JPH09286046A - Lim成形装置 - Google Patents

Lim成形装置

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JPH09286046A
JPH09286046A JP10086296A JP10086296A JPH09286046A JP H09286046 A JPH09286046 A JP H09286046A JP 10086296 A JP10086296 A JP 10086296A JP 10086296 A JP10086296 A JP 10086296A JP H09286046 A JPH09286046 A JP H09286046A
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JP
Japan
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molding
nozzle
cylinder
molding material
molding die
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JP10086296A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Hino
裕久 日野
Yasutaka Miyata
靖孝 宮田
Kenji Kitamura
賢次 北村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一液硬化型の液状成形材料を用いて成形性良
く成形を行なうことができるLIM成形装置を提供す
る。 【解決手段】 一液硬化型の液状成形材料1をノズル3
から射出するシリンダー2と、ノズル3から射出された
液状成形材料1が充填される成形金型4とを具備してL
IM成形装置を形成する。そしてシリンダー2とノズル
3を冷却すると共に成形金型4を加熱し、成形金型4の
加熱ゾーン4aとノズル3が接続されるノズルタッチ部
4bとの間に断熱層5を設ける。成形金型4の熱がノズ
ル3やシリンダー2に伝わってシリンダー2内やノズル
3内の一液硬化型液状成形材料2が加熱されることを断
熱層5で防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体の封止成形
等に用いられるLIM成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体を封止して樹脂封止型半導体装置
を製造するにあたって、封止方法としては注型法(ポッ
ティング法)と低圧輸送法(低圧トランスファー法)が
一般に採用されている。注型法は、樹脂成形した容器に
結線された半導体素子をセットし、この上から液状の成
形材料を注入して硬化させる方法であり、また低圧輸送
法は、成形金型内に結線された半導体素子をセットし、
固形の成形材料を加熱・加圧溶融した後に成形金型内に
加圧注入して成形する方法である。
【0003】注型法は、高価な成形金型が不要であると
いう利点があるが、低圧注型のために、注型時間が長く
なり、ボイドが発生したり、硬化物が不均一になったり
するおそれがあり、量産に向いていないという問題があ
る。また一般には二液性エポキシ樹脂など二液硬化型の
液状成形材料が使用され、二液の混合後の可使時間(ポ
ットライフ)が短く、この点でも量産に向いていないと
いう問題がある。
【0004】また低圧輸送法は、成形を金型で高温高圧
で行なうために、均一形状の成形品を高速で製造するこ
とができ、量産性に優れているという利点がある。しか
し低圧輸送法ではタブレットと呼ばれる固形成形材料を
成形金型外で溶かした後に、成形金型に注入するため
に、固形成形材料を溶かす時間ロスや、成形金型まで成
形材料を導入する経路に成形材料のロスが発生するとい
う問題があり、また元々固形である成形材料を溶融させ
て使用しているために粘度が高く、成形金型に注入する
際の成形金型の磨耗が激しく発生すると共に、また高圧
で成形金型に注入する必要があって半導体素子に結線し
たワイヤーが倒れたり切断したりするおそれがあるとい
う問題があった。
【0005】このように注型法と低圧輸送法はそれぞれ
一長一短があり、注型法のような液状成形材料を用い、
これを低圧輸送法のように低圧で成形金型に注入するよ
うにすれば、注型法や低圧輸送法の問題点を解消するこ
とができる。このような液状成形材料を低圧で成形金型
に射出注入して成形する装置がLIM(LiquidI
njection Molding)成形装置として提
供されている。このLIM成形装置は、主剤と硬化剤か
らなる二液の液状成分を混合した後、直ちにシリンダー
から高温の成形金型に低圧で射出して形成するように形
成されるものであり、シリコーンゴムの成形などにおい
て従来から使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、二液硬化型の液
状成形材料を用いると、二液を混合する際に気泡が成形
材料中に混入され、成形品にボイドが発生するおそれが
あるので、一液硬化型の液状成形材料を用いることが望
まれる。しかしLIM成形装置は成形金型を高温に加熱
しているために、シリンダーの先端のノズルを通して成
形金型からシリンダーに熱が伝わって、シリンダー内の
一液硬化型の液状成形材料が加熱されるおそれがある。
一液硬化型の液状成形材料は低温では反応性は低いが、
高温下では急激に反応するために、シリンダー内で硬化
反応が進行して一液硬化型液状成形材料が増粘し、シリ
ンダーから成形金型への射出時間が長くなって成形サイ
クルが長くなったり、成形金型への充填不良やボイド不
良が発生したりして、成形性に問題が生じるおそれがあ
る。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、一液硬化型の液状成形材料を用いて成形性良く成
形を行なうことができるLIM成形装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るLIM成形
装置は、一液硬化型の液状成形材料1をノズル3から射
出するシリンダー2と、ノズル3から射出された液状成
形材料1が充填される成形金型4とを具備して形成さ
れ、シリンダー2とノズル3を冷却すると共に成形金型
4を加熱し、成形金型4の加熱ゾーン4aとノズル3が
接続されるノズルタッチ部4bとの間に断熱層5を設け
て成ることを特徴とするものである。
【0009】また請求項2の発明は、シリンダー2内と
ノズル3内の液状成形材料1を60℃以下に冷却するよ
うにシリンダー2とノズル3の冷却温度を設定し、成形
金型4内に充填された液状成形材料1を100〜180
℃に加熱するように成形金型4の加熱ゾーン4aの加熱
温度を設定して成ることを特徴とするものである。また
請求項3の発明は、成形金型4内を減圧する真空ポンプ
6を具備して成ることを特徴とするものである。
【0010】また請求項4の発明は、成形金型4の内面
に離型剤をコートして成ることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。シリンダー2はその先端部にノズル3を設けて形
成してあり、シリンダー2内にはプランジャー11が設
けてある。このプランジャー11は油圧装置12によっ
てシリンダー2内をスライドして前進・後退駆動される
ようにしてある。またシリンダー2にはその先部の側面
にタンク13が接続管14によって接続してあり、接続
管14は電磁バルブ等のバルブ15で開閉されるように
してある。上記ノズル3はシャッター28を設けて開閉
ノズルとして形成してある。
【0012】タンク13には一液硬化型エポキシ樹脂な
ど、室温で液状の一液硬化型液状成形材料1が貯蔵して
あり、プランジャー11が後退するときにバルブ15が
開いて、タンク13内から液状成形材料1がタンク13
内に負荷されるエアー圧でシリンダー2内に供給される
ようにしてある。またプランジャー11が前進するとき
には、バルブ15が閉じ、シリンダー2内の液状成形材
料1はプランジャー11で押し出されてノズル3から射
出されるようにしてある。プランジャー11の代わりに
スクリューを用いて液状成形材料1を射出する場合、液
状成形材料1はシリンダー2内においてスクリューで攪
拌されるために空気が混合されるおそれがあり、成形品
にボイドが発生するおそれがある。従って本発明では、
プランジャー11を用いることによって、液状成形材料
1を攪拌することなく押し出しによってシリンダー2か
ら射出できるようにするのが好ましいのである。
【0013】そして上記のシリンダー2、ノズル3、タ
ンク13で低温ゾーンが構成されるようにしてあり、内
部の一液硬化型の液状成形材料1を冷却するようにして
ある。冷却は例えば、冷却水をシリンダー2やノズル3
やタンク13の外側に設けたジャケットに循環させるこ
とによって行なうことができる。一液硬化型の液状成形
材料1は低温では著しく反応性が低いのでこのようにシ
リンダー2やノズル3やタンク13を冷却することによ
って、シリンダー2内やノズル内3やタンク13内にお
いて液状成形材料1の硬化反応が進行することを防止
し、粘度が上昇することを防ぐことがきるものである。
ここで、一液硬化型液状成形材料1として一液硬化型エ
ポキシ樹脂を用いる場合、シリンダー2内やノズル3内
やタンク13内は60℃以下、より好ましくは40℃以
下に冷却されるようにするのがよい。60℃以下の低温
に保持することによって、一液硬化型エポキシ樹脂の硬
化反応を抑制することができるものである。冷却温度が
低過ぎると、硬化に要する時間が長くなると共に液状成
形材料1の粘度が高くなるために、冷却温度の下限は4
0℃程度に設定するのが好ましい。
【0014】成形金型4は一対の型ブロック17,18
によって形成してあり、型ブロック17,18間にキャ
ビティ19を設けるようにしてある。一方の型ブロック
17は、キャビティ19側の型板20と、ノズル3が嵌
合接続されるノズルタッチ部4aを凹設した型板21
と、両型板20,21の間に挟み込まれた断熱層5とで
形成されるものであり、両型板20,21は断熱層5に
よって隔離されるようにしてある。この断熱層5はテフ
ロン(4フッ化エチレン樹脂)等の耐熱性プラスチック
で形成することができるものであり、型板20から型板
21への熱の伝導が遮断されるようにしてある。このよ
うに型板20から型板21への熱の伝導の遮断の効果を
高めるために、断熱層5の外側にジャケットを設け、冷
却水を循環させて断熱層5を冷却するのが好ましい。ま
た、上記のキャビティ19は成形金型4に複数設けるよ
うにしてあり、各成形金型4は型ブロック17,18間
に形成したランナー22によって接続してある。このラ
ンナー22はノズルタッチ部4aから断熱層5を通して
型板20を貫通するスプルー23に接続してあり、マル
チランナーとして形成することもできるものである。
【0015】そして型ブロック18及び、型ブロック1
7のうちキャビティ19側の型板20で加熱ゾーン4a
が形成されるようにしてあり、キャビティ19内に注入
された液状成形材料1を加熱することができるようにし
てある。型ブロック18や型板20の加熱は、これらに
ヒータを内蔵させることによって行なうことができる。
ここで、一液硬化型液状成形材料1として一液硬化型エ
ポキシ樹脂を用いる場合、キャビティ19内に注入され
た液状成形材料1が100〜180℃に加熱されるよう
に加熱ゾーン4aの加熱温度を設定するのが好ましいも
のであり、キャビティ19内に注入された液状成形材料
1がこの温度に加熱されると、急速に反応が進行して硬
化し、硬化不良が発生することがなくなると共に短い成
形サイクルで成形を行なうことができるものである。
【0016】また、成形金型4には真空ポンプ6が接続
してある。成形金型4にはキャビティ19内に連通する
エアーベント26が設けてあり、このエアーベント26
に真空ポンプ6を接続するようにしてある。従って、成
形に先立って真空ポンプ6を作動させると、このエアー
ベント26が連通するキャビティ19内を減圧すること
ができると共に、ランナー22を介して接続されている
他の各キャビティ19内を減圧することができることが
できるものである。減圧はキャビテイ内が0.5〜5T
orr程度になるようにして行なうのが好ましい。
【0017】さらに、成形金型4の各キャビティ19や
ランナー22、スプルー23の内面には、フッ素樹脂や
テフロン樹脂などの離型性の良好な樹脂や、シリコーン
オイルなどの離型性の良好なオイルなど、離型剤を塗布
してある。しかして上記のように形成される本発明に係
るLIM成形装置にあって、まず成形金型4の型ブロッ
ク17,18間を開いてキャビティ19内に結線された
半導体素子をセットし、成形金型4を閉じた後に真空ポ
ンプ6を作動させて各キャビティ19内を減圧する。次
に油圧装置12を作動させてプランジャー11を前進さ
せることによって、シリンダー2内の液状成形材料1を
押し出し、ノズルタッチ部4aに嵌合させたノズル3か
ら成形金型4内に液状成形材料1を射出させる。射出さ
れた液状成形材料1はスプルー23からランナー22を
通過して各キャビティ19に充填される。LIM成形装
置では液状成形材料1は2〜10kgf/cm2 程度の
低圧で射出されるが、キャビティ19内は減圧されてい
るために、キャビティ19内の細部や半導体素子の隅々
にまで樹脂が十分に充填され、充填不良が起こることが
なくなり、またキャビティ19内の残留空気や液状成形
材料1から発生するガスなどでボイドが発生することが
なくなるものである。従って真空ポンプ6は成形中も作
動させておくのが好ましい。そして上記のように液状成
形材料1が成形金型4のキャビティ19に充填される
と、液状成形材料1は加熱を受けて硬化する。硬化が完
了した後、成形金型4の型ブロック17,18間を開い
てキャビティ19内から半導体素子を封止した成形品を
取り出して成形は完了する。このとき、上記のようにキ
ャビティ19に離型剤をコーティングしておくことによ
って、成形金型4からの成形品の型離れが良くなり、離
型作業の効率を高めることができると共に成形品が離型
の際に破損されることもなくなるものである。
【0018】上記のようにして成形を行なうにあたっ
て、シリンダー2の先端のノズル3は成形金型4のノズ
ルタッチ部4aに接するために、成形金型4からノズル
3及びシリンダー2に熱が伝わるおそれがあるが、成形
金型4の加熱ゾーン4bとノズルタッチ部4aの間には
断熱層5が設けてあるために、成形金型4の熱が加熱ゾ
ーン4bから伝わることを断熱層5で遮断することがで
き、ノズル3やシリンダー2が成形金型4の熱で加熱さ
れてノズル3内やシリンダー2内の液状成形材料1が加
熱されることを防ぐことができる。従ってシリンダー2
内やノズル3内で一液硬化型の液状成形材料1の硬化反
応が進行することを防ぐことができ、液状成形材料の増
粘によって、シリンダー2から成形金型4への射出時間
が長くなって成形サイクルが長くなったり、成形金型4
への充填不良やボイド不良が発生したりすることがなく
なり、成形性が低下することを防止することができるも
のである。
【0019】次に、LIM成形装置による成形の具体例
を示す。一液硬化型液状成形材料1としては、次の組成
の一液性エポキシ樹脂封止材(松下電工株式会社製「パ
ナシーラーCV5193」を用いた。 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂 …16.5重量% ・3核体フェノールノボラック … 9.0重量% ・メチルヘキサヒドロフタル酸無水物 … 4.0重量% ・2,4−ジメチルアミノ−6{2′−メチルイミダゾリル−1′}エチル −S−トリアジン・イソシアヌール酸付加物 … 0.5重量% ・溶融シリカ …70.0重量% またLIM成形装置として図1に示すものを用い、直径
35μmの金ワイヤーを16本結線した2×3mmの半
導体チップをキャビティにセットして封止成形すること
によってCOBを作製した。ここでLIM成形装置のシ
リンダー2内の温度、成形金型4内の温度、シリンダー
2からの射出圧力を表1及び表2のように設定して成形
を行なった。また真空ポンプ6によって真空引きをする
ときにはキャビティ19内が0.5Torrになるよう
にし、成形金型4内に離型剤をコートするときには離型
剤としてシリコーンオイル(信越化学工業株式会社製
「KS707」)を用いた。
【0020】尚、表1及び表2において、実施例1〜6
及び比較例1〜3はLIM成形装置を用いて行なった成
形の例であるが、比較例4はトランスファー装置を用い
て成形を行なった例である。表1及び表2の条件で成形
を行なうことによって得られた成形特性を同表に示す。
成形特性は「注入時間」、「成形サイクル」、「未充填
不良率」、「ボイド不良率」、「ワイヤー倒れ不良
率」、「成形ロス率」について測定した。ここで、「注
入時間」はシリンダー2から射出開始後キャビティ19
への充填完了までの時間として測定し、「未充填不良
率」はキャビティ19の隅部への充填不良の発生率とし
て測定し、「ボイド不良率」は成形硬化物内部及び表面
のボイドの発生率として測定し、「ワイヤー倒れ不良
率」は半導体チップに結線した金ワイヤーが倒れたり流
れたりした不良の発生率として測定し、「成形ロス率」
は成形に要した成形材料の全体に対するランナー22や
スプルー23部分の材料、あるいはカル部の材料の比率
として測定した。これらの結果を表1及び表2に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【発明の効果】上記のように本発明は、一液硬化型の液
状成形材料をノズルから射出するシリンダーと、ノズル
から射出された液状成形材料が充填される成形金型とを
具備し、シリンダーとノズルを冷却すると共に成形金型
を加熱し、成形金型の加熱ゾーンとノズルが接続される
ノズルタッチ部との間に断熱層を設けるようにしたの
で、シリンダーとノズルを冷却して一液硬化型液状成形
材料の硬化反応がシリンダー内やノズル内で進行するこ
とを防止することができると共に、成形金型に充填した
後は一液硬化型液状成形材料を加熱して短時間で硬化さ
せることができ、しかも成形金型の熱がノズルやシリン
ダーに伝わってシリンダー内やノズル内の一液硬化型液
状成形材料が加熱されることを断熱層で防ぐことがで
き、一液硬化型の液状成形材料を用いてLIM成形装置
において成形性良く成形を行なうことができるものであ
る。
【0024】また請求項2の発明は、シリンダー内とノ
ズル内の液状成形材料を60℃以下に冷却するようにシ
リンダーとノズルの冷却温度を設定し、成形金型内に充
填された液状成形材料を100〜180℃に加熱するよ
うに成形金型の加熱ゾーンの加熱温度を設定したので、
一液硬化型の液状成形材料としてエポキシ樹脂成形材料
を用いるにあたって、硬化反応がシリンダー内やノズル
内で進行することを防止することができると共に、成形
金型に充填した後は短時間で硬化させることができるも
のである。
【0025】また請求項3の発明は、成形金型内を減圧
する真空ポンプを具備したので、液状成形材料を低圧で
射出しても、成形金型内に樹脂を十分に充填させて充填
不良が起こることがなくなると共に成形金型内に残留す
る空気などでボイドが発生することがなくなるものであ
る。また請求項4の発明は、成形金型の内面に離型剤を
コートするようにしたので、成形金型からの成形品の型
離れが良くなり、離型作業の効率を高めることができる
と共に成形品が離型の際に破損されることがなくなるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1 一液型の液状成形材料 2 シリンダー 3 ノズル 4 成形金型 5 断熱層 6 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/73 B29C 45/73 45/74 45/74 H01L 21/56 H01L 21/56 T

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一液硬化型の液状成形材料をノズルから
    射出するシリンダーと、ノズルから射出された液状成形
    材料が充填される成形金型とを具備して形成され、シリ
    ンダーとノズルを冷却すると共に成形金型を加熱し、成
    形金型の加熱ゾーンとノズルが接続されるノズルタッチ
    部との間に断熱層を設けて成ることを特徴とするLIM
    成形装置。
  2. 【請求項2】 シリンダー内とノズル内の液状成形材料
    を60℃以下に冷却するようにシリンダーとノズルの冷
    却温度を設定し、成形金型内に充填された液状成形材料
    を100〜180℃に加熱するように成形金型の加熱ゾ
    ーンの加熱温度を設定して成ることを特徴とする請求項
    1に記載のLIM成形装置。
  3. 【請求項3】 成形金型内を減圧する真空ポンプを具備
    して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のLI
    M成形装置。
  4. 【請求項4】 成形金型の内面に離型剤をコートして成
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    LIM成形装置。
JP10086296A 1996-04-23 1996-04-23 Lim成形装置 Pending JPH09286046A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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