JPS63293382A - コルゲ−ト管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はコルゲート管に関する。

（従来の技術） 従来、排水管、電線管路等の管体として管体の周面に波
形を形成して成るコルゲート管が多用されている。この
コルゲート管は、その周面が波形に形成されていること
により、通常の管体と比較して剛性が高く、また可撓性
を有するので配管等に好適であるという特徴を有する。

これらのコルゲート管では種々のサイズのものが提供さ
れているが、排水管等に使用するものでは、１ｍあるい
はそれ以上の大口径の管体が使用されている。出願人は
これらの大口径のコルゲート管の取り扱いを簡便にする
目的でコルゲート管を周方向に複数個に分割し、所定の
施工場所において連結して敷設できるように構成したコ
ルゲート管を提供している（特開昭６０−１７７９１号
公報）。

このコルゲート管は周方向に複数個に分割されているか
ら、積重ねて一度に多数の管体を運搬することができ、
ことに大口径の管体を運搬する際にはきわめて効率的に
運搬することができる。

（発明が解決しようとする問題点） 上述した、周方向に複数個に分割されたコルゲート管は
、分割された各管部材の端縁部に管部材を一体に接合す
るためのフランジが形成され、このフランジを対向させ
て固定することにより完全な管体に構成される。したが
って、施工する際には、管部材を接合して一体の管体を
形成しながら、たとえば土中に埋設するように作業され
る。

本発明は、このように周方向に分割された管部材を組立
てて施工する方法に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、分割されたコルゲート管を一体の管
体に構成する際に、一層管体の強度を高めることができ
るコルゲート管を提供するにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するため次の構成をそなえる。

すなわち、周面に所定の波高寸法およびピッチで波形が
形成された管体を、周方向に複数に分割した各管部材の
両端縁にフランジを設け、各管部材の内壁面を対向させ
るとともに、フランジを重ね合わせてボルト等の固定部
材によって接合して管体を構成するフルゲート管におい
て、前記コルゲート管の内壁面に嵌合する波形が周面に
形成された波形リングを、管体の内部に装填したことを
特徴とするコルゲート管。

（作用） 次に、作用について説明する。

コルゲート管を周方向に複数に分割した管部材を接合し
て管体を構成する際、周面に波形が形成された波形リン
グを管部材の波形に嵌合させるようにして管体内部に装
填する。波形リングを管体内部に装填することにより、
敷設されるコルゲート管の所定部位を補強することがで
きる。

（実施例） 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。

第１図は１本発明に係るコルゲート管の一実施例を示す
部分破断断面図である。

図で１０は周面に波形が形成されたコルゲート管であり
、１０ａは断面が円形の前記コルゲート管１０を周方向
に２分割した一方の管部材、１゜ｂは他方の管部材であ
る。１２ａ、１２ｂはそれぞれ前記管部材１０ａ、１０
ｂの端縁部に設けられるフランジである。この実施例の
コルゲート管は１周方向に２分割されているから、前記
２つの管部材１０ａ、１０ｂの内側面を対向させてフラ
ンジ１２ａ、１２ｂを重ね、ボルトＩＡによってフラン
ジ１２ａと１２ｂを固定することにより、断面円形の管
体を得ることができる。

また、１６は前記管部材１０ａ、１０ｂを接合する際に
管部材１０ａ、１０ｂの内側に装填される波形リングで
ある。この波形リング１６は周面に波形が形成された管
体であり、第２図にこの波形リング１６の正面図を示す
。この波形リング１６の周面に形成される波形は前、配
管部材１０ａ、１０ｂの内壁面の波形に嵌合するように
、管部材１０ａ、１０ｂの波形と同形の波形に形成され
る。

第１図は前記波形リング１６が管部材１０ａ。

１０ｂによって形成された管体に装填された状態であり
、波形リング１６の外壁面が管部材１０ａおよびｆｏｂ
の内壁面によって圧接されて管体内に装着されている。

前記波形リング１６は周面に波形が形成されているから
、管部材１０ａ、１０ｂと確実に嵌合され、また、波形
リング１６の強度を高めることができる。

前記波形リング１６はコルゲート管１０が周方向に分割
されたことによってはじめて、管体の内部に装填するこ
とが容易となったものであり、これによって分割された
管部材を組立てる際に容易に波形リング１６を装着する
ことができる。

この波形リング１６は、管体を連結する際や管体を補強
する際に使用して効果を発揮する。たとえば、コルゲー
ト管１０を軸方向に連結する際には、前記波形リング１
６をコルゲート管１０の接続部に設置し、管部材の波形
と波形リング１６の波形を一致させるようにして管部材
を固定することにより、波形リング１６を介してコルゲ
ート管１０を連結することができる。この連結方法はコ
ルゲート管ｌＯを接続部で重ね合わせて連結したり、接
続具を使用する等の従来の接続方法と比較してはるかに
簡易な方法である。また、コルゲート管１０を連結する
際にシールする必要がある場合は、波形リング１６の外
壁面と管部材の内壁面間にシール材を挟み、波形リング
１６の外壁面を管部材によって圧接することにより確実
にかつ容易にシールすることができる。

また、前記波形リング１６は管体を補強する必要のある
箇所に設置することによって、所定箇所の強度を補強す
ることができる。このように、管体の必要箇所を適宜補
強できる効果は、実際の施工現場において大きな効果を
奏するものである。

すなわち、排水管としてコルゲート管を土中に敷設する
ような場合、自動車の通行等によって敷設されたコルゲ
ート管に強い圧力が加わるような部位は、上述した波形
リングを設置することによって管体の剛性強度を高めて
おき、管体が破壊される等の事故を防止するでだてを施
すことができる。

そして、波形リングを使用すれば要所に使用して補強す
ることができるから、部分的に土庄かたかいような場合
はその部分のみを補強すればよく、土庄に応じて全体が
肉厚のコルゲート管を使用する等にくらべ材料が節約で
きるとともに、敷設場所に応じた施工をすることができ
る。

なお、上記実施例ではコルゲート管１０の波形をリング
状に形成した例を示したが、波形を螺旋状に形成したコ
ルゲート管であっても、このコルゲート管の波形に嵌合
するように周面に螺旋状の波形を使用した波形リングを
使用することにより、上述した実施例と同様な作用をな
すことができる。

もちろん、上記波形リングの長さおよび径は施工場所お
よび使用するコルゲート管の種類に応じて適宜設定する
ことができるものである。

以上、本発明について好適な実施例を挙げて種々説明し
たが１本発明はこの実施例に限定されるものではなく１
発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
のはもちろんのことである。

（発明の効果） 本発明によれば、上述したように、周方向に分割したコ
ルゲート管にたいして、管体の内部に波形リングを装填
し得るように４５成したから、波形リングを使用するこ
とによって敷設されるコルゲート管の適宜箇所を容易に
補強することができ。

施工場所に応じた施工をなすことができるという著効を
奏する。

以上１本発明について好適な実施例を挙げて種々説明し
たが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
のはもちろんのことである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るコルゲート管の一実施例を示す部
分破断断面図、第２図は波形リングの正面図である。 １０−−−コルゲート管、　　１０ａ、１０ｂ　−・・
管部材、　　１２ａ、１２ｂ・・・フランジ、１６・・
・波形リング。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、周面に所定の波高寸法およびピッチで波形が形成さ
   れた管体を、周方向に複数に分割した各管部材の両端縁
   にフランジを設け、各管部材の内壁面を対向させるとと
   もに、フランジを重ね合わせてボルト等の固定部材によ
   って接合して管体を構成するコルゲート管において、前
   記コルゲート管の内壁面に嵌合する波形が周面に形成さ
   れた波形リングを、管体の内部に装填したことを特徴と
   するコルゲート管。