挿入された際には、左上部金属バンド10の上端
9aと、右上部金属バンド11の上端11aとの
間に隙間Cが形成されるようになつている。そし
て、固定バンド8を止水バンド30に取り付ける
には、上部金属バンド10,11の上側内周面に
固着されたジヤツキ係止部13,13にジヤツキ
17の左右アーム18,18の先端部を係止させ
る。ついで、ジヤツキ17のシリンダー19を作
動させて左右のアーム18,18を拡開する。こ
の拡開により上部金属バンド10,11及び下部
金属バンド9は止水バンド30の内周面を押し広
げてその止水環32を地中管1(又は1A)の内
周面に圧接させて水密状にする。一方、この拡開
により間隔の開いた隙間Cには、この隙間Cと略
同寸法のスペーサ14を嵌挿した後ジヤツキ17
を取り外すと、スペーサ14は左右の上部金属バ
ンド10,11により締め付けられる。ついでス
ペーサ14は、両端部がボルト16,16により
左上部金属バンド10及び右上部金属バンド11
にそれぞれ取り付けられたスペーサ固定金具15
により支持される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の止水バンドはゴム製であり、かつ固
定バンドで各地中管に固定する構造であるため、
両地中管の接合部に若干の隙間やずれがあつても
施工が可能であるが、止水バンドの補強のために
補助プレートを必要とするという問題があつた。
又、固定バンドの上部の隙間に嵌挿されるスペー
サを止める固定金具は、ボルトにより固定バンド
に取り付けられていたため、ボルトの締め付けが
緩んで脱落することにより、固定バンドが脱落す
ると、スペーサが隙間から飛び出すという問題が
あつた。この本考案は、前記従来技術の欠点であ
る止水バンドに対する補強プレートの取り付けを
なくし、かつ固定バンドからスペーサの飛び出す
のを防止することのできる地中管の接合部の漏水
防止構造の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、この考案は、一対
の地中管の接合部に両地中管の内周面をカバーす
る形で挿入される止水バンドと、この止水バンド
の両端部内周面にそれぞれ配置され、上部に設け
た隙間を拡開することにより外周面をそれぞれの
地中管の内周面に押圧される一対の固定バンド
と、この固定バンドの拡開隙間に嵌着されるスペ
ーサと、両端が固定バンドの前記隙間の両側にそ
れぞれ取り付けられてスペーサを支持するスペー
サ固定金具とからなる地中管の接合部の漏水防止
構造において、前記止水バンドの中央部外周面に
補強部を設け、かつ前記スペーサ固定金具の一方
の端部を固定バンドの隙間端部に固着し、且つス
ペーサ固定金具の自由端側上面と固定バンドの内
周面との間に間隙を形成したものである。
(作用) 一対の地中管の接合部に挿入される止水バンド
の中央部外周面に形成した補強部は止水バンドの
取付け時において、接合部に若干の隙間やずれが
あつても、十分に止水バンドの強度を偉持するこ
とが可能である。又止水バンドを地中管の固定す
る固定バンドに一端が固着されたスペーサ固定金
具は固定バンドから脱落することがないので、固
定バンドの拡開隙間に嵌着されたスペーサの隙間
からの脱落を防止する。
(実施例) 次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は、第9図に示した左上部金属バンド1
0及び右上部金属バンド11の上端部近傍に対応
する部の拡大図である。この図において、止水バ
ンド2は第2図に示すような縦断面を有し、従来
の止水バンド30と同様その本体部3に、台形溝
4aを有する止水環4、外周円環5及び内側円環
6がそれぞれ設けられている。この止水バンド2
が従来の止水バンド30と異なるところは、両外
側円環5,5の間で従来は補助プレート35の挿
入された個所に、外側円環5と平行に外側補強環
7が本体部3と一体に適数設けられていることで
ある。そして、この外側補強環7を設けて本体部
3を補強したことにより、従来の補助プレート3
4を不要にすることが可能である。次に、両上部
金属バンド10,11の隙間に嵌挿されたスペー
サ14を固定するスペーサ固定金具15は、従来
と異なりその右端側が右上部金属バンド11の内
周面に溶着20され、かつその左上部金属バンド
10側端部が、この金属バンド10の下面より僅
かに下方に下げられている。従つて、金属バンド
10の下面10bと、スペーサ固定金具15の自
由端側上面15aとの間には間隙C1ができてい
る。このように隙間C1を設けたのは、スペーサ
14を左右の上部金属バンド10,11の隙間C
に挿入する際、その挿入を容易にするためであ
る。そして、両上部金属バンド10及び11の隙
間Cにスペーサ14の挿入が終了すると、スペー
サ固定金具15は右上部金属バンド10側端部が
従来と同様ボルト16により金属バンド10に固
定される(第3図参照)。従つて、従来のように
ボルト16の締め付けが緩んで脱落しても、右上
部金属バンド10に溶着されたスペーサ固定金具
15は脱落しないので、スペーサ14の脱落が防
止される。第4図は止水バンドの第2実施例を示
す。この止水バンド2Aはその外周面に、第1実
施例の外側補強環7の代りに、波形をした外側補
強環7Aが設けられている。そして、この外側補
強環7Aの作用効果は外側補強環7と同様であ
る。第5図は止水バンドの第3実施例を示す。こ
の止水バンド2Bは、外側補強環7が止水バンド
2の外周面に沿つて形成されていたのに対して、
その外周面の縦方向(軸線方向)で、かつ左右の
外側円環5,5の間に外側補強突起7Bを適数条
設けたものである。この外側補強突起7Bは例え
ばその幅及び高さが第1実施例の外側補強環7と
同じてあつてもよい。そして、この外側補強突起
7Bの作用効果も外側補強環7の作用効果と同じ
である。
第6図はスペーサの第2実施例を示す。このス
ペーサ14Aは第1実施例のスペーサ14のよう
に、左上部金属バンド10のスペーサ14のよう
に、左上部金属バンド10の上端及び右上部金属
バンド11の上端に対向する面が平面でなく、左
上部金属バンド10の上端に対向する面が谷部1
4Aaになつており、又右上部金属バンド11に
対向する面が山部14Abになつている。そして、
このスペーサ14Aの谷部14Aaに対向する左
上部金属バンド10の上端には、この谷部14
Aaと係合する山部10cが形成されており、又
右上部金属バンド11の上端にはスペーサ14A
の山部14Abと係合する谷部11bが形成され
ている。このスペーサ14Aは左右の上部金属バ
ンド10,11の拡開部に嵌挿されると、その谷
部14Aaが左上部金属バンド10の山部10c
と係合し、又その山部14Abが右上部金属バン
ド11の谷部11bと係合するので、その脱落が
防止される。
第7図はスペーサの第3実施例を示す。このス
ペーサ14Bは左右の上部金属バンド10,11
に対向する面が、スペーサ14Bの下側の寸法が
上側の寸法より小さくなるように傾斜したテーパ
面10d,11cになつている。このスペーサ1
4Bは、そのテーパ面10d及び11cが、左右
の上部金属バンド10,11のテーパ面10d及
び11cとそれぞれ平行な面により支承されるの
で、第2実施例のスペーサ14Aと同様上部金属
バンド10,11の拡開部から脱落することがな
い。
尚、第2及び第3実施例のスペーサ14A,1
4Bは何れも上部金属バンド10,11の上端部
と係合して支持される構造であるため、スペーサ
固定金具15をなくすことも可能である。
更に、従来の構造と同様となつている、本考案
の構造は同一符号を使用するものである。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案は、一対の地中
管の接合部に挿入される止水バンドの中央部外周
面に補強部を形成したので、止水バンドに十分な
強度を持たせることができ、従来止水バンドの取
付時に止水バンドの中央部外周に嵌着していた補
助プレートをなくすことができ、その製作並びに
取付けに要した費用を節減することができる。又
止水バンドを地中管に固定する固定バンドにスペ
ーサ固定金具の一端を固着したので、スペーサ固
定金具は従来のように固定バンドから脱落するこ
とがなく、固定バンドの拡開隙間に嵌着されたス
ペーサの隙間からの脱落を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はこの考案の実施例を示し、第
1図は地中管に止水バンドを固定する固定バンド
の上部隙間にスペーサを挿入した状態を示す図、
第2図は第1図の止水バンドの一部縦断面図、第
3図は第1図のスペーサ固定金具を固定バンドに
取り付けた状態を示す説明図、第4図は第2実施
例の止水バンドの一部縦断面図、第5図は第3実
施例の止水バンドの中央部外周面の一部を示す平
面図、第6図は第2実施例のスペーサを固定バン
ドの隙間に嵌着した状態を示す図、第7図は第3
実施例のスペーサを固定バンドの隙間に嵌着した
状態を示す図である。第8図は従来の地中管の接
合部の縦断面図、第9図はジヤツキ使用状態を示
す第8図のA矢視拡大図、第10図は第8図の止
水バンドの一部縦断面図である。 1,1A……地中管、2……止水バンド、7,
7A……外側補強環、7B……外側補強突起、8
……固定バンド、14,14A,14B……スペ
ーサ、15……スペーサ固定金具、20……溶
着、C……固定バンドの隙間、C1……間隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対の地中管の接合部に両地中管の内周面
    をカバーする形で挿入される止水バンドと、こ
    の止水バンドの両端部内周面にそれぞれ配置さ
    れ、上部に設けた隙間を拡開することにより外
    周面をそれぞれの地中管の内周面に押圧される
    一対の固定バンドと、この固定バンドの拡開隙
    間に嵌着されるスペーサと、両端が固定バンド
    の前記隙間の両側にそれぞれ取り付けられてス
    ペーサを支持するスペーサ固定金具とからなる
    地中管の接合部の漏水防止構造であつて、前記
    止水バンドの中央部外周面に補強部を形成し、
    かつ前記スペーサ固定金具の一方の端部を固定
    バンドの隙間端部に固着し、且つスペーサ固定
    金具の自由端側上面と固定バンドの内周面との
    間に間隙を形成したことを特徴とする地中管の
    接合部の漏水防止構造。 (2) 止水バンドの外周面の中央部に形成した補強
    部は止水バンドの軸線と直角な適数の環状突起
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項の地中管の接合部の漏水防止構造。 (3) 止水バンドの外周面の中央部に形成した補強
    部は止水バンドの軸線と平行な適数の突起部で
    あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項の地中管の接合部の漏水防止構造。 (4) 固定バンドの隙間の拡開面は一方が山形に形
    成されかつ他方が谷形に形成され、この隙間に
    嵌着されるスペーサは前記固定バンドの山形部
    に対向する面が谷形に、又前記固定バンドの谷
    形部に対向する面が山形に形成されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項の
    地中管の接合部の漏水防止構造。 (5) 固定バンドの隙間に嵌着されるスペーサは下
    部の寸法が上部の寸法より小さなテーパー状の
    面をなし、かつ前記隙間の拡開面はスペーサの
    面に対して平行に形成されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項の地中管の
    接合部の漏水防止構造。
JP9299886U 1986-06-18 1986-06-18 Expired JPH035759Y2 (ja)

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JPS62204094U JPS62204094U (ja) 1987-12-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007040398A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Hayakawa Rubber Co Ltd 止水方法及び止水装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007040398A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Hayakawa Rubber Co Ltd 止水方法及び止水装置

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JPS62204094U (ja) 1987-12-26

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