JP4577049B2 - 緩衝装置 - Google Patents

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本発明は、車両の懸架装置に用いる緩衝装置に関する。
乗用車やバス、トラック等の車両は、衝撃を吸収するためのスプリング、スプリングが伸縮する速度を減衰させるダンパーを含んで構成される緩衝装置を用いて、路面からの衝撃を吸収させて、乗り心地を確保する。一般にスプリングには、コイルスプリングや板ばね、あるいはトーションバー等が用いられるが、気体(一般には空気)の圧縮弾性を利用した空気ばねも用いられる。空気ばねは、気体の量を調整することで、車両の乗車人数や積載物の量が変化した場合でも、車両の車高を一定に保つことができる。空気ばねを利用した懸架装置として、例えば特許文献1には、空気ばねとコイルスプリングとを直列的に配置したものが開示されている。
特開2003−1730号公報
ところで、特許文献1に開示されている技術では、上ケースの円弧部材と下ケースの円弧部材とが相互に噛み合うように嵌合して、上下に移動可能な円筒状の金属ケース内に空気ばねが装着される。そして、空気ばねの伸縮は、上ケースと下ケースとの上下方向の距離が変化することにより吸収する。かかる構造では、上ケースと下ケースとの摺動にともなう抵抗が大きい。また、特許文献1に開示された技術では、上ケースと下ケースとの軸方向に対して傾いた入力がある場合には、上ケースと下ケースとの円滑な動きが阻害される。このため、特許文献1に開示された技術においては、異音の発生や耐久性の低下を招くおそれがある。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、空気ばねがその伸縮方向に動作しているときの動作抵抗を低減できる緩衝装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る懸架装置は、車両に取り付けられて、懸架装置とともに用いられる緩衝装置であって、気室に閉じ込められた気体の圧縮弾性を利用し、かつ前記車両の取付側に配置される第1ばねと、前記第1ばねと直列に配置される第2ばねと、前記車両に取り付けられる車両側取付部材と、前記第1ばねと前記第2ばねとの間に介在すると共に前記第1ばねの伸縮方向及び前記第1ばねの伸縮方向に交差する方向に動けるように配置される中間支持体と、前記車両側取付部材と前記中間支持体との間に介在すると共に前記第1ばねの伸縮方向及び前記第1ばねの伸縮方向に交差する方向に対する前記中間支持体の動きを弾性変形によって受ける弾性支持体と、を含むことを特徴とする。
この発明に係る緩衝装置は、弾性支持体によって、第1ばねである空気ばねの伸縮方向及び前記空気ばねの伸縮方向に交差する方向に対する前記中間支持体の動きを弾性変形によって受ける。これによって、摺動部を極めて少なくして空気ばねの伸縮方向における寸法変化を許容することができるので、空気ばねがその伸縮方向に動作しているときの動作抵抗を低減して、異音の発生や耐久性の低下を抑制できる。
また、次の本発明に係る緩衝装置は、前記緩衝装置において、前記弾性支持体は、複数の球体であることを特徴とする。
また、次の本発明に係る緩衝装置は、車両に取り付けられて、懸架装置とともに用いられる緩衝装置であって、気室に閉じ込められた気体の圧縮弾性を利用し、かつ前記車両の取付側に配置される第1ばねと、前記第1ばねと直列に配置される第2ばねと、前記車両に取り付けられる環状の取付環と、前記第1ばねと前記第2ばねとの間に介在すると共に前記第1ばねの伸縮方向及び前記第1ばねの伸縮方向に交差する方向に動けるように配置される中間支持体と、前記中間支持体と前記取付環との間へ放射状に設けられる複数の引張棒と、前記取付環と前記中間支持体との間に介在すると共に、前記引張棒に、前記取付環の径方向外側へ向かう力を付与する弾性支持体と、を含んで構成されることを特徴とする。
この発明に係る緩衝装置は、引張棒を介して取付環の径方向外側へ向かう力を中間支持体に付与する弾性支持体によって、第1ばねである空気ばねの伸縮方向及び前記空気ばねの伸縮方向に交差する方向に対する前記中間支持体の動きを弾性変形によって受ける。これによって、摺動部を極めて少なくして空気ばねの伸縮方向における寸法変化を許容することができるので、空気ばねがその伸縮方向に動作しているときの動作抵抗を低減して、異音の発生や耐久性の低下を抑制できる。
また、次の本発明に係る緩衝装置は、車両に取り付けられて、懸架装置とともに用いられる緩衝装置であって、気室に閉じ込められた気体の圧縮弾性を利用し、かつ前記車両の取付側に配置される第1ばねと、前記第1ばねと直列に配置される第2ばねと、前記第1ばねと前記第2ばねとの間に介在すると共に前記第1ばねの伸縮方向及び前記第1ばねの伸縮方向に交差する方向に動けるように配置される中間支持体と、前記車両と前記中間支持体との間に介在すると共に、前記第1ばねの伸縮方向及び前記第1ばねの伸縮方向に交差する方向に対する前記中間支持体の動きを弾性変形によって受けるダイヤフラムと、を含んで構成されることを特徴とする。
この発明に係る緩衝装置は、ダイヤフラムによって、第1ばねである空気ばねの伸縮方向及び前記空気ばねの伸縮方向に交差する方向に対する前記中間支持体の動きを弾性変形によって受ける。これによって、摺動部を極めて少なくして空気ばねの伸縮方向における寸法変化を許容することができるので、空気ばねがその伸縮方向に動作しているときの動作抵抗を低減して、異音の発生や耐久性の低下を抑制できる。
また、次の本発明に係る緩衝装置は、前記第2ばねの振動を減衰させる振動減衰手段は、前記中間支持体の前記第2ばね側に取り付けられることを特徴とする。
この発明に係る緩衝装置は、空気ばねがその伸縮方向に動作しているときの動作抵抗を低減できる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。本発明は、乗用車やトラック、バス等の車両に適用でき、特に質量が小さく、乗員数の変更等による車両全体の相対的な質量変化が大きい車両に好適である。また、以下においては、いわゆるストラット形式の懸架装置に本発明を適用した例を説明するが、本発明が適用可能な懸架装置の形式は、これに限られるものではない。
この実施例に係る懸架装置は、空気ばねと固体ばねとを直列に組み合わせるとともに、空気ばねの伸縮方向に対する寸法変化を弾性変形によって許容し、かつ、車両に取り付けられて、路面から車両に入力される横力を車両に伝達する取付装置を備えて構成される点に特徴がある。ここで、空気ばねの伸縮方向とは、空気ばねが路面からの衝撃を吸収するために変形したり、車高調整の際に変形したりする方向をいう。また、横力とは、緩衝装置の伸縮方向に対して略直交する方向に作用する力をいう。
図1は、この実施例に係る緩衝装置の構造を示す側面図である。図2は、この実施例に係る緩衝装置が備える取付装置を示す平面図である。図3は、この実施例に係る緩衝装置が備える取付装置の動き方を示す説明図である。この緩衝装置10は、いわゆるストラット形式の懸架装置に用いられるもので、第1ばねである空気ばね1と固体ばねであるコイルスプリング(第2ばね)2とを、取付装置20を介して直列に組み合わせて構成される。ここで、固体ばねとは、例えば金属やグラスファイバー等の弾性材料を用いたばねであり、気体の圧縮による反発力を利用する空気ばね以外のばねをいう。本発明に適用できる固体ばねとしては、例えば、コイルスプリングや板ばね、あるいはトーションバー等があげられる。
取付装置20の中間支持体であるアッパーシート21には、車両支持用コイルスプリング2の振動を減衰させるダンパー3のダンパーロッド3Lが取り付けられる。また、ダンパー3には、車両支持用コイルスプリング2を支えるロアーシート3Sが取り付けられている。車両支持用コイルスプリング2は、取付装置20とロアーシート3Sとに挟持されて、路面からの衝撃を吸収、緩和する。取付装置20への取付側とは反対側におけるダンパー3の端部には、ブラケット3Bが取り付けられており、ハブ33を備えるナックル32が固定される。
取付装置20は、車両30の緩衝装置取付部31に、例えばボルトとナットとによって取り付けられる。取付装置20が備えるアッパーシート21と車両30の緩衝装置取付部31との間には、空気ばね1が備えられる。これによって、この実施例に係る緩衝装置10は、空気ばね1と車両支持用コイルスプリング2とを、取付装置20を介して直列に組み合わせられる。次に、取付装置20について説明する。
図2に示すように、取付装置20は、車両側取付部材である環状の取付環22に、引張棒23を介してアッパーシート21が支持される構造である。取付環22は、周方向に向かって複数の貫通孔22hが設けられている。アッパーシート21の周方向外側には、内面が略球形状に形成された支持穴21hが複数設けられる。引張棒23の一端(第1端)には略球状のストッパー24が設けられており、ストッパー23が支持穴21hにはめ込まれることにより、ストッパー24は支持穴21hに回動可能に支持される。
ストッパー24が設けられる引張棒23の端部の反対側は、取付環22に設けられる貫通孔22hを貫通する。取付環22の外側における貫通孔22hの内面は、略球面状に形成される。貫通孔22hを貫通した引張棒23は、貫通孔22hの外側からはめ込まれる球体25を貫通する。そして、球体25から突出した引張棒23には、弾性支持体であるコイルスプリング26がはめ込まれている。引張棒23の第2端(第1端の反対側)には、抜け止め手段27が取り付けられており、これによって、コイルスプリング26及び引張棒23の脱落を防止する。このような構成により、コイルスプリング26は、引張棒23に、取付環22の径方向外側へ向かう力を付与する。また、引張棒23は、球体25により取付環22に対して回動可能に支持される。なお、引張棒23の本数は6本に限られず、緩衝装置10や車両30の仕様によって適宜変更できる。
このような構造により、取付装置20のアッパーシート21は、アッパーシート21と取付環22との間へ放射状に設けられる複数の引張棒23を介して、取付環22に支持される。これによって、取付装置20のアッパーシート21は、コイルスプリング26の弾性変形によって、取付環22の径方向、及び取付環22の径方向(車両支持用コイルスプリング2の伸縮方向に略直交する方向)に対して略直交する方向に向かって動くことができる。
例えば、図3に示すように、空気ばね1の体積が大きくなって、その伸縮方向(矢印Z方向)にアッパーシート21を押すと、コイルスプリング26が縮んでアッパーシート21は、空気ばね1に押された方向(矢印Z方向)に移動する。ここで、空気ばね1の伸縮方向(矢印Z方向)に移動すると、緩衝装置10(図1)の全長が変化する。したがって、この取付装置20と空気ばね1とによって、車両30の車高を調整することができる。
また、アッパーシート21に、取付環22の径方向(図3の矢印Y方向)に向かう力が作用すると、その力の作用方向におけるコイルスプリング26が伸び、前記力の作用方向反対側のコイルスプリング26が縮むことにより、前記力の作用方向に向かってアッパーシート21が移動する。例えば車両30が旋回しているときに発生する力(横力)は、ハブ33、ナックル32、ダンパー3、ダンパーロッド3Lの順に伝達されるが、この横力は、取付装置20を介して車両30に伝達される。このように、取付装置20は、緩衝装置10の伸縮方向に対する空気ばね1の伸縮を許容するとともに、横力を取付対象である車両30に伝達する機能を有する。次に、この実施例に係る緩衝装置10の動きについて説明する。
図4−1〜図4−4は、この実施例に係る緩衝装置の動きを示す説明図である。図4−1は、緩衝装置10に横力が作用していない平衡状態を示す。図4−2は、緩衝装置10に図中のY方向へ横力Fsが作用した状態を示す。このように、この実施例に係る緩衝装置10では、横力Fsを受けた場合に緩衝装置10のアッパーシート21が取付環22の径方向へ横力Fsの作用方向へ移動する。そして、横力Fsの作用方向とは反対方向の引張棒23が、前記横力Fsを車両30へ伝達するので、横力伝達機能のない空気ばね1が車両30と緩衝装置10との間に介在していても、確実に横力を伝達できる。
図4−3は、緩衝装置10に曲げMsとリバウンドDとが作用した状態を示し、図4−4は、緩衝装置10に曲げMsと圧縮Uとが作用した状態を示す。このように、この実施例に係る緩衝装置10は、緩衝装置10のアッパーシート21が取付環22の径方向へ移動して、アッパーシート21の移動方向とは反対方向の引張棒23が曲げMsによって発生する力を車両30へ伝達する。また、リバウンドD及び圧縮Uによって発生する力は、空気ばね1を介して車両30に伝達される。
このように、この緩衝装置10は、取付装置20がある程度の曲げやねじりを許容することによって、様々な方向からの入力を許容できるので、車両30の緩衝装置として有用である。また、様々な方向からの入力があった場合でも、取付装置20の中間支持体であるアッパーシート21が動いてある程度の曲げやねじりを許容することにより、緩衝装置10に対して作用する無理な力を低減できる。その結果、衝撃吸収能や減衰能といった緩衝装置10の性能を十分発揮させることができる。この実施例に係る緩衝装置10は、特に、緩衝装置10で横力や曲げを受ける形式の懸架装置(例えばストラット形式)に好ましい。
図5は、この実施例に係る緩衝装置の空気補給系の一例を示す説明図である。例えば、第1緩衝装置10Aの第1空気ばね1Aと第2緩衝装置10Bの第2空気ばね1Bとは、それぞれ第1配管41Aと第2配管41Bとによって空気供給手段40と接続される。第1配管41A及び第2配管41Bには、第1及び第2空気ばね1A、1Bに空気を供給するときに開けられる第1及び第2給気弁43A、43Bが設けられる。空気供給手段40としては、例えば、車載電源や車両30の駆動源である内燃機関によって駆動されるコンプレッサがあげられるが、この他にも給油の際に空気タンクへ圧縮空気を補給する方法や、アクチュエータ付きの空気ばね等を用いることができる。
また、第1及び第2給気弁43A、43Bと第1及び第2空気ばね1A、1Bとの間には、第1及び第2空気ばね1A、1Bから空気を排出するときに開けられる第1及び第2排気弁44A、44Bが設けられる。車両30の車高を高くしたいときには、第1及び第2給気弁43A、43Bを開けて、第1及び第2空気ばね1A、1Bに空気を供給する。反対に、車両30の車高を高くしたいときには、第1及び第2排気弁44A、44Bを開けて、第1及び第2空気ばね1A、1Bから空気を排出する。このように、この実施例に係る緩衝装置10は、車高調整機能を備える。
この緩衝装置10が備える取付装置20は、摺動部分が極めて少ないので、動作抵抗は極めて小さい。これによって、車高調整時において空気ばねの伸縮方向における寸法が変化した場合における動作が極めて滑らかになり、異音の発生や耐久性低下も抑制できる。また、この緩衝装置10が備える取付装置20は、摺動部分が極めて少ないので、横力を受けて作動するときの抵抗は極めて小さい。これによって、横力を受けている場合においても、動作が極めて滑らかになり、異音の発生や車両30の突き上げ等を抑制でき、また耐久性低下も抑制できる。
いわゆる軽自動車のように、車両の質量が小さい車両は、一般に乗り心地が悪い。乗り心地は、緩衝装置を含む懸架装置全体の固有振動数に大きく影響を受ける。前記固有振動数は、緩衝装置に作用する荷重と緩衝装置のばね定数とで決まるが、質量の小さい車両では、乗り心地のよいばね定数を選択すると、乗員数が多くなったり積載量が大きくなったりすると車高が大幅に変化して、走行性能に影響を及ぼす。したがって、質量の小さい車両では、乗員数や積載量の変化が車高に与える影響を極力低減するため、高いばね定数を選択する必要があり、乗り心地は犠牲になる傾向が強かった。
上述したように、この緩衝装置10は車高調整機能を備えるので、車両30の乗員数が変化したり、車両30の積載量が変化したりして、緩衝装置10に作用する荷重に変化が発生した場合には、緩衝装置10の車高調整機能により車両30の車高を一定に保つことができる。これによって、乗り心地を確保するために車両支持用コイルスプリング2のばね定数を低くしても、緩衝装置10に作用する荷重変化による車両支持用コイルスプリング2の伸縮を吸収できる。その結果、車両30の乗り心地を確保しつつ、車高を一定に保って走行性能を維持することができる。特に、最小積載時における質量と最大積載時における質量との差が、車両の質量に対しておよそ1/5以上となるような車両に対して、この実施例に係る緩衝装置は好ましく適用できる。
ここで、空気ばね1のばね定数をk1、車両支持用コイルスプリング2のばね定数をk2とする。この実施例に係る緩衝装置10のように、空気ばね1と車両支持用コイルスプリング2とを直列に組み合わせた場合には、緩衝装置10全体のばね定数kは、式(1)のようになる。
k=(k1×k2)/(k1+k2)・・・(1)
これによって、空気ばね1と車両支持用コイルスプリング2とを直列に組み合わせた場合のばね定数は、車両支持用コイルスプリング2を単独で用いる場合と比較して小さくなる。このように、この実施例に係る緩衝装置10は、ばね系全体を柔らかく設定できるので、さらに乗り心地を確保できる。
(第1変形例)
図6は、この実施例の第1変形例に係る緩衝装置を示す説明図である。図7は、この実施例の第1変形例に係る緩衝装置が備える取付装置を示す説明図である。この変形例に係る緩衝装置は、上記実施例に係る緩衝装置10(図1参照)と略同様の構成であるが、取付装置の構成が異なる。他の構成は上記実施例と同様なので説明を省略する。
この変形例に係る緩衝装置10'は、アッパーシート21の外周部に取り付けたダイヤフラム(弾性支持体)28を介して車両30に取り付けられる。このダイヤフラム28が、この緩衝装置10'の取付装置となる。ダイヤフラム28は、平面に対して垂直方向に撓みやすい、弾性を有する板状の部材である。この変形例において、ダイヤフラム28は、円板状の金属板の一部に、蛇腹部28sが形成される。すなわち、前記金属板の径方向(図7中のR方向)に連続する山部28mと谷部28vとが、前記金属板の径方向に向かって交互に形成される。
この蛇腹部28sによって、ダイヤフラム28が弾性変形して、空気ばね1の伸縮方向(頭の矢印Z方向)に対する動きを許容できるので、空気ばね1の伸縮によって車両30の車高を調整できる。また、緩衝装置10から入力される横力は、ダイヤフラム28が弾性変形することにより、緩衝装置10のある程度の動きを許容しつつ車両30に伝達される。これによって、この変形例に係る緩衝装置10'は、上記実施例に係る緩衝装置10と同様の作用、効果を奏する。なお、ダイヤフラムは、平面に対して垂直方向に撓みやすい、弾性を有する板状の部材であればよく、必ずしも図7に示すような蛇腹部28sを備える必要はない。
(第2変形例)
図8−1は、この実施例の第2変形例に係る緩衝装置が備える取付装置を示す平面図である。図8−2、図8−3は、図8−1のA−A断面図である。この変形例に係る緩衝装置は、上記実施例や上記第1変形例に係る緩衝装置と略同様の構成であるが、取付装置の構成が異なる。他の構成は上記実施例等と同様なので説明を省略する。
この緩衝装置10aが備える取付装置20aは、例えばゴムや樹脂等の弾性材料で作られた弾性支持体50を介して、アッパーシート21aが取付環22aに支持される。なお、アッパーシート21aには、上記実施例で説明したように、ダンパー3のダンパーロッド3Lが取り付けられる。また、図8−1、図8−2に示すように、取付環22aは、車両30に固定される。
弾性支持体50は、内側環状体51と、内側環状体51の外径よりも内径の大きい外側環状体53と、内側環状体51と外側環状体53との間に放射状に配置されて両者を結合する複数の連結体52とで構成される。なお、この変形例において、内側環状体51と外側環状体53と連結体52とは、一体で構成される。外側環状体53は、取付環22aにはめ込まれ、これに固定される。また、アッパーシート21aは、内側環状体51にはめ込まれ、これに固定される。
図8−2は、この変形例に係る緩衝装置10aが備える空気ばね1に荷重が作用していない状態である。このときの空気ばね1の伸縮方向(図8―2の矢印Z方向)における長さをl1とする。車両30の車高を調整するため、空気ばね1に空気を充填して、空気ばね1の伸縮方向をける長さをl2にする(l2>l1)。すると、図8−3に示すように、弾性支持体50の連結体52が弾性変形によって撓んで、空気ばね1の伸縮方向(図8―3の矢印Z方向)における長さの変化を許容する。これによって、この変形例に係る緩衝装置10aの伸縮方向における長さを変化させ、車両30の車高を調整できる。また、緩衝装置10aに作用する横力は、弾性支持体50が弾性変形することによって、緩衝装置10aのある程度の動きを許容しつつ車両30へ伝達される。
この取付装置20aは、ゴム等の弾性材料で作られた複数の連結体52によって空気ばね1の伸縮方向における長さの変化を吸収する。そして、アッパーシート21aと取付環22aとの間にスポーク状に張り巡らされた複数の連結体52を介して、車両支持用コイルスプリング2の伸縮方向に略直交する方向に対する動きをある程度許容しつつ、横力を車両に伝達する。このような構成によって、横力による取付装置20aの変形を小さくできる。なお、弾性支持体50は、少なくとも連結体52が弾性材料で構成されていればよい。また、連結体52の本数は8本に限定されるものではなく、緩衝装置10aや車両30の仕様によって適宜変更できる。また、この取付装置20aは、摺動部分がほとんど存在しないので、横力を受けている場合の動作抵抗は極めて小さい。これによって、取付装置20aの動作が極めて滑らかになり、異音の発生や車両30の突き上げ等を抑制でき、また耐久性低下も抑制できる。
(第3変形例)
図9は、この実施例の第3変形例に係る緩衝装置が備える取付装置を示す平面図である。この変形例に係る緩衝装置が備える取付装置20bは、上記実施例の第2変形例に係る緩衝装置10aが備える取付装置20aの連結体52を、ゴムや樹脂等の弾性材料で作られた弾性部材(弾性支持体)26bに置き換えた構成である。すなわち、アッパーシート21bは、弾性部材26bを介して取付環22bに支持される。なお、取付環22bは車両に取り付けられ、アッパーシート21bには、ダンパー3のダンパーロッド3L(図1)が取り付けられる。かかる構成によって、この変形例に係る緩衝装置は、上記第2変形例に係る緩衝装置と同様の作用、効果を奏する。
(第4変形例)
図10−1は、この実施例の第4変形例に係る緩衝装置を示す断面図である。図10−2は、図10−1のB−B断面図である。この変形例に係る緩衝装置は、上記実施例やその変形例に係る緩衝装置と略同様の構成であるが、取付装置20cは球体を介して、アッパーシートを取付体に支持する点が異なる。他の構成は、上記実施例等と同様である。
図10に示すように、この緩衝装置10aが備える取付装置20aは、車両側取付部材22c内に、弾性球体26cを介して中間支持体21cが支持される。中間支持体21cは、上記実施例に係る緩衝装置10が備えるアッパーシート21(図1)に相当する。車両側取付部材22cは、中空の円筒形状であり、内部には空気ばね1、弾性球体26c、仕切り板4及び補助ばね5が内部に格納される。
車両側取付部材22cの車両取付側と反対側には孔22chが設けられている。そして、中間支持体21cの軸部21csがこの孔22chを貫通する。車両側取付部材22cの内部には、空気ばね1が設けられる。空気ばね1は、中間支持体21cの車両取付側における端部と接する。中間支持体21cの車両取付側とは反対側における端部には、ダンパー3のダンパーロッド3Lが取り付けられ、また、車両支持用コイルスプリング2が係止される。
図10−1、図10−2に示すように、中間支持体21cの軸部21csと、車両側取付部材22cの内壁22ciwとの間には、弾性支持体である弾性球体26cが設けられる。この弾性球体26cは、中間支持体21cの軸部21csと車両側取付部材22cの内壁22ciwとに接している。この変形例において、弾性球体26cは、ゴムや樹脂等の弾性材料で作られており、硬度は、緩衝装置10cや車両30の仕様に応じて適宜設定する。また、弾性球体26cは、例えば、金属球を弾性材料で被覆したものを用いてもよい。この変形例において、弾性球体26cの個数は3個であるが、弾性球体26cの個数はこれに限定されるものではなく、緩衝装置10cや車両30の仕様に応じて適宜設定する。
弾性球体26cと車両側取付部材22cの孔22ch側との間には、中抜き円板形状の仕切り板4と、補助ばね5とが設けられている。仕切り板4は、球体と補助ばね5との間に設けられる。中間支持体21cは、緩衝装置10cの伸縮や空気ばね1の伸縮にともなって、前記伸縮方向に動く。これによって、補助ばね5によって仕切り板4を弾性球体26c側に押し付けるようにすることで、弾性球体26cの遊びを低減する。また、空気ばね1の寸法がその伸縮方向に変化した場合には、弾性球体26cの弾性変形とともに、その変化を吸収する。なお、補助ばね5を使用せず、弾性球体26cのみの変形によって伸縮方向のおける空気ばね1の変形を吸収するように構成してもよい。
車両30の車高を調整するため、空気ばね1の寸法がその伸縮方向に変化した場合、中間支持体21cは、空気ばね1の寸法変化とともに移動する。この空気ばね1の伸縮方向における寸法変化は、弾性球体26cの弾性変形及び補助ばね5の弾性変形によって許容される。これによって、空気ばね1の伸縮方向(図10−1の矢印Z方向)における長さを変化させ、車両30の車高を調整できる。また、緩衝装置10cに作用する横力は、弾性球体26cが弾性変形することにより、緩衝装置10cの動きが程度許容されながら、中間支持体21c、弾性球体26c、車両側取付部材22cの順に伝達される。
この取付装置20cは、弾性球体26c及び補助ばね5が弾性変形することによって空気ばね1の伸縮方向における長さの変化を吸収する。そして緩衝装置10cに入力される横力は、弾性球体26cが弾性変形することにより緩衝装置10cの動きをある程度許容しながら、車両30に伝達される。このように、弾性球体26cを用いることによって、横力による取付装置20cの変形を小さくできる。また、この取付装置20cが空気ばね1の伸縮方向に動作する場合には、弾性球体26cの転がりにより動作抵抗を小さくできる。これによって、横力を受けている場合の動作抵抗を小さくできるので、取付装置20cの動作が極めて滑らかになり、異音の発生や車両30の突き上げ等を抑制でき、また耐久性低下も抑制できる。
以上、この実施例及び変形例に係る緩衝装置は、空気ばねと固体ばねとを組み合わせるとともに、車両の乗員数変化等によって緩衝装置の荷重が変化した場合には、空気ばねによって車高を調整する。また、この実施例及び変形例に係る緩衝装置は、伸縮方向に変形することによって空気ばねの伸縮を許容するとともに、横力を取付対象に伝達する取付装置によって車両に取り付けられる。このように、この緩衝装置を車両に取り付ける取付装置は摺動部が極めて少ないので、空気ばねがその伸縮方向に動作しているときの動作抵抗を低減できる。
また、この実施例及び変形例に係る緩衝装置は、上記構成によって、乗り心地を考慮して固体ばねのばね定数を低く設定しても、空気ばねによって車両の車高を一定に保つことができる。その結果、簡易な構成で、乗り心地を確保しつつ、車高を一定に保つことができる。特に、この実施例及び変形例に係る緩衝装置は、車両の質量が小さく、乗員数変化等により、車両全体で見た場合における相対的な質量変化が大きい車両に対して好適である。
また、この実施例及び変形例に係る緩衝装置は、万一空気ばねの荷重支持能力が極めて低下した場合であっても、取付装置が伸縮方向に変形して荷重を支持する。これによって、安全性が向上する。また、空気ばねと固体ばねとを組み合わせるので、空気ばねによって高周波の振動を遮断して、乗り心地をさらに向上させることができる。
また、路面から緩衝装置へは伸縮方向のみならず伸縮方向に交差する方向への入力が存在することがある。この実施例及びその変形例に係る緩衝装置では、第1ばねの伸縮方向に対して交差する方向に対する動きをある程度許容しつつ規制する。これによって、様々な方向からの入力があった場合でも、取付装置の中間支持体が動いてある程度の曲げやねじりを許容することにより、緩衝装置に対して作用する無理な力を低減できる。その結果、衝撃吸収能や減衰能といった緩衝装置の性能を十分発揮させることができる。
以上のように、本発明に係る懸架装置は、車両の懸架装置に有用であり、特に、空気ばねがその伸縮方向に動作しているときの動作抵抗を低減することに適している。
この実施例に係る緩衝装置の構造を示す側面図である。 この実施例に係る緩衝装置が備える取付装置を示す平面図である。 この実施例に係る緩衝装置が備える取付装置の動き方を示す説明図である。 この実施例に係る緩衝装置が備える取付装置の動き方を示す説明図である。 この実施例に係る緩衝装置が備える取付装置の動き方を示す説明図である。 この実施例に係る緩衝装置が備える取付装置の動き方を示す説明図である。 この実施例に係る緩衝装置が備える取付装置の動き方を示す説明図である。 この実施例に係る緩衝装置の空気補給系の一例を示す説明図である。 この実施例の第1変形例に係る緩衝装置を示す説明図である。 この実施例の第1変形例に係る緩衝装置が備える取付装置を示す説明図である。 この実施例の第2変形例に係る緩衝装置が備える取付装置を示す平面図である。 図8−1のA−A断面図である。 図8−1のA−A断面図である。 この実施例の第3変形例に係る緩衝装置が備える取付装置を示す平面図である。 この実施例の第4変形例に係る緩衝装置を示す断面図である。 図10−1のB−B断面図である。
符号の説明
1 空気ばね
2 車両支持用コイルスプリング
3 ダンパー
10、10a、10c 緩衝装置
10A 第1緩衝装置
10B 第2緩衝装置
20、20a、20b、20c 取付装置
21、21a、21b アッパーシート
21c 中間支持体
22、22a 取付環
22c 車両側取付部材
23 引張棒
26 コイルスプリング
26b 弾性部材
26c 弾性球体
28 ダイヤフラム
30 車両
40 空気供給手段
50 弾性支持体

Claims (5)

  1. 車両に取り付けられて、懸架装置とともに用いられる緩衝装置であって、
    気室に閉じ込められた気体の圧縮弾性を利用し、かつ前記車両の取付側に配置される第1ばねと、
    前記第1ばねと直列に配置される第2ばねと、
    前記車両に取り付けられる車両側取付部材と、
    前記第1ばねと前記第2ばねとの間に介在すると共に前記第1ばねの伸縮方向及び前記第1ばねの伸縮方向に交差する方向に動けるように配置される中間支持体と、
    前記車両側取付部材と前記中間支持体との間に介在すると共に前記第1ばねの伸縮方向及び前記第1ばねの伸縮方向に交差する方向に対する前記中間支持体の動きを弾性変形によって受ける弾性支持体と、
    を含むことを特徴とする緩衝装置。
  2. 前記弾性支持体は、複数の球体であることを特徴とする請求項1に記載の緩衝装置。
  3. 車両に取り付けられて、懸架装置とともに用いられる緩衝装置であって、
    気室に閉じ込められた気体の圧縮弾性を利用し、かつ前記車両の取付側に配置される第1ばねと、
    前記第1ばねと直列に配置される第2ばねと、
    前記車両に取り付けられる環状の取付環と、
    前記第1ばねと前記第2ばねとの間に介在すると共に前記第1ばねの伸縮方向及び前記第1ばねの伸縮方向に交差する方向に動けるように配置される中間支持体と、
    前記中間支持体と前記取付環との間へ放射状に設けられる複数の引張棒と、
    前記取付環と前記中間支持体との間に介在すると共に、前記引張棒に、前記取付環の径方向外側へ向かう力を付与する弾性支持体と、
    を含んで構成されることを特徴とする緩衝装置。
  4. 車両に取り付けられて、懸架装置とともに用いられる緩衝装置であって、
    気室に閉じ込められた気体の圧縮弾性を利用し、かつ前記車両の取付側に配置される第1ばねと、
    前記第1ばねと直列に配置される第2ばねと、
    前記第1ばねと前記第2ばねとの間に介在すると共に前記第1ばねの伸縮方向及び前記第1ばねの伸縮方向に交差する方向に動けるように配置される中間支持体と、
    前記車両と前記中間支持体との間に介在すると共に、前記第1ばねの伸縮方向及び前記第1ばねの伸縮方向に交差する方向に対する前記中間支持体の動きを弾性変形によって受けるダイヤフラムと、
    を含んで構成されることを特徴とする緩衝装置。
  5. 前記第2ばねの振動を減衰させる振動減衰手段は、前記中間支持体の前記第2ばね側に取り付けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の緩衝装置。
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