JPH09285699A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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Publication number
JPH09285699A
JPH09285699A JP9978696A JP9978696A JPH09285699A JP H09285699 A JPH09285699 A JP H09285699A JP 9978696 A JP9978696 A JP 9978696A JP 9978696 A JP9978696 A JP 9978696A JP H09285699 A JPH09285699 A JP H09285699A
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JP
Japan
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detection
dry
time
drying
rotating drum
Prior art date
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Pending
Application number
JP9978696A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsusachi Kiuchi
光幸 木内
Shoichi Matsui
正一 松井
Hisashi Hagiwara
久 萩原
Kiyoshi Kuriyama
清 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9978696A priority Critical patent/JPH09285699A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類の乾燥度合いを検知する乾燥検知時の各
種データを表示させることにより、異常使用と故障を区
別でき故障修理時間を短縮する。 【解決手段】 衣類を乾燥させる回転ドラム内へ送風手
段により送風し、回転ドラム内の排気側に設けられたフ
ィルターにより糸屑をとり、回転ドラムへの送風経路に
加熱手段を設けて温風を送り、回転ドラムと送風手段を
回転駆動するモータと加熱手段を制御する制御手段より
構成し、制御手段6は、マイクロコンピュータよりなる
制御回路60と操作設定手段61と表示手段62と乾燥
検知手段64を備え、通常運転とは異なる特別な操作設
定により乾燥検知運転時の検知信号を表示できるので、
通常運転ではすぐに異常使用か故障か判定できない未乾
燥あるいは乾燥時間が長すぎる等の異常を短時間で検査
判別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類に温風を与え
て乾燥させる衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用の衣類乾燥機は、自動的に
乾燥度合いを検知して運転を止めるだけではなく、異常
使用や故障状態を検知して異常内容を報知する衣類乾燥
機が提案されている。
【0003】従来、この種の衣類乾燥機は、特開平6−
39196号公報に示すように構成されていた。すなわ
ち、温度センサの故障時に特別な操作により温度センサ
の検知信号を運転条件表示部により表示させるようにし
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の衣類乾燥機では、温度センサの検知データのみしか
表示しないため、フィルター目詰まりなどの如き温度セ
ンサ以外の原因により乾燥時間が長くなった場合や、あ
るいは、ほとんど脱水せずに乾燥させたり、排気設備な
しで運転した場合など、設置環境または使用者の誤使用
による異常と、サーバスマンの修理が必要な故障との区
別が迅速にかつ明確にできないとう問題を有していた。
【0005】本発明は上記従来課題を解決するもので、
誤使用あるいは異常使用と故障の区別を明確にするとと
もに、使用者が使用状況を把握し、迅速に故障修理対応
可能な衣類乾燥機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回転
ドラム内へ温風を送風させる送風手段と、前記回転ドラ
ム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラム
と前記送風手段を回転駆動するモータと、前記モータ、
前記加熱手段を制御する制御手段よりなり、前記制御手
段は、マイクロコンピュータよりなる制御回路と、操作
設定手段と、表示手段と、前記回転ドラム内の衣類の乾
燥状態を検知する乾燥検知手段を備え、前記操作設定手
段により通常運転とは異なる特別な操作設定により乾燥
検知運転を実行して前記乾燥検知手段の検知判定信号を
表示する構成とし、通常乾燥運転と同様の条件で乾燥セ
ンサによる乾燥検知のチェック運転を行い乾燥検知時の
詳細な乾燥検知データを表示することができるようにし
たものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回転ドラム内へ温
風を送風させる送風手段と、前記回転ドラム内への送風
経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラムと前記送風手
段を回転駆動するモータと、前記モータ、前記加熱手段
を制御する制御手段よりなり、前記制御手段は、マイク
ロコンピュータよりなる制御回路と、操作設定手段と、
表示手段と、前記回転ドラム内の衣類の乾燥状態を検知
する乾燥検知手段を備え、前記操作設定手段により通常
運転とは異なる特別な操作設定により乾燥検知運転を実
行して前記乾燥検知手段の検知判定信号を前記表示手段
に表示する構成とし、通常乾燥運転に加えて操作手段及
び表示手段を付加することなく乾燥センサによる乾燥検
知のチェック運転を行い乾燥検知時の詳細な乾燥検知デ
ータを表示することができるようにしたものである。
【0008】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明に加えて、操作設定手段により通常運転とは
異なる特別な操作設定により乾燥検知運転を実行し、乾
燥検知判定時の乾燥検知時間を表示する構成とし、乾燥
検知のチェック運転中又は運転後、乾燥検知判定時の乾
燥検知時間を表示することができる。
【0009】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明に加えて、操作設定手段により通常運転とは
異なる特別な操作設定により乾燥検知運転を実行し、乾
燥検知判定時の乾燥検知状態判別信号を表示する構成と
し、所定の乾燥検知が行われているかどうか特別な検査
器具なしで調べることができ、制御装置が正しく動作し
ているかどうか、あるいは正常使用されているかどうか
の判定が可能となる。
【0010】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
記載の発明に加え、操作設定手段により通常運転とは異
なる特別な操作設定により乾燥検知運転を実行し、乾燥
検知判定時の乾燥検知判別基準値を表示する構成とし、
乾燥検知判別内容を知ることができ、制御装置が正しく
動作しているかどうか、あるいは判定基準が正しく設定
できているかどうかの判定が可能となる。
【0011】また、本発明の請求項5記載の発明は、衣
類を乾燥させる回転ドラムと、前記回転ドラム内へ温風
を送風させる送風手段と、前記回転ドラム内への送風経
路に設けた加熱手段と、前記回転ドラムと前記送風手段
を回転駆動するモータと、前記モータ、前記加熱手段を
制御する制御手段よりなり、前記制御手段は、マイクロ
コンピュータよりなる制御回路と、操作設定手段と、表
示手段と、前記回転ドラム内の衣類の乾燥状態を検知す
る乾燥検知手段と、記憶手段を備え、前記操作設定手段
により通常運転とは異なる特別な操作により乾燥検知判
定時における乾燥検知手段の検知判別信号を表示し、さ
らにこの判定し及びその検知判別信号を逐次前記記憶手
段に記憶することにより、過去の乾燥運転時における検
知運転の詳細を知ることができるので、異常使用や誤使
用などの詳細な使用状況を知ることができ、故障修理時
間の短縮あるいは使用者への使用方法の助言等が可能と
なる。
【0012】また、本発明の請求項6記載の発明は、請
求項5記載の発明に加えて、通常運転とは異なる特別な
操作設定により乾燥検知判定時における乾燥検知状態判
別信号と乾燥検知時間を表示することができるので、過
去の乾燥運転における運転状況を知ることができ、正常
に乾燥検知が行われたかどうか、あるいは、他の故障や
誤使用により乾燥検知が異常となっているのかどうか容
易に知ることができる。
【0013】さらに、本発明の請求項7記載の発明は、
請求項5記載の発明に加えて、通常運転とは異なる特別
な操作設定により乾燥検知運転コースと乾燥運転時間を
表示することができるので、運転コースが正しく設定さ
れていたかどうか、あるいは乾燥時間か正常かどうか知
ることができ、制御装置が正しく動作していたかどう
か、あるいは正しく使用されたかどうかの判定が可能と
なる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2を
参照しながら説明する。
【0015】図において、回転ドラム1内に乾燥させる
ための衣類を入れ、送風手段2より回転ドラム1と送風
手段2の間の送風経路に設けた加熱手段3を通して、回
転ドラム1に温風を送る。回転ドラム1内部の排気口側
に糸屑をとるフィルター4を配設する。送風手段2は、
熱交換型両翼ファンで、回転ドラム1へ送風すると同時
に、湿った空気を外気により冷却して回転ドラム1内の
水分を除湿する。加熱手段3は温度抵抗特性が正特性の
半導体ヒータ、いわゆるPTCヒータで構成され、送風
量や温度により発熱量が変化する。モータ5は、熱交換
型両翼ファン2と回転ドラム1を回転駆動する。
【0016】制御手段6は、マイクロコンピュータを主
コントロール手段とした制御回路60と、使用者により
運転設定される操作設定手段61と、操作設定内容及び
残り乾燥時間などの運転状態を表示する表示手段62、
PTCヒータ3の電流を検知する電流検知手段63と、
衣類の乾燥状態を検出する乾燥検知手段64と、PTC
ヒータ3あるいはモータ5を制御するスイッチング手段
65、各種乾燥検知データあるいは運転中発生した目詰
まり検知等の異常や故障データや運転回数等を記憶する
不揮発性メモリなどの記憶手段66、および、回転ドラ
ム1の回転を検知する回転数検知手段67より構成され
る。回転数は、回転ドラム1に装着された永久磁石67
aとリードスイッチなどの磁気センサで検知することが
できる。
【0017】乾燥検知手段64は、回転ドラム1の排気
経路、すなわち、熱交換型両翼ファン2の吸気経路に設
けた第1の温度センサ64aと、PTCヒータ3の吸気
経路、すなわち、熱交換型両翼ファン2の排気経路に設
けた第2の温度センサ64bより構成され、熱交換型両
翼ファン2の吸気温度と排気温度を比較することにより
乾燥状態を検知する。回転ドラム1内の湿度が高い場合
には、熱交換型両翼ファン2の吸気の湿り空気のエネル
ギーが大きくて、熱交換後の湿り空気温度の低下度合い
は少ないが、乾燥が進むと、湿り空気が乾き空気となり
乾き空気のエネルギーは小さくなるので、熱交換後の空
気温度の低下度合いが大きくなるので、第1の温度セン
サ64aと第2の温度センサ64bの温度と温度差によ
り乾燥状態を検出できる。制御手段6は、交流電源7よ
り、遮断制御可能な電源スイッチ8を介して供給される
電力を、トライアックなどの双方向性3端子サイリスタ
やリレーなどのスイッチング手段65により制御し、モ
ータ5及びPTCヒータ3を制御して乾燥運転を行う。
【0018】図3は、操作設定手段61と表示手段62
よりなる操作パネルの一実施例である。通常乾燥運転を
設定するコースキー610aと、PTCヒータ3の発熱
電力と乾燥運転終了後回転ドラムを間欠運転して衣類の
しわの発生を低減させるふんわり運転を切り換えるヒー
タふんわりキー610b、および、運転の一時停止とス
タートを設定するスタート・一時停止キー610cなど
の各設定キー610と、設定内容の表示器620、フィ
ルター目詰まりを報知する表示器621、及び、残り運
転時間を表示する数字表示器622より構成される。
【0019】コースキー610aとヒータふんわりキー
610bを同時に押した状態で、電源スイッチ8を閉じ
ることにより、通常使用しない特殊な検査プログラムを
動作させることができる。このような検査運転、あるい
はサービスチェック運転は、生産工程での検査や修理技
術者が修理を迅速に行ったり確認時間を短縮するために
用いられる。
【0020】図4は、乾燥運転時における時間と熱交換
ファンの温度変化を示す。図において、Aは第1の温度
センサ64aにより検知した温度変化で、Bは第2の温
度センサ64bにより検知した温度変化を示す。Cは第
1の温度センサ64aと第2の温度センサ64bの温度
差を示す。衣類の湿りが大きい場合には、AとBの温度
は高くならず、温度が飽和する時点、すなわち時間t1
における第1の温度センサ64aと第2の温度センサ6
4bは低く、その時の温度差T1も低い。時間t1まで
の区間を初期乾燥区間と呼び、温度が飽和してほぼ一定
温度で乾燥が続く区間を恒率乾燥区間と呼ぶ。また、温
度がほぼ飽和したと判断した時点T1を恒率検知と呼
ぶ。恒率乾燥区間の時間の長さは布量と湿り具合により
変化し、この時の湿度もほぼ一定である。乾燥が進み衣
類の乾燥率が90%程度になると回転ドラム1の排気温
度Aは上昇し、PTCヒータ3の吸気温度Bは低下し
て、その温度差Cは徐々に上昇する。温度が上昇し、湿
度が低下する区間を減率乾燥区間とよび、恒率検知温度
T1から所定の温度上昇した時点T2を標準検知と呼
ぶ。標準検知した時間t2から所定の残り乾燥時間を加
えた時間t3まで乾燥運転を行い、その後モータ5のみ
通電する送風運転を行い、時間t4で運転終了となる。
【0021】図5、6、7は本発明による衣類乾燥機の
運転フローチャートの一実施例である。以下、図5、
6、7を用いて説明を行う。
【0022】図5において、ステップ100よりプログ
ラムが開始し、ステップ101で初期設定を行う。ステ
ップ102で操作設定手段61の設定キー610のキー
入力を受け付け、ステップ103において特別な検査工
程かあるいは通常運転かを判別する。修理技術者が修理
を迅速に行ったり確認時間を短縮するために用いられる
サービスチェック運転、あるいは検査運転が設定された
ならばYとなり検査プログラムが実行される。通常運転
ならばステップ104に進み、コース運転設定内容が標
準コースか他のコースを判定する。標準コースに設定さ
れたならばYとなり、ステップ105に進み、PTCヒ
ータ3とモータ5に通電して、モータ5を低い回転数か
ら起動制御するソフトスタートを実行する。ステップ1
06で乾燥運転を行い、ステップ107で乾燥運転が終
了かどうかを判定する。ステップ106の標準コースに
おける乾燥検知サブルーチンについては図6で詳細に説
明する。乾燥終了ならばステップ108に進み、運転コ
ース(この場合は標準コース)、恒率検知や標準検知な
どの検知モードと呼ばれる乾燥検知状態判別信号、乾燥
検知時の検知時間、乾燥検知時点における温度や温度差
などの乾燥検知信号データ、あるいは乾燥検知判定基準
値等を記憶手段66に記憶させる。次にステップ109
に進み、乾燥運転回数、目詰まりなどの異常内容、異常
回数を記憶手段66に記憶させ、ステップ110で終了
する。
【0023】ステップ103で特殊入力されたならばス
テップ111に進み、検査プログラムの操作設定表示を
受け付け、乾燥検知データ表示かどうかステップ112
で判別し、Yならばステップ113に進み過去の運転コ
ースや検知モードなどの乾燥検知信号の表示を受け付
け、ステップ114で運転コースと検知モードの表示か
を判断し、Yならばステップ115で記憶手段66から
データを読み込んで前回乾燥検知運転コース、乾燥検知
モードと呼ばれる乾燥検知状態判別信号、乾燥時間を表
示する。
【0024】また、ステップ116ではさらに詳細な検
知データ表示が必要かどうかを判別し、Yならば詳細な
検知データ、すなわち、乾燥検知時の第1の温度センサ
64a、第2の温度センサ64b、およびその温度差、
検知時間を記憶手段66からデータを読み込んで表示す
る。これらの詳細なデータ表示は、数字表示器622と
他の表示器620、621を利用すれば十分可能であ
る。
【0025】図6は、乾燥検知サブルーチンの詳細なフ
ローチャートを示し、ステップ200はサブルーチンの
開始で、ステップ201では第1の温度センサ64aの
検知温度Th1、第2の温度センサ64bの検知温度T
h2などの検知信号を入力し、ステップ202はTh1
とTh2の温度差を演算し、ステップ203でTh2と
Th1の温度差の上昇値ΔTを検知する。ステップ20
4で恒率検知したかどうか恒率検知フラグの有無を調
べ、Nならばステップ205で温度差の上昇値ΔTが一
定の低い値かどうか判定する。Yならばステップ206
にて恒率検知フラグをセットし、ステップ207で恒率
検知フラグ、恒率検知時間、温度データを記憶する。恒
率検知フラグが一度セットされるとステップ206、2
07は実行されない。ステップ208では回転ドラム1
の排気温度Th1が所定上限温度に達したかどうか判定
するもので、衣類の温度が異常温度とならないように温
度調節するためにPTCヒータ3のヒータ電力をスイッ
チング手段65により制御する最初の温度調節かどうか
判定する。Yならばステップ209においてPTCヒー
タ3をオフし温調検知フラグを設定する。
【0026】
【表1】
【0027】次にステップ210に進み、温調検知した
時間とその時のTh2とTh1の温度差(差温)より、
表1に示す判定テーブルによって残り乾燥運転時間を設
定する。表1に示す残り乾燥時間設定テーブルは、乾燥
検知状態が先に述べた標準検知と異なるもので、温調検
知と呼び、温調検知フラグをセットした時の温調検知時
間(単位は分)とその時のTh2とTh1の温度差(単
位はK又は度)のランクに応じて残り時間を決定するも
ので、温度差が大きいほど乾燥率が高いと判断して残り
乾燥時間を短くしている。ステップ211で温調検知フ
ラグ、温調検知時間、温調検知時の温度差、残り乾燥時
間を設定する差温ランクと温調検知時間ランクあるいは
残り乾燥時間等の判定基準値をメモリする。すなわち、
温調検知テーブルの乾燥検知判別基準値をメモリする。
ステップ212でサブルーチンをリターンする。ステッ
プ204で恒率検知フラグがセットされていると判定し
た場合は、ステップ213に進み、差温上昇値ΔTが所
定値以上かどうか判定し、Yならば恒率乾燥区間を終了
して減率乾燥区間となり標準検知したと判断し、ステッ
プ214において標準検知フラグをセットする。
【0028】次にステップ215にて所定の残り乾燥時
間を設定し、ステップ216で標準検知フラグ、標準検
知時間、標準検知時の温度差等をメモリし、ステップ2
12でリターンする。
【0029】図7は、検査プログラムの他の実施例で、
過去の運転データの表示ではなく通常運転と同じ条件で
乾燥検知運転を行い乾燥検知データを表示するものであ
る。ステップ111は、図5のステップ111と同じで
特殊入力による検査プログラムの設定受け付けで、ステ
ップ118にて乾燥検知のチェック運転設定が判定され
るとステップ119に進んで乾燥運転コースの受け付け
設定を行い、ステップ120で標準コースかどうか判定
し、Yならばステップ121でPTCヒータ3とモータ
5に通電し、ステップ122にて図6に示す乾燥検知サ
ブルーチンを実行する。ステップ123にて温度や差温
などの乾燥検知データを表示する。この時には特殊な検
査工程なので表示は通常運転とは異なり、図4の残り時
間表示の数字表示器622は検知温度あるいはTh2と
Th1の温度差を表示する。検知温度の表示切換はヒー
タふんわりキー610bを用いる。標準検知などの乾燥
検知モードの判定を行うと、乾燥検知状態判別信号を出
力し、例えば、数字表示器622により乾燥検知モード
をAbcdなどのアルファベットで表示する。数字表示
器がなければ設定表示器620を用いてもよい。ステッ
プ124の乾燥終了判定により乾燥運転が終了すると、
ステップ125に進み、乾燥検知モードなどの乾燥状態
判別信号を出力し、乾燥検知時間、乾燥検知時の温度
差、差温ランクなどの乾燥検知判別基準値などを表示す
る。
【0030】以上、本発明の実施例として除湿型電気乾
燥機について、熱交換ファンの吸気温度と排気温度より
乾燥状態を検知する方法について説明したが、衣類の電
気抵抗を測定する電極方式や、電極方式と温度検知方式
の併用、あるいは湿度検知方式でも実現方法についてほ
とんど同様であることは明らかである。また、加熱手段
をガスバーナーにしたガス乾燥機でも同様である。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1記載の発
明は、衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回転ドラム
内へ温風を送風させる送風手段と、前記回転ドラム内へ
の送風経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラムと前記
送風手段を回転駆動するモータと、前記モータ、前記加
熱手段を制御する制御手段よりなり、前記制御手段は、
マイクロコンピュータよりなる制御回路と、操作設定手
段と、表示手段と、前記回転ドラム内の衣類の乾燥状態
を検知する乾燥検知手段を備え、前記操作設定手段によ
り通常運転とは異なる特別な操作設定により乾燥検知運
転を実行して乾燥検知手段の検知判定信号を表示するの
で、誤使用か異常使用あるいは故障か容易に判定できな
い未乾燥や、乾燥時間が長すぎる乾燥検知状態の再現テ
スト時に、詳細な乾燥検知データを調べることができる
ので、乾燥検知が正常か異常かあるいは使用者の誤使用
や異常使用か検査判別できる。
【0032】また、本発明の請求項2記載の発明は、請
求項1記載の発明に加え、操作設定手段により通常運転
とは異なる特別な操作設定により乾燥検知運転を実行
し、乾燥検知判定時の乾燥検知時間を表示するので、所
定の乾燥時間内に乾燥検知が行われているかどうか特別
な検査器具なしで調べることができ、未乾燥異常などの
異常原因を容易に調査できる。
【0033】また、本発明の請求項3記載の発明は、請
求項1記載の発明に加え、操作設定手段により通常運転
とは異なる特別な操作設定により乾燥検知運転を実行
し、乾燥検知判定時の乾燥検知状態判別信号を表示する
ので、所定の乾燥検知が行われているかどうか特別な検
査器具なしで調べることができ、制御装置が正しく動作
しているかどうか、あるいは正常使用されているかどう
かの判定が可能となる。
【0034】さらに、本発明の請求項4記載の発明は、
請求項1記載の発明に加え、操作設定手段により通常運
転とは異なる特別な操作設定により乾燥検知運転を実行
し、乾燥検知判定時の乾燥検知判別基準値を表示するの
で、乾燥検知判別内容を知ることができ、制御装置が正
しく動作しているかどうか、あるいは判定基準が正しく
設定できているかどうかの判定が可能となる。
【0035】また、本発明の請求項5記載の発明は、衣
類を乾燥させる回転ドラムと、前記回転ドラム内へ温風
を送風させる送風手段と、前記回転ドラム内への送風経
路に設けた加熱手段と、前記回転ドラムと前記送風手段
を回転駆動するモータと、前記モータ、前記加熱手段を
制御する制御手段よりなり、前記制御手段は、マイクロ
コンピュータよりなる制御回路と、操作設定手段と、表
示手段と、前記回転ドラム内の衣類の乾燥状態を検知す
る乾燥検知手段と、記憶手段を備え、前記操作設定手段
により通常運転とは異なる特別な操作により乾燥検知判
定時における乾燥検知手段の検知判別信号を表示し、さ
らにこの判定し及びその検知判別信号を逐次前記記憶手
段に記憶することにより、過去の乾燥運転時における検
知運転の詳細を知ることができるので、異常使用や誤使
用などの詳細な使用状況を知ることができ、故障修理時
間の短縮あるいは使用者への使用方法の助言等が可能と
なる。
【0036】また、本発明の請求項6記載の発明は、請
求項5記載の発明に加えて、通常運転とは異なる特別な
操作設定により乾燥検知判定時における乾燥検知状態判
別信号と乾燥検知時間を表示することができるので、過
去の乾燥運転における運転状況を知ることができ、正常
に乾燥検知が行われたかどうか、あるいは、他の故障や
誤使用により乾燥検知が異常となっているのかどうか容
易に知ることができる。
【0037】さらに、本発明の請求項7記載の発明は、
請求項5記載の発明に加えて、通常運転とは異なる特別
な操作設定により乾燥検知運転コースと乾燥運転時間を
表示することができるので、運転コースが正しく設定さ
れていたかどうか、あるいは乾燥時間か正常かどうか知
ることができ、制御装置が正しく動作していたかどう
か、あるいは正しく使用されたかどうかの判定が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における衣類乾燥機の回路構
成図
【図2】本発明の一実施例における衣類乾燥機の構成図
【図3】本発明の一実施例における衣類乾燥機の操作表
示部の操作パネルを示す図
【図4】本発明の一実施例における乾燥運転時の検知方
法の説明図
【図5】本発明の一実施例における衣類乾燥機のフロー
チャート
【図6】本発明の一実施例における乾燥検知のフローチ
ャート
【図7】本発明のフローチャートの他の一部実施を示す
【符号の説明】
1 回転ドラム 2 送風手段 3 加熱手段(PTCヒータ) 4 フィルター 5 モータ 6 制御手段 60 制御回路 61 操作設定手段 62 表示手段 64 乾燥検知手段 65 スイッチング手段 66 記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗山 清 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回
    転ドラム内へ温風を送風させる送風手段と、前記回転ド
    ラム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラ
    ムと前記送風手段を回転駆動するモータと、前記モー
    タ、前記加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制
    御手段は、マイクロコンピュータよりなる制御回路と、
    操作設定手段と、表示手段と、前記回転ドラム内の衣類
    の乾燥状態を検知する乾燥検知手段を備え、前記操作設
    定手段により通常運転とは異なる特別な操作設定により
    乾燥検知運転を実行して前記乾燥検知手段の検知判定信
    号を表示する衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 操作設定手段により通常運転とは異なる
    特別な操作設定により乾燥検知運転を実行し、乾燥検知
    判定時の乾燥検知時間を表示する請求項1記載の衣類乾
    燥機。
  3. 【請求項3】 操作設定手段により通常運転とは異なる
    特別な操作設定により乾燥検知運転を実行し、乾燥検知
    判定時の乾燥検知状態判別信号を表示する請求項1記載
    の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 操作設定手段により通常運転とは異なる
    特別な操作設定により乾燥検知運転を実行し、乾燥検知
    判定時の乾燥検知判別基準値を表示する請求項1記載の
    衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】 衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回
    転ドラム内へ温風を送風させる送風手段と、前記回転ド
    ラム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラ
    ムと前記送風手段を回転駆動するモータと、前記モー
    タ、前記加熱手段を制御する制御手段よりなり、前記制
    御手段は、マイクロコンピュータよりなる制御回路と、
    操作設定手段と、表示手段と、前記回転ドラム内の衣類
    の乾燥状態を検知する乾燥検知手段と、記憶手段を備
    え、前記操作設定手段により通常運転とは異なる特別な
    操作により乾燥検知判定時における前記乾燥検知手段の
    検知判別信号を表示する衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】 通常運転とは異なる特別な操作設定によ
    り乾燥検知判定時における乾燥検知状態判別信号と乾燥
    検知時間を表示する請求項5記載の衣類乾燥機。
  7. 【請求項7】 通常運転とは異なる特別な操作設定によ
    り乾燥検知運転コースと乾燥運転時間を表示する請求項
    5記載の衣類乾燥機。
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