JP2019143700A - 防振装置及び光学製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジンバル機構における防振装置において、各方向に対する個別の防振特性調整を可能にするとともに、ジンバル機構全体の小型化及び軽量化を可能にする。【解決手段】防振装置1は、ジンバル機構のフレームの内側に取り付けるフレーム取付部材1dと、ペイロード取付部材1aと、それらの間に配設された複数の中間部材と、でなる部材群を備える。上記部材群は、フレーム取付部材1dからペイロード取付部材1aへ向かう方向である第1方向に移動可能な第1部材と、第1方向に直交する第2方向に移動可能な第2部材と、第1方向に直交する第3方向に移動可能な第3部材と、を有する。防振装置1は、第1部材の第1方向への移動を制限するように配設される第1防振部材1e、第2部材の第2方向への移動を制限するように配設される第2防振部材1f、及び第3部材の第3方向への移動を制限するように配設される第3防振部材1gを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、防振装置及び光学製品に関する。
航空機、船舶などの移動体に搭載されるジンバル機構は、カメラ等の各種光学機器を備えるペイロード部を内蔵し、外部からの振動や衝撃といった外乱に影響を受けることなく、光学機器を任意の方向に指向することが要求されている。
外部からの振動や衝撃がペイロード部に加わると、光学機器の視軸を安定させることができず、取得される画像に乱れを生じる。そのため、ジンバル機構には外乱による影響を低減するための防振機構が設けられていることが多い。
例えば、特許文献1に記載の撮像装置では、移動体とジンバル機構(ジンバル装置)との間に次のような防振装置を備えることで、外乱による影響の低減を図っている。即ち、この防振装置は、ジンバル機構を直線移動させる直動案内装置と、直動案内装置の移動方向に緩衝作用を有するように配置された防振ゴムと、で構成されている。
また、特許文献2には、ジンバル機構とペイロードとの間にバネ付きストラットを用いた防振機構を組み込むことで振動外乱を除去する技術が開示されている。
特開2011−209540号公報 特開2007−010088号公報
しかしながら、特許文献1に記載の撮像装置では、ジンバル機構全体の構造の小型化及び軽量化を妨げるといった問題点(第1の問題点)がある。具体的には、特許文献1に記載の撮像装置では、移動体とジンバル機構との間に防振装置が設けられているため、防振機構として設けられた防振装置にジンバル機構全体を支持するための剛性が必要になり、防振装置が大きくなり、重量も増大してしまう。これにより、特許文献1に記載の撮像装置では、ジンバル機構全体の構造の小型化及び軽量化が困難になる。
これに対して、特許文献2に記載の技術では、ジンバル機構とペイロードの間に防振機構を設けることで、上記第1の問題点を解決する構造となっている。しかしながら、第2の問題点として、ペイロードを支持する防振機構が等方性防振機構となっていることで、各方向で異なる剛性を与えるなどの防振設計が困難な点が挙げられる。特に、ペイロード部が備えるカメラ等の各種光学機器の中には、振動方向によって耐環境性が異なるものも珍しくない。よって、こうした機器に対しては、各方向で最適化した防振特性を設けることで、防振機構への過剰な防振性能の要求を避けることが望まれる。
上述のように、ジンバル機構における防振装置では各方向に対する個別の防振特性調整が困難であるとともに、ジンバル機構全体の小型化及び軽量化が困難となっており、このような問題を解決するような機構が望まれる。
本開示の目的は、上述した課題を解決する防振装置及びその防振装置を備えた光学製品を提供することにある。上記課題は、ジンバル機構における防振装置では各方向に対する個別の防振特性調整が困難であるとともに、ジンバル機構全体の小型化及び軽量化が困難であるというものである。
本開示の一態様に係る防振装置は、
ジンバル機構のフレームの内側に取り付けるフレーム取付部材と、ペイロードを取り付けるペイロード取付部材と、前記フレーム取付部材と前記ペイロード取付部材との間に配設された複数の中間部材と、でなる部材群と、
第1防振部材と、
第2防振部材と、
第3防振部材と、
を備え、
前記部材群は、前記フレーム取付部材から前記ペイロード取付部材へ向かう方向である第1方向に移動可能な第1部材と、前記第1方向に直交する第2方向に移動可能な第2部材と、前記第1方向に直交する第3方向に移動可能な第3部材と、を有し、
前記第1防振部材は、前記第1部材の前記第1方向への移動を制限するように配設され、
前記第2防振部材は、前記第2部材の前記第2方向への移動を制限するように配設され、
前記第3防振部材は、前記第3部材の前記第3方向への移動を制限するように配設されるものである。
本開示により、上記課題を解決する防振装置及びその防振装置を備えた光学製品を提供することができる。即ち、本開示により、ジンバル機構における防振装置で各方向に対する個別の防振特性調整が可能になるとともに、ジンバル機構全体の小型化及び軽量化が可能になる。
実施形態1に係る防振装置の一構成例を示す図である。 実施形態2に係る防振装置を有するジンバル機構の一構成例を示す図である。 図2における防振装置の詳細な構成例を示す斜視図である。 図3の防振装置のうち第3方向への作動に係る部分を抽出した正面図である。 図3の防振装置のうち第2方向への作動に係る部分を抽出した斜視図である。 図3の防振装置のうち第1方向への作動に係る部分を抽出した斜視図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る防振装置の一構成例を示す図である。
図1に示すように、実施形態1に係る防振装置1は、ペイロード取付部材1a、複数の中間部材(以下では簡略化のために2つの中間部材1b,1cで例示)、及びフレーム取付部材1dでなる部材群を備える。さらに、防振装置1は、第1防振部材1e、第2防振部材1f、及び第3防振部材1gを備える。
ペイロード取付部材1aはペイロードを取り付ける部材であり、フレーム取付部材1dはジンバル機構のフレームの内側に取り付ける部材である。中間部材1b,1cは、フレーム取付部材1dとペイロード取付部材1aとの間に配設された部材である。
上述したように、上記の部材群は、ペイロード取付部材1a、中間部材1b,1c、及びフレーム取付部材1dでなるが、後述する第1部材、第2部材、及び第3部材を有する。換言すれば、後述する第1部材は、ペイロード取付部材1a、中間部材1b,1c、及びフレーム取付部材1dのいずれかの部材であり、第2部材及び第3部材についても同様にいずれかの部材である。但し、第1部材、第2部材、及び第3部材は互いに異なる部材を指す。
上述した第1〜第3部材について説明する。第1部材は、第1方向に移動可能な部材である。第1方向は、フレーム取付部材1dからペイロード取付部材1aへ向かう方向とする。一般的にペイロード取付部材1a、フレーム取付部材1dは、それぞれペイロード、フレームに取り付けるための互いに平行な平面部分を有することになるが、これらの平面部分に垂直な方向が第1方向に該当することになる。つまり、第1方向は、防振装置1をペイロードに取り付ける面に垂直な方向とすることができる。
なお、第1部材が第1方向に移動可能であるとは、第1部材が上記部材群の残りの部材(例えば部材A,B,C)に対して相対的に第1方向に移動可能であることを意味する。無論、この場合の残りの部材A,B,Cも第1部材に対して第1方向に移動可能となるが、残りの部材A,B,Cは、互いに第1方向に移動可能ではないため、第1部材の定義から外れるものとする。
また、第2部材は、第1方向に直交する第2方向に移動可能な部材であり、第3部材は、第1方向に直交する第3方向に移動可能な部材である。なお、図1では、第3方向が第2方向と直交するような好ましい例を挙げているが、第2方向と直交しないような構成も可能である。
第1防振部材1eは、第1部材の第1方向への移動を制限するように配設された部材(弾性手段)である。ここで、第1部材の第1方向への移動は、第1防振部材1eが第1部材に接して第1方向の振動を防止するように機能することで制限することができる。
第1防振部材1eと同様に、第2防振部材1fは、第2部材の第2方向への移動を制限するように配設された部材(弾性手段)であり、第3防振部材1gは、第3部材の第3方向への移動を制限するように配設された部材(弾性手段)である。このように、上記の部材群の各部材は、第1防振部材1e、第2防振部材1f、及び第3防振部材1gを介して、それぞれ第1方向、第2方向、第3方向に制限的な移動が可能なように組み合わされている。
図1に示すように、上述した第3部材はフレーム取付部材1dとすることができるが、これに限ったものではない。
図1に示すように、上述した第1部材はペイロード取付部材1aとすることができる。この場合、第1防振部材1eは、ペイロード取付部材1aにおけるペイロードを取り付ける側とは反対側に配設することができる。但し、第1部材はペイロード取付部材1aに限ったものではない。
ここで、図1に示すように、第2防振部材1fは、第2部材における第2方向の両端のそれぞれに(それぞれに接するように)配設されることが好ましく、第3防振部材1gは、第3部材における第3方向の両端のそれぞれに配設されることが好ましい。
但し、例えば、第2防振部材1fを第2部材における第2方向の一端側のみに配設し、他端側には空間を設けておくこともできる。同様に、第3防振部材1gを第3部材における第3方向の一端側のみに配設し、他端側には空間を設けておくこともできる。
上述のように、本実施形態に係る防振装置1は、並進方向に防振機能を有するため並進方向防振装置又は並進防振装置と称することができる。そして、本実施形態に係る防振装置1によれば、(I)ジンバル機構に用いる防振装置において、各方向に対する個別の防振特性調整が可能になるとともに、(II)ジンバル機構全体の小型化及び軽量化が可能になる。
上記(I)の効果は、ペイロード又はその一部として搭載される光学機器等の機器の耐環境性を鑑みて、各方向に最適な防振特性を備えるように個別に設計及び調整することができることを意味する。従って、防振装置1では、機器が過剰に移動すること(機器の過剰なストローク)を防ぐこと、並びに機器が許容できる振動及び衝撃の最大値の増加が見込めるため、ペイロードとして搭載される機器の信頼性を向上させることができる。
また、上記(II)の効果を奏する理由は、防振機構が支持する構造をペイロードに限定することで、防振機構に加わる荷重を低減し、防振機構のサイズや重量の増加を回避することができるためである。
<実施形態2>
実施形態2について、図2〜図6を併せて参照しながら、実施形態1との相違点を中心に説明する。図2は、実施形態2に係る防振装置を有するジンバル機構の一構成例を示す図で、図3は、図2における防振装置の詳細な構成例を示す斜視図である。
[構成の説明]
図2に示すように、ジンバル機構は、移動体取付部Mに対して固定されたベースフレーム2、AZ(azimuth)軸回りに回転するAZフレーム3、及びEL(elevation)軸回りに回転するELフレーム4を備える。このように、図2に示すジンバル機構は、移動体取付部Mに固定されたベースフレーム2に対し直交する2軸回りに回転自在なフレームを備える。
本実施形態に係る防振装置1は、光学機器5を有するペイロード部6とELフレーム4を連結する。具体的には、ELフレーム4の内側に図2の取付プレート8が取り付けられ、防振装置1において取付プレート8の反対側にあるフレーム17にペイロード部6が取り付けられる。ここで、取付プレート8は、図1のフレーム取付部材1dの一例であり、フレーム17は、ペイロード取付部材1aの一例である。
このように、本実施形態に係る防振装置1を備えた光学製品は、防振装置1のほかに、ジンバル機構と、ペイロード部6としてフレーム17に取り付けられた光学機器5と、を備える。この光学機器5は、例えば静止画カメラや動画カメラ等の撮像装置(赤外線画像等の撮像装置も含む)とすることができる。
また、図2では、防振装置1がペイロード部6の上下2カ所に設けられている例を挙げているが、左右2カ所に設けるなど、その配置は問わず、ペイロード部6における第1方向の両端のそれぞれに防振装置1が配設されていればよい。さらに、防振装置1の数は問わず、例えば1カ所であっても一定の防振効果は得られる。つまり、防振装置1はペイロード部6に搭載される光学機器5の特性に合わせて、片側のみの支持とすることもできる。
また、防振装置1は、上述した取付プレート8及びフレーム17を備えるとともに、上述した複数の中間部材を備える。図3に示す防振装置1は、上述した複数の中間部材の例として、一組の直動ガイド9,12,19、一組の可動子10,15,18、第2方向ベースプレート11、弾性体ベース13、及び第1方向ベースプレート16を備える。
一組の直動ガイド(第3方向直動ガイド)9は、取付プレート8に固定された部材であり、双方が第3方向に平行に並ぶように配設されている。可動子(第3方向可動子)10は、直動ガイド9上を第3方向に可動する部材であり、各直動ガイド9に対して1つ設けられている。なお、図3〜図6において図示する視点の関係上、隠れている部材がある。例えば、一方の直動ガイド9及び一方の可動子10、並びに後述する一方の弾性体ベース13及び一方の第2弾性体14である。
第2方向ベースプレート11は、一組の可動子10に連結されるプレートである。一組の直動ガイド(第2方向直動ガイド)12は、第2方向ベースプレート11に固定され、双方が第2方向に平行に並ぶように配設されている。可動子(第2方向可動子)15は、直動ガイド12上を第2方向に可動する部材であり、各直動ガイド12に対して1つ設けられている。
第1方向ベースプレート16は、一組の可動子15に連結されるプレートである。一組の直動ガイド(第1方向直動ガイド)19は、第1方向ベースプレート16に固定され、双方が第1方向に平行に並ぶように配設されている。可動子(第1方向可動子)18は、直動ガイド19上を第1方向に可動する部材であり、各直動ガイド19に対して1つ設けられている。フレーム17は、一組の可動子18に連結され、ペイロード部6に固定される。
このようにして、ペイロード部6が取り付けられるフレーム17は、第1方向ベースプレート16に対し第3方向及び第2方向に直交する第1方向に移動自在に取り付けられている。また、第1方向ベースプレート16は、第2方向ベースプレート11に対し第1方向及び第3方向に直交する第2方向に移動自在に配設されている。また、第2方向ベースプレート11は、ELフレーム4に固定された取付プレート8に対し第1方向及び第2方向に直交する第3方向に移動自在に配設されている。
さらに、第2方向ベースプレート11、第1方向ベースプレート16、フレーム17はそれぞれ、取付プレート8、弾性体ベース13、第1方向ベースプレート16と第1弾性体20、第2弾性体14、第3弾性体21によって接続されている。弾性体ベース13は、第2方向ベースプレートに固定されている。
換言すれば、第1弾性体20は、取付プレート8と第2方向ベースプレート11とに接続されている。そして、一組の可動子10は、上述のように一組の直動ガイド9に沿って第3方向に移動可能な状態に配設されているが、この移動が第1弾性体20により制限されることになる。
また、第2弾性体14は、第2方向ベースプレート11に固定された弾性体ベース13と第1方向ベースプレート16とに接続されている。そして、一組の可動子15は、上述のように一組の直動ガイド12に沿って第2方向に移動可能な状態に配設されているが、この移動が第2弾性体14により制限されることになる。また、第3弾性体21は、第1方向ベースプレート16とペイロード部6に取り付けられたフレーム17とに接続されている。一組の可動子18は、上述のように一組の直動ガイド19に沿って第1方向に移動可能な状態に配設されているが、この移動が第3弾性体21により制限されることになる。
このように、防振装置1は、取付プレート8とフレーム17との間(つまり取付プレート8とフレーム17に取り付けられるペイロード部6との間)に第1方向、第2方向、及び第3方向の変位に対して弾性を与える手段を備える。
ここで、第1弾性体20、第2弾性体14、及び第3弾性体21は、それぞれ、図1における第1防振部材1e、第2防振部材1f、及び第3防振部材1gの一例となる。弾性体は、機械的な機構により防振機能をもたせた防振部材(弾性手段)に比べて単純な構造で軽量とすることができる。よって、ここで例示したように、第1防振部材1e、第2防振部材1f、及び第3防振部材1gのうちの少なくとも1つは弾性体であることが好ましい。
また、本実施形態における第1弾性体20、第2弾性体14、及び第3弾性体21のうちの少なくとも2つは、異なる防振特性をもつものとする。これにより、実際にペイロードとして搭載する機器(ここでは光学機器5)にとって各方向に必要な防振特性を備えることができ、その機器の信頼性を向上させることができる。
[動作の説明]
次に、図4〜図6を併せて参照しながら、ジンバル機構における防振装置の作動例について説明する。図4は、図3の防振装置のうち第3方向への作動(部材移動による防振機能の作動)に係る部分を抽出した正面図である。図5は、図3の防振装置のうち第2方向への作動に係る部分を抽出した斜視図で、図6は、図3の防振装置のうち第1方向への作動に係る部分を抽出した斜視図である。図4〜図6は、互いに直交する3方向からの振動に対して各機構が作動する様子を示すものである。
まず、図4を参照して、第3方向から振動が加わった場合について説明する。第2方向ベースプレート11は、取付プレート8に対して第3方向に平行に固定された直動ガイド9上の可動子10に連結されている。これにより、第2方向ベースプレート11は、第3方向以外に動くことができない。また、第2方向ベースプレート11は、第1弾性体20により取付プレート8に接続されており、弾性体20の剛性により、外部からの振動のうち第3方向の振動について防振することができる。
図5を参照して、第2方向から振動が加わった場合について説明する。第1方向ベースプレート16は、第2方向ベースプレート11に対して第2方向に平行に固定された直動ガイド12上の可動子15に連結されている。これにより、第1方向ベースプレート16は、第2方向以外に動くことができない。また、第1方向ベースプレート16は、第2弾性体14により、第2方向ベースプレート11又は可動子10に固定された弾性体ベース13に接続されている。そして、第1方向ベースプレート16は、第2弾性体14の剛性により、外部からの振動のうち第2方向の振動について防振することができる。
図6を参照して、第1方向から振動が加わった場合について説明する。フレーム17は、第1方向ベースプレート16に対して第1方向に平行に固定された直動ガイド19上の可動子18に連結されている。これにより、フレーム17は、第1方向以外に動くことができない。また、フレーム17は、第3弾性体21により第1方向ベースプレート16に接続されており、第3弾性体21の剛性により、外部からの振動のうち第1方向の振動について防振することができる。
以上のように、本実施形態では、実施形態1の効果に加え、互いに直交する第1方向、第2方向、及び第3方向の防振特性を異ならせた防振機構により、外乱からペイロード部6に搭載される光学機器5への振動を光学機器5の特性に合わせて抑制することができる。これにより、本実施形態では、光学機器5の視軸を安定させ、画像の乱れ等を避けることができる。
<他の実施形態>
実施形態1,2で説明した防振装置1、ジンバル機構、及び光学製品の構成は、図示及び説明したものに限定されるものではなく、それらの機能を果たす構成であればよい。
例えば、防振装置1を取り付ける対象のジンバル機構及びペイロードは、図2で示したものに限ったものではない。このジンバル機構は1軸以上のジンバル機構であればよい。防振装置1に取り付けるペイロードとしては、例えばレーダなどの測定機器を含むこともできる。
また、第1防振部材1e、第2防振部材1f、及び第3防振部材1gはいずれも、例えば、コイルスプリングなどに加えて、粘性ダンパーなどを併用することで減衰を高める構成を採用することができる。また、第1防振部材1e、第2防振部材1f、及び第3防振部材1gは共通の部材とすることができる。例えば、上記共通の部材として、ヘリカルアイソレータのような3方向に弾性をもつ部品を、フレーム17と取付プレート8の間に他の部品に接触しない形で直接取り付けることができる。
なお、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
M 移動体取付部
1 防振装置
1a ペイロード取付部材
1b,1c 中間部材
1d フレーム取付部材
1e 第1防振部材
1f 第2防振部材
1g 第3防振部材
2 ベースフレーム
3 AZフレーム
4 ELフレーム
5 光学機器
6 ペイロード部
8 取付プレート
9 第3方向直動ガイド
10 第3方向可動子
11 第2方向ベースプレート
12 第2方向直動ガイド
13 弾性体ベース
14 第2弾性体
15 第2方向可動子
16 第1方向ベースプレート
17 フレーム
18 第1方向可動子
19 第1方向直動ガイド
20 第1弾性体
21 第3弾性体

Claims (8)

  1. ジンバル機構のフレームの内側に取り付けるフレーム取付部材と、ペイロードを取り付けるペイロード取付部材と、前記フレーム取付部材と前記ペイロード取付部材との間に配設された複数の中間部材と、でなる部材群と、
    第1防振部材と、
    第2防振部材と、
    第3防振部材と、
    を備え、
    前記部材群は、前記フレーム取付部材から前記ペイロード取付部材へ向かう方向である第1方向に移動可能な第1部材と、前記第1方向に直交する第2方向に移動可能な第2部材と、前記第1方向に直交する第3方向に移動可能な第3部材と、を有し、
    前記第1防振部材は、前記第1部材の前記第1方向への移動を制限するように配設され、
    前記第2防振部材は、前記第2部材の前記第2方向への移動を制限するように配設され、
    前記第3防振部材は、前記第3部材の前記第3方向への移動を制限するように配設される、
    防振装置。
  2. 前記第1防振部材、前記第2防振部材、及び前記第3防振部材のうちの少なくとも2つは、異なる防振特性をもつ、
    請求項1に記載の防振装置。
  3. 前記第3方向は、前記第2方向と直交する方向である、
    請求項1又は2に記載の防振装置。
  4. 前記第2防振部材は、前記第2部材における前記第2方向の両端のそれぞれに配設され、
    前記第3防振部材は、前記第3部材における前記第3方向の両端のそれぞれに配設される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の防振装置。
  5. 前記第3部材は、前記フレーム取付部材である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の防振装置。
  6. 前記第1部材は、前記ペイロード取付部材であり、
    前記第1防振部材は、前記ペイロード取付部材における前記ペイロードを取り付ける側とは反対側に配設される、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の防振装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の防振装置と、
    前記ジンバル機構と、
    前記ペイロードとして前記ペイロード取付部材に取り付けられた光学機器と、
    を備えた光学製品。
  8. 前記ペイロードにおける前記第1方向の両端のそれぞれに、前記防振装置が配設される、
    請求項7に記載の光学製品。
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