JPS61115330A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPS61115330A
JPS61115330A JP23722084A JP23722084A JPS61115330A JP S61115330 A JPS61115330 A JP S61115330A JP 23722084 A JP23722084 A JP 23722084A JP 23722084 A JP23722084 A JP 23722084A JP S61115330 A JPS61115330 A JP S61115330A
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pot
tablet
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molding
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秀人 鈴木
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    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はトランスファ成形の一種であるランナレス方
式(マルチプランジャ方式ともいう)によって樹脂封止
型の半導体装置を製造する方法に関する。
〔従来の技術] 半導体を樹脂封止するための従来のトランスフ・ア成形
では、プランジャを備えたポットとこのポットから放射
状に延数する多数個のランナと各ランチにゲートを介し
て連通ずる多数個のキャビテイとを有する成形金型を用
いて、この金型の各キャビティ内に半導体素子組立構体
を1個つつ配置するとともに、上記ポット内に熱硬化性
の樹脂りブレットを投入し、これを金型熱で溶融しなが
らプランジャで加圧することにより、上記ランチおよび
ゲートを介して各キャビティ内に溶融圧入させる方式を
とっている。
しかるに、この成形方式では、ポットに投入された樹脂
がこのポットおよび各ゲートのほか長(てかつ断面積の
広いランナに残るため、成形後の樹脂ロスが非常に大き
くなるという欠点がある。
また、ポットから遠さかるキャビティに溶融圧入される
樹脂は長いランチを辿る間に硬化反応が進行するためそ
の結反が高(なり、これが原因でポット周辺のキャビテ
ィとポットから遠ざかるキャビティとの間で半導体を樹
脂封止するための成形の均一性に欠けるという問題があ
る。
これに対して、近年では、ランナレス方式のトランスフ
ァ成形として、プランジャを備えたポットを複数個設け
て、各ポットに投入された封止用樹脂をランナを介さな
いで直接ゲートを介して各キャビティに溶融圧入させる
方式の成形金型を用いて、半導体の樹脂封止を行う試み
がなされている(第1図参照)。この成形方式は、前記
従来の如きランナに起因した樹脂ロスが全くないため、
材料費の大幅な低減を図れ、またランチがないため各キ
ャビティ間での成形の均一性を保てるという利点がある
しかしながら、このようなランナレス方式の成形法にお
いては、一般に小型の金型を用いてかつ自動制御方式で
成形を行っており、このため1回の成形あたりの成形品
(樹脂封止型半導体装置)の取り数が前記従来のトラン
スファ成形に較べてl/4〜’/30と少なく、量産性
に劣るという問題がある。この問題を克服するためには
、成形時の樹脂の硬化時間をできるだけ短くして成形サ
イクル時間を短縮する必要がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は、上記の如く材料費や均一成形性の面で(1
″゛″有利なう′す″方式(7)I″577.7   
   (ア成形における上述の問題点を成形サイクル時
間の短縮によって解決し、これにより量産性の改善され
た樹脂封止型半導体装置の製造方法を提供することを目
的とする。
L問題点を解決するための手段] ランナレス方式のトランスファ成形において、ポット内
に投入された熱硬化性の樹脂タブレットは、金型熱で溶
融してキャビティに圧入され、ここで−挙に硬化反応が
進行して完全に硬化する。
ところか、上記タブレットの一部はゲートおよびポット
内にも残留しており、この残留樹脂がキャビティにおけ
ると同様の完全硬化に至らなければ離型することはてき
ない。
上記キャビティ、ゲートおよびポット内の樹脂の中で前
二者は金型壁からの良好な熱伝導によって短時間のうち
に硬化するが、後者のポット内残留樹脂は金型からの熱
を受けにくいため完全硬化に至るまでの時間が一般に長
くなる。したがって、成形サイクル時間の短縮は上記ポ
ット内残留樹脂をいかに速く硬化させるかにかかつてい
る。
ところで、この発明音らは、ポット内に投入された(1
r1脂タブレツトか金型熱で溶1嘲しさらにプランジャ
によってキャビティに圧入されるまでの挙動を調べるた
めに、同一樹脂組成の材料で色の異なる3個の樹脂タブ
レットをつくり、これをランナレス方式のトランスファ
成形金型のポット内にポット高さ方向に三段にfjlf
状に投入し、この状態で常法により加熱加圧する成形試
験を試みた。
その結果、キャビティに圧入されまたゲートに残る樹脂
のほとんどがポット高さ方向の上下部の樹脂タブレット
で構成され、一方ポット内残留樹脂のほとんどがポット
高さ方向の中央部分の樹脂タブレットで構成されている
ものであることが判った。このことは、ポット内に投入
された樹脂タブレットのうちポット高さ方向の上下部は
同方向中央部分に較べて金型壁からの熱を受けやすく、
より速く溶融してキャビティに圧入されるのに対し、上
記中央部分は溶融がおくれそのぶんキャビティに圧入さ
れにく(なってポット内にほとんど残留してしまうこと
を意味している。
そこで、上記の知見に基づき、ポット内に投入するべき
樹脂タブレットのうち成形時にポット内に残りやすいポ
ット高さ方向の中央部分のゲル化時間を同方向上下部の
ケル化時間よりも短くする構成としてみたところ、これ
によりポット内残留樹脂の硬化が著しく速められ、所期
の目的とする成形サイクル時間の短縮に非常に好結果が
得られることを知り、この発明を完成するに至った。
すなわち、この発明は、ポットとこのポットに一端が直
結しかつ他端が半導体素子組立構体を配置させてなるキ
ャビティと直結したゲートとを有する、つまりランナレ
ス方式のトランスファ成形金型の上記ポット内に、熱硬
化性樹脂組成物からなる柱状の樹脂タブレットを投入し
、このタブレットを上記ゲートを介して上記キャビティ
内に溶融圧入させて上記組立構体を樹脂封止する半導体
装置の製造方法において、上記ポット内に投入させる樹
脂タブレットの金型温度でのゲル化時間をポット高さ方
向の中央部分で同方向上下部よりも短くする構成とした
ことを特徴とする半導体装置の製造方法に係るものであ
る。
〔発明の構成・作用〕
以下、この発明の製造方法を第1図〜第3図を参考にし
て説明する。
第1図は上型10と下型11とからなるランナレス方式
のトランスファ成形金型の断面構造を示したもので、紙
面垂直方向に所定間隔をおいて連設する複数個のポット
1とこの各ポット1に一端が直結しかつ他端がキャビテ
ィ2(2a、2b)に直結したゲート3 (3a、3b
)を有する構成とされ、各ポット1にはプランジャ4が
配設されている。
上記各構成要素の大きさは、樹脂対11ユするべき半導
体の大きさによって異なるが、たとえばポット1は後述
する樹脂タブレットに対応する形状。
大きさに設計され、またゲート3はその断面積が通常0
.6〜1.On++J、長さが一般に5〜15朋となる
如く設計される。なお、この大きさは、後記第3図(A
)、(8)に示す如き他の成形金型を用いる場合でもほ
ぼ同様である。
このような成形金型の上記キャビティ2a、2b内に、
リードフレーム5a、5bに紙面垂直方向に所定間隔を
おいて複数個配設された半導体素子とこれを取り巻く外
部リードやボンディングワイヤなどからなる半導体素子
組立構体6a、6b(たとえば16 Pin DIP1
42 Pin DIP、パワートランジスタなど)が配
置される一方、各ポット1内に熱硬化性樹脂組成物から
なる柱状の樹脂タブレット7が投入される。
この発明においては、上記投入にあたって、樹脂タブレ
ット7の金型温度でのゲル化時間をポット高さ方向の中
央部分71で同方向上下部70゜72よりも短(する構
成とすることをもつとも大きな特徴点とするっこのゲル
化時間の差としては、少なくとも2秒以北、好ましくは
3〜10秒程度であるっこのようなゲル化時間の調整は
、各部に用いる熱硬化性樹脂組成物の硬化剤や硬化促進
剤の爪あるいは種類を変えることなどによって容易に行
えるものである。
なお、上記ゲル化時間を変える構成とするためには、以
下のいずれかの態様をとればよい。ひとつは、ポット高
さ方向の上下部70 、72とこれよりゲル化時間の短
い中央部分71とからなる樹脂タブレット7を1個の常
温圧縮成形体で構成させる態様(以下、これを態様Aと
いう)である。つまり、この態様においては、圧縮成形
用の型内に各部分に対応する熱硬化性樹脂組成物からな
る粉末を順次充填加圧して、上下部と中央部分とでゲル
化時間の異なる1個の樹脂タブレットをつくるやり方で
ある。他のひとつは、各部に対応する熱硬化性樹脂組成
物からそれぞれ別個に成形体をつくり、この3個の成形
体をポット内に順次投入して樹脂タブレット7を構成さ
せる態様(以下、これをB態様という)である。
これら両前様において、各部を構成させるために用いる
熱硬化性樹脂組成物は、熱硬化性樹脂にその種類に応じ
た硬化剤やまた硬化促進剤を加え、さらに無機質充填剤
やシランカップリング剤、離型剤、着色剤などの添加剤
を加えて、加熱下もしくは非加熱下で混合してなるもの
である。
上記熱硬化性樹脂のもつとも代表的なものはエポキシ樹
脂であり、このエポキシ樹脂としては、エポキシ当量が
175〜300のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂
やハロゲン化フェノールノホラツク型エポキシtMJ脂
なとか好ましく使用できる1、エポキシ樹脂の場合適宜
の硬化剤を必要とするが、この硬化剤の好ましい例とし
ては、クレゾール/ボランクイ61脂、フェア〜ル/ボ
ラック樹脂の如きノボラック型フエ/−ル樹脂が挙げら
れる。
また、これら硬化剤とともに通常用いられる硬化促進剤
には、2−メチルイミダゾール、三フッ化ホウ素、トリ
フェニルホスフィンなどがある。
また、前記の無機質充填剤としては、石英ガラス粉末、
二酸化けい素粉末などか好ましく用いられるが、その他
従来公知のケイ酸カルシウム、アルミナ、酸化ジルコン
、酸化アンチモン、炭酸カルシウム、クレー、窒化アル
ミニウム、炭化ケイ素、ガラス繊維などの粉末の使用も
可能である。
この無機質充填剤の平均粒子径としては一般に5〜20
/En程度であるのが望ましい。
エポキシ樹脂組成物を用いる場合の各成分の配合比率と
しては、硬化剤ではその活性基当量がエポキシ基1当量
あたり0.8〜1.5当量となる割合とするのがよい。
他の成分では、エポキシ樹Bg 100重電部に対し、
硬化促進剛力剌、3〜3重量部、無機質充填剤が300
〜630重量部、シランカップリング剤が1〜3重量部
、雛型剤が1〜3重量部、着色剤が1〜3重量部程度で
ある。
このような組成物を用いて前記態様A、Bの如く上下部
分70.72に比し中央部分71のゲル化時間が短い樹
脂タブレット7を構成させるが、この際中央部分71の
重量比率としては、上下部分70.72との合計量中つ
まりタブレット7全体の20〜50重量%、好ましくは
25〜40重量%の範囲にするのがよい。この重量比率
が小さすぎてはこの発明の効果が得られず、逆に大きす
ぎると全体のゲル化時間が速くなりすぎて成形困難とな
ったり、溶融結反の増大によって半導体への損傷などを
きたすおそれがあり、いずれも好ましくない。
さらに、上記タブレット7を構成する各部分の具体的な
ゲル化時間としては、金型温度を考慮した175°Cの
温度下で、上下部分70 、72では8〜25秒の範囲
、中央部分71で5〜15秒の範囲にあるのが望ましい
。上下部分70 、72と中央部分71との間のゲル化
時間の差が前記範囲にあったとしても、各ゲル化時間が
上記範囲外となると、成形性や半導体の損傷などの問題
が生じたり、さらにはこの発明の目的とする成形サイク
ル時間の短縮にも支障をきたす結果となる。
なお、この明細書におけるゲル化時間は、熱板法により
、日新科学(掬製のゲル化試験fiType−DT−D
によって測定される値を意味する。
このように構成される樹脂タブレット7の大きさとして
は、前記ポット1の大きさに応じた直径45〜25mm
1高さ5〜30間程度とされる。形状は円柱状のほか角
柱状などの他の柱状体であってもよい。
なお、前記態様Aにおいては、ポット高さ方向の上下部
および中央部分に対応する3種の熱硬化性樹脂組成物か
らそれぞれ通常平均粒子径が01〜0.5 mm程度の
粉末を得、これら粉末を用いて前述した如き常温圧縮成
形方法にて樹脂タブレット7を構成させる。一方、前記
態様Bにおいては、上記各部に対応する組成物から3個
の成形体をつくるが、この成形に際し上記態様Aの場合
と同様の常温圧縮成形法を採用してもよいし、場合によ
り押出機によって溶融押出したのち、所定の大きさに切
断する方法などを採用してもよい。
これら態様A、Bにおいて常温圧縮成形する際の打錠密
度つまり成形密度としては、90%以上、好ましくは9
5%以上であるのがよい。この打錠密度は、〔タブレッ
ト密度(9/cyh/樹脂硬化物密度(y/cm’) 
] X 100%で表わされ、上記タブレット密度はタ
ブレットの重1(勝/タブレットの容量(−)にて、ま
た上記樹脂硬化物密度は樹脂硬化物の重量(9)/樹脂
硬化物の容量())にて、それぞれ求められるものであ
る。
上記の如き構成とされた樹脂タブレット7は、ポット1
内に投入されたのち、金型温度で加熱されかつプランジ
ャ4によって加圧される。このときの金型温度は、一般
に150〜200°C1好ましくは160〜190°C
程度であり、プランジャ圧は通常50〜120h/ci
、好ましくは70〜100Kg/c11f程度である。
上記加熱加圧によって、樹脂タブレット7は溶融しゲー
ト3a、3bを介してキャビティ2a、2bに圧入され
るが、この圧入樹脂のほとんどは上記タブレット7の上
下部分70 、72で占められており、またこの圧入後
にゲート3a、3bに残る樹脂についても上記同様であ
る。このように、圧入充填されたキャビティ2a、2b
およびゲート3a、3b内の上記樹脂は金型壁から効率
的に熱を受けるため、これのゲル化時間にほとんど左右
されることな(、速やかに硬化する。キャビティ2a、
2b内で硬化した樹脂はここに配置される半導体素子組
立構体6a、6bを被覆した封止樹脂を構成する。
一方、樹脂タブレット7の中央部分71はその多くがポ
ット1内に残留するが、これのゲル化時間を予め短くし
ていることにより、キャビティ2a。
2bやゲート3a、3bの充填樹脂に較べてその硬化時
間が長(なりすきるおそれはなく、比較的短時間のうち
に硬化が完了する。その結果、樹脂タブレット7をポッ
ト1に投入しプランジャ4によって加圧注入したのち硬
化成形を行うまでの成形サイクル時間か従来に比し短縮
され、これにより樹脂封止型半導体装置の量産性に非常
に好結果を得ることができる。
第2図は上記の如く硬化成形を行ったのち、金型から離
型した状態を示したもので、20a、20bはそれぞれ
リードフレーム5a、5bに所定間隔をおいて配設され
た半導体素子組立構体6a、6bを被覆する硬化した封
止樹脂を示している。また、30a、30bは各ゲート
3a、3b内で硬化した樹脂、100は各ポット1内で
硬化した残留樹脂である。
なお、上記第1図の成形金型においては、1個のポット
1に一端が直結するゲー1−3a、3bの各他端にそれ
ぞれキャビティ2a、2bを直結させる構成をとってい
るが、1個のポット1にゲート3を介して直結させるキ
ャビティ2の数は一般に11〜6個、好ましくは2〜4
個の範囲で自由に選択できる。たとえば第3図(5)、
(B)はこの例を示している。
すなわち、第3図囚のように、1個のポット1に対して
ゲート3c、3d、3e、3fを介して4個のキャビテ
ィ2c、2d、2e、2fを直結させる構成をとっても
よ(、また第3図(Blのように、1個のポット1に一
端が直結するゲー) 3g、3hをそれぞれ二股状とし
てその各両端部に2個のキャビティ2g、2g’および
2h、2h’を直結させるような構成をとってもよい。
〔発明の効果] 以上のように、この発明においては、ランナレス方式の
トランスファ成形を行うにあたって、ポット内に投入さ
せる樹脂タブレットの金型温度でのゲル化時間をポット
高さ方向の中央部分で同方向上下部よりも短くする構成
としたことにより、成形サイクル時間の短縮を図れるた
め、樹脂封止型半導体装置の量産性の向上に大きく寄与
させることができる。
〔実施例〕
以下に、この発明の実施例を比較例とともに記述する。
なお、以下において部とあるは重量部を意味するものと
する。また、以下に記述される溶融粘度およびスパイラ
ルフロー値は下記の方法にて測定したものである。
く溶融粘度〉 熱硬化性樹脂組成物粉末2yを直径10+m、高さ15
闘の大きさに常温圧縮成形し、この成形試料を用いて島
津社製の高化式フローテスタ(ノズル直径1 tm 、
ノズル長さ10朋、荷重10Kg/c++f)により測
定した。
くスパイラルフロー値〉 EMMI−1−66のスパイラルフロー測定法により測
定した。
また、以下の実施例および比較例にて使用した熱硬化性
樹脂組成物からなる粉末A、B、Cは下記の要領にて調
製したものである。
〈粉末A〉 150°Cでの溶融粘度が15ポイズのエポキシ当量1
95のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂20部、ノ
ボラック型フェノール樹脂10 部、二酸化けい素粉床
96部、2−メチルイミダゾール0.5 L シランカ
ップリング剤05部、カルナバワックス0.5部、カー
ボンブラック0.5部を混合し、90’Cの熱ロールで
5分間加熱混練したのち、冷却後0.3 amの平均粒
子径に粉砕した。この粉末Aの175°C下でのゲル化
時間は15秒、スパイラルフロー値は65cm、溶融粘
度は470ポイズであった。
く粉末B〉 150°Cでの溶融粘度が25ポイズのエポキシ当量1
95のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂20部、ノ
ボラック型フェノール樹脂10部、二酸化けい素粉末9
6部、2−メチルイミダゾール0.7部、カルナバワッ
クス0.5部、カーボンブラック0.5部、シランカッ
プリング剤0.5部を混合し、以下前記粉末Aと同様の
手法にて平均粒子径0.4 mmの粉末を得た。この粉
末Bの175°C下でのゲル化時間は10秒、スパイラ
ルフロー値は38−1溶融粘度は800ポイズであった
〈粉末C〉 前記粉末Bにおける2−メチルイミダゾールの使用機を
1.1部に変更した以外は、粉末Bと全く同様にして平
均粒子径0.3 rimの粉末を得た。この粉末Cの1
75°C下でのゲル化時間は6秒、スパイラルフロー値
は21cIn、溶融粘度は2,000ポイズであった。
実施例1 上部%が粉末A1中央部分%が粉末Cおよび下部%が粉
末Aからなる直径9.8 輯、高さ14.2餌。
重さ1.75fの円柱状の樹脂タブレット1個を常温圧
縮成形により作製した。この樹脂タブレットを使用し、
かつランナレス方式のトランスファ成彫金型として前記
第1図に示す構造のものを用いて、半導体封止のための
トランスファ成形を行った。
なお、上記成形金型およびこれに配置した半導体素子組
立構体の詳細は以下のとおりである。すなイつち、ポッ
ト数は10個、したがってキャビテ     iイ数は
20個であり、各ゲートの大きさは断面積0.7d、長
さ7順であり、また各キャビティの容量は402 rm
3である。この成形金型に配置されるふたつのリードフ
レームには所定間隔をおいてそれぞれ10個の半導体素
子組立構体が配設され、これら構体が各キャビティ内に
位置するように固定されてなる。なお、金型温度は18
0℃、プランジャ圧力は90Kg/cd1プランジャ速
度は1.85朋/秒とした。上記金型温度によって、樹
脂タブレットは通常175〜180℃の温度に加熱され
るものである。また上記プランジャ速度による樹脂タブ
レットの溶融圧入時間(注入時間)は8秒である。
上記トランスファ成形により、半導体に異常が認められ
ない信頼性の高い樹脂封止型半導体装置を得ることがで
きた。この成形法における前記タブレットの溶融圧入後
硬化完了に至るまでの時間、つまり離型可能な時間は1
5秒であった。なお、硬化が完了したかどうかは、離型
したときにキャビティ、ゲートおよびボット部の硬化樹
脂の表面にふくれがあるかどうかで判断した。すなわち
、未硬化の場合離型時に樹脂表面にふくれが発生するた
め、このふくれが認められないときは完全硬化したもの
と判定できる。
比較例1 粉末Aだけを用いて直径9.8 rm 、高さ14.2
m。
重量1.75yの円柱状の樹脂タブレット1個を常温圧
縮成形により作製した。このタブレットを用いて実施例
1と同様のランナレス方式のトランスファ成形を行った
ところ、離型可能な硬化時間は22秒であった。
比較例2 粉末Cだけを用いて直径9.8mm、高さ14.2mm
重ff11.75yの円柱状の樹脂タブレット1個を常
温圧縮成形により作製した。このタブレットを用いて実
施例1と同様のランナレス方式のトランスファ成形を行
ったところ、離型可能な硬化時間は8秒となったが、こ
の場合キャビティ内の半導体素子組立構体にX線観察に
より金線のたわみが著しいなどの異常が認められ、樹脂
封止型半導体装置の信頼性に欠けるものであった。
実施例2 上部号が粉末B1中央部分%が粉末Cおよび下部は≦が
粉末Bからなる直径9.8 am 、高さ14.2mm
重さ175yの円柱状の樹脂タブレット1個を常1’M
圧縮成形により作製した。この樹脂タブレットを用いて
実施例1と同様のランナレス方式のトランスファ成形を
行ったところ、半導体に異常か全く認められない高信頼
性の樹脂封止型半導体装置を得ることができた。この場
合の離型可能な時間は8秒であった。
また、上記樹脂タブレットの上下部(粉末B)と中央部
分(粉末C)との比率を、1:1,4:1゜5=1に変
更して、上記同様のランナレス方式のトランスファ成形
を行ってみたところ、離型可能な時間が8秒、10秒、
15秒となった。これより、中央部分に配する粉末Cが
少なすぎると雛型サイクル時間の短縮を図れず(後記比
較例3との対比)、また一定量を超えて多くしてもそれ
以上の短縮を図れないものであることが判る。また上記
粉末Cが多くな−りすきると(比率1:1)、X線観察
により金線の流れが僅かに認められた。
比較例3 粉末Bだけを用いて直径9.8 mm 、高さ14.2
++++++。
重さ1.759の円柱状の樹脂タブレット1個を常温圧
縮成形により作製した。このタブレットを用いて実施例
1と同様のトランスファ成形を行ったところ、離型可能
な時間は15秒であった。
実施例3 粉末Bだけで直径9.8 rrutt 、高さ4.7 
l1m 、重さ058yの円柱状の常温圧縮成形体2個
をつくり、また粉末Cだけで直径9.8 r+Im 、
高さ4.7 mm 、重さ058yの円柱状の常温圧縮
成形体1個をつくった。これらの成形体を粉末Bからな
るものが上下部に粉末Cからなるものが中央部分に位置
するように積層してポット内に投入するべき樹脂タブレ
ットとし、これを用いて実施例1と同様のランナレス方
式のトランスファ成形を行った。結果は、実施例2の場
合と全く同じで、離型可能な時間は8秒であった。
上記の実施例1と比較例1.2との対比、および実施例
2,3と比較例2,3との対比から、この発明の方法に
よれば、半導体に損傷が認められない信頼性の高い樹脂
封止型半導体装置を一穐産性良好に製造できるものであ
ることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明方法の実施に用いられるランナレス方
式のトランスファ成形金型の一例を示す断面図、第2図
は上記金型を用いて半導体の樹脂封止を行ったのち成形
金型より離型した状態を示す平面図、第3図(A) 、
 (B)は第1図の成形金型の変形例としてポットとゲ
ートとキャビティとの連結状態が異なる例を示す構成図
である。 ■ ポット、2 (2a、21)、2c、2d、2e、
2f。 2g、2g’、2h、2h’)  キャビティ、3(3
a、3b。 3c、3d、3e、3f、3g、3h)−ゲート、6a
、6b半導体素子組立構体、7・樹脂タブレット、70
.72  上下部、71 中央部分、10.ll・・・
成形金型、20a、20b・封止樹脂特許出願人  日
東電気工君株式会社 代 理 人 弁理士部′げ元邦夫 第 1 口 第2図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポットとこのポットに一端が直結しかつ他端が半
    導体素子組立構体を配置させてなるキャビティと直結し
    たゲートとを有する成形金型の上記ポット内に、熱硬化
    性樹脂組成物からなる柱状の樹脂タブレットを投入し、
    このタブレットを上記ゲートを介して上記キャビティ内
    に溶融圧入させて上記組立構体を樹脂封止する半導体装
    置の製造方法において、上記ポット内に投入させる樹脂
    タブレットの金型温度でのゲル化時間をポット高さ方向
    の中央部分で同方向上下部よりも短くする構成としたこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. (2)熱硬化性樹脂組成物がエポキシ樹脂組成物からな
    る特許請求の範囲第(1)項記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. (3)ポット高さ方向の上下部と中央部分とからなる柱
    状の樹脂タブレットが1個の常温圧縮成形体から構成さ
    れてなる特許請求の範囲第(1)項または第(2)項記
    載の半導体装置の製造方法。
  4. (4)ポット高さ方向の上下部と中央部分とからなる柱
    状の樹脂タブレットが上記各部分に対応する3個の成形
    体から構成されてなる特許請求の範囲第(1)項または
    第(2)項記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06104301A (ja) * 1992-09-18 1994-04-15 Nitto Denko Corp 半導体封止用樹脂タブレット及びその製造方法と半導体封止方法
US6173490B1 (en) * 1997-08-20 2001-01-16 National Semiconductor Corporation Method for forming a panel of packaged integrated circuits
JP2014086609A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Renesas Electronics Corp 半導体装置の製造方法

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