JP2985832B2 - 半導体装置用樹脂封止装置及びその樹脂封止方法 - Google Patents

半導体装置用樹脂封止装置及びその樹脂封止方法

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JP2985832B2 JP13999197A JP13999197A JP2985832B2 JP 2985832 B2 JP2985832 B2 JP 2985832B2 JP 13999197 A JP13999197 A JP 13999197A JP 13999197 A JP13999197 A JP 13999197A JP 2985832 B2 JP2985832 B2 JP 2985832B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置用樹脂封
止装置及びその樹脂封止方法に関し、特にリードフレー
ムに半導体素子を搭載し樹脂封止する半導体装置の樹脂
封止装置及びその樹脂封止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる半導体装置の樹脂封止装置
及び封止方法は、通常タブレット状の樹脂を用い、それ
を加熱し液体状にして金型装置に供給することにより、
樹脂モールドを行っている。
【0003】図4はかかる従来の一例を示す半導体装置
用樹脂封止装置の主要部の断面図である。図4に示すよ
うに、半導体素子4を樹脂封止するにあたっては、まず
素子搭載部3上に半導体素子4を固着し、金線などの金
属細線5で電気的に接続されたリードフレーム2を上型
および下型からなる上下の金型1内に載置する。つい
で、上下の金型1を閉じ金型1のゲート部(図示省略)
を樹脂供給部としてのポット部7aの先端に設けたラン
ナー部10と連絡させる。また、このポット部7a内に
は、上下に移動するプランジャー6aを備えており、こ
の上にエポキシ等のタブレット状樹脂12が供給され
る。この樹脂12は予め温度を上昇させた金型1からの
熱を受けて溶融し流動性が出てくると、プランジャー6
aにより金型1内に押し込むことが可能になる。しかる
後、金型1内の温度を下げて樹脂12を固化させると、
封止作業が完了する。
【0004】上述した樹脂12は、熱を受けて溶融し、
固化する熱硬化性樹脂を使用するのが主流であるが、こ
の樹脂材は半導体装置の信頼性や性能を向上させるため
に、種々の添加物、例えばシリカフィラーなどの充填
剤,カーボンなどの着色剤,ワックスなどの離型剤等を
配合した複合材料を用いており、予め均一にまぜて練っ
た(混練)ものを半導体装置の大きさに応じて特定のサ
イズのタブレットと呼ばれる形状に打錠されている。
【0005】しかしながら、このタブレットは打錠され
る工程そのものの追加に伴う費用の上昇、あるいは半導
体装置の多様化に伴うタブレットの種類の増加等の問題
があるため、近年粉末状の樹脂を用いて封止する封止装
置あるいは封止方法が試みられている。
【0006】このようなタブレット樹脂の欠陥を改良す
るために、例えば、特開平7−186180号公報に記
載されたように、粉末樹脂などを樹脂練りバーの状態に
する樹脂練りバー成型機と、この成型機からの樹脂練り
バーの供給を受けてプランジャーなどで加圧するととも
に金型モールドを行う型締めプレス装置とを用い、所定
の形状のモールドを行うものが知られている。
【0007】この例では、粉末状の樹脂を加熱,混練
し、所定サイズの練りバーと呼ばれるサイズに切断した
ものを樹脂封止装置としての型締めプレス装置に供給す
ることにより封止するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の樹脂封
止装置及びその樹脂封止方法は、粉末や顆粒状の樹脂を
用いたとき、粒子の間に空気があるため、タブレットを
用いたときと比較して、半導体装置にボイド(空気の
穴)、すなわち空気が抜け切れずに半導体装置の内部に
残ってしまう不良が発生し易くなるという問題がある。
また、かかる粒子間の空気が断熱材として働くため、ポ
ット部の内壁に近い所の樹脂が熱を多く受けて硬化が進
み、樹脂が均一に金型内に注入されず、ワイヤ流れや未
充填不良等が発生し易くなるという欠点がある。
【0009】また、従来の樹脂封止装置及びその樹脂封
止方法は、粉末状の樹脂を加熱、混練し且つ特定のサイ
ズに切断する装置を樹脂封止装置と連結させて設けてい
るが、これでは装置が大型化するとともに、封入サイク
ルの短縮化には不利であるという欠点がある。
【0010】本発明の第1の目的は、上述したボイドの
発生を防止し、ワイヤ流れや未充填不良等の封入工程に
関する不具合を解決するとともに、信頼性及び生産性を
向上させることのできる半導体装置用樹脂封止装置及び
その樹脂封止方法を提供することにある。
【0011】また、本発明の第2の目的は、製造装置と
して小型化するとともに、封入サイクルの短縮化を図
り、生産性を向上させることのできる半導体装置用樹脂
封止装置及びその樹脂封止方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置用樹
脂封止装置は、半導体素子を搭載したリードフレームを
載置する金型と、前記金型に連絡するランナー部を外部
に形成するとともに、供給された樹脂を前記ランナー部
を介して前記金型に供給するためのプランジャーを内部
に備えたポット部と、前記プランジャーに内接され且つ
前記プランジャーの軸方向に沿って前進及び後進を行う
ことのできるスクリューとを有し、前記プランジャーに
供給された前記樹脂を前記スクリューにより混ぜ、圧縮
して供給することにより、前記金型内で前記半導体素子
を封止するように構成される。
【0013】この半導体装置用樹脂封止装置における樹
脂は、粉末あるいは顆粒状の樹脂を用い、前記スクリュ
ーにより混練及び圧密を行うように形成される。
【0014】また、本発明の半導体装置用樹脂封止方法
は、半導体素子を搭載したリードフレームを金型内に載
置する工程と、前記金型への溶融樹脂の供給通路となる
ポット部のランナー部を前記金型と連絡する工程と、前
記ポット部のプランジャー内に粉末もしくは顆粒状樹脂
を供給する工程と、前記金型を昇温させた熱により前記
プランジャー内の前記粉末もしくは顆粒状樹脂を溶融さ
せるとともに、前記プランジャー内に配置したスクリュ
ーにより前記粉末もしくは顆粒状樹脂を混ぜて練り且つ
圧縮して密度を高める工程と、前記プランジャーを上昇
させて前記溶融した樹脂を前記ランナー部より前記金型
内に注入する工程と、しかる後前記金型に供給した樹脂
を硬化させる工程とを含んで構成される。
【0015】この樹脂封止方法において前記金型を昇温
させる温度は、前記半導体素子に悪影響を及ぼさず且つ
前記粉末もしくは顆粒状樹脂を溶融させる165度乃至
185度に設定される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態ついて
図面を参照して説明する。
【0017】図1は本発明の半導体装置用樹脂封止装置
の一実施の形態を説明するための装置断面図である。図
1に示すように、本実施の形態における半導体装置用樹
脂封止装置は、素子搭載部(アイランド)3に半導体素
子4を搭載したリードフレーム2を載置する上下の金型
1と、この金型1のゲート部(図示省略)に連絡するラ
ンナー部10を外部に形成するとともに、供給された顆
粒状樹脂9を溶融して圧縮したのちランナー部10を介
して金型1に供給するためのプランジャー6を内部に備
えたポット部7と、プランジャー6に内接し、しかもこ
のプランジャーの軸方向に沿って前進及び後進を行うこ
とのできるスクリュー8とを有する。このスクリュー8
は、プランジャー6に供給された樹脂9を混ぜて練る
(混練)と同時に、圧縮して樹脂密度を高める(圧密)
ものであり、温度に対しても樹脂を均一化している。
【0018】かかる半導体装置用樹脂封止装置は、顆粒
状樹脂9を用いたとき、圧密させて粒子の間の空気を無
くし、しかも混練により樹脂の流動性や硬化性均一にし
ている。すなわち、樹脂9をランナー部10を介して金
型1に注入するプランジャー6に、前進及び後進可能な
スクリュー8を設けたものである。
【0019】以下、上述した封止装置の主要構成部分の
実施例を具体的に説明する。まず、本実施例は、金属で
形成される上下の金型1と、図示してないが、エポキシ
樹脂などの顆粒状樹脂9を通常上部より供給するポット
部7と、樹脂9を金型1に押し込むために、油圧機構で
上昇させるプランジャー5と、このプランジャー5に内
接された前進及び後進可能なスクリュー8とで構成す
る。この上下の金型1の材質としては、ステンレスなど
の超硬金属が適しており、しかもその表面部は硬質のク
ロムめっきで加工する。
【0020】実際の封止においては、素子搭載部3に半
導体素子4を接着剤で固定した後、金線などの金属線5
で電気的に接続したリードフレーム2を下金型の所定の
位置に載置し、上下の金型1を閉じる。この金型1は予
め昇温されており、半導体素子4に悪影響を与えずに樹
脂9を溶融しうる範囲に設定する。すなわち、この実施
の形態においては、金型昇温範囲を165度から185
度に設定している。これは、165度よりも低い温度に
おいては、樹脂そのものが溶融しにくくなり、粘度が高
くなるために、ワイヤー切れ等の封入上の不具合が発生
し、また逆に185度よりも高い温度に設定すると、樹
脂の溶融は進むが、硬化(固化)も進むために、同じく
ワイヤー切れ等の封入上の不具合が発生するからであ
る。
【0021】ついで、エポキシなどの樹脂9をポット部
7のプランジャー6に供給すると、金型1の熱を受けて
樹脂9が溶融を始め、スクリュー8による混練、圧密が
行われる。十分に、混練、圧密が行われると、プランジ
ャー6を油圧機構等で上昇させ、溶融した樹脂9を金型
1内に供給する。
【0022】かかる樹脂9の注入が完了すると、暫くそ
の状態を保持し樹脂9を硬化させる。さらに、樹脂9が
完全に硬化してから金型1を開き、成形品としてのパッ
ケージ状に樹脂モールドされた半導体装置を取り出す。
【0023】なお、樹脂9の注入時間や型保持時間は、
樹脂9の種類によってその流動特性や硬化特性が異なる
が、封入サイクルを短縮して生産能力を上げるために
も、そろぞれを短かくした方が良い。
【0024】図2(a)〜(c)はそれぞれ本発明の半
導体装置用樹脂封止方法の一実施の形態を説明するため
の工程順に示した装置断面図である。まず、本実施の形
態の半導体装置用樹脂封止方法は、前述したように、半
導体素子4を搭載したリードフレーム2を金型1内に載
置する工程と、金型1への溶融樹脂9の供給通路となる
ポット部7のランナー部10を金型1と連絡する工程と
を経た後、図2(a)に示すように、ポット部7のプラ
ンジャー6内に顆粒状樹脂9を供給する工程を実施す
る。その際、プランジャー6のスクリュー8を予め後進
させておき、それによってプランジャー6内に形成され
る凹部に顆粒状樹脂9を落下させる。
【0025】ついで、図2(b)に示すように、金型1
を昇温させた熱によりプランジャー6内の顆粒状樹脂9
を溶融させ溶融樹脂9Aとするとともに、再びスクリュ
ー8を後進させて溶融樹脂9Aをスクリュー8に巻き込
ませる。
【0026】しかる後、図2(c)に示すように、プラ
ンジャー6内に配置したスクリュー6を前進させて溶融
した樹脂9Aを混ぜて練り、圧縮して密度を高める工程
と、プランジャー6を上昇(矢印方向)させて溶融した
樹脂9Aをランナー部10より金型1内に注入する工程
とを実施する。
【0027】上述した顆粒状樹脂9としては、一旦混練
したものをある特定のサイズもしくはある分布を持たせ
たサイズにふるい分けして製造してもよく、ここでは2
mm程度の大きさに顆粒化したものを使用している。
【0028】最後に、金型1に供給した樹脂9Aを硬化
させる工程を経て半導体装置が形成される。
【0029】このような工程を含んだ封止方法とするこ
とにより、溶融樹脂9Aを圧密して粒子の間の空気を無
くしてから金型1内に注入できるため、ボイドの発生率
を低減することができる。
【0030】実際に、従来の樹脂封止装置を使用したと
き、14mm角の80ピン薄型表面実装パッケージ〔L
QFP〕(1.4mm厚)においては、5/1000個
(0.5%)のボイド不良が発生していたが、本実施例
では1/10000個(0.01%)程度のボイド発生
率に低減することができる。なお、このボイドに関して
は、閉じた上下の金型1の内部を真空状態に近ずけれ
ば、一層改善することができる。
【0031】また、かかる封止方法によれば、顆粒状樹
脂9を混練することにより、樹脂9Aの流動性や硬化性
を均一にできるため、金属線5の変形量や未充填などの
不良の発生率を低減することができる。例えば、従来の
半導体装置(パッケージ)においては、金属線5のワイ
ヤー長に対して10%程度の変形率であったが、本実施
においては、約2%程度に低減することができる。さら
に、未充填不良も従来の0.1%から0.03%程度に
改善することができる。
【0032】要するに、本実施の形態においては、プラ
ンジャー6に内接するスクリュー8を後進させてから、
ポット部7内に樹脂9を供給し、金型1の昇温によりこ
の樹脂9を溶融させるとともに、スクリュー8を前進さ
せて樹脂9の圧密および混練を行う。これにより、粒子
の間の空気を無くし、樹脂9の流動性や硬化性を均一に
できる。このため、ボイドの発生やワイヤ5の流れある
いは未充填不良といった封入工程に関する不具合を解消
することができる。
【0033】図3は本発明の半導体装置用樹脂封止装置
及び樹脂封止方法の他の実施の形態を説明するための装
置主要部の断面図である。図3に示すように、本実施の
形態は、前述した図1の封止装置の構造および各工程と
同様であり、異なるのは樹脂材料にある。すなわち、本
実施の形態では、樹脂の原材料を配合し、均一に分散し
た粉末状樹脂11を使用するものである。
【0034】一般に、樹脂は構成材料となる複数の原材
料を所定の比率で配合し均一に分散させた後、完全に硬
化が進まない程度の温度に予備加熱して混練を行う。そ
の後、その混練物を冷却してから粉砕し、粉砕した粉末
をタブレット用金型に供給したのち、上下から圧力を加
えてタブレットに打錠している。この混練の温度は樹脂
の種類により異なるが、通常は80〜100度であり、
タブレットに打錠する際は、常温で行っている。
【0035】一方、本実施の形態では、混練がされてい
ない樹脂を用い、前述したとおり、混練はスクリュー8
を用いて封止装置の内部で行う。特に、本実施の形態で
は、プランジャー6の温度を混練温度である80〜10
0度に制御し、スクリュー8の前進、後進により粉末状
樹脂11を混練している。
【0036】このようにすることにより、粉末状樹脂1
1の製造コストを下げ、半導体装置自体を安価に製造す
ることができる。例えば、汎用の低応力樹脂を用いたと
き、樹脂の製造コストは、従来のタブレット、粉末ある
いは顆粒状の樹脂を用いたときと比較して、ほぼ2/3
〜3/4倍にすることができる。また、従来は樹脂の流
動性低下(特に、スパイラルフロー特性の劣化)を防止
するために、樹脂の常温放置時間を規定して管理しなけ
ればならなかったが、本実施の形態では一切不要とする
ことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置用樹脂封止装置及びその樹脂封止方法は、プランジャ
ーの内部に設けたスクリューにより樹脂を混練および圧
密することにより、樹脂を均一化できるので、粉末や顆
粒状の樹脂を用いたときでも、封入サイクルを延ばさず
に、ボイドの発生あるいはワイヤー流れや未充填などの
封止不良を低減できるという効果がある。
【0038】また、本発明は、ポット部及びプランジャ
ーの改良だけで封止装置を作成できるので、封止装置を
小型化でき、低価格化を実現できるという効果がある。
【0039】さらに、本発明は、予備加熱をして樹脂を
混練できるため、原材料を配合し且つ均一に分散した樹
脂粉末での供給が可能になり、樹脂の製造コストをも下
げられるという果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置用樹脂封止装置の一実施の
形態を説明するための装置主要部の断面図である。
【図2】本発明の半導体装置用樹脂封止方法の一実施の
形態を説明するための工程順に示した封止装置主要部の
断面図である。
【図3】本発明の半導体装置用樹脂封止装置及び樹脂封
止方法の他の実施の形態を説明するための装置主要部の
断面図である。
【図4】従来の一例を説明するための半導体装置用封止
装置主要部の断面図である。
【符号の説明】
1 上下金型 2 リードフレーム 3 素子搭載部 4 半導体素子 5 金属線 6 プランジャー 7 ポット部 8 スクリュー 9 顆粒状樹脂 9A,9B 溶融樹脂 10 ランナー部 11 粉末状樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29L 31:34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を搭載したリードフレームを
    載置する金型と、前記金型に連絡するランナー部を外部
    に形成するとともに、供給された樹脂を前記ランナー部
    を介して前記金型に供給するためのプランジャーを内部
    に備えたポット部と、前記プランジャーに内接され且つ
    前記プランジャーの軸方向に沿って前進及び後進を行う
    ことのできるスクリューとを有し、前記プランジャーに
    供給された前記樹脂を前記スクリューにより混ぜ、圧縮
    して供給することにより、前記金型内で前記半導体素子
    を封止することを特徴とする半導体装置用樹脂封止装
    置。
  2. 【請求項2】 前記樹脂は、粉末あるいは顆粒状の樹脂
    を用い、前記スクリューにより混練及び圧密を行う請求
    項1記載の半導体装置用樹脂封止装置。
  3. 【請求項3】 半導体素子を搭載したリードフレームを
    金型内に載置する工程と、前記金型への溶融樹脂の供給
    通路となるポット部のランナー部を前記金型と連絡する
    工程と、前記ポット部のプランジャー内に粉末もしくは
    顆粒状樹脂を供給する工程と、前記金型を昇温させた熱
    により前記プランジャー内の前記粉末もしくは顆粒状樹
    脂を溶融させるとともに、前記プランジャー内に配置し
    たスクリューにより前記粉末もしくは顆粒状樹脂を混ぜ
    て練り且つ圧縮して密度を高める工程と、前記プランジ
    ャーを上昇させて前記溶融した樹脂を前記ランナー部よ
    り前記金型内に注入する工程と、しかる後前記金型に供
    給した樹脂を硬化させる工程とを含むことを特徴とする
    半導体装置用樹脂封止方法。
  4. 【請求項4】 前記金型を昇温させる温度は、前記半導
    体素子に悪影響を及ぼさず且つ前記粉末もしくは顆粒状
    樹脂を溶融させる165度乃至185度に設定した請求
    項3記載の半導体装置用樹脂封止方法。
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