JPH09286331A - 鉄道車両用振動制御装置 - Google Patents

鉄道車両用振動制御装置

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JPH09286331A
JPH09286331A JP12092496A JP12092496A JPH09286331A JP H09286331 A JPH09286331 A JP H09286331A JP 12092496 A JP12092496 A JP 12092496A JP 12092496 A JP12092496 A JP 12092496A JP H09286331 A JPH09286331 A JP H09286331A
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absolute
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lateral velocity
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隆英 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、自転運動、上、下中心ロール
運動により発生する横方向絶対速度成分を分離、検出し
て、台車上部車体重心における純粋な絶対横速度を求め
ることにより、良好な振動抑制制御を行う。 【解決手段】 前側上部絶対横加速度センサ8FU及び前
側底部絶対横加速度センサ8FLの検出データをコントロ
ーラ9が積分処理して上部、底部絶対横速度を求める。
上部、底部絶対横速度に基づいて、自転速度成分、上中
心ロール速度成分、下中心ロール速度成分を求め、その
各速度成分を考慮して車体の純粋絶対横速度(横推移)
を検出し、この純粋絶対横速度に基づいて前側のダンパ
の減衰力を調整するので、横運動の低減を確実に果たす
ことができる。また、上部、底部絶対横速度に基づい
て、自転速度成分、上中心ロール運動、下中心ロール運
動を検出することにより、自転速度成分、上中心ロール
運動、下中心ロール運動の低減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両用振動制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両では揺れを抑え、快適な乗り心
地を確保することが望まれており、この要望に応えるた
めに振動制御装置が用いられている。このような振動制
御装置を用いた鉄道車両の一例を図10に示す。
【0003】この鉄道車両1は、モノレール2を用いて
走行されるようになっている。図において、鉄道車両1
は、タイヤ3を介してモノレール2に案内される、前
(図10紙面裏面側)、後(図10紙面表面側)、2台
の台車4F ,4R と、前、後台車4F ,4R に金属スプ
リングまたはエアスプリング等のばね部材5を介して上
下方向及び水平方向に揺動可能に支持される車体6と、
前、後台車4F ,4R と車体6との間に、車体6の前、
後台車4F ,4R に対する左右方向の移動に対して減衰
力を発生するようにそれぞれ介装された減衰力可変型の
前、後側のダンパ7F ,7R と、前、後台車4F ,4R
に対応して車体6の底部にそれぞれ設けられて車体6の
絶対横加速度を検出する前側、後側底部絶対横加速度セ
ンサ8FU,8RUと、前側、後側底部絶対横加速度センサ
FU,8RUの検出データに基づいて前、後側のダンパ7
F ,7R の減衰力を調整するコントローラ9とから大略
構成されている。
【0004】この鉄道車両1では、前側、後側底部絶対
横加速度センサ8FU,8RUが検出した絶対横加速度デー
タから前側、後側横速度を求め、コントローラ9がここ
で求めた前側、後側それぞれの速度データに応じて前、
後側のダンパ7F ,7R の減衰力を調整し、横方向の揺
れを抑え、快適な乗り心地を確保するようにしている。
【0005】しかし、この従来技術では、後述するよう
にレールの軌道狂い等により車体に作用する複雑なロー
ル速度成分等を考慮せずに、このロール速度成分等をも
含めて絶対横加速度として検出し減衰力調整を行うた
め、台車の鉛直線上にある台車上部車体重心(後述する
水平軸(X)と台車の鉛直線との交点)における車体の
純粋な絶対横速度(車体6の左右方向推移に伴う絶対横
速度)に基づいた減衰力調整を行えず、乗員が位置する
台車上部車体重心における振動抑制制御が良好なものに
なっていないというのが実情であった。すなわち、鉄道
車両1において、実際には、車体6領域内の進行方向の
水平軸(X)を中心とする回動(以下、自転運動とい
う。)、車体6上方の水平軸(U)を中心とする回動
(以下、上中心ロール運動という。)、車体6下方の水
平軸(L)を中心とする回動(以下、下中心ロール運
動)が発生する。そして、前側、後側底部絶対横加速度
センサ8FL,8RLは、前記純粋な絶対横速度のみなら
ず、自転運動、上中心ロール運動および下中心ロール運
動による横方向速度成分を含めて検出してしまうことに
なる。
【0006】そこで、上中心ロール運動および下中心ロ
ール運動による横方向速度成分を検出し、各速度成分に
対応した振動制御を行うために、例えば図11に示すよ
うに、前、後台車4F ,4R に対応して車体6の左右に
それぞれ、上下方向の加速度を検出する4つ(前左、前
右、後左、後右側)の上下方向加速度センサ10FS,1
FR,10RS,10RRを付加することや、ロール角を検
出するセンサ(ジャイロセンサ)を設けることが考えら
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように4つ(前左、前右、後左、後右側)の上下方向
加速度センサ10FS,10FR,10RS,10RRを付加す
ることは、部品数の増加となり、信頼性低下、保守性低
下を招きやすく望ましくなかった。また、ジャイロセン
サを設けることについては、ジャイロセンサが精密な機
構を要求されて高価なものとなっており、コストアップ
を抑制する上で望ましくなかった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、簡易な構成で、自転運動及び上、下中心ロール運動
からそれぞれの運動により発生する横方向絶対速度成分
を分離、検出して、前記台車上部車体重心における純粋
な絶対横速度を求めることにより、良好な振動抑制制御
を行える鉄道車両用振動制御装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車体の前後それぞれに設けられた前後一対の台車と、前
記車体と前記一対の台車との間に設けられ、車体の台車
に対する左右方向の移動に対して減衰力を発生し、縮み
側の減衰力が小さい値のとき、伸び側の減衰力を大きい
値とし、伸び側の減衰力が小さい値のとき、縮み側の減
衰力を大きい値とする減衰力可変型ダンパと、前記台車
の鉛直線上にある台車上部車体重心における絶対横速度
を検出する絶対横速度検出手段と、該絶対横速度検出手
段の検出結果に基づいて、前記車体が左右方向一側へ移
動しているときに前記車体が前記台車に対する一側への
相対移動に対して減衰力を大きい値とするように調整す
るコントローラと、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、絶対横速度検出手段は、前後一対の台車に
それぞれ対応して車体の底部に設けられ、該車体の底部
における左右方向の絶対横速度を検出する底部絶対横速
度検出手段と、前後一対の台車にそれぞれ対応して車体
の上部に設けられ、該車体の上部における左右方向の絶
対横速度を検出する上部絶対横速度検出手段とを有し、
さらに、前記底部絶対横速度検出手段および前記上部絶
対横速度検出手段の検出結果から、前記台車上部車体重
心を中心とする車体の自転速度成分、前記車体の上方を
中心とする上中心ロール速度成分および前記車体の下方
を中心とする下中心ロール速度成分を求め、この各速度
成分を前記底部絶対横速度検出手段または前記上部絶対
横速度検出手段のいずれか一方の検出結果から除いた値
を前記絶対横速度とするようにしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の鉄
道車両用振動制御装置を図1ないし図8に基づいて説明
する。なお、図10、図11に示す部分、部材と同等の
部分、部材についての図示、記載は適宜省略する。
【0012】図1、図2において、鉄道車両1は、車輪
11を介して2本のレール12に案内される、前(図1
紙面裏面側)、後(図1紙面表面側)一対の台車4F
Rと、この前、後台車4F ,4R にばね部材5を介し
て上下方向及び水平方向に揺動可能に支持される車体6
と、前、後台車4F ,4R と車体6との間に、車体6の
前、後台車4F ,4R に対する左右方向の移動に対して
減衰力を発生するようにそれぞれ介装された減衰力可変
型の前、後側のセミアクティブダンパ(以下、減衰力可
変型ダンパという。)7F ,7R と、前、後台車4F
R に対応して車体6の底部にそれぞれ設けられて車体
6の底部における絶対横加速度を検出する前側、後側の
底部絶対横加速度センサ(底部絶対横速度検出手段)8
FL,8RLと、前、後台車4F ,4R に対応して車体6の
上部にそれぞれ設けられて車体6の上部における絶対横
加速度を検出する前側、後側の上部絶対横加速度センサ
(上部絶対横速度検出手段)8FU,8RUと、底部絶対横
加速度センサ8FL,8RLの検出データ及び上部絶対横加
速度センサ8FU,8RUの検出データに基づいて減衰力可
変型ダンパ7F ,7R の減衰力を調整するコントローラ
9とから大略構成されている。
【0013】ここで、本発明では、底部絶対横加速度セ
ンサ8FL,8RLの検出データに対応する前側、後側の底
部絶対横速度(後述するブロックB12で得られる。)
と、上部絶対横加速度センサ8FU,8RUの検出データに
対応する前側、後側の上部絶対横速度(後述するブロッ
クB10で得られる。)とに基づいて、車体6の前側、
後側における前記自転運動、上中心ロール運動、下中心
ロール運動が検出され、この各運動により検出された各
速度成分を、前記前側、後側の底部絶対横速度または前
記前側、後側の上部絶対横速度のいずれか一方から除い
た値を前述の台車上部車体重心(後述する水平軸(X)
と台車の鉛直線との交点)における車体の純粋な絶対横
速度(車体6の左右方向推移に伴う絶対横速度)として
いる。つぎに上記各速度成分の検出方法について、車体
6の前側を対象にし(すなわち、前側の底部絶対横加速
度センサ8FLの検出データに対応する前側底部横速度V
lと、前側の上部絶対横加速度センサ8FUの検出データ
に対応する前側上部横速度Vu とを用い)、図1を参照
して以下に説明する。
【0014】前側底部横速度(前側の底部絶対横加速度
センサ8FLの検出データαl に対応する。)Vl 、前側
上部横速度(前側の上部絶対横加速度センサ8FUの検出
データαu に対応する。)Vu は式1、式2で求められ
る。以下、前側底部横速度Vl 、前側上部横速度Vu
簡略して、適宜、底部横速度Vl 、上部横速度Vu とい
う。
【0015】 Vu =Vg +ωl (rl +2h)+ωuu −ω0 h (式1) Vl =Vg +ωll +ωu (ru +2h)+ω0 h (式2) ここで、 Vg :車体6の台車上部車体重心における絶
対横速度(純粋絶対横速度) ωu :車体6上方の水平軸U回りのモーメント ωl :車体6下方の水平軸L回りのモーメント ω0 :車体6領域内の進行方向の水平軸X回りのモーメ
ント ru :水平軸Uから前側上部絶対横加速度センサ8FU
での距離 rl :水平軸Lから前側底部絶対横加速度センサ8FL
での距離 h :水平軸Xから前側上部絶対横加速度センサ8FU
での距離(=軸Iから前側底部絶対横加速度センサ8FL
までの距離)を表しており、ru ,rl およびhは各種
車体に応じて設定される定数である。
【0016】前記台車上部車体重心(図1上水平軸Xと
一致)を中心とする車体6の自転運動による速度成分
(以下、自転速度成分という。)を除いた上部横速度V
u ′および底部横速度Vl ′は式3、式4で求められ
る。
【0017】 Vu ′=Vu +ω0 h=Vg +ωl (rl +2h)+ωuu (式3) Vl ′=Vl −ω0 h=Vg +ωll +ωu (ru +2h) (式4)
【0018】ここで、水平軸Uを中心とする上中心ロー
ル運動による速度成分(以下、上中心ロール速度成分と
いう。)と下中心ロール運動による速度成分(以下、下
中心ロール速度成分という。)は同時に得られないとす
ると、上中心ロール運動が発生する時(|Vu ′|<|
l ′|)の自転速度成分を除いた上部横速度Vu ′、
底部横速度Vl ′は、式5、式6で求められる。
【0019】 Vu ′=Vg +ωuu (式5) Vl ′=Vg +ωu (ru +2h) (式6)
【0020】そして、水平軸U回りのモーメントωu
車体6の純粋絶対横速度Vg は、式7、式8のようにな
る。
【0021】 ωu =(Vl ′−Vu ′)/(2h) (式7) Vg =Vl ′−(Vl ′−Vu ′)(ru +2h)/(2h) (式8)
【0022】ここで、自転運動のみ(ロール運動は同時
に発生しないとしたとき)の水平軸X回りのモーメント
(角速度)ω0 は、次式で示される。
【0023】ω0 =Vl −Vu (式8A)
【0024】この式8Aを式3、式4に代入してV
l ′、Vu ′をVl 、Vu で表現し、このVl ′、V
u ′の式を、式7、式8に代入することで、ωu 、Vg
は式7a,式8aのようにVl ,Vu で示されることに
なる。すなわち、Vl ,Vu からω u 、Vg が得られる
ことになる。
【0025】 ωu =(1−2h)(Vl −Vu )/(2h) (式7a) Vg ={(1−h)Vl +Vu h}−(1−2h)(Vl −Vu )(ru +2 h)/(2h) (式8a)
【0026】同様に、下中心ロール運動が発生する時
(|Vu ′|>|Vl ′|)の水平軸L回りのモーメン
トωl と車体6の純粋絶対横速度Vg は、前記式3、式
4にωu =0を代入して得られる式に基づいて求めら
れ、式9、式10のようになる。
【0027】 ωl =−(Vl ′−Vu ′)/(2h) (式9) Vg =Vl ′+(Vl ′−Vu ′)rl /(2h) (式10)
【0028】上記ωl ,Vg の式は、式9a、式10a
のようにVl 、Vu で示される。すなわち、Vl ,Vu
からωu 、Vg が得られることになる。
【0029】 ωl =−(1−2h)(Vl −Vu )/(2h) (式9a) Vg ={(1−h)Vl +Vu h}+(1−2h)(Vl −Vu )(rl )/ (2h) (式10a) よって、前側の上部絶対横加速度センサ8FU及び底部絶
対横加速度センサ8FLの検出データに基づいて自転速度
成分、上中心ロール速度成分、下中心ロール速度成分を
検出することができ、ひいては車体6の台車上部車体重
心における純粋な絶対横速度を求めることができる。
【0030】前記前、後台車4F ,4R の進行方向に対
して右側(図1右側)には、前、後側の台車側ブラケッ
ト13F ,13R がそれぞれ取り付けられている。前、
後側の台車側ブラケット13F ,13R に対向するよう
に車体6の進行方向左側部分には、前、後側の車体側ブ
ラケット14F ,14R が取り付けられている。
【0031】前側の台車側ブラケット13F と前側の車
体側ブラケット14F との間、後側の台車側ブラケット
13R と後側の車体側ブラケット14R との間に、車体
6の前、後台車4F ,4R に対する左右方向の移動に対
して減衰力を発生する前記前、後側の減衰力可変型ダン
パ7F ,7R がそれぞれ介装されている。ここで、前、
後側の減衰力可変型ダンパ7F ,7R は、図3に示すよ
うに、油液が封入された筒状のダンパ本体15と、ダン
パ本体15内に変位可能に収納されたピストン(図示省
略)と、ピストンに固定され一端部がダンパ本体15か
ら突出するシャフト17と、ピストンを含むダンパ本体
15内に設けられ、油液流路(図示省略)の調整により
減衰力を発生する減衰力発生機構(図示省略)と、この
減衰力発生機構を作動して減衰力を調整するバルブ機構
18と、後述する目標減衰係数Cに応じてバルブ機構1
8を駆動する比例ソレノイド19とからなっている。
【0032】そして、この場合、前、後側の車体側ブラ
ケット14F ,14R にダンパ本体15が保持され、
前、後側の台車側ブラケット13F ,13R にシャフト
17の一端側(ダンパ本体15の外側部分)が保持され
ており、車体6の進行方向に対して左右方向の運動を規
制するようになっている。
【0033】前、後側の減衰力可変型ダンパ7F ,7R
は、図4、図5に示す減衰力特性を有している。ここ
で、図4は、比例ソレノイド19に供給される電流Iに
対するピストンスピードが10cm/s のときの減衰力を
示したものである。前、後側の減衰力可変型ダンパ7
F ,7R は、通常電流I2 では減衰力は、伸び側、縮み
側共に小さい値(ソフト)になっている。ここで、減衰
力可変型ダンパ7F ,7Rは、車体6が前、後台車4
F ,4R に対して相対的に左方へ移動したときに伸び、
右方へ移動したときに縮むようになっている。そして、
電流IをI2 からI1へと小さくすると、減衰力特性
は、縮み側減衰力を小さい(ソフト)状態で伸び側の減
衰力が大きく(ハードに)なる。これに対して、電流I
をI2 からI3 へと大きくしていくと、伸び側減衰力を
小さい(ソフト)状態で縮み側の減衰力が大きく(ハー
ドに)なる。
【0034】また、図5は、ピストンのスピードに対す
る減衰力を示している。電流IがI1 からI2 の間で
は、縮み側は、実線21に示すように略一定値の状態で
伸び側が実線22から実線23の間の減衰力を得ること
になる。また、電流がI2 からI3 の間では、伸び側減
衰力は実線23に示すように略一定の状態で、縮み側減
衰力が実線21から実線24の間で可変になる。
【0035】前側、後側の底部絶対横加速度センサ
FL,8RL、前側、後側の上部絶対横加速度センサ
FU,8RU及び前、後側の減衰力可変型ダンパ7F ,7
R の各比例ソレノイド19に接続してコントローラ9が
車体6に設けられている。
【0036】コントローラ9は、図6に示すように電力
供給を受ける(ステップS1)と、まず初期設定を行なっ
て(ステップS2)制御周期に達したか否かを判定する
(ステップS3)。ステップS3では、制御周期に達したと
判定するまで繰り返して制御周期に達したか否かを判定
する。
【0037】ステップS3で制御周期に達したと判定する
と、前制御周期の目標電流(目標減衰係数)に基づいて
比例ソレノイド19(アクチュエータ)を駆動し、目標
減衰力に対応した減衰力を得る(ステップS4)。続いて
ステップS5で比例ソレノイド19以外の機器(例えばL
ED)に信号を出力して制御する。次に前上部、前底
部、後上部、後底部絶対横加速度センサ8FU,8FL,8
RU,8RLから絶対横加速度信号(前上部、前底部、後上
部、後底部絶対横加速度信号)αを読み込む(ステップ
S6)。続いて各絶対横加速度信号αに基づいて後述する
演算処理を行って、目標減衰係数Cを求め、これに対応
する目標電流Iの決定を行い(ステップS7)、次の制御
周期のステップS4で目標電流Iに基づいて比例ソレノイ
ド19を駆動して所望の減衰力を得る。
【0038】ここで、上記ステップS7の演算処理内容を
説明する。コントローラ9はステップS7において、図7
に示すように前側の底部絶対横加速度センサ8FLからの
前側底部絶対横加速度αl 、前側の上部絶対横加速度セ
ンサ8FUからの前側上部絶対横加速度αu に基づいて、
ブロックB10〜B25の演算処理を行うと共に、後側
の底部絶対横加速度センサ8RL、後側の上部絶対横加速
度センサ8RUの後側底部、後側上部絶対横加速度データ
に基づいて、ブロックB10〜B25と同等の演算処理
(図示省略)を行う。ここでは、前側を対象として説明
する。
【0039】図7において、ブロックB10〜B25で
前側台車の台車上部車体重心における純粋絶対横速度V
g を求めている。ブロックB10〜B25aにおいて、
まず前側の上部絶対横加速度センサ8FUで検出された上
部絶対横加速度αu はブロックB10で積分処理され、
これにより前側上部横速度Vu が得られ、この前側上部
横速度Vu がブロックB11でハイパスフィルタ処理さ
れてブロックB10の積分誤差を除去して前側上部横速
度Vu を求める。同様にして、底部絶対横加速度センサ
FLで検出された底部絶対横加速度αl に対してブロッ
クB12、B13の処理が行われ、底部横速度Vlが求
められる。
【0040】次に、差分回路D1で底部横速度Vl と上
部横速度Vu との差分演算(Vl −Vu )を行って自転
速度成分ω0 を求め、ブロックB14で自転速度成分用
ゲインKi を乗算し、ブロックB15でローパスフィル
タをかけ、さらに、ブロックB15aで高さhを乗算し
てデータω0 hを得、加え合わせ回路D2、差分回路D
3でそれぞれ、Vu +ω0 h、Vu −ω0 hの演算を行
って、自転速度成分を除いた底部横速度Vl ′(=Vu
+ω0 h)、上部横速度Vu ′(=Vu −ω0h)を求
める。続く差分回路D4で「Vl ′−Vu ′」の演算が
行われる。
【0041】ブロックB16〜B18では、前記自転速
度成分を除いた底部横速度Vl ′、自転速度成分を除い
た上部横速度Vu ′から、前記式7に準じて水平軸U回
りのモーメントωu を求め、ブロックB19で上中心ロ
ール速度成分用ゲインKu を乗算し、ブロックB20で
ローパスフィルタをかけ、上中心ロール運動成分により
算出された横速度を求め、さらにブロック20aで前記
式8に準じて「ru +2h」を乗算し、得られたデータ
を差分回路D6に出力する。また、ブロックB21〜B
23では、前記自転速度成分を除いた底部横速度Vl
および上部横速度Vu ′から、前記式9に準じて水平軸
L回りのモーメントωl を求め、ブロックB24で下中
心ロール速度成分用ゲインKl を乗算し、ブロックB2
5でローパスフィルタをかけ、下中心ロール運動成分に
より算出された横速度を求め、さらにブロック25aで
「rl 」を乗算し、得られたデータを差分回路D5に出
力する。
【0042】次に、差分回路D5,D6で自転速度成分
を除いた底部横速度Vl ′から、ブロック25aの出力
データ、ブロック20aの出力データを減算して純粋前
側絶対横速度Vg を求める。(よって、この図7は本発
明の絶対横速度検出手段を構成している。)なお、ここ
では、底部横速度Vl ′からブロックB25aの出力デ
ータ、ブロックB20aの出力データを減算している
が、上部横速度Vu ′から上記各データを減算して純粋
絶対横速度Vg (前側)を求めてもよいものである。
【0043】上述した前側の信号処理と同様に後側の信
号処理が行われ、純粋絶対横速度Vg (後側)が求めら
れ、その後、純粋絶対横速度Vg (前側)および純粋絶
対横速度Vg (後側)は、図8に示す処理が行われる。
すなわち、純粋絶対横速度Vg (前側)は、ブロックB
38において、前、後側独立である前側ゲインが乗算さ
れ、ブロックB39でローパスフィルタがかけられ、加
え合わせ回路D7に出力される。一方、純粋絶対横速度
g (後側)も同様に、ブロックB40において、前、
後側独立である後側ゲインが乗算され、ブロックB41
でローパスフィルタがかけられ、加え合わせ回路D9に
出力される。
【0044】また、純粋絶対横速度Vg (前側)および
純粋絶対横速度Vg (後側)は、それぞれ差分回路D1
1および加え合わせ回路D12に出力される。そして、
差分回路D11の差分演算処理によって車体6のヨー速
度成分と、加え合わせ回路D12の加え合わせ演算処理
によって車体6のスエー速度成分とがそれぞれ求められ
る。求められたヨー速度成分に対しては、ブロックB3
3でヨー速度成分用ゲインを乗算し、ブロックB34で
ローパスフィルタをかけ、ここで得たデータは加え合わ
せ回路D8および差分回路D10に出力される。一方、
スエー速度成分に対しては、ブロックB31でスエー速
度成分用ゲインを乗算し、ブロックB32でローパスフ
ィルタをかけ、ここで得たデータは加え合わせ回路D
7,D9に出力される。
【0045】そして、加え合わせ回路D7で得た純粋絶
対横速度Vg (前側)とスエー速度成分とを加えた速度
成分データは、加え合わせ回路D8でさらにヨー速度成
分が加えられ、ブロックB36で目標減衰係数C(前
側)と、この目標減衰係数Cに対応した比例ソレノイド
19に供給される目標電流I(前側)が求められる。一
方、加え合わせ回路D9で得た純粋絶対横速度Vg (後
側)とスエー速度成分とを加えた速度成分データは、差
分回路D11でヨー速度成分が減算され、ブロックB3
7で目標減衰係数C(後側)と、この目標減衰係数Cに
対応した比例ソレノイド19に供給される目標電流I
(後側)が求められる。ここで求められた前、後側それ
ぞれの目標電流Iを前、後側それぞれの減衰力可変型ダ
ンパ7F ,7R の比例ソレノイド19に出力することに
より、減衰力を調整する。
【0046】以上のようにして、図6のステップS7の処
理を終了する。ステップS7の処理を終了すると、ステッ
プS3に戻って上述したように処理が行われる。
【0047】上記実施の形態では、上中心ロール運動と
下中心ロール運動が同時に発生しないとしており、上中
心ロール運動と下中心ロール運動が切り替わる時に急激
に制御力が変化しないようにブロックB16、B21に
おいて、Vの値が徐々に変化するようにしている。な
お、急激に変化させるようにしてもよい。この場合、応
答性は良くなるが、切換え時の衝撃が発生しやすくな
る。
【0048】上述したように構成した鉄道車両用振動制
御装置では、上部、底部絶対横加速度センサ8FU,8FL
及びコントローラ9の積分処理ブロックB10,B12
が得る上部、底部絶対横速度Vu ,Vl に基づいて、自
転速度成分、上中心ロール速度成分、下中心ロール速度
成分を求め、その各速度成分を考慮して、台車上部車体
重心における純粋絶対横速度(車体6の左右方向推移に
伴う絶対横速度)を検出し、この純粋絶対横速度に基づ
いて比例ソレノイド19を制御して前側、後側のダンパ
F ,7R の減衰力を調整するので、車体6の横運動の
低減を確実に果たすことができる。また、図11に示す
従来技術では、ロール運動の抑制を行うために前、後側
計6個のセンサが必要とされるが、これに比して本実施
の形態では、良好なロール制御を前、後側計4個のセン
サで行えるので、接続線が少なくて済む上、信号処理量
も少なくなって装置の構成を簡略化できる。
【0049】なお、上記実施の形態では、図8のブロッ
ク図に示すようにスエー運動による成分、ヨー運動によ
る成分を分離して制御するようにしているので、このス
エー成分、ヨー成分算出結果に応じて前、後側の減衰力
可変型ダンパ7F ,7R の減衰力が調整され、ヨー運動
の低減を図ることができると共に、横方向の車体の推移
(スエー運動)の低減を図ることができ、さらに精度よ
く車体の振動抑制制御を行うことができる。
【0050】また、上記実施の形態では、2本のレール
12上を走行するタイプの鉄道車両1を例にしたが、こ
れに代えて図9に示すようにモノレールタイプの鉄道車
両1に本発明の鉄道車両用振動制御装置を適用してもよ
い。なお、図9に示す鉄道車両1は、図1に示すものに
比して、2本のレール12に代えてコンクリートの軌道
からなるモノレール2を設け、車輪11に代えてタイヤ
3を介して前、後台車4F ,4R をモノレール2に支持
させることが異なっている。
【0051】
【発明の効果】本発明は、前後一対の台車の鉛直線上に
ある台車上部車体重心における絶対横速度を検出し、車
体と各台車との間に設けられた減衰力可変型ダンパを制
御するようにしたので、乗員が位置する台車上部車体重
心における振動を効果的に抑制することができるので、
乗り心地の向上を図ることができる。さらに、車体の振
動要素(速度成分)として、自転速度成分、上中心ロー
ル速度成分および下中心ロール速度成分の台車上部車体
重心における絶対横速度を、車体の底部及び上部の各台
車に対応する部分に設けた底部、上部絶対横速度検出手
段により求め、この各速度成分を底部または上部絶対横
速度検出手段の検出結果から除くことで、車体の純粋な
絶対横速度を求めるようにしているので、底部絶対横速
度検出手段と上部絶対横速度検出手段のみで、純粋な絶
対横速度を得ることができ、簡易な装置構成とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の鉄道車両用振動制御装
置を模式的に示す図である。
【図2】同鉄道車両用振動制御装置を用いる鉄道車両を
模式的に示す側面図である。
【図3】図1の鉄道車両用振動制御装置のダンパを模式
的に示す図である。
【図4】同ダンパの比例ソレノイド供給電流−減衰力特
性を示す図である。
【図5】同ダンパのピストンのスピード−減衰力特性を
示す図である。
【図6】同鉄道車両用振動制御装置のコントローラの制
御内容を示すフローチャートである。
【図7】同コントローラのステップS7の処理内容を模式
的に示すブロック線図である。
【図8】同コントローラのステップS7の処理内容を模式
的に示すブロック線図である。
【図9】図1の鉄道車両に代えるモノレールタイプの鉄
道車両の一例を示す図である。
【図10】従来技術の一例を模式的に示す図である。
【図11】従来技術の他の例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
F ,4R 前、後台車 6 車体 7F ,7R 前、後側の減衰力可変型ダンパ 8FU,8FL,8RU,8RL 前上部、前底部、後上部、後
底部絶対横加速度センサ 9 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後それぞれに設けられた前後一
    対の台車と、 前記車体と前記一対の台車との間に設けられ、車体の台
    車に対する左右方向の移動に対して減衰力を発生し、縮
    み側の減衰力が小さい値のとき、伸び側の減衰力を大き
    い値とし、伸び側の減衰力が小さい値のとき、縮み側の
    減衰力を大きい値とする減衰力可変型ダンパと、 前記台車の鉛直線上にある台車上部車体重心における絶
    対横速度を検出する絶対横速度検出手段と、 該絶対横速度検出手段の検出結果に基づいて、前記車体
    が左右方向一側へ移動しているときに前記車体が前記台
    車に対する一側への相対移動に対して減衰力を大きい値
    とするように調整するコントローラと、 を備えたことを特徴とする鉄道車両用振動制御装置。
  2. 【請求項2】 絶対横速度検出手段は、 前後一対の台車にそれぞれ対応して車体の底部に設けら
    れ、該車体の底部における左右方向の絶対横速度を検出
    する底部絶対横速度検出手段と、 前後一対の台車にそれぞれ対応して車体の上部に設けら
    れ、該車体の上部における左右方向の絶対横速度を検出
    する上部絶対横速度検出手段とを有し、 さらに、前記底部絶対横速度検出手段および前記上部絶
    対横速度検出手段の検出結果から、前記台車上部車体重
    心を中心とする車体の自転速度成分、前記車体の上方を
    中心とする上中心ロール速度成分および前記車体の下方
    を中心とする下中心ロール速度成分を求め、この各速度
    成分を前記底部絶対横速度検出手段または前記上部絶対
    横速度検出手段のいずれか一方の検出結果から除いた値
    を前記絶対横速度とするようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の鉄道車両用振動制御装置。
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