JP2005273888A - 防振装置 - Google Patents

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JP2005273888A JP2004092683A JP2004092683A JP2005273888A JP 2005273888 A JP2005273888 A JP 2005273888A JP 2004092683 A JP2004092683 A JP 2004092683A JP 2004092683 A JP2004092683 A JP 2004092683A JP 2005273888 A JP2005273888 A JP 2005273888A
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Masatsune Tachibana
聖凡 立花
Kunio Suematsu
邦男 末松
Akemasa Kameyama
明正 亀山
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Abstract

【課題】 移動体の高周波数振動を効果的に吸収することにより、この移動体に取り付けられる機器(例えば画像センサ)の振動を抑制することができる低廉・軽量の防振装置を提供する。
【解決手段】 移動体に固定される固定架台10と、固定架台10にX軸方向に直線的に相対移動するように取り付けられるX軸移動架台11と、X軸移動架台11にY軸方向に直線的に相対移動するように取り付けられるY軸移動架台12と、Y軸移動架台12にZ軸方向に直線的に相対移動するように取り付けられるとともに機器が固定されるZ軸移動架台13と、X軸移動架台11、Y軸移動架台12及びZ軸移動架台13の振動を吸収するコイルスプリング14と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、防振装置に関し、特に、航空機等の移動体に搭載される機器の振動を抑制する防振装置に関する。
現在、画像センサをジンバル装置に取り付けて移動体に搭載し、この画像センサを複数軸回りに回動させながら撮像を行う技術が実用化されている。例えば航空機産業においては、航空機の胴体の下部にジンバル装置を介して画像センサを取り付け、ジンバル装置によって2軸回りに回動自在とされた画像センサを用いて、飛行中に外部の画像情報を断続的ないし連続的に取得する技術が実用化されている。
ところで、このように移動体の一部に画像センサを取り付ける場合には、移動体の動揺に起因して画像センサが振動することにより、正確な情報の取得が妨げられる場合がある。例えば、航空機の胴体の下部に取り付けた画像センサが航空機の動揺に起因して振動することにより、画像情報が乱れてしまう場合がある。このため、近年においては、画像センサの振動を抑制するための技術が種々提案されている。
例えば、画像センサの視軸の角速度を検出するレートジャイロを設け、検出された角速度を打ち消すようにジンバルを制御する技術が提案されている。しかし、このようなレートジャイロを用いたジンバル制御技術を採用すると、レートジャイロのゼロ点が経時的にドリフトするため、制御されたはずの画像センサの視軸が所望の方向からずれてしまう場合がある。
このようなレートジャイロのドリフトに起因した問題を解決する技術として、画像センサの所望の視軸角度を維持するような目標ジンバル角度を算出し、この目標ジンバル角度と実際のジンバル角度との偏差をゼロにするようにジンバルを駆動するジンバル制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。かかるジンバル制御装置を採用すると、レートジャイロのドリフトの問題が解消され、移動体(航空機)の姿勢が変化した場合においても画像センサの視軸を所望の方向に指向させ続けることができる。
実開平7−32646号公報(第1頁、第1図)
しかし、移動体(航空機)の振動には、姿勢変化(低周波数振動)と、エンジンやロータ等による高周波数振動と、が存在し、特許文献1に記載されたジンバル制御装置を採用すると低周波数振動を抑制することができるが、高周波数振動を抑制することができなかった。従って、高周波数振動を抑制するためには、低周波数振動抑制用のジンバル制御装置とは別に、高周波数振動抑制用の精巧なジンバル機構等を追加搭載する必要があるため、重量・寸法・価格の増大を招いていた。
本発明の課題は、移動体の高周波数振動を効果的に吸収することにより、この移動体に取り付けられる機器(例えば画像センサ)の振動を抑制することができる低廉・軽量の防振装置を提供することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、防振装置であって、固定架台と、前記固定架台に取り付けられる第1移動架台と、前記第1移動架台を前記固定架台に対して第1の軸に沿って直線的に相対移動させる第1移動機構と、前記第1移動架台の前記固定架台に対する相対的な振動を吸収する第1吸振手段と、前記第1移動架台に取り付けられる第2移動架台と、前記第2移動架台を前記第1移動架台に対して前記第1の軸に直角な第2の軸に沿って直線的に相対移動させる第2移動機構と、前記第2移動架台の前記第1移動架台に対する相対的な振動を吸収する第2吸振手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、移動体に固定架台を固定するとともに、第2移動架台に所定の搭載機器(例えば画像センサ)を取り付けることにより、移動体と搭載機器との間に固定架台、第1移動架台及び第2移動架台を介在させることができる。そして、第1移動機構により、第1移動架台が固定架台に対して第1の軸に沿って直線的に相対移動するとともに、第1吸振手段により、第1移動架台の固定架台に対する相対的な振動が吸収される。また、第2移動機構により、第2移動架台が第1移動架台に対して第2の軸に沿って直線的に相対移動するとともに、第2吸振手段により、第2移動架台の第1移動架台に対する相対的な振動が吸収される。
従って、移動体が第1の軸及び第2の軸を含む平面内で動揺した場合においても、移動体の第1の軸に沿った振動を第1移動機構及び第1吸振機構により吸収することができるとともに、移動体の第2の軸に沿った振動を第2移動機構及び第2吸振機構により吸収することができる。この結果、搭載機器の2軸方向(第1及び第2の軸に沿った方向)における振動を抑制することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、複数の架台と、これら架台間相互の相対移動を実現させる移動機構と、各架台の相対振動を吸収する吸振手段と、を有する簡易な構造で移動体の動揺を吸収することができる。従って、従来の高周波数振動抑制用の精巧なジンバル機構等を採用する必要がないので、装置の軽量化・小型化・低廉化を実現させることができる。また、装置の交換や修理に要する時間や費用を低減させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の防振装置において、前記第1移動機構は、前記固定架台に固定された案内部と、前記第1移動架台に固定されるとともに前記案内部に沿って直線的に滑動する滑動部と、から構成されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の防振装置において、前記第2移動機構は、前記第1移動架台に固定された案内部と、前記第2移動架台に固定されるとともに前記案内部に沿って直線的に滑動する滑動部と、から構成されることを特徴とする。
請求項2又は3に記載の発明によれば、第1移動機構又は第2移動機構は、案内部と、この案内部に沿って直線的に滑動する滑動部と、から構成されるので、きわめて簡易な構成で、第1移動架台又は第2移動架台の直線的相対移動を実現させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか一項に記載の防振装置において、前記第1吸振手段及び前記第2吸振手段は、コイルスプリングであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか一項に記載の防振装置において、前記第2移動架台に取り付けられる第3移動架台と、前記第3移動架台を前記第2移動架台に対して前記第1の軸及び前記第2の軸に直角な第3の軸に直線的に相対移動させる第3移動機構と、前記第3移動架台の前記第2移動架台に対する相対的な振動を吸収する第3吸振手段と、をさらに備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、第2移動架台に取り付けられる第3移動架台をさらに備えており、この第3移動架台に所定の搭載機器(画像センサ)を固定することにより、移動体と搭載機器との間に固定架台、第1移動架台、第2移動架台及び第3移動架台を介在させることができる。そして、第3移動機構により、第3移動架台が第2移動架台に対して第3の軸に直線的に相対移動するとともに、第3吸振手段により、第3移動架台の第2移動架台に対する相対的な振動が吸収される。
従って、移動体が第1の軸及び第2の軸を含む平面に垂直な方向(第3の軸に沿った方向)に動揺した場合においても、移動体の第3の軸に沿った振動を第3移動機構及び第3吸振機構により吸収することができる。この結果、搭載機器の3軸方向(第1、第2及び第3の軸に沿った方向)における振動を抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の防振装置において、前記第3移動機構は、前記第2移動架台に固定された案内部と、前記第3移動架台に固定されるとともに前記案内部に沿って直線的に滑動する滑動部と、から構成されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、第3移動機構は、案内部と、この案内部に沿って直線的に滑動する滑動部と、から構成されるので、きわめて簡易な構成で、第3移動架台の直線的相対移動を実現させることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の防振装置において、前記第3吸振手段は、コイルスプリングであることを特徴とする。
本発明によれば、複数の架台と、これら架台間相互の相対移動を実現させる移動機構と、各架台の相対振動を吸収する吸振手段と、を備え、精巧な機構を有しない低廉・軽量の防振装置により、移動体のエンジンやロータ等に起因する高周波数振動を効果的に吸収して、この移動体に取り付けられる機器(例えば画像センサ)の振動を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図を用いて詳細に説明する。本実施の形態においては、図1に示した回転翼航空機100(移動体)の胴体110の前方下部に取り付けられる画像センサ200の振動を抑制する防振装置について説明する。なお、画像センサ200は、図3に示したセンサコントローラ300によって駆動制御される。
まず、図2及び図3を用いて、本発明の実施の形態に係る防振装置1の構成について説明する。
防振装置1は、図2に示すように、回転翼航空機100に固定される固定架台10、固定架台10に取り付けられるX軸移動架台11、X軸移動架台11に取り付けられるY軸移動架台12、Y軸移動架台12に取り付けられるとともに画像センサ200及びセンサコントローラ300(図3参照)が固定されるZ軸移動架台13、等を備えて構成されている。
固定架台10は、図2に示すような矩形状の枠状部材であって、一定の方向に延在するように配置された平行な2つの直線状部分10xと、これら2つの直線状部分10xの延在方向に対して直角な方向に延在するように配置された平行な2つの直線状部分10yと、から構成されている。固定架台10は、図示されていない固定手段を用いて回転翼航空機100の胴体110の前方下部(図1参照)に固定される。
なお、本実施の形態においては、図2に示すように、固定架台10の直線状部分10xの延在方向に沿ってX軸をとり、直線状部分10yの延在方向に沿ってY軸をとり、これらX軸及びY軸に対して直角な方向に沿ってZ軸をとっている。本実施の形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、各々、本発明における第1の軸、第2の軸、第3の軸である。
X軸移動架台11は、図2に示すような矩形状の枠状部材であって、X軸方向に延在する平行な2つの直線状部分11xと、Y軸方向に延在する平行な2つの直線状部分11yと、から構成されている。X軸移動架台11は、X軸移動機構を介して固定架台10に取り付けられており、固定架台10に対してX軸に沿って直線的に相対移動するように構成されている。すなわち、X軸移動架台11は、本発明における第1移動架台である。
X軸移動機構は、X移動架台11を固定架台10に対してX軸に沿って直線的に相対移動させるものであって、本発明における第1移動機構である。本実施の形態においては、図2に示すように、固定架台10のX軸方向に延在する直線状部分10xの両端近傍部分の上面に固定された4つのX軸案内部11aと、X軸移動架台11のX軸方向に延在する直線状部分11xの両端近傍部分の下面に固定された4つのX軸滑動部11b(1つのみ図示)と、によってX軸移動機構を構成している。X軸滑動部11bがX軸案内部11aによって案内されながら滑動することにより、X軸移動架台11は固定架台10に対してX軸方向に相対移動する。
また、X軸移動架台11のY軸方向に延在する直線状部分11yと、固定架台10のY軸方向に延在する直線状部分10yと、の間には、圧縮されたコイルスプリング14が設けられている。コイルスプリング14は、X軸移動架台11の固定架台10に対するX軸方向の相対的な高周波数振動(エンジンやロータに起因する振動)を吸収するものであり、本発明における第1吸振手段である。コイルスプリング14としては、比較的柔らかいものを採用するようにする。本実施の形態においては、X軸移動架台11とともに振動するときのコイルスプリング14の固有振動数が、エンジン及びロータの常用回転数よりも小さくなるようにばね定数を選択している。
Y軸移動架台12は、図2に示すような矩形状の枠状部材であって、X軸方向に延在する平行な2つの直線状部分12xと、Y軸方向に延在する平行な2つの直線状部分12yと、から構成されている。Y軸移動架台12は、Y軸移動機構を介してX軸移動架台11に取り付けられており、X軸移動架台11に対してY軸に沿って直線的に相対移動するように構成されている。すなわち、Y軸移動架台12は、本発明における第2移動架台である。
Y軸移動機構は、Y移動架台12をX軸移動架台11に対してY軸に沿って直線的に相対移動させるものであって、本発明における第2移動機構である。本実施の形態においては、図2に示すように、X軸移動架台11のY軸方向に延在する直線状部分11yの両端近傍部分の上面に固定された4つのY軸案内部12a(2つのみ図示)と、Y軸移動架台12のY軸方向に延在する直線状部分12yの両端近傍部分の下面に固定された4つのY軸滑動部12b(2つのみ図示)と、によってY軸移動機構を構成している。Y軸滑動部12bがY軸案内部12aによって案内されながら滑動することにより、Y軸移動架台12はX軸移動架台11に対してY軸方向に相対移動する。
また、Y軸移動架台12のX軸方向に延在する直線状部分12xと、X軸移動架台11のX軸方向に延在する直線状部分11xと、の間には、圧縮されたコイルスプリング14が設けられている。コイルスプリング14は、Y軸移動架台12のX軸移動架台11に対するY軸方向の相対的な高周波数振動(エンジンやロータに起因する振動)を吸収するものであり、本発明における第2吸振手段である。なお、コイルスプリング14としては、比較的柔らかいものを採用するようにする。本実施の形態においては、Y軸移動架台11とともに振動するときのコイルスプリング14の固有振動数が、エンジン及びロータの常用回転数よりも小さくなるようにばね定数を選択している。
Z軸移動架台13は、図2に示すような円形状の環状部材であって、Z軸移動架台13は、Z軸移動機構を介してY軸移動架台12に取り付けられており、Y軸移動架台12に対してZ軸に沿って直線的に相対移動するように構成されている。すなわち、Z軸移動架台13は、本発明における第3移動架台である。Z軸移動架台13の下側には画像センサ200が固定され、Z軸移動架台13の上側にはセンサコントローラ300が固定される(図3参照)。
Z軸移動機構は、Z移動架台13をY軸移動架台12に対してZ軸に沿って直線的に相対移動させるものであって、本発明における第3移動機構である。本実施の形態においては、図2に示すように、Y軸移動架台12のX軸方向に延在する直線状部分12xの長手方向中央部分の内面に固定された凹状のZ軸案内部13aと、Z軸移動架台13の外面に形成された凸状のZ軸滑動部13bと、によってZ軸移動機構を構成している。Z軸滑動部13bがZ軸案内部13aによって案内されながら滑動することにより、Z軸移動架台13はY軸移動架台12に対してZ軸方向に相対移動する。
また、Z軸移動架台13とY軸移動架台12とを繋ぐ(図示されていない)圧縮されたコイルスプリングが設けられている。コイルスプリングは、Z軸移動架台13のY軸移動架台12に対するZ軸方向の相対的な高周波数振動(エンジンやロータに起因する振動)を吸収するものであり、本発明における第3吸振手段である。なお、このコイルスプリングとしては、比較的柔らかいものを採用するようにする。本実施の形態においては、Z軸移動架台11とともに振動するときのコイルスプリングの固有振動数が、エンジン及びロータの常用回転数よりも小さくなるようにばね定数を選択している。
以上説明した実施の形態に係る防振装置1は、図2に示すように、固定架台10、X軸移動架台11、Y軸移動架台12及びZ軸移動架台13を備えており、画像センサ200及びセンサコントローラ300は、図3に示すように、これら固定架台10、X軸移動架台11、Y軸移動架台12及びZ軸移動架台13を介して回転翼航空機100に取り付けられる。
そして、X軸移動機構(X軸案内部11a及びX軸滑動部11b)により、X軸移動架台11が固定架台10に対してX軸方向に相対移動するとともに、コイルスプリング14により、X軸移動架台11の固定架台10に対する相対的な高周波数振動が吸収される。また、Y軸移動機構(Y軸案内部12a及びY軸滑動部12b)により、Y軸移動架台12がX軸移動架台11に対してY軸方向に相対移動するとともに、コイルスプリング14により、Y軸移動架台12のX軸移動架台11に対する相対的な高周波数振動が吸収される。さらに、Z軸移動機構(Z軸案内部13a及びZ軸滑動部13b)により、Z軸移動架台13がY軸移動架台12に対してZ軸方向に相対移動するとともに、コイルスプリングにより、Z軸移動架台13のY軸移動架台12に対する相対的な高周波数振動が吸収される。
従って、回転翼航空機100に固定された固定架台10がX軸及びY軸を含む平面内で振動した場合においても、回転翼航空機100のX軸方向の振動をX軸移動機構及びコイルスプリング14により吸収することができる。また、回転翼航空機100のY軸方向の振動をY軸移動機構及びコイルスプリング14により吸収することができる。さらに、回転翼航空機100に固定された固定架台10がX軸及びY軸を含む平面に垂直なZ軸方向に振動した場合においても、回転翼航空機100のZ軸に沿った振動をZ軸移動機構及びコイルスプリングにより吸収することができる。この結果、画像センサ200及びセンサコントローラ300の3軸方向(X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向)における高周波数振動を抑制することができ、画像センサ200の視軸を一定の方向に指向させることができるので、画像のぶれを防止することができる。
また、以上説明した実施の形態に係る防振装置1によれば、複数の架台(固定架台10、X軸移動架台11、Y軸移動架台12及びZ軸移動架台13)と、これら架台相互間の相対移動を実現させる移動機構(X軸移動機構、Y軸移動機構及びZ軸移動機構)と、各架台の相対振動を吸収する吸振手段(コイルスプリング14)と、を有する簡易な構造で、回転翼航空機100の高周波数振動を吸収することができる。従って、従来の高周波数振動抑制用の精巧なジンバル機構等を採用する必要がないので、装置の軽量化・小型化・低廉化を実現させることができる。また、装置の交換や修理に要する時間や費用を低減させることができる。
なお、以上の実施の形態においては、固定架台10、X軸移動架台11及びY軸移動架台12の平面形状を矩形状にし、Z軸移動架台13の平面形状を円形状にした例を示したが、これら架台の平面形状は特に限定されるものではない。
また、以上の実施の形態においては、Z軸移動架台13に画像センサ200及びセンサコントローラ300を固定した例を示したが、Z軸移動架台13を設けずに、Y軸移動架台12に画像センサ200及びセンサコントローラ300を固定してもよい。かかる場合には、画像センサ200及びセンサコントローラ300の2軸方向(X軸方向及びY軸方向)における高周波数振動を抑制することができる。
また、以上の実施の形態においては、固定架台10にX軸移動架台11を取り付け、このX軸移動架台11にY軸移動架台12を取り付け、このY軸移動架台13にZ軸移動架台13を取り付けた例を示したが、これら移動架台の取付の順番を変更することもできる。
例えば、固定架台10に、Z軸移動機構を介してZ軸移動架台13を取り付け、このZ軸移動架台13にX軸移動機構を介してX軸移動架台11を取り付け、このX軸移動架台11にY軸移動機構を介してY軸移動架台12を取り付けることもできる。かかる場合におけるZ軸移動架台13、X軸移動架台11、Y軸移動架台12は、各々本発明における第1移動架台、第2移動架台、第3移動架台であり、Z軸、X軸、Y軸は、各々本発明における第1の軸、第2の軸、第3の軸である。また、Z軸移動機構、X軸移動機構、Y軸移動機構は、各々本発明における第1移動機構、第2移動機構、第3移動機構である。
また、固定架台10に、Y軸移動機構を介してY軸移動架台12を取り付け、このY軸移動架台12にZ軸移動機構を介してZ軸移動架台13を取り付け、このZ軸移動架台13にX軸移動機構を介してX軸移動架台11を取り付けることもできる。かかる場合におけるY軸移動架台12、Z軸移動架台13、X軸移動架台11は、各々本発明における第1移動架台、第2移動架台、第3移動架台であり、Y軸、Z軸、X軸は、各々本発明における第1の軸、第2の軸、第3の軸である。また、Y軸移動機構、Z軸移動機構、X軸移動機構は、各々本発明における第1移動機構、第2移動機構、第3移動機構である。
また、以上の実施の形態においては、X軸案内部11aとX軸滑動部11bとからX軸移動機構を構成した例を示したが、X軸移動機構の構成はこれに限定されるものではなく、固定架台10に対してX軸移動架台11をX軸方向に直線的に相対移動させるような構成であれば、いかなる構成を採用することもできる。Y軸移動機構及びZ軸移動機構の構成に関しても同様である。
また、以上の実施の形態においては、本発明における第1〜第3吸振手段としてコイルスプリング14を採用しているが、移動架台の相対振動を抑制するような他の弾性体を吸振手段として採用することもできる。
また、以上の実施の形態においては、回転翼航空機100(移動体)に取り付けられる画像センサ200の振動を抑制する防振装置1について説明したが、本発明に係る防振装置を他の移動体(例えば固定翼航空機や飛行船)に搭載した場合においても同様に画像センサの振動を抑制することができる。また、本発明に係る防振装置を、画像センサ以外の搭載機器の振動抑制に用いることもできる。
本発明の実施の形態に係る防振装置が搭載される回転翼航空機を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る防振装置の斜視図である。 図2に示した防振装置に画像センサ及びセンサコントローラを取り付けた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 防振装置
10 固定架台
11 X軸移動架台(第1移動架台)
11a X軸案内部(第1移動機構)
11b X軸滑動部(第1移動機構)
12 Y軸移動架台(第2移動架台)
12a Y軸案内部(第2移動機構)
12b Y軸滑動部(第2移動機構)
13 Z軸移動架台(第3移動架台)
13a Z軸案内部(第3移動機構)
13b Z軸滑動部(第3移動機構)
14 コイルスプリング(第1吸振手段、第2吸振手段)

Claims (7)

  1. 固定架台と、
    前記固定架台に取り付けられる第1移動架台と、
    前記第1移動架台を前記固定架台に対して第1の軸に沿って直線的に相対移動させる第1移動機構と、
    前記第1移動架台の前記固定架台に対する相対的な振動を吸収する第1吸振手段と、
    前記第1移動架台に取り付けられる第2移動架台と、
    前記第2移動架台を前記第1移動架台に対して前記第1の軸に直角な第2の軸に沿って直線的に相対移動させる第2移動機構と、
    前記第2移動架台の前記第1移動架台に対する相対的な振動を吸収する第2吸振手段と、
    を備えることを特徴とする防振装置。
  2. 前記第1移動機構は、
    前記固定架台に固定された案内部と、
    前記第1移動架台に固定されるとともに前記案内部に沿って直線的に滑動する滑動部と、
    から構成されることを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
  3. 前記第2移動機構は、
    前記第1移動架台に固定された案内部と、
    前記第2移動架台に固定されるとともに前記案内部に沿って直線的に滑動する滑動部と、
    から構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の防振装置。
  4. 前記第1吸振手段及び前記第2吸振手段は、
    コイルスプリングであることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の防振装置。
  5. 前記第2移動架台に取り付けられる第3移動架台と、
    前記第3移動架台を前記第2移動架台に対して前記第1の軸及び前記第2の軸に直角な第3の軸に直線的に相対移動させる第3移動機構と、
    前記第3移動架台の前記第2移動架台に対する相対的な振動を吸収する第3吸振手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の防振装置。
  6. 前記第3移動機構は、
    前記第2移動架台に固定された案内部と、
    前記第3移動架台に固定されるとともに前記案内部に沿って直線的に滑動する滑動部と、
    から構成されることを特徴とする請求項5に記載の防振装置。
  7. 前記第3吸振手段は、
    コイルスプリングであることを特徴とする請求項5又は6に記載の防振装置。
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