JP2009068652A - 防振装置のスタビライザ機構 - Google Patents

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賢三 殿城
Yoshinobu Ishikawa
佳延 石川
Yoichi Kitamura
洋一 北村
Takanari Ogawa
隆也 小川
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Abstract

【課題】水平方向に振動が加わっても、水平軸中心に回転するピッチングの発生を抑制する防振装置のスタビライザ機構を提供する。
【解決手段】支持フレーム11上に設けた弾性体14に支持された機器設置台12とで構成された防振装置のスタビライザ機構において、機器設置台12の第1端部P1と、防振装置のスタビライザ機構10の重心を通る機器設置台12の鉛直軸Xに対して線対称な位置に設けた第2端部P2と、当該第1端部P1および第2端部P2にその一端を回動自在に取付けた第1の支持アーム17および第2の支持アーム22と、当該第1の支持アーム17および第2の支持アーム22とは略直角をなし先端に第1の支持アーム17および第2の支持アーム22の他端を回動自在に取付けた可動アーム21の回転軸支持部において回転運動をねじれ剛性により回転自由度を抑制する前記各支持アーム17および22に回転自在に支持されたねじり棒20を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、移動体に搭載するカメラ装置等の機器に対する防振装置として使用するに適する防振装置のスタビライザ機構に関する。
従来、この種の防振装置のスタビライザ機構は、カメラ装置等の振動を嫌う機器に対する防振そのものを防ぐ方法と、振動を受けることにより位置がずれた時に瞬時に補正することにより結果的に振動の影響を受けない状態にする方法のいずれかを実施するカメラの防振用補正レンズの支持構造におけるスタビライザ機構が用いられている。
従来のこの種の防振装置のスタビライザ機構として、振動を受けることにより位置がずれた時に瞬時に補正することにより結果的に振動の影響を受けない状態にする方法の防振装置のスタビライザ機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、従来のカメラの防振用補正レンズの支持構造における防振装置のスタビライザ機構(特許文献1)の全体構造を示す側面図である。
図10に示す従来のカメラの防振用補正レンズの支持構造におけるスタビライザ機構1は、鏡胴2内にカメラレンズ3aを保持する枠体3が位置され、その枠体3に対してカメラレンズ3aを保持するロッド組立体4Aおよび4Bと、枠体3と連結される平行リンク機構5を備えている。
一方のロッド組立体4Aは、鏡胴2内にリニアモータ6が設けられ、このリニアモータ6によりロッド本体7が出没自在に設けられている。
このロッド本体7の出没に連動してカメラレンズ3aの枠体3を平面方向に移動させるようにしている。
他方のロッド組立体4Bは、ロッド組立体4Aとは平面方向にほぼ90°(deg)角度の異なる位置に設けられ、この位置からロッド組立体4Aと同様の作用をなすように設けられる。
平行リンク機構5は、枠体3のロッド組立体4Aおよび4Bとそれぞれ対応した位置に一端部が回動自在に固定され、他端部が鏡胴2側に固定されて設けられる。
この平行リンク機構5は、枠体3がロッド組立体4Aおよびロッド組立体4Bによりロッド本体7が出没した際に、枠体3の向きが変わらないように設けられている。
そして、スタビライザ機構1の設置した移動体から伝播する振動が枠体3に伝わりカメラレンズ3aが振動してカメラ映像にぶれが生じようとするが、このぶれの方向や程度に応じてロッド組立体4Aおよびロッド組立体4Bによりロッド本体7を出没させて、前記ぶれ分を補正(打消し)するように作用するようになっている。
従って、カメラレンズ3aが振動してもカメラ映像に一定のぶれを少なくした映像が得られるようになっている。
特開平10−268373号公報
しかしながら、従来の防振装置のスタビライザ機構によれば、振動を受けることにより位置がずれた時に瞬時に補正することにより結果的に振動の影響を受けない状態にする方法であるので、その振動検知のためのセンサが必要であること。また、このセンサで振動を検知した結果、振動を補正する精緻な駆動装置が必要となることから、振動補正に遅れが発生し易く、またこれを補正するにあたっては、更に大掛かりな設備が必要であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、防振支持された機器に対して水平方向に振動が加わっても、水平軸中心に回転するピッチングが発生することを抑制する防振装置のスタビライザ機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、支持フレームと、当該支持フレーム上に設けた弾性体と、当該弾性体に支持された機器設置台とで構成された防振装置のスタビライザにおいて、機器設置台の第1端部と、機器設置台において防振装置のスタビライザの重心を通る機器設置台の鉛直軸に対して線対称な位置に設けた第2端部と、当該第1端部および第2端部にその一端を回動自在に取付けた第1支持アームおよび第2支持アームと、当該第1支持アームおよび第2支持アームとは略直角をなし先端に第1支持アームおよび第2支持アームの他端を回動自在に取付けた可動アームの回転軸支持部において回転運動をねじれ剛性により回転自由度を抑制する前記各支持フレームに回転自在に支持されたねじり棒と、を具備したことを特徴とする防振装置のスタビライザ機構を提供する。
本発明によれば、簡易な構成であってカメラ装置に対する振動そのものを発生させないので、カメラ機器等の振動を嫌う機器に好適する防振装置のスタビライザ機構を提供することができる。
本発明に係る防振装置のスタビライザ機構の実施形態について、添付図面の図1〜図9を参照して説明する。
図1は、本発明の防振装置のスタビライザ機構の全体構成を示す斜視図である。図2は、本発明の防振装置のスタビライザ機構の全体構成を示す上方より見た図である。図3は、本発明の防振装置のスタビライザ機構の要部を斜め上方から見た図である。図4は、本発明の防振装置のスタビライザ機構の第1の支持アームと保持具との接合部を拡大して示す図である。図5は、本発明の防振装置のスタビライザ機構の第1のアーム組立体を示す要部の拡大斜視図である。図6は、本発明の防振装置のスタビライザ機構の第1の支持アームと保持具との接合部の拡大断面図である。図7は、本発明の防振装置のスタビライザ機構の保持具と弾性体との接合状態を示す図で、(a)は、側面図で、(b)は上面図である。
防振装置のスタビライザ機構10は、図1に示すように、支持フレーム11と、当該支持フレーム11上に設けた弾性体としてのコイルバネ14と、当該コイルバネ14に支持された機器設置台12とで構成された防振装置のスタビライザ機構10において、機器設置台12の第1端部P1と、機器設置台12において防振装置のスタビライザ10の重心を通る機器設置台12の鉛直軸Xに対して線対称な位置に設けた第2端部P2と、当該第1端部P1および第2端部P2にその一端を回動自在に取付けた第1の支持アーム17および第2の支持アーム22と、当該第1の支持アーム17および第2の支持アーム22とは略直角をなし先端に第1の支持アーム17および第2の支持アーム22の他端を回動自在に取付けた第1の可動アーム16と第2の可動アーム21の回転軸支持部において回転運動をねじれ剛性により回転自由度を抑制する支持フレーム11に回転自在に支持されたねじり棒20とから構成される。
この第1の支持アームおよび第2の支持アームの回動自在部の位置との間において所定の重量バランスが定義される。
防振装置のスタビライザ機構10は、支持フレーム11の内壁面側にて取り付けられ、開口(図1の矢視A方向)側に回動自在に支持されるように設けられる第1のアーム組立体R1を備えている。
この第1のアーム組立体R1は、第1の主軸15と、第1の可動アーム16を備えている。
この第1のアーム組立体R1は、支持フレーム11の内壁面側位置に取付けられる第1の主軸15と、第1の可動アーム16を備えている。
第1の主軸15は、図5に示すように、その両端部にクランク状に延曲した第1の可動アーム16がそれぞれ設けられる。
第1の可動アーム16には、第1の主軸15の近傍において、第1の錘部16aが設けられる。この第1の錘部16aは、第1の主軸15から延曲した方向とは反対方向に僅かに延曲した位置に設けられる。そして、この第1の錘部16aは、第1の主軸15の回動中心軸y(図5参照)を中心にして並進力がゼロとなるように重量が調整されたものである。すなわち、支持フレーム11側から伝播される振動に対してこれを打ち消す作用が得られるものである。
第1の支持アーム17は、一端が第1の可動アーム16に回動自在に接続され、他端側が図2に示すように、正面が6角形状に形成された機器設置台12の側面12a〜12fにおいて、相対向する側面12aおよび12bに保持具13a,13b側に接合される。
第1の可動アーム16は、第1の主軸15の両端側のそれぞれに、一方が接続され、他方が第1の支持アーム17に接続される。
また、それぞれの第1の支持アーム17は、図5および図6に示すように、保持具13a,13bに接続して設けられる支持アーム本体17a、この支持アーム本体17aの中間部には、図5に示すように、第2の錘部17b、この第2の錘部17bを支持固定するナット17cが設けられる。
また、支持アーム本体17aに接合される保持具13a側端部には、一軸方向に回動自在な柱状部材17dが設けられる。
第2の錘部17bは、図5に示すように、第1の支持アーム17の回動中心軸zを中心にして振動抑制がなされる。すなわち、第2の錘部17bは、並進力がゼロとなるように重量が調整されたもので、第1の可動アーム16側から伝播される振動に対して、これを打ち消す作用が得られるものである。
一方、支持アーム本体17aに接続される保持具13a(13b)側への接続端部には、図6に示すように振動緩衝部18が設けられる。
この振動緩衝部18は、保持具13a(13b)側に結合される緩衝材容器18a、この緩衝材容器18a内の両側に収納されるリング状の防振ゴム18bを備えている。
一方、この防振ゴム18bには、支持アーム本体17aの先端部に軸支される柱状部材17dの両端部を弾力的に支持され、柱状部材17dが発する全方向の振動に対して、主として高周波成分が除去される。
支持フレーム11は、図1に示すように、上方から見て、例えば内面が6角形の筒状に形成されたものであって、飛翔体等の移動体の構体(図示せず)に取り付けられる。
支持フレーム11に回動自在に取り付けられる第1の主軸15は、捩り剛性の高い材質のパイプが用いられ、支持フレーム11から第1の可動アーム16および第2の可動アーム21へ伝播する振動による捩り力が加わらないように十分な剛性を有している。
また、第2の支持アーム22は、結合具24に一端が接合され、他端が第1の支持アーム17に接合される。
また、第1の可動アーム16の取付け方向とほぼ90度(角度)異なった支持フレーム11の内壁面側位置に、開口(図1の矢視A方向)側に回動自在に支持されるように設けられる第2のアーム組立体R2を備えている。
この第2のアーム組立体R2は、支持フレーム11の内壁面側位置に取付けられるねじり棒20と第2の可動アーム21を備えている。
機器設置台12は、図示しないカメラ機器が設置される台座として設けられるもので、図1〜図4に示すように、支持フレーム11の開口の底部にあって、外形が例えば6角形の側面12a〜12f(側面12fは、図示せず)を持つドーナツ形状ものである。
保持具13a,13bは、機器設置台12の6角形の相対向する側面12a(12b)に接合させて設けられる固形部材であって、図7(a),(b)に示すように、コイルバネ14の長手方向を側面にして接触状態に配置される。このコイルバネ14は、支持フレーム11側から伝播する全方位の振動に対して振動吸収し得る所要のバネ定数のものが用いられる。
次に、スタビライザ機構10(A,B)は、第1のアーム組立体R1と第2のアーム組立体R2を主要部とした構成である。
第2のスタビライザ機構10Bは、図1〜図4に示すように、第1のスタビライザ機構10Aの第1の主軸15の位置から平面方向へ、ほぼ90°の角度ずらせた位置にあって、支持フレーム11の開口方向Aに回動自在に支持される第2のアーム組立体R2を備えている。この第2のアーム組立体R2は、ねじり棒20と、このねじり棒20の両側からやや斜めに延出した第2の可動アーム21がそれぞれ設けられる。この第2の可動アーム21には、第2の支持アーム22が回動自在に接続される。
また、機器設置台12の4側面12c〜12fにおいて、図2に示すように、それぞれの側面12c〜12fに対応して結合されるように4個の保持具13c〜13fが設けられる。
また、この保持具13c〜13fと支持フレーム11の内面との間には、図1〜図4に示すように、それぞれコイルバネ14が設けられる。
すなわち、コイルバネ14は、図7(a),(b)にて具体的に示すうに、支持フレーム11と保持具13c〜13fの間に、その側面を密接に接するように設けられる。なお、このコイルバネ14は、所要のバネ定数を保持させ、その側面を体11と保持具13c〜13fの間に密接に接合されることにより、支持フレーム11側からのあらゆる方向の振動に対して減衰乃至は吸収する作用が得られる。
第2のアーム組立体R2は、その先端部が、隣り合う保持具13cと13d,13eと13fの各組を一つに結合する結合具24がそれぞれ取り付けられる。
この結合具24と第2の支持アーム22の結合部には、第1のスタビライザ機構10Aにて採用した振動緩衝部18を設けることもできる。
次に、防振装置のスタビライザ機構10の作用について、第1のスタビライザ機構10Aおよび第2のスタビライザ機構10Bに区分して説明する。
(第1のスタビライザ機構10Aについて)
第1のスタビライザ機構10Aの防振原理を図8に示す模式図を参照して説明する。
図8は、本発明の防振装置のスタビライザ機構の一方の防振原理を説明する模式図である。
なお、図8において、符号P1およびP2に示すように、第1の支持アーム17および第2の支持アーム22との接合部を第1端部P1とし、第2の可動アーム21と第1の支持アーム17との接合部を第2端部P2として示す。
飛翔体等の構体(図示せず)が駆動したり、駆動部から発生する振動は、図8に示す第1のスタビライザ機構10Aにおいて、支持フレーム11に発生する振動は、第1のアーム組立体R1の第1の主軸15側から、第1の可動アーム16,第1の支持アーム17,コイルバネ14,保持具13a〜13fおよび機器設置台12に順次伝播される。
第1の主軸15が受ける全方向の振動は、そのまま第1の可動アーム16に伝播される。
この第1の可動アーム16に伝播された振動は、第1の錘部16aにより並進力をゼロとする作用が働き、受けた振動を抑制する。
そして、この抑制された振動は、第1の支持アーム17に伝達され、第2の錘部17bにより並進力をゼロとする作用が働き、受けた振動を更に抑制する。
この並進力をゼロにするにあたっては、振動の振幅または高周波成分に応じて種々の錘を選定することにより極小化を図ることができる。
一方、コイルバネ14により、全方向の振動が吸収される。
従って、機器設置台12が受ける支持フレーム11側からの振動は、第1の錘部16aおよび第2の錘部17bによる振動の打ち消し作用、コイルバネ14による振動吸収作用により、機器設置台12上に設置されるカメラ機器等の機器に振動やぶれが生じることのない第1のスタビライザ機構10Aが得られる。
(第2のスタビライザ機構10Bについて)
第2のスタビライザ機構10Bの防振原理を図9に示す模式図を参照して説明する。
図9において、符号P3およびP4に示すように、第2の支持アーム22と第1の支持アーム17との接合部を第3端部P3として、また、第2支持アーム22と第2の可動アーム21との接合部を第4端部P4として示す。
図9は、本発明の防振装置のスタビライザ機構の他方の防振原理を説明する模式図である。
飛翔体等の構体(図示せず)が駆動したり、駆動部から発生する振動は、図1および図9に示す第2のスタビライザ機構10Bにおいて、支持フレーム11に発生する振動は、第2のアーム組立体R2のねじり棒20側から、第2の可動アーム21,第2の支持アーム22,結合具24および保持具13c,13dを介して機器設置台12に順次伝播される。
すなわち、ねじり棒20が受ける全方向の振動は、そのまま第2の可動アーム21に伝播される。
この第2の可動アーム21に伝播された振動は、第2の支持アーム22に伝達される。その際に、保持具13c〜13fにより機器設置台12が押圧されるので、この機器設置台12の安定性がよい。また、この際に、保持具13c〜13fは、それぞれのコイルバネ14により、全方向の振動が吸収される。
従って、機器設置台12が受ける支持フレーム11側からの振動は、コイルバネ14による振動吸収作用により、機器設置台12上に設置されるカメラ機器が、第1のスタビライザ機構10Aの第1の可動アーム16による機器設置台12による2点支持と相俟って安定に支持されると共に、より一層の振動減衰作用が得られる。
このように、第1のスタビライザ機構10Aおよび第2のスタビライザ10Bを備えたスタビライザ機構10によれば、支持フレーム11側からのあらゆる振動に対して制振作用が働くので、機器設置台12の姿勢が安定し、この機器設置台12上にカメラ機器等の機器に振動やぶれが生じることのない特性が得られる。
なお、第2のスタビライザ機構10Bには、上述したように、第1のスタビライザ機構10Aの第1の可動アーム16の第1の錘部16a、また、第1の支持アーム17の第2の錘部17bのような錘部を設けていないが、この第1のスタビライザ機構10Aと同様に錘を設けてもよい。
従って、スタビライザ機構10によれば、第1のスタビライザ機構10Aおよび第2のスタビライザ機構10Bを設けたことにより、より一層の振動吸収および振動の打ち消し作用効果が得られる。
また、防振装置を備えたスタビライザ機構10(10A,10B)は、図1に示す鉛直軸x方向に設けられるのが望ましいが、飛翔体等の移動体に搭載して用いる場合には、必ずしも方向が特定されなく、横向きや上下逆向きであっても差し支えない。
更に、上述した第1のアーム組立体R1の第1の主軸15の平面方向に90°の角度のずらせた位置に第2のアーム組立体R2のねじり棒20を設けた構成にしたが、必ずしも上記構成をとる必要はなく、例えば80°や65°ずらせた位置に設けるようにしてもよい。
更にまた、防振装置を備えたスタビライザ機構10は、第1および第2のスタビライザ機構10Aおよび10Bの両方を設けることにより、機器設置台12をより安定に支持することができるが、第2のスタビライザ機構10Bは、必ずしも必要なものではなく、第1のスタビライザ機構10Aのみを備えたスタビライザ機構であってもよい。
本発明の防振装置のスタビライザ機構の全体構成を示す斜視図。 本発明の防振装置のスタビライザ機構の全体構成を示す上方より見た図。 本発明の防振装置のスタビライザ機構の要部を斜め上方から見た図。 本発明の防振装置のスタビライザ機構の第1の支持アームと保持具との接合部を拡大して示す図。 本発明の防振装置のスタビライザ機構の第1のアーム組立体を示す要部の拡大斜視図。 本発明の防振装置のスタビライザ機構の第1の支持アームと保持具との接合部の拡大断面図。 本発明の防振装置のスタビライザ機構の保持具と弾性体との接合状態を示す図で、(a)は側面図、(b)は上面図。 本発明の防振装置の一方のスタビライザ機構の防振原理を説明する模式図。 本発明の防振装置の他方のスタビライザ機構の他の防振原理を説明する模式図。 従来のカメラの防振用補正レンズの支持構造における防振装置のスタビライザ機構の概要を示す平面図。
符号の説明
10 スタビライザ機構
10A 第1のスタビライザ機構
10B 第2のスタビライザ機構
11 支持フレーム
12 機器設置台
12a〜12f 側面
13(13a〜13f) 保持具
14 コイルバネ(弾性体)
15 第1の主軸
16 第1の可動アーム
16a 第1の錘部
17 第1の支持アーム
17a 支持アーム本体
17b 第2の錘部
17c ナット
17d 柱状部材
18 振動緩衝部
18a 緩衝材容器
18b 防振ゴム
20 ねじり棒
21 第2の可動アーム
22 第2の支持アーム
24 結合具
P1 第1端部
P2 第2端部
P3 第3端部
P4 第4端部
R1 第1のアーム組立体
R2 第2のアーム組立体

Claims (6)

  1. 支持フレームと、
    当該支持フレーム上に設けた弾性体と、
    当該弾性体に支持された機器設置台とで構成された防振装置のスタビライザ機構において、
    機器設置台の第1端部と、機器設置台において防振装置のスタビライザの重心を通る機器設置台の鉛直軸に対して線対称な位置に設けた第2端部と、
    当該第1端部および第2端部にその一端を回動自在に取付けた第1の支持アームおよび第2の支持アームと、
    当該第1の支持アームおよび第2の支持アームとは略直角をなし先端に第1の支持アームおよび第2の支持アームの他端を回動自在に取付けた可動アームの回転軸支持部において回転運動をねじれ剛性により回転自由度を抑制する前記各支持フレームに回転自在に支持されたねじり棒と、を具備したことを特徴とする防振装置のスタビライザ機構。
  2. 鉛直軸方向90度回転して構成した機構を取付けたことを特徴とする請求項1に記載の防振装置のスタビライザ機構。
  3. 水平軸方向90度回転して構成した機構を取付けたことを特徴とする請求項1に記載の防振装置のスタビライザ機構。
  4. 前記回転軸支持部、前記ねじり棒、前記第1の可動アームおよび前記第2の可動アーム、前記第1の支持アームおよび第2の支持アーム、前記第1端部および第2端部のいずれかに、支持フレームと機器設置台とを介するように高分子材料を取付けたことを特徴とする請求項1に記載の防振装置のスタビライザ機構。
  5. 前記支持フレームが発生する振動に対して前記第1の支持アームおよび第2の支持アームの機器設置台への並進力が0になるように前記第1の支持アームおよび第2の支持アームの回動自在部の位置と重量バランスを定義したことを特徴とする請求項1に記載の防振装置のスタビライザ機構。
  6. 前記支持フレームが発生する振動に対して前記第1可動アームおよび第2可動アームの前記機器設置台への並進力が0になるように前記第1の可動アームおよび第2の可動アームの回転軸支持部の位置と重量バランスを定義したことを特徴とする請求項1に記載の防振装置のスタビライザ機構。
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