JP4571891B2 - 防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、航空機・船舶・車両等の移動本体に搭載する撮像システムにおけるカメラを2軸で任意の方向に指向制御し視軸を安定化させ且つ全方向において一定以上の振動ストロークを制限する防振装置に関する。
一般に、航空機・船舶・車両等の移動本体に搭載される撮像システムにおけるカメラ等の支持機構としては、カメラ等の視軸を全方向(球の中心から全輻射方向)へ容易に変更できるようにジンバル(支持回転台装置)が用いられる。
通常、ジンバルは、外側ジンバルと、この外側ジンバルに内蔵されたペイロード部に支持される内側ジンバルとで構成される。内側ジンバルは、ペイロード部に搭載されたカメラ等の機器をXYZの3軸方向へ微動させる装置であり、カメラ等の視軸の全方向への制御は専ら外側ジンバルによって行われる。
外側ジンバルによりカメラ等の視軸方向を変える場合、カメラが直接搭載される内側ジンバルを支持するペイロード部は様々な方向すなわちAZ(azimuth:方位)方向及びEL(elevation:仰角)方向から成る全方向を向くこととなる。したがって、カメラ等の視軸方向を変えることによる振動、衝撃、その他の加速度がペイロード部に対して全方向へかかることになる。
その場合、ペイロード部が振動して、内部のカメラ等の装置がペイロード部を支持する内側フレームに衝突して、カメラや周辺装置を破損しないように、内部機器を防振支持する安定化機構が種々考えられている。
そのような安定化機構としては、AZ軸回りの回転と、このAZ軸と直交するEL軸回りの回転とが可能な2軸ジンバルにより長焦点のカメラを保持し、且つ移動本体への取付部から受ける振動、衝撃、慣性荷重といった外乱に対してカメラ視軸の高精度な安定化を得る構造として等方性防振機構が知られている。(例えば、特許文献1参照。)
この特許文献1の等方性防振機構によれば、ベース(移動本体への取付部)にアジマス機構を介してアジマス軸(AZ軸)回りに回転可能に取り付けられた外側フレームと、この外側フレームにエレベーション機構を介してエレベーション軸(EL軸)回りに回転可能に取り付けられた内側フレームとからなるアウタジンバル(外側ジンバル)内に、防振要素ストラットを用いた防振モジュールを配した2重構造とし、その防振モジュールに連結する支持部材のペイロード部に、インナジンバル(内側ジンバル)としての機器搭載フレームを支持し、この機器搭載フレームの中心にカメラを配置して、カメラに加わる機械的な振動外乱を除去して、カメラの指向を精密制御する構造となっている。
また、同様な撮像システムに用いられるものとして、外側ジンバルのペイロード部の支柱をEL回転軸方向に配置して、防振機構全体で位置補正を行う構成の安定化支持台装置が提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
特開2004−232688号公報([0018]〜[0034]、図2、図3、図4、図5) 特開平11−223528号公報([0016]〜[0030]、図1、図2)
ところで、特許文献1の等方性防振機構では、バネ要素を利用した防振要素ストラットを用いているが、バネ要素を利用した防振機構のペイロード部では、バネは支えている物体に重力や加速度が作用して生まれる荷重により撓み、その撓む方向も力が作用する方向に等しいといった特性を有する。
そのため、通常の設計では、ペイロード部に加速度が加わると、ELフレーム(AZフレームより内側のEL回転機構に支持されるフレーム)とペイロード部の間の空間距離に狭い場所と広い場所といった大きな不均衡が生じてしまう。すなわち、ペイロード部に保持されるカメラのELフレーム内における位置に極端な偏りが生じてしまう。
そのようなELフレーム内におけるカメラの位置に大きな偏りが生じると、カメラがELフレーム内壁に接触したり、内部の配線に接触したりする。そうすると、カメラや配線が破損したり、更にはカメラの指向を精密に制御することができなくなる。
従って、機構設計する上で、カメラ等の内部搭載装置がELフレーム内壁に衝突して破損することがないように、防振のみならず自重での撓み量を加算した過大な空間距離を、カメラを保持するペイロード部とELフレーム内壁との間に確保しなければならなくなる。
そうすると、ジンバル全体の構造が大きくなり、また重量も増大して、ジンバルの小型化における制約となって好ましくない。
これに対して、特許文献2の安定化支持台装置は、上記の問題を解決するものとされているが、それでも、例えばペイロード部がカメラの視軸回りに傾斜を成すような特定の傾きが生じると、やはりペイロード部とジンバル内壁の間に大きな不均衡が形成される。すなわちカメラの位置に大きな偏りが生じて、カメラがELフレーム内壁に接触する虞が多分にあって好ましくない。
いずれにしても、上記特許文献1及び2において、方向を変える定格を超える加速度によってペイロード部に搭載されたカメラ等の機器が外側ジンバルの内部フレームに衝突する不具合を全方向において阻止するような機構は見あたらない。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、AL回転機構やEL回転機構の定格を超える並進・角度変位に拘わりなく常にELフレームに対するペイロード部の振動移動を全ての方向で一定範囲内に制限して常に両者の距離空間を最適に維持する防振装置を提供することである。
本発明の防振装置は、ベースに対しAZ(azimuth)とEL(elevation)の二軸で任意方向に回転可能な外側ジンバルに内蔵されたペイロード部の上記外側ジンバルに対する振動を緩衝する防振装置において、上記外側ジンバルの中心に対し対称形に二箇所に配置された外側プレートと内側プレートを備え該内側プレートと内側プレートの間に上記ペイロード部を支持する防振機構基礎部と、上記外側プレートと上記内側プレートとの間に防振要素として配置され上記振動を吸収して緩衝する複数のバネ付きストラットと、上記外側プレートと上記内側プレートとの間に防振要素として配置され上記内側ジンバルの上記外側ジンバルに対する変位速度を緩衝する複数のエアダンパと、上記外側プレートと上記内側プレートとの間に防振要素として配置され上記内側ジンバルの上記外側ジンバルに対する変位範囲を全方位方向において一定範囲に制限するストッパ機構と、を有して構成される。
上記バネ付きストラットは、例えば、一端の鍔から他端の鍔までの間で外嵌する螺旋バネを介装され、上記バネ付きストラットの上記一端側を形成するストラットと上記他端側を形成するストラットが軸に沿う内側方向において相互に係合し、上記一端側を形成するストラットと上記他端側を形成するストラットとは一定長さに制限された範囲で相互に進退可能なストローク制限機構を備えて構成される。
また、上記バネ付きストラットは、例えば、2本1組でV字形をなし、上記外側プレートと上記内側プレートとの間において上記外側プレートと上記内側プレートそれぞれの円周に沿って3組の上記V字形が配置されるように構成される。
また、上記エアダンパは、例えば、シリンダとピストンとピストンシャフトとから成り、上記シリンダはオリフィス調整機能を有し、上記外側プレートと上記内側プレートとの間において上記バネ付きストラットよりも内側に3個配置されるように構成される。
また、上記ストッパ機構は、例えば、先端部が球形の先端球形ブラケットと該先端球形ブラケットの先端球形部をガイドする空洞で半球形の、つまり半球面状の半球面ガイドブラケットが1組となって構成されるストッパ要素が、上記外側プレートと上記内側プレートとの間において上記外側プレートと上記内側プレートそれぞれの円周に沿って等間隔で3組配置されて成るように構成してもよく、また、例えば、丸齧りして残った果物の芯形状を成す果芯形ブラケットと該果芯形ブラケットの中央凹部を取り巻いてガイドするリング形ガイドブラケットが1組となってストッパ要素を構成するようにしてもよい。
この場合、上記3組のストッパ要素は、それぞれ上記バネ付きストラットと隣接の上記バネ付きストラットの間に配置されるように構成されるのが好ましい。
また、上記ペイロード部は、例えば、カメラ搭載用の内側ジンバルのための支持部であるように構成してもよい。
本発明の防振装置によれば、防振要素のひとつであるバネ付きストラットの伸縮を一定範囲内に抑えると共に同じく防振要素のひとつであるブラケットとブラケットガイドから成るストッパによりELフレームに対するペイロード部の振動移動を全方位方向において一定範囲に制限するので、常にELフレームに対するペイロード部の振動移動を全ての方向で一定範囲内に制限でき、これにより、AL回転機構やEL回転機構による一時的に定格を超える並進・角度変位が発生してもELフレームとペイロード部の空間距離を常に最適に維持して、ペイロード部に搭載のカメラ等が、ELフレームに衝突する不具合の発生を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施の形態における移動本体の取付ベースに取り付けられた2重構造の機器指向機構を示す図であり、外側ジンバルとペイロード部及び内側ジンバルから成る2重ジンバルの概略の構成を示す図である。
図1に示すように、外側ジンバル1は、AZ回転機構2、EL回転機構3、ELフレーム4、防振機構5(5a、5b)、ペイロード部6を備えている。
外側ジンバル1は、AZ回転機構2の回転支持軸7を介して移動本体のベース8に対しアジマス軸(AZ軸)回りに回転可能に取り付けられている。すなわちAZ回転機構2は、その内部に不図示のモータ等が内蔵され、外側ジンバル1の外側フレーム9をアジマス軸回りに回転可能に支持している。
この外側フレーム9のEL機構支持部9a及び9bに、EL回転機構3が支持されている。このEL回転機構3を介して、外側ジンバル1の内側フレームとなる上述したELフレーム4が、エレベーション軸(EL回転軸)11回りに回転可能に取り付けられている。EL回転機構3は、モータ等を内蔵しており、EL回転機構3は、そのモータにより回転駆動される。
さらに、ELフレーム4の内部には、EL回転軸11に直交するフレーム軸方向の上下に、上述した2個の防振機構5(5a、5b)が対称に配置されている。上下2つの防振機構5は、それぞれ外側プレート12(12a、12b)によりELフレーム4の内側上下にボルト止めされて、ELフレーム4内に位置固定されている。
そして、上記2つの防振機構5の内側プレート13(13a、13b)に両端を固定されて、ペイロード部6の支柱14が配置されている。尚、防振機構5については詳しくは後述する。
ペイロード部6の支柱14には、その軸上中心に球面軸受15が設けられている。その球面軸受15に取付支持フレーム16が保持される。取付支持フレーム16は、XYZの3方向に進退する3軸のアクチュエータからなるインナ軸により支柱14に回転自由に保持されている。この取付支持フレーム16にカメラ本体17(17a、17b)が取り付けられる。カメラ本体17(17a、17b)は、可視カメラ又はIRカメラ(赤外線暗視カメラ)である。
上記のインナ軸により、取付支持フレーム16の姿勢を制御することにより、カメラ本体17の指向の安定化が図れるようになっている。
図2(a) は、図1に示すELフレーム軸方向の上に配置される防振機構5aのA−A´断面矢視図であり、図2(b) は同じく防振機構5aのB矢視図を反時計回り方向に90度回転して示す図である。なお、図1のELフレーム軸方向の下に配置される防振機構5bも、防振機構5aの天地を逆にしただけの同一の構成である。
図2(a),(b) に示すように、防振機構5は、円形でやや大径の内側プレート13と、同じく円形で内側プレート13よりもやや小径の外側プレート12を備えている。外側プレート12は、前述したように、ELフレーム4内壁の上又は下にボルトで固定されている。
そして、これら外側プレート12と内側プレート13との間には、一定範囲で伸縮自在の6個のバネ付きストラット18がプレートの円周に沿って配設されている。バネ付きストラット18は、2本でV字形を形成し、各バネ付きストラット18は、一端が内側プレート13に球面ジョイントにより係合し、他端が外側プレート12に球面ジョイントにより係止している。これら合計6本のバネ付きストラット18については詳しくは後述する。
また、外側プレート12と内側プレート13との間には、上記バネ付きストラット18の配設位置よりも内側に、3個のエアダンパ19が、等間隔で配設されている。各エアダンパ19は、長手方向の一端が内側プレート13に球面ジョイントにより係合し、他端が外側プレート12に球面ジョイントにより係合している。
防振機構5の振動、すなわち防振機構5が外部から受ける力は、バネ付きストラット18により弾性的に緩衝され、さらに、エアダンパ19により吸収される。すなわち、防振機構5は、2枚のプレート(外側プレート12、内側プレート13)間に挟まれた6個のバネ付きストラット18と3個のエアダンパ19により、6自由度の防振機能を発揮する。
更に、外側プレート12と内側プレート13との間には、全方位ストッパ機構が配置される。全方位ストッパ機構は、2枚のプレートの周囲に沿って等間隔で配設された3個のストッパ要素21で構成される。
各ストッパ要素21は、詳しくは後述するが、先端球形ブラケット22と半球面ガイドブラケット23が1組となって構成される。本例では、先端球形ブラケット22が外側プレート12に固設され、半球面ガイドブラケット23が内側プレート13に固設されているが、それぞれ逆の配置であってもよい。
図3(a) 〜(g) は、防振機構5におけるバネ付きストラット18の詳細な構成を示す分解組み立て図である。
図3(a) は、ストロークガイド筒24を示している。ストロークガイド筒24は両端が開口する筒状体の側面2箇所に、軸方向に沿い、軸に対称な切り欠き部25(25a、25b)が形成されている。そして、切り欠かれていない側面の内側には、軸方向に沿って溝26が穿設されている。
先ず、このストロークガイド筒24の一方の端部24−2(図3(a) では斜め左下方向の端部)に、輪状の緩衝材27を筒の外から押し込んで固定する。緩衝材27には溝26に係合する凸部27−1が形成されており、これにより筒内での回転が禁止されている。
続いて、図3(b) に示すように、ストロークガイド筒24の切り欠き部25に、ストッパ部材28を嵌入させる。尚、図3(a) に示すストロークガイド筒24は、上開口部を図の斜め右上手前向きにして示しているが、図3(b) に示すストロークガイド筒24は、図3(c) に示す一端側ストラット29のシャフト31の先端と向き合わせるために、上開口部を図の斜め右上向う向きにして示している。
上記のストッパ部材28は蓋状の部材であり、蓋状の円板部分の中央には、バネ付きストラット28の図3(c) に示す一端側ストラット29のシャフト31が挿通される孔(図3(b) では陰になって見えない)が穿設されている。
また、ストッパ部材28の蓋状の円環部分には、ストロークガイド筒24の切り欠き部25に対応する位置に、軸に直角方向に突設された2つのストッパ28−1が形成されている。
このストッパ部材28は、一旦横向きにして切り欠き部25に挿入してから直角にひねることにより、図3(b) のようにストロークガイド筒24内に摺動自在に配設することができる。
図3(c) に示す一端側ストラット29は、シャフト31の外端部に、緩衝材32を固定された円環部33、バネ押さえフランジ34、及び球面係合部35が一体に固定して取り付けられている。
次に、矢印aで示すように、ストロークガイド筒24を一端側ストラット29に係合させる。すなわち、ストッパ部材28の蓋状円板部分28−2(図では陰になって見えない)の中央の孔に一端側ストラット29のシャフト31を挿通させながら、ストロークガイド筒24の上開口部を一端側ストラット29の円環部33に外嵌させて固定する。
これにより、ストロークガイド筒24の切り欠き部25の上開口部側が円環部33に固定され、図3(d) に示すように、ストロークガイド筒24が一端側ストラット29に固定される。
続いて、上記のようにストロークガイド筒24と一体になった一端側ストラット29のシャフト31を、矢印bで示すように、図3(e) に示す螺旋バネ36に挿入させる。そして、その螺旋バネ36に対し、一端側ストラット29の反対側から、図3(f) に示す他端側ストラット37を、矢印cで示すように挿入させる。
他端側ストラット37は、螺旋バネ36の内部において、ストロークガイド筒24に内嵌し、シャフト31に外嵌する筒部38を備え、筒部38の外端部には、バネ押さえフランジ39、及び球面係合部41が一体に固定して取り付けられている。
上記のように一端側ストラット29と他端側ストラット37を螺旋バネ36に挿入し、更に双方のバネ押さえフランジ34及び39により螺旋バネ36を両側から押圧して圧縮しながら、他端側ストラット37の筒部38端部を、ストロークガイド筒24のストッパ部材28にねじ込む。
これにより、一端側ストラット29と他端側ストラット37は、ストロークガイド筒24及びストッパ部材28を介して、軸に沿う内側方向において相互に係合し、且つ、ストロークガイド筒24の切り欠き部25内をストッパ部材28が摺動可能な距離で決定される一定長さに制限された範囲で、相互に進退可能なストローク制限機構を構成する。
図4(a),(b),(c) は、バネ付きストラット18における一端側ストラット29と他端側ストラット37で構成されるストローク制限機構を説明する図である。尚、図4(a),(b),(c) は、説明の都合上、図3(g) に示した螺旋バネ36を取り除いて示している。また、図4(a),(b),(c) には、図3(a) 〜(g) に示し構成と同一構成部分には図3(a) 〜(g) と同一の番号を付与してい示している。
図4(a) は、バネ付きストラット18の初期状態におけるストローク長Lを示している。また、図4(a) には、一端側ストラット29と一体な構成部分の範囲42及び他端側ストラット37と一体な構成部分の範囲43を示している。
いま、定格を超える振動、衝撃、その他の加速度が図1に示したペイロード部6に加わったものとする。その結果、バネ付きストラット18のトローク長Laが伸長した、すなわち相対的に一端側ストラット29が他端側ストラット37に対して、図4(b) に矢印dで示すように、限界以上の速度で伸長する方向に移動したとする。
すると、一端側ストラット29側のストロークガイド筒24の緩衝材27を有する一方の端部24−2(図3(a) で斜め左下方向の端部)が、他端側ストラット37側のストッパ部材28の2つのストッパ28−1に当接して、一端側ストラット29のそれ以上の伸び出しが禁止される。すなわち、バネ付きストラット18の最大トローク長はLb(La<Lb)に制限されている。
また、上記の定格を超える振動、衝撃、その他の加速度が図1に示したペイロード部6に加わった結果として、バネ付きストラット18のトローク長Lが収縮した、すなわち相対的に一端側ストラット29が他端側ストラット37に対して、図4(c) に矢印eで示すように、限界以上の速度で退縮する方向に移動したとする。
すると、一端側ストラット29側のストロークガイド筒24の円環部33底部の緩衝材32が、他端側ストラット37側のストッパ部材28の蓋状円板部分28−2に当接して、一端側ストラット29のそれ以上の押し込みが禁止される。すなわち、バネ付きストラット18の最小トローク長はLc(Lc<La)に制限されている。
このように、一端側ストラット29と他端側ストラット37は、ストロークガイド筒24及びストッパ部材28を介して、ストロークガイド筒24の切り欠き部25内をストッパ部材28が摺動可能な距離で決定される一定長さm(=Lb−Lc)に制限された範囲で、相互に進退可能なストローク制限機構を構成している。
尚、上記のストローク制限長さm(=Lb−Lc)は、ストッパ部材28の厚みを変更することで容易に調整することができる。
図5は、上記のバネ付きストラット18と、防振機構5の外側プレート12及び内側プレート13との、球面ジョイントによる係合状態を説明する図である。なお、図5には、図3及び図4に示した構成と同一構成又は同一機能部分には、図3及び図4と同一の番号を付与して示している。
図5に示すように、球面係合部35(又は41)は、球面軸受けにピロボール44を保持している。ピロボール44には支持軸挿通孔が形成されており、この支持軸挿通孔に支持軸45が挿通されている。支持軸45の両端部は、2本の支柱46それぞれの一方の端部に固定されて支持されている。
そして、2本の支柱46の他方の端部は固定板47に固定されている。固定板47は、例えばボルト等により、防振機構5の外側プレート12と内側プレート13に固定される。これにより、一端側ストラット29又は他端側ストラット37は、それぞれ球面係合部35又は41により外側プレート12又は内側プレート13に対して、一定の角度の円錐状に変位可能である。
図6は、防振機構5におけるもうひとつの防振要素であるエアダンパの構造を示す図である。図6に示すように、エアダンパ19は、エアシリンダ48と、このエアシリンダ48内のピストンに連結されたピストンロッド49を備えている。
ピストンロッド49は、両方向fで示すように、エアシリンダ48に対して伸縮する。ピストンロッド49の外端部には球面ジョイント51が設けられている。
他方のエアシリンダ48には外端部にオリフィス(一般には導波管等の終端または壁面に形成されたエネルギー伝達用の孔又は窓の意に用いられてきた用語)調整ダイヤル52が取り付けられており、エアシリンダ48内に出入りする空気の流量を調節できるようになっている。
このオリフィス調整ダイヤル52が取り付けられているエアシリンダ48の外端部中央には他の形状の球面ジョイント53が設けられている。エアダンパ19は、球面ジョイント51又は53により、防振機構5の外側プレート12又は内側プレート13に係合する。この球面ジョイント51又は53と外側プレート12又は内側プレート13との係合は、図5に示したバネ付きストラット18の場合と同様である。
図7(a) は、防振機構5における更なる防振要素としてのストッパ機構の構成を説明する図であり、同図(b) はその個々のストッパ要素の機能を説明する図である。なお図7(a) には外側プレート12と内側プレート13及びストッパ機構のみを示し、6個のバネ付きストラット18及び3個のエアダンパ19の図示は省略している。
図7(a) に示すように、本例のストッパ機構は、3組のストッパ要素21が、外側プレート12と内側プレート13との間において、外側プレート12と内側プレート13それぞれの円周に沿って等間隔で配置されて構成される。
上記の各ストッパ要素21は、それぞれ先端球形ブラケット22と半球面ガイドブラケット23が1組となって構成される。
先端球形ブラケット22は、外側プレート12に固定されたブラケット固定部54と、このブラケット固定部54と一体に下方に向けて突設され、先端部を球形状に形成された又は先端部に球形状部材を固設された球形部55とで構成されている。
他方の半球面ガイドブラケット23は、内側プレート13に固定されたブラケット固定部56と、このブラケット固定部56と一体に形成され、先端球形ブラケット22の先端の球形部55をガイドする空洞で半球形の又はサラダ用ボールの半周を更に切り欠いた形状の半球面部57とで構成されている。
これらの各ストッパ要素21において先端球形ブラケット22と半球面ガイドブラケット23とは、図7(b) に示すように、先端球形ブラケット22の先端の球形部55が、半球面ガイドブラケット23の半球面部57の空洞部内に常に位置するように相対的に位置決めされている。
すなわち、外側プレート12が内側プレート13に対して、いずれかのストッパ要素21において先端球形ブラケット22の球形部55が防振機構5の中心方向すなわち半球面ガイドブラケット23の半球面部57から横に飛び出す方向に移動したときは、他の2つのストッパ要素21の球形部55が半球面部57に当接して、外側プレート12の内側プレート13に対する相対的な移動を制限する。
このように、先端球形ブラケット22の先端の球形部55は、半球面ガイドブラケット23の半球面部57の中心から半球面部57の内壁までの距離gの範囲で半球面部57内でのみ動くことが許容されている。
これにより、本例のストッパ機構は、防振機構5における外側プレート12と内側プレート13との間の相対変位、換言すれば、内側プレート13に支持される内側ジンバルの、外側プレート12を支持する外側ジンバルに対する変位範囲を、全方位方向において一定範囲に制限する。
また、方位方向以外の方向に対する外側プレート12と内側プレート13との間の相対変位は、前述したように、バネ付きストラット18によるストローク制限機構により制限される。
このように、本例の防振機構5は、ストッパ機構による全方位方向の変位制限機構とバネ付きストラット18によるストローク制限機構とにより、外側プレート12と内側プレート13との間の全方向への移動(並進変位)を制限する。
図8は、ストッパ機構の他のストッパ要素の例を示す図である。図8に示すように、このストッパ要素58は、果芯形ブラケット59とリング形ガイドブラケット61とが1組となって構成される。
果芯形ブラケット59は、ブラケット固定部62と、このブラケット固定部62と一体に形成され、丸齧りして残った果物の芯形状を成す果芯部63とで構成されている。
他方のリング形ガイドブラケット61は、ブラケット固定部64と、このブラケト固定部64と一体に形成され、果芯形ブラケット59の果芯部63の中央凹部を取り巻いてガイドするリング部65とで構成されている。
このストッパ要素58は、果芯部63とリング部65とが、リング部65のリング中心からリング内面までの距離の範囲で全方位方向への変位が制限され、更に果芯部63の上下の張り出し部分とリング部65のリングの上下縁とで全方位の斜め上下方向の変位も制限される。
上述しように、本発明によれば、機構的に先端が球型のブラケットと半球面のガイドブラケットの1組を3組付加することでほぼ全方位への並進移動を制限し、更に、わずかな特異方位ではあるが、斜め軸方向への移動でカバーしきれない方位に関しても、6自由度防振機構と、バネ付きストラットに伸縮制限機構を付加することにより、全方位ストッパ機構を実現することができる。
特に、カメラ指向構造が二重ジンバル構造であって外側と内側のジンバル間にあらゆる方位への振動、衝撃、その他の加速度に対する6自由度の防振が内蔵されており、かつ、内部中心付近には既に高密度にカメラ機器などが搭載されており外側ジンバルの外殻近辺にしかストッパ機構を配置できないという制約がある場合に、6自由度防振機構の配置内に大幅な変更を加えることなく経済的且つ比較的簡単に全方位ストッパ機構を付加することが可能となる。
これにより、防振機構により支持された内側ジンバルが周囲の内側フレームに衝突する前に、全方位、全方向について確実に衝突を止めることができる。したがって、外側ジンバルがどの方向を向いても、また移動本体がどの方向に旋回などしても、内側フレームと内側ジンバルはどこにも衝突することはなく、内側ジンバルの損傷などの不具合を回避することができる。
(付記1)
ベースに対しAZ(azimuth)とEL(elevation)の二軸で任意方向に回転可能な外側ジンバルに内蔵されたペイロード部の前記外側ジンバルに対する振動を緩衝する防振装置において、
前記外側ジンバルの中心に対し対称形に二箇所に配置された外側プレートと内側プレートを備え該内側プレートと内側プレートの間に前記ペイロード部を支持する防振機構基礎部と、
前記外側プレートと前記内側プレートとの間に防振要素として配置され前記振動を吸収して緩衝する複数のバネ付きストラットと、
前記外側プレートと前記内側プレートとの間に防振要素として配置され前記内側ジンバルの前記外側ジンバルに対する変位速度を緩衝する複数のエアダンパと、
前記外側プレートと前記内側プレートとの間に防振要素として配置され前記内側ジンバルの前記外側ジンバルに対する変位範囲を全方位方向において一定範囲に制限するストッパ機構と、
を有することを特徴とする防振装置。
(付記2)
前記バネ付きストラットは、一端の鍔から他端の鍔までの間で外嵌する螺旋バネを介装され、前記バネ付きストラットの前記一端側を形成するストラットと前記他端側を形成するストラットが軸に沿う内側方向において相互に係合し、前記一端側を形成するストラットと前記他端側を形成するストラットとは一定長さに制限された範囲で相互に進退可能なストローク制限機構を備えている、ことを特徴とする付記1記載の防振装置。
(付記3)
前記ストローク制限機構は、前記一端側を形成するストラットの外側端部近傍に一端を固着され他端が開口するストロークガイド筒と、該ストロークガイド筒の側面2箇所に軸方向に沿って軸に対称に形成された切り欠き部と、該切り欠き部の軸方向の長さ内で摺動可能に該切り欠き部に嵌合し前記他端側を形成するストラットの内側端部に固着されたストッパ部材と、で構成されることを特徴とする付記2記載の防振装置。
(付記4)
前記バネ付きストラットは、2本1組でV字形をなし、前記外側プレートと前記内側プレートとの間において前記外側プレートと前記内側プレートそれぞれの円周に沿って3組の前記V字形が配置される、ことを特徴とする付記2記載の防振装置。
(付記5)
前記エアダンパは、シリンダとピストンとピストンシャフトとから成り、前記シリンダはオリフィス調整機能を有し、前記外側プレートと前記内側プレートとの間において前記バネ付きストラットよりも内側に3個配置される、ことを特徴とする付記1記載の防振装置。
(付記6)
前記ストッパ機構は、少なくとも3組のストッパ要素からなり、各ストッパ要素は前記外側プレート又は前記内側プレートに固定された外面係合ブラケットと、前記内側プレート又は前記外側プレートに固定され前記外面係合ブラケットの係合部の任意の外面に内面で当接して移動範囲を案内する内面係合ブラケットから成ることを特徴とする請求項1記載の防振装置。
(付記7)
前記各ストッパ要素は前記外側プレートと前記内側プレートとの間において前記外側プレートと前記内側プレートそれぞれの円周に沿って等間隔で配置されることを特徴とする付記6記載の防振装置。
(付記8)
前記ストッパ要素の外面係合ブラケットは先端部が球形の先端球形ブラケットであり、前記ストッパ要素の内面係合ブラケットは前記先端球形ブラケットの先端球形部をガイドする空洞で半球形の半球ガイドブラケットであることを特徴とする付記6記載の防振装置。
(付記9)
前記ストッパ要素の外面係合ブラケットは丸齧りして残った果物の芯形状を成す果芯形ブラケットであり、前記ストッパ要素の内面係合ブラケットは前記果芯形ブラケットの中央凹部を取り巻いてガイドするドーナツ形ガイドブラケットであることを特徴とする付記6記載の防振装置。
(付記10)
前記3組のストッパ要素は、それぞれ前記バネ付きストラットと隣接の前記バネ付きストラットの間に配置される、ことを特徴とする付記6記載の防振装置。
(付記11)
前記ペイロード部は、カメラ搭載用の内側ジンバルのための支持部である、ことを特徴とする付記1記載の防振装置。
一実施の形態における移動本体の取付ベースに取り付けられた2重構造の機器指向機構を示す図である。 (a) は図1に示す防振機構のA−A´断面矢視図、(b) はそのB矢視図を反時計回り方向に90度回転して示す図である。 (a) 〜(g) は防振機構のバネ付きストラットの詳細な構成を示す分解組み立て図である。 (a),(b),(c) はバネ付きストラットにおける一端側ストラットと他端側ストラットで構成されるストローク制限機構を説明する図である。 バネ付きストラットと防振機構の外側プレート及び内側プレートとの球面ジョイントによる係合状態を説明する図である。 防振機構におけるもうひとつの防振要素であるエアダンパの構造を示す図である。 (a) は防振機構における更なる防振要素としてのストッパ機構の構成を説明する図、(b) はその個々のストッパ要素の機能を説明する図である。 ストッパ機構の他のストッパ要素の例を示す図である。
符号の説明
1 外側ジンバル
2 AZ回転機構
3 EL回転機構
4 ELフレーム
5(5a、5b) 防振機構
6 ペイロード部
7 回転支持軸
8 移動本体ベース
9 外側フレーム
9a、9b EL機構支持部
11 エレベーション軸(EL回転軸)
12(12a、12b) 外側プレート
13(13a、13b) 内側プレート
14 支柱
15 球面軸受
16 取付支持フレーム
17(17a、17b) カメラ本体
18 バネ付きストラット
19 エアダンパ
21 ストッパ要素
22 先端球形ブラケット
23 半球面ガイドブラケット
24 ストロークガイド筒
24−1
24−2
25(25a、25b) 切り欠き部
26 溝
27 緩衝材
27−1 凸部
28 ストッパ部材
28−1 ストッパ
29 一端側ストラット
31 シャフト
32 緩衝材
33 円環部
34 バネ押さえフランジ
35 球面係合部
36 螺旋バネ
37 他端側ストラット
38 筒部
39 バネ押さえフランジ
41 球面係合部
42、43 一体構成部分の範囲
44 ピロボール
45 支持軸
46 支柱
47 固定板
48 エアシリンダ
49 ピストンロッド
51 球面ジョイント
52 オリフィス調整ダイヤル
53 球面ジョイント
54 ブラケット固定部
55 球形部
56 ブラケット固定部
57 半球面部
58 ストッパ要素
59 果芯形ブラケット
61 リング形ガイドブラケット
62 ブラケット固定部
63 果芯部
64 ブラケット固定部
65 リング部

Claims (6)

  1. ベースに対しAZ(azimuth)とEL(elevation)の二軸で任意方向に回転可能な外側ジンバルに内蔵されたペイロード部の前記外側ジンバルに対する振動を緩衝する防振装置において、
    前記外側ジンバルの中心に対し対称形に二箇所に配置された外側プレートと内側プレートを備え該内側プレートと内側プレートの間に前記ペイロード部を支持する防振機構基礎部と、
    前記外側プレートと前記内側プレートとの間に防振要素として配置され前記振動を吸収して緩衝する複数のバネ付きストラットと、
    前記外側プレートと前記内側プレートとの間に防振要素として配置され前記内側ジンバルの前記外側ジンバルに対する変位速度を緩衝する複数のエアダンパと、
    前記外側プレートと前記内側プレートとの間に防振要素として配置され前記内側ジンバルの前記外側ジンバルに対する変位範囲を全方位方向において一定範囲に制限するストッパ機構と、を有し、
    前記ストッパ機構は、少なくとも3組のストッパ要素からなり、各ストッパ要素は前記外側プレート又は前記内側プレートに固定された外面係合ブラケットと、前記内側プレート又は前記外側プレートに固定され前記外面係合ブラケットの係合部の任意の外面に内面で当接して移動範囲を案内する内面係合ブラケットとを備え、
    前記3組のストッパ要素は、それぞれ前記バネ付きストラットと隣接の前記バネ付きストラットの間に配置され、
    前記各ストッパ要素は前記外側プレートと前記内側プレートとの間において前記外側プレートと前記内側プレートそれぞれの円周に沿って等間隔で配置され、
    前記ストッパ要素の外面係合ブラケットは先端部が球形の先端球形ブラケットであり、前記ストッパ要素の内面係合ブラケットは前記先端球形ブラケットの先端球形部をガイドする空洞で半球形の半球ガイドブラケットである、
    ことを特徴とする防振装置。
  2. ベースに対しAZ(azimuth)とEL(elevation)の二軸で任意方向に回転可能な外側ジンバルに内蔵されたペイロード部の前記外側ジンバルに対する振動を緩衝する防振装置において、
    前記外側ジンバルの中心に対し対称形に二箇所に配置された外側プレートと内側プレートを備え該内側プレートと内側プレートの間に前記ペイロード部を支持する防振機構基礎部と、
    前記外側プレートと前記内側プレートとの間に防振要素として配置され前記振動を吸収して緩衝する複数のバネ付きストラットと、
    前記外側プレートと前記内側プレートとの間に防振要素として配置され前記内側ジンバルの前記外側ジンバルに対する変位速度を緩衝する複数のエアダンパと、
    前記外側プレートと前記内側プレートとの間に防振要素として配置され前記内側ジンバルの前記外側ジンバルに対する変位範囲を全方位方向において一定範囲に制限するストッパ機構と、を有し、
    前記ストッパ機構は、少なくとも3組のストッパ要素からなり、各ストッパ要素は前記外側プレート又は前記内側プレートに固定された外面係合ブラケットと、前記内側プレート又は前記外側プレートに固定され前記外面係合ブラケットの係合部の任意の外面に内面で当接して移動範囲を案内する内面係合ブラケットとを備え、
    前記3組のストッパ要素は、それぞれ前記バネ付きストラットと隣接の前記バネ付きストラットの間に配置され、
    前記各ストッパ要素は前記外側プレートと前記内側プレートとの間において前記外側プレートと前記内側プレートそれぞれの円周に沿って等間隔で配置され、
    前記ストッパ要素の外面係合ブラケットは丸齧りして残った果物の芯形状を成す果芯形ブラケットであり、前記ストッパ要素の内面係合ブラケットは前記果芯形ブラケットの中央凹部を取り巻いてガイドするリング形ガイドブラケットである、
    ことを特徴とする防振装置。
  3. 前記バネ付きストラットは、一端の鍔から他端の鍔までの間で外嵌する螺旋バネを介装され、前記バネ付きストラットの前記一端側を形成するストラットと前記他端側を形成するストラットが軸に沿う内側方向において相互に係合し、前記一端側を形成するストラットと前記他端側を形成するストラットとは一定長さに制限された範囲で相互に進退可能なストローク制限機構を備え
    前記ストローク制限機構は、前記一端側を形成するストラットの外側端部近傍に一端を固着され他端が開口するストロークガイド筒と、該ストロークガイド筒の側面2箇所に軸方向に沿って軸に対称に形成された切り欠き部と、該切り欠き部の軸方向の長さ内で摺動可能に該切り欠き部に嵌合し前記他端側を形成するストラットの内側端部に固着されたストッパ部材と、で構成される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の防振装置。
  4. 前記バネ付きストラットは、2本1組でV字形をなし、前記外側プレートと前記内側プレートとの間において前記外側プレートと前記内側プレートそれぞれの円周に沿って3組の前記V字形が配置される、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の防振装置。
  5. 前記エアダンパは、シリンダとピストンとピストンシャフトとから成り、前記シリンダはオリフィス調整機能を有し、前記外側プレートと前記内側プレートとの間において前記バネ付きストラットよりも内側に3個配置される、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の防振装置。
  6. 前記ペイロード部は、カメラ搭載用の内側ジンバルのための支持部である、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の防振装置。
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