JP2000289699A - ペイロード制振機構 - Google Patents

ペイロード制振機構

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペイロードに加わる振動やロッキングを効果
的に緩衝して支持できるようにする。 【解決手段】 ペイロード打上用ロケット内に収容され
るペイロード5をペイロードアダプタ4側に支持すると
共に、ペイロード5に加わる振動を緩衝するペイロード
制振機構であって、ペイロードアダプタ4上面に備えら
れる環状の下部プラットフォーム7とペイロード5下部
に備えられる環状の上部プラットフォーム8との間に、
ペイロード5の荷重を支持してロケットの機軸13方向
及び機軸13と直角方向の振動を緩衝する周方向に複数
配置された緩衝体12と、振動の緩衝効果を高めるため
の周方向に複数配置されたセミアクティブダンパ20
と、ペイロード5のロッキングを防止するためのロケッ
トの機軸13と直交する面で少なくとも2本以上が交差
するように配置されたトーションバー21,22とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペイロード打上用
ロケット内に設けられるペイロード(人工衛星)をペイ
ロードアダプタ側に支持するペイロード制振機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ペイロード(人工衛星)打上用ロケット
は、図7に示すように、一段ロケット1の先端に設けら
れた分割可能なフェアリング2,2内に、二段ロケット
3を収容した多段ロケットであり、その二段ロケット3
の先端部にペイロードアダプタ4と称される支持部材を
介してペイロード5を備えた構成を有する。
【0003】上記多段ロケットは、先ず一段ロケット1
のエンジンを着火して一段ロケット1全体を上空の所定
の高さまで打ち上げた後、その一段ロケット1の先端の
フェアリング2,2を左右に開いて二段ロケット3を露
出させ、次にこの二段ロケット3のエンジンを着火して
一段ロケット1から分離し、この二段ロケット3側のエ
ンジンの燃焼によって自ら推進して軌道上に達した後、
その先端部に搭載されたペイロード5をペイロードアダ
プタ4から分離して軌道上に投入することでペイロード
5の打ち上げが達成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ペイロ
ード5は、図8に示すように、切離し機構が内蔵されて
いる構造体6の下面を、ペイロードアダプタ4の上面に
支持させた構成を有している。
【0005】このため、上述したように、打上時には一
段ロケット1及び二段ロケット3の推進力により、ペイ
ロード5全体にその高さ方向(機軸方向)に大きな振動
が直接加わると同時に、推進時の空気との摩擦等により
ロケット自体に径方向(機軸と直角方向)の振動が加わ
ることになり、このためにペイロード5にロッキング
(揺れ)Rが発生し、これによって、ペイロード5内部
の機器等に悪影響を与える虞れがあるという問題があ
る。
【0006】上記ペイロード5の振動を緩衝するために
は、ペイロード5を何らかの手段によりペイロードアダ
プタ4に支持することが考えられるが、ペイロード5は
将来分離されるフェアリング2,2で包囲されているの
みであって、ペイロード5の上部をペイロードアダプタ
4側から支持することはできず、このためにペイロード
5は図8中矢印で示すようなロッキングRを生じ易い構
造となっている。
【0007】従って、ペイロード5の振動を緩衝するよ
うな手段を講じても、緩衝手段によってペイロード5が
ロッキングRを起こし、ロッキング幅が大きくなった場
合には、ペイロード5とそれを包囲しているフェアリン
グ2,2との相互間隔が狭いことによって、ペイロード
5とフェアリング2,2とが接触するという問題も考え
られる。
【0008】本発明は、かかる従来の問題点を解決すべ
くなしたもので、ペイロードに加わる機軸方向及び機軸
と直角方向の振動を効果的に緩衝して支持できるように
したペイロード制振機構を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ペイロード打
上用ロケット内に収容されるペイロードをペイロードア
ダプタ側に支持すると共に、ペイロードに加わる振動を
緩衝するペイロード制振機構であって、ペイロードアダ
プタ上面に備えられる環状の下部プラットフォームとペ
イロード下部に備えられる環状の上部プラットフォーム
との間に、ペイロードの荷重を支持してロケットの機軸
方向及び機軸と直角方向の振動を緩衝する周方向に複数
配置された緩衝体と、振動の緩衝効果を高めるための周
方向に複数配置されたセミアクティブダンパと、ペイロ
ードのロッキングを防止するためのロケットの機軸と直
交する面で少なくとも2本以上が交差するように配置さ
れたトーションバーとを備えたことを特徴とするペイロ
ード制振機構、に係るものである。
【0010】上記緩衝体は、積層ゴムであってもよく、
また、複数の緩衝体は、ロケットの機軸と平行に伸縮す
るように設けられていてもよく、ペイロードの中心方向
に伸縮するように傾斜配置されていてもよい。
【0011】セミアクティブダンパは、スチュアート型
に配置されていてもよく、略垂直に延びる垂直ダンパと
周方向略水平に延びる水平ダンパとを組合わせた構成を
有していてもよい。
【0012】トーションバーは、複数備えたトーション
バーの両端が下部または上部プラットフォームに軸支さ
れ、トーションバーの両端に備えた連結アームの夫々の
端部がリンクレバーを介して上部または下部プラットフ
ォームに接続されていても良く、また、一組備えたトー
ションバーのうちの一方のトーションバーの両端が下部
プラットフォームに軸支され、該トーションバーの両端
に備えた連結アームの夫々の端部がリンクレバーを介し
て上部プラットフォームに接続されており、他方のトー
ションバーの両端が上部プラットフォームに軸支され、
該トーションバーの両端に備えた連結アームの夫々の端
部がリンクレバーを介して下部プラットフォームに接続
されていてもよい。
【0013】本発明によれば、周方向に複数備えた緩衝
体によってペイロードに加わる機軸方向及び機軸と直角
方向の振動を効果的に緩衝すると共に、セミアクティブ
ダンパによってペイロードに加わる振動の緩衝効果を高
めることができ、更にトーションバーによってペイロー
ドに発生するロッキングも同時に効果的に抑制すること
ができ、これにより、ロケット打上時に発生するあらゆ
る方向へのペイロードの振動を効果的に緩衝してペイロ
ードの内部機器への悪影響を大幅に低減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0015】図1、図2は、図7、図8に示すロケット
に適用した本発明のペイロード制振機構の形態例を示し
たもので、ペイロードアダプタ4の上面に設けるように
した環状の下部プラットフォーム7とペイロード5の下
部に設けるようにした環状の上部プラットフォーム8と
の間に、ペイロード制振機構を配置している。
【0016】図1、図2に示すペイロード制振機構は、
環状を有する下部プラットフォーム7の内側には、相互
に120゜の角度を有して中心まで延びて先端が互いに
固定された3本の下部補強フレーム10が設けてあり、
前記下部プラットフォーム7における下部補強フレーム
10が取付られた位置の3ヶ所(正三角形位置)には、
下部プラットフォーム7と上部プラットフォーム8との
間を接続してペイロード5の荷重を支持し、振動を緩衝
するための積層ゴム11からなる緩衝体12を鉛直に配
置している。
【0017】前記積層ゴム11からなる緩衝体12は、
ゴム板と薄い鋼板とを交互に多数積層した構成を有する
ものであり、ロケットの機軸13方向(上下方向)の大
きな荷重を支持することができ、しかも機軸13方向及
び機軸13と直角方向の変形によって振動を吸収できる
ようになっている。
【0018】図1では緩衝体12の軸線がロケットの機
軸13と平行になるように設けた場合を示しているが、
図3に示すように、緩衝体12の軸線の夫々がペイロー
ド5の中心部方向を向くようにロケットの機軸13に対
して所要の角度αで傾斜していても良い。このときの傾
斜角度αは、緩衝体12が向かう位置よりペイロード5
の重心が下側になるようにすることが好ましい。このよ
うに緩衝体12の軸線がペイロード5の中心を向くよう
に傾斜させた配置とすると、緩衝体12による機軸13
方向及び機軸13と直角方向の振動を緩衝する作用と同
時に、ペイロード5のロッキング抑制効果も高められ
る。
【0019】更に、図1、図2に示すように、上部プラ
ットフォーム8の内側には、前記下部プラットフォーム
7に設けられた下部補強フレーム10に対して60゜ず
れた位置において、相互に120゜の角度を有して中心
まで延びて先端が一体に固定された3本の上部補強フレ
ーム19が設けられており、前記下部補強フレーム10
における下部プラットフォーム7への取付部と、上部補
強フレーム19における上部プラットフォーム8への取
付部との間には、スチュワート型に配置されたセミアク
ティブダンパ20を設けている。
【0020】セミアクティブダンパ20のスチュワート
型の配置は、セミアクティブダンパ20の一端を、下部
補強フレーム10の3本の脚部が下部プラットフォーム
7へ取付けられている部分に回動自在に接続し、他端
を、上部補強フレーム19の3本の脚部が上部プラット
フォーム8へ取付けられている部分に回動自在に接続し
た6本のセミアクティブダンパ20により形成され、図
1に示すように側方から見た際にはジグザクの形状を有
し、図2に示すように上方から見た際には略環状を有す
るように配置される。
【0021】更に、下部プラットフォーム7と上部プラ
ットフォーム8との間には、ペイロード5のロッキング
を防止するためのロケットの機軸13と直交する面で直
角方向に2本のトーションバー21,22が設けられて
いる。
【0022】即ち、一方のトーションバー21は、下部
プラットフォーム7上において直径方向に延び、その両
端がブラケット23により下部プラットフォーム7に回
転可能に軸支され、該トーションバー21の両端に備え
た連結アーム24,25の夫々の端部がリンクレバー2
6,27を介して上部プラットフォーム8に回動自在に
接続されている。また、他方のトーションバー22の両
端は、上部プラットフォーム8下において直径方向に延
び、その両端がブラケット28により上部プラットフォ
ーム8に回転可能に軸支され、該トーションバー22の
両端に備えた連結アーム29,30の端部がリンクレバ
ー31,32を介して下部プラットフォーム7に回動自
在に接続されている。
【0023】上記図示例では、トーションバー21を下
部プラットフォーム7側に配置し、トーションバー22
を上部プラットフォーム8側に配置した場合について例
示したが、複数のトーションバー21,22の両端を、
下部プラットフォーム7又は上部プラットフォーム8の
一方側に偏らせて軸支し、トーションバー21,22の
両端に備えた連結アーム24,25,29,30の夫々
の端部がリンクレバー26,27,30,31を介して
上部プラットフォーム8又は下部プラットフォーム7に
接続されるようにしても良い。
【0024】このとき、図2に示すように、リンクレバ
ー26とリンクレバー27を結ぶ線、及びリンクレバー
31とリンクレバー32を結ぶ線の夫々がロケットの機
軸13を通るように配置している。
【0025】図4はトーションバー21を例にとってそ
の動きを示したものであり、上部プラットフォーム8に
おけるリンクレバー26,27が接続されている部分が
同時に同方向に上下した場合には、トーションバー21
は連結アーム24,25を介して自由に回転し、また上
部プラットフォーム8におけるリンクレバー26,27
が接続されている部分が異なった上下動を行おうとした
場合には、連結アーム24,25の回動角度が変わるこ
とにより、トーションバー21が捻られる。このときの
捻じれ抵抗Kは
【数1】K=2(L/r)2GIp/L L:トーションバーのリンクレバー間長さの半分 r:連結アーム長さ G:横弾性係数 Ip:断面極二次モーメント である。上記したように、トーションバー21,22が
ロケットの機軸13と直交する面で直角方向に2本備え
られているので、トーションバー21,22の捻じれ抵
抗Kによって、ペイロード5のロッキングRが防止され
るようになっている。
【0026】次に、上記形態例の作用を説明する。
【0027】図8に示したように、ロケットの推進力に
よってペイロードアダプタ4からペイロード5側に機軸
方向及び機軸と直角方向の大きな振動が加わった場合に
は、図1、図2に示す緩衝体12が圧縮、剪断変形する
ことにより、下部プラットフォーム7から上部プラット
フォーム8に伝わる振動を緩衝する。
【0028】更に、前記緩衝体12による緩衝では、高
周波の共振振動を遮断できない問題があるが、セミアク
ティブダンパ20を備えているので、ダンパグレードを
調節することによって、共振を解消し高周波の遮断特性
を高めることができる。
【0029】更に、機軸13と直角方向の振動が複雑に
組み合わされてロッキング(揺れ)Rが発生した場合に
は、上部プラットフォーム8の片側が持ち上がるように
傾斜しようとする。
【0030】例えば図4においてリンクレバー27が接
続されている側の上部プラットフォーム8が、リンクレ
バー26が接続されている側に対して持ち上がるように
傾斜しようとした場合は、トーションバー21の連結ア
ーム24側は回転が固定され、連結アーム25側のみが
リンクレバー27により引っ張られて上側に回転される
ことにより捻られ、回転運動に抵抗する。このとき、ト
ーションバー21,22がロケットの機軸13と直交す
る面で直角方向に交差して備えられているので、上部プ
ラットフォーム8の傾きであるペイロード5の全方向の
ロッキングが抑制される。
【0031】上記したように、緩衝体12によってペイ
ロード5に加わる機軸13方向及び機軸13と直角方向
の振動が効果的に緩衝されると共に、スチュワート型に
配置されたセミアクティブダンパ20によってペイロー
ド5の振動緩衝効果が高められ、更にトーションバー2
1,22によってペイロード5に発生するロッキングも
同時に効果的に抑制され、これにより、ロケット打上時
に発生するあらゆる方向へのペイロード5の振動を効果
的に緩衝してペイロード5の内部機器への悪影響を大幅
に低減することができる。また、ロケットのペイロード
制振機構としては、軽量であることが望まれるが、前記
形態例の構成によれば軽量な装置によって振動を緩衝す
ることができる。
【0032】図5、図6は、セミアクティブダンパ20
の配置の他の形態例を示したものであり、略垂直に延び
て下部プラットフォーム7と上部プラットフォーム8と
の間の周方向3ヶ所において2本ずつ計6本、ロケット
の機軸13と平行に設けた垂直ダンパ33と、周方向3
ヶ所において2本ずつ計6本の略周方向水平に延びて設
けた水平ダンパ34とを組合わせて配置した構成として
いる。図中35は水平ダンパ34を取付けるために下部
プラットフォーム7に固定した取付ブロック、36は上
部プラットフォーム8から垂下した取付ブロックであ
る。
【0033】図5、図6の構成においても、垂直ダンパ
33により機軸13方向の振動を緩衝し、水平ダンパ3
4により機軸13と直角方向の振動を緩衝することがで
きる。
【0034】尚、前記形態例では、前記緩衝体12及び
セミアクティブダンパ20を三角配置した場合について
例示したが、4ヶ所以上に配置するようにしてもよいこ
と、トーションバー21,22も3本以上設けるように
しても良いこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ること、等は勿論である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、周方向に複数備えた緩
衝体によってペイロードに加わる機軸方向及び機軸と直
角方向の振動を効果的に緩衝すると共に、セミアクティ
ブダンパによってペイロードに加わる振動の緩衝効果を
高めることができ、更にトーションバーによってペイロ
ードに発生するロッキングも同時に効果的に抑制するこ
とができ、これにより、ロケット打上時に発生するあら
ゆる方向へのペイロードの振動を効果的に緩衝してペイ
ロードの内部機器への悪影響を大幅に低減できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のペイロード制振機構の形態の一例を示
す斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】緩衝体を傾斜配置した例を示す側面図である。
【図4】トーションバーの作用を示す斜視図である。
【図5】セミアクティブダンパの配置の他の例を示す平
面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】ペイロード打上用のロケットの一例を示す概略
側面図である。
【図8】従来のペイロード支持部の一例を示す概略側面
図である。
【符号の説明】
4 ペイロードアダプタ 5 ペイロード 7 下部プラットフォーム 8 上部プラットフォーム 11 積層ゴム 12 緩衝体 13 ロケットの機軸 20 セミアクティブダンパ 21,22 トーションバー 24,25 連結アーム 26,27 リンクレバー 29,30 連結アーム 31,32 リンクレバー 33 垂直ダンパ 34 水平ダンパ
フロントページの続き (72)発明者 安住 一郎 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)発明者 三田 倫也 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)発明者 岩本 浩祐 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 3J048 AA02 AD20 BA08 BB03 BC07 CB21 EA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペイロード打上用ロケット内に収容され
    るペイロードをペイロードアダプタ側に支持すると共
    に、ペイロードに加わる振動を緩衝するペイロード制振
    機構であって、ペイロードアダプタ上面に備えられる環
    状の下部プラットフォームとペイロード下部に備えられ
    る環状の上部プラットフォームとの間に、ペイロードの
    荷重を支持してロケットの機軸方向及び機軸と直角方向
    の振動を緩衝する周方向に複数配置された緩衝体と、振
    動の緩衝効果を高めるための周方向に複数配置されたセ
    ミアクティブダンパと、ペイロードのロッキングを防止
    するためのロケットの機軸と直交する面で少なくとも2
    本以上が交差するように配置されたトーションバーとを
    備えたことを特徴とするペイロード制振機構。
  2. 【請求項2】 緩衝体が積層ゴムであることを特徴とす
    る請求項1記載のペイロード制振機構。
  3. 【請求項3】 複数の緩衝体がロケットの機軸と平行に
    伸縮するように設けられていることを特徴とする請求項
    1又は2記載のペイロード制振機構。
  4. 【請求項4】 複数の緩衝体がペイロードの中心方向に
    伸縮するように傾斜配置されていることを特徴とする請
    求項1又は2記載のペイロード制振機構。
  5. 【請求項5】 セミアクティブダンパがスチュアート型
    に配置されていることを特徴とする請求項1記載のペイ
    ロード制振機構。
  6. 【請求項6】 セミアクティブダンパが略垂直に延びる
    垂直ダンパと周方向略水平に延びる水平ダンパとを組合
    わせた構成を有していることを特徴とする請求項1記載
    のペイロード制振機構。
  7. 【請求項7】 複数備えたトーションバーの両端が下部
    または上部プラットフォームに軸支され、トーションバ
    ーの両端に備えた連結アームの夫々の端部がリンクレバ
    ーを介して上部または下部プラットフォームに接続され
    ていることを特徴とする請求項1記載のペイロード制振
    機構。
  8. 【請求項8】 一組備えたトーションバーのうちの一方
    のトーションバーの両端が下部プラットフォームに軸支
    され、該トーションバーの両端に備えた連結アームの夫
    々の端部がリンクレバーを介して上部プラットフォーム
    に接続されており、他方のトーションバーの両端が上部
    プラットフォームに軸支され、該トーションバーの両端
    に備えた連結アームの夫々の端部がリンクレバーを介し
    て下部プラットフォームに接続されていることを特徴と
    する請求項1記載のペイロード制振機構。
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